JPH0630632Y2 - 自動二輪車のハンドル装置 - Google Patents
自動二輪車のハンドル装置Info
- Publication number
- JPH0630632Y2 JPH0630632Y2 JP1987005895U JP589587U JPH0630632Y2 JP H0630632 Y2 JPH0630632 Y2 JP H0630632Y2 JP 1987005895 U JP1987005895 U JP 1987005895U JP 589587 U JP589587 U JP 589587U JP H0630632 Y2 JPH0630632 Y2 JP H0630632Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driver
- handle
- handle pipe
- attached
- grip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動二輪車のハンドル装置に関する。
自動二輪車のハンドル装置は、前ホーク上部に左右側方
に伸ばしてハンドルパイプを取付け、このハンドルパイ
プの両端に弾性材等でできたグリップを取付け、運転者
がグリップを握って運転操作するようになっている。一
般に、ハンドルパイプは鋼管でできている。そして、自
動二輪車は、エンジンを運転すると振動を発生し、エン
ジンは、車体にゴムブッシュ等で浮動させて取付けてい
るが、それでも振動が伝達される。特にハンドルパイプ
のように突出している部分では、振動が拡大されるの
で、グリップで振動を吸収するようにしている。
に伸ばしてハンドルパイプを取付け、このハンドルパイ
プの両端に弾性材等でできたグリップを取付け、運転者
がグリップを握って運転操作するようになっている。一
般に、ハンドルパイプは鋼管でできている。そして、自
動二輪車は、エンジンを運転すると振動を発生し、エン
ジンは、車体にゴムブッシュ等で浮動させて取付けてい
るが、それでも振動が伝達される。特にハンドルパイプ
のように突出している部分では、振動が拡大されるの
で、グリップで振動を吸収するようにしている。
しかしながら、前記従来の自動二輪車のハンドル装置に
あっては、グリップでは十分に振動を吸収することがで
きず、また、ハンドルパイプは鋼管で、どの方向に対し
ても同じ断面二次モーメントを有するため、ハンドルパ
イプの端部が円形に大きく振動してしまう。したがっ
て、グリップを握っている手に振動が伝わって不快であ
る。
あっては、グリップでは十分に振動を吸収することがで
きず、また、ハンドルパイプは鋼管で、どの方向に対し
ても同じ断面二次モーメントを有するため、ハンドルパ
イプの端部が円形に大きく振動してしまう。したがっ
て、グリップを握っている手に振動が伝わって不快であ
る。
また、内側にリブを入れたパイプも提案されているが、
製造コストが高くなって不都合である。例えば実開昭５
７−８５３８７号公報参照。
製造コストが高くなって不都合である。例えば実開昭５
７−８５３８７号公報参照。
この考案は、前記問題点を鑑みてなされたものであっ
て、運転者の腕が伸びる方向のハンドルパイプの振動を
小さくすることによって、運転者が体感する振動を小さ
くし、運転を快適にさせる自動二輪車のハンドル装置を
提供することを目的とする。
て、運転者の腕が伸びる方向のハンドルパイプの振動を
小さくすることによって、運転者が体感する振動を小さ
くし、運転を快適にさせる自動二輪車のハンドル装置を
提供することを目的とする。
本考案は、前記目的を達成するため、次のような構成を
有する。
有する。
すなわち、本考案は、前ホーク上部に左右側方に伸ばし
てハンドルパイプを取付け、該ハンドルパイプの両端に
グリップを取付けて運転者が該グリップを握って操作す
るようにした自動二輪車のハンドル装置において、前記
ハンドルパイプの前記グリップが装着される部分におけ
る横断面の外側形状を円形状としかつ内側形状を楕円形
状として前記ハンドルパイプの楕円長軸方向の肉厚部を
楕円短軸方向の肉厚部よりも薄くすると共に、楕円長軸
方向が運転者の腕の伸びる方向に向くように前記ハンド
ルパイプを取付けることを特徴とする自動二輪車のハン
ドル装置である。
てハンドルパイプを取付け、該ハンドルパイプの両端に
グリップを取付けて運転者が該グリップを握って操作す
るようにした自動二輪車のハンドル装置において、前記
ハンドルパイプの前記グリップが装着される部分におけ
る横断面の外側形状を円形状としかつ内側形状を楕円形
状として前記ハンドルパイプの楕円長軸方向の肉厚部を
楕円短軸方向の肉厚部よりも薄くすると共に、楕円長軸
方向が運転者の腕の伸びる方向に向くように前記ハンド
ルパイプを取付けることを特徴とする自動二輪車のハン
ドル装置である。
本考案によれば、前記ハンドルパイプの前記グリップが
装着される部分における横断面の外側形状を円形状とし
かつ内側形状を楕円形状として前記ハンドルパイプの楕
円長軸方向の肉厚部を楕円短軸方向の肉厚部よりも薄く
すると共に、楕円長軸方向は運転者の腕の伸びる方向に
向くように前記ハンドルパイプを取付けたので、運転者
の腕が伸びる方向の、ハンドルパイプの断面二次モーメ
ントを小さくし、運転者の腕の伸びる方向と直交する方
向の、ハンドルパイプの断面二次モーメントを大きくす
ることができる。
装着される部分における横断面の外側形状を円形状とし
かつ内側形状を楕円形状として前記ハンドルパイプの楕
円長軸方向の肉厚部を楕円短軸方向の肉厚部よりも薄く
すると共に、楕円長軸方向は運転者の腕の伸びる方向に
向くように前記ハンドルパイプを取付けたので、運転者
の腕が伸びる方向の、ハンドルパイプの断面二次モーメ
ントを小さくし、運転者の腕の伸びる方向と直交する方
向の、ハンドルパイプの断面二次モーメントを大きくす
ることができる。
したがって、運転者の腕の伸びる方向と直交する方向す
なわち手首の回動で振動を吸収できる方向の、ハンドル
パイプの振動を大きくし、運転者の腕が伸びる方向の、
ハンドルパイプの振動を小さくすることができるので、
運転者が体感する振動を小さくすることができる。
なわち手首の回動で振動を吸収できる方向の、ハンドル
パイプの振動を大きくし、運転者の腕が伸びる方向の、
ハンドルパイプの振動を小さくすることができるので、
運転者が体感する振動を小さくすることができる。
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第１図は、本考案の一実施例の平面図である。また、第
２図は、第１図Ａ−Ａ矢視拡大断面図である。
２図は、第１図Ａ−Ａ矢視拡大断面図である。
この実施例の自動二輪車のハンドル装置は、第１図に示
すように、前ホーク１の上部にハンドルパイプ２を左右
方向に伸ばして締着し、ハンドルパイプ２の端部には、
弾性材でできたグリップ３を挿入し取付けて、運転者が
グリップ３を握って運転操作するようになっている。
すように、前ホーク１の上部にハンドルパイプ２を左右
方向に伸ばして締着し、ハンドルパイプ２の端部には、
弾性材でできたグリップ３を挿入し取付けて、運転者が
グリップ３を握って運転操作するようになっている。
そして、この実施例においては、第２図に示すように、
ハンドルパイプ２のグリップ３が装着される部分におけ
る横断面の外側形状を円形状としかつ内側形状を楕円形
状としてハンドルパイプ２の楕円長軸方向の肉厚部４を
楕円短軸方向の肉厚部５よりも薄くすると共に、楕円長
軸方向が運転者の腕の伸びる方向に向くようにハンドル
パイプ２が前ホーク１に締着されている。なお、このハ
ンドルパイプ２は軽合金を用いて押し出し成形等によっ
て形成されるようにすれば、コストアップを少なくする
ことができる。
ハンドルパイプ２のグリップ３が装着される部分におけ
る横断面の外側形状を円形状としかつ内側形状を楕円形
状としてハンドルパイプ２の楕円長軸方向の肉厚部４を
楕円短軸方向の肉厚部５よりも薄くすると共に、楕円長
軸方向が運転者の腕の伸びる方向に向くようにハンドル
パイプ２が前ホーク１に締着されている。なお、このハ
ンドルパイプ２は軽合金を用いて押し出し成形等によっ
て形成されるようにすれば、コストアップを少なくする
ことができる。
以上のような構成を有する本実施例の自動二輪車のハン
ドル装置によれば、ハンドルパイプ２の楕円長軸方向の
肉厚部４を楕円短軸方向の肉厚部５よりも薄くすると共
に、楕円長軸方向が運転者の腕の伸びる方向に向くよう
にハンドルパイプ２を取付けたので、運転者の腕の伸び
る方向のハンドルパイプ２の、断面二次モーメントを小
さくすることができる。
ドル装置によれば、ハンドルパイプ２の楕円長軸方向の
肉厚部４を楕円短軸方向の肉厚部５よりも薄くすると共
に、楕円長軸方向が運転者の腕の伸びる方向に向くよう
にハンドルパイプ２を取付けたので、運転者の腕の伸び
る方向のハンドルパイプ２の、断面二次モーメントを小
さくすることができる。
したがって、運転者の腕が伸びる方向のハンドルパイプ
