JPH0414936B2 - - Google Patents

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JPH0414936B2
JPH0414936B2 JP63162958A JP16295888A JPH0414936B2 JP H0414936 B2 JPH0414936 B2 JP H0414936B2 JP 63162958 A JP63162958 A JP 63162958A JP 16295888 A JP16295888 A JP 16295888A JP H0414936 B2 JPH0414936 B2 JP H0414936B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oyster
oysters
rice crackers
rice
flavor
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63162958A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH029345A (ja
Inventor
Kozo Higaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ZENCHIN KK
Original Assignee
ZENCHIN KK
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Filing date
Publication date
Application filed by ZENCHIN KK filed Critical ZENCHIN KK
Priority to JP63162958A priority Critical patent/JPH029345A/ja
Publication of JPH029345A publication Critical patent/JPH029345A/ja
Publication of JPH0414936B2 publication Critical patent/JPH0414936B2/ja
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  • Confectionery (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は牡蠣と牡蠣殻の粉砕物を有効利用した
せんべいの製造法に関するものである。 詳しくは牡蠣と牡蠣殻の粉砕物をせんべいの原
料とし、これをせんべい生地に添加し、一定条件
下で共存又含有せしめ牡蠣の形状が視覚的に現れ
ていることを特徴とする製造方法である。 (従来の技術) 牡蠣は周知の如く海のミルクとも称され栄養的
にも優れ食されているがその形態は生牡蠣として
大部分消費され食生活を豊かにしている。 また牡蠣殻の大部分は特に用途的には乏しく収
穫期は産業廃棄物として投棄され大きな公害問題
となつており新しい用途開発の必要性が叫ばれて
いる現状である。 牡蠣が生身で食される以外の用途においては非
常に経日的に変化が著しく且つ輸入物も含め国内
においては過剰気味となつている為、利用拡大が
極めて困難な現状となつている。 特に焼きせんべい等に牡蠣風味を利用しようと
する場合は牡蠣を濃縮エキス化しこれを利用する
ことが行われていたが、濃縮エキス化に際して塩
分濃度も高くなり著しく牡蠣本来の有する風味と
異なつたものとなり且つ色調的にも茶褐色から黒
褐色となつてせんべいの色調が悪く味質色調的に
も嗜好性を著しく低下させ決して満足されるもの
ではない。 特に焼きせんべいにおいて原料素材として主に
利用される周知の小麦粉、澱粉などはそれ自体香
味がないため牡蠣エキスの風味を改善し得ること
はなく又せんべいの消費において、製造から消費
までの流通時間が長い食品にとつては更に経日変
化により酸敗をはじめ澱粉の老化等品質劣化の欠
点が助長されるものである。 この様にこれまで種々その有効利用が試みられ
たが今だ満足し得る提案がなく、せんべいの製造
工程における高温加熱条件下また流通消費時間内
においても何等の問題も生じず風味及び色調等の
視覚的に優れた安価なせんべいを製造することは
誠に困難なものである。 〔発明の構成〕 (問題点を解決するための手段) そこで本発明者は牡蠣の優れた風味、栄養成分
等を損なうことなく且つ色調的、視覚的にも優
れ、酸敗、澱粉の老化等も合わせて抑制でき嗜好
性を高め得る牡蠣せんべい等の珍味食品の製造法
について鋭意研究を重ねた結果牡蠣と牡蠣殻の粉
砕物を使用し、これを一定条件下で共存又は含有
せしめることにより非常に優れたせんべいを製造
し得ることを見い出し本発明を完成したものであ
る。 即ち牡蠣がせんべい生地原料に対して絶乾算で
60〜85%(重量)であり牡蠣殻の粉砕物が絶乾算
で5〜30%(重量)となる様に添加するものであ
る。 (作用) 周知のせんべい原料、例えば、小麦粉及び澱粉
を単独もしくは共存させて生地に使用し、これに
一定量の牡蠣と牡蠣殻の粉砕物に水を添加し170
℃〜200℃に加熱した上下の金属板で加圧焼成し
てせんべいとする。 焼きあがつたせんべいは牡蠣と牡蠣殻の粉砕物
の共存により相互相乗作用によつて風味が損なわ
れることなく牡蠣の身姿が生地の白色に現れ特徴
のある視覚的にも牡蠣の身が強調されたせんべい
が得られるものである。 単に牡蠣及び牡蠣殻の粉砕物を単独または併用
しても一定条件下以外ではこれらのせんべいと本
発明せんべいを比較した場合、風味及び視覚的に
