JPH03138116A - 熱交換器用タンクの製造方法 - Google Patents

熱交換器用タンクの製造方法

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JPH03138116A JP27637889A JP27637889A JPH03138116A JP H03138116 A JPH03138116 A JP H03138116A JP 27637889 A JP27637889 A JP 27637889A JP 27637889 A JP27637889 A JP 27637889A JP H03138116 A JPH03138116 A JP H03138116A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ラジェータ等の熱交換器に係わり、特に、タ
ンク1の袴部にシール部材を固定した熱交換器用タンク
を製造するための熱交換器用タンクの製造方法に関する
〔従来の技術〕
一般に、自動車では、エンジン冷却液を冷却するため、
例えば、実開昭57−61387号公報に開示されるよ
うなラジェータが配置されている。
第6図は、この公報に開示されるラジェータを示すもの
で、このラジェータでは、樹脂製のタンり11の開口部
に沿って環状の袴部13が形成されており、この袴部1
3の開口端面に蟻溝状の環状凹溝15が形成されている
そして、この環状凹溝15には、シール部材17が固定
されており、タンク11の袴部13は、座板19の外周
に沿って形成される凹部21に水密に収容されている。
なお、図において符号23はチューブを、符号25はコ
ルゲートフィンを示している。
このような熱交換器用タンクでは、環状凹溝15に、シ
ール部材17を固定したので、熱交換器の組み立て、お
よび、シール部材17の管理が非常に容易になる。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の熱交換器用タンクでは
、タンク11の袴部13に蟻溝状の環状凹溝15を形成
する必要があり、このような形状の環状凹溝15を形成
するためには、樹脂成形用金型の抜きが非常に困難にな
るという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされた
もので、タンクの袴部に形成される環状凹溝にシール部
材を容易、確実に固定することのできる熱交換器用タン
クの製造方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 請求項1の熱交換器用タンクの製造方法は、樹脂製のタ
ンクの開口部に沿って形成される環状の袴部の開口端面
に断面矩形状の環状凹溝を形成するとともに、前記袴部
の外側面または内側面に、前記開口端面側の肉厚を大と
されるほぼ三角形状の突出部を一体形成した後、前記袴
部を金型内に収容し、この金型により前記袴部の外側面
と内側面とを対向する方向に押圧した状態で、前記環状
凹溝およびこの環状凹溝の前方に位置する金型のシール
成形用空間にシール用樹脂を射出するものである。
請求項2の熱交換器用タンクの製造方法は、樹脂製のタ
ンクの開口部に沿って形成される環状の袴部の開口端面
に断面矩形状の環状凹溝を形成した後、前記袴部を金型
内に収容し、この金型により前記袴部の外側面と内側面
とを挟持し、この金型における前記袴部の外側面または
内側面に対向する面に形成される突起により、袴部の外
側面と内側面とを対向する方向に押圧した状態で、前記
環状凹溝およびこの環状凹溝の前方に位置する金型のシ
ール成形用空間にシール用樹脂を射出するものである。
〔作 用〕
請求項1の熱交換器用タンクの製造方法では、金型によ
り袴部の外側面と内側面とを対向する方向に押圧すると
、押圧力により、袴部の外側面または内側面に形成され
る突出部が内側に向けて変形し、この結果、矩形状の環
状凹溝が開口側が狭まるようにして塑性変形する。
従って、この状態で、環状凹溝およびこの環状凹溝の前
方に位置する金型のシール成形用空間にシール用樹脂を
射出成形すると、環状凹溝は、開口側が狭まった状態で
成形される。
請求項2の熱交換器用タンクの製造方法では、金型によ
り袴部の外側面と内側面とを対向する方向に押圧すると
、金型の突起に押圧され、矩形状の環状凹溝が開口側が
狭まるようにして塑性変形する。
従って、この状態で、環状凹溝およびこの環状凹溝の前
