JP4925657B2 - 車両用ハンドル及び車両 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車等に用いられるパイプ状のハンドルであって、防振機能を備えた車両用ハンドルに関する。
この種の従来の車両用ハンドルとしては、特許文献1に開示されたものがある。この車両用ハンドル100は、図10に示すように、内部が中空のハンドルパイプ101と、このハンドルパイプ101の内部に配置されたバランスウエイト102と、このバランスウエイト102に一端が固定されたネジロッド部103と、このネジロッド部103の他端側とハンドルパイプ101の内面との間に介在されたフローテングダンパ104と、ネジロッド部103に螺入されたナット105と、このナット105に固定され、ネジロッド部103をハンドルパイプ101に対して支持する支持片106とを備えている。尚、Gはバランスウエイト102の重心位置である。
上記構成において、エンジン等からの振動が車両用ハンドル100に伝達されると、バランスウエイト102がフローテングダンパ104の弾性に抗して支持片106を中心として揺動振動する。このバランスウエイト102の共振振動を利用した減衰作用によってハンドル100の振動を減少させることができる。
つまり、バランスウエイト102の共振周波数を車両用ハンドル100の共振周波数に合わせ込むことにより、エンジンの振動等に基づく車両用ハンドル100の共振をバランスウエイト102の共振によって吸収し、操縦性の向上を図る。
実開昭60−34978号公報
しかしながら、前記従来の車両用ハンドル100では、バランスウエイト102の振動が揺動振動のみであり、図5にて一点鎖線で示すように、単一の共振周波数を有する周波数特性となるため、車両用ハンドル100の単一の共振周波数の周辺帯域しか減衰することができない。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、防振機能を向上させた車両用ハンドルを提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1の発明は、ハンドルパイプと、このハンドルパイプ内に重心位置が位置するよう配置されたバランスウエイトと、このバランスウエイトと前記ハンドルパイプとの間に介在されたフローテングダンパとを備えた車両用ハンドルであって、前記バランスウエイトは、フローティングダンパによってハンドルパイプ内に支持され、該バランスウエイトの重心が、該フローティングダンパによって該ハンドルパイプ内に支持された部位に位置することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の車両用ハンドルであって、前記バランスウエイトは、ハンドルパイプ内に配置されたインナーバランスウエイト部と、このインナーバランスウエイト部に連結され、前記ハンドルパイプの端部より外部に配置されたアウターバランスウエイト部とを有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載の車両用ハンドルであって、前記フローテングダンパの外周面の中央部には、切欠部が形成され、この切欠部の両側の外側端部が前記ハンドルパイプの内周面に当接していることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1記載の車両用ハンドルであって、前記フローテングダンパは、型成形によって作られたゴムダンパであることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1又は請求項2記載の車両用ハンドルであって、前記フローテングダンパは、前記ハンドルパイプの内面の周方向に部分的に接触する接触部を有することを特徴とする。
請求項6の発明は、ハンドルパイプと、このハンドルパイプ内に重心位置が位置するよう配置されたバランスウエイトと、このバランスウエイトと前記ハンドルパイプとの間に介在されたフローテングダンパとを備えた車両用ハンドルであって、前記バランスウエイトは、フローティングダンパによってハンドルパイプ内に支持され、該バランスウエイトの重心が、該フローティングダンパによって該ハンドルパイプ内に支持された部位に位置することを特徴とする車両。
