JPH0198916A - カメラの投光型測距装置 - Google Patents

カメラの投光型測距装置

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JPH0198916A
JPH0198916A JP25693687A JP25693687A JPH0198916A JP H0198916 A JPH0198916 A JP H0198916A JP 25693687 A JP25693687 A JP 25693687A JP 25693687 A JP25693687 A JP 25693687A JP H0198916 A JPH0198916 A JP H0198916A
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JP
Japan
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light
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output
subject
signal
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JP25693687A
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English (en)
Inventor
Seiji Takada
誠司 高田
Takaaki Kotani
高秋 小谷
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は被写体に向けて測距用の光を投射する投光型測
距装置に関するものである。
〔従来の技術〕
最近のコンパクトカメラに多用されているアクティブタ
イプの測距装置では、被写体に向けて測距用の光ビーム
を投射し、この光ビームの投射による被写体からの反射
光を受光センサーで受けるようにしている。受光センサ
ーは複数個の微少な受光素子を基線長方向に配列したも
ので、そのいずれの受光素子に被写体からの反射光が入
射したかを電気的に識別することによって、被写体距離
に対応した測距信号を得ることができる。
このような測距装置では、反射率の高い被写体や近距離
被写体等から強い反射光が特定の受光素子に入射したと
きに、これに隣接した受光素子にもクロストーク等の影
響によって一定の割合で光電出力が現れること力燻る。
このため、受光素子に光電出力が現れている場合でも、
この光電出力が被写体から受光素子に正規に入射した光
によるものであるか、あるいは前述したクロストーク等
の影響によるものかが識別できず、測距の精度を劣化さ
せることがある。
こうした点を考慮し、特開昭56−29112号公報記
載の測距装置では、複数”の受光素子から光電出力が現
れたときには、受光素子の各々に接続されたコンパレー
タの基準電圧を、光電出力の最大レベルのものを基準に
して変えることによってクロストーク等の影響による偽
信号の発生を回避するようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記公報に記載の測距装置では、受光素子
以降の回路構成が複雑になりコスト的にも負担が大きい
ものになる。
[発明の目的] 本発明はこのような従来技術の欠点を解決するためにな
されたもので、回路構成を複雑化させることなく、クロ
ストーク等の影響を受けずに受光素子から的確に光電出
力を検出することができるようにしたカメラの投光型測
距装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、被写体に向けて測
距用の光を投光する投光手段と、この投光手段からの光
の光量を可変する光量可変手段と、被写体から反射され
てきた光を受光するために基線長方向に配列された複数
の受光素子からなる受光手段と、前記複数個の受光素子
のそれぞれから出力される光電出力を基準電圧と比較し
て反転出力を供出する複数のコンパレータと、これらの
コンパレータから所定個数の反転出力が得られた以降は
他のコンパレータから出力される反転出力を無効化する
手段とを設けたものである。
〔作用〕
上記の手段によれば、投光手段から被写体に向けて投射
される測距用の光の光量が徐々に変化することに対応し
