JPH03160435A - 感光材料用包装袋 - Google Patents

感光材料用包装袋

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Publication number
JPH03160435A
JPH03160435A JP1299799A JP29979989A JPH03160435A JP H03160435 A JPH03160435 A JP H03160435A JP 1299799 A JP1299799 A JP 1299799A JP 29979989 A JP29979989 A JP 29979989A JP H03160435 A JPH03160435 A JP H03160435A
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JP
Japan
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layer
outermost layer
static friction
innermost layer
light
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Pending
Application number
JP1299799A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsuo Akao
睦男 赤尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03160435A publication Critical patent/JPH03160435A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業状の利用分野〕 本発明は、感光材料、特に写真感光材料に適した包装袋
に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、感光材料のように光に曝されるとその品質価値
を失うものについては、光を完全に遮る包装袋が使用さ
れている。包装袋は、上記遮光性のほか、被包装物の大
きさや重量に応じた充分な物理強度、すなわち、引張り
強度、引裂き強度、破裂強度等が必要であり、また、開
口部をヒートシールにより密封する関係上、ヒートシー
ル適性が必要である。
従来、このような包装袋としては、複数の層構或を持つ
ものや(特公昭63−26697号公報等)、外紙とこ
の外紙と別体である内祇とから威るものがあった(実開
昭62−184549号公報、特開平1−156741
号公報等〉。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の包装袋は、高価で耐ピンホール性や破袋
強度が劣ったり、最外層のビカット軟化点が最内層のピ
ッカト軟化点と同じぐらいであったりするので、ヒート
シール時に最外層が溶融しピンホールや穴や破れが発生
することがあった。
また、包装袋の静摩擦係数についても考慮されておらず
、最外層の静摩擦係数が小さく、包装袋を積み重ねた場
合に、滑落または荷崩れすることがあっり、最内層の静
摩擦係数が大きく、スタチックマークが発生したり感光
材料の取り出し性が悪い場合があった. 本発明は以上の問題点を解決し、ピンホール等が発生す
ることなく、しかも滑落等せず感光材料の取り出し性も
良い感光材料用包装袋を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達戒するためになされたもので、最
外層のピッカト軟化点が最内層のピッカト軟化点より大
きく、最外層の静摩擦係数が0.30以上で、最内層の
静摩擦係数が最外層の静摩擦係数より小さい遮光性多層
共押出しフィルムより成ることを特徴として構威されて
いる。
本発明の感光材料用包装袋は、最外層のビカット軟化点
が最内層のビカット軟化点より大きく、好ましくは5゜
C以上、特に好ましくは10゜C以上大きいことである
このビカット軟化点は、ASTMロ1525に準ずる測
定法で測定した値である。
最外層のビカット軟化点が最内層のビカット軟化点と同
一またはそれ以下であると、ヒートシール時に最外層が
溶融または変形し、ピンホール、穴等が発生する。また
、輸送時に振動により摩擦熱が発生すると、最外層同士
が溶着する。
最外層の静摩擦係数は、0.30以上、好ましくは0.
45以上、特に好ましくは0.6以上である。
この静摩擦係数は、ASTM D 1894に準ずる測
定法で測定した値である。
最外層の静摩擦係数が0.30未満であると、包装袋を
積み重ねた際、滑落または荷崩れする。また、包装袋を
段ボール箱に詰めて輸送する場合は、包装袋が段ボール
箱の内部で振動し、この振動により、ピンホールや破れ
が発生したり、帯電量が多くなってスタチックかぶりが
発生したり、紙粉が発生し静電気で包装袋の表面に付着
したりする。
最内層の静摩擦係数が最外層の静摩擦係数より小さい。
最内層の静摩擦係数が最外層の静摩擦係数以上であると
、感光材料の包装作業性が悪いだけでなく取り出したり
、挿入する時に帯電量が多くなりスタチックマークが発
生しやすくなる。さらに感光材料と最内層がプロッキン
グすることもある。
このような最内層の静摩擦係数は、0.25以下が好ま
しく、特に0.2以下が好ましい。
上述した特性を有する最外層に用いられる好ましい熱可
塑性樹脂としては、密度が0.930g/cT1以上の
ホモポリエチレン樹脂、密度が0.930g/cd以上
のエチレン・αオレフィン共重合体樹脂、各種ポリプロ
ピレン樹脂、各種ポリエステル樹脂、各種ボリアミド樹
脂、エチレン・ポリビニルアルコール共重合体樹脂、ボ
リスチレン樹脂等である。
本発明は上記の熱可塑性樹脂に限定されるものでなく、
最内層よりビカット軟化点が大きければ用いることがで
きる。
また、上述した特性を有する最内層に用いられる好まし
い熱可塑性樹脂としては、密度が0.930g/ c+
l1未満のホモポリエチレン樹脂、密度が0.930g
/ cd未満のエチレン・αオレフィン共重合体樹脂、
EEA樹脂、EVA樹脂、EAA樹脂、ポリオレフィン
変性樹脂、アイオノマー樹脂等がある。この最内層に用
いられる樹脂も最外層に用いられる樹脂のビカット軟化
点との比較から選ばれるもので上記の樹脂に限定される
ものでなく、あくまでも最外層のビカット軟化点より小
さければ本発明では用いることが出来る。
上記最内層に用いられる熱可塑性樹脂のなかで、密度が
0.935g/C一以下、Mlが0.1以上のポリオレ
フィン樹脂を50重景%以上含む樹脂組或が好ましく、
エチレン共重合体樹脂を5重量%含む樹脂組成が特に好
ましく、エチレン・α−オレフィン共重合体樹脂を5重
量%含む樹脂組成が、ヒートシール性、物理強度等の点
で最も好ましい。
上記エチレン共重合体樹脂の代表例を以下に示す。
(1)エチレンー酢酸ビニル共重合体樹脂(2)エチレ
ンープロピレン共重合体樹脂(3)エチレン−1−ブデ
ン共重合体樹脂(4)エチレンーブタジエン共重合体樹
脂(5)エチレンー塩化ビニル共重合体樹脂(6)エチ
レンーメタクリル酸メチル共重合体樹脂(7)エチレン
ーアクリル酸メチル共重合体樹脂(8)エチレンーアク
リル酸エチル共重合体樹脂(以後EEAと表示) (9)エチレンーアクリロニトリル共重合体樹脂0のエ
チレンーアクリル酸共重合体樹脂(以後EAAと表示) 01)アイオノマー樹脂(エチレンと不飽和酸との共重
合物を亜鉛などの金属で架橋した樹脂)q2lエチレン
ーαオレフィン共重合体樹脂(L−LDPE樹脂) (13)エチレンープロピレンープデンー1三元共m合
体樹脂 04Jエチレンービニルアルコール共重合体樹脂前記エ
チレン・α−オレフィン共重合体樹脂は、0つ変性ポリ
オレフィン樹脂等 L − L D P E (Liner Low De
nsity Polyetyle−ne)樹脂とも称さ
れ、中低密度、高密度両ポリエチレン樹脂の利点を併せ
もつ、低コスト、高強度の樹脂である。エチレン・α−
オレフィン共重合体樹脂は、低圧法又は高圧改良法で、
炭素数が3〜13個、好ましくは4〜10個のα−オレ
フィンを共重合させたコボリマーで、線状の直鎖に短分
岐をもった構造のポリエチレン系樹脂である。物理強度
やコストの点で好ましいα−オレフィンとしては、プテ
ンー1、オクテンー1、ヘキセン−1、4−メチルペン
テン−1、ヘブテン−1などである。
エチレン・αオレフィン共重合体樹脂の重合プロセスと
しては、中・低圧装置を用いる気相法、液相法と高圧改
良法装置を用いるイオン重合法等がある。
エチレン・α−オレフィン共重合体樹脂の具体例を以下
に示す。
エチレン・ブテンーl共重合体樹脂 GレジンとNUC−FLX (UCC社)ダウレックス
       (ダウケミカル社)スクレア−    
    (デュポンカナダ社)マーレックス     
 (フィリップス社)スタミレックス     (DS
M社)エクセレンVL      (住友化学)ネオゼ
ックス      (三井石油化学)三菱ポリエチーL
L    (三菱油化)日石リニレックス    (日
本石油化学)NUCポリエチレンーLL(日本ユニカー
)出光ポリエチレンL   (出光石油化学)エチレン
・ヘキセン−l共重合体樹脂 TUFLIN       (UCC社)TUFTHE
NE      (日本ユニカー)エチレン・4メチル
ペンテン−1共重合体樹脂ウルトゼックス     (
三井石油化学)エチレン・オクテン−l共重合体樹脂 スタミレックス     (DSM社)ダウレックス 
     (ダウケミカル社)スクレアー      
  (デュポンカナダ社)MORETEC      
(出光石油化学)最内層には、かぶり防止等のために、
ハロゲン吸着物質を添加するのが好ましい。
このハロゲン吸着物質は、ラウリン酸、ステアリン酸、
リシノール酸、ナフテン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸
とLi, Mg, Ca, Sr, Ba%Zn, C
d,AI, Sn, Pb等の金属との化合物で一般に
金属石鹸と呼ばれる物質である。
特にステアリン酸カルシウム、ステアリン酸カドミニウ
ム、ステアリン酸バリウムが好ましい。
ハロゲン吸着物質の添加量は、0.01〜5.0重量%
、好ましくは0.05〜3.0重景%、特に好ましくは
0. 1〜2.0重量%である. 最内層には、フィッシュアイや熱可塑性樹脂の焼け防止
のために、酸化防止剤を添加するのが好ましい。
この酸化防止剤の代表例を以下に示す。
(イ)フェノール系酸化防止剤 6−t−ブチルー3−メチルフエニールNil体、2・
6−ジーt−プチルーPクレゾール、2・6一ジーt−
7’チルー4−エチルフェノール、2・2゛−メチレン
ビスー(4−エチル−6−t−プチルフェノール)、4
・4゜−プチリデンビス(6−t−m−クレゾール)、
4・4“〜チオビス(6−t−プチルーm−クレゾール
)、4・4一ジヒドロキシジフェニルシクロヘキサン、
アルキル化ビスフェノール、スチレン化フェノール、2
・6−ジーt−7’チルー4−メチルフェノール、n−
オクタデシル−3−(3゜ ・5“−ジーt−プチルー
4゛−ヒドロキシフエニル)プロピネート、2・2゛−
メチレンビス(4−メチル−6−t−プチルフェノール
)、4・4゜チオビス(3一メチル−6−t−プチルフ
ェニール)、4・4′プチルデンビス(3−メチル−6
−t−プチルフェノール)、ステアリルーβ(3・5−
ジー4−プチルーヒドロキシフエニル)プロピオネート
、1・1・3−トリス(2−メチル−4ヒドロキシ−5
−t−7’チルフェニル)ブタン、1・3・5トリメチ
ル−2・4・6−トリス(3・5−ジーL−ブチルー4
ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス〔メチレン
−3(3″ ・5゛−ジーtプチルー4゜−ヒドロキシ
フエニル〉プロピオ不一ト〕メタン等 (ロ)ケトンアミン縮合系酸化防止剤 6−エトキシー2・2・4−トリメチル−1・2−ジヒ
ドロキノリン、2・2・4−トリメチル−1・2−ジヒ
ドロキノリンの重合物、トリメチルジヒドロキノリン誘
導体等 (ハ)アリルアミン系酸化防止剤 フェニルーα−ナフチルアミン、N−フエニルーβ−ナ
フチルアミン、N−フエニルーN゛−イソビロピルーP
−フェニレンジアミン、N−N’ジフェニルーP−フエ
ニレンジアミン、N−N’−ジーβ−ナフチルーP−フ
エニレンジアミン、N一(3”−ヒドロキシブチリデン
)−1−ナフチルアミン等 (二)イミダゾール系酸化防止剤 2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカブトベ
ンゾイミダゾールの亜鉛塩、2−メルカプトメチルベン
ゾイミダゾール等 (ホ)ホスファイト系酸化防止剤 アルキル化アリルホスファイト、ジフエニルイソデシル
フォスファイト、トリス(ノニルフエニル)ホスファイ
ト亜リン酸ソーダ、トリノニルフエニルフォスファイト
、トリフエニルフオスファイト等 (へ)チオ尿素系酸化防止剤 チオ尿素誘導体、1・3−ビス(ジメチルアミノプロピ
ル)−2−チオ尿素等 (ト)その他空気酸化に有用な酸化防止剤(チ)硫黄系
酸化防止剤 ジラウリルチオジプロピオネート、シミリスチルチオジ
プロピオネート、ラウリレステアリルチオジプロビオネ
ート、ジステアリルチオジプロプオネート等 これらの中で特に好ましい酸化防止剤はフェノール系の
酸化防止剤であり、市販品としてはチバガイギー社のイ
ルガノックス各種と住友化学■のSumilizer 
BHT,Sumilizer BH−76,Suiil
izer IAX−R+Sumilizer BP−1
01等である。
酸化防止剤の添加量は、約0.01−1.0重量%が写
真感光材料に悪影響を与えないので好ましい.特にフェ
ノール系酸化防止剤と隣系酸化防止剤を併用することが
酸化防止効果が大きく、写真感光材料に悪影響を与えな
いので好ましい。
最外層または最内層には、製袋適性の向上等のために、
滑剤を添加することが好ましい。
写真感光材料に悪影響を与えない市販の代表的滑剤名と
製造メーカー名を以下に示す。
(1)シリコーン系滑剤; 各種グレードのジメチルボリシロキサン(信越シリコー
ン、東レシリコーン) (2)オレイン酸アミド系滑剤; アーモスリップCP(ライオン・アクゾ)、ニュートロ
ン(日本精化)、ニュートロンE−18(日本精化)、
アマイドO(日東化学)、アルフロE−10(日本油脂
)、ダイヤミッドO−200(日本化或)、ダイヤミッ
ドG−200(日本化成)等(3)エルカ酸アミド系滑
剤; アルフローP−10(日本油脂)等 (4)ステアリン酸アミド系滑剤; アルフローS  10(日本油脂)、ニュートロン2(
日本精化)、ダイヤ稟ツド200(日本化或)等(5)
ビス脂肪酸アミド系滑剤; ビスアマイド(日本化或)、ダイヤミッド200ビス(
日本化成)、アーモワックスEBS (ライオン・アク
ゾ)等 (6)アルキルアミン系滑剤; エレクトロストリッパーTS−2、エレクトロストリッ
パーrs−3(花王石鹸)等 (7)炭化水素系滑剤; 流動パラフィン、天然パラフィン、マイクロワックス、
合戒パリフィン、ポリエチレンワックス、ポリプロピレ
ンワックス、塩素化炭化水素、フルオロカルボン (8)脂肪酸系滑剤; 高級脂肪酸(C,2以上が好ましい)、オキシ脂肪酸 (9)エステル系滑剤; 脂肪酸の低級アルコールエステル、脂肪酸の多価アルコ
ールエステル、脂肪酸のポリグリコールエステル、脂肪
酸の脂肪アルコールエステル0■アルコール系滑剤; 多価アルコール、ポリグリコール、ポリグリセローノレ (l1)金属石けん; ラウリン酸、ステアリン酸、リシノール酸、ナフテン酸
、オレイン酸等の高級脂肪酸とLi, Mg、Ca,S
r,BaSZnSCd..AfSSn,Pb等の金属と
の化合物 滑剤の添加量は、0.01〜5. 0重量%、好ましく
は0.03〜3.0重量%、特に好ましくは0.05〜
1. 0重量%である。特にブリート゜アウトしやすい
脂肪酸ア果ド系滑剤の場合は添加量を0.5重景%以下
にし、且つ液体状又はペースト状の滑剤や界面活性剤と
併用することが好ましい。
最外層または最内層には、帯電防止をするために、界面
活性剤等の帯電防止剤を添加することが好ましい。
界面活性剤の代表例を以下に示す。
■非イオン界面活性剤(代表的或分ボリオキシエチレン
グリコール類) ■アニオン界面活性剤(代表的成分アルヰルベンゼンス
ルフォン酸塩類) ■陽イオン界面活性剤(代表的成分第4級アンモニウム
塩) ■両性界面活性剤 前記非イオン界面活性剤の代表例を以下に示す。
ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、ボリオキシエチレン
脂肪族アルコールエーテル、ポリオキシエチレンアル.
キルフェニルエーテル、ポリオキシエチレングリセリン
脂肪酸エステル、ボリオキシエチレン脂肪族アミン、ソ
ルビタンモノ脂肪酸エステル、脂肪酸ベンタエリスリッ
ト、脂肪アルコールのエチレンオキサイド付加物、脂肪
酸のエチレンオキサイド付加物、脂肪酸アミノまたは脂
肪酸アミドのエチレンオキサイド付加物、アルキルフェ
ノールのエチレンオキサイド付加物、アルキルナフトー
ルのエチレンオキサイド付加物、多価アルコールの部分
的脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物、その他
特公昭63−26697号公報120頁記載の各種非イ
オン帯電防止剤等。
前記アニオン界面活性剤の代表例を以下に示す。
ワシノレイン酸硫酸エステルソーダ塩、各種脂肪酸金属
塩、シリノレイン酸エステル硫酸エステルソーダ塩、硫
酸化オレイン酸エチルアニリン、オレフィンの硫酸エス
テル塩類、オレイルアルコール硫酸エステルソーダ塩、
アルキル硫酸エステル塩、脂肪酸エチルスルフォン酸塩
、アルキルスルフォン酸塩、アルキルナフタレンスルフ
ォン酸塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、コハク酸
エステルスルフォン酸塩、リン酸エステル塩等前記陽イ
オン界面活性剤の代表例を以下に示す。
第1級ア壽ン塩、第3級アミン塩、第4級アンモニウム
塩、ピリジン誘導体等 前記両性界面活性剤の代表例を以下に示す。
カルボン酸誘導体、イ壽ダゾリン誘導体、ペタイン誘導
体等 帯電防止剤の添加量は、0.01〜3.0重量%、好ま
しくは0.03〜2. 0重量%、特に好ましくは0.
05〜].O重量%である。
最外層または最内層または中間層の少くとも1つ以上に
は、遮光性および帯電防止のために、金属粉末、金属繊
維、カーボンブラック、炭素繊維、窒化チタン、グラフ
ァイト、黒色染料の1以上を添加することが遮光性を確
保するために必須である。
これらののなかで、帯電防止および遮光能力が大きく、
安価であるのでカーボンブラックが好ましい。
カーボンプラックには、ガスブラック、ファ−ネスブラ
ック、チャンネルブラック、アントラセンブラック、ア
セチレンブラック、ケッチェンカーボンブラック、サー
マルブラック、導電性カーボンプラック(DBP給油量
が400+d!/100g以上、重金属含有量が500
ppm以下)、ランプブラック、油煙、松煙、アニマル
ブラック、ベジタブルブラック等がある。
遮光性、コスト、物性向上の点では、ファーネスカーボ
ンブラックが好ましく、高価であるが帯電防止効果を有
する点では、アセチレンカーボンブラック、導電性カー
ボンブラック、変性副生カーボンプラックであるケッチ
ェンカーボンプラックが好ましい。必要により2種以上
を必要特性に従ってミックスすることも好ましい。
カーボンブラックを配合する形態は種々あるが、マスタ
ーバッチ法がコスト、作業場の汚染防止等の点で好まし
い。特公昭40−26196号公報には、有機溶媒に溶
解した重合体の溶液中にカーボンブラックを分散せしめ
て、重合体一カーボンプラックのマスターバッチをつく
る方法を、特公昭43−10362号公報には、カーボ
ンブラックをポリエチレンに分散してマスターバッチを
つくる方法が開示されている。
カーボンブラックの中でも、pH6.0〜9.0、平均
粒子径10= 12011177、揮発戒分2.0%以
下、DBP吸油量50m/100 g以上のファーネス
カーボンブラックが写真感光材料に悪影響を与えず、遮
光能力が大きく安価なので好ましい。
その他、本発明では必要により各種添加剤を用いること
ができる。
次に、添加剤の代表例を以下に記載するが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、公知のあらゆるものの中
から選択できる。
(添加剤種類)      (代表例)(1)可塑剤 
 ;フタル酸エステル、グリコールエステル、脂肪酸エ
ステル、リ ン酸エステル等 (2)安定剤  ;鉛系、カド逅ウム系、亜鉛系、アル
カリ土類金属系、有機スズ 系等 (3)難燃剤  ;燐酸エステル、ハロゲン化燐酸エス
テル、ハロゲン{IJI、無Jffl物、含燐ポリオー
ル等 (4)充填剤  ;アルミナ、カオリン、クレー炭酸カ
ルシウム、マイカ、タル ク、酸化チタン、シリカ等 (5)補強剤  ;ガラスロービング、金属繊維、ガラ
ス繊維、ガラスミルドファ イバー、炭素繊維等 (6)発泡剤  ;無機発泡剤(炭酸アンモニア、重炭
酸ソーダ)、有機発泡剤 (ニトロソ系、アゾ系)等 (7)加硫剤  ;加硫促進剤、促進助剤等(8)劣化
防止剤;紫外線吸収剤、酸化防止剤、金属不活性化剤、
過酸化物分解剤 等 (9)カップリング剤;シラン系、チタネート系、クロ
ム系、アルもニウム系等 (10)各種の熱可塑性樹脂、ゴム等 (11)造核剤  ;有機造核剤(ジベンジリデンソル
ビトール化合物等)、無機造 核剤(炭酸カルシウム等)等 本発明の感光材料用包装袋は、光により品質・性能が破
壊されたり劣化・変色したり、硬化劣化したりする感光
材料、例えば、以下に示すものに適用される。
*ハロゲン化銀写真感光材料(レントゲン写真フィルム
、印刷用フィルム、白黒及びカラー印画紙、カラーフィ
ルム、印刷用マスター紙、DTR感光材料、電算写植フ
ィルム及びペーパー、マイクロフィルム、映画用フィル
ム、自己現像型写真感光材料、直接ポジ型フィルム及び
ペーパー等)*ジアゾニウム写真感光材料(4一モルフ
ォリノベンゼンジアゾ、ニウムマイクロフィルム、マイ
クロフィルム、複写用フィルム、印刷用版材等)*アジ
ド、ジアジド系写真感光材料(バラアジドベンゾエード
、4.4゜ジアジドスチルベン等を含む感光材料、例え
ば複写用フィルム、印刷用版材等) *キノンアジド系写真感光材料(オルソーキノンジアド
、オルソーナフトキノンジアジド系化合物、例えばベン
キノン(1゜ 2)一ジアジド−(2)−4−スルフォ
ン酸フェニルエーテル等を含む感光材料、例えば印刷用
版材、複写用フィルム、密着用フィルム等) *フォトポリマ−(ビニル系モノマー等を含む感光材料
、印刷用版材、密着用フィルム等)*ボリビニル桂皮酸
エステル系(例えば印刷用フィルム、Ic用レジスト等
) また、各種の光や酸素や亜硫酸ガス等により変質、劣化
する感光物質、例えば食品(バター、ピーナッツ、マー
ガリン、スナヅク製品、ツマミ、菓子、お茶、ノリ等)
、医療品(胃腸薬、カゼ薬等の粉末状、顆粒状の袋入薬
品)、ABS樹脂、染料、顔料、写真現像薬品、写真定
着薬品、トナー等にも適用することができる。
〔作用〕
本発明の感光材料用包装袋は、最外層がヒートシール時
の熱に充分に耐えて溶融または変形が少なく、かつ充分
な摩擦をもって他の包装袋と接し滑るのを防止し、最内
層が感光材料の出し入れを容易にしている. 〔実施例〕 本発明による感光材料用包装袋の実施例の層構成を第1
図から第6図に基づいて説明する。
第1図から第6図は、それぞれ実施例の層構威を示す部
分断面図である。
第1図に示す感光材料用包装袋は、遮光性物質を含まな
い最外層1と、遮光性物質を含む最内層2aからなる遮
光性二層共押出しフィルムで構威されている。
第2図に示す感光材料用包装袋は、遮光性物質を含む最
外層1aと、遮光性物質を含む最内層2aからなる遮光
性二層共押出しフィルムで構成されている. 第3図に示す感光材料用包装袋は、遮光性物質を含む最
外層1aと、遮光性物質を含まない最内層2からなる遮
光性二層共押出しフィルムで構威されている。
第4図に示す感光材料用包装袋は、遮光性物質を含まな
い最外層lと、遮光性物質を含む最内層2aと、これら
の間に積層された遮光性物質を含まない中間層3からな
る遮光性二層共押出しフィルムで構威されている。
第5図に示す感光材料用包装袋は、遮光性物質を含まな
い最外層1と、遮光性物質を含む最内層2aと、これら
の間に積層された遮光性物質を含む中間N3aからなる
遮光性二層共押出しフィルムで構威されている. 第6図に示す感光材料用包装袋は、遮光性物質を含む最
外層1aと、遮光性物質を含む最内層2aと、これらの
間に積層された遮光性物質を含む中間層3aからなる遮
光性二層共押出しフィルムで構成されている. 次に、本発明品I、Hについて説明する.本発明品r 層構威は第2図に相当する. (1)最外層1a ■i)エチレン・オクテン−1共重合体樹脂97重量% M      I : 2.0g/10分(ASTM 
D−1238.JIS K−6760.以下同様)密 
     度: 0.930g/ crl(ASTM 
l)−1505,JIS K−6760.以下同様)ビ
カット軟化点:l12゜C (^STM D−1525.以下同様〉ii)ファーネ
スカーボンブラック3重量%■静摩擦係数    0.
63 ■厚さ        50μ (2)最内層2a ■j)エチレン・4メチルペンテン−1共重合体樹脂 
       96.8重量%M      I :2
.1g/10分密      度: 0.920g/c
sjビカット軟化点:100℃ ii)ファーネスカーボンブラック3重量%iii)非
イオン性界面活性剤  0.1重量%iv)エルカ酸ア
逅ド     0.05重量%V)ステアリン酸カルシ
ウム 0.05重量%■静摩擦係数    0.21 ■厚さ        50一 この包装袋は、段ボール箱に詰めて南足柄市と九州間を
トラック便で往復させたが、ピンホールや破れの発生は
無く、袋同志の振動による摩擦熱による接着やヒートシ
ール部の剥がれも発生しなかった。また、積み重ねて運
搬したが、滑落や荷崩れも発生しなかった.さらに、感
光材料の出し入れも非常に容易であった. 本発明品■ 層構威は第2図に相当する。
(1)最外層1a ■i)エチレン・4メチルベンテン−1共重合体樹脂 
        97重量%M      I :2.
1g/10分密       度: 0.930g/c
jビカット軟化点:109゜C iiファーネスカーボンブラック 3重量%■静摩擦係
数    0.54 ■厚さ        50一 (2)最内層2a ■i)エチレン・ブテンーl共重合体樹脂86.8重量
% M      I :2.0g/10分密      
 度: 0.920g/ c+flビカット軟化点:9
6゜C ii)ホモポリエチレン樹脂   10重量%M   
   I : 4.Og/10分密       度:
 0.9278/Cliビカット軟化点:98゜C ij)ファーネスカーボンブラック3重量%iv)非イ
オン性界面活性剤 ・0.1重量%V)オレイン酸アξ
ド    0.05重量%vi)フェノール系酸化防止
剤 0.05重量%■静摩擦係数    O. tS ■厚さ        50一 この包装袋も本発明品Iと同様の結果であった。
〔発明の効果〕
本発明は、最外層と最内層のピッカト軟化点と静摩擦係
数を特定の大きさとすることにより、最外層が耐熱性を
有するとともに摩擦力が大きく、かつ最内層は摩擦力が
小さいので、摩擦熱で溶融等することなく確実にヒート
シールにより密封包装することができ、また滑落等する
ことなく積み重ね状態で輸送でき、さらに、感光材料を
極めて容易に出し入れすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は、本発明の感光材料用包装袋の実施
例の層構戒を示す遮光性多層共押出しフィルムの部分断
面図である。 1、1a・・・最外層  2、2a・・・最内層3、3
a・・・中間層 a・・・遮光性物質を含むことを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 最外層のピッカト軟化点が最内層のピッカト軟化点より
    大きく、最外層の静摩擦係数が0.30以上で、最内層
    の静摩擦係数が最外層の静摩擦係数より小さい遮光性多
    層共押出しフィルムより成ることを特徴とする感光材料
    用包装袋
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5540644A (en) * 1991-10-09 1996-07-30 Konica Corporation Packing bag for light sensitive materials and manufacturing method therfore
JP2002302165A (ja) * 2001-04-06 2002-10-15 Dainippon Printing Co Ltd 電子レンジ用包装袋
JPWO2015093060A1 (ja) * 2013-12-20 2017-03-16 三井化学株式会社 半芳香族ポリアミド樹脂組成物およびその成型品

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