方に位置する金型のシール成形用空間にシール用樹脂を
射出成形すると、環状凹溝は、開口側が狭まった状態で
成形される。
【実施例〕
以下、本発明の詳細を図面に示す実施例について説明す
る。
第1図は、本発明の熱交換器用タンクの製造方法の一実
施例により製造された熱交換器用タンクを示すもので、
図において符号31は、樹脂製のタンクを示している。
このタンク31の開口部に沿って環状の袴部33が形成
されており、この袴部33の開口端面35には、はぼ蟻
溝状の環状凹溝37が形成されている。
そして、この環状凹溝37に′は、シール用樹脂からな
る環状のシール部材39の一例が収容固定されている。
なお、シール用樹脂には、例えば、シリコン系の熱硬化
性樹脂、ナイロン系の熱可塑性樹脂等が使用され、ナイ
ロン系の熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリアミドエ
ラストマー、ポリアミド11または12等が使用される
このような熱交換器用タンクは、以下述べるようにして
製造される。
すなわち、先ず、第2図に示すように、樹脂タンク成形
用金型により、環状の袴部33の開口端面35に断面矩
形状の環状凹溝41が形成され、袴部33の外側面43
に、開口端面35例の肉厚を大とされるほぼ三角形状の
突出部45が外側面43に沿って一体形成されるタンク
が成形される。
なお、突出部45の開始点47は、環状凹溝41の底面
49とほぼ同一平面位置とされる。
この後、タンク31が冷める前にあるいは冷めた後に、
第3図に示すように、袴部33がシール形成用金型内に
収容される。
このシール形成用金型は、袴部33の外側面43および
下部を覆う下型51と、袴部33の開口端面35側およ
び内側面53を覆う上型55とから構成されている。
下型51は、水平方向に移動自在とされており、上型5
5は、上下方向に移動自在とされている。
この後、第4図に示すように、下型51および上型55
が袴部33側に移動され、下型51と上型55とにより
、袴部33の外側面43と内側面53とが対向する方向
に押圧される。
そして、この状態で、上型55に形成されるゲート部5
7から蟻溝状に変形した環状凹溝59およびこの環状凹
溝の前方に位置する上型55のシール成形用空間61に
シール用樹脂63が射出される。
この後、上型55および下型51を袴部33と反対方向
に移動することにより、第1図に示したように、蟻溝状
の環状凹溝37内に、シール部材39の一側が収容固定
された熱交換器用タンクを得ることができる。
すなわち、以上述べた熱交換器用タンクの製造方法では
、樹脂製のタンク31の開口部に沿って形成される環状
の袴部33の開口端面35に断面矩形状の環状凹溝41
を形成するとともに、袴部33の外側面43に、開口端
面35例の肉厚を大とされるほぼ三角形状の突出部45
を一体形成した後、袴部33を金型内に収容し、この金
型により袴部33の外側面43と内側面53とを対向す
る方向に押圧した状態で、環状凹溝37およびこの環状
凹溝37の前方に位置する金型のシール成形用空間61
にシール用樹脂63を射出するようにしたので、金型に
より袴部33の外側面43と内側面53とを対向する方
向に押圧すると、押圧力により、袴部33の外側面43
に形成される突出部45が内側に向けて変形し、この結
果、矩形状の環状凹溝41が開口側が狭まるようにして
塑性変形する。
従って、この状態で、環状凹溝37およびこの環状凹溝
37の前方に位置する金型のシール成形用空間61にシ
ール用樹脂63を射出成形すると、環状凹溝37は、開
口側が狭まった状態で成形されることとなるため、タン
ク31の袴部33に形成される環状凹溝37にシール部
材39を容易。
確実に固定することが可能となる。
第5図は、本発明の熱交換器用タンクの製造方法の他の
実施例を示すもので、この実施例では、下型65におけ
る袴部33の外側面43に対向する面に、かつ、環状凹
溝37の側方となる位置に、環状の突起67が形成され
ている。
このような熱交換器用タンクの製造方法では、下型65
と上型55により袴部33の外側面43と内側面53と
を対向する方向に押圧すると、下型65の突起67に押
圧され、矩形状の環状凹溝41が開口側が狭まるように
して塑性変形する。
従って、この状態で、環状凹溝37およびこの環状凹溝
37の前方に位置する金型のシール成形用空間61にシ
ール用樹脂63を射出成形すると、前述した実施例と同
様に環状凹溝37は、開口側が狭まった状態で成形され