、受光素子からの光電出力も変化するようになる。受光
素子のそれぞれにはコンパレークが接続され光電出力は
各々の基準電圧と比較されるが、その一方の入力である
光電出力が変化するため、その変化の過程でコンパレー
タ出力は反転する。例えば、コンパレータのそれぞれに
共通の基準電圧を与え、測距用の光の光量を漸増させて
いったときには、被写体からの反射光を最も多く受光し
ている受光素子に接続されたコンパレータの出力が最初
に信号出力rQJからrlJへと反転する。したがって
、コンパレータからの信号出力のサンプリングを中止す
れば、被写体からの反射光を最も強く受光している受光
素子の光電出力だけに基づいて測距信号を得ることがで
きるようになる。
なお、上記コンパレータからの信号出力から測距信号を
得るにあたっては、必ずしも1個のコンパレータ出力が
反転された時点に限定されるものではなく、例えば2つ
の信号出力が反転された時点でこれらの受光素子の位置
を勘案して測距信号を検出してもよい。
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
〔実施例〕
第2図は通常の被写体距離範囲、例えば0. 9m〜無
限遠までの距離範囲を測距するアクティブタイプの測距
系の概略を示すもので、投光部2は、近赤外光を放射す
る放電管3.放電管3からの光をスリット状に整形する
スリット板4.投光レンズ5とからなる。また受光部7
は、受光レンズ8゜受光センサー9とから構成されてい
る。投光レンズ5と受光レンズ8の各々の光軸5a、8
aは、撮影レンズ10の光軸10aと平行となっており
、基線長しだけ隔てられている。受光センサー9は、詳
しくは後述するように、横長矩形の微少な受光素子81
〜S6を基線長し方向に配列してなるものである。
投光部2から被写体に向けてスリット光を照射したとき
、その一部の光が近距離被写体12で反射されると、そ
の反射光12aは受光レンズ8を通して受光素子S3に
入射する。また、中距離被写体13あるいは遠距離被写
体14からスリット6一 光の一部が反射されると、反射光13a、14aのそれ
ぞれは受光素子S2.SLに入射するようになる。した
がって受光センサー9のうちで、どの受光素子に被写体
からの反射光が入射したかを検出することによって被写
体距離を求めることができる。なお、このように測距用
の光ビームとしてスリット光を用いると、主要被写体を
撮影画面の中央部から外した状態でもこれに測距用の光
ビームが照射されるようになり、測距時における照準操
作や測距の後にフレーミングをし直すという面倒な操作
をしなくても済むようになるが、スリット光の代わりに
スポット光を投射して測距を行うこともできる。
第3図は上述した測距系に赤外発光ダイオード15(以
下、I RED 15という)を用いた測距系を併設し
、同じ受光センサー9を利用しながら、さらに0.9m
以内の近距離側での測距機能を向上させた測距系を示し
たものである。I RED 150投光光軸15aは、
投光レンズ5の光軸5aに対して角θだけ受光センサー
9側に傾けられ、被写体に向けてスポットパターンの光
ビームを照射する。これによれば、投光部2からのスリ
ット光によって検出できる至近距離よりもさらに近距離
側、すなわちマクロ範囲にある被写体からの反射光でも
受光センサー9で受光することができるようになる。
第4図は被写体距離範囲について撮影レンズ10のセッ
ト位置を対応させたもので、N1〜Nl。
は投光部2からのスリット光で測距したときに決められ
る通常の被写体距離範囲でのレンズセット位置を表し、
n、〜n、はIRED15からのスポット光で測距した
ときに決められるマクロ範囲でのレンズセット位置を表
している。これらのセット位置nl 〜ns l N1
−N+oは、被写体距離l、〜l、5を最適合焦距離と
しているものであるが、合焦と見做せる最小錯乱円径を
例えば0.025mmとすると、撮影レンズ10の被写
界深度を考慮したときには、略11から無限遠までの被
写体距離範囲に対して連続的に合焦させることができる
上述した測距用の放電管3.受光センサー9゜I RE
D 15は、第5図に示した回路とともに用いられる。
測距用の放電管3は、撮影時の被写体照明用の放電管1
7とともにストロボ駆動回路18によって作動制御され
、IRED15はIRED駆動回路19によって制御さ
れる。受光センサー9を構成している受光素子31〜S
6は信号処理回路20に接続され、受光素子31〜S6
の各々からの光電出力は信号処理回路20によって信号
変換される。信号処理回路20にはAF制御回路21が
接続され、AF制御回路21は信号処理回路20からの
信号出力を測距データに変換してマイクロコンピュータ
22に入力する。なお、詳しくは後述するように、AF
制御回路21がらは適宜のタイミングで放電管3.IR
ED15を点灯させるための信号がそれぞれストロボ駆
動回路1B、IRED駆動回路19に出力される。
マイクロコンピュータ22には、前記ストロボ駆動回路
18.AF制御回路21の他、プログラムシャッタ23
の開閉を制御するためのシャッタ駆動回路24.被写体
輝度を測定する測光回路25、モータ26を駆動するモ
ータ制御回路27゜AF制御回路21から入力された測
距データごとに撮影レンズ10のセット位置を対応付け
たAF子テーブル8が接続されている。
前記信号処理回路20は第6図に示したような回路構成
となっており、受光素子S1〜S6からの各光電流信号
は、それぞれ基準電圧VSIが印加された初段のオペア
ンプによって電圧信号に変換される。この電圧信号には
直流成分、すなわち太陽光等の外光による光電信号も含
まれているが、初段のオペアンプの出力端にはそれぞれ
低周波成分カット用のコンデンサが接続されているから
、基準電圧■s□の次段のオペアンプには直流成分を含
まない信号成分だけが入力される。次段のオペアンプに
よってそれぞれ一定の増幅率で増幅された光電出力は、
受光素子81〜S5のそれぞれに対応して設けられたコ
ンパレータ30a、30b。
30c、30d、30eに入力され、また受光素子S6
からの光電出力はコンパレータ30fに入−1〇− 力される。
前記コンパレータ30a〜30fのそれぞれには、分圧
器32によって各々基準電圧v3〜■。
が与えられている。この基準電圧のレベルは■8〉■5
〉・・・〉■、に設定されており、したがって受光素子
の各々から出力され、初段及び第2段のオペアンプで一
定比率に増幅された光電出力は、これらの基準電圧■8
〜V、と比較される。
そして、各々の受光素子S1〜S6からの光電出力が、
基準電圧V8〜■、を越えたときには、コンパレータ3
0a〜30fの出力端に現れている信号出力は「0」か
ら「1」に反転する。
なお、上述のように基準電圧V8〜■、を遠距離被写体
からの反射光を受光する受光素子Sl側はど低く、近距
離被写体からの反射光を受光する受光素子S6側はど高
くし、反射光強度が弱い遠距離被写体からの光について
は低いレベルで、また近距離被写体からの強い反射光に
ついては高いレベルで光電出力の有無を判定すれば、初
段及び第2段のオペアンプの増幅率を一定にしたままで
も、人間の肌などのような平均的な反射率をもった被写
体からの反射光について、被写体距離の影響をあまり受
けることのない良好な検出を行うことができる。
上記コンパレータ30a〜30fの出力端に現れた「0
」もしくは「1」の信号出力A、〜A6はA F !I
J御回路21に入力される。AF制御回路21は第1図
のように構成され、信号出力A1〜A6は各コンパレー
タごとに対応して設けられたD−フリップフロップ回路
FFI〜FF6 (以下、単にFFI〜FF6という)
のクロック端子にアンドゲートG1〜G6を介して入力
される。AF制御回路21は、上述したFFI〜FF6
の他、電源VCCを印加してから一定時間後にリセット
パルスを出力するリセットパルス発生回路33.マイク
ロコンピュータ22から供給されるクロックパルスを計
数するカウンタ35.カウンタ35の計数値に応じて測
距シーケンスを遂行するための制御パルスを出力するデ
コーダ36.FFI〜FF6のQ端子出力を受け、これ
を測距データとして出力するシフトレジスタ38等を備
えている。
FFI〜FF6の各Q端子出力は、シフトレジスタ38
の他にノアゲート40にも入力され、このノアゲート4
0の出力はオアゲート41の一方の入力となる。オアゲ
ート41の他方の入力端には、詳しくは後述するように
、測距がマクロ範囲のものであるか通常範囲のものであ
るかによって、デコーダ36からH信号あるいはL信号
が供給される。そして、このオアゲート41の出力はF
F1〜FF6に接続されているアンドゲートG1〜G6
の入力端にフィードバックされる。