２の振動を小さくすることができるので、運転者が体感
する振動を小さくすることができる。
２の振動を小さくすることができるので、運転者が体感
する振動を小さくすることができる。
すなわち、第２図に示すＸ−Ｘ方向の小さい振動は、グ
リップ３を握った運転者の手６を介して腕に伝わるが、
Ｙ−Ｙ方向の大きい振動は、グリップ３を握った手６の
手首の動きで吸収され得る。このため、運転者が体感す
る振動は小さくなり、快適な運転ができる。
リップ３を握った運転者の手６を介して腕に伝わるが、
Ｙ−Ｙ方向の大きい振動は、グリップ３を握った手６の
手首の動きで吸収され得る。このため、運転者が体感す
る振動は小さくなり、快適な運転ができる。
以上説明したように、本考案によれば、運転者が手首の
回動で振動を吸収できる方向のハンドルパイプの振動を
大きくし、運転者の腕が伸びる方向のハンドルパイプの
振動を小さくすることができるので、運転者が体感する
振動が小さくなり、快適な運転ができる。
回動で振動を吸収できる方向のハンドルパイプの振動を
大きくし、運転者の腕が伸びる方向のハンドルパイプの
振動を小さくすることができるので、運転者が体感する
振動が小さくなり、快適な運転ができる。
図は本考案の一実施例を示し、第１図は平面図、第２図
は第１図Ａ−Ａ矢視拡大断面図である。 １……前ホーク、２……ハンドルパイプ、３……グリッ
プ、４……楕円長軸方向の肉厚部、５……楕円短軸方向
の肉厚部、６……運転者の手。
は第１図Ａ−Ａ矢視拡大断面図である。 １……前ホーク、２……ハンドルパイプ、３……グリッ
プ、４……楕円長軸方向の肉厚部、５……楕円短軸方向
の肉厚部、６……運転者の手。
Claims (1)
- 【請求項１】前ホーク上部に左右側方に伸ばしてハンド
ルパイプを取付け、該ハンドルパイプの両端にグリップ
を取付けて運転者が該グリップを握って操作するように
した自動二輪車のハンドル装置において、前記ハンドル
パイプの前記グリップが装着される部分における横断面
の外側形状を円形状としかつ内側形状を楕円形状として
前記ハンドルパイプの楕円長軸方向の肉厚部を楕円短軸
方向の肉厚部よりも薄くすると共に、楕円長軸方向が運
転者の腕の伸びる方向に向くように前記ハンドルパイプ
を取付けることを特徴とする自動二輪車のハンドル装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987005895U JPH0630632Y2 (ja) | 1987-01-19 | 1987-01-19 | 自動二輪車のハンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987005895U JPH0630632Y2 (ja) | 1987-01-19 | 1987-01-19 | 自動二輪車のハンドル装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63112994U JPS63112994U (ja) | 1988-07-20 |
| JPH0630632Y2 true JPH0630632Y2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=30787908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987005895U Expired - Lifetime JPH0630632Y2 (ja) | 1987-01-19 | 1987-01-19 | 自動二輪車のハンドル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0630632Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5675282A (en) * | 1979-11-19 | 1981-06-22 | Yamaha Motor Co Ltd | Steering handle in plastic |
-
1987
- 1987-01-19 JP JP1987005895U patent/JPH0630632Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63112994U (ja) | 1988-07-20 |
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