JPH025868A - Hiv結合タンパク質の発現 - Google Patents

Hiv結合タンパク質の発現

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JPH025868A
JPH025868A JP1042894A JP4289489A JPH025868A JP H025868 A JPH025868 A JP H025868A JP 1042894 A JP1042894 A JP 1042894A JP 4289489 A JP4289489 A JP 4289489A JP H025868 A JPH025868 A JP H025868A
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hiv
protein
binding protein
scd
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JP1042894A
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ジェームズ・アートス
Mary Ellen Brawner
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Philip Ernest Clark
フィリップ・アーネスト・クラーク
Keith Charles Deen
ケイス・チャールズ・ディーン
James Allan Fornwald
ジェームズ・アラン・フォーンウォルド
Jessica Angell Gorman
ジェシカ・エンジェル・ゴーマン
Ganesh Madhusudan Sathe
ガネシュ・マダスダン・サーセ
Raymond Whitney Sweet
レイモンド・ホイットニー・スウィート
Dean Perron Taylor
ディーン・ペラン・テイラー
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    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は可溶性CD−4(sCD’−4)タンパク質か
ら由来したHIV結合タンパク質の産生に関する。さら
に詳しくは、本発明はイー・コリ(E。
co!+)、ストレプトミセス(s treptomy
ces)および酵母におけるHIV結合タンパク質の発
現用ベクターの構成に関する。
発明の背景 ヒトT−細胞菌タンパク質であるCD−4(以前には、
時々、「T4」と称されていた)は、有効なT細胞−標
的細胞相互作用の媒介に関連するいくつかの非多形性T
リンパ球表面受容体タンパク質のうちの1種である。
ヒトCD−4(T−4)受容体のcDNA配列が知られ
ている(マツトンら(Maddon、 et al、)
、セル(Cel l)土2:93 (1985))、完
全CD−4プレ一タンパク質配列は、推定23アミノ酸
9泌IJ−グー13フ2フミ/酸表面(Vl−V4)、
23アミノ酸トランスメンプランおよび40アミノ酸細
胞質ドメインからなる長さの458アミノ酸である。表
面ドメインは、イムノグロブリン可変部位(V)および
ジョイニング部位(J)に対して、相同性を20〜30
%に制限された4つの部位を示す。表面ドメインの5つ
のイントロン−エクソン境界のうち4つは、これらV−
J部位の接合部付近に生じている。
ヒト免疫不全ウィルス(HI V) 、後天性免疫不全
症候群(エイズ)(AIDS)の精神病薬剤は、CD−
4リンパ球に対して著しい親和性を示す。CD=4に結
合しているウィルスは、ウィルス外被タンパク質のgp
120糖タンパク質によって媒介される。CD−4タン
パク質は、抗−evn抗体と共に、溶解HIV感染細胞
から共沈させることができ、また逆に、gp120は抗
−CD−4単クロ一ン抗体と共に共沈させることができ
る。すなわち、CD−4に結合しているウィルスは、ウ
ィルス外被タンパク質のgp120糖タンパク質により
媒介されることを示す。
近年、多くの科学研究者が、哺乳動物の細胞系において
発現したCD4誘導体を用い、CD−4とエイズ感染の
間の相互作用に関連する知見を報告している。
ディーンら(Deen、 et ale)は、ネイチャ
ー(Nature)  33上:82(1988)にお
いて、いくつかの細胞環境におけるsCD−4の単離お
よび発現を報告している。sCD−4は、CD−4゜の
トランスメンブランおよび細胞質ドメインを欠<CD−
4の可溶性誘導体である。dfhr欠失のチャイニーズ
・ハムスター卵巣(C)(O)細胞系統を用いた場合、
発現sCD−4は、細胞表面においてCD−4の構造お
よび生物学特性を保持し、H1VgpHO外被タンパク
質に結合し、CD−4”リンパ球の結合を抑制しうろこ
とが示されj;。
トララネツカ−ら(Traunecker、 at a
l、)は、ネイチャー、33上:84(1988)にお
いて標的細胞に対するウィルスの付着を抑制するsCD
−4の使用を報告している。表示されているデーターは
、組換え型のsCD−4を用い、in vitr。
におけるHIV感染の抑制を示す。
フィッシャーら(F 1sher、 et al、)は
、ネイチャー、33上ニア6 (198g)において、
CHOからのsCD−4の精製およびウィルス複製とウ
ィルス誘発細胞融合の両方の強力なインヒビターとして
のその使用を報告している。
ハッセイら(Hussey、 at al、)は、ネイ
チャ、331 : 78 (1988)において、gp
120発現細胞に結合することによりウィルス誘発細胞
融合(シンシチウム形成)およびHIV感染を抑制する
ことが判明したsCD−4を産生ずるバキュロウィルス
発現系の使用を報告している。
また、sCD−4タンパク質が、クラス■特異的T−細
胞相互作用を抑制することは明らかでないことか示され
ている。
スミスら(Smith、 et al、)もまた、サイ
エンス(Science)、238 : 1704 (
1987)において、sCD−4を産生するCHO補乳
動物細胞系の使用を報告している。それらは、HIVg
p120外被タンパク質に対して結合し、1nvitr
oにおけるHillの感染性を消滅させることが示され
ているCH○細胞におけるsCD−4タンパク質の産生
を報告している。データーは、sCD−4が、エイズ感
染の治療処理に対する主成分として用いうろことを示す
しかしながら、なお、sCD−4タンパク質の発現用の
細菌および低真核生物系に関する要請がある。
発明の要約 本発明はζCD−4タンパク質のHIV結合機能がイー
・コリにおいて発現可能であるという知見とかかるHr
V結合タンパク質が発酵培地中に分泌可能であるという
知見にある。したがって、特に、本発明は、調節因子に
機能的にリンクしたHIV結合タンパク質からなるイー
・コリ発現ベクターにある。
本発明はまた、CD−4タンパク質のHIV結合機能が
ストレプトミセスにおいて発現可能であるという知見と
かかるHIV結合タンパク質が発酵培地中に分泌可能で
ある知見にある。したがって、特に、本発明は、調節因
子に機能的にリンクしたHIV結合タンパク質からなる
ストレプトミセス発現ベクターにある。
本発明はまた、CD−4タンパク質のHIV結合機能が
酵母において発現可能であるという知見にある。したが
って、特に、本発明は、調節因子に機能的にリンクした
HIVI”合タンパク質からなる酵母発現ベクターにあ
る。
本発明はまた、OMPAリーダー配列を用い、異種構造
のタンパク質をイー・コリから輸送できるという知見に
ある。したがって、特に、本発明は、調節因子に機能的
にリンクしたDNAコーディング配列からなり、該DN
Aコーディング配列が、XがOMPAリーダー配列で、
Yが異種構造のタンハク質であるタンパク質X−Yにつ
いてコード化するイー・コリにおける輸送タンパク質を
発現するためのイー・コリ発現ベクターにある。
発明の詳細 な説明によれば、CD−4受容体から誘導された有用量
のHrV拮合タンパク質が、初期H[V感染を抑制し、
宿主感染後にHIVの細胞から細胞への伝達を抑制する
治療および/または予防剤としての使用、HIV−リン
パ球結合の抑制剤についてのスクリーニング使用、CD
−4”リンパ球結合の抑制剤としての使用または後記の
ような他の使用に対して発現する。すべてのタンパク質
はCD−4からのHIV結合機能を有する。かかるタン
パク質の好ましい例として、sCD−4タンパク質およ
びその誘導体が挙げられる。sCD4タンパク質は、C
D−4のトランスメンプランおよび細胞質ドメインを欠
くCD−4の誘導体である。s CD−4タンパク質の
例が、ディーンら、トラウlツカ−ら、フィノンヤーら
およびハッセイらにより、ネイチャー、331ニア6〜
88(1988)の各論文に、かつスミスらにより、サ
イエンス、238 :1704 (1987)に記載さ
れている。
本願明細書に例示されたSKBsCD−4と称されるs
CD−4タンパク質は、ディーンらにより前掲、83頁
に報告されている。それは、以下のアミノ酸およびヌク
レオチド配列にて示される。
該配列は、マツトンらにより、セル(Cel 1)、4
2:93 (1985)に報告されているCD4  c
DNAから誘導されたリーダー配列および5′非翻訳部
位を示す。CHO細胞により発現され、分泌された成熟
SKBsCD−4の第一アミノ酸は、塩基対151−1
53によりコード化されたリジンである。塩基対125
2にてCD−4cDNAを)lpaI[で制限し、そこ
に塩基対1253−1257を復原し、C−末端バリン
の後方に翻訳停止コドンであるTAAを配列したリンカ
−を結合させることにより、トランスメンブランドメイ
ンを削除した。マントンらにより報告されているように
、成熟CD−4の最初の3つのアミノ酸はグルタミン(
本明細書中、アミノ酸(−)2として示された)−グリ
シン(本明細書中、アミノa(−)lとして示された)
−アスパラギン(本明細書中、リジン、アミノ酸(+)
lとして示された)である。それ以外、以下に報告され
ている配列は、マツトンらにより報告されている配列と
同じである。
τggegcct、cLag! 本発明によれば、実質的にsCD−4のHIV結合親和
性を保持しているsCD−4切形物およびその誘導体も
また、発現しうる。かかる切形物のうち好ましいものは
、およそアミノ酸1−1’82内に含まれるvtおよび
V2部位のHIV結合部位からなるタンパク質またはポ
リペプチドである。前記配列に関して、1つの例は、ア
ミノ酸351−369 (−グリシン−グルタミン−バ
リン−スレオニン−プロリン−バリン−〇)に融合した
アミノ酸(−)2−104(N−グルタミン−グリシン
リジン−〜−アラニンーアスパラギンーセリン−C)を
有する、本願明細書においてVIJ4と称されるタンパ
ク質である。第2の例は、アミノ酸351−369に融
合したアミノ酸(−)2−183 (Nグルタミン−グ
リシン−リジン−〜−リジンーアラニンーセリンーC)
を有する、本願明細書においてVIV2J4と称される
タンパク質である。第3の例は、(−)9−151  
(N−アラニン−ロイシンロイシン−〜−ロイシンーグ
ルタミン酸−ロイシンC)からなる、本願明細書におい
てYVlと称されるタンバグ質である。第4の例は、ア
ミノ酸(−)9−369を有する、本願明細書において
SKBsCD−4と称されるタンパク質である。
例えば、0KT4A結合に基づくこれらの各HIV結合
タンパク質は、sCD−4タンパク質、特にSKBsC
D−4のHIV結合特性を有しており、さらに詳しくは
、sCD−4タンパク質、特にSKBsCD−4のVl
および■2部位のHIV結合ドメインを有する。
本明細書に詳しく例示されているこれらタンパク質に加
えて、当業者は、容易にsCD−4誘導体DNAコーデ
ィング配列を構成することができる。かかる誘導体は、
実質的にsCD−4タンパク質のHIV結合機能を保持
しており、すなわち、該タンパク質のHI V env
タンパクLgp120に対する結合は、有意な悪影響を
