JPH07187044A - ハンドルの防振装置 - Google Patents

ハンドルの防振装置

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Publication number
JPH07187044A
JPH07187044A JP33301693A JP33301693A JPH07187044A JP H07187044 A JPH07187044 A JP H07187044A JP 33301693 A JP33301693 A JP 33301693A JP 33301693 A JP33301693 A JP 33301693A JP H07187044 A JPH07187044 A JP H07187044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
weight
pipe
attached
handle pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP33301693A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Tanaka
十四夫 田中
Ryuichi Saruta
隆一 猿田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP33301693A priority Critical patent/JPH07187044A/ja
Publication of JPH07187044A publication Critical patent/JPH07187044A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単でかつ耐久性があり、またコスト
的にも安価なハンドルの防振装置を提供する。 【構成】 内端部が振動する乗物本体に固定されたハン
ドルパイプ11,11の外端部14,14にグリップ部
分15,15が形成されている。その近くのハンドルパ
イプ11,11内に、内筒18と外筒19間に弾性体2
0を焼き付けた部材よりなる筒体21を圧入して取り付
けられている。他方、内筒18に対して重錘22がハン
ドルパイプ11の外端に着脱自在に取り付けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車等のハンド
ルの防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より存在する自動二輪車等のハンド
ルの防振装置としては、ハンドルバーの外端部に、内筒
と外筒との間に弾性体を焼き付けた部材を取り付け、そ
の部材の外側に筒状重錘を取着した構造のものが存在し
ていた。そしてこれもハンドルにダイナミックダンパー
の一種として知られていて、ハンドルの十分な防振が達
成され、一応、構造も簡単なものとして知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にダイナミックダンパーとしての作用をするものをハン
ドルに取り付け、防振作用をするようにしたものは存在
するが、上記従来のハンドルの防振装置は、重錘と、内
筒と外筒との間に弾性体を焼き付けた部材が組をなすも
のであるので、ある条件では効果的であっても車体或い
は道路の条件によって共振する固有振動数が変わった場
合に、その度毎にその組をなす防振装置を取り替えねば
ならず、構造的にも複雑であり、またハンドルパイプの
外端部に出ているので、転倒時に弾性体の焼付部にヒビ
が入ったり、また長期間には弾性体が劣化することなど
のこともあり、問題であった。本発明は、上記の問題点
を解消するために創案されたものであり、構造が簡単で
かつ耐久性があり、またコスト的にも安価なハンドルの
防振装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のハンドルの防振装置においては、内端部が
振動する乗物本体に固定された、グリップ部分を構成す
るハンドルパイプの外端部近くのハンドルパイプ内に、
内筒と外筒間に弾性体を焼き付けた部材よりなる筒体を
圧入して取着するとともに、前記内筒に対して着脱自在
に重錘をハンドルパイプの外端に取り付けたことを特徴
とするものが提供される。
【0005】
【作用】上記のように構成されたハンドルの防振装置を
ハンドルパイプに取り付けておくと、乗物の走行時に
は、従来のものと同様に車体自体の発生する振動或いは
道路の凹凸の結果、生ずる車体の振動がハンドルに伝達
されるのをダイナミックダンパー(dynamic damper)と
しての作用により減衰するので、乗り心地をよくするこ
とはいうまでもないが、構造上からみて、ハンドルパイ
プの外端近くのパイプ内に、重錘との連成作用により減
衰作用を行う内筒と外筒との間に焼き付けられた弾性体
よりなる部材を設けたことによって、その部材の劣化を
防止し、耐久性を高めることができ、また、その部材に
重錘を着脱自在に設けたことによって組付費用を安価に
することができるとともに、他機種にも重錘と、内筒と
外筒間に弾性体を焼き付けた部材よりなる筒体を取り替
えることによって対応できるので、従来のものと比べて
取付構造が簡単になり、コスト面でも低減を図ることが
できる。
【0006】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の実施例を適用したハンドルの概略図
である。図2は本発明の実施例を示した断面図である。
図3は従来例のハンドルの防振装置の断面図である。図
1において、11,11は左右のハンドルパイプで、そ
の内端部111 ,111 は二輪車のフロントフォークに
取付ブラケット13を介して取り付けられている。そし
てハンドルパイプ11,11は1本のパイプによって左
