JPH0253224B2 - - Google Patents
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- JPH0253224B2 JPH0253224B2 JP26948984A JP26948984A JPH0253224B2 JP H0253224 B2 JPH0253224 B2 JP H0253224B2 JP 26948984 A JP26948984 A JP 26948984A JP 26948984 A JP26948984 A JP 26948984A JP H0253224 B2 JPH0253224 B2 JP H0253224B2
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Links
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
(産業上の利用分野)
この発明は合成樹脂、金属、木材その他の各種
材料よりなる自動車内装品、屋内装置品等の各種
基材の表面に軟質弾性材層を設け、該軟質弾性材
層の表面にパイルを植毛してなる植毛製品に関す
るものである。
材料よりなる自動車内装品、屋内装置品等の各種
基材の表面に軟質弾性材層を設け、該軟質弾性材
層の表面にパイルを植毛してなる植毛製品に関す
るものである。
(従来の技術)
従来、この種の植毛製品は単一色に着色したパ
イルが表面に植毛されているが、表面が均一であ
つて外観が変化に乏しい画一的なものとなり、面
白味に欠けることがあつた。
イルが表面に植毛されているが、表面が均一であ
つて外観が変化に乏しい画一的なものとなり、面
白味に欠けることがあつた。
また、この製品は外観上はソフトに見えるが実
際触れた感触は固く高級感を欠くものとなつてい
た。
際触れた感触は固く高級感を欠くものとなつてい
た。
(発明が解決しようとする問題点)
従つて、本発明は色彩が単調で面白味に欠け、
また、手触り感も外観上見えるソフト感と較べて
落ちるという問題点を解決しようとするものであ
る。
また、手触り感も外観上見えるソフト感と較べて
落ちるという問題点を解決しようとするものであ
る。
発明の構成
(問題点を解決するための手段)
本発明は上述した問題点を解決するため、基材
の表面に軟質弾性材層が設けられ、該軟質弾性材
層の少なくとも一部に該軟質弾性材層を貫通する
貫通孔が透設されるとともに、該軟質弾性材層の
表面には静電植毛がされている構成を採つてい
る。
の表面に軟質弾性材層が設けられ、該軟質弾性材
層の少なくとも一部に該軟質弾性材層を貫通する
貫通孔が透設されるとともに、該軟質弾性材層の
表面には静電植毛がされている構成を採つてい
る。
(作用)
従つて、本発明の植毛製品は軟質弾性材層に貫
通孔を設けたため、製品表面に配設される植毛パ
イルが貫通孔内部に入り、孔部分が密となり、さ
らに孔部分でパイル表面がくぼみとなるので植毛
層に粗密の関係及び凹凸の関係から濃淡のあわい
模様が浮かび上がるとともに、軟質弾性材層によ
り手触り感も高級感のあるソフトなものとなる作
用を奏する。
通孔を設けたため、製品表面に配設される植毛パ
イルが貫通孔内部に入り、孔部分が密となり、さ
らに孔部分でパイル表面がくぼみとなるので植毛
層に粗密の関係及び凹凸の関係から濃淡のあわい
模様が浮かび上がるとともに、軟質弾性材層によ
り手触り感も高級感のあるソフトなものとなる作
用を奏する。
(第一実施例)
以下、この発明を自動車の内装材の一つである
センターピラー内装材に具体化した第一実施例を
第1〜8図に従つて説明する。
センターピラー内装材に具体化した第一実施例を
第1〜8図に従つて説明する。
ABS樹脂を射出成形してなる基材1の表面に
はポリエステル繊維糸よりなる平織布2が接合さ
れている。この平織布2と基材1との境界面部分
は射出成形時の熱によりABS樹脂が糸の一部を
溶かしてこれと融合している。
はポリエステル繊維糸よりなる平織布2が接合さ
れている。この平織布2と基材1との境界面部分
は射出成形時の熱によりABS樹脂が糸の一部を
溶かしてこれと融合している。
前記平織布2の表面にはウレタン樹脂を発泡さ
せてなる軟質発泡シート4が軟質弾性材層として
熱溶着されている。同シート4表面全体には複数
の孔5が格子状に配列するように透設されてお
り、表面部分ほど孔径が大きく、裏面部分に行く
