JPH03119349A - 包装材料 - Google Patents

包装材料

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JPH03119349A
JPH03119349A JP25705089A JP25705089A JPH03119349A JP H03119349 A JPH03119349 A JP H03119349A JP 25705089 A JP25705089 A JP 25705089A JP 25705089 A JP25705089 A JP 25705089A JP H03119349 A JPH03119349 A JP H03119349A
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JP
Japan
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light
shielding
resin film
density
polyolefin resin
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Application number
JP25705089A
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English (en)
Inventor
Mutsuo Akao
睦男 赤尾
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感光物質等特に写真感光材料に適した包装材
料に関するものである。
〔従来の技術〕
感光物質のように、光に曝されるとその品質価値を失う
ものについては、光を完全に遮る包装材料が包装に使用
されている。この包装材料には上記遮光性のほか、感光
物質の大きさや重量に応じた十分な物理強度、即ち引張
り強度、引裂き強度、衝撃穴あけ強度等が必要であり、
さらにヒートシールによる密封を行う関係上、ヒートシ
ール適性が必要である。
従来、このような包装材料としては、特定の樹脂組成を
有する包装材料や特定の層構成を有する包装材料があっ
た(特開昭62−18546号、特開昭62−1854
7号、特開昭62−53829号、特開昭60−196
335号等)。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、写真感光材料は各種の気候及び気象条件下で
用いられるため、その包装材料としては約−40℃〜約
40℃の広い温度範囲で優れた特性を有することが必要
である。
しかしながら、従来の感光物質用包装材料は、約0°C
以下30℃の温度範囲では良好な特性を有しているが、
約0°C以下や約30°C以上の温度範囲では、穴あき
故障が発生したりヒートシール強度が低下したり、また
感光物質の重量により引き伸ばされて遮光性が不足した
り、振動によりコーナー部にピンホールが発生する問題
点があった。
本発明は、上記問題点を解決し、中でも一20℃〜+2
0℃の温度範囲、特にO″CC以下耐ピンホール性及び
落下強度が大きい、良好な特性を有する包装材料を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記目的を達成するために、ヤング率等の
各種特性がどの程度の範囲であればよいか、各種試験(
例えば、JIS−P 8134、JIS−P 8116
)により鋭意研究した。
その結果、デュポン社が開発実用化したダイナミック熱
機械分析装置を用いて得た特定の値が特定の範囲にある
とき、適当な低温粘弾性を有し、樹脂の相溶性が良く、
成形性、ヒートシール性及び物理強度に優れ、良好な特
性を有することを見い出した。
すなわち、本発明による包装材料は、メルトフローレー
トが0.5〜5.0g/10分、密度が0.94〜0.
960g/cnのポリエチレン樹脂を5〜60重量%、
