JPH0244789Y2 - - Google Patents

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JPH0244789Y2
JPH0244789Y2 JP1983199386U JP19938683U JPH0244789Y2 JP H0244789 Y2 JPH0244789 Y2 JP H0244789Y2 JP 1983199386 U JP1983199386 U JP 1983199386U JP 19938683 U JP19938683 U JP 19938683U JP H0244789 Y2 JPH0244789 Y2 JP H0244789Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、パチンコ機の前面枠を開閉可能に
支えるヒンジ機構の改良に関する。
〈従来の技術〉 従来からパチンコ機の前面枠を開閉可能に支え
るヒンジ機構としては種々のものが提案されてい
る。
例えば、実公昭53−22065号公報や実開昭51−
13883号公報によれば、機枠に上下の固定金具を、
前面枠に上下の可動金具を夫々木ネジで止着し、
両金具の一方に軸を、他方にこの軸を回転可能に
支承する軸受を設け、上下の軸を中心に前面枠を
機枠前面に開閉可能に支えるヒンジ機構が公知で
ある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、従来のヒンジ機構では、各金具を木製
の機枠や前面枠に単に木ネジで止着しているだけ
で、各金具の取付け強度が低かつた。
また、元来、機枠は、経年変化の大きい木材を
切削して作られるものであるから、その木材の原
木により品質が違つてくる。そして、機枠の前側
には前面枠が位置して遊技者からは見えない理由
により、この機枠には比較的安価な木材が使用さ
れている。このため、機枠の外面は粗面であると
共にささくれていることが多い。従つて、安価な
木材からなる機枠であつても、充分な強度を有
し、使用に耐え得るヒンジ機構が切望されてい
る。
因に、前面枠の裏側には貯留タンクや賞球の排
出機構等を有する機構板や、モータ等が組込まれ
変動入賞装置を有する遊技盤を、また、前面側に
は前面ガラスを装着したガラス枠や、上部受皿及
び下部受皿、並びに大型モータを使用した電動打
球発射装置等を夫々組付けているので、開閉時の
ヒンジ機構に掛かる重量が非常に大きなものとな
つている。
また、近時の可変表示装置付きパチンコ機等に
あつては、遊技中に特定の賞態様が発生すると、
変動入賞装置が比較的長時間開動して短時間で多
量の賞球が得られる。このため、これ等のパチン
コ機では、貯留タンクや上部受皿及び下部受皿の
容量が拡大され、個々のパチンコ機が保有する球
の数も格段に増加し、前面枠全体の重量が一層重
くなるばかりでなく、球の流動に伴なう重量バラ
ンスも大きく変化する。
このため、ヒンジ機構の各金具に対する重量負
担が著しく増加し、従来のものゝ様に各金具を木
ネジで止着したゞけでは、前面枠の開閉の繰り返
しにより木ネジに緩みなどが生じ、金具の回動中
心がズレてしまい前面枠の開閉が困難となつた
り、前面枠を適正位置に係止できなくなる。例え
ば、木ネジの緩みによりヒンジ機構がガタ付き、
前面枠を閉じた際に施錠装置が正常に作動しなく
なつたり、前面枠と機枠との間に不要な隙間を生
じ、この隙間からピアノ線等を差し込まれ、入賞
球がないのに賞球排出を強制的に行ない賞球を抜
き取る等の不正遊技が行なわれるおそれがある。
更に、機枠や前面枠を構成する木材特有の経年
変化に加え、最近では店内の空調設備が整備さ
れ、開店中と閉店中との温度差や湿度差が著し
く、この機枠や前面枠を構成する木材に歪や反り
が生じ易く、このため各金具を止め付けている木
ネジが一層緩み易い。
従つて、上記の欠点、不都合を解決するべく、
