JPH0311952B2 - - Google Patents

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JPH0311952B2
JPH0311952B2 JP59012079A JP1207984A JPH0311952B2 JP H0311952 B2 JPH0311952 B2 JP H0311952B2 JP 59012079 A JP59012079 A JP 59012079A JP 1207984 A JP1207984 A JP 1207984A JP H0311952 B2 JPH0311952 B2 JP H0311952B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
balance weight
handle
vibration
resonance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59012079A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60157975A (ja
Inventor
Yasuaki Aiba
Keikichi Shimokawabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP1207984A priority Critical patent/JPS60157975A/ja
Publication of JPS60157975A publication Critical patent/JPS60157975A/ja
Publication of JPH0311952B2 publication Critical patent/JPH0311952B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、オートバイ等の二輪車、もしくは三
輪車、四輪バギー車等の棒状ハンドルで、中空の
パイプから成り端部にバランスウエイトを保持
し、エンジン振動、走行振動の伝播に基づく共振
を防止するようにしたハンドルに関するものであ
る。
本出願人は先にダイナミツクダンパ方式の防振
ハンドルを提案した(実開昭54−56851号公報
(実公昭57−154号公報)参照)。このハンドルは、
第1図に示すように、ハンドルパイプ01の両端
の各中空部内にバランスウエイト(重錘棒)02
を、その両端部をダンパラバー(防振ゴム)03
で保持させて内蔵させ、前記バランスウエイトの
共振による吸振作用によりハンドルの振動を減少
させるものである。また、このダイナミツクダン
パにさらに外部ウエイトを組合せることにより振
動減衰力の増加を図つたものも本出願人によつて
提案されている(実開昭56−30183号公報(実公
昭58−19107号公報)参照)。
このような防振ハンドルにおいて、バランスウ
エイトの共振周波数は次式で求められる。
たゞし、Kはばね定数、qは重力の加速度
(9.8m/S2)、wtはバランスウエイトの重量(Kg)
である。
上記従来の防振ハンドルにおいてはこの共振周
波数をハンドル固有振動数と一致させることによ
り、エンジンの振動もしくは走行振動に基づくハ
ンドルの共振を、バランスウエイトの共振によつ
て吸収させ、操縦性の向上を図つていた。第2図
は横軸に振動数をとり、縦軸に加速度Gをとつて
ハンドルの振動を示した線図であるが、同図aは
バランスウエイトが設けられていないハンドルの
振動の1例を示す。この場合ハンドルは振動数
で共振を起している。このハンドルにバランスウ
エイトを設けると、ハンドルの振動は第2図bの
ようになり、同図に斜線を施した部分に相当する
振動エネルギがバランスウエイトによつて吸収さ
れ、防振効果が得られる。
しかし、一般に車両用ハンドルの共振は、第3
図aに示すように、ハンドルの持つ固有振動数1
と、車体フレームの持つ固有振動数2との2つの
振動数で発生し易い。従つてバランスウエイトの
前記共振周波数を1に合わせると、第3図bに
示すように、振動数2における共振に対しては防
振効果が得られず、逆に2に合わせると1の共振
に対して防振効果が得られてない。
従つて、本発明は、上記のような2つの共振点
を持つハンドルに対しても充分な防振効果が得ら
れるようなバランスウエイトを備えたハンドルを
提供しようとするものである。
以下本発明を第4図以下に示す一実施例につき
説明する。第4図は本発明による二輪車バーハン
ドルの一方を示す正面図で、一部断面で示してあ
る。1は中空のハンドルパイプで、内端部に設け
られたボス部2において、二輪車の左右の前輪サ
スペンシヨンとハンドル回転軸とをつないでいる
アツパブラケツトに取り付けられる。3はストツ
パピンである。
ハンドルパイプ1の外端部にはバランスウエイ
ト4が設けられている。このバランスウエイト4
は、ハンドルパイプ1の外端中空部内に内蔵され
た丸棒状の内部ウエイト5と、ハンドルパイプ1
の端面から外方に突出し、週面がややふくらんだ
略截頭円錐形のブロツクから成る外部ウエイト6
とを、互いに一体に連結して形成されている。前
記内外両ウエイト5,6はいずれも鉄等の重量物
で作られている。
内部ウエイト5は、比較的大径の本体部分51
と、この本体部分51から同軸線上に内方へ延び
る比較的小径の内方軸部分52と、前記本体部分
1から同軸線上に外方へ延びる比較的小径の外
方軸部分53とから成つている。そして前記内方
軸部分52の内端部は、ハンドルパイプ1の内面
に固着された内側の保持ラバー7を介してハンド
ルパイプ1に弾性的に保持されており、かつフラ
ンジ8によつて軸線方向に位置決めされている。
外方軸部分53も同様に外側の保持ラバー9を介
してハンドルパイプ1に弾性的に保持されてい
る。外方軸部分53の外端部はねじその他の適当
な手段により、外部ウエイト6の内端部を一体に
連結されている。10は保持ラバー9の位置を決
めるストツパである。
このように、本実施例においては、内部ウエイ