メルトフローレートが0.5〜8 g/10分、密度が
0.94g/cm未満のエチレン−αオレフィン共重合
体樹脂を5〜95重量パーセント含み、ダイナミック熱
機械分析装置による一20℃から+20°Cにおけるt
anδ値が0.03以上でかつlog (E’(Pa)
E値が7.7(Pa)以上であるポリオレフィン樹脂フ
ィルムを具備したことを特徴として構成されている。
ダイナミック熱機械分析装置(以後DMA(D−yna
mtc Mechanical八nalyzer)へ 
とし)う。)は、デュポン社により開発実用化されたも
ので、材料に周期的な応力を加え、その変形から機械的
特性を測定する装置である。商品としては982型DM
A、983型DMAがある。
tanδはE”7B’で、粘性/弾性の比率を示し、こ
の値の大きなものは粘性体、小さなものは弾性体である
。なお、E“はヤング率、Elはヤング率損失である。
本発明で用いるポリオレフィン樹脂フィルムのtanδ
は、−20°C〜+20°Cの範囲において少なくとも
0.03以上が必要であり、この値未満では粘性が少な
くピンホール、穴あき故障が発生しやすくなる。
log CB” (pa) ]は対数ヤング率損失で、
粘性(衝撃を受けた時に衝撃を吸収する粘り)を示す。
なお、単位にパスカル(pa)を用いた。パスカル(p
a)と重量キログラム毎平方センチメートル(kgf/
cm”)との換算率はJIS−Z 8202ニよれば1
 kgf/cm”=0.980665X10’paであ
る。
本発明で用いるポリオレフィン樹脂フィルムのlog 
(E” (pa) )は、−20°C〜+20°Cの範
囲において7.7(pa)以上であり、この値未満であ
ると、ヒートシール強度が低下し、伸びやすくなり、遮
光性が不良になる。
上記特定物性を有するポリオレフィン樹脂フィルムは、
メルトフローレート(JIS K6760(=ASTM
D−1238)、以下同様〕(以下MFRと表示)が0
.5〜5.0g/10分、密度が(JIS K6760
(ASTM D−1505)、以下同様〕が0.94〜
0.960g/cm3のポリエチレン樹脂5〜60重量
%と、MFRが0.5〜8 g/10分、密が0.94
g/cff1未満のエチレン−αオレフィン共重合体樹
脂5〜95重量%を含んでいる。
ポリエチレン樹脂のMFRがO,,5g/10分未満で
は、フィルム成形性が劣るでけでなく、タテ方向に分子
配向しやすくタテ方向の引裂き強度が小さく、又エチレ
ン・αオレフィン共重合体樹脂との相溶性が悪くブッや
ピンホールが発生しやすくなる。
5.0g/10分を越えるとフィルム成形性が劣るだけ
でなく物理強度(引裂き強度や衝撃穴あけ強度等)も小
さくなる。
密度が0.94g/cm3未満では、耐熱性が不足し、
30°C以上になると感光物質等の製品の重量により引
き伸ばされて遮光性が不足したり、振動によりコーナ一
部に光カブリが発生しやすくなる。
0 、 !160g/allを越えるとエチレン・α−
オレフィン共重合体樹脂とのブレンド性が悪くブッ(固
り)が多発する。又ヒートシール性が悪化する。
エチレン・α−オレフィン共重合体樹脂のMFRが0.
5g/10分未満では、樹脂の流動性が悪(メルトフラ
クチュアが発生する。
8 g/10分を越えるとフィルム成形性が悪化する。
又耐ピンホール性、落下強度の改善効果が小さくなる。
密度が0.94g/cm3を越えると、タテ方向に分子
配向しやすくなり、タテ方向の引裂き強度が小さくなる
。又耐ピンホール性が悪化する。
そしてポリエチレン樹脂の配合量が5重量%未満では密
度が0.94未満の時と同様の問題点が発生する。
60重量%を越えると、物理強度の内でも特にタテ方向
に引裂き強度が低下し、衝撃穴あけ強度が小さくなり、
耐ピンホール性も悪化する。
エチレン・α−オレフィン共重合体樹脂の配合量が5重
量%未満では、ヒートシール適性が悪化し、耐ピンホー
ル性、落下強度も悪化する。又物理強度が大巾に低下す
る。
95重量%を超えると、ポリエチレン樹脂の密度が0.
