JP2984819B2 - パチンコ遊技機の遊技盤用の施錠装置 - Google Patents

パチンコ遊技機の遊技盤用の施錠装置

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JP2984819B2
JP2984819B2 JP8103461A JP10346196A JP2984819B2 JP 2984819 B2 JP2984819 B2 JP 2984819B2 JP 8103461 A JP8103461 A JP 8103461A JP 10346196 A JP10346196 A JP 10346196A JP 2984819 B2 JP2984819 B2 JP 2984819B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機
の遊技盤用の施錠装置に係り、更に詳細には、縦向き状
態で着脱交換されるパチンコゲーム用の遊技盤を施錠
(ロック)し得る施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種遊技機の代表例であるパチンコ機
やアレンジボール機では、外枠に組付けられた前枠の正
面内部(裏側)における保持枠(セット枠ともいう)に、遊
技盤が着脱交換可能にセット保持された型式のものが主
流とされている。そして、遊技盤の着脱形態について大
別的にみると、 a) 前側着脱式 つまり前枠前側のガラス扉および上球
皿を開放(横開き)したもとで、裏側の保持枠に遊技盤を
前側から組込み、また前側へ取出す形態、 b) 裏側着脱式 つまり外枠から開放(横開き)した前枠
の裏側において、機構セット盤を開放または取外したも
とで、保持枠に遊技盤を裏側から組込み、また裏側へ取
出す形態、が広く実施されている。なお保持枠について
は、前枠と一体に合成樹脂成形されたタイプと、合成樹
脂材または金属材等で成形されて前枠に組付けられるタ
イプとが主流とされ、何れのタイプにあっても夫々の遊
技盤の方形サイズに合わせたセット開口域が成形されて
いる。
【0003】そして、前述した遊技盤の前側着脱式形態
のパチンコ機における遊技盤の施錠に係る公知技術に関
しては、実公平4−32139号および実公昭61−3
8631号等の公報に開示されている。例えば、実公平
4−32139号では、保持枠の裏側から予め支軸部を
延出固定した状態に取着しておき、ゲーム盤(遊技盤)の
所要位置に形成した挿通孔に該支軸部を挿通させて該ゲ
ーム盤を位置決めした後、ゲーム盤の前側から支軸部の
先端に座盤を取着して該遊技盤を保持枠に固定するよう
になっている。また、実公昭61−38631号では、
前面枠(前枠)の裏側から取付けた取付具が、ピン部を該
前面枠の前側へ延出させると共に該ピン部の軸心と直角
に押え片を挿着して構成され、前側から遊技盤を所定位
置に位置決めした後、取付具を回動することにより押え
片が遊技盤に係止して該遊技盤を固定するようになって
いる。
【0004】遊技盤の後側着脱式形態のパチンコ機にお
ける遊技盤の施錠に係る技術に関しては、具体的な公知
技術の提示を省略するが、一般的には保持枠の裏側の所
要位置に、バネ等で常に該保持枠側に付勢された金属製
のL型レバー等からなる取付部材を設け、裏側から位置
決めした遊技盤の端部に対し該L型レバーを回動させて
係止する構成が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した遊技盤の前側
着脱式形態のパチンコ機における遊技盤の施錠に係る公
知技術に関しては、次の如き問題点が指摘される。すな
わち、実公平4−32139号公報に係る保持装置およ
び実公昭61−38631号公報に係る取着構造は、ど
ちらも簡単な構成で確実な効果を得られるものの、複数
の部材から施錠手段が構成されるために部品点数が多く
なると共に、分離した部材を紛失し易い欠点があった。
更に各形態は、前記保持部材(取付具)を前もって保持枠
に取付けておく必要があることと、該保持部材(取付具)
を遊技盤の着脱方向と反対側から装着しなければならな
い構成である点で共通しており、何れも遊技盤の取付け
作業の簡素化および簡易化を図り得ないものであった。
更に、遊技盤の後側着脱式形態のパチンコ機における遊
技盤の施錠に関する技術に関しては、取付部材が複雑な
構成であると共に保持枠への組付けに手間が掛かる等の
欠点があり、やはり遊技盤の取付け作業の簡素化および
簡易化を図ることはできなかった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく提案されたものであって、遊技盤を縦向き状態で
固定化保持する施錠具を、遊技盤の着脱方向側からの組
付け操作および回動操作をなし得る形態とすることによ
り、遊技盤の組付け作業の簡易化および合理化を図り得
るパチンコ遊技機の遊技盤用の施錠装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため、本発明に係るパチンコ遊技機の
遊技盤用の施錠装置は、外枠に組付けられた前枠裏側の
保持枠を利用して遊技盤が所要の向きから着脱交換可能
にセット保持されるパチンコ遊技機にあって、前記前枠
の正面に形成された開口面域裏側に合わせて遊技盤用の
セット開口域を成形した前記保持枠を設け、セット開口
域の周囲所要部位に形成した支持孔に対して、遊技盤の
着脱方向側の向きで組付けおよび回動操作可能な施錠具
を回動可能に嵌合セットすると共に抜止め手段で脱抜不
能に支持し、この施錠具には、施錠・解錠方向に回動す
るための操作部分および該操作部分の円周面から半径外
方向へ延出し、遊技盤に対して押圧状態で係合して離脱
し得る施錠部分を設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ遊技
機の遊技盤用の施錠装置について、好適な実施例を挙げ
て添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお
本実施例では、パチンコ遊技機として一般的なパチンコ
機を例示し、遊技盤の前側着脱形態例と、裏側着脱形態
例を個々に説明する。そして、何れの形態例のパチンコ
機にあっても、図1および図2に示すように、外枠1の
開口前面域に組付けられた前枠2において、基本共通の
遊技主要構成部材として窓枠3、開閉式(横開き式)のガ
ラス扉4および上球皿5、定置式の下球皿6、打球発射
装置7および球送りカセット8、機構セット盤9等が装
備されているが、これらの遊技主要構成部材そして各種
の遊技領域およびゲーム内容を備えた遊技盤10につい
ては、本発明の直接の要旨としないことから、図示程度
に止めて前枠2裏側の保持枠およびその関連技術を主に
説明する。
【0009】(遊技盤前側着脱形態例について)この形態
例では、図3および図14に示すように、外枠1の開口
前面域に適した縦長方形枠サイズの前枠2と保持枠11
とが一体の2重枠構造に合成樹脂成形されて、前枠2の
開口面域2Aに合わせた正面内部(裏側)に、保持枠11
が位置したタイプを対象とする。この保持枠11では、
その基本的な構成として、下部の遊技補助盤12と中央
上部の枠体部13とが同一垂直面で一体に成形されて、
両者12,13間に遊技盤用のセット開口域14が成形
されている。そして、このセット開口域14の内周囲に
おいて、4辺の内側に遊技盤位置決め用の突条15,1
5が成形され、また4ヶ所の斜状隅角部に遊技盤を保持
する施錠保持部16が一体成形されている。なお、遊技
補助盤12には発射レール17が取着され、また賞球用
の出口18およびアウト球用の出口19等が成形されて
いる。
【0010】このような保持枠11において、遊技盤の
着脱簡易化を図るための技術として、セット開口域14
の前面側下端縁に沿った位置に、受け部20が一体に成
形されている。この受け部20は、遊技盤10を縦向き
状態で出入れする際に一旦受け得るようにしたもので、
図3,図13および図14に示すように、遊技補助盤1
2の前面側上端縁の左右に1個ずつ配置されて、遊技盤
10の厚み分程の長さで前向きに突設されている。そし
て下辺の突条15の位置に合わせて、各々の受け部20
の上面には斜状の案内面22を有する案内リブ21が成
形されて、同リブ21の後端が当該の突条15に同高位
置で整合連設されている。なお、下辺の突条15が省略
された場合には、各受け部20の案内リブ21の後端
を、また各受け部20の斜状案内面の後端を、セット開
口域14の下端面(遊技補助盤12の上端面)に同高位置
で整合連設してもよい。
【0011】また前述した保持枠11では、遊技盤セッ
ト時の組込み補助を図るための技術として、セット開口
域14の前面側上端縁に沿った位置に案内部23が一体
に成形されている。この案内部23は、遊技盤10を縦
向き状態で組込みセットする際に同盤の上端の位置規制
および案内をなし得るようにしたもので、図3および図
13に示すように、枠体部13の前面側下端縁の左右に
1個ずつ配置されて遊技盤10の厚み分程の長さで前向
きに突設されており、そして各案内部23の下面に成形
した案内リブ24の案内面25の後端を上辺の当該突条
15と同高位置に整合連設している。なお、案内部23
および前記受け部20は、前枠2の開口面域2A内の上
下に突出することになっても、ガラス扉4の内側上部、
発射レール17および発射球と干渉することはない。
【0012】前記保持枠11における4ヶ所の斜状隅角
部には、図3〜図9に示すように、遊技盤10を該保持
枠11に固定するための施錠具35が取着されるように
なっている。この施錠具35は、図6および図8に示す
ように、円筒状に形成されて六角レンチ等の工具34用
の係合口39を一端面に設けた操作部分としての基部3
6と、該基部36の他端面から同一軸心上に延出し先端
部に半径外方へ膨出成形された抜止め手段としての鉤部
40を有する係着部37と、前記基部36の円周面から
半径外方向へ延出した施錠片38とが、合成樹脂製の一
体成形品として構成されている。前記係着部37には、
図7に示すように、横断面十字状のスリット37aが形
成されており、鉤部40の半径内方への弾性変形を許容
するようになっている。更に、施錠片38の先端部裏面
に凸部38aが膨出成形されており、遊技盤10の前面
に当接して保持するようになっている。
【0013】また、前記各斜状隅角部の所要位置には、
図8に示すように、遊技盤10の着脱方向側が小径部4
1aに、裏側端部が該小径部41aより大きな大径部4
1bに設定された段付通孔状の支持孔(抜止め手段)
1を開設してあり、この支持孔41に前記係着部37を
挿通させて施錠具35を保持枠11の斜状隅角部へ取付
け得るようになっている。すなわち、円錐状に成形され
た係着部37の先端を支持孔41に押し込むことによ
り、鉤部40が半径内方向へ変形して挿入が許容され、
該係着部37の挿通が完了すると図8に示すように、支
持孔41の大径部41bに臨んた鉤部40が元の状態に
復元し、施錠具35は保持枠11から脱抜不能に取着さ
れるに至る。なお、係着部37の外径は小径部41aの
内径よりやや小さく設定してあるため、図4および図5
に示すように、施錠具35は係着部37を中心として回
動可能に取着される。すなわち、本実施例の4個の施錠
具35は、図8および図9に示すように、遊技盤10の
着脱方向である前側からの組付け操作と、工具34によ
る回動操作とをなし得ると共に、全て同一方向へ回動し
て開錠,施錠するようになっている。
【0014】図10,図11および図12は、前記施錠
具35の変更例を示したものであり、遊技盤10の着脱
方向側からビス42により回動可能に取着ける形態とし
たものである。この形態では、保持枠11の斜状隅角部
に穴43を設けると共に、施錠具35における基部36
の端部にボス36aを設け、該穴43にボス36aを挿
嵌する。またボス36aに形成された係合口39a側に
開放する有底孔50の底部にビス42の軸部の挿通を許
容する孔51が穿設され、該孔51に軸部を係合口39
a側から挿通したビス42を、斜状隅角部に形成したね
じ孔52に螺合することで施錠具35を取付けるよう構
成される。この場合にあっても、施錠具35は、遊技盤
10の着脱方向である前側からの組付け操作と、工具3
4による回動操作とをなし得る。
【0015】そして、前述した保持枠11の着脱簡易技
術(受け部20や案内部23)に合わせてセット開口域1
4に出入れされる前記遊技盤10においては、取扱い容
易にする技術が望まれ、その一例として図1,図3およ
び図16に示すように、遊技盤10の前面上端部に取っ
手26を設けてもよい。この取っ手26は、遊技領域の
外周囲に装着された装飾部材27と一体に合成樹脂成形
されたものや別体成形されたものを例として案内レール
28の上端部分に合わせて装着され、その下縁に成形し
た指掛け部26aで同レールの前縁を挟み込むように覆
蓋している。これにより遊技機取扱い者が、この取っ手
26を直接持って(指掛けて)重量部材である遊技盤10
を楽に取扱うことができ、また遊技盤10の持ち運びや
保持枠11への出入れの際に、指を案内レール28で傷
付けることを未然に回避し得る。なおこの取っ手26
は、ガラス扉4の内側ガラス4aとの接触状態では、針
金や薄片等の異物の不正操作による遊技領域内への侵入
を防止し得る。また、装飾部材27の所要部分には、各
々の受け部20および案内部23に対する非干渉用の逃
し部27a(図9参照)が必要に応じて成形される。また
4ヶ所の隅部に、前述の施錠具35を回動操作する工具
34を挿通する操作口27bが形成されている(図1お
よび図12参照)。
【0016】前述のように構成された保持枠11を備え
る本実施例のパチンコ機では、前枠2のガラス扉4およ
び上球皿5を開放したもとで、保持枠11に対して遊技
盤10を前側から好適に着脱できる。すなわち遊技盤組
込みセットでは、その操作状態等を図15に例示するよ
うに、遊技盤10を縦向き状態で保持枠11の両受け部
20に一旦載せ受け、次いで遊技盤10を両受け部20
の案内リブ21の案内面22に沿って内部に押込みなが
ら起立させ、そしてそのままセット開口域14内に押込
む。これにより、セット開口域14内に収容された遊技
盤10が左右の突条15で位置決めされ、また上下の突
条15で変動が制止された状態で遊技補助盤12に対し
て同一垂立面に整合された本来の適正姿勢にセットされ
る。なおセットされた遊技盤10は、図4および図9に
示すように、該遊技盤10の操作口27bから工具34
を差し込んで前記4個の施錠具35を同一方向(実施例
では時計方向)へ回動させれば、遊技盤10の前面側へ
移動した施錠片38および前記施錠保持部16間に挟ま
れて不動化保持される。
【0017】一方遊技盤取外しにあたっては、先ず操作
口27bから工具34を差し込んで各施錠具35を前と
は反対方向(反時計方向)へ回動させ、保持枠11のセッ
ト開口域14内の遊技盤10をロック解除させたもと
で、遊技盤10を保持枠11の前側へ引出して両受け部
20に一旦載せ受ける。そして、案内リブ21の案内面
22に沿ってやや前傾姿勢となった遊技盤10を前側へ
持ち出して取外すことができる。
【0018】従って、このような本実施例のパチンコ機
では、遊技盤10全体が相当な重量をもつ部材であると
しても、組込みセット時には両受け部20に載せ受ける
までの持上げ労力、また取外し時には両受け部20から
降すまでの持出し労力を費やす程度で夫々の作業を手早
く楽にかつ安全に行なうことができる。特に組込みセッ
トにおいては、保持枠11上側の案内部23およびその
案内面25を利用して遊技盤10の不要な上動を制止し
得ると共に、遊技盤10のスムーズな垂立収容を図るこ
とができる。また、保持枠11に対する遊技盤の着脱に
おいては、取っ手26を利用すれば遊技盤10全体が持
ち易くなり、夫々の作業がより一層楽で安全に行なうこ
とができる。しかも、4個の施錠具35を遊技盤10の
着脱方向である前側から操作して簡単に開錠または施錠
し得る。
【0019】なお、前述と同様な形態例のパチンコ機に
あっては、木材製または金属製の前枠の開口面域の裏側
に、合成樹脂製または金属製の保持枠が組付け整合され
たタイプも対象とし得る。そして何れのタイプにおいて
も、前述した保持枠11と同様に夫々の保持枠における
開口域の着脱面側(前面側)の上下に、受け部20および
案内部23に相応する構造を有するものが好適に推奨し
得る。例えば実施例では合成樹脂製の保持枠11に合成
樹脂で一体的に受け部20を成形した場合を説明した
が、保持枠11が金属製である場合には受け部20も金
属により一体的に成形することができる。
【0020】(遊技盤裏側着脱形態例について)この形態
例では、図17および図19に示すように、木材製の前
枠2と合成樹脂製の保持枠11とが2重枠構造に組付け
られて、前枠2の開口面域2Aに合わせた正面内部(裏
側)に保持枠11が位置したタイプを対象とする。この
保持枠11では、その基本的な構成として、遊技補助盤
12と枠体部13とが一体成形または別体成形結合され
て、両者12,13に亘る前面側に前枠2の開口面域2
Aに整合し得る広さの空間面域30が成形され、また裏
側に遊技盤10用のセット開口域14が成形されてい
る。そして、このセット開口域14の外周囲(枠体部1
3の両辺部)に遊技盤ロック用の施錠具35が配設さ
れ、また遊技補助盤12には発射レール17が取着され
ると共に、賞球用、アウト球用の各口18,19等が成
形されている。なおこの保持枠11においては、図示し
ないが必要に応じて遊技盤用の位置ピンが配設され、ま
た前記機構セット盤9が開閉形態である場合に合わせて
開閉支点具および止め具が配設されている。
【0021】このような保持枠11において、セット開
口域14の裏面側下端縁に沿った位置に受け部20が、
また裏面側上端縁に沿った位置に案内部23が夫々一体
に成形されている。受け部20については、図13に示
したものと同一形態であって、遊技補助盤12の裏面側
上端縁に左右に1個ずつ配置されて裏向きに突設されて
おり、そして各受け部20の上面には斜状の案内面22
を有する案内リブ21が成形されて、その前端をセット
開口域14の下端内面と同高位置に整合している。一方
案内部23についても、図13に示したものと同一形態
であって、枠体部13の上杆部分の裏面側下端縁の左右
に1個ずつ配置されて裏向きに突設されており、そして
各案内部23の上面に成形した案内リブ24の案内面2
5前端をセット開口域14の上端内面と同高位置に整合
している。なお受け部20および案内部23は、閉鎖セ
ットされた機構セット盤9の下部内側と上端縁外上方に
夫々位置するようにしているが、同セット盤形状,サイ
ズの変更にあっては、夫々の対応部位に非干渉用の逃し
口等を必要に応じて形成してもよい。
【0022】そして、前述した保持枠11のセット開口
域14に裏側から出入れされる遊技盤10においては、
取扱い容易にするための技術の一例として図17および
図19に示すように、遊技盤10の裏面上部に取っ手2
6を設けてもよい。この取っ手26は、遊技領域の対応
裏面に合わせて装着されたセーフ球用の球寄せカバー3
2の上部に一体に合成樹脂成形されたものや別体成形で
装着されたものを例とし、背面側に開口された口33の
上端縁に指掛け部32aを成形している。これにより遊
技機取扱い者が、この取っ手26を直接持って(指掛け
て)重量部材である遊技盤10を楽に取扱うことがで
き、また遊技盤10の持ち運びや保持枠11への出入れ
の際には、指を傷付けることを回避し得る。なお、この
取っ手26が前記機構セット盤9の裏側(背面側)に突出
される場合には、同セット盤9の対応部分に非干渉用の
逃し口を形成すればよい。
【0023】前記施錠具35は、図18および図20に
示すように、前述の遊技盤前側着脱形態のパチンコ機に
実施したものと基本的に同一形態のものを好適に使用し
得る。すなわち、中空状の枠体部13における両辺部の
上下所要位置に支持孔44を設け、この支持孔44に施
錠具35の係着部37を挿通させて鉤部40を係止させ
れば、該施錠具35は、係着部37を中心として回動可
能に取着される。この場合にあっても、前述と同様に遊
技盤10の着脱方向である裏側からの組付け操作と回動
操作とを行なうことができる。なお図示の如く、基部3
6の円周面に把持片45を一体的に成形すれば、手指で
の直接回動操作を可能とし得る。このように構成した施
錠具35によれば、セット開口域14に遊技盤10をセ
ットした後、工具または前記把持片45により該施錠具
35を所定方向へ回動させることにより、施錠片38に
よって遊技盤10を不動化保持し得る。また遊技盤裏側
着脱形態例における施錠具35としては、図10,図1
1および図12に示す構成のものも採用可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るパチン
コ遊技機の遊技盤用の施錠装置によれば、単一部材で構
成される施錠具を、セット開口域の周囲所要部位に形成
した支持孔に対して、抜止め手段を利用して遊技盤の着
脱方向側から簡単に組付けることができる。また、工具
の係合口や手指の把持片を一体に成形したので、遊技盤
の着脱方向側からの回動操作を簡単に行なうことができ
る。すなわち、保持枠の前記支持孔に対する施錠具の組
付け操作と、セット開口域に所要の向きからセットした
遊技盤に対する該施錠具の施錠・解錠方向への回動操作
とを、遊技盤の着脱方向側から行なうことができるの
で、遊技盤の組付け作業の簡素化および合理化を図り得
る。しかも施錠具は、把持片を把持して施錠方向へ回動
させることで、セット開口域にセットした遊技盤を施錠
片で弾性的に圧接係合するようになるから、該遊技盤を
好適に不動化保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパチンコ機全体を略示する正面図
である。
【図2】同パチンコ機の背面図である。
【図3】遊技盤前側着脱式のパチンコ機における前枠と
保持枠および遊技盤を略示する正面図である。
【図4】施錠部分の一部破断した正面図である。
【図5】施錠部分の一部破断した背面図である。
【図6】施錠具および施錠保持部を示した斜視図であ
る。
【図7】施錠具の抜止め部分および該抜止め部分が支持
孔に挿通した状態を示す縦断面図である。
【図8】保持枠に対する施錠具の嵌込み前の状態を示す
平断面図である。
【図9】施錠保持部および施錠具による遊技盤の施錠状
態を示す平断面図である。
【図10】別実施例の施錠具と施錠保持部とを示す斜視
図である。
【図11】別実施例の施錠部分の背面図である。
【図12】別実施例の施錠保持部および施錠具による遊
技盤の施錠状態を示す平断面図である。
【図13】セット開口域の前面側下端縁に成形された受
け部および前面側上端縁に成形された案内部を破断状態
で略示する斜視図である。
【図14】図3中のY-Y線に基く平断面図である。
【図15】保持枠のセット開口域の前側から遊技盤をセ
ットする状態を示した説明図である。
【図16】遊技盤における案内レールの上端部分に装着
された取っ手近傍および下部の側断面図である。
【図17】遊技盤裏側着脱式のパチンコ機における前枠
および遊技盤の背面図である。
【図18】施錠具による遊技盤の施錠状態を示す平断面
図である。
【図19】保持枠のセット開口域の裏側から遊技盤をセ
ットする状態を示す説明図である。
【図20】施錠具による遊技盤の施錠状態を破断して示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 外枠 2 前枠 2A 開口面域 10 遊技盤 11 保持枠 14 セット開口域 35 施錠具 36 操作部分としての基部 38 施錠部分(施錠片) 39 係合口 40 抜止め手段としての鉤部41 抜止め手段としての支持孔 44 支持孔 45 把持片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−96055(JP,A) 特開 平8−809(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63F 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠(1)に組付けられた前枠(2)裏側の保
    持枠(11)を利用して遊技盤(10)が所要の向きから着脱交
    換可能にセット保持されるパチンコ遊技機にあって、 前記前枠(2)の正面に形成された開口面域(2A)裏側に合
    わせて遊技盤用のセット開口域(14)を成形した前記保持
    枠(11)を設け、セット開口域(14)の周囲所要部位に形成
    した支持孔(41,43,44)に対して、遊技盤(10)の着脱方向
    側の向きで組付けおよび回動操作可能な施錠具(35)を回
    動可能に嵌合セットすると共に抜止め手段(40,42)で
    抜不能に支持し、この施錠具(35)には、施錠・解錠方向
    に回動するための操作部分(36)および該操作部分(36)の
    円周面から半径外方向へ延出し、遊技盤(10)に対して押
    圧状態で係合して離脱し得る施錠部分(38)を設けたこと
    を特徴とするパチンコ遊技機の遊技盤用の施錠装置。
  2. 【請求項2】 前記施錠具(35)は、前記遊技盤(10)を前
    側または裏側の向きから着脱可能にセット保持し得る前
    記保持枠(11)のセット開口域(14)の外周囲複数部位に配
    設された支持孔(41,44)に嵌合して抜止め支持され、遊
    技盤(10)の前面側または裏面側に位置する前記操作部分
    (36)に操作用の係合口(39)または把持片(45)を形成する
    と共に、遊技盤(10)に弾性的に圧接接合し得る係脱用の
    施錠片(38)を設けた請求項1記載のパチンコ遊技機の遊
    技盤用の施錠装置。
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