第7図はIRED駆動回路19の一例を示している。I
RED15には直列に制御用のFET45が接続されて
おり、FET45のベース電位に対応してIRED15
の電流が制御される。FET45のベース電位は、コン
デンサC1が充電されることにより漸増する。すなわち
、デコーダ36からのIRED駆動信号によってトラン
ジスタ43a、43bが導通しコンデンサC1に充電が
開始されると、このコンデンサCIの充電電圧に比例し
て第8図に示したようにI RED 15の発光量は漸
増するようになる。なお、コンデンサC1に並列に接続
されたトランジスタ44は、コンデンサC1の両端を短
絡してコンデンサCIをリセットするためのものである
第9図はストロボ駆動回路18の回路構成を示している
。このストロボ駆動回路18は、測距用の放電管3と、
撮影時に被写体に補助照明光を照射する撮影用の放電管
17との両者の作動を制御する。コンデンサC−,Cb
は放電管17.3のそれぞれに発光エネルギーを供給す
るためのもので昇圧回路46を介して充電される。スト
ロボ駆動回路18に設けられた各端子TI 、 T2 
、 Tel、T4 、Tsは、それぞれ昇圧回路46の
発振開始信号入力端子1発振禁止信号入力端子、コンデ
ンサC3の充電完了信号送出端子、測距用放電管3の発
光トリガ信号入力端子、撮影用放電管17の発光トリガ
信号入力端子として用いられる。そして、測距用放電管
3の発光トリガ信号入力端子T、には、デコーダ36か
ら出力されるAF)リガパルスが入力される。
以上のように構成された測距装置の作用は次のとおりで
ある。例えばレンズカバーの開放操作等によって電源ス
ィッチが投入されると、第9図に示した昇圧回路46が
作動してコンデンサCよ。
Cbが充電される。コンデンサC3の充電完了信号がマ
イクロコンピュータ22に入力されることによって撮影
準備が完了する。
シャッタボタン(図示省略)の押圧操作の初期に、測距
装置の電源スィッチが投入されると、AF制御回路21
に電源VCCが印加される。この電源VCCの安定を待
って、第1図に示したリセットパルス発生回路33から
リセットパルスが出力され、これによりアンドゲートG
Oの開閉制御用のFFOがリセットされ、まずマクロ範
囲の測距が開始される。FFOがリセットされるとQ端
子にH信号が現れ、アンドゲートGOがオープンされる
。また、これと同時にカウンタ35がリセットされる。
マイクロコンピュータ22は、測距装置の電源スィッチ
の投入から100m5ecの遅延の後、AF制御回路2
1にクロックパルスを出力する。
この100ms e cの遅延の間に、信号処理回路2
0の各コンパレータ30a〜30fに与えられる基準電
圧■8〜Vfの安定化等が行われる。マイクロコンピュ
ータ22からのクロックパルスは、アンドゲートGOを
通ってカウンタ35に供給される。カウンタ35にはデ
コーダ36が接続され、デコーダ36はカウンタ35で
のクロックパルスの計数値に対応して測距シーケンスを
コントロールする。
デコーダ36は、まず信号処理回路20からの信号出力
A1〜A6をラッチするため0FFI〜FF6にリセッ
トパルスを出力する。その後、デコーダ36はアンドゲ
ートG1〜G6の7−入力端ニパルスI550msec
程度の読み込みパルスを出力する。なお、マクロ範囲で
の測距時には、デコーダ36からオアゲート41にはL
信号が入力されたままとなっているが、この時点ではF
F1〜FF6はリセット状態にあるから、ノアゲート4
0からはH信号が出力され、これがオアゲート41を通
って各アンドゲートG1−G6に供給されることになる
前記読み込みパルスが出力された後、デコーダ36は、
IRED駆動回路19にIRED駆動信号を出力する。
これによりI RED 15は、第8図に示したように
、読み込みパルスが供給されている期間中に、徐々に光
量を増加しながら被写体に近赤外光を投射する。そして
、被写体距離13の近傍に被写体が存在している場合に
は、第10図に示したように、IRED15の光量が増
加してゆくにつれて、受光素子S2.S3,34に入射
してくる被写体からの反射光強度も徐々に上昇し光電出
力が漸増してくる。
これらの光電出力の増加はコンパレータ30b。
30c、30dで各々の基準電圧V、、V、、V6で比
較される。この比較の結果、コンパレータ30b、30
c、30dの各出力端には、それぞれ12,1..1.
の時点で信号出力「1」が現れるようになる。しかしな
がら、これらの信号出カの内、最も速いタイミングで「
1」になるコンパレータ30cの信号出力がアンドゲー
トG3に入力されると、その瞬間にFF3がセットされ
てQ端子からH信号が出力されるようになる。また、こ
のQ端子出力はノアゲート40にも供給されるから、ノ
アゲート40の出力端にはL信号が現れる。このL信号
は各アンドゲートG1〜G6の入力端に供給され、これ
によりアンドゲートC1〜G6は全てゲートオフ状態と
なる。したがって、ツレ以後の12.1.の時点でコン
パレータ30b、30dから信号出力「1」が得られて
も、・これによりFF2あるいはFF4がセットされる
ことはなく、受光素子S3に光入射があったものとして
以後のシーケンスが続行される。すなわち、マクロ範囲
での測距においては、I RED 15の光量を漸増さ
せながら測距してゆく過程で、FF1〜FF6の中で最
も速いタイミングでセットされたもののみが有効化され
、その状態でラッチされることになる。
こうしてマクロ範囲での測距を行いFF3がセツトされ
ると、そのQ端子出力によってシフトレジスタ38の所
定ビット位置に「1」が書き込まれる。そして前記読み
込みパルスが出力された後一定時間経過すると、デコー
ダ36からシフトレジスタ38のr 0N10FF J
端子にH信号が出力されるようになる。シフトレジスタ
38のr 0N10FF J端子にH信号が入力された
状態でrcKJ端子にクロックパルスが供給されると、
このクロックパルスはシフトレジスタ38の各ビット位
置にメモリされたデータを次段のビット位置へ順次に移
動させるシフトパルスとして作用する。そしてFF1〜
FF6からのQ端子出力を各ビット位置ごとに格納して
いたシフトレジスタ38からは、信号出力A1〜A6が
組み合わされた測距データがマイクロコンピュータ22
に転送される。すなわち、上述のようにFF3だけがセ
ットされた場合には、FF6.FF5.  ・・・、F
FIの配列順に対応し、マイクロコンピュータ22には
roooloo」の測距データが転送される。
このように、マクロ範囲での測距時に信号が検出される
と、オアゲート41の出力端にはL信号が現れ、インバ
ータ、オアゲートを通してFFOがセットされ、そのQ
端子出力によりアンドゲートGoがゲートオフする。こ
れによりクロックパルスが遮断され、カウンタ35の計
数も停止してマクロ範囲での測距シーケンスが完了する
上記のようにマクロ範囲で測距を行って測距データが得
られると、マイクロコンピュータ22はその測距データ
に基づいて被写体距離がj23であることを判定し、撮
影レンズ10をレンズセット位置n3に移動させるよう
にモータ駆動回路27に駆動パルスを出力し、撮影レン
ズ10が合焦位置にセットされるようになる。なお、受
光素子S6は近距離警告用に用いられるもので、被写体
が、撮影レンズ10のセット可能な至近距離よりも接近
しているときには、この受光素子S6によって被写体か
らの反射光が受けられ、その光電出力によってファイン
ダに近距離警告が行われるようになる。
ところで、マクロ範囲での測距を行った結果、読み込み
パルスの出力期間中に信号出力A1〜A6のいずれにも
rlJが含まれておらず、FFI〜FF6のいずれもが
セットされないときには、引続き通常範囲での測距が実
行される。この通常範囲での測距時には、マイクロコン
ピュータ22からストロボ駆動回路18の端子T2にH
信号が供給され、昇圧回路46の作動が禁止される。そ
の後、デコーダ36からのリセットパルスによって、F
FI〜FF6のそれぞれが再びリセットされ、さらにデ
コーダ36からAF)リガパルスがストロボ駆動回路1
8の端子T4に入力される。
これによりコンデンサC3に蓄えられた電荷によって放
電管3が発光する。
AF)リガパルスが出力された後、カウンタ35によっ
て一定時間分のクロックパルスが計数されると、デコー
ダ36からはマクロ範囲での測距時とは異なり、短いパ