940g/cm3未満に場合と同様の問題点が発生する
本発明の包装材料は、上記組成と特性を有するポリオレ
フィン樹脂フィルムを具備して構成されており、このポ
リオレフィン樹脂フィルムは、単層であっても多層共押
出しフィルム等の多層であってもよい。さらにこのポリ
オレフィン樹脂フィルムのみで構成されていても、また
ポリオレフィン樹脂フィルムに他の無延伸や一軸又は二
輪延伸(分子配向も含む)フィルム、金属箔、セロハン
、合成紙、不織布、発泡シート、アルミニウム蒸着熱可
塑性樹脂フィルム、アルミニウム蒸着紙、無塵紙、塗工
紙、中性紙、金属台紙、未晒クラフト紙、半端クラフト
紙、晒クラフト紙、タルバック紙、デュオストレス紙、
グラシン紙、セロハン、トリアセテートフィルム等の各
種フレキシブルシートを直接又は接着剤層を介して間接
的に積層した多層に構成されていてもよい。なお、フレ
キシブルシートはポリオレフィン樹脂フィルムよりも耐
熱性を有するフレキシブルシートが製袋適性向上等の点
で好ましい。
ポリオレフィン樹脂フィルムを構成するポリエチレン樹
脂は、エチレンの重合によって得られる樹脂であって、
樹脂の密度により低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂
と中、高密度ポリエチレン(MDPE、HDPE)樹脂
に分かれる。また、それぞれ製造方法によりLDPE樹
脂においては高圧法のポリエチレン樹脂に分けられ、H
DPE樹脂においては低圧法、中圧法のポリエチレン樹
脂に分かれる。本発明においてはHDPE樹脂が特に好
ましい。
ポリオレフィン樹脂フィルムを構成するエチレン・α−
オレフィン共重合体樹脂は、前記エチレンとコモノマー
のαオレフィンとの共重合体樹脂の内、コモノマーとし
て特に好ましいものは04〜C6のα−オレフィンをコ
モノマーとして使用するものであって、HDPE樹脂と
同じ低圧法で製造されたものである。その分子構造はL
DPE樹脂よりもHDPE樹脂に近く直鎖状骨格を示し
、直鎖状低密度ポリエチレン(Linear LoWD
ensityPolyethylene略号はL−LD
PE)樹脂とも言われる。
本発明の包装材料が感光物質の包装に用いられる場合は
、遮光性を確保するために遮光性物質が添加される。
遮光性物質の代表例を以下に示す。
(1)無機化合物 A、酸化物・・・シリカ、ケイ藻土、アルミナ、酸化チ
タン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化マ グネシウム、酸化アンチモン、バリ ウムフェライト、ストロンチウムフ ェライト、酸化ベリリウム、軽石、 軽石バルーン、アルミナ繊維等 B、水酸化物・・・水酸化アルミニウム、水酸化マグネ
シウム、塩基性炭酸マグネシウム C1炭酸塩・・・炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
ドロマイト、ドーソナイト等 り、 (亜)硫酸塩・・・硫酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、硫酸アンモニウム、亜硫酸カル シウム等 E、ケイ酸塩・・・タルク、クレー、マイカ、アスベス
ト、ガラス繊維、ガラスバルーン、 ガラスピーズ、ケイ酸カルシウム、 モンモリオナイト、ベントナイト等 F、炭素・・・カーボンブラック、グラファイト、炭素
繊維、炭素中空球等 G、その他・・・鉄粉、銅粉、鉛粉、アルミニウム粉、
硫化モリブデン、ボロン繊維、炭化 ケイ素繊維、黄銅繊維、チタン酸カ リウム、窒化チタン、チタン酸ジル コン酸鉛、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸 バリウム、ホウ酸カルシウム、ホウ 酸ナトリウム、アルミニウム粉末、 アルミニウムペースト、タルク等 (2)有機化合物 木粉(松、樫、ノコギリクズなど)、殻繊維(アーモン
ド、ビーナツツ、モミ殻なと)、着色した木綿、ジュー
ト、紙細片、セロハン片、ナイロン繊維、ポリプロピレ
ン繊維、デンプン、ゼラチン、牛皮粉末、芳香族ポリア
ミド繊維等これらの遮光性物質の中で、不透明化する遮
光性物質が好ましく、中でも耐熱性、耐光性が優れ比較
的不活性な物質である、光吸収性のカーボンブラック特
