JP4407810B2 - 型内被覆成形用金型 - Google Patents
型内被覆成形用金型 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4407810B2 JP4407810B2 JP2004154625A JP2004154625A JP4407810B2 JP 4407810 B2 JP4407810 B2 JP 4407810B2 JP 2004154625 A JP2004154625 A JP 2004154625A JP 2004154625 A JP2004154625 A JP 2004154625A JP 4407810 B2 JP4407810 B2 JP 4407810B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- coating
- paint
- molded product
- resin molded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C45/1679—Making multilayered or multicoloured articles applying surface layers onto injection-moulded substrates inside the mould cavity, e.g. in-mould coating [IMC]
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C2045/1687—Making multilayered or multicoloured articles preventing leakage of second injected material from the mould cavity
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
図6に示した従来の型内被覆成形方法は、熱可塑性樹脂を基材として金型内で射出成形した後、金型をわずかに開いた状態とする。金型をわずかに開くことにより型内で成形した樹脂成形品と金型キャビティ面との間に隙間が生じるので、該隙間に塗料注入機を使用して塗料を注入する。そして、塗料注入後に金型を再度型締することにより、樹脂成形品の表面に塗料を均一に拡張させた後、塗料を硬化させる。塗料が硬化した後に、金型を開いて被覆膜で被覆した樹脂成形品を金型より取り出す。
しかし、実際に型内被覆成形を行なう場合には、必要な部位にのみ部分的に被覆(部分塗装と称することもある)を施せば良い場合が多く、部分被覆を前提とした型内被覆成形方法と金型構造の開発も一部になされている。部分塗装ができる型内被覆成形方法としては、特許文献1に例を示めすような技術が公知である。
なお、樹脂成形品の部分塗装のために設けた前述の突起は、成形後に余分なものとなるため、切削処理する必要がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、樹脂の種類、製品の形状、あるいは成形条件等によって発生する前述した従来技術による問題である隙間の発生を極力抑えて、被覆する部分と被覆しない部分の境界が明確な型内被覆成形品を成形するために用いるに好適な型内被覆成形用金型を提供するものである。
(1) 固定型と可動型により形成される金型キャビティを有し、該金型キャビティで成形する樹脂成形品の表面に被覆を施すための塗料注入機を備えた型内被覆成形用金型において、該樹脂成形品の被覆する部分と被覆しない部分の境界を形成する金型キャビティ部分に、2列以上の溝部を近接した状態で並列させることにより、成形の際に、該溝部に充填した樹脂の収縮によって溝部間の金型キャビティ部分を挟み込んで塗料の漏れを防止する。
図3は図1に示す金型の可動型を固定型方向から見た平面図及び溝部の断面を説明するための要部断面図であり、図4は切り落としラインと切り落とし部を説明するための概念図である。図5は、他の実施形態に係る溝部構造を説明するための要部断面図である。
本実施形態に用いる金型100は、可動型10、固定型20、及び塗料注入機50等を備えており、可動型10を雌型とし、固定型20を雄型として、雄型である固定型20と雌型である可動型10とがくいきり構造の嵌合部で嵌め合わされ、該嵌め合わされた状態でその内部に金型キャビティ15を形成する構造となっている。
ここで、該くいきり構造の嵌合部(くいきり部と称することもある)は金型キャビティ15の全周にわたって形成されており、金型100はくいきり部にて金型キャビティ15に充填した樹脂が、金型100から漏れ出すことを防止することができる。
なお、本発明で述べるくいきり構造の金型とは、その構成の説明から明らかなように、一般的にシェアエッジ構造と称されている金型構造を含むものであることは勿論である。
図1に示した金型100により成形される樹脂成形品は、略正方形の平板部に四方から側面部を形成した所謂枡状の成形品である。
また、金型100は、可動型10側で成形する樹脂成形品の表面を正方形状に部分被覆することを目的として製作されており、可動型10の連続溝部2で囲まれている金型キャビティ部分に塗料注入機50を配したセンターゲートの金型100である。
なお、連続溝部2は、2列の溝部が近接した状態で並列した状態となっており、該連続する溝部のそれぞれの断面形状は、矩形となっている。
