JPH0371128A - 感光物質用包装材料 - Google Patents

感光物質用包装材料

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JPH0371128A
JPH0371128A JP20667589A JP20667589A JPH0371128A JP H0371128 A JPH0371128 A JP H0371128A JP 20667589 A JP20667589 A JP 20667589A JP 20667589 A JP20667589 A JP 20667589A JP H0371128 A JPH0371128 A JP H0371128A
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JP
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light
thermoplastic resin
resin film
film
light shielding
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Mutsuo Akao
睦男 赤尾
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感光物質、特に写真感光材料に適した包装材
料に関するものである。
〔従来の技術〕
感光物質のように、光に曝されるとその品質価値を失う
ものについては、光を完全に遮る包装材料が包装に使用
されている。この包装材料には上記遮光性のほか、感光
物質の大きさや重量に応じた十分な物理強度、即ち引張
り強度、引裂き強度、衝撃穴あけ強度等が必要であり、
さらにヒートシールによる密封を行う関係上、ヒートシ
ール適性が必要である。
従来、このような包装材料としては、特定の樹脂組成を
有する包装材料や特定の層構成を有する包装材料があっ
た(特開昭62−18546号、特開昭6218547
号、特開昭62−53829号、特開昭60−1963
35号等)。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、写真感光材料は各種の気候及び気象条件下で
用いられるため、その包装材料としては約−60℃〜約
60℃の広い温度範囲で優れた特性を有することが必要
である。
しかしながら、従来の感光物質用包装材料は、約り℃〜
約30’Cの温度範囲では良好な特性を有しているが、
約O′C以下や約30℃以上の温度範囲では、穴あき故
障が発生したりヒートシール強度が低下したり、また感
光物質の重量により引き伸ばされて遮光性が不足したり
、振動によりコーナー部にピンホールが発生する問題点
があった。
本発明は、上記問題点を解決し、特に0℃〜60℃の温
度範囲で良好な特性を有する感光物質用包装材料を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記目的を達成するために、ヤング率等の
各種特性がどの程度の範囲であればよいか、各種試験(
例えば、JIS−P 8134、JIS−P 8116
)により鋭意研究した。
その結果、デュポン社が開発実用化したダイナ逅ツク熱
機械分析装置を用い、この装置から得た特定の値が特定
の範囲にあり、かつ引裂き強度が特定の値以上であると
き、その感光物質用包装材料は良好な特性を有すること
を見出した。
すなわち、本発明の感光物質用包装材料は、ダイナごツ
タ熱機械分析装置による60℃におけるtanδが0.
04〜0.14で、60℃におけるtanδ/0℃にお
けるtanδが2.0未満であり、遮光性物質を含み、
かつ常温(23℃)における縦及び横の引裂き強度が3
00g以上である遮光性熱可塑性樹脂フィルムを具備す
ることを特徴として構成されている。
ダイナくツク熱機械分析装置(以後D M A (Dy
namic Mechanical Analyzer
)という。)は、デュポン社により開発実用化されたも
ので、材料に周期的な応力を加えその変形から機械的特
性を測定する装置である。商品としては982型DMA
、983型DMAがある。
tanδはE”/E”で、粘性/弾性の比率を示し、こ
の値の大きなものは粘性体、小さなものは弾性体である
。なお、E”はヤング率、E” はヤング率損失である
本発明で用いる遮光性熱可塑性樹脂フィルムのtanδ
は、60℃において0.04〜0.14の範囲であり、
好ましくは0.04〜0.12の範囲である。tan 
δが0.04未満であると、ヒートシール性が悪く、耐
ピンホール性、物理強度が悪化し密封、遮光性を確保す
ることが困難になる。0.14を越えると、耐熱性が悪
くなり、重量物を入れた袋では包装材料が伸びて遮光性
確保が困難になり、ヒートシール強度も低下し密封性も
問題になる。
好ましくは0.18以下、特に好ましくは0.16以下
である。上記値が2.0を越えると、0゛Cの時と60
℃の時の包装材料の物理強度や耐ピンボール性、重量物
を入れた時の遮光性が大きく変動し、感光物質の品質確
保が困難になる。
また、本発明で用いる遮光性熱可塑性樹脂フィルムは、
常温(23℃)における引裂き強度(JISP−811
6測定法準拠)が縦、横とも300 g以上を要し、好
ましくは600g以上、特に好ましくは1000 g以
上である。引裂き強度が300g未満であると破袋やピ
ンホールが発生する。
本発明の感光物質用包装材料は、以上の特性を有する遮
光性熱可塑性樹脂フィルムを具備して構成されており、
この遮光性熱可塑性樹脂フィルムのみで構成されていて
も、また遮光性熱可塑性樹脂フィルムに紙、金属箔、セ
ロハン、フィルム等の各種フレキシブルシートを直接又
は間接的に積層した多層に構成されていてもよい。
さらに、遮光性熱可塑性樹脂フィルムは、単層であって
も多層であってもよく、単層の場合は単一の樹脂で構成
されても2種以上の樹脂で構成されていてもよい。
遮光性熱可塑性樹脂フィルムに用いる樹脂は、各種ポリ
オレフィン樹脂が好ましく、特に、ポリエチレン樹脂及
びエチレン共重合体樹脂が好ましい。
エチレン共重合体樹脂の代表例を以下に示す。
(1)エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(2)エチレ
ン−プロピレン共重合体樹脂(3)エチレン−1−ブデ
ン共重合体樹脂(4)エチレン−ブタジェン共重合体樹
脂(5)エチレン−塩化ビニル共重合体樹脂(6)エチ
レン−メタクリル酸メチル共重合体樹脂(7)エチレン
−アクリル酸メチル共重合体樹脂(8)エチレン−アク
リル酸エチル共重合体樹脂(以後EEAと表示) (9)エチレン−アクリロニトリル共重合体樹脂00)
エチレン−アクリル酸共重合体樹脂01)アイオノマー
樹脂(エチレンと不飽和酸との共重合物を亜鉛などの金
属で架橋した樹脂)θカエチレンーαオレフィン共重合
体樹脂(L−LDPE樹脂) 09工チレンープロピレンーブデンー1三元共重合体樹
脂 041エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂エチレ
ン共重合体樹脂の中では、フィルム成形性及びヒートシ
ール適性が良く、破袋強度、衝撃穴あけ強度及び引裂き
強度が大きいエチレン・α・オレフィン共重合体樹脂が
好ましく、好ましくは10重量%以上、特に好ましくは
50重量%を含む。
本発明の感光物質用包装材料には、遮光性を確保するた
めに遮光性物質が添加される。
遮光性物質の代表例を以下に示す。
(1)無機化合物 A、酸化物・・・シリカ、ケイ藻土、アルミナ、酸化チ
タン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化マグネ シウム、酸化アンチモン、バリウムフ ェライト、ストロンチウムフェライト、酸化ベリリウム
、軽石、軽石バルーン、アルミナ繊維等 B、水酸化物・・・水酸化アル果ニウム、水酸化マグネ
シウム、塩基性炭酸マグネシウム、 C0炭酸塩・・・炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
ドロマイト、ドーソナイト等 り、(亜)硫酸塩・・・硫酸カルシウム、硫酸バリウム
、硫酸アンモニウム、亜硫酸カル シウム等 E、ケイ酸塩・・・タルク、クレー、マイカ、アスベス
ト、ガラス繊維、ガラスバルーン、 ガラスピーズ、ケイ酸カルシウム、 モンモリオナイト、ベントナイト等 巾。炭素・・・カーボンブラック、グラファイト、炭素
繊維、炭素中空球等 G、その他・・・鉄粉、銅粉、鉛粉、アルミニウム粉、
硫化モリブデン、ポロン繊維、炭化ケ イ素繊維、黄銅繊維、チタン酸カリウ ム、窒化チタン、チタン酸ジルコン酸 鉛、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸ツバリウ ム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリ ウム、アルミニウム粉末、アルくニウ ムペースト、タルク等 (2)有機化合物 木粉(松、樫、ノコギリ、クズなど)、殻繊1ft(ア
ーモンド、ビーナツツ、モご殻など)、着色した木綿、
ジュート、紙細片、セロハン片、ナイロン繊維、ポリプ
ロピレン繊維、デンプン、ゼラチン、牛皮粉末、芳香族
ポリアミド繊維等 これらの遮光性物質の中で、耐熱性、耐光性が優れ比較
的不活性な物質である光吸収性のカーボンブラックが好
ましく、特に平均粒子径が80mμ以下のカーボンブラ
ック、中でもファーネスカーボンブラックが安価で遮光
能力が大きく、写真感光材料に悪影響を及ぼす物質、の
含有量が少ないので高価であるが帯電防止を兼ねたアセ
チレンカーボンブラックやDBP吸油量が40d/10
0 g以上、重金属含有量が500PPm以下の導電性
カーボンブラックも好ましい。
また、酸化防止剤を、ブツやフィッシュアイ発生防止と
着色故障等を防止するために添加することが好ましい。
この酸化防止剤の代表例を以下に示す。
(イ)フェノール系酸化防止剤 6−t−ブチル−3−メチルフェニール誘導体、2・6
−ジーt−ブチル−Pクレゾール、2・6−ジーt−ブ
チル−4−エチルフェノール、2・2′−メチレンビス
−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4・4
゛−ブチリデンビス(5−t−m−クレゾール)、4・
4”−チオビス(6−1−ブチル−m−クレゾール)、
4・4ジヒドロキシジフエニルシクロヘキサン、アルキ
ル化ビスフェノール、スチレン化フェノール、2・6−
ジーt−ブチル−4−メチルフェノール、n−オクタデ
シル−3−(3’  ・5′−ジー上ブチル−4゛−ヒ
ドロキシフエニル)プロピネート、2・2”−メチレン
ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4・
4゛チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェニール
)、4・4゛ブチルデンビス(3−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)、ステアリル−β(3・5−ジー40 ブチル−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、1・1
・3−トリス(2−メチル−4ヒドロキシ5−t−ブチ
ルフェニル)ブタン、1・3・5トリメチル−2・4・
6−トリス(3・5−ジt−フチルー4ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン、テトラキス〔メチレン−3(3゛ ・
5゛−ジーtブチルー4゛−ヒドロキシフェニル)ブU
ビオネート〕メタン等 (ロ)ケトンアミン縮合系酸化防止剤 6−エトキシ−2・2・4−トリメチル−1・2ジヒド
ロキノリン、2・2・4−トリメチルト2−ジヒドロキ
ノリンの重合物、トリメチルジヒドロキノリン誘導体等 (ハ)アリルアミン系酸化防止剤 フェニル−α−ナフチルアミン、N−フェニルβ−ナフ
チルアミン、N−フェニル−N゛−インピロピル−P−
フェニレンジアミン、N−Nジフェニル−P−フェニレ
ンジアミン、N−Nジーβ−ナフチル−P−フェニレン
ジアミン、N−(3’−ヒドロキシブチリデン)−1−
ナフチルアミン等 (ニ)イミダゾール系酸化防止剤 2−メルカプトベンシイごダゾール、2−メルカプトベ
ンゾイミダゾールの亜鉛塩、2−メルカプトメチルベン
シイミダゾール等 (ホ)ホスファイト系酸化防止剤 アルキル化アリルホスファイト、ジフェニルイソデシル
フォスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイ
ト亜リン酸ソーダ、トリノニルフェニルフォスファイト
、トリフェニルフォスファイト等 〔へ〕チオ尿素系酸化防止剤 チオ尿素誘導体、1・3−ビス(ジメチルアくノブロピ
ル)−2−チオ尿素等 (ト)その他空気酸化に有用な酸化防止剤(チ)硫黄系
酸化防止剤 ジラウリルチオジプロピオネート、シミリスチルチオジ
プロピオネート、ラウリレステアリルチオジプロビオネ
ート、ジラウリルチオジプロピオネート等 これらの中で特に好ましい酸化防止剤はフェノール系の
酸化防止剤であり、市販品としてはチハガイギー社のイ
ルガノックス各種と住良化学■のSumilizer 
BIT、St+m1lizer BH−76、Sumi
lizer WX−R3umilizer BP−10
1等である。
次に、その他の添加剤の代表例を以下に記載するが、本
発明はこれに限定されるものではなく、公知のあらゆる
ものの中から選択できる。
(添加剤種W4)(代 表 例) (1)可塑剤   ;フタル酸エステル、グリコールエ
ステル、脂肪酸エステル、リ ン酸エステル等 (2)安定剤   ;鉛系、カドミウム系、亜鉛系、ア
ルカリ土類金属系、有機スズ 系等 (3)難燃剤   ;燐酸エステル、ハロゲン化燐酸エ
ステル、ハロゲン(tJl、mm 物、含燐ポリオール等 (4)充填剤   ;アルミナ、カオリン、クレー炭酸
カルシウム、マイカ、タル ク、酸化チタン、シリカ等 (5)補強剤   ;ガラスロービング、金属繊維、ガ
ラス繊維、ガラスミルドファ イバー、炭素繊維等 (6)劣化防止剤 ;紫外線吸収剤、金属不活性化剤、
過酸化物分解剤等 (7)カップリング剤;シラン系、チタネート系、クロ
ム系、アル稟ニウム系等 (8)各種の熱可塑性樹脂、ゴム等 (9)滑剤    ;シリコーン系滑剤、オレイン酸ア
ミド系滑剤、ビス脂肪酸ア果 ド系滑剤、アルキルア逅ン系滑 剤、炭酸水素系滑剤、エステル 系滑剤、アルコール系滑剤、金 馬方けん 00)帯電防止剤 ;非イオン界面活性剤、アニオン界
面活性剤、陽イオン界面活性 剤、両性界面活性剤、アルキル アくン誘導体、脂肪酸誘導体等 本発明の感光物質用包装材料は、光により品質3 4 ・性能が破壊されたり変色したり、硬化劣化したりする
感光物質、例えば、以下に示す物質に適用される。
*ハロゲン化銀写真感光材料Cレントゲン写真フィルム
、印刷用フィルム、白黒及びカラー印画紙、カラーフィ
ルム、印刷用マスター紙、DTR感光材料、電算写植フ
ィルム及びペーパー、マイクロフィルム、映画用フィル
ム、自己現像型写真感光材料、直接ポジ型フィルム及び
ペーパー等)*ジアゾニウム写真感光材料(4−モルフ
ォリノベンゼンジアゾニウムマイクロフィルム、マイク
ロフィルム、複写用フィルム、印刷用版材等)*アジド
、ジアジド系写真感光材料(バラアジドベンゾニード、
4.4′ジアジドスチルヘン等を含む感光材料、例えば
複写用フィルム、印刷用版材等) *キノンアジド系写真感光材料(オルソ−キノンジアト
、オルソ−ナフトキノンジアジド系化合物、例えばベン
キノン(1° 2)−ジアジド−(2)4−スルフオン
酸フェニルエーテル等を含む感光材料、例えば印刷用版
材、複写用フィルム、密着用フィルム等) *フォトポリマー(ビニル系モノマー等を含む感光材料
、印刷用版材、密着用フィルム等)*ポリビニル桂皮酸
エステル系(例えば印刷用フィルム、IC用レジスト等
) なお、各種の光や酸素や亜硫酸ガス等により変質、劣化
する感光材料、例えば食品(バター、ビーナツツ用袋、
マーガリン、スナック製品、ツマミ、菓子、お茶、ノリ
等)、医療品(胃腸薬、カゼ薬等の粉末状、顆粒状の装
入薬品)、染料、顔料、写真現像薬品、写真定着薬品、
トナー等の包装にも適用することができる。
〔作用〕
本発明の感光物質用包装材料では、遮光性熱可塑性樹脂
フィルムが約0℃〜約60℃の温度範囲で網目構造が発
達し伸び難くなっている。また0℃付近でも柔軟で衝撃
等によるピンホールを防止する。
〔実施例〕
本発明の感光物質用包装材料の実施例を第1図から第4
図に基づいて説明する。
第1図から第4図はそれぞれ感光物質用包装材料の層構
成を示す部分断面図である。
第1図に示す感光物質用包装材料は、遮光性熱可塑性樹
脂フィルム1aの単一層で構成されている。
第2図に示す感光物質用包装材料は、二層共押出しフィ
ルムの外層2a、内層3aからなる遮光性熱可塑性樹脂
フィルム1aで構成されている。
第3図に示す感光物質用包装材料は、2枚の遮光性熱可
塑性樹脂フィルム1aを、共押出しフィルムの内層3a
、38間Bでブロッキング積層したブロッキング積層遮
光性樹脂フィルム5aで構成されている。
第4図に示す感光物質用包装材料は、ブロッキング積層
遮光性樹脂フィルム5aと、アルミニウム蒸着層7と二
輪延伸ナイロンフィルム6とからなるアルミニウム真空
蒸着二輪延伸ナイロンフィルム8と、フレキシブルシー
ト9とを接着剤層10.10を介して積層して構成され
ている。
次に、本発明品I、■と比較品、従来品を比較した試験
結果について説明する。
本発明品1 本発明晶Iは第3図の層構成に相当する。
遮光性熱可塑性樹脂フィルム1aは、60℃におけるD
MAのjanδ値が0.105.0℃におけるDMAの
janδ値が0.075.60℃におけるtanδ/0
℃におけるtanδ値が1.40である。引裂き強度は
縦1400g以上、横1400 g以上である。そして
、この遮光性熱可塑性樹脂フィルム1aはメルトフロー
レート(以下MFRと表示)が1.0g/10分、密度
が0.89g/cIllの超低密度直鎖状低密度ポリエ
チレン樹脂(エチレン・ブテン−1共重合体樹脂)97
重量%、ファーネスカーボンブラック3重量%からなる
厚さ25μmの共押出しフィルム内層3aと、MFRが
1.1 g/10分、密度が0.954 g/cIil
のホモポリエチレン樹脂20重量%、MFRが2.1 
g /10分、密度が0.920 g/c+fiのエチ
レン・4−メチルペンテン−1共重合体樹脂76.85
重重景、非イオン帯電防止剤0,15重量%、ファーネ
スカーボンブラック7 18〜 3重量%からなる厚さ25μmの共押出しフィルム外層
2aとからなっている。
本発明品■ 本発明品■は第2図の層構成に相当する。
遮光性熱可塑性樹脂フィルム1aは60’CにおけるD
MAのjanδ値が0.113.0℃におけるDMAの
janδ値が0.074.60℃におけるtanδ/0
℃におけるtanδ値が1.53であり、引裂き強度は
縦1400g以上、横1400 g以上である。そして
、この遮光性熱可塑性樹脂フィルム1aはMFRが1.
0 g /10分、密度が0.89g/cJの超低密度
直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(エチレン・ブテン−1
共重合体樹脂)77重量%、MFRが2.0 g /1
0分、密度が0.92g/ctlの超低密度直鎖状低密
度ポリエチレン樹脂(エチレン・ブデンー1共重合体樹
脂)20重量%、ファーネスカーボンブラック3重量%
からなる厚さ50μmの共押出しフィルム内層3aと、
本発明品I共押出しフィルム外層2aと同一組成からな
っている。
比較品 比較品は第2図の層構成に類似する。
60℃におけるDMAのjanδ値が0.139.0℃
におけるDMAのjanδ値が0.039.60℃にお
けるtanδ/0℃におけるtanδ値が3.56であ
る。
引裂き強度は縦131g、横1400 g以上である。
そして、VFRが2.1 g /10分、密度が0.9
20g/cyltのエチレン・4−メチルペンテン−l
共重合体樹脂97重量%、ファーネスカーボンブラック
3重量%からなる厚さ50μmの共押出しフィルム内層
3aと、MFRが0.45 g /10分、密度が0.
965g/c+ffのホモポリエチレン樹脂97重量%
、ファーネスカーボンブラック3重量%からなる厚さ5
0μmの共押出しフィルム外層2aとからなっている。
従来品 従来品は第1図の層構成に類似する。
60℃におけるDMAのtanδイ直が0.152 、
OoCにおけるDMAのjanδ値が0.075.60
″Cにおけるtanδ/0℃におけるtanδ値が2.
03である。
引裂き強度は縦187g、横457g以上である。そし
て、MFRが2.4 g /10分、密度が0.920
g/ cJのホモポリエチレン樹脂97重量%、ファー
ネスカーボンブラック3重量%からなる厚さ100μm
の遮光性単層インフレーションフィルムである。
結果を第1表に示す。
1 評価は下記による。
◎・・・非常に優れている ○・・・優れている ・・・・可(実用限度内) ム・・・問題あり(改良必要) ×・・・実用不可 ※A、DMAのjanδ値の測定法 測定機: DUPONT 983 DYNAMrCME
CHANICAL AN^LYZER(以下983DM
Aという)測定モード:共鳴周波数モード サンプル取付クランプ:水平取付クランプサンプルサイ
ズ:長さ7.00mmX幅11嗣×厚さ0.07mm 測定温度ニー20〜80″Cの第5図に記載した各温度 昇温速度=2℃/min データ処理:ソフトウェア−DMA−3,0により求め
る。
動的粘弾性測定におけるModulus E”はE4=
 =E”+1E11で表される。ここで、E′はヤング
率、Elはヤング率損失である。983DMA共鳴周波
数モードでは、共鳴振動数及びダンピング電圧から、E
”及びtanδ(H’”/E゛)を求めることができる
なお、上記測定法で測定したjanδ値カーブを第5図
に示す。
これらの図中、aは本発明品■、bは本発明品■、Cは
比較品、dは従来品を示す。
※Bヒートシール適性 ホットタック性、ヒートシール強度、ヒートシール許容
温度範囲により評価 ※C耐ピンホール性 四方密封袋にリスフィルムを密封後、JIS Z 02
32に準拠した包装貨物の振動試験を行った後のピンホ
ールの発生状況より評価 ※D耐熱性 60℃下でのtanδより評価 ※E重量物質入り60℃温度下の遮光性(フィルムの伸
び難さ、ヒートシール強さ) 各包装材料で密封袋を作り、重itlokgのカラー2
3 4 印画紙を密封後、上下に5回振った後の遮光性により評
価 ※Fスタチック防止性 23℃60%RHで密封袋にリスフィルムを出し入れし
た時のスタチックの発生状況により評価〔発明の効果〕 本発明は以上の様に槽底したので、物理強度に優れ剛性
があり、0℃付近でも柔軟でピンホールや破袋がない。
また60℃付近でも伸び難くピンホール、遮光性不良、
破袋を生ぜず、高温度負荷延伸による欠陥を発生しない
。また更にヒートシール適性が良好で密封性に優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の感光物質用包装材料の一実施例の層構
成を示す部分断面図、第2図から第4図はそれぞれ他の
実施例の層構成を示す部分断面図、第5図はtanδカ
ーブを示す図である。 3.3a・・・多層共押出しフィルムの内層5a・・・
ブロッキング積層遮光性樹脂フィルムB・・・ブロッキ
ング部分を示す a・・・遮光性物質を含むことを示す

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ダイナミック熱機械分析装置による60℃におけるta
    nδが0.04〜0.14で、60℃におけるtanδ
    /0℃におけるtanδが2.0未満であり、遮光性物
    質を含み、かつ常温(23℃)における縦及び横の引裂
    き強度が300g以上である遮光性熱可塑性樹脂フィル
    ムを具備することを特徴とする感光物質用包装材料
JP20667589A 1989-08-11 1989-08-11 感光物質用包装材料 Pending JPH0371128A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63121840A (ja) * 1986-11-12 1988-05-25 Fuji Photo Film Co Ltd 写真感光材料用包装材料及びそれを用いた包装袋
JPS63183839A (ja) * 1987-01-26 1988-07-29 富士写真フイルム株式会社 感光物質用包装材料
JPS63286344A (ja) * 1987-05-19 1988-11-24 Fuji Photo Film Co Ltd 写真感光材料用包装材料
JPS63289548A (ja) * 1987-05-22 1988-11-28 Fuji Photo Film Co Ltd 感光物質用包装材料

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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