請求項1、請求項6の発明によれば、バランスウエイトは、その重心位置でフローテングダンパに支持されているため、エンジンからの振動、および走行時の振動等の振動がハンドルに伝達されると、フローティングダンパに弾性力に抗してバランスウエイトがラジアル方向に振動する並進振動と、重心を支点に振動する揺動振動が発生することで、フローティングダンパの並進振動の共振周波数と揺動振動の共振周波数のピークをハンドルの振動の共振周波数のピークに容易に合わせることができ、ハンドルの振動を効果的に減衰できる。
又、バランスウエイトの各モードの共振周波数の間の周波数帯域にも減衰効果が得られるため、ハンドル共振周波数への合わせ込み作業が容易であると共に防振周波数帯域を広げることができる。
又、フローテングダンパを一つ設ければ良いので、部品点数や組み付け工数の増大にならず、コストアップを抑制できる。
更に、フローテングダンパが一箇所にのみ設けられているので、フローテングダンパのバネ定数を容易に変更することができる。
請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加え、インナーバランスウエイト部とアウターバランスウエイト部の一方、又は、双方を交換することによってバランスウエイトの重量調整、ひいては共振周波数の調整が容易にできる。又、ハンドルパイプ内のスペースによる制限を受けることなくバランスウエイトの重さを設定できるため、バランスウエイトの共振周波数の設定範囲が広がる。又、ハンドルパイプ内のスペースによる制限を受けることなく、バランスウエイトの揺動振動の振幅を大きく取ることができる。
請求項3の発明では、請求項1の発明の効果に加え、切欠部の幅寸法に応じてフローティングダンパのバネ定数を変化させることができるが、切欠部の幅寸法に応じて並進方向のいわゆるバネ定数が変化するが、切欠部の幅寸法に応じて揺動方向のいわゆるバネ定数はあまり変化しない。従って、切欠部の幅寸法を変化させることによって、揺動振動の共振周波数を変えずに、並進振動の共振周波数を下げることができるため、共振周波数の合わせ込み作業が容易に行える。
請求項4の発明では、請求項1の発明の効果に加え、焼付けによって作る焼付けゴムダンパに較べて、フローテングダンパを低コストに作成できる。
請求項5の発明では、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、フローテングダンパのいわゆるバネ定数を下げることができる。又、ハンドルパイプ内への挿入作業が容易になる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図7は本発明の一実施形態を示し、図1は車両用ハンドルを自動二輪車に搭載した様子をしめす車両後方図、図2は車両用ハンドルの断面図、図3は図2のC−C線に沿った断面図、図4はダイナミックダンパの側面図、図5はダイナミックダンパの周波数特性線図、図6(a)は並進振動時のフローテングダンパの弾性変形状態を示す図、図6(b)は揺動振動時のフローテングダンパの弾性変形状態を示す図、図7はフローテングダンパの切欠部の幅寸法と共振周波数の変化を説明する周波数特性線図である。
図1に示すように、本実施形態の車両用ハンドル1は、自動二輪車に搭載されており、ステアリングシャフト(図示せず)の上端に車両左右方向に沿って配置され、前輪(図示せず)を操舵するものである。そして、図2〜図4に示すように、本実施形態の車両用ハンドル1は、円筒状のハンドルパイプ2と、このハンドルパイプ2の両端部に設けられ、乗員が握持するハンドルグリップ21と、ハンドルパイプ2の両先端部に配置されたダイナミックダンパ5とを備えている。ダイナミックダンパ5は、バランスウエイト3と、このバランスウエイト3の外周とハンドルパイプ2の内面との間に介在され、一箇所でのみバランスウエイト3を支持する単一のフローテングダンパ4とを備えている。
