JPH0683745B2 - パチンコ機用前面枠 - Google Patents

パチンコ機用前面枠

Info

Publication number
JPH0683745B2
JPH0683745B2 JP60185891A JP18589185A JPH0683745B2 JP H0683745 B2 JPH0683745 B2 JP H0683745B2 JP 60185891 A JP60185891 A JP 60185891A JP 18589185 A JP18589185 A JP 18589185A JP H0683745 B2 JPH0683745 B2 JP H0683745B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
unit
vertical member
front frame
glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60185891A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6247382A (ja
Inventor
吉平 新山
広司 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP60185891A priority Critical patent/JPH0683745B2/ja
Publication of JPS6247382A publication Critical patent/JPS6247382A/ja
Publication of JPH0683745B2 publication Critical patent/JPH0683745B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、パチンコ遊技用の遊技盤を視認可能な状態で
パチンコ機の前面側に配設される角枠状のパチンコ機用
前面枠に関するものである。
〈従来の技術〉 周知のように、従来のパチンコ機用前面枠は、合板等よ
りなる4本の木材を組合わせることにより構成された窓
部を有する四角枠状の枠体に、所定のユニット(例え
ば、受皿や発射装置等を備える下部ユニット、発射装置
へ供給する球を貯留する供給皿を有するパネルユニッ
ト、遊技盤を視認可能な状態にするためのガラスを嵌め
たガラス枠ユニット)を取り付けて構成している。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、従来の木製の前面枠においては、その材
質に起因して寸法精度が悪く、強度及び剛性が比較的低
いために、長期間の使用に適しているとはいえなかっ
た。すなわち、近来の所謂分離式パチンコ機(遊技盤等
の一部の機能を交換することで、異なる遊技機能を得ら
れるパチンコ機)においては、パチンコ機本体の主要部
を数年に渡って使用する場合もあり、当然に前面枠も長
期間の使用に耐えることを要求されるが、比較的短期間
のうちに自重で変形したり、反りが生じてしまうことが
ある。
そして、前面枠は遊技者に最も視認される部分であるこ
とから、この前面枠が劣化していると、遊技者が当該遊
技機に対し「内部機構の劣化による異常動作が生じて不
利益を蒙るのではないか」といった不信感を持つことも
あるため、そのような心証を与えるパチンコ機の稼働率
は低下してしまい、遊技店の営業にも少なからぬ影響を
及ぼす場合がある。よって、前面枠は常に清潔感を維持
できることが望ましいのであるが、木製の前面枠では、
コイン等の金属で傷つけられたり、煙草の火で焼け焦げ
をつけられたりすることもあり、単に外観塗装を変えた
だけでは対応できない場合もある。
加えて、従来、木製の前面枠を製造するためには、各部
材を複数行程に分けて加工してゆかなければならず、煩
雑な製造作業を余儀なくされていた。すなわち、パネル
ユニットやガラス枠ユニット等は開閉可能な状態で枠体
に取り付けられるのであるが、これらの回動部となる蝶
番等が前面枠の前面側に露出しているとパチンコ機自体
の外観を損なうために、枠体の窓部の開口端より奥側
(裏面側)に上記回動部を位置させるべく、所要の段差
を所定の部材に形成する加工を行わなければならなかっ
た。
そこで、本発明は、経年の使用にも十分耐え得ると共
に、良好な外観を維持でき、しかも製造の容易なパチン
コ機用前面枠の提供を目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、上横材(2)、
下横材(3)、左縦材(4)、右縦材(5)を金属製の
中空型材により各々構成し、これらの各部材を矩形に接
続して窓部(6)を有する単一の枠体を形成すると共
に、上記左縦材の窓部一側には所定深さの段部(例えば
第1段部14)を設け、表側に受皿(35)を、裏側に発射
装置(59)を設けた下部ユニット(7)を上記枠体の窓
部の下方部を塞ぐようにして取付け、該下部ユニットの
上方には、表側に供給皿(79)を有するパネルユニット
(8)とガラス(97)を嵌めたガラス枠ユニット(9)
とを配置し、且つ上記パネルユニットとガラス枠ユニッ
トの各回動部(例えば、パネルユニット8の支軸84、ガ
ラス枠ユニット9のスライドピン99)を上記左縦材の段
部に位置させて、窓部の残部を塞ぐように開閉可能に取
付けるものとした。
〈作用〉 枠体を構成する各部材を各々金属製の中空型材で構成す
ることにより、枠体の強度及び剛性が高まる。また、木
材に比して十分な硬度と耐火性を有する。さらに、中空
型材の製造工程で形成できる左縦材の段部にパネルユニ
ットとガラス枠ユニットの回動部を位置させることで、
両ユニットの回動部が前面枠の前面側端面より突出する
ことがない。
〈実施例〉 以下本発明を図面の一実施例にもとづいて説明する。
パチンコ機用の前面枠1は、第1図で示すように、アル
ミニウム等の金属を押型成型した型材からなる上横材
2、下横材3、左縦材4、及び右縦材5を矩形に接続し
て窓部6を有する枠体を構成し、この枠体に窓部6を塞
ぐようにして下部ユニット7、パネルユニット8及びガ
ラス枠ユニット9を下から順次取付けてある。
上横材2は、第3図で示すように、断面が縦長な長方形
の中空枠状であって、下面には垂下片10の下端から前方
に延出する水平部11と該水平部11の先端を上方に屈曲し
た起立片12からなる不正阻止片13を一体成型し、左右の
端部を長さ方向に対して略直角に切断してある。一方、
下横材3は、断面が矩形の中空枠状であり、左右の端部
を長さ方向に対して略直角に切断してある。
また、左縦材4は、第2図で示すように、前面右側部に
第1段部14と第2段部15を有し、前面左側部に第3段部
16を有する断面略凸形の中空枠状であり、上下の端部を
長さ方向に対して略直角に切断してある。なお、左縦材
4の第1段部14は後に詳述するパネルユニット8とガラ
ス枠ユニット9の回動部を位置させるために形成するも
のであり、第1,第2段部14,15は左縦材4の成型時に形
成させるのである。一方、右縦材5は、第2図で示すよ
うに、前面右側部に第4段部17を有する中空枠状であ
り、上下の端部を長さ方向に対して略直角に切断してあ
る。
上記した上横材2に左縦材4を接続するには、第4図で
示すように、断面L字状の第1接続部材18を上横材2の
開口部内に装着して第1接続部材18の一方の面18aを上
横材2の内面に当接して裏側からネジ19,19により止着
し、第1接続部材18の他方の面18bを上横材2の開口端
部に臨ませる。なお、第1接続部材18の他方の面18b
は、上横材2の長さ方向に対して略直行する。そして、
第1接続部材18の他方の面18bに左縦材4の上端右側面
を当てがい、左縦材4の左側面に開設した孔から通すネ
ジ20,20で左縦材4の右側面と面18bとを止着するととも
に、上部ヒンジ21で補強する。上部ヒンジ21は、前面枠
1を機枠22に開閉可能に接続するもので、上面21aの左
前端に下方に延出する上軸23を有し、上面21aの左側縁
から下方に屈曲した側面部21bを左縦材4の左側面上端
に当接するとともに、上面21aの後端縁から下方に屈曲
した横長な後部接続面21cを左縦材4の背面上端及び上
横材2の背面左端に当接し、裏側からネジ24,24で止着
する。
一方、上横材2に右縦材5を接続するには、第3図で示
すように、断面L字状の第2接続部材25を上横材2の開
口部に装着し、第2接続部材25の一方の面25aを上横材
2の内面に当接して外側からネジ26,26で止着し、第2
接続部材25の他方の面25bを開口部に臨ませる。そし
て、上横材2の長さ方向に対して略直行する上記面25b
に右縦材5の左側面上端を当接し、右縦材5の右側面に
開設した孔から通すネジ27,27で右縦材5の左側面と面2
5bとを止着する。なお、右縦材5の上開口部には蓋部材
28を被着し、ビス29で止着して閉塞する。
上記した左縦材4及び右縦材5の両下端部間に下横材3
を接続するには、前記した第1、第2接続部材18,25と
同じ様な構成からなるL字状の接続部材(図示せず)を
用いてビスにより止着する。そして、左縦材4の下端開
口部には、第5図で示すように、水平部30aの後端縁に
起立部30bを有するL字状の下部ヒンジ30の起立部30bを
挿入して左縦材4の後内面に当接し、外側からネジ31,3
1で止着する。なお、下部ヒンジ30の水平部30aの前端に
開設したヒンジ孔32は、機枠22側に設けた支持軸(図示
せず)を挿通するための通孔である。
すると、窓部6を有する強固な枠体を構成することがで
きる。
上記の様にして、金属製の中空型材より成る上下の横材
2,3、左右の縦材4,5を各々接続して枠体を構成すること
により、枠体の強度及び剛性が高まり、従来の木製前面
枠の如く長期間の使用によって変形したり反りが生じて
しまうという不具合を効果的に防止できる。
この枠体の窓部6に取付ける下部ユニット7は、第6図
で示すように、窓部6の幅よりも僅かに幅広な下部ユニ
ット基板33の表面に装飾体34を固定し、該装飾体34の表
側に受皿35と灰皿36を有する受皿本体37を装着したもの
である。
下部ユニット基板33は、垂直面部33aの上端縁を後方に
略直角に屈曲した水平面部33bを有し、垂直面部33aには
受皿本体37の締結部材38を通す孔39、賞球やファール球
が通過する孔40、操作ハンドルからの配線を通す孔41そ
の他装飾体34のネジ用の孔42…等を開設し、表面の右下
方部には操作ハンドル43の基端部43′を固定する。この
下部ユニット基板33の表面に装着する装飾体34は、接続
樋44の球排出口45、操作ハンドル貫通孔46、締結部材貫
通孔47,47等を開設したプラスチック製の板状体であ
り、表面に装飾帯体48や装飾部材49等適宜な色彩や形状
の装飾を施すとともに、受皿本体37の灰皿36に対応する
表面には耐熱耐火部材50を貼設してある。受皿本体37
は、締結部材38,38をインサート成形したプラスチック
製であり、隔壁51で隔てた受皿35の横にアルミニウム製
の灰皿36を前方に転覆可能に設けてある。上記した装飾
体34を下部ユニット基板33に取付けるには、装飾体34の
裏面に突設した止着突起52を下部ユニット基板33の開口
部53内に挿通し、下部ユニット基板33の水平面部33bか
らビス54で止着するとともに、装飾体34の表面に当接し
た受皿本体37の締結部材38を締結部材貫通孔47から下部
ユニット基板33の孔39内に通し、下部ユニット基板33の
裏側に突出した締結部材38の先端雄ネジ部にナット55を
螺合して締結する。
一方、下部ユニット基板33の裏側には、第7図で示すよ
うに、左係合部材56と右係合部材57を突設するととも
に、該係合部材56,57間に補助板58を架設し、該補助板5
8と前記した締結部材38の一方により発射装置59を支持
する。左係合部材56は、第6図及び第8図で示すよう
に、縦長な厚板状本体の外側表面の後端に係合突起60,6
0を上下に有し、下部ユニット基板33の表側からのビス6
1…により止着されている。一方、右係合部材57は、第
7図及び第9図で示すように、縦長な厚板状本体の外側
表面の後端の上縁に係合突起62を有し、下部ユニット基
板33の表側からのビス63…により止着されている。ま
た、発射装置59は、アルミニウム製のベース板64に、ロ
ータリーソレノイド等の駆動源65により回動される発射
杆65を回動可能に設けたもので、ロータリーソレノイド
が消磁した状態では復帰スプリング66の付勢により発射
杆65が杵受67に当接して静止し、ロータリーソレノイド
を励磁すると発射杆65が急激に前進し、ストッパ68に当
接して停止する。斯る発射装置59を取付けるには、ベー
ス板64の上部を補助板58に当接してネジ止めするととも
に、ベース板64に開設してある孔69内に締結部材38を挿
通してナット70を掛けることにより締結する。
上記した下部ユニット7を前面枠1に取付けるには、左
右の係合部材56,57を窓部6の下方に臨ませるととも
に、下部ユニット基板33の裏面の左右側縁を左縦材4及
び右縦材5の表面に各々当接し、その後緩やかに下降し
て左右の係合部材56,57を前面枠1側の固定部材71,72に
係合する。左固定部材71は、第8図で示すように、左縦
材4と下横材3との隅角部に配設され、左係合部材56の
係合突起60,60が前後方向に通過し得る切欠部73,73を上
下に有し、係合突起60,60と下部ユニット基板33裏面と
の間隔よりも僅かに薄い係合受部74,74を有するブロッ
ク状である。一方、右固定部材72は、第9図で示すよう
に、右縦材5の内側面下方に配設され、右係合部材57の
係合突起62が前後方向に通過し得る切欠部75を有し、前
後方向の厚さが係合突起62と下部ユニット基板33裏面と
の間隔よりも僅かに小さい係合受部76を有する小ブロッ
ク状である。なお、上記した左右の固定部材71,72は、