右一体に形成されている。ハンドルパイプ11,11の
外端部14は自由端で、この外端部14にゴム製のハン
ドルグリップ15と防振用の鉄製の重錘22とが取り付
けられている。ハンドルパイプ11の外端部14の外側
には、ハンドルグリップ15と一体になったスロットル
ワイヤ取付管16が回動自在に取り付けられており、そ
の先端のスロットルワイヤ取付部161 にスロットルワ
イヤ17が取着されている。
【0007】一方、ハンドルパイプ11はその外端14
1 より内側に向かって所定距離だけ全周にわたって薄く
形成されており、その段付部分142 に、内部にねじ溝
184 を有する内筒18と外筒19間に弾性ゴム20を
焼き付けた筒体21が圧入され、外端141 側に重錘2
2をボルト12で締結してハンドルパイプ11と一体に
取り付けられている。これに対して従来のハンドルパイ
プ11の外端部14に対する重錘22の取り付けは、内
筒18のフランジ部181 と厚肉部182 の間に薄肉部
183 を形成し、内側にねじ溝184 を有する内筒18
と、外筒19との間に弾性ゴム20を焼き付けた筒体2
1を、前部階段状部及び後部階段状部からなる階段状に
形成された筒状の重錘22の中空孔24の後部階段状部
に圧入する一方、内筒18をハンドルパイプ11の外端
部14に圧入した後、ボルト3を締結して、ハンドルパ
イプと重錘22と一体化する。その後、重錘22の後端
開口を蓋25で閉鎖して完成する構造のものである。ハ
ンドルパイプ11にも圧入しなければならないものであ
るので、構造的にも複雑であり、また防振装置をなす重
錘と弾性ゴムがハンドルパイプ11の外端部14より出
ているので、転倒時に弾性ゴムの焼付部にヒビが入った
り、また長期間には弾性ゴムが劣化をしたりすることが
ある。しかしながら、本発明の構造のハンドルの防振装
置は、ハンドルパイプ11の外端近くのハンドルパイプ
11内部に、外筒19と内筒18の間に弾性ゴム20を
焼き付けた筒体21を圧入した後、重錘22をボルト2
3で取り付けるようになっているので、焼付け部分のヒ
ビ割れ劣化等を防止でき、また取付構造も簡単である。
【0008】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は構成されて
いるので、従来のこの種の装置と比べて、内筒と外筒と
の間に焼き付けられた弾性体よりなる部材の劣化を防止
し、耐久性を高めるだけでなく、重錘を着脱自在に設け
たことによって、その弾性体よりなる部材と重錘をハン
ドルの共振する振動数の変化にしたがって適宜組み合わ
せを変えることもでき、コスト的にも安価なものとする
ことができる。また重錘と弾性体よりなる部材のハンド
ルに対する取付構造も簡単である等の効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を適用したハンドルの概略図で
ある。
【図2】本発明の実施例を示した断面図である。
【図3】従来例のハンドルの防振装置の断面図である。
【符号の説明】
11 ハンドルパイプ 12 フロントフォーク 13 ブラケット 14 ハンドル外端部 15 ハンドルグリップ 16 スロットルワイヤ取付管 161 スロットルワイヤ取付部 17 スロットルワイヤ 18 内筒 19 外筒 20 弾性ゴム 21 筒体 22 重錘 23 ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内端部が振動する乗物本体に固定され
    た、グリップ部分を構成するハンドルパイプの外端部近
    くのハンドルパイプ内に、内筒と外筒間に弾性体を焼き
    付けた部材よりなる筒体を圧入して取着するとともに、
    前記内筒に対して着脱自在に重錘をハンドルパイプの外
    端に取り付けたことを特徴とするハンドルの防振装置。
JP33301693A 1993-12-27 1993-12-27 ハンドルの防振装置 Pending JPH07187044A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33301693A JPH07187044A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ハンドルの防振装置

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JP33301693A JPH07187044A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ハンドルの防振装置

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JPH07187044A true JPH07187044A (ja) 1995-07-25

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ID=18261352

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008123059A1 (ja) * 2007-03-19 2008-10-16 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha 自動二輪車
WO2008123056A1 (ja) * 2007-03-19 2008-10-16 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha 自動二輪車
JP2012096607A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Honda Motor Co Ltd 鞍乗型車両のナックルガード取付け構造

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