バランスウエイト3は、ハンドルパイプ2内に配置されたインナーバランスウエイト部3aと、このインナーバランスウエイト部3aにボルト10を介して連結され、ハンドルパイプ2の端部より外部に配置されたアウターバランスウエイト部3bとから構成されている。バランスウエイト3は、ハンドルパイプ2内に位置するインナーバランスウエイト部3aの位置に重心位置Gを有し、この重心位置Gを含む一箇所でフローテングダンパ4に支持されている。インナーバランスウエイト部3aの複数箇所には、撓み変形自在な係止爪11(図4に示す)が突設されている。この各係止爪11がハンドルパイプ2の係止孔(図示せず)に係止されることによってバランスウエイト3がハンドルパイプ2に固定されている。
フローテングダンパ4は、成形によって作られた成型ゴムダンパであり、図3に示すように、断面が星形の筒形状を有している。フローテングダンパ4には、その外周面の中央箇所に周方向に沿って切欠部4aが形成されており、この切欠部4aの両方の外側箇所4b,4bに形成され、半径方向に突出する接触部4cのみがハンドルパイプ2の内面に当接されている。従って、フローテングダンパ4は、その並進振動Aの際には、図6(a)にてハッチングで示す領域が伸縮し、切欠部4aの幅寸法Dによって並進方向(ラジアル方向)のいわゆるバネ定数が変化する。これに対し、フローテングダンパ4は、その揺動振動Bの際には、図6(b)にてハッチングで示す領域が伸縮し、切欠部4aの幅寸法Dによって回転方向のいわゆるバネ定数があまり変化しない。
次に、前記車両用ハンドル1の組み付け作業を簡単に説明する。インナーバランスウエイト部3aの外周にフローテングダンパ4を挿入する。次に、インナーバランスウエイト部3aの端部にアウターバランスウエイト部3bをボルト10で連結し、バランスウエイト3を組み付ける。次に、バランスウエイト3をそのインナーバランスウエイト部3aを先端としてハンドルパイプ2内に挿入する。そして、バランスウエイト3の各係止爪11をハンドルパイプ2の係止孔(図示せず)に係止させれば完了する。
次に、前記車両用ハンドル1の作用を説明する。バランスウエイト3は、その重心位置Gでのみフローテングダンパ4に支持されているため、フローテングダンパ4の弾性力に抗して並進振動Aの方向と揺動振動Bの方向の両方向に移動自在に支持されている。従って、エンジン、走行等の振動が車両用ハンドル1に伝達されると、バランスウエイト3がラジアル方向に振動する並進振動Aと重心位置Gを支点に振動する揺動振動Bとの2モードで振動する。つまり、バランスウエイト3は、図5の実線で示すように、並進振動Aの共振周波数f2と揺動振動Bの共振周波数f1とを有する周波数特性を有するため、ダイナミックダンパ5の2モードの共振周波数f1,f2をハンドル共振周波数に合わせることにより、2値の共振周波数f1,f2の周辺領域で減衰できる。従って、防振機能を向上させることができる。
又、図5の実線で示すように、ダイナミックダンパ5の各モードの共振周波数f1,f2の間の周波数帯域にも減衰効果が得られるため、ハンドル共振周波数への合わせ込み作業が容易であると共に防振周波数帯域を広げることができる。
又、前記車両用ハンドル1によれば、フローテングダンパ4を一つ設ければ良いので、部品点数や組み付け工数の増大にならず、コストアップを抑制できる。
更に、フローテングダンパ4が一箇所にのみ設けられているので、フローテングダンパ4の形状や寸法によっていわゆるバネ定数を変更する際に、その変更による共振周波数の予測が容易であるため、フローテングダンパ4を複数箇所に設けた場合に較べてハンドル共振周波数への合わせ込み作業が容易である。
この実施形態では、バランスウエイト3は、ハンドルパイプ2内に配置されたインナーバランスウエイト部3aと、このインナーバランスウエイト部3aに連結され、ハンドル
パイプ2の端部より外部に配置されたアウターバランスウエイト部3bとから成るので、インナーバランスウエイト部3aとアウターバランスウエイト部3bの一方、又は、双方を交換することによってバランスウエイト3の重量調整、ひいては共振周波数の調整が容易にできる。又、ハンドルパイプ2内のスペースによる制限を受けることなくバランスウエイト3の重さを設定できるため、バランスウエイト3の共振周波数の設定範囲が広がる。又、ハンドルパイプ2内のスペースによる制限を受けることなく、バランスウエイト3の揺動振動Bの振幅を広く取ることができる。