にファーネスカーボンブラックが好ましい。添加量は0
.1〜15重量%、好ましくは0.5〜7重量%、特に
好ましくは1〜5重量%である。
また、酸化防止剤を、ブツやフィッシュアイ発生防止と
着色故障等を防止するために添加することが好ましい。
この酸化防止剤の代表例を以下に示す。
(イ)フェノール系酸化防止剤 6−t−ブチル−3−メチルフェニール誘導体、2・6
−ジーt−ブチル−Pクレゾール、2.6−ジーt−ブ
チル−4−エチルフェノール、2・2′−メチレンビス
−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4・4
”−ブチリデンビス(6−も−ブチル−m−クレゾール
)、4・4′−チオビス(6−t−ブチル−m−クレゾ
ール)、4・4−ジヒドロキシジフェニルシクロヘキサ
ン、アルキル化ビスフェノール、スチレン化フェノール
、2・6−ジーを一ブチルー4−メチルフェノール、n
−オクタデシル−3−(3”・5′−ジ−t−ブチル−
4゛−ヒドロキシフェニル)プロピネート、2・2”−
メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール
)、4・4”−チオビス(3−メチル−6−t−ブチル
フェニール)、4・4゛−ブチリデンビス(3−メチル
−6−t−ブチルフェノール)、ステアリル−β (3
・5−ジー4−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネート、1・1・3−トリス(2−メチル−4ヒド
ロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1・3・5
トリメチル−2・4・6−トリス(3・5−ジーも一ブ
チルー4ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス〔
メチレン−3(3′・5′−ジーも一ブチルー4′−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネートコメタン等 (II)ケトンアミン縮合系酸化防止剤6−ニトキシー
2・2・4−トリメチル−1・2−ジヒドロキノリン、
2・2・4−トリメチル−1・2−ジヒドロキノリンの
重合物、トリメチルジヒドロキノリン誘導体等 (八)アリルアミン系酸化防止剤 フェニル−α−ナフチルアミン、N−フェニル−β−ナ
フチルアミン、N−フェニル−N゛−イソピロピル−P
−フェニレンジアミン、N−N’−ジフェニルーP−フ
ェニレンジアミン、N−N’−ジ−β−ナフチル−P−
フェニレンジアミン、N −(3’−ヒドロキシブチリ
デン)−1−ナフチルアミン等 (ニ)イミダゾール系酸化防止剤 2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプトベ
ンゾイミダゾールの亜鉛塩、2−メルカプトメチルベン
ゾイミダゾール等 (ネ)ホスファイト系酸化防止剤 アルキル化アリルホスファイト、ジフェニルイソデシル
フォスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイ
ト亜リン酸ソーダ、トリノニルフェニルフォスファイト
、トリフェニルフォスファイト等 (へ)チオ尿素系酸化防止剤 チオ尿素誘導体、1・3−ビス(ジメチルアミノプロピ
ル)−2−チオ尿素等 (ト)その他空気酸化に有用な酸化防止剤(チ)硫黄系
酸化防止剤 ジラウリルチオジプロピオネート、シミリスチルチオジ
プロピオネート、ラウリルステアリルチオジプロピオネ
ート、ジステアリルチオジプロピオネート等 これらの中で特に好ましい酸化防止剤はフェノール系の
酸化防止剤であり、市販品としてはチバガイギー社のイ
ルガノックス各種と住友化学■のSumilizer 
BIT、 5usilizer BH−76、Sumi
lizerWX−R+ Sumi−fixer BP−
101等である。フェノール系酸化防止剤を2種以上併
用したり、フェノール系酸化防止剤とホスファイト系酸
化防止剤の併用等異なる構造の酸化防止剤を併用するの
も好ましい。
滑剤を、押出し適性及びフィルム成形性の改良、静電気
防止、滑性向上環のために、0.01〜5.0重量%添
