JPH037271Y2 - - Google Patents

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JPH037271Y2
JPH037271Y2 JP1983196137U JP19613783U JPH037271Y2 JP H037271 Y2 JPH037271 Y2 JP H037271Y2 JP 1983196137 U JP1983196137 U JP 1983196137U JP 19613783 U JP19613783 U JP 19613783U JP H037271 Y2 JPH037271 Y2 JP H037271Y2
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JP
Japan
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weight
elastic body
handle
handle pipe
vibration
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JP1983196137U
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JPS60103086U (ja
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  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、効率よく制振することができるよ
うに改善したオートバイのハンドル防振装置に関
する。
オートバイでは、エンジンが運転中に振動し、
この振動が車体を介してハンドルに伝わる。ハン
ドルは、運転中運転者が握つて操作しており、手
に振動が伝わると不快である。一般には、この振
動をさけるため、ハンドルを弾性体を介してホー
クに連結していて、弾性体で振動を減衰させてい
る。そして、更にハンドル内にウエイトを挿入溶
着し、ハンドルの固有振動数をエンジンの振動数
と異る場所になるように固有振動数を変えて振動
を防いでいる。ところが、このようにするには、
ウエイトを重いものにしなければならず、重量が
重くなつて好ましくない。
また、単一のウエイトにより固有振動数を低減
側へずらしても、共振点のピークは変らず、特に
オートバイの場合、エンジンの回転数の使用回転
域は通常1000〜9000r.p.m以上にもなり、この範
囲は3オクターブ以上にもなるので、一般路での
走行で共振回転数を終始通過することは避けられ
ない。このときに共振点のピークが鋭いとその前
後でかえつて違和感が強調される結果となる。
さらにハンドルパイプの端部外にウエイトを弾
性支持したものもあるが、ハンドルがグリツプよ
り外方へ大きく突出すると、車幅感覚に狂いを生
じ、特に路肩走行時や車間すり抜け走行時に交障
をきたし、運転しづらいものとなる。
この考案はかかる点に鑑み、運転性に支障をき
たすことなく軽量のウエイトによりハンドルの振
動を効果的に防ぐことができるように改善したも
ので、以下図面に示す本考案の実施例について説
明する。
ハンドルパイプ1には、その端部のグリツプ部
の軸方向略中央に位置するようにインナーウエイ
ト2を挿入して溶着されている。このインナーウ
エイト2にはネジ孔3が設けられている。弾性体
4は、両側にボルト5の鍔を焼付けて連結したも
ので、内側のボルト5をインナーウエイト2のネ
ジ孔3に螺合させて締着する。外側のボルト5に
は、弾性体のスペーサー筒6を挿入し、エンドウ
エイト7を挿入して、ナツト8でエンドウエイト
7を外側のボルト5に締着する。エンドウエイト
7は、スペーサー筒6によつて、ハンドルパイプ
1の外端との間に少しの間隙を有するようにして
設けてある。9はハンドグリツプ、10はハンド
ルスイツチ、11はハンドルレバーを示す。
作用について説明する。
インナーウエイト2とエンドウエイト7は、共
同して、ハンドルパイプ1の固有振動数を、エン
ジンの振動に共振しない位置に変え、エンジンの
振動に共振しないようにしている。特に、エンド
ウエイト7は、ハンドルパイプ内の弾性体4と弾
性体のスペーサー筒6によつてハンドルパイプ1
に浮動させて取付けてあるので、エンジンの振動
に対し、制振する動きをして、有効な振動防止が
でき、ウエイト全体の重量を軽くできる。また、
エンドウエイト7が制振する動きをすることによ
つて、特に高周波数域の振動が減衰できる。
以上説明したように、この考案によれば、イン
ナーウエイトの重心をハンドルのグリツプ部の軸
方向ほぼ中央(掌の内側)に位置させているの
で、グリツプ部に単にウエイトを付加して固有振
動数を下げるのではなく、運転者への振動入力部
の質量を増すことによつて手への過大な振動入力
をウエイトに分担させる効果を生じ、防振性が高
められる。またインナーウエイトとエンドウエイ
トとを途中に弾性体を介して組合わせて設けたこ
とにより、共振点のピークを鈍くしながら制振効
果を平均化させ、良好な乗車感が得られる。さら
に弾性体をハンドルバーの内部に配置しているの
で、ハンドルの端部外に突出する部分が短くてす
み、車幅を増大させることがなく、運転に支障を
きたすことがないなどの種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は縦断面
図、第2図は弾性体部分の部分図である。 1……ハンドルパイプ、2……インナーウエイ
ト、4……弾性体、5……ボルト、7……エンド
ウエイト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハンドルパイプ端部のグリツプ部内の軸方向略
    中央部にインナーウエイトを挿入して溶着し、該
    インナーウエイトに弾性体を途中に介在させたボ
    ルトを締着してこの弾性体をハンドルパイプ内に
    嵌着し、前記ボルトの外側にハンドルパイプ端部
    外に位置するエンドウエイトを締着してなり、こ
    のエンドウエイトをハンドルパイプ内の弾性体に
    より浮動支持したことを特徴とするオートバイの
    ハンドル防振装置。
JP19613783U 1983-12-20 1983-12-20 オ−トバイのハンドル防振装置 Granted JPS60103086U (ja)

Priority Applications (1)

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JP19613783U JPS60103086U (ja) 1983-12-20 1983-12-20 オ−トバイのハンドル防振装置

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JP19613783U JPS60103086U (ja) 1983-12-20 1983-12-20 オ−トバイのハンドル防振装置

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Publication Number Publication Date
JPS60103086U JPS60103086U (ja) 1985-07-13
JPH037271Y2 true JPH037271Y2 (ja) 1991-02-22

Family

ID=30420972

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0712835B2 (ja) * 1986-06-30 1995-02-15 ヤマハ発動機株式会社 ハンドルバ−の防振装置
JP2767698B2 (ja) * 1987-10-15 1998-06-18 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車等の棒状ハンドルの防振装置
JPH0768993B2 (ja) * 1989-11-20 1995-07-26 株式会社三之橋製作所 防振重り付ボルト及びその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5819106U (ja) * 1981-07-31 1983-02-05 いすゞ自動車株式会社 取付具

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5991985U (ja) * 1982-12-13 1984-06-22 川崎重工業株式会社 ハンドルバ−の防振装置

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JPS5819106U (ja) * 1981-07-31 1983-02-05 いすゞ自動車株式会社 取付具

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JPS60103086U (ja) 1985-07-13

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