ルス幅をもった読み込みパルスが出力される。また、こ
の通常範囲での測距時にはコーグ36からオアゲート4
1の一方の入力端にはH信号が供給されるようになる。
−21= 一20= 読み込みパルス期間中に、放電管3の投光による反射光
が受光素子31〜S6の中のいずれかに入射し、コンパ
レータ30a〜30fからの信号出力A1〜A6中に「
1」が含まれていると、これによりFFI〜FF6の対
応するものがセットされ、これがシストレジスタ38の
対応ビット位置に書き込まれる。以後はマクロ範囲での
測距時と同様に、シフトレジスタ38のr 0N10F
F J端子にH信号が出力され、測距データはクロック
パルスによってマイクロコンピュータ22に転送される
ところで、上述の通常範囲での測距時には、デコーダ3
6からのH信号がオアゲート41に与えられるため、ノ
アゲート40の出力によってアンドゲートG1〜G6が
ゲートオフされることがない。したがって、短いパルス
幅の読み込みパルスの期間中に得られた信号出力は全て
有効化され、FFI〜FF6の中の複数がセットされる
こともある。これは、通常範囲での測距時には被写体に
向けてスリット光が照射され、広い範囲を同時に測距し
てその受光パターンから主要被写体の距離を決定するた
めであり、このようにして得られた測距データによって
、以下のようにしてレンズセット位置が決定される。
例えば通常範囲での測距データとして「000110J
  (FF3.FF2がセットされた状態)が得られる
と、マイクロコンピュータ22はAF子テーブル8を対
照してレンズセット位置を決定する。AF子テーブル8
は第11図に示したように、測距データと被写体輝度情
報(EV値)との組み合わせからレンズセット位置を対
応付けたものである。そして、測光回路25によってr
EV15」であることが検出されたときには、前記測距
データは受光素子S2.S3に反射光が入射したことを
意味するから、第11図のAF子テーブル8によりレン
ズセット位置として「N7」が得られることになる。な
お、このAF子テーブル8は、隣接する2個の受光素子
までを対象としてレンズセット位置を対応させたもので
あるが、AF子テーブル8のデータを増やすことによっ
て、その他の受光素子からの出力をも考慮してレンズセ
ット位置を決めることもできる。
以上のようにして通常範囲でのレンズセット位置が決定
されると、このレンズセット位置に対応した個数の駆動
パルスがマイクロコンピュータ22からモータ駆動回路
27に出力され、撮影レンズ10が移動される。なお、
通常範囲での測距を行った結果、測距データが「100
000」すなわちFF6だけがセット状態であった場合
は、最終的なレンズセット位置は「n、」として決定さ
れる。
マクロ範囲あるいは通常範囲での測距を行い、さらに撮
影レンズ10の移動が完了すると、シャッタボタンのロ
ックが自動解除され撮影を行うことができるようになる
。そして、さらにシャッタボタンを押し込むことによっ
て、マイクロコンピュータ22からシャッタ駆動回路2
4に作動信号が供出され、EV値に対応した開口径でプ
ログラムシャッタ23が開閉して撮影が行われる。
ところで、前述したAF子テーブル8には、破線で囲ん
だように被写体に補助照明を与える内蔵ストロボ17の
制御データ、すなわち内蔵ストロボ17の発光タイミン
グデータもメモリされている。そして、レンズセット位
置がAF子テーブル8の破線で囲んだデータによって決
定された場合には、プログラムシャッタ23の開口径が
AF子テーブル8にメモリされた開口径に達するまでマ
イクロコンピュータ22がシャッタ駆動回路24に作動
パルスを出力すると、マイクロコンピュータ22からス
トロボ駆動回路18の端子T4にトリガパルスを出力す
る。これにより、プログラムシャッタ23が被写体距離
に対応した開口径になったときに放電管17が発光して
ストロボ撮影が行われることになる。
以上、図示した実施例について説明してきたが、もちろ
ん本発明はマクロ範囲の測距系に限らず通常範囲の測距