ト5と外部ウエイト6とから成る一体のバランス
ウエイト4が、保持ラバー7と保持ラバー9の2
個所において弾性的にすなわち浮動的に支持さ
れ、保持ラバー7によつて定まるばね定数KB
保持ラバー9によつて定まるばね定数KAおよび
バランスウエイト4の重量wtによつて定まる質
量wt/gを有する振動系が構成される。
本実施例においては、また、保持ラバー9の設
置位置をバランスウエイト4全体の重心位置と合
致させてある。第4図において11はバランスウ
エイト4の重心を示す。さらに、本実施例におい
ては、保持ラバー9のはね定数KAを保持ラバー
7のばね定数KBよりも大きく、すなわちKA>KB
としてある。
このように、KA>KBとし、保持ラバー9の位
置をバランスウエイト4の重心位置にほぼ合致さ
せることにより、バランスウエイト4の共振モー
ドは従来の平振モードに加え、節振モードが発生
する。すなわち従来のバランスウエイトは、第5
図に点線で示よように、バランスウエイト全体が
平行にその軸線方向に直角に振動する平振モード
しか有していなかつたが、本実施例のバランスウ
エイト4は、保持ラバー9をバランスウエイト4
の重心11の位置に設けることにより、第5図に
示す平振モードのほかに、第6図に点線で示すよ
うに、重心11を節点として左右逆方向に振動す
る節振モードによる共振が生ずる。
上記平振モードおよび節振モードにおける各共
振周波数はばね定数KA,KBおよび重量wtにより
定まるので、これらの定数および重量を適当に選
定することにより、平振モードにおける共振周波
数と、節振モードにおける共振周波数を任意に設
定することができる。従つて、例えば平振モード
における共振周波数をハンドルの固有振動数1
合わせ、節振モードにおける共振周波数をフレー
ムの固有振動数2に合わせることができ、このよ
うにすることにより、第3図aに示したように2
つの共振点12を持つハンドルであつても、両
共振点において充分に振動を減衰させることがで
きる。すなわち、振動数1におけるハンドルの共
振エネルギをバランスウエイト4の平振モードに
おける共振で吸収し、振動数2におけるハンドル
の共振はバランスウエイト4の節振モードにおけ
る共振で吸収させることができる。
以上の通り、本発明においては、中空のパイプ
から成り外端部に、該パイプの中空部に内蔵され
た内部ウエイトと外端から外側へ延出する外部ウ
エイトとを備えた棒状ハンドルにおいて、前記内
部ウエイトと外部ウエイトを連結して一体のバラ
ンスウエイトとし、該バランスウエイトを、前記
パイプの軸線方向内方部分において内側保持ラバ
ーにより、該バランスウエイトの重心位置近傍に
おいて外側保持ラバーにより、それぞれ前記パイ
プに弾性支持し、かつ前記外側保持ラバーのばね
定数を前記内側保持ラバーのばね定数よりも大き
くしたので、バランスウエイトに平振モードと節
振モードの2つの共振周波数を持たせることがで
き、例えば自動二輪車等においてハンドルに、使
用エンジン回転数域に2つの共振点がある場合で
も、これら2つの共振を唯1種類のバランスウエ
イト4によつて有効に防振することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の防振ハンドルの一部を示す断面
図、第2図および第3図は従来の防振ハンドルの
防振効果を説明するための線図、第4図は本発明
の一実施例を一部断面で示す正面図、第5図はバ
ランスウエイトの平振モードを示す図面、第6図
は同節振モードを示す図面である。 1……ハンドルパイプ、2……ボス部、3……
ストツパピン、4……バランスウエイト、5……
内部ウエイト、6……外部ウエイト、7……保持
ラバー、8……フランジ、9……保持ラバー、1
0……ストツパ、11……バランスウエイトの重
心。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中空のパイプから成り外端部に、該パイプの
    中空部に内蔵された内部ウエイトと外端から外側
    に延出する外部ウエイトとを備えた棒状ハンドル
    において、前記内部ウエイトと外部ウエイトを連
    結して一体のバランスウエイトとし、該バランス
    ウエイトを、前記パイプの軸線方向内方部分にお
    いて内側保持ラバーにより、該バランスウエイト
    の重心位置近傍において外側保持ラバーにより、
    それぞれ前記パイプに弾性支持し、かつ前記外側
    保持ラバーのばね定数を前記内側保持ラバーのば
    ね定数よりも大きくしたことを特徴とする棒状ハ
    ンドル。
JP1207984A 1984-01-27 1984-01-27 棒状ハンドル Granted JPS60157975A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1207984A JPS60157975A (ja) 1984-01-27 1984-01-27 棒状ハンドル

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JP1207984A JPS60157975A (ja) 1984-01-27 1984-01-27 棒状ハンドル

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Publication Number Publication Date
JPS60157975A JPS60157975A (ja) 1985-08-19
JPH0311952B2 true JPH0311952B2 (ja) 1991-02-19

Family

ID=11795574

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JP1207984A Granted JPS60157975A (ja) 1984-01-27 1984-01-27 棒状ハンドル

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