加するのも好ましい。特に滑性効果が大きく、ブリード
アウトしやすい脂肪酸アミド系滑剤の場合は0.01〜
1.0重量%添加するのが前記効果をあげ、ブリードア
ウトが多くなった時の弊害を防止するので好ましい。
写真フィルムに悪影響を与えない市販の代表的滑剤基と
製造メーカー名を以下に記載する。
(1)シリコーン系滑剤; 各種グレードのジメチルポリシロキサン及びその変性物
(信越シリコーン、東しシリコーン)等(2)オレイン
酸アミド系滑剤; アーモスリップCP(ライオン・アクゾ)、ニュートロ
ン(日本晴化)、ニュートロンE−18(日本晴化)、
アマイドO(日東化学)、アルフロE−10(日本油脂
)、ダイヤミツド0−200(日本化成)、ダイヤミツ
ドG−200(日本化成)等 (3)エルカ酸アミド系滑剤; アルフローP−10(日本油脂)等 (4)ステアリン酸アミド系滑剤; アルフロー5−10・(日本油脂)、ニュートロン2(
日本晴化)、ダイヤミツド200ビス(日本化成)等 (5)ビス脂肪酸アミド系滑剤; ビスアマイド(日本化成)、ダイヤミツド200ビス(
日本化成)、アーモワックスEBS (ライオン・アク
ゾ)等 (6)アルキルアミン系滑剤; エレクトロストリッパーTS−2(花王石鹸)等(7)
炭化水素系滑剤; 流動パラフィン、天然パラフィン、マイクロワックス、
合成バリフィン、ポリエチレンワックス、ポリプロピレ
ンワックス、塩素化炭化水素、フルオロカルボン等 (8)脂肪酸系滑剤; 高級脂肪酸(C82以上が好ましい)、オキシ脂肪酸等 (9)エステル系滑剤; 脂肪酸の低級アルコールエステル、脂肪酸の多価アルコ
ールエステル、脂肪酸のポリグリコールエステル、脂肪
酸の脂肪アルコールエステル等00)アルコール系滑剤
; 多価アルコール、ポリグリコール、ポリグリセロール等 aDa属石けん; ラウリン酸、ステアリン酸、リシノール酸、ナフテン酸
、オレイン酸等の高級脂肪酸とLi、Mg、Ca、Sr
、Ba5Zn、Cd5Al、5nSPb等の金属との化
合物等 次に、その他の添加剤の代表例を以下に記載するが、本
発明はこれに限定されるものではなく、公知のあらゆる
ものの中から選択できる。
(添加剤種類)     (代 表 例)(1)可塑剤
  ;フタル酸エステル、グリコールエステル、脂肪酸
エステル、リ ン酸エステル等 (2)安定剤  ;鉛系、カドミウム系、亜鉛系、アル
カリ土類金属系、有機スズ 一系等 (3)難燃剤  ;燐酸エステル、ハロゲン化燐酸エス
テル、ハロゲン化物、H機 物、含燐ポリオール等 (4)充填剤  ;アルミナ、カオリン、クレー炭酸カ
ルシウム、マイカ、タル り、酸化チタン、シリカ等 (5)補強剤  ;ガラスロービング、金属繊維、ガラ
ス繊維、ガラスミルドファ イバー、炭素繊維等 (6)劣化防止剤;紫外線吸収剤、金属不活性化剤、過
酸化物分解剤等 (7)カップリング剤;シラン系、チタネート系、クロ
ム系、アルミニウム系等 (8)各種の熱可塑性樹脂、ゴム等 (9)帯電防止荊;非イオン界面活性剤、アニオン界面
活性剤、陽イオン界面活性 剤、両性界面活性剤、アルキル アミン誘導体、脂肪酸誘導体等 本発明の包装材料は、各種製品の包装に用いることがで
き、中でも写真感光材料、食料品、医薬品、ABS樹脂
、合成ゴム、化学物質等の感光物質の包装に好適である
。特に、わずかなガスや光や湿度により品質が破壊され
るハロゲン化銀写真感光材料、ジアゾ写真感光材料、感
光性樹脂写真感光材料、自己現像型写真感光材料、拡散
転写型写真感光材料、感熱写真感光材料、光定着型感熱
写真感光材料、転写型熱現像感光材料、直接ポジ型感光
材料、紫外線硬化型感光材料等に好適である。
また、特に重量物、エツジがシャープな製品用として最
適である。その他、農業用フィルム、及び液体容器用包
装材料としても好適である。
〔作用〕
本発明の包装材料では、二種類の性質を異にする樹脂を
ブレンドしたポリオレフィン樹脂フィルムが、−20°
C〜+20°Cで適当な粘弾性を保有し、ヤング率損失
が大きいため、衝撃吸収性に優れ、穴あき故障を防止し
ている。
〔実施例〕
本発明の包装材料の実施例を第1図から第15図に基づ
いて説明する。
第1図から第15図はそれぞれ包装材料の層構成を示す
部分断面図である。