ビスにより前面枠1の縦材4,5或は横材3に固定されて
いる。また、図面の実施例では、第8図で示すように、
下横材3の上面に位置決め突起77を突設してある。した
がって、下部ユニット7を前面枠1の窓部6に取付ける
には、左係合部材56の係合突起60,60を左固定部材71の
切欠部73,73の前方に臨ませるとともに、右係合部材57
の係合突起62を右固定部材72の切欠部75の前方に臨ま
せ、その後下部ユニット7を後退させて左側の係合突起
60,60を切欠部73,73内に通すと同時に、右側の係合突起
62を切欠部75内に通し、下部ユニット基板33の裏面側縁
を左縦材4の表面と右縦材5の表面とに各々当接し、こ
の状態で下部ユニット7を下降する。下部ユニット7を
下降すると、位置決め突起77が下部ユニット7の止着突
起52の下面に開設してある位置決め孔78内に嵌合して下
部ユニット7を所定位置に案内し、また、左側の係合突
起60,60が左固定部材71の係合受部74,74に係合するとと
も右側の係合突起62が右固定部材72の係合受部76に係合
する。この様にして下部ユニット7を前面枠1に取付け
ると、窓部6の下方部が下部ユニット7による塞がれ
る。なお、係合部材56,57の係合突起60,60,62と固定部
材71,72の係合受部74,74,76とが係合する面に摩擦係数
の大きなゴム板等を貼設したり、凹凸を設けると、振動
等に対して強くなり、下部ユニット7が所定位置からズ
レ難い。なお、この様にして取付けた下部ユニット7を
取り外すには、上記とは逆の操作を行えばよい。即ち、
下部ユニット7を後方に押圧しながら上昇して、係合突
起と切欠部との高さを同一にした後、下部ユニット7を
手前に引き出せば簡単に取り外すことができる。
上記したようにして取付けた下部ユニット7の上方には
パネルユニット8を開閉可能に取付ける。パネルユニッ
ト8は、左右の長さが窓部6の幅よりも僅かに狭い横長
な板状体であって、表側に球供給皿79を備え、裏側には
第10図で示すように、打止機構80、球供給機構81、及び
スピーカ82等を備え、左上端(第10図では右上端)には
蝶番等の開閉式取付具83を、左下端には下側に突出する
支軸84を有し、右側端には押圧部85を押圧すると開く鍵
部材86を備えている。斯るパネルユニット8を前面枠1
に取付けるには、支軸84を下部ユニット7の水平面部33
bに開設してある軸受孔87内に嵌合するとともに、左縦
材4の右側面に上記取付具を固定具で固定する。なお、
図面の実施例の様に、凸状取付部材88でスピーカ82を支
持すると、音声効率を向上することができる。
第11図で示す固定具89は、孔90を有するフランジ部91か
ら脚部92…を複数延出した拡径部93と、尖った先端を有
するネジピン94とからなる。この固定具89によりパネル
ユニット8の取付具83を固定するには、取付具83の孔8
3′内に拡径部93の脚部92…を挿通し該脚部92…を左縦
材4の取付孔95内に挿入し、その後ネジピン94を拡径部
93の孔90内にそのまま押込むと、ネジピン94の先端が各
脚部92を外側に押し拡げるので、各脚部92の基端外側が
左縦材4の取付孔95の内縁に強力に係合する。したがっ
て、この様な固定具89を使用すると、縦材4の側面に取
付具83をワンプッシュで簡単に取付けることができる。
なお、ネジピン94を回転しながら抜き出すと、各脚部92
が縮径可能になるので、拡径部93を取付孔95から抜き取
り、取付具83を取り外すことができる。そして、一旦取
り外した固定具89は、その後前記と同じ操作により再使
用することができる。
斯くして、左縦材4に開閉可能に取り付けられたパネル
ユニット8は、その回動部たる支軸84が左縦材4の第1
段部14に位置することとなって、パネルユニット8の支
軸84が前面枠1の前面側端面より突出することがないの
で、外観の良好なパチンコ機となる。
上記した様にして取付けたパネルユニット8の上方には
ガラス枠ユニット9を開閉可能に取付ける。ガラス枠ユ
ニット9は、裏側左右に二条の溝96,96を形成した金属
製枠の上記溝96,96内にガラス97,97を各々嵌め込んだも
ので、左側上端部には第12図で示すように、スプリング
98により上方に付勢されて常には上端が突出しているス
ライドピン99を有し、左側下端部には第11図で示すよう
に、下端が開口するパイプ部100を有する。上記した構
成からなるガラス枠ユニット9を前面枠1に取付けるに
は、先ず第11図で示すように、上向きのシャフト101を
有する取付具102を前記した固定具89と同様な固定具8
9′により左縦材4の側面の取付孔103に固定し、該取付
具102のシャフト101にガラス枠ユニット9のパイプ部10
0を嵌合した後、スライドピン99を下降した状態でガラ
ス枠ユニット9の左上端を窓部6の左側上部に入れてス
ライドピン99の上端を上横材2の下面に開設してある支
持孔104内に嵌合する。この様にしてガラス枠ユニット
9を取付けると、スライドピン99と取付具102のシャフ
ト101を中心にしてガラス枠ユニット9を開閉回動する
ことができる。そして、ガラス枠ユニット9の自由端側
を前面枠1側に強く押圧すると、施錠装置105によりロ
ックすることができる。
上記のようにして左縦材4に開閉可能に取り付けられた
ガラス枠ユニット9は、その回動部たるスライドピン99
が左縦材4の第1段部14に位置することとなって、ガラ
ス枠ユニット9のスライドピン99が前面枠1の前面側端
面より突出することがないので、外観の良好なパチンコ
機となる。
施錠装置105は、第14図で示すように、右縦材5の裏面
に取付ける縦長な主基板106と該主基板106の側縁から前
方に延出する副基板107とからなる断面L字状の施錠基
板を有し、主基板106の上下には機枠用フック108,108
を、途中には機枠用フック108等を作動する錠部材109を
設け、副基板107には切欠状の係合部110,110を上下に有
するガラス枠用フック111を上下動可能に設け、ガラス
枠用フック111から後方に延出したガラス枠開放レバー1
12の上方に錠部材109の押圧片113を臨ませてある。この
様な構成の施錠装置105を右縦材5の裏面に固定するに
は、前記した固定具89、或はネジ等の固定手段により固
定してもよい。施錠装置105を固定した前面枠1の自由
端側を機枠22側に押圧すると、機枠用フック108,108が
機枠22の受片(図示せず)に係合し、前面枠1を施錠す
ることができる。また、パネルユニット8の自由端側を
前面枠1側に押圧すると、パネルユニット8側の鍵部材
86のフック86′が施錠装置105下方部の係止片114に係合
してパネルユニット8を施錠することができ、更にガラ
ス枠ユニット9の自由端側を前面枠1側に押圧すると、
ガラス枠ユニット9の裏側に設けてある係止片115がガ
ラス枠用フック111の係合部110に係合してガラス枠ユニ
ット9を施錠することができる。この様にして施錠した
前面枠1、ガラス枠ユニット9、パネルユニット8を解
錠するには右縦材5の表面に開口する錠部材109の鍵孔
内に鍵を差し込み、この鍵を一方に回動する。鍵を一方
に回動すると連動片等を介して錠部材109に接続してあ
る機枠用フック108,108が上昇し、機枠22の受片から外
れる。したがって、前面枠1を開放することができる。
これに対し、鍵孔に差し込んだ鍵を他方に回動すると、
錠部材109の押圧片113がガラス枠開放レバ112を押し下
げてガラス枠用フック111を下降する。ガラス枠用フッ
ク111が下降すると、係合部110,110が係止片115,115か
ら外れるので、ガラス枠ユニット9を解錠することがで
きる。なお、ガラス枠用フック111には第14図で示すよ
うに、斜めに長尺なガイド孔116を開設してあるので、
ガラス枠用フック111が下降する場合には前進しながら
下降する。したがって、ガラス枠ユニット9は、解錠さ
れると前面枠1の窓部6から前方に僅かに押し出され
る。このため、その後ガラス枠ユニット9を手で開放動
作し易い。また、ガラス枠ユニット9を開放すると、パ
ネルユニット8の鍵部材86の押圧部85が現われる。そこ
でこの押圧部85を手で押圧すると、鍵部材86のフック8
6′が施錠装置105下方部の係止片114から外れて、解錠
する。したがって、パネルユニット8の自由端側を手前
に引いてパネルユニット8を開放することができる。
上記したように、本施錠装置105は、ガラス枠ユニット
9用の施錠機構と機枠22用の施錠機構とを一体的な構成
にして更に固定具89で簡単に固定できるようにしたの
で、縁飾りにガラス枠用フックを溶接した従来のものと
比較すると、取付作業が格段に容易である。
なお、右縦材5の表面に現われる錠部材109の鍵孔の周
囲には、第1図で示すように、錠飾109′を取付けて装
飾することが望ましい。
上記した構成からなる前面枠1の裏側に遊技盤117を取
付けるには、第15図で示すように、上横材2の裏面に上
フレーム118を、左縦材4の裏面に左フレーム119を、右
縦材5の裏面に右フレーム120を取付けるとともに、裏
側下方にフレームボードユニット121を取付けることに
より遊技盤収納部122を形成し、該遊技盤収納部122内に
遊技盤117を収納する。
上フレーム118は、プラスチック製のボックス構造の柱
状体であって、下端縁に段部123を形成するとともに、
突起状の位置決め部材124を設けてある。斯る上フレー
ム118を上横材2の裏面に取付けるには、どのような固
定手段を使用してもよいが、第16図及び第17図で示す実
施例では、フランジ125から脚部126,126を延設した固定
基部127と、テーパー筒部128の切欠空部内に鏃状の係合
爪片129,129を一対有する係合突起部130と、該係合突起
部130に係合可能な係合受部131とからなる固定手段132
を使用して着脱可能に固定する。この固定手段132によ
り上フレーム118を上横材2に固定するには、第16図で
示すように、上横材2の裏面に開設した固定孔133内に
固定基部127の脚部126,126を挿入し、係合突起部130に
ネジ134を通し、係合突起部130の裏側に突出した該ネジ
134の先端を固定基部127のネジ孔125′内に螺合する。
この様にしてネジ134をネジ込むと、ネジ134の先端部が
脚部126,126を押し拡げるので、脚部126,126の外側に形
成してある段部126′,126′を上フレーム118の固定孔13
3の開口縁に係合することができ、また、係合突起部130
を固定基部127に固定することができる。そして、上フ
レーム118の前面に予め固定してある係合受部131を上記
した係合突起部130に嵌合すると、係合爪片129,129が係
合受部131に係合し、上フレーム118を上横材2の裏面に
着脱可能に止着することができる。上記した固定手段を
使用すると、アルミニウム製の上横材2にタップをたて
る必要がなく、また上フレーム118押圧するだけで取付
けることができるので、取付作業が簡単である。更に
は、振動に強いので緩んで外れることがないし、また錆
ることがない。
なお、上フレーム118を取り外すには、係合爪片129,129
の先端を指で狭めると、係合爪片129,129が係合受部131
から外れるので、簡単に取り外すことができる。
左フレーム119は、プラスチック製のボックス構造の柱
状体であって、内側側縁に段部135を有し、横方向に移
動可能な爪片状の遊技盤係止部材136,136を上部と下部
に設けてある。この左フレーム119を左縦材4の裏面に
取付けるには、前記した固定手段132を使用して着脱可
能に取付ける。また、右フレーム120は、左フレーム119
と左右対称の構成であって、段部137と遊技盤係止部材1
38,138を有し、前記した固定手段132により右縦材5の
裏面に着脱可能に止着する。
一方、フレームボードユニット121は、第18図で示すよ
うに、プラスチック材を成型したもので、前面側には、
充満した球供給皿79から溢れた賞球を回収する溢れ球回
収樋139と、ファール球を回収する回収樋140からの球と
溢れ球回収樋139からの球を集合して受皿35に排出する
集合樋141と、発射装置59が弾発した打球を遊技盤117の
ガイドレールに案内する発射レール142等を設け、上縁
部には前面にアウト球流下口143を有しアウト球を回収
する樋状のアウト球処理部144を設けるとともに、後方
に突出する突起状の位置決め部材145を設ける。この様
な構成からなるフレームボードユニット121を前面枠1
の裏側に取付けるには、前記した固定手段132を使用
し、左右に予め嵌着した係合受部131′を左縦材4、右
縦材5の裏面に固定してある係合突起部130′…に嵌合
する。
上記したように前面枠1の裏側に上フレーム118、左フ
レーム119、右フレーム120、及びフレームボードユニッ
ト121を取付けると、これらに囲まれた遊技盤収納部122
を形成することができるとともに、上フレーム118、左
右フレーム119,120等各段部123,135,137が面一状に連続
して遊技盤当接面を形成することができる。また、フレ
ームボードユニット121を前面枠1の裏側に取付ける
と、発射杆65の上端弾発部65′が発射レール142傾斜下
端の発射位置146に臨み、集合樋141の出口が下部ユニッ
ト7の接続樋44の入口に接続する。
上記の様にして構成した遊技盤収納部122内に収納する
遊技盤117は、ベニヤ合板等の板材の表面にガイドレー
ルで囲んだ遊技部を形成し、該遊技部内に障害釘や入賞
具等を設けたものであり、左上方部、及び右下方部に位
置決め孔147,147を各々開設し、下端縁の略々中央には
アウト球用切欠部148を形成してある。そして、この遊
技盤117を前面枠1に取付けるには、遊技盤117の位置決
め孔147,147内に前面枠1側の位置決め部材124,145を嵌
合して遊技盤117の位置を所定位置に合わせた状態で遊
技盤117を遊技盤収納部122内に収納し、各遊技盤係止部
材136,136,138,138を移動して遊技盤117が外れないよう
に係止する。遊技盤117を遊技盤収納部122内に収納する
と、ガイドレールの下端が発射レール142の傾斜上端に
臨み、またフレームボードユニット121のアウト球処理
部144が遊技盤117のアウト球用切欠部148内に嵌合す
る。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、枠体を構成する各
部材を各々金属製の中空型材で構成するものとしたの
で、枠体の強度及び剛性が高まり、従来の木製前面枠の
如く長期間の使用によって変形したり反りが生じてしま
うという不具合を効果的に防止できる。また、前面枠の
枠体は木材に比して十分な硬度と耐火性を有するので、
安易にコイン等の金属で傷つけられたり、煙草の火で焼
け焦げをつけられたりすることもないので、経年の使用
にも十分耐え得ると共に、良好な外観を維持できるパチ
ンコ機用前面枠となる。
加えて、中空型材の製造工程で前もって一体的に形成で
きる左縦材の段部にパネルユニットとガラス枠ユニット
の回動部を位置させることで、両ユニットの回動部が前
面枠の前面側端面より突出することがないので、従来の
木製前面枠の如く複雑な研削加工を別処理として施すこ
となく、外観の良好なパチンコ機を製造することができ
るので、製造工程が簡略化でき、大量生産に適したパチ
ンコ機用前面枠と成し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はパチン
コ機用前面枠の分解斜視図、第2図は同横断面図、第3
図は上横材と右縦材の接続状態を示す分解斜視図、第4
図は上横材と左縦材の接続を示す斜視図、第5図は左縦
材の下端の斜視図、第6図は下部ユニットの表側から分
解斜視図、第7図は下部ユニットの裏側からの斜視図、
第8図は前面枠の左下方部の斜視図、第9図は前面枠の
右下方部の斜視図、第10図はパネルユニットの裏側から
の斜視図、第11図はガラス枠ユニット及びパネルユニッ
トを左縦材に取り付ける状態を示す斜視図、第12図はガ
ラス枠ユニットの左上端部の斜視図、第13図はガラス枠
ユニットの右上端部の斜視図、第14図は施錠装置の斜視
図、第15図は前面枠の裏側の斜視図、第16図は固定手段
の分解斜視図、第17図は固定手段の断面図、第18図はフ
レームボードユニットの裏側の斜視図である。 図中、1は前面枠、2は上横材、3は下横材、4は左縦
材、5は右縦材、6は窓部、7は下部ユニット、8はパ
ネルユニット、9はガラス枠ユニット、14は第1段部、
35は受皿、59は発射装置、79は供給皿、84は支軸、97は
ガラス、99はスライドピンである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上横材、下横材、左縦材、右縦材を金属製
    の中空型材により各々構成し、これらの各部材を矩形に
    接続して窓部を有する単一の枠体を形成すると共に、上
    記左縦材の窓部一側には所定深さの段部を設け、表側に
    受皿を、裏側に発射装置を設けた下部ユニットを上記枠
    体の窓部の下方部を塞ぐようにして取付け、該下部ユニ
    ットの上方には、表側に供給皿を有するパネルユニット
    とガラスを嵌めたガラス枠ユニットとを配置し、且つ上
    記パネルユニットとガラス枠ユニットの各回動部を上記
    左縦材の段部に位置させて、窓部の残部を塞ぐように開
    閉可能に取付けてなるパチンコ機用前面枠。
JP60185891A 1985-08-26 1985-08-26 パチンコ機用前面枠 Expired - Lifetime JPH0683745B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60185891A JPH0683745B2 (ja) 1985-08-26 1985-08-26 パチンコ機用前面枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60185891A JPH0683745B2 (ja) 1985-08-26 1985-08-26 パチンコ機用前面枠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6247382A JPS6247382A (ja) 1987-03-02
JPH0683745B2 true JPH0683745B2 (ja) 1994-10-26

Family

ID=16178685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60185891A Expired - Lifetime JPH0683745B2 (ja) 1985-08-26 1985-08-26 パチンコ機用前面枠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0683745B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003079850A (ja) * 2001-09-14 2003-03-18 Sanyo Product Co Ltd パチンコ遊技機
JP2010240485A (ja) * 2010-08-04 2010-10-28 Sanyo Product Co Ltd パチンコ遊技機
JP2012000510A (ja) * 2011-10-04 2012-01-05 Sanyo Product Co Ltd パチンコ遊技機
JP2013116417A (ja) * 2013-03-21 2013-06-13 Sanyo Product Co Ltd パチンコ遊技機

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08141177A (ja) * 1994-11-14 1996-06-04 Ando Seisakusho:Kk 室内遊技機の本体構造
JP5181450B2 (ja) * 2006-09-15 2013-04-10 株式会社三洋物産 遊技機
JP4536076B2 (ja) * 2007-02-27 2010-09-01 株式会社藤商事 弾球遊技機
JP5800785B2 (ja) * 2012-10-25 2015-10-28 株式会社藤商事 弾球遊技機

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5412753Y2 (ja) * 1972-05-29 1979-06-02
JPS5323785Y2 (ja) * 1974-07-03 1978-06-19

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003079850A (ja) * 2001-09-14 2003-03-18 Sanyo Product Co Ltd パチンコ遊技機
JP2010240485A (ja) * 2010-08-04 2010-10-28 Sanyo Product Co Ltd パチンコ遊技機
JP2012000510A (ja) * 2011-10-04 2012-01-05 Sanyo Product Co Ltd パチンコ遊技機
JP2013116417A (ja) * 2013-03-21 2013-06-13 Sanyo Product Co Ltd パチンコ遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6247382A (ja) 1987-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
NO833364L (no) Rammekonstruksjon for skap
JPH0683745B2 (ja) パチンコ機用前面枠
JPH061740Y2 (ja) パチンコ機の遊戯盤取付装置
JPH0588156B2 (ja)
JPH0221953Y2 (ja)
JPS6114832Y2 (ja)
JP3563826B2 (ja) パチンコ機のガラス枠
JPH1176549A (ja) 弾球遊技機
JP2551922B2 (ja) パチンコ遊技機用の外枠
JPH06254219A (ja) 遊技機用誘導レール
JPH0767500B2 (ja) パチンコ機
JPS6018134Y2 (ja) 陳列什器の組立式照明ボツクス
JPH031020Y2 (ja)
JPH0239505Y2 (ja)
JPH0453578A (ja) パチンコ機
JPH08184260A (ja) セキュリティボックスの取付装置
JPH08323010A (ja) パチンコ機
JPS5923191Y2 (ja) 戸袋装置
JPH0244789Y2 (ja)
JP4105129B2 (ja) 縦型遊技機
JPH08309007A (ja) パチンコ機
JPS6237503Y2 (ja)
JPH0327656Y2 (ja)
JP2003135790A (ja) 遊技機
JPH0975528A (ja) パチンコ機の下皿基板の取付構造