系にも用いることができる。また、ラッチする信号出力
の個数としても必ずしも1個に限定されない。例えば信
号出力A1〜A6の中で「1」の信号値をもつものを2
個サンプリングした時点でラッチしようとするときには
、FFI〜FF6のQ出力を別設のカウンタで計数し、
その計数値が「2」になったときにFFI〜FF6をラ
ッチすればよい。
また、IRED15の光量をコンデンサの放電特性等を
利用して漸減させていくことも可能である。この場合に
は、コンパレータの出力は「1」から「0」に順次に反
転してゆくようになるが、信号出力の反転個数、あるい
は「1」のままの信号出力の個数をカウンタ等により計
数し、これに基づいて信号出力のラッチを行えばよい。
〔発明の効果〕
上述のように、本発明の測距装置によれば、被写体に向
けて投光される測距用の光の光量を漸増させながら測距
し、コンパレータから所定個数の反転出力が得られた時
点で、他のコンパレータからの反転出力を無効化するよ
うにしている。したがって、被写体からの反射光が強す
ぎ、この反射光を受光する本来の受光素子の他に、ハロ
ー等の影響でその他の受光素子に光電出力が誘起される
ような場合であっても、こうしたノイズ成分は確実に除
去されることになり、コンパレータの基準電圧レベルを
変える従来装置のように回路構成を複雑化することなく
、ローコストで精度の高い測距を行うことができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を用いたAF制御回路の一例を示す回路
図である。 第2図は通常範囲での測距系の一例を示す概略図である
。 第3図はマクロ範囲を含む測距光学系の概略図である。 第4図はレンズセット位置の説明図である。 第5図は本発明を用いたカメラの回路構成を示すブロッ
ク図である。 第6図は信号処理回路の一例を示す回路図である。 第7図はIRED駆動回路の一例を示す回路図である。 第8図はI REDの発光特性を示すグラフである。 第9図はストロボ駆動回路の構成を示す回路図である。 第10図は光電出力レベルの変化を表すチャート図であ
る。 第11図はAF子テーブル一例を示す概念図である。 2・・・投光部 3・・・放電管(測距用) 7・・・受光部 9・・・受光センサー 81〜S6・・受光素子 10・・撮影レンズ 15・・I RED 17・・放電管(撮影用) 30a〜30f・・コンパレータ 32・・分圧器 FFI〜FF6・・D−フリップフロップ回路G1〜G
6・・アンドゲート。 −1’;)R− 捉架IF2−

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被写体に向けて測距用の光を投光する投光手段と
    、この投光手段からの光の光量を可変する光量可変手段
    と、被写体から反射されてきた光を受光するために基線
    長方向に配列された複数の受光素子からなる受光手段と
    、前記複数個の受光素子のそれぞれから出力される光電
    出力を基準電圧と比較して反転出力を供出する複数のコ
    ンパレータと、これらのコンパレータから所定個数の反
    転出力が得られた以降は他のコンパレータから出力され
    る反転出力を無効化する手段とを備えたことを特徴とす
    るカメラの投光型測距装置。
  2. (2)前記投光手段は発光ダイオードからなり、前記光
    量可変手段は発光ダイオードに供給される電流をコンデ
    ンサの充電もしくは放電の特性曲線にしたがって制御す
    る手段であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のカメラの投光型測距装置。
JP25693687A 1987-10-12 1987-10-12 カメラの投光型測距装置 Pending JPH0198916A (ja)

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