ほど小さくなるようにテーパ状に形成されてい
る。本実施例において、この孔5は表面部分にお
いて0.7mmの直径に形成され、孔ピツチ間は2.5mm
となつている。
せてなる軟質発泡シート4が軟質弾性材層として
熱溶着されている。同シート4表面全体には複数
の孔5が格子状に配列するように透設されてお
り、表面部分ほど孔径が大きく、裏面部分に行く
ほど小さくなるようにテーパ状に形成されてい
る。本実施例において、この孔5は表面部分にお
いて0.7mmの直径に形成され、孔ピツチ間は2.5mm
となつている。
前記軟質発泡シート4の表面には植毛用接着剤
層7が塗布形成されており、同植毛用接着剤層7
の表面には静電植毛されたストレートタイプのパ
イル8が接着されている。同パイル8はナイロン
よりなるフアイバが用いられており、基材1の裏
面縁部にまで回り込んで植毛されて軟質発泡シー
ト4及び平織布2の切断端部を外部から見えない
ように隠している。また、本実施例において、こ
のパイル8の繊維長は1.2mm、繊度は3デニール
とした。但し、前記繊度は1.5〜5デニールぐら
いまでの範囲が可能である。
層7が塗布形成されており、同植毛用接着剤層7
の表面には静電植毛されたストレートタイプのパ
イル8が接着されている。同パイル8はナイロン
よりなるフアイバが用いられており、基材1の裏
面縁部にまで回り込んで植毛されて軟質発泡シー
ト4及び平織布2の切断端部を外部から見えない
ように隠している。また、本実施例において、こ
のパイル8の繊維長は1.2mm、繊度は3デニール
とした。但し、前記繊度は1.5〜5デニールぐら
いまでの範囲が可能である。
また、このパイル8は静電植毛により軟質発泡
シート4全体に植毛されることとなるが、同発泡
シート4には孔5が透設されているため、必然的
にその孔5の内壁にも植毛されようとする。従つ
て、植毛されたパイル8の前記内壁部分における
断面形状は第3図または第4図に示すようにな
る。つまり、孔5の内壁の斜面に対して直角にパ
イル8が植毛されようとするため、パイル8が斜
めに付き、その部分のパイル8が密となつて濃く
現れたり、孔5部分だけ他の部分よりも表面側に
でるパイル8の長さが短くなつてくぼむため暗く
見え、全体としてこの粗密の関係及び凹凸の関係
から濃淡が付いたように見える。さらに、前記孔
5がテーパ状に形成されているため、孔5部にか
かつてからパイル8の長さが徐々に変わり、境目
がぼやけるようにでてくる。そのうえ、前記孔5
が格子状に配列されているため、全体として淡い
チエツク模様に見える。
シート4全体に植毛されることとなるが、同発泡
シート4には孔5が透設されているため、必然的
にその孔5の内壁にも植毛されようとする。従つ
て、植毛されたパイル8の前記内壁部分における
断面形状は第3図または第4図に示すようにな
る。つまり、孔5の内壁の斜面に対して直角にパ
イル8が植毛されようとするため、パイル8が斜
めに付き、その部分のパイル8が密となつて濃く
現れたり、孔5部分だけ他の部分よりも表面側に
でるパイル8の長さが短くなつてくぼむため暗く
見え、全体としてこの粗密の関係及び凹凸の関係
から濃淡が付いたように見える。さらに、前記孔
5がテーパ状に形成されているため、孔5部にか
かつてからパイル8の長さが徐々に変わり、境目
がぼやけるようにでてくる。そのうえ、前記孔5
が格子状に配列されているため、全体として淡い
チエツク模様に見える。
次に、本実施例のセンターピラー内装材の製造
方法を第5〜8図に従つて説明する。
方法を第5〜8図に従つて説明する。
まず、軟質発泡シート4全体に所定間隔をおい
た孔5を透設する。この方法は第6図に示すよう
に複数の針11が取着され、150℃程度に加熱さ
れたたローラ12上に前記発泡シート4を配置
し、ローラ12を回転させて同シート4に孔5を
透設する。このとき、孔5は貫通孔なので孔5に
おける軸方向の軟質発泡シート4の弾性回復力は
なく、また、孔5の半径方向は針11が加熱され
ているので軟質発泡シート4が孔形状に付形さ
れ、軟質発泡シート4は孔5をつぶすような弾性
回復力が働かない。従つて、簡単に孔5を透設す
ることができる。また、この針11は根元に行く
に従い針径が大きくなるように形成されているた
め、軟質発泡シート4にはテーパ状の孔5が透設
されることとなる。さらに、前記ローラ12と軟