この実施形態では、フローテングダンパ4の外周面の中央箇所には、周方向に沿って切欠部4aが形成され、この切欠部4aの両方の外側箇所4b,4bのみがハンドルパイプ2に当接している。従って、図6(a)に示すように、切欠部4aの幅寸法Dに応じてフローティングダンパ4の並進振動Aのいわゆるバネ定数が変化する。詳細には、切欠部4aの幅寸法Dを大きくするにつれていわゆるバネ定数が低くなり、共振周波数f2が徐々に下がる。しかし、図6(b)に示すように、切欠部4aの幅寸法Dに応じて回転方向のいわゆるバネ定数はあまり変化しない。従って、切欠部4aの幅寸法Dを変化させることによって、揺動振動Bの共振周波数f1を変えずに、並進振動Aの共振周波数f2を下げることができるため(図7の破線では共振周波数がf3に変化した場合を示す)、共振周波数の合わせ込み作業が容易に行える。
この実施形態では、フローテングダンパ4は、成形によって作られた成型ゴムダンパであるので、焼付けによって作る焼付けゴムダンパに較べて、フローテングダンパ4を低コストに作成できる。
この実施形態では、フローテングダンパ4は、ハンドルパイプ2の内面の周方向に部分的に接触するよう形成されたので、フローテングダンパ4のいわゆるバネ定数を下げることができる。又、ハンドルパイプ2内への挿入作業が容易である。
この実施形態では、バランスウエイト3に係止爪11を設け、ハンドルパイプ2に係止孔(図示せず)を設けたので、バランスウエイト3をハンドルパイプ2内に挿入し、バランスウエイト3の係止爪11をハンドルパイプ2の係止孔(図示せず)に係止することによってバランスウエイト3をハンドルパイプ2に固定できる。従って、バランスウエイト3の組み付け作業が容易である。
尚、この実施形態では、本発明を自動二輪車の車両用ハンドル1に適用した場合を示したが、小型自動三輪車、小型自動四輪車、水上スクータなどの棒状の車両用ハンドルに適用できることはもちろんである。
図8、図9は上記実施形態の別態様を示し、図8は本態様の車両用ハンドルの断面図、図9は本態様のダイナミックダンパの側面図である。
図8、図9において、本態様の実施形態の車両用ドアハンドル1′は、上記実施形態のものと比較するに、主にフローティングダンパの形状が相違する。つまり、本態様のフローティングダンパ4′は、切欠部を備えておらず、一端側から他端側に沿って連続した外側箇所4b′に接触部4c′が形成されている。
他の構成は、前記実施形態と同一であるため、重複説明を回避するべく説明を省略する。図面の同一構成箇所には同一符号を付して明確化を図る。
本態様のフローテングダンパ4′も、成形によって作られた成型ゴムダンパであり、図3に示すように、断面が星形の筒形状を有している。フローテングダンパ4には、一端側から他端側に沿って連続する外側箇所4b′,4b′に形成され、半径方向に突出する接触部4c′のみがハンドルパイプ2の内面に当接されている。従って、フローテングダンパ4′は、その並進振動Aの際には、図6(a)にてハッチングで示す領域が伸縮し、切欠部を有する場合よりも並進方向(ラジアル方向)のいわゆるバネ定数が大きくなるため、並進振動Aの共振周波数がより高い場合にも対応することができる。
以上、本態様の車両用ドアハンドル1′でも上記実施形態と同様に、バランスウエイト3がラジアル方向に振動する並進振動Aと、重心を支点に振動する揺動振動Bが発生することで、フローティングダンパ4の並進振動の共振周波数と揺動振動の共振周波数のピークを車両用ハンドル1′の振動の共振周波数のピークに容易に合わせることができ、車両用ハンドル1′の振動を効果的に減衰できる。
又、バランスウエイト3の各モードの共振周波数の間の周波数帯域にも減衰効果が得られるため、ハンドル共振周波数への合わせ込み作業が容易であると共に防振周波数帯域を広げることができる。
又、フローテングダンパ4′を一つ設ければ良いので、部品点数や組み付け工数の増大にならず、コストアップを抑制できる。
更に、フローテングダンパ4′が一箇所にのみ設けられているので、フローテングダンパ4′のバネ定数を容易に変更することができる。