及ぼさない。
例えば、■1部位のみ、例えば、アミノ酸1−94を有
する誘導体、またはCD−4のV1部位の一部のみを有
する誘導体を構成することができる。
また、lまたは数個のアミノ酸欠失、付加または置換に
より、異なる誘導体、すなわち本明細書において特に例
示されているタンパク質の誘導体を構成することもでき
る。
また、ハイブリッドタンパク質、すなわち、翻訳融合を
、sCD−4タンパク質とタンパク質担体、もう一つ別
の抗原または他のsCD−4分子との間に構成させ、ポ
リ−sCD−4分子を調製することもできる。さらに別
法において、sCD4欠失変異体を、人工的に担体分子
に接合することができる。
HIVに対するsCD−4分子の親和性は、既知親和力
を有するsCD−4分子を用いるか、またはOK T−
4および○KT4AのようなCD−4受容体を認識する
抗体を用いる競合結合検定により測定することができる
。本発明の有用なsCD4タンパク質は、以下の実施例
において示されるように、0KT4Aにより条件培地か
ら選択的に沈澱する。CD−4、フラグメントおよび誘
導体は、発現後、または一般的には発現前に、リーダー
および/または細胞外ドメイン用のコーディング配列の
操作により化学的に調製することができる。
sCD−4またはそこから誘導されたHIV結合タンパ
ク質DNAコーディング配列は、例えば、既知DNA配
列を用いる遺伝子を合成することにより、配列に基づく
標準的クローニング法により、ならびにタンパク質の検
出、すなわち、CD−4発現細胞系統からのcDNAク
ローンのトランスフェクションおよびタンパク質に対向
する抗体での同定による再分離により得ることができる
(マツトンら、前掲参照)。
特定のsCD−4タンパク質コ一デイング配列を有する
cDNAクローンは、オリゴヌクレオチド雑種分子形成
プローブの使用により同定することができる。該プロー
ブは、特定の配列のタンパク質に基づき設計することが
できる。問題のコーディング配列を有するクローンを同
定する場合、タンパク質コーディング配列を制限エンド
ヌクレアーゼを用いて切断し、クローニングおよび/ま
たは発現ベクター中に挿入することができる。発現ベク
ターにおいて、sCD−4タンパク質コ一デイング配列
は、コーディング配列の転写、翻訳およびプロセシング
に必要なまたは望ましい調節機能に対して効果的にリン
クしている。
イー・コリにおける本発明の実施において、H!■結合
タンパク質、例えば、sCD−4またはその誘導体をコ
ード付けするDNAコーディング配列は、イー・つりの
翻訳用のDNAベクター内の調節因子に機能的にリンク
する。かかる調節因子からなる多くのダラム陰性菌発現
ベクターを用いることができる。調節因子はRNAポリ
メラーゼ結合および転写を効果的に行うプロモーターか
らなる。調節可能な、すなわち、誘発可能なまたは活動
的にしうるプロモーターが好ましい。種々の有用なプロ
モーターを、イー・コリの異種構造のポリペプチドの発
現に利用することができる。
これらは、trp70モーターおよびAPLプロモータ
ーを包含する。例えば、米国特許第4578355号、
コートネイら(Courtney、 et al、)、
ネイチャー、313: 149 (+985)参照。
最も好ましくは、調節因子は、本発明により、H!■結
合タンパク質を分泌しうろことが判明した細胞膜に、ま
たは介して、HIV結合タンパク質輸送用のリーダー配
列からなる。タンパク質をイー・コリの外膜に輸送する
ことが知られているリーダーは、バシラス・リチェニホ
ルミス(Bscillus licheniformi
s)ペニシリナーゼ遺伝子のものである。サーバスら(
Sarvas、 at al、)、ジャーナル・オブ・
バクテリオロジー (J 、 Bacteriol、)上55 : 657
 (1983)参照。
本願明細書において特に示されているものは、OMPA
リーダーまたはシグナルと称される外膜ポリサツカリド
A用のリーダーである。モッパら(Movva、 et
 al、) 、ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイ
オロジー(J 、 Mo1ec、 B iol、)、1
43:317 (1980)参照。OMPAコーディン
グ配列は、HIV結合タンパク質を発酵培地中に分泌す
るのに有用であるリーダー配列からなる。
今日、OMPAリーダーを用い、種々の低分子量タンパ
ク質またはポリペプチドを、十分に培養培地中に分泌で
きることが判明している。例えば、OMPAシグナルは
、SKBsCD−4、VIJ4およびVIV2J4に加
えて、多量(例えば、1〜約10mg/L)の活性ヒト
形質転換成長因子−α(TGF−α)、lti瘍壊死因
子(TNF)およびインターロイキン−1−β(IL−
1−β)を輸送するのに用いられている。
OMPAシグナルは、実質的に次の21アミノ酸: N
−met−1ys−1ys−thr−ala−ile−
ala−ile−ala−va I−a Ia−1eu
−a Ia−g Iy−phe−a Ia−thr−v
a i −a Ia−g 1n−ala−Cからなる。
かかるリーダー用のDNAコーディング配列は、好まし
くは、lまたはそれ以上の制限部位が所望のDNAコー
ディング配列の挿入用のC−末端アミノ酸に隣接して配
列され、ターミネータ−が所望のコーディング配列の下
流に配列されるように合成する。代表的な合成コーディ
ング配列を、以下の実施例において示す。
HIV結合タンパク質ミニ遺伝子、すなわち、調節因子
に機能的にリンクしたコーディング配列に加えて、形質
転換に用いられるベクターは、少なくともlの表現型形
質転換マーカー、すなわち、抗生物質耐性遺伝子、発色
体エージェントまたは栄養要求性突然変異を相補する遺
伝子のような遺伝的選択マーカーを有していることが好
ましい。
該ベクターはまた、自己複製に必要な部位を有する。
イー・コリのsCD−4タンパク質の発現に対して有用
な発現ベクターの代表的構成が、実施例において詳細に
記載されている。タンパク質は培地中にて発現し、適宜
明確にホールドされた。
ストレプトミセスにおける本発明の実施において、HI
V結合タンパク質、例えば、sCD”4またはその誘導
体をコード化するDNAコーディング配列は、ストレプ
トミセスの形葦転換用のDNAベクター内の調節因子に
機能的にリンクする。
調節因子は、RNAポリメラーゼ結合または転写を効果
的に実施するプロモーターからなる。調節可能な、すな
わち、誘発可能なまたは活動的にしうるプロモーターが
好ましい。種々の有用なプロモーターを用い、ストレプ
トミセスの異種構造のポリペプチドを発現することがで
きる。例えば、ストレプトミセス・ガラクトース・オペ
ロンのガラクトース−誘発可能プロモーター(ホーンワ
ルドら(Fornwald、 et al、) 、プロ
シーディング・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・
サイエンス・ニー・ニス・エイ (Proc、  Na
11.  Acad、  Sci。
USA)、1土:2130 (1987))、ニス・リ
ビダンス(S 、 I 1vidans)β−ガラクト
シダーゼ遺伝子の構成プロモーター(ニックハルトら(
Eckhardt、et al、) 、ジャーナル・オ
ブ・バクテリオロジー(J 、 Bacteriol、
)、169:4249 (1987);プロウナーら(
B rawnar、 etat、) 、米国特許第47
17666号)およびニス、oンギスポラス(S 、 
longisporus) )リプシン抑制剤遺伝子(
欧州特許出願第87307260.7号)またはエム・
エチノスポルサ(M 、 ech 1nosporsa
)において報告されているような側頭にて調節されたプ
ロモーター(バウムら(Baum、 et at、) 
、ジャーナル・オブ・バタテリオロジー、170ニア1
 (198g))が挙げられる。ストレプトミセスにお
ける転写終止領域は、いくつかのストレプトミセス遺伝
子の3′末端、例えば、ストレプトミセスガラクトース
オペロンの末端での終止シグナルから誘導されるか、ま
たはニス・フラジエ(S、 fradiae)ネオマイ
シンホスホトランスフェラーゼ(neomycin p
hosphotransferase)遺伝子の末端に
て見い出されている(トンプソンおよびグレイ(T h
ompsonおよびG ray)、プロシーディング・
オフ・ナショナル・アカデミ−・オフ・サイエンス・ニ
ー・ニス・エイ、80:5190(1983))。スト
レプトミセスにおけるタンパク質輸送用の配列は、ニス
・リビダンスβ−ガラクトシダーゼ遺伝子、ニス・リビ
ダンスLEP10遺伝子(欧州特許出願第873072
607号)およびニス・ロンギスポラス・トリプシンイ
ンヒビター遺伝子から単離された配列を包含する。
sCD−4遺伝子は、遺伝的選択マーカー系からなる巨
大DNA分子内に挿入される。該選択マーカー系は、マ
ーカー遺伝子が形質転換細胞における選択可能な新規表
現型を付与する多数の既知マーカー系のうちのいずれか
である。例えば、チオストレプトン耐性リポゾームメチ
ラーゼ(トンプソンら、ジン(Gene) 、 20 
: 51 (1982))、ネオマイシン・ホスホトラ
ンスフエラゼ(トンプソンら、前掲)およびエルトロマ
イシン(erthromycin)耐性リポゾームメチ
ラーゼ(トンプソンら、前掲)のようなストレプトミセ
ス薬剤耐性遺伝子が挙げられる。DNA分子はまた、P
IJIOI誘導体(ケイサーら(Keiser、 et
al、) 、モレキュラー・アンド・ジェネラル・シネ
テックス(Mo1.Gen、Genet、) 、  l
 85 : 223 (1982))または5LPI由
来のベクター(ビブら(Bibb、 eL at、) 
、モレキュラー・アンド・ジェネラル・シネテックス、
l 8 ll・230 (1981))のようなストレ
プトミセスにおける自己複製用の配列を有する。DNA
分子はまた、遺伝子を増幅させるマーカーを有していて
もよい。ストレプトミセスにおける遺伝子コピー数の増
幅に供するマーカーは、スペクチノマイシン(spec
tin。
mycin)耐性(ホル不マンら(Hornemann
、 et al、)、ジャーナル・オフ・バタテリオロ
ジ−169:2360 (1987) )およびアルギ
ニン栄養要求体(アルテンバラフナ−ら(AiLenb
uchner、 etal、) 、モレキュラー・アン
ド・ジェネラル・シネテックス、195:134 (1
984))用の遺伝子を有する。
初期発現の研究について、以下の実施例にさらに詳細に
記載されているようなCD−4コ一デイング配列は、β
galシグナルペプチド分割部位の8アミノ酸下流に位
置するポジションにてβgalングナル配列に融合する
。この発現ベクターに対するストレプトミセス復製機能
は、PIJIOI(ケイサーら、モレキュラー・アンド
・ジェネラル・シネテックス、185 : 223 (
1982)の誘導体であるプラスミドPrJ702 (
カツエら(Katz、 et al、) 、ジャーナル
・オフ゛・ジェネラル・マイクロバイオロジー(J 、
 Gen、M 1crobio1.)129:2703
 (1983))により付与された。用いた宿主株は、
野性型ニス・リビダンス1326(ヒヴら、モレキュラ
ー・アンド・ジェネラル・シネテックス、+84 :2
30 (1981))であった。βgal−sCD−4
融合タンパク質は、培養上澄液および完全細胞の両方に
おいて検出された。別の一連の実験は、LTIプロモー
ターを用い、さらに効果的なsCDJタンパク質発現を
得ることができることを示した。
LTIT1発現7ベ泌ベクター遺伝子発現がL”「lプ
0モーターにより指示され、タンパクM 輸送がLT[
/グナルペプチドにより促進されるβgal系に類似し
ている。多くのH[V結合タンパク質コーディング配列
は、V、V2J、およびV、J。
を有するLT1ベクター中にてクローンに付される。こ
れらすべてのタンパク質コーディング配列は、LT[ン
グナルペプチド分割部位の8アミノ酸下流に位置するポ
ジションにて挿入される。βgal融合と同様、sCD
−4タンパク質はLTIシグナルペプチドを介して培養
上澄液中に輸送される。ストレプトミセス複製機能はま
た、PIJlO1誘導体: I) I J 702およ
びPIJ351により付与される(ケイサーら、前掲)
LT1発現系からのSKBsCD−4、VIJ4および
V、V2J 4発現は、最初、ニス・リビダンス132
6において試験された。SKBsCD−4およびV、V
2L4の両方は培養上澄液と完全細胞の間に等しく分配
された。これらのタンパク質は完全には輸送されないが
、細胞内および細胞外形は、5DS−ポリアクリルアミ
ドゲル上のその可動性により判断した場合、同一の分子
量を有しているのは明らかである。シグナルペプチドが
細胞内形からタンパク質分解的に除去されているかどう
かは明らかでない。SKBsCD−4の最大レベルは、
培養上澄液および完全細胞において30 mg/ Qで
あると評価された。V、V、J 4レベルは、少なくと
も30mg/ Q (培養上澄液および完全細胞)であ
ると評価された。
ニス・リビダンスにおけるsCD−4発現にて直面する
1つの問題は、プロテアーゼ活性に対するその感受性に
ある。この問題は、sCD−4を他のストレプトミセス
種において発現させることにより除去するか、または少
なくとも有意に減少させることができる。sCD−4タ
ンパク質は、例えば、ニス・コエリカラー(S 、co
el 1color) 、ニス・ロンギスポラスおよび
ニス・アルプスにおいて発現させることができる。該分
子の安定性がこれら異なる宿主を用いて強化されること
が考えられる。この宿主は、比較的にはより少ないタン
パク質を培養上澄液中に分泌し、それは精製工程を助成
するt二め、ニス・ロンギスボラスに31するsT4タ
ンパク質の発現が有利であるかもしれない。
酵母において本発明を実施する場合、HIV結合タンパ
ク質、例えば、sCD−4またはその誘導体をコード付
けするDNAコーディング配列が、酵母の形質転換用の
DNAベクター内の調節因子に機能的にリンクする。形
質転換、クローニングおよび発現系が利用できるいずれ
の酵母宿主も用いることができる。個々の例は、ハンセ
ヌラ(Hansenula)、ピチア(P 1chia
) 、タルベロミセス(K luveromyces)
 、シゾサツカロミセス(Schizosacchar
omyces) 、カンジダ(Candida)および
サツカロミセス(S accharomyces)属の
酵母を包含する。好ましい酵母宿主はサッカロミセス・
セレビシエ(cerev is 1ae)である。
調節因子は、RNAポリメラーゼ結合および転換を効果
的に実施するプロモーターからなる。調節可能な、すな
わち、誘発可能であるか、または活動的にしうるプロモ
ーターが好ましい。種々の有用なプロモーターを、酵母
の異種構造のポリペプチドの発現に用いることができる
。これらは、銅誘発メタロチオネイン遺伝子(CUPI
)プロモーターむよび解糖遺伝子グリセルアルデヒド3
ホス7エートデヒドロゲナーゼ(TDH3)およびアル
コールデヒドロゲナーゼ(A D H)の構成プロモー
ターを包含する。酵母における転写終止部位は、いくつ
かの酵母遺伝子のうちいずれか、例えば、イソ−1−チ
トクロームC(CYCl)遺伝子の3′末端から誘導さ
れる。
sCD−4遺伝子を、遺伝的選択マーカー系からなる巨
大DNA分子中に挿入する。該選択マーカー系は、マー
カー遺伝子が形質転換した細胞上に選択可能な新規表現
型を付与する多くの既知マーカー系のうちのいずれかで
ある。例えば、ホスホ−リボシルアントラニレートイソ
メラーゼ(pbospho−ribosyl anLh
ranilate isomerase)  (TRP
I)またはオロチジン−5′−ホスフェートデカルボキ
シラーゼ(orotidine−5’ −phosph
atedecarboxylase)  (U RA 
3 )のような生合成酵素用の酵母遺伝子または641
8耐性またはベノミル耐性(BENI)のような異種構
造の薬剤耐性遺伝子が挙げられる。DNA分子はまた、
酵母2−ミクロン−サークル0口部位またはAR3Iの
ような染色体自己複製部位(AR3)およびCEN3の
ような酵母動原体(CEN)のごとき、酵母における自
己複製用の配列を有し、プラスミドの自己複製を可能と
する。
好ましい発現系において、SKBsCD−4単独では僅
かしか発現せず、かかる僅かな発現は効力のない転写お
よび翻訳によるか、または迅速なタンパク質減成による
ものかもしれないということが“r1j明したため、H
IV結合タンパク質コーディング配列を、発現を安定化
させるコーディング配列に融合させる。いずれにせよ、
ユビキチン(ubiquitin)のコーディング配列
がSKBsCD−4コ一デイング配列に対して5′に融
合した遺伝子融合産生物を比較的高レベルにて発現させ
、分裂させてユビキチンとsCD−4遺伝子産生物を得
ることが示されている。
エビキチンDNAコーディング配列は、標準的遺伝子ク
ローニング法により、酵母または哺乳動物細胞を包含す
る他の真核生物細胞から単離することができる。また、
漂準的公知技法により合成することもできる。本発明を
説明するのに用いたモジュラ−(modular)ユビ
キチン遺伝子のヌクレオチド配列は、エノカーら(Ec
ker、 eL at、)により、ジャーナル・オフ・
バイオロジカル・ケミストリー(J 、Biol、Ch
em、) 、262 : 3524(1987)にて記
載されている配列である。該配列は実質的に次のとおり
である: AATTCATTATGCAGATCTTCGTCAA
GACGTTAACCGGTAAAACCATAACT
CTAGAHI V結合タンパク質配列の5゛末端にて
、シグナルペプチドDNA配列を挿入することによって
、タンパク質の培養培地への分泌を達成することができ
る。この目的に有用なシグナル配列は、例えば、酵母交
配因子、α−因子の配列である(カージャンおよびヘル
スコヴイッツ(KurjanおよびHerskowit
z) 、セル、30 : 933 (1982))。
加えて、発現は、sCD−4酵母発現モジュールを酵母
染色体と一体化し、つづいて増加コピー数を選択する酵
母D HF R遺伝子のようなマーカーを用いて増幅さ
せることにより達成される。
一般的に、本発明のsCD−4タンパク質は、種々のタ
ンパク質精製法、例えば、アフィニティークロマトグラ
フィー、イオン交換クロマトグラフィー、サイズ排除ク
ロマトグラフィー、疎水性クロマトグラフィーまたは逆
相クロマトグラフィーを用い、使用した培養培地から精
製することができる。
sCD−4のそのフラグメントおよび誘導体は、一般の
基特異性吸着剤、例えば、炭水化物結合または染料アフ
ィニティーリガンドを用いるか、またはsCD−4に特
異的に結合するりガント、例えば、モノクローナル抗体
またはHIVgp120タンパク質またはその1部を用
いるアフィニティークロマトグラフィーにより精製する
ことができる。
精製は、選択的成長培地中、約28°Cないし約45°
Cにて細胞を増殖させた後、発酵培地を清澄化し、つい
で培地中に存在する他のタンパク質からHIV結合結合
タンパ音質離することからなる。
好ましい方法においては、sCD−4タンパク質を、s
CD−4分子の物理特性に基づく一連のクロマトグラフ
ィー工程を用いて培養培地から精製する。
sCD−4タンパク質を精製する別法は、sCD−4に
対向するモノクローナル抗体の使用を意味する。該タン
パク質は、タンパク質に対向するモノクローナル抗体が
結合するアフィニティーゲル担体を介して清澄培養培地
を通すことにより1工程にて精製することができる。混
入タンパク質はカラムを介して洗浄されるが、問題のタ
ンパク質は、抗体結合部位にて該カラムに結合する。つ
いで、不活性化を防止する条件下、該タンパク質を該カ
ラムから溶出する。
sCD−4タンパク質のin vitroにおける生体
および免疫特性の特徴は、該タンパク質がエイズ予防お
よび治療において有用であることを示す。
研究は、sCD−4タンパク質がウィルスの細胞外およ
び細胞から細胞への蔓延のインヒビターとして作用する
ことを示す。本発明に記載されているsCD−4,7ラ
グメントおよびその誘導体は、ウィルスが培養中のCD
−4+標的細胞に結合することを遮断することが知られ
ているため、感染したヒトにこれらのタンパク質を投与
することは、ウィルスの細胞外蔓延を抑制するように作
用すると考えられている。したがって、sCD−4タン
パク質は、エイズまたはエイズ関連症候群(ARC)の
治療用の予防および治療剤として両方に有用である。
予防剤として、sCD−4タンパク質を、該疾患の危険
性の高い患者またはウィルスに対する抗体の存在により
HIVにさらされていることを示す患者に投与する。疾
患の初期段階または罹患前に、有効量の該タンパク質の
投与は、HIVによるCD−4+リンパ球の感染を抑制
するように作用する。治療剤として、sCD−4のHI
Vで感染したヒト\の投与は、ウィルスの細胞外蔓延を
抑制するように作用する。
HIV感染細胞と他のCD−4+リンパ球の間の融合も
また、ウィルス蔓延経路であると考えられる。さらに、
融合は、一部、CD−4°リンパ球機能の障害および結
局は、感染患者におけるCD43リンパ球の涸渇の原因
となりうる。細胞融合は、ウィルス外被タンパク質遺伝
子産生物とCD4受容体の両方に依存しており、0KT
−4Aまたは類似するモノクローナル抗体(Mabs)
により抑制することができる(サラテンタウら(Sat
tentau、 eLal、)、サイエンス(S ci
ence)、234 :1120 (1986))。本
願明細書に記載されているsCD−4タンパク質は細胞
融合を干渉し、したがって、ウィルスの細胞から細胞へ
の蔓延およびCD−4+クリンパ機能の喪失を減少させ
る。
CD−4受容体は単形性であるため、sCD−4タンパ
ク質は、すべてのHIVを包含するCD4受容体の表面
ドメインを認識するウィルスの万能抑制剤であると考え
られる。
sCD−4タンパク質は、他の薬剤と組み合わせて、例
えば、逆転写酵素、プロテアーゼまたはtatのような
他のHIVタンパク質に対向する薬剤と組み合わせて用
いてもよい。HIVに対して効果的な治療剤は、ウィル
ス媒介ならびに感染の細胞から細胞への伝染を予防する
。sCD−4タンパク質はまた、他の抗ウィルス剤、例
えば、アジドチミジン(azidothymidine
)  (AZT)と組み合わせて用いてもよい。
本発明のsCD−4タンパク質もまた、通常、CD−4
受容体の表面ドメインと相互に作用する細胞外標的分子
に結合することにより、CD−4”細胞機能の抑制剤と
しての有用性を有する。多数の研究は免疫耐薬力、特に
自己免疫疾患の病原および経過において、かつ宿主特異
的移植片拒絶反応におけるCD4受容体に対する臨界的
役割を示唆している。
予防剤または治療剤としては、sCD−4タンパク質を
非経口的、好ましくは静脈内に投与する。
該薬剤は、例えば、毎日、毎週または毎月、注入または
注射により投与することができる。投与量および割合は
、循環系において、有効量のsCD−4タンパク質を維
持するように選択する。別の投与方法は、s CD−4
タンパク質を透析剤として用い、体外的に投与すること
である。
本発明のsCD−4タンパク質はまた、CD−4”細胞
相互作用の治療剤または抑制剤として作用する天然、合
成または組換え体分子を同定する試薬として用いること
もできる。
例えば、sCD−4タンパク質は、ELISAをベース
とする方法により測定されるタンパク質相互作用につい
ての検定のようなスクリーニング検定において用い、る
ことができ、CD−4受容体表面ドメイン相互作用の競
合物質について検定する他の試薬と組み合わせて用いる
ことのできる生化学的に純粋な水溶性の試薬を提供する
。例えば、sCD−4タンパク質は、HI V env
タンパク質またはHI V envタンパク質を含有す
る混合物に結合するため、該タンパク質をウィルス結合