著しく差があるものである。 本発明で云う牡蠣とは牡蠣殻から取り出した身
の部分の生、冷凍ものもしくはこれらを、凍結乾
燥又は短時間に強制加熱乾燥し身の部分は著しく
損なわれておらず、且つ酸化変質していないもの
で焼きあげた時に牡蠣の身が含有されていること
が視覚的に理解し得る状態のものである。牡蠣殻
の粉砕物とは常法手段で殻を殺菌しこれを粉砕し
た衛生的な品質で且つ20〜50ミクロンの微粉末で
ある。 更に、これらの条件下で焼きあげられたせんべ
いに対し各種アミノ算、核酸等の調味付与効果を
有するものの添加物、酸化防止効果を有する添加
物、小麦胚芽、香辛料、着色料、甘味付与効果を
有する添加物、砂糖などの糖類で甘味付与を有す
るもの、低分子量又は高分子量でツヤテリ効果を
付与する物質、でんぷん系、ガム系、サイクロデ
キストリン等の風味を包接する効果のある物質、
食塩、しよう油、他のカルシウム又はカルシウム
含有物などを用いた液もしくは粉末を作成し、せ
んべいの表面に付着又は生地に混和させ更に嗜好
性に変化を与え向上させることは云うまでもない
し他の魚介類を併用しても本発明を妨げるもので
はない。 実施例 〔本発明品〕 澱粉40g、小麦粉20g、牡蠣殻の粉砕物50gに
水150mlを加え良く混和した後生牡蠣1Kgを浸漬
し牡蠣の表面に付着させたものを170〜200℃に加
熱した金属板に1粒づつ並べ厚さ約2mmとなる様
加熱焼成して焼きあがりの含有水分6%のせんべ
い200gを製造した。 〔対照商品A〕 澱粉70g、小麦粉40gに水110mlを加え良く混
和した後生地蠣1Kgを浸漬し以下本発明品の製法
と同様にして190gのせんべいを製造した。 〔対照品B〕 澱粉40g、小麦粉20g、牡蠣殻の粉砕物50g、
牡蠣エキス50gに対して水80mlを加え良く混和し
た後、牡蠣1粒大に成型したものを170〜200℃に
加熱した金属板に並べ以下本発明品と同様の製法
にて130gのせんべいを製造した。 〔対照品C〕 澱粉40g、小麦粉20g、牡蠣エキス100gに対
して水100mlを加え良く混和した後牡蠣1粒大に
成型したものを対照品B同様で焼きあげ130gの
せんべいを製造した。 本発明品と単に牡蠣の生身及び牡蠣エキスを使
用し牡蠣身等が一定になる様に作成された対照品
とを15名のパネルで風味、色調、視覚面について
官能評価を実施した結果は次の通りであつた。
【表】
【表】 実施例 上記実施例におけるそれぞれのせんべいの経
日変化を確認せんが為30℃の恒温器で60日間保存
テストを行いその結果について15名のパネルによ
り匂いにおける官能評価を実施した結果は次の通
りであつた。
〔発明の効果〕
本発明は牡蠣の特徴が損なわれることなく風
味、色調、視覚面において食生活を豊かにする優
れたものであり、栄養性、嗜好性の高いせんべい
が安価に提供出来ると同時に牡蠣の珍味食品とし
て牡蠣の生ものとして以外の利用分野が確保され
るため、牡蠣養殖関係者及び地域漁業の発展と牡
蠣殻公害問題の改善に寄与することを可能ならし
める等極めて有益なる効果を奏するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 牡蛎と牡蛎殻の粉砕物をせんべいの原料と
    し、これらを、せんべい生地に添加し牡蛎の身と
    共に焼きあげる牡蛎の珍味食品において、牡蛎が
    せんべい原料の全量に対して絶乾算で60〜80%
    (重量)であり、且つ牡蛎殻の粉砕物が絶乾算で
    5〜30%(重量)であることを特徴とする牡蛎の
    珍味食品の製造方法。
JP63162958A 1988-06-29 1988-06-29 牡蛎の珍味食品の製造方法 Granted JPH029345A (ja)

Priority Applications (1)

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JP63162958A JPH029345A (ja) 1988-06-29 1988-06-29 牡蛎の珍味食品の製造方法

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JP63162958A JPH029345A (ja) 1988-06-29 1988-06-29 牡蛎の珍味食品の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPH029345A JPH029345A (ja) 1990-01-12
JPH0414936B2 true JPH0414936B2 (ja) 1992-03-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104824107A (zh) * 2015-04-29 2015-08-12 丹东鸿洋食品有限公司 一种牡蛎海藻饼干及其制备方法

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FR2852789B1 (fr) * 2003-03-24 2006-08-11 Michel Payet Procede de fabrication d'un nouveau produit alimentaire comprenant une huitre
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JPH029345A (ja) 1990-01-12

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