質発泡シート4との配設間隔を代えることにより
孔径を変更することもできる。
た孔5を透設する。この方法は第6図に示すよう
に複数の針11が取着され、150℃程度に加熱さ
れたたローラ12上に前記発泡シート4を配置
し、ローラ12を回転させて同シート4に孔5を
透設する。このとき、孔5は貫通孔なので孔5に
おける軸方向の軟質発泡シート4の弾性回復力は
なく、また、孔5の半径方向は針11が加熱され
ているので軟質発泡シート4が孔形状に付形さ
れ、軟質発泡シート4は孔5をつぶすような弾性
回復力が働かない。従つて、簡単に孔5を透設す
ることができる。また、この針11は根元に行く
に従い針径が大きくなるように形成されているた
め、軟質発泡シート4にはテーパ状の孔5が透設
されることとなる。さらに、前記ローラ12と軟
質発泡シート4との配設間隔を代えることにより
孔径を変更することもできる。
なお、前記あわいチエツク模様を現出するため
に軟質弾性材層に貫通孔ではなく凹部を設けるこ
とが考えられるが、軟質断熱材に凹部を形成する
ことは難しく、例えば、前記のような加熱ローラ
を使つた場合、単純に回転させていくだけでは軟
質弾性材の性質によつて小さな凹部は元の平面状
に復元されてしまう。従つて、同じ加熱ローラで
小さな凹部を形成するには軟質弾性材との接触時
間を増やして熱により確実に賦形させて形成する
か、加熱温度を上げることとなるが、接触時間を
増やすとそのまま製造時間の延長につながり、加
熱温度を上げ過ぎると軟質弾性材が溶融状態とな
り、ローラの凸部が移動した後は表面張力によつ
て元の平面状態になり凹部が形成できなくなり加
熱温度の温度調整が難しい。
に軟質弾性材層に貫通孔ではなく凹部を設けるこ
とが考えられるが、軟質断熱材に凹部を形成する
ことは難しく、例えば、前記のような加熱ローラ
を使つた場合、単純に回転させていくだけでは軟
質弾性材の性質によつて小さな凹部は元の平面状
に復元されてしまう。従つて、同じ加熱ローラで
小さな凹部を形成するには軟質弾性材との接触時
間を増やして熱により確実に賦形させて形成する
か、加熱温度を上げることとなるが、接触時間を
増やすとそのまま製造時間の延長につながり、加
熱温度を上げ過ぎると軟質弾性材が溶融状態とな
り、ローラの凸部が移動した後は表面張力によつ
て元の平面状態になり凹部が形成できなくなり加
熱温度の温度調整が難しい。
いずれにしても軟質弾性材に凹部を形成するこ
とは難しく、貫通孔を設けることにより、簡単に
軟質弾性材表面に凹部を形成することができる。
とは難しく、貫通孔を設けることにより、簡単に
軟質弾性材表面に凹部を形成することができる。
ついで、この軟質発泡シート4の裏面部(孔径
が小さい方の面を言う)をバーナーにて加熱して
一部溶融させ、図示しないローラで挟みながら平
織布2を熱溶着する。次に、この布2付軟質発泡
シート4を内装材の形状に対応するように真空成
形によつてプリフオームする。このとき、前記発
泡シート4に透設された孔5はその孔径が裏面に
行くに従つて小さくなるため、真空成形時の加熱
工程において裏面端末部分で融着して孔5が閉じ
る。従つて、孔5の開いた軟質発泡シート4にも
かかわらず真空成形が可能となる。
が小さい方の面を言う)をバーナーにて加熱して
一部溶融させ、図示しないローラで挟みながら平
織布2を熱溶着する。次に、この布2付軟質発泡
シート4を内装材の形状に対応するように真空成
形によつてプリフオームする。このとき、前記発
泡シート4に透設された孔5はその孔径が裏面に
行くに従つて小さくなるため、真空成形時の加熱
工程において裏面端末部分で融着して孔5が閉じ
る。従つて、孔5の開いた軟質発泡シート4にも
かかわらず真空成形が可能となる。
この軟質発泡シート4を第7図に示すように軟
質発泡シート4が型面側となるように射出成形装
置の可動型14にセツトする。続いて、第8図に
示すように可動型14及び固定型15を型合わせ
し、溶融したABS樹脂を射出成形すれば、軟質
発泡シート4及び平織布2が射出圧力によつて可
動型14の型面に押し付けられると同時に、平織
布2の裏面に基材1が一体成形される。
質発泡シート4が型面側となるように射出成形装
置の可動型14にセツトする。続いて、第8図に
示すように可動型14及び固定型15を型合わせ
し、溶融したABS樹脂を射出成形すれば、軟質
発泡シート4及び平織布2が射出圧力によつて可