現状における木材の弱点を充分カバーできるヒン
ジ機構が要望されていたのである。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本考案は、上横材aと下横材b及び左右
の縦材c,dとを枠状に組付け、その前面下方を
補強部材2aで塞ぎ、この補強部材により下横材
と左右の縦材との枠組を補強して成る機枠2に、
ヒンジ機構4を介して前面枠3を一側で開閉可能
に蝶着したパチンコ機であつて、上記機枠は、蝶
着側上方である上横材と左縦材とを接合する接合
部分に外面より所定寸法の低い面に切込んだ切込
部2dを形成すると共に、この切込部の上部隅部
の角を面取りしてなる接合角部を形成して成り、
上記ヒンジ機構は、機枠の蝶着側の上記上部隅部
の接合角部に沿つて固定される上部固定金具19
と、蝶着側の内側隅部に固定される下部固定金具
27と、この両固定金具に回転可能に軸支され、
前面枠の蝶着側の上下隅部に固定される上部可動
金具20と下部可動金具28とを備えて成り、上
記上部固定金具19は、機枠の上横材と左縦材の
外面に夫々当接すると共に、該上横材と左縦材と
の接合部外面を覆うように略L字状に屈曲した水
平面21と垂直面22とを有し、この上部固定金
具19を、機枠の外側から上部隅部の外面に形成
した上記切込部2d内に位置させると共に、機枠
の内側からは屈曲部42aを有する補強板42を
臨ませ、上横材と左縦材と補強板とを貫通する固
定具38,39,40で、上部固定金具と機枠と
補強板とを一連に止着し、上記下部固定金具27
は、機枠の縦材の内側面に当接する機枠取付面2
9と、前記補強部材に当接する補強面30とを有
し、この下部固定金具27の機枠取付面と補強面
とを、縦材と補強部材とを貫通する固定具で一連
に止着し、上記上部可動金具20は、前面枠の背
面に沿う取付面24と、該取付面に直交して前方
に延出する水平面25とを有し、上記下部可動部
材28は、前面枠の背面に沿う取付面33と、該
取付面の下縁から前面枠の下端面に沿つて延出す
る水平面34とを有し、上記上部可動金具と下部
可動金具とを前面枠に止着したうえ、両可動金具
を機枠側の対応する各固定金具に夫々装着して、
上記機枠に対して前面枠を開閉可能とすると共
に、着脱自在に構成するようにしたことを特徴と
するものである。
〈作用〉 従つて、本考案によれば、機枠の上横材と左縦
材との接合部分に形成した切込部により上部固定
金具の取付け位置が容易に設定できるし、上部固
定金具自体が機枠表面から突出することがない。
また、上部隅部の角を面取りした接合角部によ
り、上部固定金具の略L字状の屈曲部との当接状
態がゴミや機枠側の外面仕上り状態に影響される
ことがなく、この上部固定金具を機枠の上部隅部
へ正確に且つ強固に固定できる。更に、この上部
固定金具を機枠の上部隅部に取付ける際に、この
上部隅部の内側に屈曲部を有する補強板を配設し
て、上部固定金具と機枠の上部隅部と補強板との
三位一体構成を採つて機枠自体の強度向上を図つ
ている。
〈実施例〉 以下、本考案を図面に示した実施例に基づいて
説明する。
第1図に示す様にパチンコ機1は、木製の上横
材aと下横材b並びに左右の縦材c,dとを枠状
に組付け、その前面下方を補強部材2aで塞ぎ、
この補強部材2aにより上記下横材bと左右の縦
材c,dとの枠組を補強して成る機枠2に、ヒン
ジ機構4を介して前面枠3を一側で開閉可能に支
持する。
上記前面枠3は、中央に大きな窓部5を有した
額縁状の板材であつて、その窓部5を後方から塞
ぐように遊技盤6を装着し、この遊技盤6の後方
に機構板7をヒンジ8により前面枠3に対して一
側で開閉且つ着脱可能に装着する。また、前面枠
3には、その前面の下方に球を貯留する下部受皿
9と、打球の発射操作を行なう操作部10を設
け、その裏面には操作部10の操作により打球を
弾発する打球発射装置11を設ける。そして、前
面枠3の窓部5の前面には、ガラス枠12と上部
受皿を備えたパネル13とを上下に設ける。
このガラス枠12には、金属製のフレーム内に
透明ガラスを二重にして収納し、ヒンジ(図示せ
ず)により前面枠3に一側で開閉可能に支持され
る。そして、ガラス枠12の自由端の裏面から係
止片14を後り向きに突設し、この係止片14で
前面枠3の施錠装置15に施錠される。
尚、上記施錠装置15を解錠するには、前面枠
3の前面の一側に設けた鍵穴16に鍵(図示せ
ず)を差し込み、この鍵を回動することにより施
錠装置15を解錠して、ガラス枠12を手動で前
面に開放する。従つて、遊技盤6の表面で球止り
等が発生したときには、ガラス枠12を開放し
て、当該打球を簡単に取り除くことができるばか
りでなく、障害釘等の調整も容易に行なうことが
できる。
前記したヒンジ機構4は、上部ヒンジ機構17
と下部ヒンジ機構18とから構成される。
上部ヒンジ機構17は、機枠2の上部隅部2b
に沿つて取付ける上部固定金具19と、前面枠3
の上部3aに取付ける上部可動金具20とから成
る(第2図及び第3図a)。
上記上部固定金具19は、機枠2の上横材aと
左縦材cとの接合部外面を覆うように断面が横向
きな略L字状に屈曲し、上横材aの上面に沿う水
平面21と、機枠2の外側面に沿う垂直面22と
から成る当接面を備える。(第3図a)。
上記水平面21の前側端部には、機枠2の前方
に延び、しかもその端部が舌片状に横向きに延び
た抑止片21aを延出すると共に、この抑止片2
1aに向つて延び、機枠2の端面に向つて下向き
に折り曲げた位置決め片21bを突設する。ま
た、上記垂直面22の前側端部には、高さの途中
から機枠2の前方に延びる支持片22aを延出
し、この支持片22aの先端部を円筒状に屈曲
し、上下面が開放した軸受部22bを設ける。そ
して、垂直面22の上端部からは、機枠2の前方
に延びる舌片状のストツパ片22cを延出すると
共に、下端部からは機枠2の端面に沿つて折り曲
げた位置決め片22dを延出する。一方、水平面
21及び垂直面22には、固定具としての取付ネ
ジを通す取付孔23を複数個開設する。尚、この
取付孔23は、孔縁が内向きに縮径した擂鉢形
で、皿ネジの頭部が水平面21又は垂直面22の
表面に突出しないで、嵌入できるようにしている
(第5図)。
上部可動金具20は、前面枠3の背面に沿う左
右に延びた取付面24と、この取付面24と直交
して延び、前面枠3の上端面に沿う水平面25と
を備える(第3図a)。
上記水平面25の前側端部には、前面枠3の前
方に突出する突出片25aを設け、この突出片2
5aの先端には前記上部固定金具19の軸受部2
2bに回転可能に嵌り込む軸25bを下向きに植
設する。そして、突出片25aの前縁を上向きに
折り曲げて、上部固定金具19のストツパ片22
cに衝接して前面枠3の最大開放位置を規制する
当接部25cを設ける。また、取付面24には、
取付ネジを通す取付孔26を左右に開設する。
一方、下部ヒンジ機構18は、機枠2と補強部
材2aとの間の内側隅部2cに取付ける下部固定
金具27と、前面枠3の下部3bに取付ける下部
可動金具28とから成る(第2図及び第3図b)。
上記下部固定金具27は、前記機枠2の左縦材
cの内側面に当接する機枠取付面29と、この取
付面29の端部に直交して延び、補強部材2aに
当接する補強面30とを備える(第3図b)。そ
して、この機枠取付面29及び補強面30には、
取付ネジを通す取付孔31を開設する。また、補
強面30の上端からは、補強部材2aの上端面に
沿う水平面32を延出し、この水平面32の一側
端部からは補強部材2aの前方に突出する舌片状
の支持片32aを延出し、該支持片32aの先端
中央に軸32bを上向きに植設する。
下部可動金具28は、前面枠3の背面に沿う取
付面33と、この取付面33の下端から前面枠3
の下端面に沿つて延びる水平面34とを備える。
そして、水平面34の一側端部から前面枠3の前
方に突出する舌片状の突片34aを延出し、この
突片34aの先端中央に上記下部固定金具27の
軸32bが嵌り込む軸受孔34bを開設する。ま
た、水平面34の一側には、前面枠3の側端面に
沿つて折り曲げた位置決め片34cを延出する。
尚、取付面33には、取付ネジを通す取付孔35
を左右に開設する。
上記した各金具19,20,27,28を使用
して前面枠3を機枠2に開閉可能に支持するに
は、機枠2に各固定金具19,27を取付けると
共に、前面枠3に各可動金具20,28を取付け
る。
まず、機枠2と補強部材2aには、各固定金具
19,27の取付孔23,31に対応させて、各
貫通孔36…を開設する(第4図a,b)。また、
機枠2の上部隅角部2bの外面には、上部固定金
具19の当接面が嵌り込む様にその板厚にほゞ等
しく切り込んだ切込部2dを形成すと共に、この
切込部2dの上部隅部の角を面取りして接合角部
を形成する。また、その前端を内向きに切り欠い
て切欠部37を形成する。
そして、上部固定金具19を機枠2の切込部2
dに合わせて嵌め込み、各位置決め片21b,2
2dを機枠2の切欠部37の前側端部に当接させ
ると共に、第8図に示すように、機枠2の内側に
補強板42を臨ませる。
上記補強板42は、機枠2の上横材aと左縦材
cとの接合部内面を覆うように断面が横向きな略
L字状に屈曲し、屈曲部42aを斜め傾斜させて
ある。また、補強板42には、上部固定金具19
の取付孔23に対応した位置に取付孔42bが開
設してある。この補強板42を機枠2の内側に臨
ませながら、上記上部固定金具19を取付けるに
は、機枠2の内側から補強板42を当てゝ、取付
ネジ(図示せず)を上部固定金具19の取付孔2
3から機枠2の貫通孔36を通して補強板42の
取付孔42bに貫通させ、取付ネジの突出端をナ
ツトで締め付けて一連に固定する。従つて、上部
固定金具19と機枠2と補強板42との三位一体
構造になる補強板42により上部固定金具19の
取付け強度が格段に向上さればかりでなく、機枠
2の接合部分を外側からは上部固定金具19で、
内側からは補強板42で覆うことができるので、
経年変化に対する耐久性が著しく向上する。
尚、この実施例においては、上部固定金具19
と補強板42とを別体としたが、上部固定金具1
9の端部を延長して補強板42を連設し、上部固
定金具19と一体構造としてもよい。
そして、バリ等がでない様に機枠2の上部隅角
部2bを予め斜めに切削して面取りしておく。こ
のように面取りしておけば、ささくれ等が有る表
面仕上の悪い粗面となつている安価な木材を使用
することができるばかりではなく、上部隅部の精
度が比較的にラフな仕上状態であつても充分に実
用的な機枠を提供でき、原材料費や加工費を削減
することができる。また、上部固定金具19を切
込部2d内に位置させているので、上部固定金具
19が機枠2の外面から突出せず、機列中での左
右に隣接するパチンコ機を密着して配列でき、機
列を効率良く構成できるばかりでなく、上記上部
固定金具19の取付作業も一層容易となる。ま
た、輸送時の積荷が嵩張ることがないばかりでな
く、金属製の上部固定金具19により他のパチン
コ機の機枠2や前面枠3を傷付けることがない。
次に、下部固定金具27を機枠2と補強部材2
aとの間の内側隅部2cに位置させ、取付ネジ3
8を各貫通孔36から取付孔31に通し、取付ネ
ジ38の突出端に座金39を嵌めてナツト40で
締め付けて固定する(第4図b)。尚、取付ネジ
38の頭部に座金を通しておけば、この取付ネジ
38の頭部が機枠2及び補強部材2aに食込むの
を防止できる。
一方、上部可動金具20を前面枠3の上部3a
に、下部可動金具28を前面枠3の下部3bに
夫々位置させて、取付ネジ(図示せず)を前面枠
3の前面から各取付孔26,35に挿入してナツ
トで締め付けて固定する。
そして、前面枠3を機枠2に対して直交状に位
置させ、上部可動金具20の軸25bを上部固定
金具19の軸受部22bに、下部可動金具28の
軸受孔34bを下部固定金具27の軸32bに
夫々合わせて上から嵌め込めばよい(第6図)。
これにより、前面枠3は各軸25b,32bを中
心に機枠2に回転可能に支持される。
次に、前面枠3の開閉動作について説明する。
まず、閉じた状態の前面枠3を開くには、機枠2
のロツク機構41bを解錠して、前面枠3を手前
に開けばよい(第7図b)。このとき、前面枠3
の最大開放位置は、上部可動金具20の当接部2
5cの前面が上部固定金具19のストツパ片22
cに衝接することにより規制される。
また、開いている状態の前面枠3を閉じるに
は、前面枠3を機枠2に向つてそのまゝ押し込め
ばよい。前面枠3を押し込むと、その係止片41
aが機枠2のロツク機構41bに係合し、前面枠
3を閉じた状態に係止する(第7図a)。
一方、前面枠3を機枠2から外すには、前面枠
3を機枠2に対して略直角に開き、前面枠3を持
ち上げる様にして外せばよい。尚、前面枠3を閉
じた状態や、機枠2に対して鋭角的に開いた状態
では、上部可動金具20の上面が上部固定金具1
9の抑止片21aの下面に衝接して、前面枠3の
不正な取外しが防止される(第7図b)。
〈考案の効果〉 以上説明した様に本考案によれば、機枠は、蝶
着側上方である上横材と左縦材との接合する接合
部分に外面より所定寸法の低い面に切込んだ切込
部を形成すると共に、この切込部の上部隅部の角
を面取りしてなる接合角部を形成して成り、ヒン
ジ機構は、機枠の蝶着側の上記上部隅部の接合角
部に沿つて固定される上部固定金具と、蝶着側の
内側隅部に固定される下部固定金具と、この両固
定金具に回転可能に軸支され、前面枠の蝶着側の
上下隅部に固定される上部可動金具と下部可動金
具とを備えて成り、上記上部固定金具を、機枠の
外側から上部隅部の外面に形成した上記切込部内
に位置させると共に、機枠の内側からは屈曲部を
有する補強板を臨ませ、上横材と左縦材と補強板
とを貫通する固定具で、上部固定金具と機枠と補
強板とを一連に止着し、上記下部固定金具は、機
枠の縦材の内側面に当接する機枠取付面と、前記
補強部材に当接する補強面とを有し、この下部固
定金具の機枠取付面と補強面とを、縦材と補強部
材とを貫通する固定具で一連に止着し、上記上部
可動金具は、前面枠の背面に沿う取付面と、該取
付面に直交して前方に延出する水平面とを有し、
上記下部可動部材は、前面枠の背面に沿う取付面
と、該取付面の下縁から前面枠の下端面に沿つて
延出する水平面とを有し、上記上部可動金具と下
部可動金具とを前面枠に止着したうえ、両可動金
具を機枠側の対応する各固定金具に夫々装着し
て、上記機枠に対して前面枠を開閉可能とすると
共に、着脱自在に構成しているので、ヒンジ機構
に掛ける重量負担が大きい最近の可変表示装置を
備えたパチンコ機等や、木材製の機枠に経年変化
による狂いが生じ易いパチンコ機等にあつても、
ヒンジ機構の取付部分にガタを生じることなく、
堅固で、しかも取付強度の高いパチンコ機のヒン
ジ機構を提供できる。
特に、上部固定金具及び補強板によつて上横材
と縦材との接合部を三位一体な構成とし、また下
部固定金具によつて縦材と補強部材との接合部を
夫々補強しているので、機枠自身の組付け強度が
格段に向上され、より一層堅固な機枠を提供でき
る。
また、上部固定金具を切込部内に位置させると
共に、機枠の上部隅部を面取りしているので、機
枠の表面仕上げがラフであつてもよい。即ち、機
枠に安価な木材を使用して上部隅部の表面にささ
くれ等が存在していても、上部固定金具を所定の
位置に止着でき、取付作業が容易となるばかりで
はなく取付精度も向上して、上部固定金具を強固
に止着できる。
更に、機枠に切込部を設けているので、上部固
定金具が機枠の外面から突出せず、機列中での左
右に隣接するパチンコ機を密着させて配列でき、