の抑制剤をスクリーニングするのに用いることができる
sCD−4タンパク質がHI V envタンパク質を
発現する細胞に結合することを示すin viLroデ
ーターに基づき、これらのタンパク質はまた、1nvi
voにおけるHIV感染細胞についての選択的標的分子
として供することもできる。標的特異性担体タンパク質
として、sCD−4タンパク質を、例えば、細胞毒性剤
の感染細胞へのデリバリ−用担体タンパク質として供す
ることもできる。
加えて、CD−4受容体が、CD−4”細胞のクラス制
限により示唆されるような細胞含有抗原において、MH
Cクラス■抗原と特異的に結合することを示すデーター
に基づいて、sCD−4タンパク質は、クラス■抗体と
組み合わせてCD−4リンパ球−標的細胞の相互作用の
抑制剤についての試験に用いることができる。該タンパ
ク質とその漂的分子の間の直接的結合検定に基づくこれ
らの例に加えて、タンパク質認識に対する生化学応答に
依存するさらに複雑な検定全行なうこともできる。欠失
突然変異体は、それらが相互に作用するCD−4タンパ
ク質または分子を検出する診断検定に用いることができ
る。例えは、CD−4およびCD−4+細胞ならびにC
D−4に対する抗体の定量は、エイズに対する診断的価
値を示す。
加えて、sCD−4タンパク質は、新規な診断薬、例え
ば、Mabsまたは標準的免疫検定、すなわち、ELI
SA、捕捉イムノアッセイ、ラジオイムノアッセイにお
いて用いる他の分子型を生成するのに用いることができ
る。sCD−4は、0KT−4,0KT−4AおよびC
D−4受容体の他の表面エピトープのすべてではないが
、大部分を表すので、該タンパク質は、系中のCD−4
レベルの絶対量についての免疫診断検定において特に有
用である。
CD−4受容体は、3つの異なる化学環境下、すなわち
、酸化−親水性細胞表面、疎水性膜および還元−親水性
細胞質に存在する。これらの種々の環境が、おそらく、
完全な本来の状態での受容体の単離を阻んでいる。sC
D−4タンパク質は、細胞外ドメインの選択セグメント
からのみなり、可溶性タンパク質として細胞上澄液中に
分泌され、その構造は、受容体表面ドメインの表面を有
意な程度まで模写していると思われる。すなわち、sC
D−4タンパク質は、詳細な構造分析、特にX線結晶学
に適している。sCD−4タンパク質の単独および他の
相互に作用する分子との複合形の3次元構造の決定は、
sCD−4に対する選択的拮抗剤および作用剤の合理的
な設計に関する基礎を提供する。
実施例 次に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、
これらの限定されるものではない。一般操作において用
いられている酵素は商業的に入手し、実質的に販売者の
指示に従って用いた。他に断らない限り、操作は、実質
的にマニアナイスら(Maniatis、 et al
、) 、モレキュラー葡クローニング(Mo!ecul
ar Cloning) 、コールド・スプリング・ハ
ーバ−・ラボラトリ−(Cold SpringHar
bor L aboratory)、1982に記載さ
れているように実施した。
実施例1 イー・コリ発現ベクターの構成 組換え体DNA操作を用い、短縮しないSKBsCD−
48よび欠失突然変異体、VIV2J4またはVIJ4
、つづいてフレーム内のTAA終止コドン用のコーディ
ング配列(前記の配列参照)を、イー・コリ発現ベクタ
ーにおけるOMPAシグナル配列の下流に配列し、プラ
スミドOMPAST4BBVl、OMPAVIV2およ
びOMPAVIを形成した。これらベクターの構成は以
下のとおりである。
プラスミドJ RT4の構成ニブラスミドJRT4を形
成するために、プラスミドDSPl (プファら(Pf
arr、 eL al、) 、DNA、4:461(+
985))をXhoIで切断し、SV40ポリA初期部
位を欠失させ、該XhoI部位をDNAポリメラーゼの
クレノー・フラグメント(K lenowf ragm
en t )を用いてフィル・イン(fill−in)
 した。
ラン成長ホルモン(B G H)のポリアゼニレ−ジョ
ン部位(プフア−ら、DNA、5 :l15 (198
6))をPvuI[およびKpnIで切断し、該Kpn
■部位を、T4DNAポリメラーゼで処理することによ
りプラント化した。この230bpフラグメントをDS
PIに結合し、DSP I BGHを形成しlこ。
該DSP’1BGHをS ma Iおよび5allで切
断し、galKカセント(SV40初期プロモータと、
galKコーディング部位とB G Hポリ八部位とか
らなる)を、5alI末端、Bg1m部位およびS m
a I末端からなる合成リンカ−を用いることにより5
alI部位にてpUc19(ヤニシューノぐ一ロンら(
Yanisch−Perron、 et al、)、ジ
ン(G ene)、33 :103 (1985)に結
合した。この3部分の結合は、プラスミドDSP IB
ZBGM、JTをもたらした。
DSP IBZBGH,JTを、S Lu IおよびB
cl■で切断し、galKコーディング部位を欠失させ
、プラスミドpT4B(マツトンら、セル、42:93
 (1985))からのCD−4cDNAを有する1 
、 7 k’bE coRI  (フィル・イン)−B
amHIフラグメントに結び、プラスミドJRT4を形
成させtこ。
プラスミドpTJcsT4の構成ニブラスミドpUCs
T4を形成するため、プラスミドpT4bからのCD−
4cDNAのHaeI[およびHpaIr7ルミIr7
ラグメントbp)を、合成リンカ−を用いて、Kpnl
およびXbaIで切断されたベクターpUC18に結合
した。CD−4cDNAのHaelI末端を、合成リン
カ−を用い、Kpnl末端およびHaeU末端でpUc
18のKpnI部位に結合した。CD−4cDNAのH
paIlを、合成リンカ−を用い、Hpa■末端とXb
al末端でpUCのXbaIに結合した。
このリンカ−はまた、CD−4コ一デイング部位のヌク
レオチド1257の後にTAA停止コドンを挿入した。
得られたプラスミドは、pUCsT4であった。
pS T 4 satの構成ニブラスミドpS T 4
 salを形成するため、プラスミドJRT4を、Bg
lI[および5acIで切断し、959bpフラグメン
ト(CD4 cD N Aの第1の602ヌクレオチド
とSV40初期プロモーターとからなる)を単離した。
プラスミドpUcsT4を、5aclおよびX ba 
Iで切断し、660bpフラグメント(合成リンカ−か
らのT A Aコドンに付随したヌクレオチド6031
257からのCD−4cDNAからなる)を単離した。
これら2つの7ラグメントを、Bgl[IおよびXba
lで切断したDSPIBZBGH,JTに結合し、SV
40初期プロモーターおよび短縮しないc D−4コ一
デイング部位を欠失させた。得られたプラスミドはpS
 T 4 salであった。
+)ST4DHFRの構成ニブラスミドpST4DHF
Rを形成するため、β−グロビンDHFR発現力セント
を有するBgl II −BamHI 7ラグメントを
、psT4salのBamH1部位に結合した。βグロ
ビンDHFR発現カセットは、その5′末端にて合成リ
ンカ−で修正され、BglI[部位を有するマウスβ−
グロビン・プロモーター(プラスミドpPK288から
の550bpHincI[7ラグメント(バーブら(B
erg、 et al、)、モレキュラー・アンド・セ
ルラー・バイオロジー(Mo1.Ce11.B i。
1、)、3:1246 (1983))、マウスDHF
Rコーディング部位(プラスミドpS V 2− DH
FRからの735bpHindlI[(74ル・イン)
フラグメント(スプラマニら(Subramani、 
et al、)、モレキュラー・アンド・セルラー・バ
イオロジー1+854 (1981))、DSPIから
のNheI (フィル・イン)−BamHI(フィル・
イン)SV40ポリA初期部位(プフ7−ら、DNA、
4:461 (1985))、およびその3″末端にて
合成リンカ−で修正され、Bam81部位を形成するマ
ウスDHFRターミネータ一部位(907bpHind
nl (プラスミドmDH9からのフィル・インフラグ
メント(7ラインら(Frayne、 et at、)
、モレキュラー・アンド・セルラー・バイオロジー4:
2921  (1984)))からなる。
psT4BBVIDHFRの構成・プラスミドpsT4
BBVl’DHFRを形成するため、プラスミドpST
4DHFRをEcoRIおよびXbaIで切断し、sC
D−4コ一デイング部位を有するより小さなフラグメン
トを欠失させた。プラスミドsT 4 satをXba
IおよびB bv Iで切断し、リダ一部位を欠損して
いる可溶性CD−4用の配列を有する1120塩基対コ
ーデイングフラグメントを単離した。このフラグメント
を、合成リンカ−を用い、EcoRI末端、KpnI部
位およびBbv■末端で、pST4DHFR切断のEc
oRI/XbaIに結んだ。このフラグメンi・は、前
記の単離したsCD−47ラグメント上のBbvl突出
部と適合する。得られたプラスミドを、pST4BBV
IDHFRと称した。
OMPAST4(7)構成ニブラスミドOMPAST4
を形成するため、プラスミドOMPA、GSを、Nco
IおよびSa!Iで消化し、リンカ一部位を有する小フ
ラグメントを欠失させた。OMPA。
GSは、allリボゾーム結合配列の3′末端にてNd
e1部位に挿入された合成配列を有するpAsl(ロー
ゼンバーグら(Rosenberg、 et al、)
 、メッソズ・イン・r、ンザイモロジー(Meth、
 E nzymol、)、lot : 123 (19
83);米国特許第4578355号)の誘導体である
。該合成配列は、マルチリンカ−配列に付随したOMP
Aリーダーからなる。合成配列は、実質的には、次のと
おりであった。
5 −T  ATG  AAA  AAG  ACA 
 GCT  ATCGCG  ATT  GCA  G
TG  GCA  CTG  GCTGGT TTCG
CT ACCGTA GCG CAG  GCCGGC
TCT AGA GTCGACCTAGTT MCTA
G−3 プラスミドpUcsT4を、NcoIおよび5allで
切断し、sCD−4配列を有する1 14’l塩基対フ
ラグメント(CD−4ヌクレオチド124−1257)
を単離した。このフラグメントを、OMPA、GS切断
のNcoI/5allに結び、OMPAST4を形成さ
せた。
OMPAST4BbvIの構成ニブラスミドOMPAS
T4BbvIを形成するため、プラスミドOMPAST
4をNaeIおよびXbaIで切断した。
この切断により得られたsCD−4コ一デイング部位を
有するフラグメントを欠失させl:。プラスミド5T4
BBVIDHFRを、KpnIで切断し、得られた3′
突出部を74DNAポリメラーゼでブラン]・末端化し
た。ついで、該プラント末端DNAをXbalで切断し
、CD4cDNAのヌクレオチド145i257を含有
する1124塩基対フラグメン1−を単離した。該単離
7ラグメントを、OMPAST4プラスミド切断のNa
eI/XbaI切断に結合し、プラスミドOMPAST
4BhvIを形成した。
pucsT4184の構成ニブラスミドpucsT41
84を形成するため、CD−4cDNAからのEcoR
I−NheIフラグメント [アミノ酸(−25)〜(
+176)をコード化する682bp7ラグメント]を
、NheI部位にて合成リンカ−5k727/ 725
 (NheIおよびAval末端)に結合させた。5k
727/725は、CD−4アミノ酸+77−183を
コード化する。5k727/725のAvaI末端を、
pucST4のAvaI −Xbalフラグメント(ヒ
トcDNAのbpH98−1257とTAA終止コドン
に付随したCD−4受容体のコード化アミノ酸351−
369とからなる)に結んだ。この配列を、EcoRI
およびXbaI末端で7ランク化(f tank) L
、pUc19ポリリンカー(sk727/ 725)の