動型14の型面に押し付けられると同時に、平織
布2の裏面に基材1が一体成形される。
この成形品を金型から取り出すとともに、不用
部分を切断する。ついで、この成形品の軟質発泡
シート4表面に植毛用接着剤層7を塗布形成し、
図示しない静電植毛装置内に配置して静電植毛を
行う。すると、軟質発泡シート4表面にパイル8
が植毛されたセンターピラー内装材が製造され
る。
部分を切断する。ついで、この成形品の軟質発泡
シート4表面に植毛用接着剤層7を塗布形成し、
図示しない静電植毛装置内に配置して静電植毛を
行う。すると、軟質発泡シート4表面にパイル8
が植毛されたセンターピラー内装材が製造され
る。
以上のように本実施例においては、軟質発泡シ
ート4に貫通孔5を設け、格子状に配列したので
簡単に表面に濃淡のあわいチエツク模様を有する
植毛パイル8を設けることができ、この植毛パイ
ル8と、その裏面の軟質発泡シート4によつて外
観上ソフトに見えるばかりでなく、手触り感をも
ソフトにすることができる。従つて、成形品全体
の高級感を増すことができる。
ート4に貫通孔5を設け、格子状に配列したので
簡単に表面に濃淡のあわいチエツク模様を有する
植毛パイル8を設けることができ、この植毛パイ
ル8と、その裏面の軟質発泡シート4によつて外
観上ソフトに見えるばかりでなく、手触り感をも
ソフトにすることができる。従つて、成形品全体
の高級感を増すことができる。
また、射出成形時においてABS樹脂の熱を平
織布2が遮断するため、軟質発泡シート4の融解
及び損傷が防止される。さらに、平織布2は基材
1に対して機械的なアンカー効果や融合で強固に
接合されているため、軟質発泡シート4及び平織
布2に多少の外力が加わつても剥離したり、破損
したりすることがない。
織布2が遮断するため、軟質発泡シート4の融解
及び損傷が防止される。さらに、平織布2は基材
1に対して機械的なアンカー効果や融合で強固に
接合されているため、軟質発泡シート4及び平織
布2に多少の外力が加わつても剥離したり、破損
したりすることがない。
また、平織布2付の軟質発泡シート4は基材1
に対して、射出成形と同時に接合されるので、工
程が少なく、コストも低減できる。
に対して、射出成形と同時に接合されるので、工
程が少なく、コストも低減できる。
(第二実施例)
次に、この発明の第二実施例を第9図に従つて
説明する。
説明する。
この実施例は合成樹脂製の基材1に代えて、屋
内装置品等に用いられるベニア板17を用いた点
についてのみ前記第一実施例と相違している。ま
た、ベニア板17と軟質発泡シート4との間には
両者を接着する接着剤層18が介在している。
内装置品等に用いられるベニア板17を用いた点
についてのみ前記第一実施例と相違している。ま
た、ベニア板17と軟質発泡シート4との間には
両者を接着する接着剤層18が介在している。
従つて、この実施例も第一実施例と同様の作用
効果を奏する。
効果を奏する。
なお、この発明は前記各実施例に限定されるも
のではなく、例えば、次のように具体化すること
も可能である。
のではなく、例えば、次のように具体化すること
も可能である。
(1) 前記パイル8は本実施例のストレートタイプ
の外、第10図に示すようなカールタイプ2
1、あるいは第11図に示すようなクリンプタ
イプ22のものを使用しても良い。上記タイプ
のパイルを用いると軟質発泡シート4に植毛さ
れるパイル8が粗になつて基材1の色が見える
こととなり、表面のチエツク模様とあいまつて
面白い外観を得ることができる。さらに、パイ
ル8の長さ、繊度も本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において自由に変更しても良い。
の外、第10図に示すようなカールタイプ2
1、あるいは第11図に示すようなクリンプタ
イプ22のものを使用しても良い。上記タイプ
のパイルを用いると軟質発泡シート4に植毛さ
れるパイル8が粗になつて基材1の色が見える
こととなり、表面のチエツク模様とあいまつて
面白い外観を得ることができる。さらに、パイ
ル8の長さ、繊度も本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において自由に変更しても良い。
(2) 前記軟質弾性材層は本実施例のウレタン樹脂
の軟質発泡シート4の外、ポリエチレン
(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン
(PS)、ポリ塩化ビニール(PVC)等の合成樹
脂の発泡シートや、天然ゴム、クロロプレンゴ
ム(CR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、
ニトリルゴム(NBR)等のゴム製のシートを
用いても良い。
の軟質発泡シート4の外、ポリエチレン
(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン
(PS)、ポリ塩化ビニール(PVC)等の合成樹
脂の発泡シートや、天然ゴム、クロロプレンゴ
ム(CR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、
ニトリルゴム(NBR)等のゴム製のシートを
用いても良い。
(3) 前記孔5の配列は本実施例の格子状配列の
外、ジグザグ配列、斜め配列等色々な配列にす
ることができる。また、成形品の一部分のみに
透設することによつて文字、絵等の模様をだす
こともできる。さらに、孔を一定径の貫通孔と
しても良い。
外、ジグザグ配列、斜め配列等色々な配列にす
ることができる。また、成形品の一部分のみに
透設することによつて文字、絵等の模様をだす
こともできる。さらに、孔を一定径の貫通孔と
しても良い。
(4) 平織布2と基材1との接合方法は本実施例の
射出成形、接着の外、ブロー成形、RIM成形
等を用いることにより接合することができる。
射出成形、接着の外、ブロー成形、RIM成形
等を用いることにより接合することができる。
(5) 前記基材は本実施例のABS樹脂、ベニア板
の外、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン
(PE)等の合成樹脂や金属板等のその他の材料
を用いても良い。
の外、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン
(PE)等の合成樹脂や金属板等のその他の材料
を用いても良い。
(6) 前記孔径5は本実施例に限定されるものでは
なくパイル8の長さ、繊度、孔ピツチの組み合
わせによつて任意に変更しても良い。
なくパイル8の長さ、繊度、孔ピツチの組み合
わせによつて任意に変更しても良い。
(7) この発明は前記センターピラー内装材の外、
自動車のドアの内張り、天井材、インストルメ
ントパネル、家具、建具、金属製棚板、リノリ
ユーム製壁板、合成樹脂製タイル等の植毛製品
として具体化することができる。
自動車のドアの内張り、天井材、インストルメ
ントパネル、家具、建具、金属製棚板、リノリ
ユーム製壁板、合成樹脂製タイル等の植毛製品
として具体化することができる。
発明の効果
以上詳述したように、この発明では軟質断熱材
層に貫通孔を設けたことにより、簡単に軟質弾性
材層表面に凹部を設けることができ、この軟質弾
性材層表面に植毛を施し、孔部分で植毛パイルが
密となり全体の植毛パイルの粗密の関係及び植毛
パイルの表面の凹凸の関係から成形品表面に濃淡
によるあわい模様を付けることが可能となり、ソ
フトトーンの優れた美観を呈するとともに、植毛
パイル及び軟質弾性材層の押圧による手触り感に
も優れた高級感のある植毛製品を得ることができ
る。
層に貫通孔を設けたことにより、簡単に軟質弾性
材層表面に凹部を設けることができ、この軟質弾
性材層表面に植毛を施し、孔部分で植毛パイルが
密となり全体の植毛パイルの粗密の関係及び植毛
パイルの表面の凹凸の関係から成形品表面に濃淡
によるあわい模様を付けることが可能となり、ソ
フトトーンの優れた美観を呈するとともに、植毛
パイル及び軟質弾性材層の押圧による手触り感に
も優れた高級感のある植毛製品を得ることができ
る。
第1図はこの発明を自動車の内装材のとしての
センターピラー内装材に具体化した第一実施例を
示す斜視図、第2図は同じく第1図のA−A′拡
大断面図、第3図は同じく第2図の要部拡大断面
図、第4図も同じく第2図の要部拡大断面図、第
5図は孔が透設された軟質発泡シートを示す斜視
図、第6図は軟質発泡シートに孔を開ける工程を
示す部分断面図、第7図は平織布付の発泡シート
を射出成形用金型の型面にセツトした状態を示す
断面図、第8図は第7図の金型を型締して溶融樹
脂を射出した状態を示す断面図、第9図は本発明
の第二実施例を示す断面図、第10図は本発明の
