JPH03142440A - 高感度、高画質で階調性の優れたハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

高感度、高画質で階調性の優れたハロゲン化銀写真感光材料

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JPH03142440A
JPH03142440A JP1281446A JP28144689A JPH03142440A JP H03142440 A JPH03142440 A JP H03142440A JP 1281446 A JP1281446 A JP 1281446A JP 28144689 A JP28144689 A JP 28144689A JP H03142440 A JPH03142440 A JP H03142440A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀写真感光材料に関し、更に詳しく
はインターイメージ効果と階調性に優れたハロゲン化銀
カラー写真感光材料と、それにふされしいハロゲン化銀
写真乳剤に関する。
〔発明の背景〕
近午、高感度であり、かつ高画質であるハロゲン化銀写
真感光材料に対する要望は益々強くなってきている。
このような要請に応えるべく、沃臭化銀を中心とした高
感度の写真乳剤の開発に多くの研究が行われてきた。特
にハロゲン化銀結晶の内部構造に関して様々な改良が試
みられた。
例えば特開昭60−138538号、同60−1433
31号、同61−14636号、同61−112142
号及び同62−20944号には、粒子内部に高沃化銀
含有率相を有し、低沃化銀含有率相を外側に持つ所謂コ
ア/シェル型の沃臭化銀乳剤が開示されている。
これらの乳剤技術は感光材料の高感度化・粒状性には寄
与するものの、カラーネガ感光材料に適用した場合、現
像スピードが速すぎるため現像抑制剤放出化合物(DI
R化合物)による現像抑制効果が、特にセンシトメトリ
ー曲線の脚部において得難く、所謂インターイメージ効
果が弱くなり、鮮鋭性や色再現性の改良効果が充分では
なかった。
又、同時に階調の直線性が得難いという欠点があった。
更に現像が著しく速い場合には現像主薬の酸化体が異種
感光性層に拡散して色濁りを生じたり、高感度層から低
感度層に拡散して却って粒状性を劣化させるという問題
もあった。
上記問題の解決に特開昭60−232544号では比抑
制能の大きいDIR化合物の添加が試みられたが、用い
られるDIR化合物が限られるため感光材料の設計上大
きな制約となる他、改良効果も不充分であった。
又、他の解決法として特開昭60−86659号には、
複数のシェル層を有する積層型のコア/シェル乳剤が開
示されているが、ここに示される乳剤は、逆に現像性が
遅すぎるためDIR化合物による減感が大きい、階調コ
ントロールが困難であるという欠点を有しでいた。
〔発明の目的〕
従って本発明の目的は、高感度でありながら鮮鋭性、色
再現性に優れ、かつ階調性も良好なハロゲン化銀カラー
写真感光材料を提供することであり、別の目的は上記目
的にふされしいハロゲン化銀写真乳剤を提供することで
ある。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、主として双晶粒子より成る沃臭化
銀乳剤を少なくとも1種監設してなるハロゲン化銀写真
感光材料であって、該沃臭化銀乳剤がCuKa線を線源
とした(420)X線回折シグナルの最高ピーク高さX
 O,13において、回折角度(2θ)の1.5度以上
に互ってシグナルが連続して存在する沃臭化銀乳剤であ
るハロゲン化銀写真感光材料によって達成された。
又、本発明の効果をより発揮する意味で特許請求項2〜
5は好ましい実施態様である。
以下、本発明をより詳細に説明する。
双晶とは一つの粒子内に一つ以上の双晶面を有するハロ
ゲン化銀結晶を意味するが、双晶の形態の分類はクライ
ンとモイザーによる轍叉r Photo−graphi
she Korrespondenz 99巻99頁、
同100巻、57頁に詳しく述べられている。双晶の二
つ以上の双晶面は互いに平行であっても平行でなくても
よい。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、主として2枚以上の平行
な双晶面を有するものであることが好ましく、より好ま
しくは偶数枚、特に好ましくは2枚の双晶面を有するも
のである。
本発明において、主として2枚以上の平行な双晶面を有
する双晶から戊るとは、2枚以上の平行な双晶面を有す
る双晶粒子数が大粒径粒子から数えたとき個数にして5
0%以上、好ましくは60%以上、特に好ましくは70
%以上である。
本発明に係る双晶は(111)面から戊るもの、(10
0)面から戊るもの、或は両者より成るもののいずれで
もよいが(1111面から成るものであることが好まし
い。
2枚以上の平行な双晶面を有する双晶粒子において、双
晶面と垂直な方向から粒子を投影したときと、円換算直
径と平行な双晶面と平行な二つの粒子表面の間隔(厚さ
)との比は1〜20であることが好ましく、より好まし
くは1.2〜8であり、特に好ましくは1.5〜5.0
である。
本発明において主として双晶より成るとは、粒子全体に
占める双晶粒子の比率が個数にして60%以上、好まし
くは80%以上、特に好ましくは95〜100%である
本発明における主として双晶より成る沃臭化銀乳剤は単
分散性であることが好ましい。
本発明において、単分散性ハロゲン化銀乳剤とは、平均
粒径dを中心に±20%の粒径範囲内に含まれるハロゲ
ン化銀重量が全ハロゲン化銀重量の70%以上であるも
のを言い、好ましくは80%以上、更に好ましくは90
%以上である。
ここに平均粒径dは、粒径d、を有する粒子の頻度n、
とd、3との積n 、X d 1’が最大になるときの
粒径d、と定義する。(有効数字3桁、最小桁数字は4
捨5人する) ここで言う粒径とは、粒子の投影像を同面積の円像に換
算したときの直径である。
粒径は、例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍〜5万倍に
拡大して撮影し、そのプリント上の粒子直径又は投影時
の面積を実測することによって得ることができる。(測
定粒子個数は無差別に1000個以上あることとする。
) 本発明の特に好ましい高度の単分散乳剤はによって定義
した分布の広さが20%以下のものであり、更に好まし
くは15%以下のものである。
ここに粒径測定方法は前述の測定方法に従うものとし、
平均粒径は単純平均とする。
ハロゲン化銀の結晶の構造を調べる方法としてX線回折
法が知られている。
X線の線源として色々な特性X線を用いることができる
。中でもCuをターゲットとしたCuKa線は最も広く
用いられているものである。
沃臭化銀は岩塩構造を有し、CuKa線での(420)
回折線は2θ71〜74度に観測される。シグナル強度
が比較的強く高角度であるため、分解能も良く結晶構造
を調べる上で最適である。
写真乳剤のX線回折の測定に当っては、ゼラチンを除去
し、シリコンなどの標準試料を混ぜ、粉末法によって測
定することが必要である。
測定方法に関しては、基礎分析化学講座24「X線分析
」 (県立出版)などを参考に行なうことができる。
本発明に係る主として双晶より成る沃臭化銀乳剤は、C
uKa線を線源とした(420) X線回折シグナルの
最高ピーク高さX O,13において、回折角度の1.
5度以上に亘ってシグナルが連続して存在することを特
徴とするものである。より好ましくは、シグナルの最高
ピーク高さX O,15において、回折角度の1.5度
以上に亘ってシグナルが連続して存在するものである。
更にシグナルの存在する回折角度が1.8度以上に亘る
ことか好ましく、特に2.0度以上に亘って存在するこ
とが好ましい。
シグナルが存在するとは、最高ピーク高さ×0.13す
るいはx O,15において、その高さ以上のシグナル
強度であることを言う。
前記回折シグナルにおいては、ピークが唯一つであるこ
とが好ましい。
一方、本発明に係る主として双晶より成る沃臭化銀のも
う一つの様態は、CuKa線を線源とした(420) 
X線回折シグナルが少なくとも三つのピークを有するも
のである。特に好ましくは三つのピークを有するもので
ある。
この様態においては、最高ピーク高さX O,13にお
いてシグナルは連続して存在してもよいし、しなくても
よいが、連続して存在することが好ましい。又、最高ピ
ーク高さX O,13において、回折角度1.5度以上
に亘ってシグナルが存在することが好ましく、より好ま
しくは1.8度以上、特に好ましくは、2,0度以上に
亘って存在することである。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、平均の沃化銀含有率が6
〜30モル%であることが好ましく、更には好ましくは
7〜20モル%、特に好ましくは8〜15モル%である
又、本発明の効果を損なわない範囲で塩化銀を含有して
よい。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、沃化銀を粒子内に局在さ
せることによって得ることができる。好ましい態様とし
ては、粒子を投影面積が最大となる方向から見たとき最
も中心から遠い位置に当たる最外殻から粒子中心に向っ
て中間殻、内部核と呼ぶ異なる沃化銀含有率の沃臭化銀
を積層構造として沈積させたものである。
内部核の沃化銀含有率は18〜45モル%であることが
好ましい。特に好ましくは25〜40モル%である。中
間殻の沃化銀含有率は10〜22モル%が好ましく、特
に好ましくは12〜20モル%である。最外殻の沃化銀
含有率は6モル%以下であることが好ましく、特に好ま
しくは0〜4モル%の沃臭化銀である。
最外殻と中間殻、中間殻と内部核の間の沃化銀含有率は
、それぞれ6モル%以上の差があることが好ましく、特
に好ましくは、それぞれ10モル%以上の差があること
である。
上記態様において、内部核の中心部、内部殻と中間殻の
間、中間殻と最外殻との間に更に別のハロゲン化銀相が
存在してもよい。
又、最外殻の体積は粒子全体の4〜70モル%が良く、
10〜50モル%が更に好ましい。高法度殻の体積は、
粒子全体の10〜80%とするのが望ましく、20〜5
0%、更には20〜45%が望ましい。中間殻の体積は
、粒子全体の5〜60%、更には20〜55%がよい。
これらの殻は、均一組成の単一般であってもよいし、均
一組成の複数殻から成る、ステップ状に組成の変化する
殻群であってもよいし、あるいは任意殻の中において連
続的に組成の変化するような連続膜であってもよいし、
これらの組合せでもよい。
内部殻、中間殻及び最外殻のそれぞれの相は、均一の組
成からなる沃臭化銀であってもよく、均一でなくてもよ
い。
回折ピーク高さX O,13においてシグナルが0.1
5度以上存在し、かつピークが唯一つである沃臭化銀乳
剤の場合は、各々の相が均一でない方がよい。
回折ピークが三つ以上存在する沃臭化銀乳剤の場合には
、それぞれの相が均一であることが好ましい。
本発明の別の態様として、粒子内に局在した沃化銀が実
質的に均一な相を形成するのでなく、沃化銀含有率が粒
子中心から外側部に向って連続的に変化する態様が挙げ
られる。この場合、沃化銀の含有率は粒子内の沃化銀含
有率が最大であるポイントから粒子外側部に向けて単調
に減少するものであることが好ましい。
沃化銀含有率が最大であるポイントにおける沃化銀含有
率は、15〜45モル%が好ましく、より好ましくは2
5〜40モル%である。
又、粒子表面部の沃化銀含有率は6モル%以下であるこ
とが好ましく、特に好ましくは0〜4モル%の沃臭化銀
である。
本発明の更に別の態様としては、ハロゲン化銀粒子を投
影面積が最大となる方向から見たとき最も中心から遠い
位置に当たる最外殻と内部殻から成る場合である。この
際、内部核の沃化銀含有率は13〜20モル%であるこ
とが好ましい。又、内部核の全体に占める体積は、30
〜60%であることが好ましい。
最外殻の沃化銀含有率は6モル%以下であることが好ま
しく、特に好ましくは0〜4モル%の沃臭化銀である。
内部核の中に更に別の組成のハロゲン化銀組成の相を持
つことができる。
本発明のハロゲン化銀乳剤を得る方法としては、単分散
性の種結晶上に高沃化銀含有相を析出させる方法が好ま
しく用いられる。特に好ましくは特開昭61−6643
号に記載の単分散性球型双晶種乳剤を肥大させる成育工
程を設ける方法が挙げられる。
具体的には、水溶性銀塩溶液と水溶性ハロゲン化物溶液
を保護コロイドの存在下に供給して行うハロゲン化銀写
真乳剤の製造方法において、(イ)沃化銀含有率0〜5
モル%のハロゲン化銀沈澱生成の初期から1/2以上の
期間、母液のpBrを2.0〜−0.7に保つ核粒子生
成工程を設け、(ロ)該核粒子生成工程に続いて、母液
にハロゲン化銀溶剤をハロゲン化銀1モル当たりto−
’〜2.0モル含有し実質的に単分散性球形双晶である
ハロゲン化銀種粒子を形成する種粒子形成工程を設け、 (ハ)次いで、水溶性銀塩溶液と水溶性ハロゲン化物溶
液及び/又はハロゲン化銀微粒子を加えて種粒子を肥大
させる成育工程を設ける方法が好ましく用いられる。
ここに母液とは、完成した写真乳剤に到るまでのハロゲ
ン化銀乳剤の調合の場に供される液(ハロゲン化銀乳剤
も含有される)である。
前記核粒子生成工程において形成されるハロゲン化銀粒
子は、0〜5モル%の沃化銀を含有する沃臭化銀から成
る双晶粒子である。
双晶とは一つの粒子内に一つ以上の双晶面を有するハロ
ゲン化銀結晶を意味するが、双晶の形態の分類はクライ
ンとモイザーによる轍叉「Photo−graphis
he Korrespondenz 99巻99頁、同
100巻、57頁に詳しく述べられている。双晶の二つ
以上の双晶面は互いに平行であっても平行でなくてもよ
い。
又、結晶の外壁は(111)面から成るもの、(100
1面から戊るもの、あるいは両方の面から戊るものであ
ってもよい。
本発明において、双晶核粒子は核粒子生成工程の初期の
1/2以上の期間に亘り保護コロイド水溶液中の臭素イ
オン濃度を0.01〜5モル/Q即ちpBr=2.0〜
−0.7に保ち、好ましくは0.03〜5モル/2(p
B r−1,5−−0,7)に保ち、水溶性銀塩又ハ水
溶性銀塩と水溶性ハロゲン化物を添加することにより得
ることができる。
本発明における核粒子生成工程とは、保護コロイド液中
に水溶性銀塩が添加開始された時点から、新しい結晶核
が実質的に発生しなくなるまでの期間だけでなく、その
後に粒子の成長期間を含んでもよく、種粒子形成工程以
前の工程と定義される。
本発明において、核粒子のサイズ分布に制限はなく単分
散でも多分散でもよい。ここで言う多分散とは、粒子の
変動係数(前述の分布の広さと同義)が25%以上のも
のを言う。本発明の核粒子としては、少なくとも核粒子
全体数に対して50%以上の双晶粒子を含むことが好ま
しく、70%以上含むことがより好ましく、90%であ
ることが最も好ましい。
次に、核粒子生成工程で得られた核粒子をハロゲン化銀
溶剤の存在下に熟成し、単分散性の球形粒子から戊る種
粒子を得る種粒子形成工程について説明する。
ハロゲン化銀溶剤存在下での熟成(以下、単に熟成と称
す)は、大粒子と小粒子が共存する際、小粒子が溶解し
て大粒子が戒長し、一般には粒子サイズ分布が広くなる
と考えられているオストワルド熟戊とは異なると思われ
る。前記核粒子生成工程で得られた核粒子からの種粒子
の熟成条件としては、0〜5モル%の沃化銀含有率のハ
ロゲン化銀を用いて双晶核粒子を生成させる前記核粒子
生成工程を経た乳剤母液を、10−’〜2.0モル/銀
モルのハロゲン化銀溶剤の存在下に熟成を進めることに
よって実質的に単分散性球形種粒子が得られる。実質的
に単分散性とは、前に定義した分布の広さが25%未満
であることを言う。
又、実質的に球形粒子とは、電子顕微鏡写真でハロゲン
化銀粒子を観察した場合に、(111)面あるいは(1
00)面等の面が明らかに判別できない程度に丸みを帯
びており、かつ粒子内の重心附近の1点に互いに直交す
る3次元軸を設定した場合、粒子平面像の縦、横及び高
さ方向の最大粒子り 径りと最小粒子径Qとの比C−−が1.0〜2.0、好
ましくは1.0〜1.5にある粒子を言う。
又、本発明において該球形粒子が全種粒子数の60%以
上、好ましくは80%以上、更に好ましくは、その殆ど
を占めていることが好ましい。
本発明の種粒子形成工程で用いられるハロゲン化銀溶剤
としては、(a)米国特許3,271.157号、同3
,531.289号、同3,574.623号、特開昭
54−1019号、同54−158917号及び特公昭
58−30571号に記載された有機チオエーテル類、
(b)特開昭53−82408号、同55−29829
号及び同55−77737号等に記載されたチオ尿素誘
導体、(c)特開昭53−144319号に記載された
、酸素又は硫黄原子と窒素原子で挟まれたチオカルボニ
ル基を有するAgX溶剤、(d)特開昭54−1007
17号に記載されたイミダゾール類、(e)亜硫酸塩、
(f)チオシアナート類、(g)アンモニア、(h)特
開昭57−196228号に記載されたヒドロキシアル
キルで置換したエチレンジアミン類、(i)特開昭57
−202531号に記載された置換メルカプトテトラゾ
ール類、(j)水溶性臭化物、(k)特開昭58−54
333号に記載されたベンゾイミダゾール誘導体等が挙
げられる。
次に、これら(a)〜(k)のハロゲン化銀溶剤の具体
例を挙げる。
HOCHzCH2SCHgCHzSCHzCI(zOH
CH,NHCOCHICHffiCOOHCHzSCI
’bCH*5CzHs CHzNHCOCJy CHz SCH! CHz SCI’l z C)I 
z C00H(e) K2So、、 Ka2SO3 ( 【 ) NH,SCN、 KSCN (g) NH。
(h) (HOCHzCHz)2NCHzCHzN(CH2GH
zOH) !(C2Ha ) 、NCR,CI(2N(
C1(ICH20H) 2(j) NaBr、 NO,Br、 KBr これらの溶剤は2種以上組み合わせて用いることができ
る。好ましい溶剤としては、チオエーテル類、チオシア
ナート類、チオ尿素類、アンモニア、臭化物が挙げられ
、特に好ましくはアンモニアと臭化物の組合せが挙げら
れる。
これらの溶剤は、ハロゲン化銀1モル当たり10−’〜
2モルの範囲で用いられる。
又、phとしては3〜13、温度としては30〜70℃
が好ましく、特に好ましくはpH6〜12、温度35〜
50℃の範囲である。
本発明の好ましい実施態様の1例を示せば、pu 10
.8〜11.2、温度35〜45℃でアンモニア0.4
〜1.0モル/Qと臭化カリウム0.03〜0.5モル
/aを組み合わせて用い、30秒〜lO分間熟成するこ
とにより好適な種粒子を含む乳剤が得られた。
本発明の種粒子形成工程の期間中に熟成を調整する目的
で水溶性銀塩を加えても差し支えない。
ハロゲン化銀種粒子を肥大させる種粒子成育工程は、ハ
ロゲン化銀の沈殿中、オストワルド熟成中のpAg、 
pH,温度、ハロゲン化銀溶剤の濃度及びハロゲン化銀
組成、銀塩及びハロゲン化物溶液の添加速度をコントロ
ールすることにより達成される。
本発明で得られた種粒子を肥大させる条件としては、特
開昭51−39027号、同55−142329号、同
58−113928号、同54−48521号及び同5
8〜49938号にも見られるように、水溶性銀塩溶液
と水溶性ハライド溶液をダブルジェット法によって添加
し、添加速度を粒子の肥大に応じて新核形成が起こらず
、オストワルド熟成が起こらない範囲で徐々に変化させ
る方法が挙げられる。種粒子を肥大させる別の条件とし
て、日本写真学会昭和58午年次大会要旨集88頁に見
られるように、ハロゲン化銀微粒子を加え溶解、再結晶
することにより肥大させる方法も用い得るが前者の方法
が好ましい。
本発明に係るハロゲン化銀乳剤の製造に当たってハロゲ
ン化銀粒子の成長条件としては、pAg5〜11、温度
40〜85°C,pH1,5〜5.8が好ましい。
pHとしては1.8〜3.0が特に好ましい。I)Ag
としては6.0〜9.5が特に好ましく、温度は60〜
80°Cが特に好ましい。
成長に当たっては硝酸銀水溶液とハロゲン化物水溶液を
ダブルジェット法により添加することが好ましい。又、
法度は沃化銀として系内に供給することもできる。添加
速度は、新しい核が発生しないような速度で、かつオス
トワルド熟成によるサイズ分布の広がりがない速度、即
ち新しい核が発生する速度の30〜100%の範囲で添
加することが好ましい。
本発明に係るハロゲン化銀乳剤の中心部の高沃化銀含有
率相の成長時に用いる硝酸銀水溶液の濃度はIN以下が
好ましく、特に0.3〜0.8Nが好ましい。
本発明のハロゲン化銀乳剤の製造に当たっては、製造時
の撹拌条件が極めて重要である。撹拌装置としては特開
昭62−160128号に示される、添加液ノズルを撹
拌機の母液吸入口に近く液中に設置した装置が特に好ま
しく用いられる。又、この際、撹拌回転数は400〜1
20Orpmにすることが好ましい。
本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤は、常法に
より化学増感することができ、増感色素を用いて、所望
の波長域に光学的に増感できる。
ハロゲン化銀乳剤には、かぶり防止剤、安定剤等を加え
ることができる。該乳剤のバインダとしては、ゼラチン
を用いるのが有利である。
乳剤層、その他の親水性コロイド層は、硬膜することが
でき、又、可塑剤、水不溶性又は難溶性合成ポリマの分
散物(ラテックス)を含有させることができる。
本発明はカラーネガフィルム、カラーリバーサルフィル
ム等のカラー感光材料に好ましく用いられる。
カラー写真用感光材料の乳剤層には、カプラーが用いら
れる。
更に補正の効果を有しているカラードカプラー競合カプ
ラー及び現像主薬の酸化体とのカップリングによって現
像促進剤、漂白促進剤、現像剤、ハロゲン化銀溶剤、調
色剤、硬膜剤、カプリ剤、カブリ防止剤、化学増感剤、
分光増感剤及び減感剤のような写真的に有用な7ラグメ
ントを放出する化合物を用いることができる。
感光材料には、フィルタ層、ハレーション防止層、イラ
ジェーション防止層等の補助層を設けることができる。
これらの層中及び/又は乳剤層中には現像処理中に感光
材料から流出するかもしくは漂白される染料が含有させ
られてもよい。
感光材料には、ホルマリンスカベンジャ−蛍光増白剤、
マット剤、滑剤、画像安定剤、界面活性剤、色かぶり防
止剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白促進剤を添加でき
る。
支持体としては、ポリエチレン等をラミネートした紙、
ホリエチレンテレフタレートフイルム、バライタ紙、三
酢酸セルロース等を用いることができる。
本発明の感光材料を用いて色素画像を得るには露光後、
通常知られているカラー写真処理を行うことができる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明の詳細な説明する。
実施例1 (球型種乳剤の調製) 特開昭61−6643号の方法によって、単分散性の球
型種乳剤を調製した。
Dl アンモニア水(28%)        705
 mQ40’Oで激しく撹拌したA1液に、B1液とC