第1図に示す包装材料は、ポリオレフィン樹脂フィルム
層1のみで構成されている。
第2図に示す包装材料は、遮光性物質を含む遮光性ポリ
オレフィン樹脂フィルム層1aのみで構成されている。
第3図に示す包装材料は、遮光性ポリオレフィン樹脂フ
ィルム層1aと、遮光性物質を含む遮光性エチレン共重
合体樹脂フィルム層2aの二層からなる遮光性共押出し
インフレーションフィルム3aで構成されている。
第4図に示す包装材料は、遮光性ポリオレフィン樹脂フ
ィルム層1aと、遮光性物質を含む遮光性ホモポリエチ
レン樹脂フィルム層4aの二層からなる遮光性共押出し
インフレーションフィルム5aで構成されている。
第5図に示す包装材料は、遮光性ポリオレフィン樹脂フ
ィルム層1aとポリオレフィン樹脂フィルム層1の二層
からなる遮光性共押出しインフレーションフィルム3a
で構成されている。
第6図に示す包装材料は、遮光性ポリオレフィン樹脂フ
ィルム層1aと遮光性ホモポリエチレン樹脂フィルム層
4aとの間に、熱可塑性樹脂フィルム層6を積層した三
層からなる共押出しインフレーションフィルム7aで構
成されている。
第7図に示す包装材料は、遮光性共押出しインフレーシ
ョンフィルム3a、 3aの遮光性エチレン共重合体樹
脂フィルム層2a、2a間をブロッキングにより接着し
た四層で構成されている。
第8図に示す包装材料は、遮光性ポリオレフィン樹脂フ
ィルム1ilaと、遮光性熱可塑性樹脂フィルム層6a
の二層からなる遮光性共押出しインフ・レーションフィ
ルム8aで構成されている。
第9図に示す包装材料は、ポリオレフィン樹脂フィルム
層1と遮光性エチレン共重合体樹脂フィルム層2aの二
層からなる遮光性共押出しインフレーションフィルム3
aで構成されている。
第10図に示す包装材料は、遮光性ポリオレフィン樹脂
フィルム層1aに接着剤層10を介して別途製造のフレ
キシブルシート9を積層した三層で構成されている。
第11図に示す包装材料は、遮光性ポリオレフィン樹脂
フィルム層1aに直接フレキシブルシート9を積層した
二層で構成されている。
第12図の包装材料は、遮光性共押出しインフレーショ
フィルム3aの遮光性エチレン共重合体樹脂フィルム層
2aに、接着剤層10を介してフレキシブルシート9を
積層した四層で構成されている。
第13図の包装材料は、遮光性共押出しインフレーショ
フィルム8aの遮光性ポリオレフィン樹脂フィルム層1
a、1重間を、接着剤層10を介して積層した五層で構
成されている。
第14図の包装材料は、遮光性共押出しインフレーシジ
フィルム3aのエチレン共重合体樹脂フィルム層2に、
接着剤層10を介してフレキシブルシート9を積層した
四層で構成されている。
第15図の包装材料は、遮光性共押出しインフレーショ
フィルム3aの遮光性エチレン共重合体樹脂フィルム層
2aに、接着剤層10を介してフレキシブルシート9を
積層した四層で構成されている。
次に、本発明品■及び比較品■の特性を比較した試験結
果について説明する。
本発明品I 層構成は第3図に相当する。
ポリオレフィン樹脂フィルム層1aは、MFRが1.1
g/10分、密度が0.95g/aflO高密度ホモエ
チレン樹脂30重量%と、MFRが2.1g/10分、
密度が0.92g/ailのエチレン−4−メチルペン
テン−1共重合体樹脂66.85重量%、ファーネスカ
ーボンブラック3重量%、エルカ酸アミドo、osmt
%、フェノール系酸化防止剤0.1重量%よりなり、厚
さ35J!mの遮光性ポリオレフィン樹脂フィルム層を
用いた。
遮光性エチレン共重合体樹脂フィルム層2aは、MFR
が2.1g/10分、密度が0.92g/cm3のエチ
レン−4−チルペンテン−1共重合体樹脂96.85重
量%、ファーネスカーボンブラック3重量%、エルカ酸
アミド0.05重量%、酸化防止剤0.1重量%よりな
り、厚さ35jrmの遮光性エチレン共重合体樹脂フィ
ルム層を用いた。この総厚さ70IImの二層共押出し
インフレーションフィルム3aの一20°Cから+20
°Cにおけるtanδ値が0.037以上でありlog
 (E”(pa)”〕値が7.81パス力ル以上であっ
た。
比較品I 層構成は第3図に類似する。
ポリオレフィン樹脂フィルム層1aに類似するフィルム