EcoRIおよびXbal末端にてplJc19に挿入
した。5k727/725は実質的には以下のとおりで
ある。
5’ ctagctttccagaaqqcc 3’3
’ qaaaqqtCttCCqqaqCC5’puc
sT4106の構成ニブラスミドpucST4106を
形成するため、CD−4cDNAのEc。
R1−AvaI[7ラグメント(bpl−413とコー
ド化アミノa(−)25〜87とからなる)を、Ava
■部位にて合成リンカ−5k791/792 (Ava
■−Aval末端)に接合した。5k791−792は
、CD−4アミノ酸88−104をコード化する。5k
791/792のAval末端を、puc ST4のA
vaI−Xbalフラグメント(ヒトcDNAのbpH
98−1257と、TAA終止コドンに付随したCD−
4受容体のコード化アミノ酸351−369とからなる
)に結合させた。この配列を、EcoRIおよびX b
a I末端でフランク化し、pUc19ポリリンカーの
EcoRIおよびXbaI末端にてpUc19に挿入し
た。5k791/792は、実質的には以下のとおりで
ある。
qaCCaqaaqqaqqaqqtqcaattgc
tagtqttcggattgactgcCaaCqt
CttCCtCCtCCaCqttaaCqatCaC
aaqCCtaaCtqaCqqttqaqC5sT4
184.DHFRの構成ニブラスミド5T4184、D
HFRを形成するため、pucsT4184のEcoR
I−XbaIフラグメント(351〜369に融合した
アミノ酸(−25)−183をコード化)を、SKBs
CD−4をコード化するEcoRI−XbaIフラグメ
ントの代わりに、psT4.DHFRのEcoRIおよ
びXbal末端に結合しtこ。
sT4106.DHFRの構成ニブラスミド5T410
6、DHFRを形成するため、pucsT4106のE
coRI −Xbal 7ラグメント(351−369
に融合したアミノ酸(−25)−104をコード化)を
、SKBsCD−4をコード化するEcoRI −Xb
a lフラグメントの代わりに、psT4、DHFRの
EcoRIおよびXbaI末端に結合しIこ。
OMPAVlの構成: OMPAVlを形成するため、
プラスミドOMPAST4BbvIを、AH■およびX
balで切断し、CD−4cDNAコーディング部位の
ヌクレオチド371−1257を有する小フラグメント
を欠失させた。プラスミドpst4106.DHF R
を、AflllおよびXbalで切断し、CD−4cD
NA配列のヌクレオチド371−459.・1198−
1257を有する160塩基対フラグメントを単離した
。2つのフラグメントを結合し、シラスミドOMPAV
lを形成させた。
OMPAVIV2の構成:OMPAVIV2を形成する
ため、プラスミドOM P A S T 4 B bv
 1を、5acIおよびXbaIで切断し、CD−4c
DNA配列のヌクレオチド603−1257を有する小
フラグメントを欠失させた。プラスミド5T4184、
DHFRを5aclおよびXbalで切断し、CD−4
cDNA配列のヌクレオチド603−696.1198
−1257を有する164塩基対フラグメントを単離し
た。2つの7ラグメントを結び、プラスミドOMPAV
IV2を形成させに。
実施例2:イー・コリにおけるsCD−4タンパク質の
発現 OMPAVlおよびOMPAVIV2構成を、漂準操作
を用い、不完全なイー・コリλリゾゲン、AR58(c
l 857)およびAR120に形質転換させI;。熱
誘導(ローゼンバーグら、メンッズ・イン・エンサイモ
ロシ+、to l : 123 (1983))または
ナリジクス酸誘導(モットら(Mott、 et al
、) 、プロシーデインダス・オフ・ナショナル・アカ
デミ−・オフ・サイエンシス、ニー・ニス・エイ、82
 : 8L(1985))は、以下のとおりに実施した
熱誘導:細胞系統AR58について、L8200m12
(59μg/−のアンピシリンを含有)を、OMPAS
T4Bbvl、OMPAVIまたはOMPAVIV2プ
ラスミドを含有するAR58細胞のlO−オーバーナイ
ト(0,N、)培養株のうちの7−で接種し、32℃に
おいて振盪インキュベーター中で増殖させた。650n
mでの光学濃度Co−D−ms。)、0.8吸光度単位
にて、55°Cに加温したLB200mllを該培養株
に加え、該フラスコを42℃の振盪インキュベーターに
移した。
解析用に、温度上昇の30.60および90分後、培養
株の試料1rrtlを摂取した。90分での細胞を、氷
水中にて15分間冷却し、ついでJ−6ベツクマン遠心
分離機(カリフォルニア州、フラートン、ベックマン・
インステニルメン) )  ()3 eckmanIn
struments、  FuJIerton、 Ca
1ifornia)を用い、4℃にて15分間、350
0 rpmにてペレット状にした。細胞ペレットを、プ
ロセシングまで一20°Cにて凍結保存した。
ナリジクス酸誘導:細胞系統ARl 20について、L
B400mff(50μg/−のアンピシリンを含有)
を、OMPAST4Bbvl、OMPAVIまたはOM
PAV I V2プラスミドを含有するAR120細胞
の20rnQO,N、培養株のうちの13−で接種し、
振盪インキュベーター中、370Cにて増殖させた。O
,D、、、。、0,4にて、ナリジクス酸(50mg/
mQ) 400μaを該培養株に添加した。該培養株を
振盪インキュベーター中、37℃に維持し、ナリジクス
酸の添加後、13および5時間にて試料l−を摂取した
。5時間での細胞を、氷水中にて15分間冷却し、つい
でJ6ベツクマン遠心分離機を用い、4℃にて15分間
、3500 rpmにてペレット状にした。細胞ペレッ
トをプロセシングまで一20°Cにて凍結保存した。条
件培地をプ・ロセシングまで一20°Cにて凍結保存し
た。
誘導後、細胞を試料1dからペレット化し、ラビットの
ポリクローナル抗体を細菌にて産生した変性形の可溶性
T4に用いるウェスタンプロット法により、短縮してい
ない、突然変異体のsT4タンパク質(SKBsCD−
4、VIJ4およびVIV2J4)の発現について試験
した。適当なサイズのタンパク質が、熱およびナリジク
ス酸の両方で誘導した試料の細胞溶解物において検出し
た。検出レベルは、総タンパク質の1〜5%を示しIこ
条件培地プロセシング:凍結した条件培地を室温にて解
氷し、アリコート30 n+12を摂取し、ベックマン
5W28・スイング・バケント・ローターヲ用い、4°
Cにて1時間、2400 Orpmで遠心分離に付した
。遠心分離後、上澄液をプールし、圧膜濾過により4°
Cにて10〜20倍に濃縮した。
濃縮培地を、ウェスタンブロンド解析(前記ト同じ)、
競合ELrSAおよび免疫沈澱法により、短縮しないS
KBsCD−4、VIJ4またはV1V2J4タンパク
質について検定シタ。
各試料において、適当なサイズのタンパク質を、細胞内
部にて検出されたタンパク質の1〜5%を示すレベル(
0,1〜0 、5 ng/−の非濃縮条件培地)にて、
ウェスタンプロットにより濃縮条件培地にて検出した。
3種のすべてのタンパク質は、競合EL I SA検定
において、0KT4Aと結合した。VIJ4およびVI
V2J4タンパク質をサラに、CD−4に対する一群の
モノクローナル抗体にュージャージー州、ラリタン、オ
ルト)(ortho、 Raritan、 New J
 ersey)との免疫沈澱法により検定した。OMP
AVIにより発現したタンパク質、VIJ411.0K
T4Aおよび0KT4D+、:より免疫沈澱したが、0
KT4.0KT4B、○KT4C1OKT4Eまたは0
KT4Fでは免疫沈澱しなかった。OMPAVIV2に
より発現したタンパク質、VIV2J4は、0KT4以
外のすべての0KT4モノクロ一ナル抗体により免疫沈
澱した。加えて、このタンパク質の0KT4Cに対する
親和性は、他のモノクローナル抗体に対する親和性より
も低い。
細胞ペレットプロセシング:90分時点のOMPAST
4Bbvl/AR58熱誘導からの細胞ペレットを、氷
上で解氷し、緩衝液に対するベレットの割合、1000
 、D 、iso/ m12にて、4°Cの緩衝液(1
00mMトリス−HCff、pH8,0,5mMEDT
Aおよび0.5Mシュークロース)に再懸濁させた。リ
ソチーム(0,05Mトリス−HC12゜pH8におい
てlomg/mQ)を、最終濃度0.2mg/−まで添
加し、懸濁液を氷上にて15分間インキユベーンヨンし
た。等量の氷冷水を加え、懸濁液を氷上にて15分間イ
ンキュベーションした。
PMSF (50mM)を最終濃度1mMまで加え、つ
いでMgcQz(IM)を最終濃度2mMまで加えた。
該細胞懸濁液を、18ゲージ針に3回通し、粘度を減少
させ、ついで4°Cにて10分間、20000xgにて
遠心分離に付した。
遠心分離後、ペレ7)を遠心分離前の容量に等しい容量
の20mMトリス−HCQ、pH8,5mMEDTA、
5mM/7MHに再懸濁させた。該懸濁液を、60秒間
超音波九埋金行い、ついで4°Cにて15分間、200
00xgで遠心分離に付した。
得られたベレットおよび上澄液のウェスタンプロット検
定は、70%のSKBsCD−4タンパク質が上澄液フ
ラクションにあることを示した。該上澄液7ラクシヨン
を、1100000xにて60分間遠心分離に付した。
得られたベレットと上澄液のウェスタンプロット解析は
、〈5%のSKBsCD−4タンパク質が溶液中に残存
することを示した。該上澄液フラクションを、等容量の
40mMMES、pH6,0で希釈し、20mMMES
pH6,0で平衡状態にしたl−のSセファロースにュ
ージャージー州、ビス力タウエイ、ファーマシア)(P
harmacia、 Piscataway、 New
 Jersey)カラム上に加えた。該カラムを、10
m1の20mMMES、pH6,0で洗浄した。結合し
たSKB sCD−4を、20mMMES、pH6,0
,0,5MNaCQで溶出し、1mflづつのフラクシ
ョンを採集した。流出、洗浄および溶出フラクションの
ウェスタンフロノド解析は、<5%のS K B s 
CD4が該カラムに結合し、フラクション2および3に
て溶出したことを示した。
流出、洗浄および溶出フラクションを、競合ELISA
により、機能的SKBsCD−4について検定した。流
出および溶出フラクション2の両方は、0KT4Aと結
合したSKBsCD−4を有した。
免疫法#:濃縮培地(100μa)を、等容量の沈澱緩
衝液(10mMリン酸ナトリウム、pH7。
5、l OOmMNaC: Q、0.1%NP−,40
,0゜5%非脂肪ドライミルク)で希釈し、4°Cにて
15分間、3Fgの、ラビットIgGで予め清掃し、つ
づいて4°Cにて30分間、タンパク質A−セファ0−
ス・ビーズにュージャージー州、ビス力タウェイ、フ7
−マシア)30μQ(パック容ik)を加えた。予め清
掃した上澄液を、5μgの0KT4.4A、4B、4C
,4D、4E、4F、0KT8モノクロ一ナル抗体(オ
ルト・ファーマシューティカル)、マウスIgG(ペン
シルベニア州、マルバーン、クーパー・バイオメディカ
ル)(Cooper Biomedical、 Mal
vern、Penn5ylvania)またはラビット
抗−マウスIgG(クーパー・バイオメディカル)と共
に4°Cにて30分間インキュベーションした。0KT
4.4A’、4C,0KT8、マウスIgGおよびラビ
ット抗−マウスIgGは、4℃にて30分間、タンパク
質入−セファロース・ビーズ20μQ(バック容量)と
のインキュベーションにより沈澱した。0KT4B、4
D14Eおよび4Fは、タンパク質Aセファロース・ビ
ーズの添加前、4℃にて30分間、ラビット抗マウスI
gGIOμgと共にインキュベーションした。沈澱した
後、該ビーズを沈澱緩衝液200μQで2回、NP−4
0および非脂肪ドライミルクを除去した沈澱緩衝液20
0μaで1回洗浄した。洗浄ビーズを、試料緩衝液(1
25mMトリス−HCQ、pH6,8,20%グリセロ
ール、1.4MβME(β−メルカプトエタノール))
20μρ中で5分間煮沸した。煮沸後、上澄液を12.