5液をダブルジェット法により30秒で添加し、核の生
皮を行った。この時のpBrは1.09〜1.15であ
った。
1分30秒後CI液を20秒で添加し5分間の熟成を行
った。熟成時のKBr濃度は0.071モル/Q、アン
モニア濃度は0.63モル/Qであった。
その後pHを6.0に合わせ、直ちに脱塩、水洗を行っ
た。この種乳剤を電子顕微鏡観察したところ、平均粒径
0.36μm1分布の広さ18%の単分散性球型乳剤で
あった。
実施例2 (本発明の乳剤の調製) 以下に示す方法によって、平均沃化銀含有率7.9%の
本発明乳剤を調製した。
特開昭62 160128号の装置を用い、 混合用撹拌 ベラの下部への供給ノズルをB2液、 C2液各々6 本となるようセットした。
75℃、11000rpで高速撹拌したA、液に、B2
−を液、C8−1液を開始時12.21+a(2/wi
n、最終時26.03m(2/winとなるようダブル
ジェット法にて徐々に流速を上げながら120分17秒
かけて添加し、その後26.03a+d/winで33
分11秒添加を続けた。この間pAg8.0、pH2,
0(硝酸でコントロール)に保った。
引き統さ、この撹拌された溶液に82−1液とC8−2
液をダブルジェット法にて22分26秒で添加した。B
2−8液及びC2−!液の初期添加速度は38.5m(
2/win、最終速度は44.0m(2/win、添加
中のpA、は8.0、pHは2.0に保った。
添加終了後pHを6.0に合わせ、常法により脱塩を行
った〇 混合終了後の粒子を電子顕微鏡観察したところ、100
%双晶粒子から成り、2枚以上の平行な双晶面を持つ双
晶比率85%、分布の広さ13%の単分散性の粒子から
成るものであった。又、この乳剤のX線(CuKa線)
による(420)回折像を撮った最高ピークの高さX 
O,13におけるシグナルの幅はl、60度、X O,
15におけるシグナルの幅は1.50度であった。
この乳剤の偶数枚の双晶面を持っ双晶粒子の平均の粒子
直径/粒子厚みの比の平均値は2.8であっlこ 。
この乳剤をEm−1と呼ぶ。
実施例3 (本発明の乳剤の調製) 以下に示す方法によって、平均沃化銀含有率8.0モル
%の本発明の乳剤を調製した。
実施例2と同一の装置を用いて調製を行った。
75°Cs 11000rpで高速撹拌したA、液に、
B、−1液とC3−3液をダブルジェット法にて添加し
た。
この時の初期の流速は24.2mQ/+in、最終の流
速は50.8aQ/+oin、添加時間は55分9秒で
あった。添加中pAgは8.0に保った。pHは硝酸で
2.0に保った。
次に、この溶液にB、−8液とC1−□液をダブルジェ
ット法で添加した。初期の添加速度は7.98a+72
/+*in。
最終の添加速度は10.62mQ/lll1n、添加時
間は35分3秒であった。添加中のpAgは8.0、p
Hは2.01:保った。
引き続きこの溶液にB、−2液とC1−3液をダブルジ
ェット法で添加した。初期の添加速度は39.09@1
27w1n、最終の添加速度は69.1mff/win
、添加時間は24分19秒であった。添加時のp、Ag
は8.0. りHは2.0に保った。添加終了後pHを
6.0に合わせ、常法により脱塩・水洗を行った。
混合終了後の粒子を電子顕微鏡観察したところ、100
%双晶粒子から戒り、2枚以上の平行な双晶面を持つ双
晶比率82%、分布の広さ14%の単分散性の粒子から
成るものであった。
この乳剤の2枚以上の平行な双晶面を持っ双晶粒子の平
均の粒子直径/粒子厚みの比の平均値は1.9であった
この乳剤のX線(CuKa線)による(420)回折像
をとったところ、最高ピークの高さX O,13におけ
るシグナルの幅は2.15度、X O,15におけるシ
グナルの幅は2.05度であった。
この乳剤をEm−2と呼ぶ。
実施例4 (本発明の乳剤の調製) 実施例2及び3と同様に実施例1の種乳剤を用い、平均
沃化銀含有率10.1%の本発明の乳剤E+s−3を調
製した。
この乳剤は100%が双晶粒子から戊り、2枚以上の平
行な双晶面を持つ双晶比率78%、分布の広さ14%の
単分散性の粒子から成るものであった。
又、この乳剤のX線((:uKa線)による(420)
回折像をとったところ、三つのピークを有するものであ
った。最高ピークの高さX 0.13におけるシグナル
の幅は2.38度、同じ<×0.15におけるシグナル
の幅は2.28度であった。
本発明の乳剤Em−1=Em−3の処方上の種、内部殻
、中間殻及び最外殻の体積比率並びに、それぞれの相の
沃化銀含有率を表−1に示した。
表−1 比較例 本発明の実施例2及び3に示した調製方法と同様にして
、比較乳剤Em−A及びE+a−Bを調製しtこ 。
Em−A及びEm−Bの処方上の種、内部殻、最外殻の
体積比率、それぞれの相の沃化銀含有率は本発明の乳剤
と対比させて表−1に示した。
Em−AlEm−Bは共に略100%双晶乳剤から戊り
、いずれも分布の広さ13%の単分散性の良い乳剤であ
った。
これらの比較乳剤の(420) X線回折像を解析した
ところ以下のようなことが分かった。
Em−A: 二つのピークから成る。
最高のピーク高さxO,13における回折線の幅1.0
0度。
最高ピーク高さX O,15における回折線の幅0.9
3度であっった。
Em−B: 二つのピークから戊る。
最高ピーク高さX O,13におけるシグナルの幅1.