は、MFRが0.4g/10分、密度が0.96g/c
m3の高密度ホモポリエチレン樹脂97重量%、ファー
ネスカーボンブラック3重量%よりなり、厚さ35−の
遮光性ポリオレフィン樹脂フィルム層を用いた。遮光性
エチレン共重合体樹脂フィルム層2aは、本明品■と同
一である。この総厚さ70−の遮光性二層共押出しイン
フレーションフィルムの一20’Cから+20°Cにお
けるtanδ(直が一20℃では0.027で0.03
以下であり、log (f!”(pa)’)値が20’
Cでは7.62パスカルで7.7パスカル以下であった
比較試験結果を第1表に示す。
評価は下記による。
◎・・・非常に優れている ○・・・優れている ・・・・可(実用限度内) ム・・・問題あり(改良必要) ×・・・実用不可 ※A1※B−20°Cから+20°CにおけるDMAの
tanδ値の測定法及び−20°Cから+20°Cにお
けるDMAの1ogE” (pa)値の測定法測定機:
 DUPONT 983 DYNAMICMECHAN
ICAL ANA−LYZER(以下983 D M 
Aという)測定モード:共鳴周波数モード サンプル取付クランプ:水平取付クランプサンプルサイ
ズ:長さ7.00mmx幅11閣×厚さ0.07閣 測定温度ニー40°C〜+40°Cまでの10°C間隙
(第16図の温度参照) 昇温速度:2°(/min データ処理:ソフトウェアーDMA−3,舟により求め
る。
動的粘弾性測定におけるModulus EIはE”=
E”+if!”で表される。ここで、E”はヤング率、
E++はヤング率損失である。983DMA共鳴周波数
モードでは、共鳴振動数及びダンピング電圧から、E゛
及びtanδ(E”/E’)を求めることができる。
なお、上記測定法で測定したtanδ値カーブ、1og
E” (pa)値カーブを第16図に示す。
これらの図中、aは本発明品■、bは比較品■を示す。
※C外層のヒートシール適性 ヒートシール強度、ヒートシール許容温度範囲、ホット
タック性等の総合評価による ※D外層の経時ヒートシール強度 ヒートシール後2カ月経時した時のシール強度より評価 ※Eカーリング 直径10cmの円型サンプルのカーリング状態より評価 ※F インフレーションフィルム成形性バブルの安定性
、シワ、筋の発生し難さ、外観、白粉付着の少なさ等に
より評価 ※Gスタチック性 カラー印画紙を袋に挿入する時のスタチック発生状態か
ら評価 〔発明の効果〕 本発明の包装材料は、以上の様に構成したので物理強度
が良好で特に0°C以下の低温域においても耐ピンホー
ル性、落下強度が大きく衝撃吸収性に優れているため、
同一物理強度の包装袋とした場合薄膜化が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図から第15図は本発明包装材料の実施例の層構成
をを示す部分断面図である。第16図は本発明品と比較
品の一20°C〜+20°Cにおける、A、log (
E”(Pa))比較曲線、B、tanδ比較曲線を示す
。 ルム層 3.5.8.3a、 5a、 8a・・・(遮光性)二
層共押出しインフレーションフィルム 4.4a・・・(遮光性)ホモポリエチレン樹脂フィル
ム層 6.6a・・・上記以外の(遮光性)熱可塑性樹脂フィ
ルム層 7.7a・・・(遮光性)三層共押出しインフレーシ9
.9a・・・フレキシブルシート 10.10a・・・接着剤層 aは遮光性物質を含むことを示す

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  メルトフローレートが0.5〜5.0g/10分、密
    度が0.94〜0.960g/cm^3のポリエチレン
    樹脂を5〜60重量%、メルトフローレートが0.5〜
    8g/10分、密度が0.94g/cm^3未満のエチ
    レン−αオレフィン共重合体樹脂を5〜95重量%含み
    、ダイナミック熱機械分析装置による−20℃から+2
    0℃におけるtanδ値が0.03以上でかつlog〔
    E″(Pa)〕値が7.7(Pa)以上であるポリオレ
    フィン樹脂フィルムを具備したことを特徴とする包装材
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