機列を効率良く構成できるばかりでなく、上部固
定金具の取付作業も一層容易となる。しかも、輸
送時の積荷が嵩張ることがないばかりでなく、金
属製の上部固定金具により他のパチンコ機の機枠
や前面枠を傷付けることがない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
分解斜視図、第2図は機枠と前面枠との分解斜視
図、第3図aは上部ヒンジ機構の分解斜視図、同
図bは下部ヒンジ機構の分解斜視図、第4図aは
上部固定金具の取付説明図、同図bは下部固定金
具の取付説明図、第5図は上部固定金具の取付け
状態の一部断面図、第6図aは上部ヒンジ機構の
組付け状態の斜視図、同図bは下部ヒンジ機構の
組付け状態の斜視図、第7図aは前面枠を閉じた
状態の一部平面図、同図bは前面枠を開いた状態
の一部平面図、第8図は補強板を示す分解斜視図
である。 図面中、1はパチンコ機、2は機枠、aはその
上横材、bはその下横材、c,dは縦材、2aは
補強部材、2bは上部隅角部、2dは切込部、3
は前面枠、4はヒンジ機構、17は上部ヒンジ機
構、18は下部ヒンジ機構、19は上部固定金
具、20は上部可動金具、21は水平面、22は
垂直面、27は下部固定金具、28は下部可動金
具、29は機枠取付面、30は補強面、33は取
付面、38,39,40は取付けネジ、42は補
強板を夫々示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上横材と下横材及び左右の縦材とを枠状に組付
    け、その前面下方を補強部材で塞ぎ、この補強部
    材により下横材と左右の縦材との枠組を補強して
    成る機枠に、ヒンジ機構を介して前面枠を一側で
    開閉可能に蝶着したパチンコ機であつて、 上記機枠は、蝶着側上方である上横材と左縦材
    とを接合する接合部分に外面より所定寸法の低い
    面に切込んだ切込部を形成すると共に、この切込
    部の上部隅部の角を面取りしてなる接合角部を形
    成して成り、 上記ヒンジ機構は、機枠の蝶着側の上記上部隅
    部の接合角部に沿つて固定される上部固定金具
    と、蝶着側の内側隅部に固定される下部固定金具
    と、この両固定金具に回転可能に軸支され、前面
    枠の蝶着側の上下隅部に固定される上部可動金具
    と下部可動金具とを備えて成り、 上記上部固定金具は、機枠の上横材と左縦材の
    外面に夫々当接すると共に、該上横材と左縦材と
    の接合部外面を覆うように略L字状に屈曲した水
    平面と垂直面とを有し、 この上部固定金具を、機枠の外側から上部隅部
    の外面に形成した上記切込部内に位置させると共
    に、機枠の内側からは屈曲部を有する補強板を臨
    ませ、上横材と左縦材と補強板とを貫通する固定
    具で、上部固定金具と機枠と補強板とを一連に止
    着し、 上記下部固定金具は、機枠の縦材の内側面に当
    接する機枠取付面と、前記補強部材に当接する補
    強面とを有し、 この下部固定金具の機枠取付面と補強面とを、
    縦材と補強部材とを貫通する固定具で一連に止着
    し、 上記上部可動金具は、前面枠の背面に沿う取付
    面と、該取付面に直交して前方に延出する水平面
    とを有し、 上記下部可動部材は、前面枠の背面に沿う取付
    面と、該取付面の下縁から前面枠の下端面に沿つ
    て延出する水平面とを有し、 上記上部可動金具と下部可動金具とを前面枠に
    止着したうえ、両可動金具を機枠側の対応する各
    固定金具に夫々装着して、 上記機枠に対して前面枠を開閉可能とすると共
    に、着脱自在に構成したことを特徴とするパチン
    コ機のヒンジ機構。
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