73度。
最高ピーク高さX O,15におけるシグナルの輻1.
13度。
いずれの場合もシグナルは連続して1.50度以上は存
在していない。
実施例5 実施例2〜4で得られた本発明の乳剤Em−1〜E+*
−3及び比較例の乳剤Em−A及びEm−Bに対し、そ
れぞれチオ硫酸ナトリウム、塩化金酸及びチオシアン酸
アンモニウムを用いて化学増感を施し、増感色素S−1
−S−7及び安定剤5tab−1,カブリ防止剤AF−
1を適宜加えて、本発明に係る乳剤を含有した多層カラ
ー感光材料l〜5を作成した。
以下の実施例において、ハロゲン化銀写真感光材料中の
添加量は特に記載のない限り1IIIz当たりのg数を
示す。又、ハロゲン化銀とコロイド層は銀に換算して示
し、増感色素は銀1モル当たりのモル数で示した。
トリアセチルセルロースフィルム支持体上に、下記に示
すような組成の各層を順次支持体側から形成して、比較
用試料lを作製した。
第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 銀塗布量  ・・・0.2ゼラチン 
          ・・・0.4紫外線吸収剤 (u
v−1)   ・・・0.3高沸点有機溶媒(OiQ−
1)   ・・・0.3中間層 ゼラチン           ・・・1.0第1赤感
性乳剤層 沃臭化銀乳剤 (Agl 7モル%、8面体、 0−377m) −=
0.6ゼラチン          ・・・1.2第3
層: !@2層: 第4層: 増感色素(S−1) 増感色素(S−2) 増感色素(S −3”) カプラー(C−1) カプラー(C−3) カラードカプラー(CG−1) DIRカプラー(D−2) 高沸点有機溶媒(OlQ−1) ′M2赤感性乳剤層 沃臭化銀乳剤 (Agl 8モル%、8面体。
ゼラチン 増感色素(S−1) 増感色素(3−2) 増感色素(S −3) カプラー(C−1) カプラー(C−3) カラードカプラー(CC−1) DIRカプラー(D−2) 高沸点有機溶媒(OiQ−1) 0.7μm)・・・1.0 ・・・1.3 ・・・3X 10−’ ・・・2X to−’ ・・・2X 10−’ ・・・0.10 ・・・0.30 ・・・0.03 ・・・0.07 ・・・0.50 ・・・8XIO−″ ・・・5X 10−’ ・・・3X 10−’ ・・・0.lO ・・・0.25 ・・・0.04 ・・・0.05 ・・・0.45 第5層: 第6層: 第7層: 第3赤感性乳剤層 沃臭化銀乳剤(Em−A) ゼラチン 増感色素(S−1) 増感色素(S−2) 増感色素(S−3) カプラー(C−1) カプラー(C−2’) カラードカプラー(CG−1) DIRカプラー(D−2) 高沸点有機溶媒(OlQ−1) 中間層 ゼラチン 添加剤(SC−1) 添加剤(SC−2) 高沸点有機溶媒(OiQ−2) 第1緑感性乳剤層 沃臭化銀乳剤 (Agl 7モル%、8面体。
ゼラチン 0.3μm) ・・・1.6 ・・・1.6 ・・・lXl0−’ ・・・lXl0−’ ・・・lXl0−’ ・・・0.20 ・・・0.lO ・・・0.02 ・・・0.05 ・・・0.40 ・・・0.80 ・・・0.03 ・・・0.02 ・・・0.05 ・・・0.4 ・・・0.8 第8層: 増感色素(S −4) 増感色素(S−5) 増感色素(S −6) カプラー(M−1) カプラー(M−3) カラードカプラー(CM−1) DIRカブt−(D−1) 高沸点有機溶媒(Oiff  2) 第2緑感性乳剤層 沃臭化銀乳剤 (Agl 8モル%、8面体。
ゼラチン 増感色素(s −4) 増感色素(s −5) 増感色素(S−6) カプラー(M−1) カプラー(M−3) カラードカプラー(CM−1) DIRカプラー(D−1) 高沸点有機溶媒(Oiff  2) 0.7μm)  ・・・0.8 ・・・1.1 ・・・3X 10−’ ・・・5X 10−’ ・・・5X 10−’ ・・・0.05 ・・・0.20 ・・・0.03 ・・・0.05 ・・・0.30 ・・−6X 10−6 ・・・lXl0−’ ・・・IX 10−’ ・・・0.05 ・・・0.25 ・・・0.04 ・・・0.06 ・・・0.40 第3緑感性乳剤層 沃臭化銀乳剤(Em−A) ゼラチン 増感色素(S−4) 増感色素(S −5) 増感色素(S−6) カプラー(M−2) カプラー(M−3) カラードカプラー(CM−1) DIRカプラーCD−1) 高沸点有機溶媒(OiQ 2) イエローフィルター層 黄色コロイド銀 ゼラチン 添加剤(SC−1) 添加剤(SC−2) 高沸点有機溶媒(OiQ−2) 第11層:第1青感性乳剤層 沃臭化銀乳剤 (八gl 7モル%、8面体。
0.7μm) 第1O層: 第9層: ・・・1.2 ・・・1.1 ・・・2X 10−’ ・・・5X 10−’ ・・・5X 10−’ ・・・0.05 ・・・0.lO ・・・0.02 ・・・0.02 ・・・0.30 ・・・0.05 ・・・1.0 ・・・0.03 ・・・0.02 ・・・0.05 ・・・0.20 ゼラチン 増感色素(S −7) カプラー(Y−1) DIRカプラー(D−2) 高沸点有機溶媒(Oi12−2) 第2青感性乳剤層 沃臭化銀乳剤 (八g+ 8モル%、8面体。
ゼラチン 増感色素(S −7) カプラー(Y−1) DIRカプラー(D−2) 高沸点有機溶媒(Oiα−2) 第13層:第3青感性乳剤層 沃臭化銀乳剤(EIl−A) ゼラチン 増感色素(S −7) カプラー(Y−1) DIRカプラー(D −2) 高沸点有機溶媒(Oi12−2) 0.7p +n)−0,50 ・・・0.50 ・・・5X 10−’ ・・・0.60 ・・・0.08 ・−・0.25 第12層: ・・・1.30 ・・・IX 10−” ・・・0.80 ・・・0.10 ・・・0.28 ・・・0.70 ・・・0,70 ・・・2X 10−’ ・・・0.20 ・・・0.Ol ・・・0.07 第14層:第1保護層 沃臭化銀 (Agl 1モル%、 0.08μm)     ・・
・0.3ゼラチン           ・・・1.0
紫外線吸収剤(UV−1)    ・・・0.1紫外線
吸収剤(UV−2)    ・・・0.1ホルマリンス
カベンジャ−(HS−1) 0.5ホルマリンスカベン
ジャ−(HS−2) 0.2高沸点有機溶媒(OiQ−
1)   ・・・0.1高沸点有機溶媒(OiQ−3)
   ・・・0.1第15層二第2保護層 ゼラチン           ・・・0.7アルカリ
可溶性マツト化剤 (平均粒径2μm)        ・・・0.12ポ
リメチルメタクリレート (平均粒径3μm)       ・・・0.02スベ
リ剤(WAX−1)      ・・・0.04帯電調
節剤(S u −1)      −0,004尚各層
には上記組成物の他に塗布助剤5u−2、分散助剤5u
−2,Su3、硬膜剤H−1及びH−2、安定剤5ta
b−1,カブリ防止剤AF−LAF−2、防腐剤DI−
1を添加した。
比較試料lの第5層、第9層、第13層のノ\ロゲン化
銀乳剤を表−2に示すように変えた以外1よ試料1と同
様にして、比較試料2及び本発明に係る試料3〜5を作
製した。
試料内容を表−2に示す。
 − mt −2 0■ −3 −1 3 a M−1 Q C−1 − 0■ C,H。
S−1 S−2 CHzCOOCaH+r AX ! ■ 試料1〜5の5組に対し各々白色光、青色光、緑色光、
赤色光を光源としたウェッジ露光を与えた後、下記現像
処理を行った。
処理工程(38°C) 発色現像         3分15秒漂    白 
               6分30秒水    
洗                3分15秒定  
  着                6分30秒安
定化      1分30秒 乾    燥 各処理工程において使用した処理液組成を下記に示す。
発色現像液 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−ヒドロ
キシエチルアニリン・硫酸塩4.75g無水亜硫酸ナト
リウム        4.25gヒドロキシルアミン
・l/2硫酸塩    2.0g無水炭酸カリウム  
        37.5g臭化ナトリウム     
      1.3gニトリロ三酢酸・3ナトリウム塩
(l水塩)2.5g水酸化カリウム 1.0g 水を加えて112とする( pH= 10.1)漂白液 エチレンジアミン四酢酸鉄(III) アンモニウム塩           100.0gエ
チレンジアミン四酢酸2 アンモニウム塩          10.0g臭化ア
ンモニウム         150.0g氷酢酸  
            10.0g水を加えてlQと
し、アンモニア水を用いてpf(−6,0に調整する。
定着液 チオ硫酸アンモニウム        175.0g無
水亜硫酸アンモニウム       8.5gメタ亜硫
酸ナトリウム         2.3g水を加えて1
12とし、酢酸を用いてpH−6,0に調整する。
安定液 ホルマリン(37%水溶液)        1.5m
(1コニダツクス(コニカ株式会社製)    7.5
tQ水を加えてIQとする。
処理済み試料は、センシトメトリー曲線の脚部における
インターイメージ効果を評価するため、濃度としてカブ
リ→−0,2から+0.6の範囲の階調の光源による変
化の程度を比として表した。
階調の変化は青、緑、赤光源で露光し、それぞれ青、緑
、赤色光で濃度判定した時のガンマγ6、γ6.γ3の
、白色露光で露光し青、緑、赤色光で濃度測定したとき
得られるガンマγ1ion  γ。。
γRNに対する比γ8/γ、1 γ0/γo1 γ、/
γRNとして比較した。この比が大きいほどインターイ
メージ効果が大きいことを示す。
又、階調の直線性は、青、緑、赤光源で露光し、それぞ
れ青、緑、赤色光で濃度測定した時のセンシトメトリー
曲線における脚部(濃度カブリ+0゜2〜+0.6の領
域)のガンマの、ハーフトーン部(濃度+0.6〜+1
.0の領域)のガンマγ814.γ68゜γ、に対する
比として求めた。lに近いほど直線性が良い。
結果を表−3に示す。
表−3 表−3の結果から明らかなように、本発明の乳剤を用い
た試料3〜5においては、脚部のインターイメージ効果
及び階調の直線性共著しい改良効果が認められる。
なお、本発明の効果は(420)X線回折像のピーク高
さX O,13におけるシグナルの幅が広く、ピークが
唯一つであるE+*−2(試料NO,4)の方が、シグ
ナルの幅が狭くピークが二つ存在するEml(試料NO
,3)に比べ効果が大きいことか分かる。
又、(420) X線回折像において、三つのピークが
存在するEm−3(試料NO,5)では、Em−2(試
料NO,4)を上回る効果が認められた。
v−1+絞MU (No、 1.2 )においては、緑
色露光におけるセンシトメトリー曲線において青色濃度
の上昇(色濁り)が認められたが、本発明の試料(No
、3〜5)には色濁りは認められなかった。
実施例6 実施例5で作成したカラー感光材料試料を用いて、同様
の条件で保存経時したものと、しないものについて性能
を比較した。ただし、ウェッジ露光は実施例5と同様で
あるが、現像は以下に示す処理工程による連続処理(ラ
ンニング処理)を行っt;。
処理工程          処理時間  処理温度発
色現像(I IIり        3分15秒   
38℃漂  白(tt  )          45
秒   38℃定  着(//  )        
1分30秒   38°C安定化(3槽カスケード) 
1分    38℃乾 燥(40°C〜80°C)1分 使用した処理組成は下記の通りである。
発色現像液 炭酸カリウム           30g炭酸水素ナ
トリウム        2.5g亜硫酸カリウム 臭化ナトリウム 沃化カリウム ヒドロキシルアミン硫酸塩 塩化ナトリウム ジエチレントリアミン五酢酸 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−ヒドロ
キシエチルアニリン 硫酸塩 水酸化カリウム 水を加えてIQとし、水酸化カリ 硫酸を用いてpH10,06に調整する。
漂白液 1.3−プロピレンジアミン四酢酸第2鉄アンモニウム
塩 1.3−プロピレンジアミ 臭化アンモニウム 氷酢酸 硝酸アンモニウム 水を加えてtt2とし、 ラム又は50% 0.3モル ン四酢酸   5g 00g 30+wQ 0g アンモニア水又は氷酢酸 4.0g o、6g 1.2a+g 2.5g 0.6g 1.0g 4.8g 1.2g を用いてpH4,5に調整する。
定着液 チオ硫酸アンモニウム       !20gチオシア
ン酸アンモニウム     2.0モル亜硫酸アンモニ
ウム        5gエヂレンジアミン四酢酸2 ナトリウム            0.5g炭酸ナト
リウム          10g前記漂白液    
        100+o2水を加えてtuとし、酢
酸とアンモニア水を用いてpH7,0に調整する。
安定化液 ホルムアルデヒド(35%溶液)    0.8+aQ
5−クロロ−2−メチル−4−インチアゾリン−3−オ
ン                 0.05g木工
マルゲン810          1 raQホルム
アルデヒド重亜硫酸付加物 すトリウム            2gへキサメチレ
ンテトラミン     0.1g水を加えてlQとし、
アンモニア水及び50%硫酸にてpH7,0に調整した
*エマルゲン810 使用した補充液組成は下記の通りである。
(発色現像補充液) 炭酸カリウム           40g炭酸水素ナ
トリウム        3g亜硫酸カリウム    
      7gヒドロキシルアミン硫酸塩     
3.1g4−アミノ−3−メチル−N−エチル−Nβ−
ヒドロキシエチルアニリン 硫酸塩              6.0g水酸化カ
リウム          2gジエチレントリアミン
五酸酢酸   1.0g水を加えてlQとし、水酸化カ
リウム又は20%硫酸を用いてpH10,12に調整す
る。
(漂白補充液) 1.3−プロピレンジアミン四酢酸!2mアンモニウム
塩          0.5モルイミダゾール   
         2g臭化アンモニウム      
   178g氷酢酸              4
0m4硝酸アンモニウム         50g水を
加えてlQとし、アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH
3,5に調整する。
(定着補充液) チオシアン酸アンモニウム     2.4モルチオ硫
酸アンモニウム       1.0モル無水重亜硫酸
ナトリウム      5gエチレンジアミン四酢酸2 ナトリウム            0.8g炭酸ナト
リウム          14g水を加えてlQとし
、アンモニア水と酢酸を用いてpH6,5に調整する。
安定化補充液は、実施例5の安定化液を用いた。
ランニング処理の処理工程、処理時間、処理属ただし、
定着槽は2槽カウンターカレント(45秒、2槽)で行
った。
又、漂白液についてはイッキマグネットポンプMD−1
5を用いて感光材料表面に処理液を吹き付けながら処理
した。
本実施例においても、本発明の試料2〜4は比較試料l
に比べ感度、カブリ、経時保存性のいずれにおいても優
れていることが確認された。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は実施例2〜4及び比較例で調製した本
発明の乳剤Em−1,2,3及び比較乳剤Em−A、B
の(420)におけるX線回折パターンを示すものであ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主として双晶粒子より成る沃臭化銀乳剤を少なく
    とも1種塗設してなるハロゲン化銀写真感光材料であっ
    て、該沃臭化銀乳剤がCuKα線を線源とした(420
    )X線回折シグナルの最高ピーク高さ×0.13におい
    て、回折角度(2θ)の1.5度以上に亘ってシグナル
    が連続して存在する沃臭化銀乳剤であることを特徴とす
    るハロゲン化銀写真感光材料。
  2. (2)ハロゲン化銀乳剤の(420)X線回折シグナル
    が唯一つのピークを有することを特徴とする請求項1記
    載のハロゲン化銀写真感光材料。
  3. (3)沃臭化銀乳剤が、沃化銀が粒子内に局在した構造
    を有することを特徴とする請求項1記載のハロゲン化銀
    写真感光材料。
  4. (4)主として双晶粒子より成る沃臭化銀乳剤を少なく
    とも1種塗設してなるハロゲン化銀写真感光材料であっ
    て、該沃臭化銀乳剤がCuKα線を線源とした(420
    )X線回折シグナルにおいて、少なくとも三つのピーク
    を有する沃臭化銀乳剤であることを特徴とするハロゲン
    化銀写真感光材料。
  5. (5)沃臭化銀乳剤が、沃化銀が粒子内に局在した構造
    を有することを特徴とする請求項4記載のハロゲン化銀
    写真感光材料。
JP1281446A 1989-10-27 1989-10-27 高感度、高画質で階調性の優れたハロゲン化銀写真感光材料 Expired - Fee Related JP2736450B2 (ja)

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