JPS634641Y2 - - Google Patents

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JPS634641Y2
JPS634641Y2 JP13667082U JP13667082U JPS634641Y2 JP S634641 Y2 JPS634641 Y2 JP S634641Y2 JP 13667082 U JP13667082 U JP 13667082U JP 13667082 U JP13667082 U JP 13667082U JP S634641 Y2 JPS634641 Y2 JP S634641Y2
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JP
Japan
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torque tube
torque
bell crank
drive wheel
supported
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JP13667082U
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JPS5940107U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両の駆動輪懸架装置に関するもので
ある。
[従来の技術] トルクチユーブ式駆動輪懸架装置は、第1,2
図に示すように、車体の横部材16にブリツジと
称する開口部6を設け、この開口部6にマウント
ラバー8を介して推進軸5を案内支持するトルク
チユーブ7が支持される。このトルクチユーブ7
の端部は差動装置のケース12と一体的に結合さ
れる。そして、左右の駆動輪2のアクスルハウジ
ング3がばね9および図示していないジヨツクア
ブソーバにより車体に支持される。
上述した従来の駆動輪懸架装置では、本来の走
行性能を犠牲にして、減速時のこもり音などの対
策のために駆動輪の支持剛性を下げざるを得な
い。このため、急発進または急加速時に駆動輪の
ジヤダー(ガタ付き)が起るという問題がある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は駆動トルクの変化に伴う駆動輪
のジヤダーを効果的に抑止し、駆動トルクを有効
に路面に伝達する駆動輪懸架装置を提供すること
にある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は差
動装置のケースと一体のトルクチユーブを車体の
横部材に弾性支持し、横部材に中間部分を軸支持
したベルクランクの一方の腕をトルクチユーブに
連結し、他方の腕とトルクチユーブとの間にオイ
ルダンパを連結したものである。
[作用] 過大の駆動トルクが駆動輪に作用すると、この
トルク反力によりトルクチユーブ7が上下に振動
する。しかし、車体の横部材16に支持されたベ
ルクランク30の回動がオイルダンパ23により
抑えられ、トルクチユーブ7の振動が減衰され
る。
[考案の実施例] 第3図に示すように、トルクチユーブ式駆動輪
懸架装置は駆動輪2の駆動軸を支持するアクスル
ハウジング3と、差動装置のケース12とが一体
的に構成され、アクスルハウジング3の両端から
前方へ延びる1対の腕13が車体の底部にコイル
ばね9および公知のシヨツクアブソーバを介して
支持されるとともに、腕13の端部にピン14に
よりトレーリングアーム15が連結され、この先
端がピンなどにより車体底部に支持される。
また、差動装置のケース12と一体的に、推進
軸5を案内支持するトルクチユーブ7が結合さ
れ、このトルクチユーブ7が車体の横部材16に
形成したブリツジと称する開口部6に貫通され、
かつマウンドラバー8(第4図)により弾性支持
される。このような構成は従来のものと同様であ
る。
本考案によれば、トルクチユーブ7の傾きを抑
えるために、開口部6にブラケツト27を固定
し、これに支軸26によりベルクランク30の中
間部分を回動可能に支持する。
一方、トルクチユーブ7にブラケツト29を固
定し、このブラケツト29にベルクランク30の
一方の腕をピンにより連結する。ベルクランク3
0の他方の腕はピン25によりオイルダンパ23
のロツド24に連結する。オイルダンパ23のシ
リンダはピン22により、トルクチユーブ27に
固定したブラケツト21に連結する。
本考案は上述のように、トルクチユーブ7の先
端部に連結したベルクランク30を開口部6に回
動可能に支持し、トルクチユーブ7の差動装置側
の端部に設けたブラケツト21との間に、オイル
ダンパ23を連結したものであるから、大きな駆
動トルクが駆動輪2に加わつた場合に、トルクチ
ユーブ7の先端部の上下方向のバタ付きがベルク
ランク30に、支軸26を中心とする回転運動と
して伝達される時、ベルクランク30の回動がオ
イルダンパ23により有効に抑えられる。
したがつて、差動装置から駆動輪2へトルクが
有効に伝達され、円滑な加速が得られる。また、
ベルクランク30およびオイルダンパ23はアク
スルハウジング側にのみ取り付けられ、車体に対
してマウントラバー8で支持されているので、こ
もり音の発生が抑えられる。
ところで、第1,2図に示すような従来の駆動
輪懸架装置では、急発進時に大きな駆動力が加わ
ると、アクスルハウジング3またはばね9を支点
としてトルクチユーブ7の先端がマウントラバー
8を撓ませて開口部6の天壁に当る。すると、こ
のトルクチユーブ7が開口部6の天壁支持される
結果、駆動トルクで駆動輪2が上方へ移動し、こ
の反動でトルクチユーブ7が開口部6の底壁に当
る。さらに駆動トルクの支持を失つて駆動輪2が
下がる。
このような繰返し運動により駆動トルクの一部
がトルクチユーブ7の上下運動に消費されるため
に、有効な加速が得られない。有効な加速を得る
ためには、トルクチユーブ7の先端部の支持剛性
を高める以外になく、この支持剛性を高くすると
減速時のこもり音が生じ、感覚的に乗り心地が損
われるという欠点があつた。
しかし、本考案は上述のように構成したから、
この種の形式の駆動輪懸架装置の最大の欠点であ
つた悪路走行などでの駆動輪のバタ付きが解消さ
れ、車両の方向安定性が向上する。
[考案の効果] 本考案は上述のように、差動装置のケースと一
体のトルクチユーブを車体の横部材に弾性支持
し、横部材に中間部分を軸支持したベルクランク
の一方の腕をトルクチユーブに連結し、他方の腕
とトルクチユーブとの間にオイルダンパを連結か
ら、急激な加速運転によりトルクチユーブに生じ
る上下振動が、オイルダンパの作用により抑えら
れ、円滑な加速運転が可能となり、方向安定性も
向上される。
通常の運転では、トルクチユーブが横部材に弾
性支持されるので、こもり音の発生が抑えられ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の駆動輪懸架装置の正面断面図、
第2図は同側面断面図、第3図は本考案に係る駆
動輪懸架装置の斜視図、第4図は同側面断面図で
ある。 2:駆動輪、3:アクスルハウジング、5:推
進軸、6:開口部、7:トルクチユーブ、8:マ
ウントラバー、9:ばね、12:差動装置のケー
ス、16:横部材、23:オイルダンパ、26:
支軸、30:ベルクランク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 差動装置のケースと一体のトルクチユーブを車
    体の横部材に弾性支持し、横部材に中間部分を軸
    支持したベルクランクの一方の腕をトルクチユー
    ブに連結し、他方の腕とトルクチユーブとの間に
    オイルダンパを連結したことを特徴とする車両の
    駆動輪懸架装置。
JP13667082U 1982-09-10 1982-09-10 車両の駆動輪懸架装置 Granted JPS5940107U (ja)

Priority Applications (1)

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JP13667082U JPS5940107U (ja) 1982-09-10 1982-09-10 車両の駆動輪懸架装置

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JP13667082U JPS5940107U (ja) 1982-09-10 1982-09-10 車両の駆動輪懸架装置

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Publication Number Publication Date
JPS5940107U JPS5940107U (ja) 1984-03-14
JPS634641Y2 true JPS634641Y2 (ja) 1988-02-06

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ID=30307221

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JP13667082U Granted JPS5940107U (ja) 1982-09-10 1982-09-10 車両の駆動輪懸架装置

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JPS5940107U (ja) 1984-03-14

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