5%5DS−ポリアクリルアミドゲル上で電気泳動に付
し、前記のようにウェスタンプロットにより検定した。
VIJ4およびVIV2J4タンパク質の両方は、0K
T4Aにより免疫沈澱した。OMPAVlにより発現し
たタンパク質は、0KT4Aおよび0KT4Dにより免
疫沈澱したが、0KT4.0KT4B、0KT4C,0
KT4Eまたは0KT4Fによっては免疫沈澱しなかっ
た。OMPAVIV2により発現したタンパク質は、0
KT4以外のすべての0KT4モノクロ一ナル抗体によ
り免疫沈澱した。加えて、0KT4Cに対するこのタン
パク質の親和性は、他のモノクローナル抗体に対するよ
りも低い。
競合ELISA:マイクロタイター・プレート(mic
rotiter plate)  (バージニア州、マ
ツクレーン、70−・ラボラトリーズ)(FlowLa
boratories、 McLean、 Virgi
nia)を、精製したsCD4を150ng含有するO
61MNaHCOs/Na5CO3(pH9,4)l 
00/’ Q/ウェルで、室温にて一夜コートした。
濃縮した培地または細胞抽出物のアリコート(2,5〜
80μQ)を、100μQの最終容量のウシ血清アルブ
ミン(B S A) 1 mg/−の存在下、室温にて
一夜、OKT4A5ngと共にインキュベーションした
。100μQに満たない試料は、リン酸塩緩衝食塩水(
PBS)で100μQに希釈した。インキュベーション
後、該プレートを洗い流し、PBSで3回リンスし、バ
ット乾燥した。
各ウェル番こ、PBS/Q、5%ゼラチン380μQを
添加した。該プレートを37°Cにて1時間インキュベ
ーションした。
37°Cにてインキュベーションした後、該プレトを洗
い流し、PBSで3回リンスし、バット乾燥した。モノ
クローナル抗体を含有する試料インキュベーション10
0μQを、調製プレートの個々のウェルに加え、37℃
にて5時間インキュベーションした。
インキュベーション後、該プレートを洗い流し、PBS
で5回リンスし、バット乾燥した。バイオチニレート(
biotinylated)ウマ/抗−マウスIgGを
含有する溶液100μQを、各ウェルに加えた。この抗
体調製物は、1滴のウマ/抗−マウスIgG(カリフォ
ルニア州、パーリンガム、ベクター・ラブダ)  (V
ector Labs、 Burlingame。
Ca1ifornia)を、1%ウマ血清を含有するP
BSlO−に加えることにより調製した。該プレートを
37°Cにて30分間インキュベーションした。
インキュベーション後、該プレートを洗い流し、PBS
で5回リンスし、バット乾燥した。ABC複合体(カリ
フォルニア州、バーリンガム、ベクター・ラブダ)10
0μQを、各ウェルに加えた。
ついで、該プレートを、室温にて30分間インキュベー
ションした。
該プレートを再度洗い流し、PBSで5回リンスし、バ
ット乾燥した。p−ニトロフェニルホスフェート混合物
(0,1M炭酸水素ナトリウム、pH9,4、l Om
M MgCQ 2中、21T1g/−のp−ニトロフェ
ニルホスフェート(ミズリー州、セント・ルイス、シグ
マ・ケミカル・コーポレイション(Sigma Che
mical Co、、S L、 L ouis、 M 
1ssouri))■00μQを、各ウェルに加えた。
該プレートを、暗がりにて30分間、37°Cにてイン
キュベーションした。インキュベーション後、該プレー
トを405nmの吸光度にて読み取った。sCD−4の
濃度を、既知量の精製sCD−4と0KT4A抗体との
インキュベーションにより生成する標準曲線に対して測
定した。両方のタンパク質(VIJ4とVIV2J4)
は、この競合ELISAにおいて、0KT4Aモノクロ
一ナル抗体と結合することが判明した。
実施例3 酵母発現ベクターの構成 sCD−4タンパク質の発現について、酵母における発
現ベクターを構成するために用いたプラスミドは、ベー
シック・ハイ・コピー・酵母・シャトルベクターpYS
K102(ローゼンバーグら、ゲネテック・エンジニア
リング(GeneticEngineering) 、
8 : l 51 (1986)をベースとする。かか
るすべてのプラスミドは、酵母TRPI遺伝子の823
塩基対EcoR1−PsLIフラグメント(ランパーお
よびカーボン(T sumperおよびCarbon)
 、ジン(G ene)、lo:157(1980))
を有し、それは選択マーカーを提供し:酵母2−ミクロ
ン・サークルの2.0kbEc。
RI−PsLIフラグメント(ハートレイおよびドナル
ドソン()l art leyおよび Donalds
on) 、ネイチャー、286 : 860 (198
0)を有し、それは酵母の複製源を提供し、pBR32
2の一部(BamHIからPvulIまで欠失した)(
クローニング・ベクターにおいて、ポーウエルス、エン
ガ、バルク(Pouwels、Enger、Valk)
 、Eds、、1985)を倚し、それはpB R32
2のHindllIとBamHI部位の間に挿入された
イー・コリおよび酵母のプロモーター−ターミネータ−
・モジュールの複製および選択を提供する。該プロモー
ターは、pYsK12からのBamHI −EcoRl
フラグメントとして誘導されたCUP lの431塩基
対BamHI −Rsa lフラグメント(バットら(
Butt、 et al、)、プロシーデインダス・オ
フ・ナショナル・アカデミ−・オフ・サイエンシス、ニ
ー・ニス・エイ、81 : 3332 (1984)、
 ローゼンバグら、ゲネテンク・エンジニアリング、8
:151(1986)、ゴーマンら(Gorman、 
et al、)、ジン、48 : 13−(1986)
)であるか、またはプラスミドpYsK18からのBa
mHI −Ec。
RIlフラグメントローゼンバーグら、前掲、ゴーマン
ら、前掲)として誘導された1、1kbTDH3プロモ
一ター配列(ホランドら(Holland。
ec al−) 、ジャーナル・オフ・バイオロジカル
・ケミストリー(J 、 B iol、chem、)、
255 + 2596 (1980)のいずれかである
。該ターミネータ−は、CYCl遺伝子の361塩基対
KpnI −Hlndn[フラグメント(スミスら、セ
ル、16:753(1979)である。該プロモーター
と該CYClフラグメントの間の部位に、以下に示すよ
うな種々の合成配列を挿入することができる。
pYSK147およびpYsK148の構成ニブラスミ
ドpy S K’437 ((、U P Iプロモータ
ー)およびpYSK 138 (TDtL3プロモータ
ー)は、プロモーター配列の3″末端でのEcoRI部
位とターミネータ−配列の5′末端でのKpnI部位の
間に合成オリゴヌクレオチド配列を有する。
この合成配列は、3つの読み取り枠中、翻訳終止コドン
の上流にユニーク制限部位XhoI、NcoIおよび5
alIを有する。合成リンカ−は以下の配列である。
AGGTACC sCD−4配列の塩基124−1257を含有するプラ
スミドpUCsT4のNcol −Sat Iフラグメ
ントを、pYsK137またはpYsK138切断のN
col−Kpnlに挿入し、各々、py S K147
およびpYsK148を得た。
pYsK154およびpYsK155の構成:ユヒキチ
ン融合遺伝子発現用のベクターは、プロモーターとcy
c をターミネータ−の間に、合成酵母ユビキチン遺伝
子に適合したカセツトを有する(エカーら(Ecker
、 et al、)、ジャーナル・オフ・バイオロジカ
ル・ケミストリー、262:3524 (1987))
。ユビキチン配列は、ターミナルAflI[−KpnI
フラグメントが、3″末端にてNcoI制限部位を含有
するオリゴヌクレオチド配列によって置き換えられてい
る以外は、エカーらにより公表されたものと同一である
。所望のsCD−4配列を有するpYsK147のNc
oI −KpnI7ラグメントを、CYClフラグメン
I・の5゛末端にてこのNcoI部位とKpn1部位の
間に挿入し、pYsK154を得た。pYsK154の
sCD  4配列の最初の7アミノーターミナルアミノ
酸に対する配列(リーダーペプチド配列)が欠失したp
YsKI54の誘導体を、pYsK154をKpnlで
開裂し、つづいてイー・コリDNAポリメラーゼ■のフ
レノウ・フラグメント(K lenow fragme
nt)  (pot I K)でフィル・インし、po
lIKで処理したpsT4BBVII)HFRからのK
pnI −Xbals CD −4配列(s CD4の
塩基!45ないし1257)をステイソキイー末端にフ
ィル・イン挿入することにより構成した。このプラスミ
ドを、pYsK15’5と称する。
pYsK159およびpYsK’161の構成:切形s
CD−4配列(塩基124−603)を有するベクター
は、s’CD−4配列の5acl部位(塩基602)に
て、終止コドンを有する合成オリゴヌクレオチドを挿入
することにより構成した。該合成リンカ−(2x標準)
は以下の配列を有する。
この合成配列を、pYsK148およびpYsK154
切断の5aclおよびNarlに挿入し、各々、pY、
5K159およびpYsK161を得た。かくして、p
YsK159のCD、−4DNAは、アミノ酸−9(ア
ラニン)〜15.+(ロイシン)(YVl)に対するコ
ドンを有する。
実施例4 酵母培養におけるsT4の発現 プラスミドDNA (2〜lOμg/−)を用い、トリ
プトファン原栄養体を選択する標準法(シェルマンら(
Sherman et at、) 、メソッド・イン・
イースト・ゲネテンクス(Methods in Ye
astGenetics) 、コールド・スプリング・
ハーバ−1986)を用いて、酵母(サッカロミセス・
セレビシエ)を形質転換した。用いた系統は、系統F7
62 (マタ(MaLa) 、trplΔl、ura3
52)またはPEC1”8B(マタ、proAΔ:: 
URA3、ura3 ” 52、trpl−289、h
is3)であった。選択された被形質転換体の培養株を
、補足物(2%グルコース、20μg/+n+2ウラシ
ル、20μg / m12ヒスチジン)を有する酵母ナ
イトログエン1ベース(Yeast Nitrogen
 Ba5e)(YNB、 ミシガン州、デトロイト、デ
イ7コ(Dirco、 DeLroiL、 Michi
gan) )にて増殖させた。CUPIプロモーターを
用いるプラスミドとしては、1.00マイクロモルでの
硫酸銅が挙げられる。培養株を、後期対数期において遠
心分離により収穫し、洗浄し、崩壊させた。標準的タン
パク質イムノプロット検定により、細胞溶解物をsCD
−4について解析した。