加えて、上記実施形態のフローティングダンパ4の形状よりも単純化されるため、成形に必要な成形型を安価で製造することができるため、さらにコストアップを抑制することができる。
本発明の一実施形態を示し、車両用ハンドルを自動二輪車に搭載した様子をしめす車両後方図である。 本発明の一実施形態を示し、車両用ハンドルの断面図である。 本発明の一実施形態を示し、図2のC−C線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態を示し、ダイナミックダンパの側面図である。 本発明の一実施形態を示し、バランスウエイトの周波数特性線図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)は並進振動時のフローテングダンパの弾性変形状態を示す図、(b)は揺動振動時のフローテングダンパの弾性変形状態を示す図である。 本発明の一実施形態を示し、フローテングダンパの切欠部の幅寸法と共振周波数の変化を説明する周波数特性線図である。 本発明の別態様を示し、車両用ハンドルの断面図である。 本発明の別態様を示し、ダイナミックダンパの側面図である。 従来例のハンドルの断面図である。
符号の説明
1 車両用ハンドル
2 ハンドルパイプ
3 バランスウエイト
3a インナーバランスウエイト部
3b アウターバランスウエイト部
4 フローテングダンパ
4a 切欠部
4b 切欠部の外側箇所
4c 接触部
G バランスウエイトの重心位置

Claims (4)

  1. ハンドルパイプと、
    前記ハンドルパイプ内に重心位置が位置するよう配置されたバランスウエイトと、
    前記バランスウエイトと前記ハンドルパイプとの間に介在されたフローティングダンパとを備えた車両用ハンドルであって、
    前記バランスウエイトは、前記フローティングダンパによって前記ハンドルパイプ内に支持され、
    前記バランスウエイトの重心が、前記フローティングダンパによって前記ハンドルパイプ内に支持された部位に位置し、
    前記フローティングダンパは、切欠部と、外側箇所と、接触部とを有し、
    前記切欠部は、前記フローティングダンパの外周面の中央部において、前記ハンドルパイプの周方向に沿って形成され、
    前記外側箇所は、前記切欠部の両方の外側に形成され、
    前記接触部は、前記外側箇所において、前記ハンドルパイプの半径方向に突出し、
    前記接触部のみが前記ハンドルパイプの内面に部分的に接触することを特徴とする車両用ハンドル。
  2. 請求項1記載の車両用ハンドルであって、
    前記バランスウエイトは、
    前記ハンドルパイプ内に配置されたインナーバランスウエイト部と、
    前記インナーバランスウエイト部に連結され、前記ハンドルパイプの端部より外部に配置されたアウターバランスウエイト部と
    を有することを特徴とする車両用ハンドル。
  3. 請求項1記載の車両用ハンドルであって、
    前記フローティングダンパは、型成形によって作られたゴムダンパであることを特徴とする車両用ハンドル。
  4. ハンドルパイプと、
    前記ハンドルパイプ内に重心位置が位置するよう配置されたバランスウエイトと、
    前記バランスウエイトと前記ハンドルパイプとの間に介在されたフローティングダンパとを備えた車両用ハンドルを有する車両であって、
    前記バランスウエイトは、前記フローティングダンパによって前記ハンドルパイプ内に支持され、
    前記バランスウエイトの重心が、前記フローティングダンパによって前記ハンドルパイプ内に支持された部位に位置し、
    前記フローティングダンパは、切欠部と、外側箇所と、接触部とを有し、
    前記切欠部は、前記フローティングダンパの外周面の中央部において、前記ハンドルパイプの周方向に沿って形成され、
    前記外側箇所は、前記切欠部の両方の外側に形成され、
    前記接触部は、前記外側箇所において、前記ハンドルパイプの半径方向に突出し、
    前記接触部のみが前記ハンドルパイプの内面に部分的に接触することを特徴とする車両。
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