ここで、図5は、他の実施形態による溝部構造を説明するための図であって、他の実施形態における金型の要部断面図(図3のB−B断面に相当する)である。
本願発明に係る他の実施形態においても、樹脂成形品に凸状の突起部を2段以上形成する金型キャビティ構造となっており、樹脂成形品に形成した突起部が、金型キャビティに並列して形成した溝部の間にある金型キャビティ部分を、樹脂が強く挟み込んだ状態となって、塗料を漏らさないという効果を奏する。
特に、図5の(3)や(4)における形態は、金型キャビティに並列して形成した溝部の間の金型キャビティ部分を樹脂によって非常に強く挟み込んだ状態となるので、好ましい形態である。
本実施の形態における塗料注入機50は、可動型10に取り付けられて、可動型10の金型キャビティ面に配設された塗料注入口51より金型キャビティ15内に塗料を注入することができるよう構成されている。
また、塗料注入機50の塗料注入口51には図示しないバルブが取りつけられており、基材の射出成形時においては、該バルブが閉じられていることによって、金型100の金型キャビティ15内に射出された樹脂が塗料注入口51より塗料注入機50内に進入することを防止している。
なお、以下に説明する実施形態は樹脂の射出充填時に金型を開かない所謂通常の射出成形方法を利用したものであるが、本発明に適応できる樹脂の射出充填時における成形方法はこれに限らず、射出プレス成形方法、又射出圧縮成形方法であっても良く、特に限定されることはない。
第1の工程で金型100を型締めした後、基材である熱可塑性樹脂を金型内に射出(本実施の形態においては、基材としてABS樹脂:宇部サイコン株式会社製 UT20B)する。
第3の工程で金型100を型開きすると、図2(3)に示したように金型キャビティ面と樹脂成形品との間にわずかな空隙が生じる。
なお、この際に置いて、連続溝部2に充填された樹脂は、金型100により冷却されて収縮することによって、連続溝部2の中に形成されている並列した溝部2の間にある金型キャビティ部分を強く挟み込んだ状態となる。
本実施形態においては、前記隙間を生じさせた後、塗料注入機50によって塗料注入口51から前記隙間に対して塗料を5ml(ミリリットル)注入した。
また、第1の実施形態で用いた金型で成形する成形品の被覆表面積は500cm2であり、被覆膜の厚みは0.1mm程度となる。また、塗料は、プラグラス#8000:赤(大日本塗料株式会社製)である。
なお、塗料を注入して、塗料を硬化させた後、金型100を開いて部分被覆した樹脂成形品を金型100から取り出す。
なお、この際に置いて、連続溝部2に充填された樹脂は、先に説明した例と同様に、金型100により冷却されて収縮することによって、連続溝部2の中に形成されている並列した溝部2の間にある金型キャビティ部分を強く挟み込んだ状態となる。
なお、この際に塗料を注入する圧力を高圧として、該樹脂の収縮により生じた金型キャビティと樹脂成形品のわずかな隙間に塗料を注入する。
また、この際において、塗料を注入する圧力により発生する金型型開力が、金型100を型締めする型締力より大きくなるよう調整すれば、前記隙間が生じない部分にも塗料を注入して被覆を施すことが可能である。
なお、この実施形態で用いた金型で成形する成形品の被覆表面積は500cm2であり、被覆膜の厚みは0.1mm程度となる。また、塗料は、プラグラス#8000:赤(大日本塗料株式会社製)である。
なお、塗料を注入して、塗料を硬化させた後、金型100を開いて部分被覆した樹脂成形品を金型100から取り出す。
8 ゲート
15 金型キャビティ
10 可動型
20 固定型
50 塗料注入機
51 塗料注入口
100 型内被覆成形用金型
J 基材(樹脂成形品)
T 塗料
d1 キャビティ寸法差
Claims (3)
- 固定型と可動型により形成される金型キャビティを有し、該金型キャビティで成形する樹脂成形品の表面に被覆を施すための塗料注入機を備えた型内被覆成形用金型において、
該樹脂成形品の被覆する部分と被覆しない部分の境界を形成する金型キャビティ部分に、2列以上の溝部を近接した状態で並列させることにより、成形の際に、該溝部に充填した樹脂の収縮によって溝部間の金型キャビティ部分を挟み込んで塗料の漏れを防止する型内被覆成形用金型。 - 前記並列する溝部間に形成された金型キャビティ部分の先端が、該溝部に隣接して樹脂成形品の被覆部分を形成する金型キャビティ部分に比較して、型開閉方向側にキャビティ寸法を拡大させる位置にある請求項1記載の型内被覆成形用金型。
- 前記並列する溝部が、樹脂成形品の被覆する部分を形成する金型キャビティ部分を囲むようにして配された請求項1又は請求項2記載の型内被覆成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004154625A JP4407810B2 (ja) | 2004-05-25 | 2004-05-25 | 型内被覆成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004154625A JP4407810B2 (ja) | 2004-05-25 | 2004-05-25 | 型内被覆成形用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005335123A JP2005335123A (ja) | 2005-12-08 |
JP4407810B2 true JP4407810B2 (ja) | 2010-02-03 |
Family
ID=35489208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004154625A Expired - Fee Related JP4407810B2 (ja) | 2004-05-25 | 2004-05-25 | 型内被覆成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4407810B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007062465A1 (de) * | 2007-12-22 | 2009-06-25 | Kraussmaffei Technologies Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines beschichteten Produktes |
JP5169780B2 (ja) * | 2008-12-05 | 2013-03-27 | 宇部興産機械株式会社 | 型内被覆成形用金型 |
CN105965777A (zh) * | 2016-05-16 | 2016-09-28 | 宁波瑞元模塑有限公司 | 一种pu模的溢料机构 |
DE102018115291A1 (de) * | 2018-06-26 | 2020-01-02 | Kraussmaffei Technologies Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Verbundteils |
-
2004
- 2004-05-25 JP JP2004154625A patent/JP4407810B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005335123A (ja) | 2005-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008247045A (ja) | 樹脂成形品の成形方法、樹脂成形品、型内被覆成形方法、及び型内被覆成形品 | |
JP3843833B2 (ja) | 型内被覆成形用金型 | |
JP4407810B2 (ja) | 型内被覆成形用金型 | |
JP4636370B2 (ja) | 型内被覆成形用金型 | |
JP6071804B2 (ja) | 射出成形金型 | |
JP5158077B2 (ja) | 型内被覆成形用金型 | |
JP2959084B2 (ja) | インモールドコーティング用金型 | |
JP2020055196A (ja) | 周囲に鍔部を備えた樹脂レンズの成形方法および成形用金型 | |
JP4296595B2 (ja) | 型内被覆成形方法及び型内被覆成形用金型 | |
JP5169780B2 (ja) | 型内被覆成形用金型 | |
JP2005144718A (ja) | 型内被覆成形用方法及び型内被覆成形金型 | |
JP2005199641A (ja) | 型内被覆成形方法及び型内被覆成形用金型 | |
JP4051566B2 (ja) | 型内被覆成形方法及び型内被覆成形用金型 | |
JPH05329898A (ja) | モールの製造方法 | |
JP2012066384A (ja) | ガスアシスト成形用金型及びガスアシスト成形方法 | |
JP2006142781A (ja) | 射出プレス成形用金型及び射出プレス成形方法 | |
JP3097906U (ja) | 複合成形に用いる射出成形用金型 | |
JPH11333850A (ja) | 樹脂成形方法 | |
JP2008290414A (ja) | 型内被覆成形用金型 | |
JP2004345129A (ja) | 複合成形に用いる射出成形用金型 | |
JPH082859Y2 (ja) | カセットハーフ | |
JPS5818216A (ja) | モ−ルデイングの製造方法 | |
JPH08276465A (ja) | 樹脂プーリの射出成形方法 | |
JP2001315169A (ja) | 射出成形品の製造方法および射出成形型 | |
JP2012196928A (ja) | 型内被覆成形方法及び型内被覆成形用金型 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20060914 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080922 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090303 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090612 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090807 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091021 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091103 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |