JPH0299168A - 装飾被膜の成形方法と刻印装置 - Google Patents

装飾被膜の成形方法と刻印装置

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JPH0299168A
JPH0299168A JP25294788A JP25294788A JPH0299168A JP H0299168 A JPH0299168 A JP H0299168A JP 25294788 A JP25294788 A JP 25294788A JP 25294788 A JP25294788 A JP 25294788A JP H0299168 A JPH0299168 A JP H0299168A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、合成樹脂成形品等の製品母体の表面に被覆成
形される金属蒸着層を利用した装飾被膜の成形方法と、
金属蒸着層が蒸着位置する表面部分に凹凸模様を成形す
る刻印装置に関するもので、さらに詳言すれば、製品母
体の表面に、アンダーコートと金属蒸着層とトップコー
トとを順に積層して成形される装飾被膜の成形方法と、
この装飾被膜を成形するのに際して、金属蒸着層が蒸着
位置するアンダーコート表面に、金属蒸着層成形に先立
って、予め所望の凹凸模様を成形する刻印装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
真空蒸着法により合成樹脂成形品等の製品母体表面に被
覆成形される金属蒸着層(以下、単に蒸着層と記す)は
、種々の製品、特に合成樹脂製品の装飾手段として極め
て有効であり、また最近は、この真空蒸着法の技術の進
歩により、あらゆる種々の形態の合成樹脂製品に対して
も良好に真空蒸着を施すことができるようになってきて
おり、このため装飾のための真空蒸着は多分野で多量に
利用されるようになっている。
このように、真空蒸着による装飾は、極めて優れた利点
を数多く有するものなのであるが、現出される装飾感は
金属感を利用するもので有り、また蒸着される蒸着層は
、目的とする製品母体表面の全域に均一に被覆成形され
るものであるので、蒸着層の成形された製品表面は、そ
の全域が単純に金属光沢を発揮しているだけのものとな
り、外観が単純となるという不満が生じるようになって
いる。
この蒸着装飾に対する不満を解消する手段として、蒸着
装飾の施される表面に凹凸模様を成形し、この凹凸模様
による光の反射形態の変化によって明暗変化及び立体感
を現出させ、もって蒸着装飾された製品表面に変化を与
えようとすることが考えられるようになってきている。
この蒸着装飾の施された製品表面の装飾効果に、凹凸に
より変化を与える従来の代表的な手法は、蒸着層の被覆
される製品母体の外層め表面に、予め凹凸模様を成形し
ておくものである。
この手法の場合、予め成形されている凹凸模様の凹凸程
度が寸法的に大きい場合には、蒸着層も凹凸変化して立
体感及び明暗変化を現出させることができるのであるが
、凹凸模様の凹凸程度が充分に細かい場合とか、凹凸が
シャープである場合には、被覆成形された蒸着層が、こ
の凹凸模様を忠実に再現することができず、このために
立体感の乏しい、またシャープさの劣った外観しか現出
させることができない。
すなわち、製品母体の表面に蒸着層を被覆するに際して
は、先ず、製品母体の表面に、蒸着層の製品母体表面へ
の強力な付着を保証するためのアンダーコートを塗布成
形し、このアンダーコートの表面に蒸着層を被覆成形す
るものであるから、製品母体の表面に直接凹凸模様を成
形しても、その凹凸のシャープさがアンダーコートによ
って損なわれてしまい、蒸着層で製品母体の凹凸模様を
忠実に再現できないものとなっている。
また、この手法は、製品母体の表面に直接凹凸模様を成
形するものであるので、製品母体が合成樹脂成形品であ
る場合には、製品母体成形用の高価な金型に凹凸模様成
形のための成形型面を成形しておかなければならず、こ
のため同一構造、同一規格の製品母体を成形する場合で
あっても、異なる凹凸模様を成形したい場合には、上記
高価な成形金型そのものを別個に製造しなければならず
、製品製造設備に要する費用が膨大なものとなっていた
そこで、上記した手法に変えて、製品母体の表面に直接
凹凸模様を成形するのではなく、製品母体の表面に塗布
成形され、蒸着層が直接蒸着位置するアンダーコートの
表面に凹凸模様を成形する手段が考えられた。
すなわち、この手段は、製品母体表面に被覆塗布された
アンダーコートが乾燥硬化する前に、この硬化前のアン
ダーコート表面に所望の凹凸模様を成形するのである。
このように、蒸着層が直接蒸着位置するアンダーコート
表面に凹凸模様を成形するめで、このアンダーコート表
面に蒸着される蒸着層は、その層形状を凹凸模様に忠実
に沿わせることになり、これにより凹凸模様の凹凸の粗
密に関係なしに、この凹凸模様を蒸着層表面に再現する
ことになる。
また、成形される凹凸面は、製品母体表面に塗布成形さ
れたアンダーコートの表面部分に成形されるので、単一
の成形金型で成形された製品母体に異なる凹凸模様を成
形することができ、これにより凹凸模様変更に伴う高価
な成形金型の新たな製造の必要性を無くして、装飾変更
に伴う設備費の消費を大巾に削減することができると共
に、この凹凸模様の成形は、未硬化のアンダーコート表
面への表面処理であるので、所望する模様形態を簡単に
成形することができると云う利点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記した手法にあっては、アンダーコー
トの乾燥硬化する前に刻印体をアンダーコートの表面に
押し付けて引き離すことにより、凹凸模様を刻設形成す
るものであるから、刻印体をアンダーコート表面から引
き剥がす際に、および刻印体をアンダーコート表面から
引き剥がしてからアンダーコートが乾燥硬化するまでの
間に、刻印体の押付けにより成形された凹凸模様に、ア
ンダーコート成形材料の刻印体に対する耐着力およびま
だ軟化状態にあるアンダーコート成形材料の持つ表面張
力により、型崩れが生じ、このため凹凸模様のシャープ
さが失なわれると共に微細な凹凸模様を良好に得ること
ができないと云う問題があった。
本発明は、上記した従来技術における問題点を解決すべ
く創案されたもので、刻印体の押付けによりアンダーコ
ート表面に刻印された凹凸模様の型崩れを防止すると共
にアンダーコート成形材料の刻印体への耐着を無くすこ
とを目的とするものである。
また、他の目的は、アンダーコート表面に簡単に且つ良
好に凹凸模様を刻印する刻印装置を提供することにある
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明の手段は、合成樹脂成
形品等の製品母体の表面に紫外線硬化型塗料を主体とす
るアンダーコート塗布工程を有すること、 製品母体表面に塗布されたアンダーコート成形材料の表
面に、表面に刻印画を有し、紫外線に対して透明な刻印
体を押付ける押付は工程を有すること、 刻印体を通して、紫外線を刻印体の押付けられたアンダ
ーコート成形材料に照射する硬化工程を有すること、 アンダーコート成形材料が硬化後に、刻印体をアンダー
コートから引き離す引き離し工程を有すること、 成形されたアンダーコート表面に金属真空蒸着法により
金属蒸着層を被覆成形する蒸着工程を有すること、 金属蒸着層を被覆するトップコートを塗布成形するトッ
プコート塗布工程を有すること、上記各工程を順に行な
うこと、 にある。
アンダーコート表面への凹凸模様の成形およびアンダー
コートの硬化成形手段としては、押付は工程と、硬化工
程と、引き離し工程とを、刻印体の製品母体に対する回
動変位により達成する第1の手法と、刻印体の製品母体
表面に対するほぼ垂直方向での往復変位により達成する
第2の手法とがある。
この第1の手法を実施するための第1の刻印装置の構成
手段は、 表面に所望の刻印画を形成し、紫外線に対して透明な材
料製の無端ベルト状となった刻印体を有すること、 この刻印体を製品母体に対して回動変位可能に支持する
支持体を存すること、 この支持体に支持された刻印体を通して、刻印体の裏面
側から表面側に紫外線を照射する紫外線光源を有するこ
と、 にある。
この第1の刻印装置における刻印体の構成は、軟質材料
製の連続した一体物として無端ベルト状にしたもの、ま
たは多数の別体物である刻印素体をキャタピラ状に連続
して無端ベルト状にしたもの、そして硬質材料製の円筒
体として一定円筒形状となった無端ベルト状にしたもの
がある。
この第1の刻印装置は、装置全体がアンダーコート成形
材料表面に沿って相対的に移動しながら、刻印体をアン
ダーコート成形材料表面に押付けると共に、この刻印体
の押付けられたアンダーコート成形材料に紫外線を照射
する必要があるので、刻印体押付は前のアンダーコート
成形材料への紫外線の照射を防止すべく、前記した構成
手段に加えて、製品母体に対する相対的な移動方向側へ
の紫外線の照射を遮光する遮光体を設ける手段を付加す
るのが有効である。
また、第2の手法を実施するための第2の刻印装置の構
成手段は、 製品母体表面に沿った形状の表面に所望の刻印画を形成
し、紫外線に対して透明な材料製の刻印体を有すること
、 この刻印体を製品母体表面に対して略垂直方向に接離移
動可能に支持する支持体を有すること、この支持体に支
持された刻印体を通して、この刻印体の裏面側から表面
側に紫外線を照射する紫外線光源を有すること、 にある。
この第2の刻印装置における刻印体の構成としては、硬
質材料製の板片状に構成したもの、またはシート状に構
成したものがある。
この第2の刻印装置は、アンダーコート成形材料に対す
る相対移動が接離移動であり、紫外線の照射は刻印体が
アンダーコート成形材料に押付けられている状態で達成
されることが要求されるので、前記した構成手段に加え
て、紫外線光源から刻印体に向かって照射される紫外線
を任意に遮断できる遮断体を設ける手段を付加するのが
有利である。
〔作用〕
本発明方法は、上記したように、各工程を順に行なうも
のとなっているので、刻印体をアンダーコート成形材料
表面に押付けた時点においては、アンダーコート成形材
料はまた充分に柔い状態にあり、このため刻印体の押付
けられたアンダーコート成形材料の表面部分は、刻印画
の凹凸に忠実に従って凹凸変化する。
このように、表面部分が刻印画に従って凹凸変化したア
ンダーコート成形材料に、刻印体を押付けたまま紫外線
を照射してアンダーコート成形材料をアンダーコートに
硬化成形するので、アンダーコート表面に成形される凹
凸模様は、刻印体が押付けられた状態のまま、すなわち
刻印体のアンダーコート成形材料からの引き剥しに伴う
アンダーコート成形材料の流動とか、アンダーコート成
形材料自体の表面張力の作用による流動を生ずる予地の
ないまま、凹凸模様に硬化成形される。
また、刻印体は、アンダーコート成形後、すなわちアン
ダーコート成形材料に紫外線を照射して硬化させてから
、硬化成形されたアンダーコート表面から引き離される
ので、アンダーコートの刻印体に対する耐着力は喪失し
た状態にあり、このためアンダーコートからの刻印体の
離反は1.無理なくかつ円滑に達成されることになり、
また成形された凹凸模様の一部が刻印体に耐着してアン
ダーコートから引きちぎられると云う不都合の発生もな
い。
この凹凸模様の成形とアンダーコートの硬化成形に際し
て、刻印体を製品母体に対して回動変位させる第1の手
法の場合、刻印体はその回動変位により表面の刻印画を
順にアンダーコート成形材料の表面部分に押付けると共
に、無端ベルト状となっているので繰返し押付けること
が可能となるため、刻印体の幅で長い凹凸模様を順に成
形してゆくことができ、このため刻印体表面よりも大き
な凹凸模様面積を持つ繰返し模様の成形に有利である。
また、刻印体を製品母体表面に対してほぼ垂直方向に接
離往復移動させる第2の手法の場合、刻印体の製品母体
に対する変位が単純な往復動で良く、かつ紫外線の照射
制御がオン、オフ制御と云う単純な制御で良いので、凹
凸模様成形のための操作が第1の手法に比べて簡単とな
葛が、成形できる凹凸模様の表面積の大きさは、刻印体
の表面と同一となる。
第1の手法を実施すべく構成された第1の刻印装置は、
支持体に回動変位可能に組付けられた刻印体を、支持体
によりアンダーコート成形材料表面部分に押付けた状態
で、支持体に対して回動変位させると共に支持体を製品
母体に対して相対的に移動させることにより、刻印体を
アンダーコート成形材料表面部分に対して滑ることなく
押付けると共に、製品母体に対して移動させ、順に凹凸
模様を成形する。
この第1の刻印装置においては、アンダーコート成形材
料に対して装置全体を一定位置関係に位置させてアンダ
ーコート成形材料表面に沿って相対移動させ、もって刻
印体をアンダーコート成形材料表面部分に順に連続して
押付けるので、紫外線は常にアンダーコート成形材料に
押付けられた刻印体に照射されることになる。
遮光体は、この連続点灯されている紫外線光源からの紫
外線が、また刻印体の押付けられていないアンダーコー
ト成形材料部分に照射されて、このアンダーコート成形
材料部分が不正に硬化されるのを防止する。
第2の手法を実施すべく構成された第2の刻印装置は、
刻印体を支持体によりアンダーコート成形材料表面部分
に押付け、この押付は後、適当な時点で紫外線を刻印体
に照射して、この刻印体の押付けられたアンダーコート
成形材料部分をアンダーコートに硬化成形し、アンダー
コートの硬化成形後、刻印体をアンダーコートから離反
させる。
このように、第2の刻印装置においては、刻印体がアン
ダーコート成形材料に押付けられる以前、すなわち刻印
体をアンダーコート成形材料に接近させている時期に紫
外線が対応するアンダーコート成形材料に照射されない
ようにする必要があるが、遮断体を設けることにより、
この紫外線光源から刻印体への紫外線の照射を、任意に
かつ確実に遮断制御することができ、これによりアンダ
ーコート成形材料の不正硬化の発生を防止する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
第1図は、第2図に示した本発明方法により成形された
装飾被膜の基本的積層構造を示すもので、合成樹脂成形
品等の製品母体1の表面に被覆成形されたアンダーコー
ト2は、紫外線硬化型塗料を主体とするアンダーコート
2成形材料をアンダーコート塗布工程Aにより製品母体
1表面に被覆塗布した後、押付は工程Bにより刻印体6
を表面に押付け、次いで硬化工程Cにより刻印体6を通
して紫外線を照射して刻印体6の押付けられたアンダー
コート2成形材料を硬化すると同時に凹凸模様2aを硬
化成形して成形される。
アンダーコート2の表面に被覆成形された蒸着層3は、
硬化工程Cによりアンダーコート2の硬化成形が完了し
て引き離し工程りにより刻印体6がアンダーコート2か
ら引き離された後に蒸着工程Eによりアンダーコート2
表面に被覆成形される。
装飾被膜の最も外側に位置するトップコート4は、蒸着
工程Eにより成形された蒸着層3全域を覆う形態で、ト
ップコート塗布工程Fにより塗布成形される。
第1図図示実施例は、保護膜としての機能をもつトップ
コート4をワンコートで成形した場合を示したものであ
るが、成形される装飾被膜の表面強度をより高めたい場
合には、トップコート4をツーコート構造とし、さらに
は表面に位置する第二のトップコートをより高い硬度を
発揮することのできる紫外線硬化型塗料により成形する
のが良く、この場合この第二のトップコートの成形も容
易となる。
アンダーコート2成形材料の表面に凹凸模様2aを成形
する刻印体6としては、紫外線に対して透明であるなら
ば、その構成、構造、材質が特に限定されるものではな
く、あらゆる材料を利用することが可能であるが、正確
で確実な凹凸模様2aの刻印成形を達成するには、刻印
面6bを成形した表面は、刻印動作が確実に達成できる
程度の硬さが要求されることはいうまでもない。
なお、刻印体6の刻印面6bを成形した表面部分に所定
の表面処理を施して、他の物品に対する耐着性を小さい
ものとしておくことにより、凹凸模様2aの成形はより
良好なものとなる。
第3図、第4図で示した実施例は、請求項4にあって、
更にその一実施例としての請求項5および8に示した刻
印装置の構成例である。
刻印装置5は、紫外線の透過を許さない一対の側板7b
の前後間に一対のプーリ7aを回転自在に軸支し、前進
側のプーリ7aを回転駆動源に連結し、両プーリ7aに
比較的軟質材料で無端ベルト状に一体成形され、表面に
所望の刻印面6bを成形した刻印体6を掛は渡して組付
け、両プーリ7a間に紫外線光源8を両側板7bに取付
けて位置させ、この紫外線光源8と前進側のプーリ7a
との間に遮光体9を取付けて構成され、刻印装置5全体
は、不動に保持された製品母体1に対して接離可能およ
び製品母体1表面に沿って移動可能に支持されている。
なお、押圧ローラ11は、両プーリ7a間に張設状態に
ある刻印体6部分を設定された押圧力、すなわち両ブー
’J7a部分での押圧力と等しい押圧力でアンダーコー
ト2成形材料表面に押付けるためのものである。
この実施例における刻印体6は、可撓性を有しているが
、伸縮変形がほとんどなく、さらに他の物質との粘着性
の小さいフッ素系樹脂等で製造される。
この第3図および第4図に示した刻印装置5にあっては
、プーリ7aの周速度と同一速度で装置全体を塗布成形
されたアンダーコート2成形材料表面に押圧接触させな
がら移動させることにより、アンダーコート2成形材料
表面に順次刻印面6bを押付け、この刻印面6bを押付
けた状態で、アンダーコート2成形材料に紫外線を照射
してアンダーコート2に硬化成形すると同時に凹凸模様
2aの成形も達成する。
次に、第5図で示した実施例は、請求項6および8に示
した刻印装置の構成例である。
ここでは、上記した第3図、第4図の実施例にあっての
プーリ7aに替えて歯車7cを使用すると共に、刻印体
6を、多数の板片状となった刻印素体6aを直列に連結
してキャタピラ状とすることにより無端ベルト状に構成
している。
この第5図図示実施例の刻印装置5にあっては、刻印画
6bを硬質材料により板片状に成形された刻印素体6a
の表面に成形できるので、刻印画6bを成形した表面部
分が可撓変形する可能性のある第3図および第4図図示
実施例の場合に比べて、凹凸模様2aをより刻印画6b
に忠実に成形することができる。
次いで、第6図、第7図で示した実施例は、請求項7お
よび8に示した刻印装置の構成例である。
ここでは、刻印体6は硬質材料により円筒形状に成形さ
れて無端ベルト状に構成され、この刻印体6を支持する
支持体7は、刻印体60両端開ロ部に嵌め込み組付けさ
れる一対の端板7dと、両端板7d中央に回動変位自在
に組付けられ、この両端板7dと刻印体6との組合せ物
を回転自在に支持する軸筒7eとから構成され、遮光体
lOおよび紫外線光源8は、この軸筒7eに取付けられ
ている。
この第6図および第7図図示実施例の場合、刻印体6を
回動変位させるための構成が極めて簡単であると共に、
刻印体6そのものの構造を簡単にすることができると云
う利点を持っているが、アンダーコート2成形材料表面
に設定された押圧力で刻印画6bを押接させておく時間
を長くすることができないと云う不利な点がある。
しかしながら、紫外線光源8からの紫外線の照射による
アンダーコート2硬化成形程度を、凹凸模様2aの成形
されている表面部分だけとし、本発明による刻印装置5
によるアンダーコート2硬化成形処理後、別の紫外線照
射処理により、アンダーコート2全体を完全硬化するの
であれば、凹凸模様2a成形には全く支障を生じること
はない。
第8図で示した実施例は、請求項9.10そして12に
示した刻印装置の構成例である。
ここでは、刻印体6は硬質材料製の平板片状に構成され
ており、この刻印体6を支持する支持体7は、紫外線に
対して不透明な材料で筒状に成形された筒体7fで構成
されており、刻印体6は紫外線光源8を内部に取付けた
この筒体のfの下端に組付は固定されている。
この第8図図示実施例における紫外線光源8から刻印体
6への紫外線の照射のオン・オフ制御は、紫外線光源8
と刻印体6との間に出入り自在に設けられた、紫外線に
対して不透明材料で成形された平板状の遮断体lOで達
成するようにしている。
このように、紫外線光源8から刻印体6への紫外線の照
射のオン・オフ制御を遮断体lOで達成するので、紫外
線光源8そのもののオン・オフ制御を不要とし、もって
紫外線光源8の安定した点灯状態を維持することができ
る。
第9図は遮断体lOの他の構成例を示すもので、円弧筒
片状となった遮断体10を紫外線光源8の取付は部分で
揺動変位可能に枢着保持し、遮断体10の紫外線光源8
に対する公転移動により、紫外線光源8から刻印体6へ
の紫外線の照射のオン・オフ制御を達成する。
そして、第10図で示した実施例は、請求項11に示し
た刻印装置5の構成例である。
二こで、刻印体6はシーム状となっており、この刻印体
6を支持する支持体7は、シート状の刻印体6を張設固
定する支持枠7gで構成されている。
シート状となった刻印体6のアンダーコート2成形材料
表面への押圧は、専用の押付はローラ12により達成さ
れ、この押付はローラ12は、紫外線に対して透明な材
料で成形されていると共に、その内部に、紫外線の照射
方向を規制された紫外線光源8を内蔵している。
この第4図図示実施例は、第1の手法と第2の手法との
組合せたものとなっており、支持枠7gに張設されたシ
ート状の刻印体6は、製品母体1表面に対してほぼ垂直
方向に接離往復移動するのであるが、この刻印体6をア
ンダーコート2成形材料表面部分に押付ける押付はロー
ラ12は、支持体7とは完全に別体となって、アンダー
コート2成形材料表面に沿って移動するものとなってい
る。
このため、第1O図図示実施例のものにあっては、第2
の手法を実施するにもかかわらず、比較的広い範囲にわ
たって凹凸模様2aを成形できることになる。
〔発明の効果〕
本発明は、上記のごとき構成となっているので、以下に
示す効果を発揮する。
本発明方法により得られる装飾被膜は、凹凸模様が成形
されたアンダーコート表面に直接蒸着層が被覆位置する
ので、蒸着層の表面がこの凹凸模様の凹凸に忠実に凹凸
変化することになり、これにより蒸着層が現出する金属
感装飾は、立体感として明暗感に優れたものとなる。
アンダーコート表面に成形される凹凸模様は、この凹凸
模様を成形するための刻印体を押付けた状態でのアンダ
ーコートの硬化成形と同時に成形されるので、刻印体の
刻印側に極めて忠実に凹凸成形されることになり、この
ため凹凸模様を極めてシャープに成形できると共に、よ
り細い凹凸模様の成形も簡単にかつ確実に達成できる。
アンダーコートの硬化成形、特に凹凸模様を成形したア
ンダーコート表面部分の硬化成形は、紫外線硬化型塗料
を主体に構成されたアンダーコート成形材料に対する紫
外線の照射により達成されるので、アンダーコート、特
に凹凸模様を成形したアンダーコート表面部分の硬化を
極めて短時間にかつ確実に達成でき、これにより凹凸模
様の成形操作を簡単にすることができると共に、より正
確な凹凸模様の成形を達成でき、さらに凹凸模様成形に
要する操作時間を短いものとすることができる。
成形する凹凸模様の変更は、表面に刻印側を有する刻印
体を取り換えることにより達成できるので、凹凸模様変
更が極めて簡単であると共に、安価に達成できる。
凹凸模様を成形する刻印体を製品母体に対して転勤変位
させる場合には、凹凸模様を単一の刻印体により連続し
て反復成形することができ、これにより広範囲な凹凸模
様の成形を小型の刻印装置で達成できる。
凹凸模様を成形する刻印体を製品母体表面に対してほぼ
垂直に接離往復動させる場合は、刻印装置の構成を簡単
なものとすることができると共に、凹凸模様を成形する
際の穿1印装置の動作制御も極めて簡単なものとするこ
とができる。
刻印装置は、刻印体と紫外線光源とを一体的に組付けた
ので、刻印体のアンダーコート成形材料への押付けと同
期してアンダーコート成形材料表面への紫外線の照射を
好都合に達成でき、これによりアンダーコートの紫外線
照射による硬化処理、すなわち凹凸模様の硬化成形をす
みやかにかつ確実に達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によって得られる装飾被膜の基本的構
成を示す要部拡大断面図である。 第2図は、本発明による装飾被膜成形方法の基本的工程
を示すフロー図である。 第3図は、本発明方法の第1の手法を実施した刻印装置
の一構成例を示す一方の側板を取外した状態の全体側面
図である。 第4図は、第3図に示した構成例の縦断正面図である。 第5図は、本発明方法の第1の手法を実施した刻印装置
の他の構成例を示す一方の側板を取外した状態の要部側
面図である。 第6図は、本発明方法の第1の手法を実施した刻印装置
のさらに他の構成例を示す縦断側面図である。 第7図は、第6図に示した構成例の縦断要部正面図であ
る。 第8図は、本発明方法の第2の手法を実施した刻印装置
の一構成例を示す要部縦断正面図である。 第9図は、第7図に示した刻印装置に取付けられる遮断
体の他の構成例を示す正面図である。 第10図は、本発明方法の第2の手法を実施した刻印装
置の他の構成例を示す全体側面図である。 符号の説明 1;製品母体、2;アンダーコート、2a;凹凸模様、
3;蒸着層、4;トップコート、5;刻印装置、6;刻
印体、6a;刻印素体、6b;刻印側、7;支持体、7
a;プーリ、7b:側板、7c;歯車、7d;端板、7
e;軸筒、7f;筒体、7g;支持枠、8;紫外線光源
、9;遮光体、10;遮断体、11;押圧ローラ、 12;押付はローラ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)合成樹脂成形品等の製品母体(1)の表面に紫外
    線硬化型塗料を主体とするアンダーコート(2)成形材
    料を被覆塗布するアンダーコート塗布工程(A)と、 前記製品母体(1)表面に塗布されたアンダーコート(
    2)成形材料の表面に、表面に刻印画(6b)を有し、
    紫外線に対して透明な刻印体(6)を押付ける押付け工
    程(B)と、 前記刻印体(6)を通して、紫外線を該刻印体(6)の
    押付けられた前記アンダーコート(2)成形材料に照射
    する硬化工程(C)と、 前記アンダーコート(2)成形材料が硬化後に、前記刻
    印体(6)をアンダーコート(2)成形材料から引き離
    す引き離し工程(D)と、 成形されたアンダーコート(2)表面に金属真空蒸着法
    により金属蒸着層(3)を被覆成形する蒸着工程(E)
    と、 前記金属蒸着層(3)を被覆するトップコート(4)を
    塗布成形するトップコート塗布工程(F)と、の各工程
    を順に行う装飾被膜の成形方法。 (2)押付け工程(B)と、硬化工程(C)と、引き離
    し工程(D)とを、刻印体(6)の製品母体(1)に対
    する回動変位により達成する請求項1記載の装飾被膜の
    成形方法。(3)押付け工程(B)と、硬化工程(C)
    と、引き離し工程(D)とを、刻印体(6)の製品母体
    (1)表面に対するほぼ垂直方向での往復変位により達
    成する請求項1記載の装飾被膜の成形方法。 (4)合成樹脂成形品等の製品母体(1)の表面に被覆
    塗布された紫外線硬化型塗料を主体とするアンダーコー
    ト(2)成形材料を、表面に所望の凹凸模様(2a)を
    刻設した状態でアンダーコート(2)に硬化成形する刻
    印装置(5)であって、 表面に所望の刻印画(6b)を形成し、紫外線に対して
    透明な材料製の無端ベルト状となった刻印体(6)と、 該刻印体(6)を前記製品母体(1)に対して回動変位
    可能に支持する支持体(7)と、該支持体(7)に支持
    された刻印体(6)を通して、該刻印体(6)の裏面側
    から表面側に紫外線を照射する紫外線光源(8)と、 から成る刻印装置。 (5)刻印体(6)を、軟質材料製の連続した一体物と
    して無端ベルト状に構成した請求項4記載の刻印装置。 (6)刻印体(6)を、多数の別体物である刻印素体(
    6a)をキャタピラ状に連結して無端ベルト状に構成し
    た請求項4記載の刻印装置。 (7)刻印体(6)を、硬質材料製の円筒体として一定
    円筒形状となった無端ベルト状に構成した請求項4記載
    の刻印装置。 (8)製品母体(1)に対する相対的な移動方向側への
    紫外線の照射を遮光する遮光体(9)を設けた請求項4
    記載の刻印装置。 (9)合成樹脂成形品等の製品母体(1)の表面に被覆
    塗布された紫外線硬化型塗料を主体とするアンダーコー
    ト(2)成形材料を、表面に所望の凹凸模様(2a)を
    刻設した状態でアンダーコート(2)に硬化成形する刻
    印装置(5)であって、 前記製品母体(1)表面に沿った形状の表面に所望の刻
    印画(6b)を形成し、紫外線に対して透明な材料製の
    刻印体(6)と、 該刻印体(6)を前記製品母体(1)表面に対して略垂
    直方向に接離移動可能に支持する支持体(7)と、該支
    持体(7)に支持された刻印体(6)を通して、該刻印
    体(6)の裏面側から表面側に紫外線を照射する紫外線
    光源(8)と、 から成る刻印装置。 (10)刻印体(6)を、硬質材料製の板片状に構成し
    た請求項9記載の刻印装置。 (11)刻印体(6)を、シート状に構成した請求項9
    記載の刻印装置。 (12)紫外線光源(8)から刻印体(6)への紫外線
    の照射を遮断する遮断体(10)を設けた請求項9記載
    の刻印装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009078496A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂成形品の加飾方法
JP2012061832A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Sony Corp 積層体の製造方法、原盤および転写装置
JP2015229132A (ja) * 2014-06-04 2015-12-21 株式会社イシモク・コーポレーション 鏡面塗装方法、鏡面加工材の製造方法および鏡面塗装装置
JP2018015711A (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 洋治 杉山 転写加工方法、転写加工装置、及び転写加工製品
JP2018118452A (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 洋治 杉山 転写加工方法及び転写加工製品

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