pYsK147およびpY、SK 148を有するニス
・セレビシェにおいて、sCD−4タンパク質、5KB
YsCD−4(アミノ酸−9=36’9 )  を、低
レベル(約Q、5ng/(l以下)にて発現させた。
活性度は、パーティクル・フラクンヨン(partic
ular−e’ fraction)に付随するが、非
イオン性清浄剤で抽出することにより容易に可溶化させ
ることができることが判明した。pYsK154を含有
するニス・セレビシェの培養株における5KBYsCD
−4(アミノ酸−9−369)の量は、約2〜約6mg
/ Q (2x l O’細胞/−)の間にあった。こ
れは、pYsK147およびpYSK148で、すなわ
ち、安定しているユビキチン配列の不在下にて発現させ
たCD−4タンパク質の量に比べて約5倍であった。合
成したsCD4タンパク質の推定サイズは、すべて同一
であり、該タンパク質のユビキチン部がSKBsCD4
から開裂したことを示す。これは、抗体を酵母ユビキチ
ンに用いるイムノブ日ソ1−操作により確認した。
pYsK159およびpYsK161における切形sC
D−4タンパク質(YVI)の発現レベルは、ユビキチ
ン融合として発現したsCD−4タンパク質のレベルと
近似していた。検出したsCD−4ffiは、試験した
各宿主系統において近似していた。
pYsK154を有する系統F762からのSKBsY
CD−4を、S−セファロースカラムを介することによ
り部分的に精製した。10mMトリス緩衝液、pH6,
0,1%ツイーン−20において調製した粗製抽出物を
、30000xgにて遠心分離に付した。上澄液をpH
4,0に調整し、50mM酢酸塩緩衝液で平衡にしたS
−セファロースカラム中に適合させた。試料を、0.5
MNaCQを含をする50mM MES (2(N−モ
ルホリノ)−エタンスルホン酸、l)H6,0) tM
衝液でバッチ溶出した。該溶出液中に存在している5K
BYsCD−4を、イムノプロット検定により確認した
。該物質を、CHO細胞からの精製SKB s CD−
4と0KT4A抗体を用い、酵母誘導のSKBsYCD
−4の構造が、哺乳動物細胞(CHO)誘導の物質の構
造に似ていることを示唆する競合ELISAに基づく検
定により測定した場合、該物質は活性であった。
実施例5 ストレプトミセスベクターの構成 組換え体DNA操作を用い、ヒトCD−4cDNA配列
のセグメントを、ニス・ロンギスポラス・トリプシン・
インヒビター(LT I)遺伝子およびニス・リビダン
スのβ−ガラクトシダーゼ(βgal)遺伝子のングナ
ル配列に融合した。sCD−4ミニ遺伝子をストレプト
ミセス・プラスミドp[J702 (カッツェら、前掲
)およびplJ351 (キーサーら(K 1eser
、 e[al、) 、前掲)に連結し、プラスミドpL
TI : sT4/l、pLTl:sT4/7、pLT
I:VIV2およびpBgal:sT4/7を形成させ
た。該ベクターの構成は以下のとおりであった。
pLTI : sT4/lの構成ニブラスミドpLT1
:sT4/lを、3種の他のプラスミド、pUCsT4
、plJ351およびpLTI450から構成させた。
プラスミドpLTI450の構成は以下のとおりである
pLTf450の構成:LTI遺伝子を有する0、92
kb 5acl−Kpnlフラグメントを、Sac■お
よびKpnIで消化したpUc18に挿入した。
このプラスミド、pLTI520を、Eaglで部分的
に消化し、5alIで全面的に消化し、ついでEagI
および5ail末端を有する合成リンカ−(2X漂準)
に結合した: この結合により得られたプラスミドを、合成リンカ−を
5acl部位から約0.5kbに位置するEagI部位
に挿入するのにスクリーンした。このEagI部位は、
LTI遺伝子の5″末端に関して塩基対86に位置する
。得られたプラスミドは、シグナルペプチドLTIプロ
モーターおよびコーディング配列ならびにシグナルペプ
チド開裂部位を有している。Eaglおよび5alIの
両方の部位を用い、sCD−4ミニ遺伝子をLTIシグ
ナル配列に融合することができる。
pLT I : sT4/lの構成ニブラスミドpLT
[+sT4/1を形成するため、sCD−4コディング
配列を、pUCsT4からの約1 、1 kbBbvI
−PstI7ラグメントにて単離した。このフラグメン
トは、ヒトCD−4cDNA配列の塩基対149〜12
57を有する。プラスミドpUCsT4を、BbvIで
消化し、ついで逆転写酵素で処理し、5″突出末端にフ
ィル・インした。ついで、DNAをPsLlで消化した
。SKBsCD−4をコード化するこの1.1kbBb
vI (RT)−PstIフラグメントを、5alIお
よび逆転写酵素で処理し、つづいjPstI消化を行っ
たpLTI450に結んだ。この結合は、プラスミドp
LT+450sT4/lをもたらした。pLTI:sT
4/l構成における最終段階は、pLTI450sT4
/lに対するストレプトミセス複製機能の挿入を要した
。このことは、plJ351(キーサーら、前掲)をP
stlで消化し、それをpLTI450sT4/l消化
のPstlに結合することにより達成した。
pLTI : sT4/7の構成ニブラスミドpLT1
:sT4/’7を、3種の他のプラスミド、puCsT
4、plJ702およびpLTI450から構成した。
プラスミドpLT I : sT4/7を形成するため
、sCDJコ一デイング配列を、pUCsT4からの約
1.1kbNcol−PsLIフラグメントにて単離し
た。この7ラグメントは、ヒトCD−4cDNA配列の
塩基対124−1257を有する。これらの塩基対を、
前記実施例1に記載したようにATG開始コドンとTA
A終止コドンの間に配列した。開始コドンは、NcoI
認識配列部を組み立てる。このフラグメントを含むsC
D−4コ一デイング配列は、CD=4のリーダー配列か
らの9アミノ酸を有する。pUcsT4をNcofおよ
び逆転写酵素で処理し、つづいてPstlで消化した。
ついで、このフラグメントを、HincUおよびPst
Iで処理したpt、Tzsoで結合した。この結合が、
プラスミドpLTI450sT4/7を付与する。スト
レプトミセス・レプリコンは、プラスミドplJ702
(カツツェら、前掲)により付与された。それを、両方
のプラスミド上のユニークPstI部位を介してpLT
I450sT4/7に挿入し、プラスミドpLTI:s
 T 4 / 7を形成させた。
グラスミドpLTI:VIV2の構成ニブラスミドpL
TI:VIV2を、プラスミドpsT4゜184、pL
TI450およびplJ351から構成した。 0.5
4kb XbaI −EcoRI 7ラグメントを、p
sT4.184から単離した。この7ラグメントをBb
vIおよび逆転写酵素で地理した。BbvI末端は、ヒ
トCD−4cDNA配列の塩基対149に対応する。つ
いで、このプラント−末端フラグメントを5alIおよ
び逆転写酵素で処理したpLTI450に結び、プラス
ミドpLTI450VIV2を形成させた。ストレプト
ミセス複製機能は、pIJ351により付与された。こ
のプラスミドを、plJ351およびpLT1450V
IV2上のユニークPsLI部位を介してrtLTr4
50VIV2にクローンした。得られたプラスミドはp
LTI:■lv2であった。
p7?galsT 4 / 7の構成ニゲラスミドpβ
galsT4/7を、プラスミドpUCsT4、plJ
702およびp3SSXMCPから構成した。p3SS
XMCPは、β−ガラクトシダーゼプロモーターおよび
シグナル配列を含有するpUC9(ヴイエイラおよびメ
ソシング(V 1eiraおよびMessing)、ジ
ン、19 ; 259 (1982))誘導体である。
シグナルペプチド開裂部位に対するコーディング配列の
下流にある26塩基対は、XmnI部位である(ニック
ハードら(Eckhardt、 et al、) 、ジ
ャナル・オフ・バタテリオロジー(J 、Bacter
iol、)、169:4249 (1987))、Ba
mHI認識配列を有する合成リンカ−(マサチューセッ
ツ州、ビバリー、ニュー・イングランド・バイオラブズ
)(New England Biolabs、 Be
verly。
Massachusetts)をこの部位に挿入し、プ
ラスミドp3ssXloを生成した。このベクターをB
amHIおよび逆転写酵素で処理し、つづいてXh。
Iで消化した。このベクターに、逆転写酵素で処理した
NcoI末端を有する7ラグメントを結合し、プラント
末端および5alI部位を形成させた。フィル・インB
amHI部位とフィル・インNcoI部位との結合は、
BamHIおよびNcoI部位の両方を再形成した。得
られたプラスミドはp3SSXMCPであった。pUC
sT4を、Xbalおよび逆転写酵素で処理し、つづい
てNcoIで消化した。ついで、この1.1kb Nc
oI −XbaI (RT)7ラグメントを、5acI
およびT4DNAポリメラーゼIで処理し、つづいてN
coIで消化したp3SSXMCPに挿入した。ストレ
プトミセス複製機能は、両方のプラスミド上のユニーク
BglII部位を介してp3SSXsT4に挿入された
plJ702により付与された。
実施例6 ストレプトミセスにおけるsCD−4ミニ遺伝子の発現 プラスミドpLT I : sT4/L pLT r 
: sT4/7、pLTI:VIV2およびpβgal
:sT4/7を、ニス・リビダンス1326 (ビンら
(B ibb、 et al、) 、前掲)に形質転換
した。加えて、pLTI 二sT4/1XpLTI :
 sT4/7、pLTr:VIV2を、ニス・コエリカ
ラーM124 (ホップウッドら(Hopwood、 
et at、)、ゲネティノク・マニプレーンヨン・オ
フ・ストレプトミセス−Aラボラトリ−・マニュアル(
GeneticManipulation of S 
treptomyces −A  Laborator
y Manual) 、エフークロウニ&サンズ(F 
、 Crowe& S ons) 、 L td、、ノ
ルヴイッチ(Norwich) 、イングランド(E 
ngland)  (1985))、ニス・アルプスJ
1074(チャタ−およびワイルド(Chaterおよ
びWilde) 、ジャーナル・オフ・ジェネラル・マ
イクロバイオロジー(J 、 G en、M 1cro
bio1.)、116:323(1980))およびニ
ス・ロンギスポラスの白色誘導体(ATCC受は入れ番
号2393+)に導入した。すべてのプラスミドを、以
前にトンプソンら、ジャーナル・オフ・バクテリオロジ
ー、15++ 668 (1982)に記載されている
方法を用いて種々の宿主に導入した。被形質転換体を、
形質転換プレートを100μg/−チオストレプトンを
含有する0、4%寒天3m12で上塗りすることにより
選択された。
CD−4ミニ遺伝子を発現するクローンは、チオストレ
プトン−耐性被形質転換体を、5μg/−チオストレプ
トンを加えたトリブチカーゼ・ソイ・ブロス(Lryp
ticase soy broth) l 0−中にて
48〜72時間増殖させることにより同定した。
培養上澄液と細胞溶解物を、12%ポリアクリルアミド
(30:0.8  アクリルアミド:ビス)1%ドデン
ル硫酸ナトリウムゲル上で分離し、ついでニトロセルロ
ースに移した(トウビンら(Towbin、 et a
l、) 、プロシーディング・オフ・ナショナル・アカ
デミ−・オフ・ソサイテー、ニー・ニス・エイ、76:
4350 (1979))。該ニトロセルロース濾過は
、ディーンら、前掲に示したようにラビットsCD−4
−抗血清を用いてプローブした。
pLT[: sT4/i pLTI : sT4/7、
およびpβgal:sT4ニス・リビダンス被形質転換
体はすべて、これらのプラスミドによりコード化された
予想サイズのsCD−4タンパク質である約45kDの
タンパク質を発現した。同様に、pLTr:VIV2ニ
ス・リビダンス被形質転換体は、予想サイズのVIV2
タンパク質である約20kDのタンパク質を発現した。
SKBsCD−48よびV l’V 2 J 4発現を
また、ニス・コエリカラー、ニス・アルプスおよびニス
会ロンギスポラスにおいて試験した。ニス・リビダンス
と同様に、45kD (pLT I : sT4/lお
よびpLTI:s T 4 / 7被形質転換体)およ
び20kD(pLTI・VIV2被形質転換体)のタン
パク質が、他のストレプトミセフ種により発現した。
ニス・リビダンスの培養上澄液および細胞溶解物におい
て存在するSKBsCD−4量は、1〜5mg/Qのレ
ベルで存在した。VIV2J4では、培養上澄液および
細胞溶解物の両方において2〜10 mg/ Qで存在
した。pβgal:sT4  ニス・リビダンス被形質
転換体では、1mg/Iz以下で発現しjこ。
pLT I : sT4/7エス・リビダンス細胞系統
ヲ用イ、SKBsCD−4発現をまた、12f2発酵体
にて試験した。小スケールの発現実験と同様に、細胞は
、5μg / m12チオストレプトンを加えたトリブ
チカーゼ・ソイ・プロスにおいて増殖した。
培養上澄液と細胞溶解物の両方を、接種の7.5.24
.31.5.54および72時間後にて、SKBsCD
−4発現について解析した。最大容量測定発現レベルは
60 mg/ Qであり、接種の24時間後に生じた。
SKBsCD−4は、培養上澄液と完全細胞の間に等し
く分配された。
競合ELISAは、VIV2J4およびSKBsCD−
4を有する部分的に精製された上澄液が0KT4Aと結
合することを示し、これらストレプトミセス誘導のタン
パク質がH[V結合タンパク質であることを示す。
HIV結合タンパク質、VIJ4も同様に、LTIプロ
モーターに結合し、ウェスタン検定により、ニス・リビ
ダンスにおいて発現することが示されている。
上記実施例は、CD−4から誘導されたHIV結合タン
パク質、例えば、本発明の組換え有機体により発現また
は分泌されたSKBsCD−4,5KBYsCD−4、
VIJ4、VIV2J4およびYVIが、sCD−4の
HIV結合機能を有するHIV結合タンパク質であるこ
とを示している。さらに詳しくは、それらは、SKBs
CD4のV1部位のHIV結合ドメインを有している。
特許出願人 スミスクライン・ベックマン・コーポレイ
ション

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)調節因子に機能的にリンクしたHIV結合タンパ
    ク質コーディング配列からなるイー・コリ発現ベクター
    。 (2)HIV結合タンパク質がsCD−4タンパク質ま
    たはsCD−4タンパク質のHIV結合機能を有するそ
    の誘導体である請求項(1)記載のベクター。 (3)HIV結合タンパク質がSKBsCD−4または
    SKBsCD−4のHIV結合機能を有するその誘導体
    である請求項(1)記載のベクター。 (4)HIV結合タンパク質がSKBsCD−4、VI
    J4およびVIV2J4からなる群より選択される請求
    項(3)記載のベクター。 (5)調節因子がプロモーターおよびリーダー配列から
    なる請求項(1)、(2)、(3)または(4)記載の
    いずれか1つのベクター。 (6)リーダー配列がOMPAリーダー配列である請求
    項(5)記載のベクター。 (7)請求項(1)〜(6)記載のいずれか1つのベク
    ターで形質転換されたイー・コリ。 (8)調節因子に機能的にリンクしたHIV結合タンパ
    ク質コーディング配列からなるベクターで形質転換され
    たイー・コリ細胞を培養し、そこからHIV結合タンパ
    ク質を収集することを特徴とするHIV結合タンパク質
    の産生方法。 (9)調節因子に機能的にリンクしたHIV結合タンパ
    ク質コーディング配列からなるストレプトミセス発現ベ
    クター。 (10)HIV結合タンパク質がsCD−4タンパク質
    またはsCD−4タンパク質のHIV結合機能を有する
    その誘導体である請求項(9)記載のベクター。 (11)HIV結合タンパク質がSKBsCD−4また
    はSKBsCD−4のHIV結合機能を有するその誘導
    体である請求項(9)記載のベクター。 (12)HIV結合タンパク質がSKBsCD−4、V
    IJ4およびVIV2J4からなる群より選択される請
    求項(11)記載のベクター。 (13)調節因子がプロモーターおよびリーダー配列か
    らなる請求項(9)、(10)、(11)または(12
    )記載のいずれか1つのベクター。 (14)調節因子がロンギスポラス・トリプシン・イン
    ヒビターのプロモーターおよびリーダー配列またはスト
    レプトミセスβ−ガラクトシダーゼのプロモーターおよ
    びリーダー配列である請求項(13)記載のベクター。 (15)請求項(9)〜(12)記載のいずれか1つの
    ベクターで形質転換されたストレプトミセス。 (16)請求項(13)記載のベクターで形質転換され
    たストレプトミセス。 (17)請求項(14)記載のベクターで形質転換され
    たストレプトミセス。 (18)ストレプトミセス・リビダンスである請求項(
    14)記載のストレプトミセス。(19)ストレプトミ
    セス・コエリカラー、ストレプトミセス・ロンギスポラ
    ス、ストレプトミセス・リビダンスまたはストレプトミ
    セス・アルブスである請求項(13)記載のストレプト
    ミセス。 (20)調節因子に機能的にリンクしたHIV結合タン
    パク質コーディング配列からなるベクターで形質転換さ
    れたストレプトミセス細胞を培養し、そこからHIV結
    合タンパク質を収集することを特徴とするHIV結合タ
    ンパク質の産生方法。 (21)調節因子に機能的にリンクしたHIV結合タン
    パク質コーディング配列からなる酵母発現ベクター。 (22)サッカロミセス・セレビシエベクターであり、
    HIV結合タンパク質がsCD−4タンパク質またはs
    CD−4タンパク質のHIV結合機能を有するその誘導
    体である請求項(21)記載のベクター。 (23)サッカロミセス・セレビシエベクターであり、
    HIV結合タンパク質がSKBsCD−4またはSKB
    sCD−4のHIV結合機能を有するその誘導体である
    請求項(21)記載のベクター。 (24)HIV結合タンパク質がSKBsYCD−4お
    よびYVIからなる群より選択される請求項(23)記
    載のベクター。 (25)調節因子がプロモーターおよびリーダー配列か
    らなる請求項(21)、(22)、(23)または(2
    4)記載のいずれか1つのベクター。 (26)HIV結合タンパク質コーディング配列が、そ
    の5’末端にて、HIV結合タンパク質の発現を安定化
    させるコーディング配列の3’末端に融合する請求項(
    21)、(22)、(23)または(24)記載のいず
    れか1つのベクター。 (27)発現を安定化させるコーディング配列が酵母・
    ユビキチン用のコーディング配列である請求項(26)
    記載のベクター。 (28)調節因子がCUP1プロモーターまたはTDH
    3プロモーターである請求項(27)記載のベクター。 (29)請求項(21)〜(24)記載のいずれか1つ
    のベクターで形質転換された酵母。 (30)請求項(26)記載のベクターで形質転換され
    た酵母。 (31)請求項(27)記載のベクターで形質転換され
    たサッカロミセス・セレビシエ。(32)請求項(28
    )記載のベクターで形質転換されたサッカロミセス・セ
    レビシエ。(33)調節因子に機能的にリンクしたHI
    V結合タンパク質コーディング配列からなるベクターで
    形質転換された酵母細胞を培養し、そこからHIV結合
    タンパク質を収集することを特徴とするHIV結合タン
    パク質の産生方法。 (34)sCD−4タンパク質またはsCD−4タンパ
    ク質のHIV結合機能を有するその誘導体であり、組換
    え体イー・コリにおいて産生されるHIV結合タンパク
    質。 (35)sCD−4タンパク質またはsCD−4タンパ
    ク質のHIV結合機能を有するその誘導体であり、組換
    え体酵母細胞において産生されるHIV結合タンパク質
    。 (36)sCD−4タンパク質またはsCD−4タンパ
    ク質のHIV結合機能を有するその誘導体であり、組換
    え体ストレプトミセスにおいて産生されるHIV結合タ
    ンパク質。(37)調節因子に機能的にリンクしたDN
    Aコーディング配列からなり、該DNAコーディング配
    列が、XがOMPAリーダー配列およびYが異種構造の
    タンパク質であるタンパク質X−Yに対してコード化す
    ることを特徴とするイー・コリにおける輸送タンパク質
    を発現するイー・コリ発現ベクター。
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