、タンク31の袴部33に形成される環状凹溝37にシ
ール部材39を容易、確実に固定することが可能となる
なお、以上述べた実施例では、袴部33の外側面43に
沿って突出部45を環状に形成した例について述べたが
、本発明は、かかる実施例に限定されるものではなく、
突出部を所定間隔を置いて複数形成するようにしても良
いことは勿論である。
また、以上述べた実施例では、下型65の内側面に沿っ
て突起67を環状に形成した例について述べたが、本発
明は、かかる実施例に限定されるものではな(、突起を
所定間隔を置いて複数形成するようにしても良いことは
勿論である。
さらに、以上述べた実施例では、突出部45および突起
67を袴部33の外側面43側に形成した例について述
べたが、本発明は、かかる実施例に限定されるものでは
なく、内側面53側に形成するようにしても良いことは
勿論である。
〔発明の効果〕
以上述べたように、請求項1の熱交換器用タンクの製造
方法では、樹脂製のタンクの開口部に沿って形成される
環状の袴部の開口端面に断面矩形状の環状凹溝を形成す
るとともに、前記袴部の外側面または内側面に、前記開
口端面側の肉厚を大とされるほぼ三角形状の突出部を一
体形成した後、前記袴部を金型内に収容し、この金型に
より前記袴部の外側面と内側面とを対向する方向に押圧
した状態で、前記環状凹溝およびこの環状凹溝の前方に
位置する金型のシール成形用空間にシール用樹脂を射出
するようにしたのでタンクの袴部に形成される環状凹溝
にシール部材を容易、確実に固定することができる。
また、請求項2の熱交換器用タンクの製造方法では、樹
脂製のタンクの開口部に沿って形成される環状の袴部の
開口端面に断面矩形状の環状凹溝を形成した後、前記袴
部を金型内に収容し、この金型により前記袴部の外側面
と内側面とを挟持し、この金型における前記袴部の外側
面または内側面に対向する面に形成される突起により、
袴部の外側面と内側面とを対向する方向に押圧した状態
で、前記環状凹溝およびこの環状凹溝の前方に位置する
金型のシール成形用空間にシール用樹脂を射出するよう
にしたので、請求項1の熱交換器用タンクの製造方法と
同様に、タンクの袴部に形成される環状凹溝にシール部
材を容易、確実に固定することができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱交換器用タンクの製造方法の一実施
例により製造された熱交換器用タンクを示す横断面図で
ある。 第2図ないし第4図は本発明の熱交換器用タンクの製造
方法の一実施例を示す説明図である。 第5図は本発明の熱交換器用タンクの製造方法の他の実
施例を示す説明図である。 第6図は従来の熱交換器用タンクを示す横断面図である
。 〔主要な部分の符号の説明〕 31 ・ 33 ・ 35 ・ 37゜ 39 ・ 43 ・ 45 ・ 53 ・ 6 l ・ 63 ・ タンク 袴部 開口端面 ・・・環状凹溝 シール部材 外側面 突出部 内側面 シール成形用空間 シール用樹脂。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂製のタンクの開口部に沿って形成される環状
    の袴部の開口端面に断面矩形状の環状凹溝を形成すると
    ともに、前記袴部の外側面または内側面に、前記開口端
    面側の肉厚を大とされるほぼ三角形状の突出部を一体形
    成した後、前記袴部を金型内に収容し、この金型により
    前記袴部の外側面と内側面とを対向する方向に押圧した
    状態で、前記環状凹溝およびこの環状凹溝の前方に位置
    する金型のシール成形用空間にシール用樹脂を射出する
    ことを特徴とする熱交換器用タンクの製造方法。
  2. (2)樹脂製のタンクの開口部に沿って形成される環状
    の袴部の開口端面に断面矩形状の環状凹溝を形成した後
    、前記袴部を金型内に収容し、この金型により前記袴部
    の外側面と内側面とを挟持し、この金型における前記袴
    部の外側面または内側面に対向する面に形成される突起
    により、袴部の外側面と内側面とを対向する方向に押圧
    した状態で、前記環状凹溝およびこの環状凹溝の前方に
    位置する金型のシール成形用空間にシール用樹脂を射出
    することを特徴とする熱交換器用タンクの製造方法。
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