JP2006084007A - サスペンション用アッパーサポート - Google Patents

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Abstract

【課題】 乗り心地の改良を容易にしたサスペンション用アッパーサポートを提供する。
【解決手段】 サスペンション用アッパーサポート1においては、異なる材質の部材21,22により振動吸収部材20を形成しているので、振動特性に合わせた設計変更が容易である。また、振動吸収部材20の第1の部材21は、ピストンロッド2の上端部の周面に当接し、第2の部材22は、第1の部材21及び筒部13に当接するので、振動吸収部材20は、ピストンロッド2における軸線L方向及び軸直方向の振動吸収を容易にする。よって、車両走行中において、比較的大きな振動はコイルスプリング3によって吸収することができ、ピストンロッド2及びコイルスプリング3で発生している軸線方向及び軸直方向の微小振動を振動吸収部材20で吸収することができる。振動吸収部材20のこのような構成は、設計変更などによる乗り心地の改良を容易にするものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ショックアブソーバ及びコイルスプリングの車体取付けに利用されるサスペンション用アッパーサポートに関するものである。
従来、このような分野の技術として、実開昭61−182433号公報がある。この公報に記載されたサスペンション用アッパーサポートは、ショックアブソーバ及びコイルスプリングの上端を保持する構造を有している。このアッパーサポートのアッパジョイント部分によってコイルスプリングの上端が支持され、アッパジョイント部分とピストンロッドの上端とは、微小振動を吸収するためのスプリングによって連結されている。従って、車両走行中において、比較的大きな振動はコイルスプリングによって吸収され、ピストンロッドに加わる微小振動をスプリングによって吸収し、乗り心地の改良を図っている。
実開昭61−182433号公報
しかしながら、前述した従来のサスペンション用アッパーサポートでは、微小振動吸収をスプリングに依存しているため、ピストンロッドの軸線方向の微小振動吸収は可能であるが、軸直方向の微小振動吸収は困難であり、乗り心地の点において不満を有する。そして、乗り心地の改良が困難でもある。
本発明は、乗り心地の改良を容易にしたサスペンション用アッパーサポートを提供することを目的とする。
本発明に係るサスペンション用アッパーサポートは、ショックアブソーバのピストンロッドの上端部及びコイルスプリングを車体に取り付けるためのサスペンション用アッパーサポートにおいて、コイルスプリングの上端を保持するアッパスプリングシートに連結されてピストンロッドを包囲する筒部と、筒部とピストンロッドの上端部との間に配置されて、ピストンロッドを軸線方向及び軸直方向に支持する振動吸収部材とを備え、振動吸収部材は、ピストンロッドの上端部の周面に当接する第1の部材と、第1の部材と異なる材質によって形成されると共に、第1の部材及び筒部に当接する第2の部材とを有することを特徴とする。
このサスペンション用アッパーサポートにおいては、異なる材質の部材により振動吸収部材を形成しているので、振動特性に合わせた設計変更が容易である。また、振動吸収部材の第1の部材は、ピストンロッドの上端部の周面に当接し、第2の部材は、第1の部材及び筒部に当接するので、振動吸収部材は、ピストンロッドにおける軸線方向及び軸直方向の振動吸収を容易にする。よって、車両走行中において、比較的大きな振動はコイルスプリングによって吸収することができ、ピストンロッド及びコイルスプリングで発生している軸線方向及び軸直方向の微小振動を振動吸収部材で吸収することができる。振動吸収部材のこのような構成は、設計変更などによる乗り心地の改良を容易にするものである。
また、第1の部材と第2の部材は、凹凸嵌合によって連結されていると好適である。このような構成を採用することで、第1の部材と第2の部材との一体化を容易にし、このことは、第1の部材又は第2の部材の交換をも容易にする。
また、第1の部材の外面には、軸直方向で且つ車体の左右方向に突出する凸部が設けられ、第2の部材には、この内周面から軸直方向に陥没して凸部と嵌合する凹部が設けられていると好適である。カーブなどで車両が旋回しているとき、サスペンションには横方向に荷重が加わるので、アッパーサポートによって操縦安定性を良好にすることが求められる場合がある。そこで、第1の部材の凸部を左右方向に突出させることで、振動吸収部材自体を、左右方向において硬めにセッティングすることができ、旋回時の操縦安定性の向上が図られる。
本発明によれば、乗り心地の改良を容易にすることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るサスペンション用アッパーサポートの好適な実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、サスペンション用アッパーサポート1は、ショックアブソーバAのピストンロッド2の上端部及びコイルスプリング3の上端を車体4に取り付けるために利用されると共に、タイヤやホイールからの振動や衝撃が直接車体に伝わるのを防止している。このアッパーサポート1において、ピストンロッド2の上端部は、ベアリング6を介して車体4に取り付けられ、コイルスプリング3の上端は、アッパスプリングシート7を介して車体4に取り付けられている。
ベアリング6のアウターレース6aにはアッパーサポート内筒8が固定され、このアッパーサポート内筒8には外方に突出する鍔部8aが設けられている。また、車体4には、キャップ状の上側支持部材10及びドーナツ板状の下側支持部材11がボルト5及びナット9によって固定され、上側支持部材10と下側支持部材11によってリング状の弾性体12が挟み込まれている。そして、弾性体12に鍔部8aが差し込まれることで、ベアリング6は、弾性体12を介して車体4に固定されることになる。
さらに、コイルスプリング3の上端を保持するアッパスプリングシート7の内端には、ピストンロッド2の軸線L方向に延在してピストンロッド2の上端部を包囲する筒部13が溶接によって固定され、この筒部13は、ベアリング6のインナーレース6bに固定されている。したがって、ベアリング6を、筒部13とアッパーサポート内筒8とによって挟むことで、車体4に対してピストンロッド2及びコイルスプリング3を回転自在に構成することができる。そして、このサスペンションは、フロントサスペンション用であり、ピストンロッド2及びコイルスプリング3を弾性体12で支持するいわゆる入力一体型として構成されている。
このようなアッパーサポート1では、タイヤやホイールからの振動や衝撃が直接車体に伝わるのを弾性体12によって防止しているが、乗り心地をさらに良好にするためには、ピストンロッド2及びスプリング3の微小振動すなわち高周波振動を適切に吸収する必要がある。そこで、図1〜図3に示すように、筒部13とピストンロッド2の上端部との間に振動吸収部材20が配置され、この振動吸収部材20は、ピストンロッド2及びコイルスプリング3を軸線L方向及び軸線Lに直交する方向(軸直方向)に支持している。
この振動吸収部材20は、ピストンロッド2の上端部の周面に内面側が当接する略円筒状の第1の部材21と、第1の部材21と異なる材質によって形成されると共に、内面側が第1の部材21に当接し、外面側が筒部13の内面に当接する略円筒状の第2の部材22とを有する。この第1の部材21は、金属(例えば鉄)によって略円筒状に形成され、第2の部材22は、ゴムや樹脂などの弾性体によって形成されている。そして、第1の部材21は、ピストンロッド2の上端に螺着されたナット15によってピストンロッド2に固定されている。
このような構成の振動吸収部材20を採用することで、ピストンロッド2における軸線L方向及び軸直方向の微小振動吸収を容易にする。よって、車両走行中において、比較的大きな振動はコイルスプリング3によって吸収することができ、ピストンロッド2及びコイルスプリング3で発生している軸線L方向及び軸直方向の微小振動を振動吸収部材20で吸収することができ、振動吸収部材20と弾性体12との協働により広範囲な振動吸収特性を得ることができる。そして、振動吸収部材20のこのような構成は、設計変更などによる乗り心地の改良を容易にするものである。
さらに、第1の部材21と第2の部材22は、凹凸嵌合によって連結され、このことにより、第1の部材21と第2の部材22との一体化を容易にし、第1の部材21又は第2の部材22の交換をも容易にする。また、カーブなどで車両が旋回しているとき、サスペンションには横方向の荷重が加わっているので、アッパーサポート1で操縦安定性を良好にすることが求められる場合がある。そこで、第1の部材21の外面には、軸直方向で且つ車体4の左右方向に突出する左右一対の凸部21aが設けられている。
これに対し、第2の部材22には、この内周面から軸直方向に陥没して凸部21aと嵌合する凹部22aが設けられている。このように、第1の部材21の凸部21aを左右方向に突出させることで、車体4の左右方向において、第2の部材22の肉厚F1を薄くすることができ、車体4の前後方向において、第2の部材22の肉厚F2を厚くすることができる。よって、振動吸収部材20自体を、左右方向において硬めにセッティングすることができ、旋回時の操縦安定性の向上が図られる。
本発明は、前述した実施形態に限定されないことは言うまでもない。例えば、本発明に係るアッパーサポートは、入力分離型のサスペンションにも適用可能である。また、第1の部材21は、金属に限らず硬質ゴムや樹脂であってもよく、第1の部材21を硬質ゴムで形成し、第2の部材22を軟質ゴムで形成してもよく、第1の部材21を軟質ゴムで形成し、第2の部材22を硬質ゴムで形成してもよい。第1及び第2の部材21,22の材質は適宜選択可能である。本発明は、フロントサスペンションに限らずリアサスペンションにも適用可能である。また、第1の部材21に凹部が設けられ、第2の部材22に凸部が設けられていてもよい。
本発明に係るサスペンション用アッパーサポートの一実施形態を示す断面図である。 本発明に適用する振動吸収部材を示す斜視図である。 振動吸収部材の断面図である。
符号の説明
1…サスペンション用アッパーサポート、2…ピストンロッド、3…コイルスプリング、4…車体、7…アッパスプリングシート、13…筒部、20…振動吸収部材、21…第1の部材、21a…凸部、22…第2の部材、22a…凹部、A…ショックアブソーバ、L…軸線。

Claims (3)

  1. ショックアブソーバのピストンロッドの上端部及びコイルスプリングを車体に取り付けるためのサスペンション用アッパーサポートにおいて、
    前記コイルスプリングの上端を保持するアッパスプリングシートに連結されて前記ピストンロッドを包囲する筒部と、
    前記筒部と前記ピストンロッドの前記上端部との間に配置されて、前記ピストンロッドを軸線方向及び軸直方向に支持する振動吸収部材とを備え、
    振動吸収部材は、
    前記ピストンロッドの前記上端部の周面に当接する第1の部材と、
    前記第1の部材と異なる材質によって形成されると共に、前記第1の部材及び前記筒部に当接する第2の部材とを有することを特徴とするサスペンション用アッパーサポート。
  2. 前記第1の部材と前記第2の部材は、凹凸嵌合によって連結されていることを特徴とする請求項1記載のサスペンション用アッパーサポート。
  3. 前記第1の部材の外面には、前記軸直方向で且つ前記車体の左右方向に突出する凸部が設けられ、前記第2の部材には、この内周面から前記軸直方向に陥没して前記凸部と嵌合する凹部が設けられていることを特徴とする請求項2記載のサスペンション用アッパーサポート。
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