JPH027A - カメラの測距装置 - Google Patents

カメラの測距装置

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JPH027A
JPH027A JP21689A JP21689A JPH027A JP H027 A JPH027 A JP H027A JP 21689 A JP21689 A JP 21689A JP 21689 A JP21689 A JP 21689A JP H027 A JPH027 A JP H027A
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JP
Japan
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signal
distance measurement
light
set position
lens set
Prior art date
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Pending
Application number
JP21689A
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English (en)
Inventor
Takaaki Kotani
高秋 小谷
Seiji Takada
誠司 高田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH027A publication Critical patent/JPH027A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカメラに用いられるアクティブタイプの測距装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
最近のコンパクトカメラに多用されているアクティブタ
イプの測距装置では、被写体に向けて測距用の光ビーム
を投射し、この光ビームの投射による被写体からの反射
光を受光センサーで受けるようにしている。受光センサ
ーは複数個の微少な受光素子を基線長方向に配列したも
ので、そのいずれの受光素子に被写体からの反射光が入
射したかを電気的に識別することによって、被写体距離
に対応した測距信号を得ることができる。
このような測距装置では、反射率の高い被写体や近距離
被写体等から強い反射光が特定の受光素子に入射したと
きに、これに隣接した受光素子にもクロストーク等の影
響によって一定の割合で光電出力が現れることがある。
このため、受光素子に光電出力が現れている場合でも、
この光電出力が被写体から受光素子に正規に入射した光
によるものであるか、あるいは前述したクロストーク等
の影響によるものかが識別できず、測距の精度を劣化さ
せることがある。
すなわち第12図(A)に示したように、基線長方向に
配列された受光素子31〜56の内、被写体から高輝度
の反射光パターン40が受光素子S4に入射したときに
は、この本来の反射光パターン40の回りに同心円状の
八ロー41を伴うことが多く、隣接する受光素子S3.
S5にも同図(B)に示したように光電出力が現れるよ
うになる。また、ハロー41が小さい場合であっても、
被写体からの強い反射光が受光素子S4に入射したとき
には、クロストークの影響で、隣接の受光素子S3.S
5からも一定の比率の光電出力が現れることが多い。こ
のような場合に、各々の受光素子33〜55に接続され
ているコンパレータが1個で、その基準電圧が■、であ
ったとすると、被写体からの反射光を受光したことを表
すハイレベル信号(H信号)が各々のコンパレータから
出力され、受光素子S3,35にも被写体からの反射光
が入射したものとして誤検出される。
一方、コンパレータの基準電圧をVNに設定した場合に
は、被写体からの反射光強度が弱(、この反射光が入射
した受光素子S4から一点鎖線で示したようなレベルの
光電出力しか得られないときには、いずれのコンパレー
タからも反射光の入射を検出することができなくなる。
こうした点を考慮し、特開昭5ロー29112号公報記
載の測距装置では、複数の受光素子から光電出力が現れ
たときには、受光素子の各々に接続されたコンパレータ
の基準電圧を、光電出力の最大レベルのものを基準にし
て変えることによって、クロストーク等の影響による偽
信号の発生を回避するようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記公報に記載の測距装置では、受光素子
以降の回路構成が複雑になりコスト的にも負担が大きい
ものになる。また、例えば人間のように平均的な反射率
をもった主要被写体が近距離位置にあり、遠距離に反射
率が高い副次的な背景物があったときには、副次的な背
景物に対して測距が行われ、主要被写体に対するピント
があまくなるという欠点がある。
〔発明の目的〕
本発明は以上のような従来技術の難点を解決するために
なされたもので、被写体からの反射光強度に左右される
ことな(、主要被写体に対する測距精度を向上させるこ
とができるようにしたカメラの測距装置を提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、被写体からの反射
光を受光するために基線長方向に配郊された受光素子の
それぞれに、高低2種の基準電圧が与えられた2個のコ
ンパレータを接続し、高い基準電圧が与えられたコンパ
レータからの反転信号の組み合わせによる第1測距信号
と、低い基準電圧が与えられたコンパレータからの反転
信号の組み合わせによる第2測距信号とを検出し、第1
測距信号に対応するレンズセット位置が第2測距信号に
対応するレンズセット位−よりも所定値以上遠距離側で
あったときには、第2測距信号によりレンズセット位置
を決定するものである。
また、第1測距信号に対応するレンズセット位置が第2
測距信号に対応するレンズセット位置よりも所定値未満
だけ遠距離側であったときには、第1測距信号によって
レンズセット位置を決定することも有効な手段となる。
〔作用〕
上記によれば、低い基準電圧が与えられたコンパレータ
を介して得られた第2測距信号中には、被写体からの強
い反射光による情報も含まれているのに対し、高い基準
電圧が与えられたコンパレータを介して得られた第1測
距信号中には被写体からの弱い反射光による情報は含ま
れないことが多く、このため第1.第2測距信号は一致
しないこともある。このような場合には、第1測距信号
に対応した第2レンズセット位置と第2測距信号に対応
した第2レンズセット位置とをそれぞれ評価してレンズ
セット位置を決定する。すなわち、第2レンズセット位
置が第2レンズセット位置よりも一定値以上遠距離側の
ものであるときには、第1測距情報には反射率が高い背
景の物体からの情報が含まれていると判断し、主要被写
体が位置している確率が高く、焦点深度も浅くなる近距
離側に対応した第2測距信号に基づいてレンズセット位
置が決定される。
また、第2レンズセット位置が第2レンズセット位置よ
りも所定値未満しか遠距離側に離れていないときには、
第2測距信号はクロストークの影響を受けているものと
判断し、第1測距信号によりレンズセット位置を決定し
てもよい。
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
〔実施例〕
第2図はアクティブタイプの測距系の概略を示すもので
、投光部2は、近赤外光を放射する放電管3.放電管3
からの光をスリット状に整形するスリット板4.投光レ
ンズ5とからなる。また受光部7は、受光レンズ8.受
光センサー9とから構成されている。投光レンズ5と受
光レンズ8の各々の光軸5a、8aは、撮影レンズ10
の光軸10aと平行となっており、基線長しだけ隔てら
れている。受光センサー9は、詳しくは後述するように
、横長矩形の微少な受光素子31〜56を基線長し方向
に配列してなるものである。
投光部2から被写体に向けてスリット光を照射したとき
、その一部の光が近距離被写体12で反射されると、そ
の反射光12aは受光レンズ8を通して受光素子S3に
入射する。また、中距離被写体13あるいは遠距離被写
体14からスリット光の一部が反射されると、反射光1
3a、14aのそれぞれは受光素子S2.Slに人、射
するようになる。したがって受光センサー9のうちで、
どの受光素子に被写体からの反射光が入射したかを検出
することによって被写体距離を求めることができる。な
お、このように測距用の光ビームとしてスリット光を用
いると、主要被写体を撮影画面の中央部から外した状態
でもこれに測距用の光ビームが照射されるようになり、
測距時における照準操作や測距の後にフレーミングをし
直すという面倒な操作をしなくても済むようになるが、
スリット光の代わりにスポット光を投射して測距を行う
こともできる。
第3図は上述した測距系に赤外発光ダイオード15(以
下、I RED 15という)を併設し、同じ受光セン
サー9を利用しながら、さらに近距離側での測距機能を
向上させた光学系を示したものである。I RED l
 5の投光光軸15aは、投光レンズ5の光軸5aに対
して角θだけ受光センサー9側に傾けられ、被写体に向
けてスポットパターンの光ビームを照射する。これによ
れば、投光部2からのスリット光によって検出できる至
近距離よりも、さらに近距離にある被写体からの反射光
でも受光センサー9で受光することができるようになる
第4図は被写体距離範囲について撮影レンズ10のセッ
ト位置を対応させたもので、N、〜NI。
は投光部2からのスリット光で測距したときに決められ
る通常域のセット位置を表し、n、〜n5は−1RED
 15からのスポット光で測距したときに決められるマ
クロ域のセット位置を表している。
これらのセット位置n I−n sa N 1〜N 1
6は、被写体距離l、〜j!Isを最適合焦距離として
いるものであるが、合焦と見做せる錯乱円の径を例えば
0.025mmとすると、撮影レンズ10の被写界深度
を考慮したときには、略!、から無限遠までの被写体距
離範囲に対して連続的に合焦させることができる。
上述した測距用の放電管3.受光センサー9゜1 RE
D l 5は、第5図に示した回路とともに用いられる
。測距用の放電管3は、撮影時の被写体照明用の放電管
17とともにストロボ駆動回路18によって作動制御さ
れ、I RED 15はIRED駆動回路19によって
駆動制御される。受光センサー9を構成している受光素
子Sl−36は信号処理回路20に接続され、受光素子
S1に36の各々からの光電出力は信号処理回路20に
よって信号変換される。信号処理回路20にはAF制御
回路21が接続され、AFillll回路21は信号処
理回路20からの信号出力を測距データに変換してマイ
クロコンピュータ22に入力する。なお、詳しくは後述
するように、AF制御回路21からは適宜のタイミング
で放電管3.IRED15を点灯させるための信号が出
力される。
マイクロコンピュータ22には、前記ストロボ駆動回路
18.AF制御回路21の他、プログラムシャッタ23
の開閉を制御するためのシャッタ駆動回路24.被写体
輝度を測定する測光回路25、モータ26を駆動するモ
ータ制御回路27゜AF制御回路21から入力された測
距データごとに撮影レンズ10のセット位置を対応付け
たAFテーブル28が接続されている。
前記信号処理回路20は第1図に示したような回路構成
となっており、受光素子51〜56からの各光電流信号
は、それぞれ基準電圧V3gが印加された初段のオペア
ンプによって電圧信号に変換される。この電圧信号には
直流成分、すなわち太陽光等の外光による光電信号も含
まれているが、初段のオペアンプの出力端にはそれぞれ
低周波成分カット用のコンデンサが接続されているから
、基準電圧V3gの次段のオペアンプには直流成分を含
まない信号成分だけが入力される。次段のオペアンプに
よってそれぞれ一定の増幅率で増幅された光電出力は、
受光素子Sl−35の各1個ごと′に2個ずつ設けられ
たコンパレータ31a、31b、32a、32b、・・
・、35a、35bに入力され、また受光素子S6から
の光電出力はコンパレータ36aに入力される。
同じ光電出力が入力されるコンパレータ31a。
31b、32a、32b、−−−,35a、35bのそ
れぞれには、分圧器38によって各々基準電圧V ma
n Vmhが与えられている。この基準電圧のレベルは
V−>V−bに設定されており、したがって受光素子の
各々から出力され、初段及び第2段のオペアンプで一定
比率に増幅された光電出力は、高低2種類の基準電圧V
 file Vmkと比較される。そして、光電出力が
基準電圧V amあるいは基準電圧V。以上であるとき
にはハイレベル信号(H信号)、基準電圧V amある
いはV。以下であるとローレベル信号(L信号)が各コ
ンパレータ31a、31b、32a、32b、−−・、
35a、35bの出力端に現れる。このように、各受光
素子からの光電出力を高低2種類の基準電圧V□、vo
が与えられたコンパレータで比較することによって、2
値化された2系列の信号出力A0.。
Aabを得ることができる。すなわち、第12図で説明
した基準電圧vI1.vLに対応した基準電圧をそれぞ
れのコンパレータ31a、31b、32a、32b1・
・・、35a、35bにV、lI、 Vlとして供給す
るものである。これにより、被写体からの反射光の強度
に応じ、信号出力A、、、 A0のiずれかを選択して
用いることができるようになる。
なお本実施例においては、この基準電圧V、。。
voは遠距離被写体からの反射光を受光する受光素子S
l側はど低く、近距離被写体からの反射光を受光する受
光素子S6側はど高くなるように、v、、>vs、>v
、lI> −−>Via、またvsh>vah〉・・〉
voのように設定されている。これは、一般的に遠距離
被写体の反射光強度が近距離被写体からのものよりも低
くなることを考慮して決め−られたものである。これに
よれば、初段及び第2段のオペアンプの増幅率を一定に
したままでも、人間の肌などのような平均的な反射率を
もった被写体からの反射光について良好な検出機能を得
ることができる。
上記コンパレータ31a、31b、32a、32b、・
・・、36aの出力端に現れたI(信号もしくはL信号
の信号出力A 111. AHI、 Az@、  ・・
・A&、は、AF制御回路21に入力される。AF制御
回路21は第6図のように構成され、信号出力A、、、
 Amb−tよ各コンパレータごとに対応して設けられ
たD−フリップフロップ回路FF、、、FF0(以下、
単にFF□、FF、、という)のクロック端子にアンド
ゲートを介して入力される。
このAF制御回路21は、上述したFF、、、FFob
の他、電源■Ccを印加してから一定時間後にリセット
パルスを出力するリセットパルス発生回路43.マイク
ロコンピュータ22から供給されるクロックパルスを計
数するカウンタ45.カウンタ45の計数値に応じて測
距シーケンスを遂行するための制御パルスを出力するデ
コーダ46゜FF、、、FF、、からの信号を受け、こ
れを測距データとして出力するシフトレジスタ48等を
備えている。
第7図はストロボ駆動回路18の回路構成を示している
。このストロボ駆動回路18は、測距用の放電管3と、
撮影時に被写体に補助照明光を照射する撮影用の放電管
17との両者の作動を制御する。コンデンサC1,Cz
は放電管17.3のそれぞれに発光エネルギーを供給す
るためのもので昇圧回路49を介して充電される。一方
のコンデンサC,には直列にスイッチ装ff50が接続
されている。このスイッチ装置50はマイクロコンピュ
ータ22から端子T&にH信号が入力されたときにオン
し、L信号が入力されたときにオフする。なお、このス
イッチ装置50に第8図に示した半導体スイッチを用い
ると、コンデンサC,に充電を行うときに端子T、にH
信号を与え続けなくても済むようになる。また、ストロ
ボ駆動回路18に設けられた各端子T、、T、、T3.
T。
8TSは、それぞれ昇圧回路46の発振開始信号入力端
子、発振禁止信号入力端子、コンデンサC2の充電完了
信号送出端子、撮影用放電管17の発光トリガ信号入力
端子、測距用放電管3の発光トリガ信号入力端子として
用いられる。
以上のように構成された測距装置の作用は次のとおりで
ある。例えばレンズ力バーの開放操作等によって電源ス
イッチが投入されると、第7図に示した昇圧回路49が
作動してコンデンサC2゜Czが充電される。コンデン
サC2の充電完了信号がマイクロコンピュータ22に入
力されることによって撮影準備が完了する。
シャッタボタン(図示省略)の押圧操作の初期に、測距
装置の電源スイッチが投入されると、AF制御回路21
に電源vccが印加される。この電源■。の安定を待っ
て、第6図に示したリセットパルス発生回路43からリ
セットパルスが出力され、これによりアンドゲート44
の開閉制御用のFF、かリセットされ、Q端子にH信号
が現れ、アンドゲート44がオープンされる。また、こ
れと同時にカウンタ45がリセットされる。
マイクロコンピュータ22は、測距装置の電源スイッチ
の投入から100m5ecの遅延の後、AP制御回路2
1にクロックパルスを出力する。
この100m5ecの遅延の間に、信号処理回路20の
各コンパレータ31a、31b、32a。
32b、・・・、35a、35b、36aに与えられる
基準電圧■□、voの安定化等が行われる。
マイクロコンピュータ22からのクロックパルスは、ア
ンドゲート44を通ってカウンタ45に供給される。カ
ウンタ45にはデコーダ46が接続され、デコーダ46
はカウンタ45でのクロックパルスの計数値に対応して
測距シーケンスをコントロールする。
デコーダ46は、まず信号処理回路20からの信号出力
A□、AoをラッチするためのFF□。
FF−bにリセットパルス51g4を出力する。その後
、デコーダ46はIRED駆動回路19に第1トリガ信
号を出力する。これによりI RED 15が所定時間
点灯して被写体に近赤外光を投射し、マクロ域での測距
が開始される。第1トリガ信号が出力されて一定時間後
、デコーダ46から章程時間のパルス幅をもった読み込
みパルス51g5が出力される。この読み込みパルスは
、FF、、、FFebの各クロック端子に接続されたア
ンドゲートの一方の端子に入力される。
前記アンドゲートの他方の端子には、信号処理回路18
の各々のコンパレータ31a、31b。
32a、32b、−−,35a、35b、36aの出力
端が接続されているから、読み込みパルスがHレベルの
間に、L信号もしくはH信号の2値化された信号出力A
 1111. A@>がFF、、、FF、、に供給され
る。そして、被写体がマクロ域内に存在している場合に
は、低い基準電圧LI&が与えられている方のコンパレ
ータ31b、32b・・35bの出力端のいずれかにH
信号が現れることになるから、これに対応したFF、が
セットされる。
なお、被写体からの反射光が強い場合には、高い基準電
圧V□が与えられている方のコンパレータ31a、32
a、++、36aの出力端にもH信号が含taるように
なる。
前記読み込みパルスが出力された後−定時間経過すると
、デコーダ46からシフトレジスタ48のrONloF
FJ端子に51g2によりH信号が出力されるようにな
る。また、このH信号によりアンドゲート55はオープ
ン状態となる。したがって、アンドゲート44を介して
シフトレジスタ48のrCK (クロック〕」端子に入
力されるクロックパルスは、このアンドゲート55をも
通過し、測距クロックパルスとしてマイクロコンピュー
タ22に供給される。
シフトレジスタ48のr ON10FF J端子にH信
号が人力された状態でrCK、端子にクロックパルスが
供給されると、このクロックパルスはシフトレジスタ4
8の各ビット位置にメモリされたデータを次段のビット
位置へ順次に移動させるーシフトパルスとして作用する
。そしてFF、、、FF、、からのQ端子出力を各ビッ
ト位置ごとに格納していたシフトレジスタ48からは、
信号出力A 6 B及び信号出力A。のそれぞれが、シ
フトレジスタ48内のビット位置配列を保った測距デー
タとしてマイクロコンピュータ22に転送され名、すな
わち、信号出力A、。のうちでA4.だけがH信号でF
F、。
のみがセットされた場合には、マイクロコンピュータ、
22にroooiooJの第1測距データが転送される
なお、デコーダ46からのH信号Siglがシフトレジ
スタ48のD8端子に入力されると、シフトレジスタ4
8はコンパレータ31a、32a。
・・、36aからの信号出力A、。すなわちFF、。
からのデータに代えて、コンパレータ31b、32b、
  ・・、35bからの信号出力A11bすなわち、F
F、。からのデータを取り込む。そして、例えば信号出
力A。のうちでAah、 /ksbがH信号であって、
F F 4b、  F、F shがセットされたときに
は、ro、ootlJの第2測距データが転送される。
こうして転送される第1及び第2測距データには、それ
がマクロ域の測距データであるか通常域の測距データで
あるかを識別するためのフラグD7と、信号出力A□、
Aoのいずれに属するデータであるかを識別するための
フラグD8も付加されている。− こうしてシフトレジスタ48に所定個数のシフトパルス
が入力された後に−は、デコーダ46からナントゲート
56の入力端にマクロ域での測距完了を表すH信号Si
g6が供給される。このナントゲート56の他方にはオ
アゲート52からのH信号が与えられているから、デコ
ーダ46からH信号が出力されるとナントゲート56の
出力端にL信号が現れる。このL信号がアンドゲート5
7゜インバータ58を介し、H信号−としてFF、のセ
ット端子に人力されると、FFoがセットされアンドゲ
ート44がクローズする。これによりクロックパルスが
遮断され、カウンタ45の計数も停止してマクロ域の測
距シーケンスが完了する。
マクロ域の測距により測距データが得られると、第9図
のフローチャートに示したように、マイクロコンピュー
タ22は信号出力A11bによって得られた第1測距デ
ータから第2レンズセット位置を決定し、、また信号出
力A。によって得られた第2測距データから第2レンズ
セット位置を決定する。
そして、例えば第1測距データがroooloo」であ
ると、第4図の「n2」が第2レンズセット位置として
決められ、第2測距データが[00011Jであると、
近距離側を優先させて「n、」−が第2レンズセット位
置として決められる。
なお、マクロ域での測距時においては、被写体にはスポ
ット状の光ビームが照射されるから、受光素子St−3
6のなかの3個に反射光が入射することはなく最大2個
までの受光素子に反射光が入射する。したがって、近距
離側の受光素子からの光電出力を優先させることにより
、第1.第2測距データから而単に第1.第2レンズセ
ット位置を対応づけることができる。
こうして第1.第2レンズセット位置が求められると、
マイクロコンピュータ22はこれらのレンズセット位置
nz J、−n+ Jをもとに、どちらのレンズセット
位置が最終的なレンズセット位置として適しているかを
判断する。この判断に際しては、高い基準電圧V am
が与えられたコンパレータ31a、32a、33a、−
−を介して得られた測距データに対応するレンズセット
位置をn、、低い基準電圧vfibが与えられたコンパ
レータ31b、32b、33b、  ・・を介して得ら
れた測距データに対応するレンズセット位置をnbとし
たとき、 (i)nb≦n、−2J→nb (il)  nb −na   I J →naGiD
  ns ””nb J   →nlI (nb)Gv
) rnt、 >n、 J   →エラー処理(V) 
 n a = l J    →nbの条件により最終
的なレンズセット位置が決定される。
上記(i)の条件は、背景からの反射光を無視し、焦点
深度が浅く主要被写体が位置している確率の高い近距離
側のレンズセット位置nbを優先させることを意味し、
また(ii)の条件は、被写体からの強い反射光に隣接
して現れやすい低反射光の影響、すなわちり1:#スト
ークの影響がレンズセット位置n1に含まれているもの
と判断し、レンズセット位置n、を優先させることを意
味している。
また、条件Gv)は理論的には生じ得ない状態であり、
この場合にはエラー処理、例えばファインダ内にエラー
表示を行ったり、自動的に再測距を行う等の処理シーケ
ンスが実行される。さらに、レンズセット位置nmが至
近距離に該当する条件付)の場合には、被写体からの低
い反射光に基づいて決められるレンズセット位置nbを
最終的なレンズセット位置として決めるものである。
したがって、上述のように第1.第2測距データがそれ
ぞれroooloo」、r00011」であり、これに
より第1.第2レンズセット位置が各々nz J、n+
 Jであると、条件(ii)によって最終的なレンズセ
ット位置は「nt」として決定される。
ところで、マクロ域での測距を行った結果、信号出力A
 、、@、 AfibのいずれにもH信号が含まれてお
らず、FF、、、FF、bのいずれもがセットされない
ときには、オアゲート52からH信号が出力されないか
ら、ナントゲート56の出力はH信号となってFF0は
セットされない。この場合には引続き通常域での測距が
実行される。
通常域での測距時には、マイクロコンピュータ22から
ストロボ駆動回路18の端子T2に11信号が供給され
、昇圧回路49の作動が禁止される。
しかる後、デコーダ46からのリセットパルス51g4
によって、FF、、、FF、bのそれぞれが再びリセッ
トされ、さらにデコーダ46から第2トリガ信号がスト
ロボ駆動回路18の端子TSに入力される。これにより
コンデンサC2に蓄えられた電荷によって放電管3が発
光する。第2トリガ信号が出力された後、カウンタ45
によっである一定時間分のクロックパルスが計数される
と、デコーダ46から所定のパルス幅をもった読み込み
パルス51g5が出力され、信号出力A□、AoがFF
ゎ、、FFabにラッチされる。
こうして通常域の測距を行った後、デコーダ46からシ
フトレジスタ48のr ON10FF J端子にU信号
Sig2が出力される。この11信号によってクロック
パルスはアンドゲート55を通り、測距クロックパルス
としてマイクロコンピュータ22に供給されるようにな
る。
マクロ域の測距時と同様に、シフトレジスタ48のro
bloFF、端子にH信号を入力しrCKJ端子にクロ
ックパルスを供給することによって、シフトレジスタ4
8からは、信号出力Afi、による第1測距データと、
信号出力A。による第2測距データとがマイクロコンピ
ュータ22に転送される。
こうしてシフトレジスタ48に所定個数のシフトパルス
が入力された後には、デコーダ46からアンドゲート5
7の入力端に測距シーケンスが完了したことを表すし信
号51g7が供給される。この結果アンドゲート57の
出力端にL信号が現れ、これがインバータ58を介して
H信′号としてFF。のセット端子に入力される。そし
て、FF、のセットによりアンドゲート44がクローズ
し、測距シーケン・スが完了する。
通常域の測距により、例えば第1測距データとしてro
lloooJ  (FF!a、FF3Mがセット状II
)、第2測距データとしてro 1110J(F F 
t−,F F sh、  F F 4−がセット状態)
が得られると、マイクロコンピュータ22はAFテーブ
ル28を対照してそれぞれの測距データに基づく第1.
第2レンズセット位置を決定する。第1θ図のAFテー
ブル2Bに示したように、通常域におけるレンズセット
位置を決めるときには、測光回路25で検出された被写
体輝度情報(EV値)も参照される。
今、仮にrEVlj+であったとすると、前記第1測距
データは受光素子S2.S3に反射光が入射したことを
意味するから、第1θ図のAFテーブル28により第2
レンズセット位置として「N7」が得られる。さらに、
第2測距データについては、3個以上の受光素子に光入
射があったときには近距離側の2個すなわちS3.S4
による信号が優先されるから、第2レンズセフ)位置と
してNsJが得られる。
通常域での第1.第2測距レンズセツト位置Nil J
 −Nh Jが得られると、マクロ域でのレンズセット
位置を決定する場合と同様に、(i)Nb≦N m  
2 J→Nh (ii)  Nb = Na −I J→N。
6ω N a =N h J   →N−(Nb )6
嚇r p4 b > N * J   →エラー処理(
v)  N m = l J    →Nhの条件にし
たがって最終的なレンズセット位置が決定される。そし
て、上記の場合には第2レンズセット位置が第2レンズ
セット位置よりも2ステップ以上近距離側であるから、
最終的なレンズセット位置は「N5」として決定される
ことになる。
もちろん、AFテーブル28のデータを増やすことによ
って、上記のように近距離側の受光素子2個だけを優先
させるだけでなく、他の受光素子からの出力をも考慮し
てレンズセット位置を決めるようにすることもできる。
なお、通常域での測距を行った結果、第1測距データが
roooootJすなわちF F 、、、だけがセット
状態であった場合は、最終的なレンズセット位置はrH
,1として決定される。というのは、通常域での第1測
距データがroooool」であるときには、本来マク
ロ域の測距時にいずれかの受光素子で検出できるはずの
ものである。このような状態は、マクロ域での測距時に
反射光強度が高(なることを想定してコンパレータ31
b。
32b、・・、36bの基準電圧vllbを高くしたと
きに生じやすい。すなわち、隣接した受光素子からの光
電出力を確実に弁別するために基準電圧Va&を高く設
定すると、マクロ域での最遠検出端が近距離側に移動す
る傾向をもつからで、上述の処理はこのような不都合を
解消するのに有効である。
以上のようにしてマクロ域あるいは通常域でのレンズセ
ット位置が決定されると、このレンズセット位置に対応
した個数の駆動パルスがマイクロコンピュータ22から
モータ駆動回路27に出力され、撮影レンズ10が移動
される。撮影レンズ10の移動が完了すると、シャッタ
ボタンのロックが自動解除され撮影を行うことができる
ようになる。そして、さらにシャッタボタンを押し込む
ことによって、マイクロコンピュータ22からシャッタ
駆動回路24に作動信号が供出され、EV値に対応した
間口径でプログラムシャッタ23が開閉して撮影が行わ
れる。
ところで、前述したAFテーブル28には、破線で囲ん
だように被写体に補助照明を与える内蔵ストロボ17の
制御データ、すなわち内蔵ストロボ17の発光タイミン
グデータもメモリされている。そして、レンズセット位
置がAFテーブル28の破線で囲んだデータによって決
定された場合には、プログラムシャッタ23の開口径が
AFテーブル28にメモリされた開口径に達するまでマ
イクロコンピュータ22がシャッタ駆動回路24に作動
パルスを出力すると、マイクロコンピュータ22からス
トロボ駆動回路18の端子T4にトリガパルスを出力す
る。これにより、プログラムシャッタ23が被写体距離
に対応した開口径になったときに放電管17が発光する
ことになる。
また、マクロ域での測距を行うことによって測距データ
が得られた場合には、第11図にフローチャートで示し
たように、IRED15の発光だけで測距が完了し、コ
ンデンサC2に充電された電荷はそのまま保存されてい
る。そして、この場合にはマイクロコンピュータ22か
らストロボ駆動回路18の端子T6にL信号が出力され
るため、コンデンサC,に直列接続されたスイッチ装置
50がオフする。したがってマクロ域での撮影時に被写
体譚度が低くストロボ撮影が行われるときには、ストロ
ボ駆動回路18の端子T4に入力されるトリガ信号によ
って、放電管17はコンデンサC2の電荷によって発光
し、コンデンサC2に蓄えられた電荷はそのまま保存さ
れる。
この場合、コンデンサC2の容量はコンデンサC2の容
量よりも小さく、放電管17の発光量も小さくなるが、
これに対応してプログラムシャッタ23の開口径を大き
くしてやることによって、放電管17の発光タイミング
を正確に決めることができるようになる。もちろん、通
常域の測距によって測距データが得られると、端子T、
には[■信号が与えられスイッチ装置50がオンするか
ら、放電管17はコンデンサC,によって放電し通常の
ストロボ撮影が行われる。
上述してきた実施例においては、マクロ域での測距時に
はI RED l 5によりスポット状の光ビームが投
射されることから、受光素子ごとにレンズセット位置を
対応させているが、マクロ域では被写界深度が浅くなる
ことを考慮し、上述したAFテーブル28のように、被
写体輝度情報も加味して最終的なレンズセット位置を決
めるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明によれば、被写体からの
反射光を受光する受光素子の各々に、高低2種の基準電
圧が与えられた第1.第2コンパレータを接続し、第1
.第2コンパレータ群からの反転信号の組み合わせによ
り第1.第2測距信号を得、これらに対応して求められ
る第1.第2レンズセット位置の差が所定の条件を満足
しているか否かによって、いずれのレンズセット位置か
を選択するようにしている。したがって、被写体の種類
によって受光素子に入射して(る反射光の強度にレベル
差がある場合でも、主要被写体に対して高い確率でピン
ト合わせすることができるようになる。
さらに、被写体からの反射光がハローを伴うものである
とき、あるいは反射光強度が強くて複数の受光素子にク
ロストークによる光電出力が現れるようなときでも、偽
信号の影響を受けずに正確な測距を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図である。 第2図は本発明に用いられる通常域での測距系の一例を
示す概略図である。 第3図はマクロ域も含む本発明の測距光学系の概略図で
ある。 第4図はレンズセット位置の説明図である。 第5図は本発明の測距装置の回路構成の概略を示すブロ
ック図である。 第6図はAF制御回路の構成を示す回路図である。 第7図はストロボ駆動回路の構成を示す回路図である。 第8図はストロボ駆動回路に用いられるスイッチ装置の
一例を示す回路図である。 第9図は測距時の処理を示すフローチャートである。 第10図はAFテーブルの一例を示す概念図である。 第11図はストロボ撮影時の処理を示すフローチャート
である。 第12図(A)、(B)は、それぞれ受光素子上の光入
射パターン及び受光素子からの光電出力を示す説明図で
ある。 2・・・投光部 3・・・放電管(測距用) 7・・・受光部 9・・・受光センサー Sl−36・・受光素子 lO・・撮影レンズ 15・・I RED 17・・放電管(撮影用) 31a、31b、++、36a−−コンパレータ38・
・分圧器 FF、、、FF、&・・D−フリップフロップ回路。 ((((M

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)投光手段から投射された光束のうち被写体によっ
    て反射されてきた光を基線長方向に配列された複数の受
    光素子で受光するカメラの測距装置において、 前記複数の受光素子からのそれぞれの光電出力を、高い
    基準電圧が与えられた第1のコンパレータと低い基準電
    圧が与えられた第2のコンパレータとに入力し、前記第
    1のコンパレータ群からの反転信号の組み合わせによる
    第1測距信号と、第2のコンパレータ群からの反転信号
    の組み合わせによる第2測距信号とを検出し、第1測距
    信号に対応するレンズセット位置が第2測距信号に対応
    するレンズセット位置よりも所定値以上遠距離側のもの
    であるときには、第2測距信号によりレンズセット位置
    を決定することを特徴とするカメラの測距装置。
  2. (2)前記第1測距信号によるレンズセット位置が、第
    2の測距信号によるレンズセット位置よりも所定値未満
    だけ遠距離側であるときには、第1測距信号によりレン
    ズセット位置を決定することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のカメラの測距装置。
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