別例を示す部分拡大断面図、第11図は同じく別
例を示す部分拡大断面図である。 基材;1、軟質発泡シート;4、貫通孔;5。
センターピラー内装材に具体化した第一実施例を
示す斜視図、第2図は同じく第1図のA−A′拡
大断面図、第3図は同じく第2図の要部拡大断面
図、第4図も同じく第2図の要部拡大断面図、第
5図は孔が透設された軟質発泡シートを示す斜視
図、第6図は軟質発泡シートに孔を開ける工程を
示す部分断面図、第7図は平織布付の発泡シート
を射出成形用金型の型面にセツトした状態を示す
断面図、第8図は第7図の金型を型締して溶融樹
脂を射出した状態を示す断面図、第9図は本発明
の第二実施例を示す断面図、第10図は本発明の
別例を示す部分拡大断面図、第11図は同じく別
例を示す部分拡大断面図である。 基材;1、軟質発泡シート;4、貫通孔;5。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基材1の表面に軟質弾性材層4が設けられ、
該軟質弾性材層4の少なくとも一部には該軟質弾
性材層4を貫通する貫通孔5が透設されるととも
に、該軟質弾性材層4の表面には静電植毛がされ
ていることを特徴とする植毛製品。 2 前記軟質弾性材層4はウレタン樹脂の軟質発
泡シートを用いたことを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載の植毛製品。 3 前記貫通孔5は基材1側に向かつて直径が絞
られていることを特徴とする特許請求の範囲第1
項に記載の植毛製品。 4 前記基材1は軟質弾性材層4に対して布2を
介して射出成形にて接合されていることを特徴と
する特許請求の範囲第1項に記載の植毛製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26948984A JPS61146531A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 植毛製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26948984A JPS61146531A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 植毛製品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61146531A JPS61146531A (ja) | 1986-07-04 |
JPH0253224B2 true JPH0253224B2 (ja) | 1990-11-16 |
Family
ID=17473151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26948984A Granted JPS61146531A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 植毛製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61146531A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0633315U (ja) * | 1992-10-01 | 1994-04-28 | プラザ建設株式会社 | 平形絶縁電線 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111032313A (zh) * | 2017-09-06 | 2020-04-17 | 电化株式会社 | 具有毛状体的树脂片及其成型品 |
-
1984
- 1984-12-20 JP JP26948984A patent/JPS61146531A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0633315U (ja) * | 1992-10-01 | 1994-04-28 | プラザ建設株式会社 | 平形絶縁電線 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61146531A (ja) | 1986-07-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |