JPS6018134Y2 - 陳列什器の組立式照明ボツクス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は陳列什器の組立式照明ボックスに関するもので
ある。

従来の照明ボックスは照明器具が内蔵された一体物とな
されており、重いと共に嵩張り、運搬や取着作業に手間
がかかる欠点があると共に、照明器具の取替えに際して
も容易にできない欠点がある。

本考案者はかかる従来の欠点に鑑み鋭意工夫の結果、上
述の欠点を解消した陳列什器の組立式照明ボックスを提
供するものである。

以下、図面を参照しながら本考案の一実施例について説
明する。

図面において、１はブラケットであって、鉄、アルミニ
ウム、ステンレススチール等の金属から作製されている
。

ブラケット１は所定長さの垂直板片状となされ、後端部
に係止片１１が設けられ、前端部がほぼ直角に曲折され
ると共に該曲折端部上縁に切欠き１２が設けられ、側面
上部に本体受け１３、側面下部にカバー受け１４が設け
られている。

又、本体受け１３、カバー受け１４はそれぞれ前端部が
曲折された側の側面に設けられており、ブラケット１が
適宜曲折されて設けられてもよいし、別途作製された金
具がブラケット１に取着されて設けられてもよい。

又、ブラケット１は一対相対向して設けられるものであ
って、相対向するカバー受け１４．１４間の間隔をやや
狭くして後述の照明カバー４の着脱を容易にするために
、カバー受け１４はブラケット１の側面との間に当て止
め部１５を具備してほぼ水平に突設されている。

第１〜３図の場合は、ブラケット１の下端にほぼ水平に
突設されたカバー受け１４上にブラケット１の側面と相
対する当て止め具が取着されて尚て止め部１５が設けら
れている。

又、第４〜５図の場合は、カバー受け１４が段部を有す
るように曲折されてブラケット１の側面からほぼ水平方
向に突設され、上記段部が当て止め部１５となされてい
る。

たとえば第３図の場合照明カバー４を矢印の方向に押圧
すると容易に取外しすることができるようになされてい
る。

２は前面パネルであって、金属板、合成樹脂板、木板等
が使用され、後面に係止片２１．２１が設けられている
。

３は照明ボックス本体であって、金属、合成樹脂等から
作製されている。

照明ボックス本体３は方形状の箱形となされ、内部に照
明器具３１が取着され、下面が開口されている。

４は照明カバーであって、金属、合成樹脂等から作製さ
れたパネル状となされている。

照明カバー４として通常ルーバー、透明板、網状板等が
使用される。

５は陳列什器の棚柱であって、長さ方向に沿って係止孔
５１，５１・・・が列設されている。

次に本考案照明ボックスの組立てについて説明する。

まず適宜間隔をおいて設けられた棚柱５，５の係止孔５
１，５１にそれぞれブラケット１，１の係止片１１．１
１を係止し、ブラケット１，１の前端部、本体受け１３
，１３、カバー受け１４゜１４を相対向するようにする
。

次いでブラケット１．１の前端部の切欠き１２．１２に
前面パネル２の係止片２１．２１を係止し、前面パネル
２をブラケット１，１の前端部間にさし渡す。

ここで前面パネル２は前面化粧とブラケット１，１の間
隔を保持するためのものとして使用される。

次いで、ブラケット１，１の本体受け１３．１３に照明
ボックス本体３の両端部を嵌合して照明ボックス本体３
をブラケット１，１間に設けると共に、ブラケット１，
１の相対向する当て止め部１５゜１５間においてカバー
受け１４．１４に照明カバー４の両端部を載置して照明
カバー４を照明ボックス本体３の下方に着脱自在に相対
向して設けるものである。

以上詳述した如く、本考案照明ボックスは一対のブラケ
ットと前面パネルと照明ボックス本体と照明カバーとか
ら組立てられるので、分解することによりそれぞれの部
材が軽量で嵩張らず保管や運搬に便利であると共に、棚
柱への取着や取着位置の変更に際しても順次組立てや分
解することにより容易にできる。

又、ブラケットの相対向する当て止め部間に照明カバー
がカバー受けに載置されて照明カバーが照明ボックス本
体の下方に着脱自在に相対向して設けられるので、照明
カバーをはずすことにより照明ボックス本体内の照明器
具を容易に取替えるこができき、従来の如く照明ボック
スを一旦取外して照明器具を取替える等の手間がかから
ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案照明ボックスの一実施例を示す分解斜視
図、第２図は本考案照明ボックスの一実施例を示す一部
切欠側面図、第３図は本考案照明ボックスの一実施例を
示す一部切欠断面図、第４図、第５図はそれぞれ本考案
照明ボックスの他の実施例を示す一部切欠断面図である
。 １・・・・・・ブラケット、１１・・・・・・係止片、
１２・・・・・・切欠き、１３・・・・・・本体受け、
１４・・・・・・カバー受け、１５・・・・・・当て止
め部、２・・・・・・前面パネル、２１・・・・・・係
止片、３・・・・・・照明ボックス本体、３１・・・・
・・照明器具、４・・・・・・照明カバー ５・・・・
・・棚柱、５１・・・・・・係止孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一対のブラケット１，１と前面パネル２と照明ボックス
   本体３とパネル状の照明カバー４とからなり、ブラケッ
   ト１は所定長さの垂直板片状となされ、後端部に係止片
   １１が設けられ、前端部がほぼ直角に曲折されると共に
   該曲折端部上縁に切欠き１２が設けられ、側面上部に本
   体受け１３、側面下部にカバー受け１４がそれぞれ設け
   られており、カバー受け１４はブラケット１の側面との
   間に当て止め部１５を具備してほぼ水平に突設され、前
   面パネル２は後面に係止片２１．２１が設けられており
   、照明ボックス本体３は内部に照明器具３１が取着され
   ると共に下面が開口されており、適宜間隔をおいて設け
   られた棚柱５，５の係止孔５１，５１にそれぞれブラケ
   ット１，１の係止片１１，１１が係止されてブラケット
   １，１及び本体受け１３．１３、カバー受け１４．１４
   が相対向され、ブラケット１，１の切欠き１２，１２に
   前面パネル２の係止片２１，２１が係止されて前面パネ
   ル２がブラケット１，１の前端部間にさし渡され、ブラ
   ケット１，１の本体受け１３゜１３に照明ボックス本体
   ３が嵌合されて照明ボックス本体３がブラケット１，１
   間に設けられ、ブラケット１，１の相対向する当て止め
   部１５，１５間に照明カバー４がカバー受け１４．１４
   に載置されて照明カバー４が照明ボックス本体３の下方
   に着脱自在に相対向して設けられた陳列什器の組立式照
   明ボックス。