JPH0140538Y2 - - Google Patents

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JPH0140538Y2
JPH0140538Y2 JP19938783U JP19938783U JPH0140538Y2 JP H0140538 Y2 JPH0140538 Y2 JP H0140538Y2 JP 19938783 U JP19938783 U JP 19938783U JP 19938783 U JP19938783 U JP 19938783U JP H0140538 Y2 JPH0140538 Y2 JP H0140538Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、パチンコ機の前面枠を開閉可能に
支えるヒンジ機構の改良に関する。
〈従来の技術〉 従来からパチンコ機の前面枠を開閉可能に支え
るヒンジ機構としては種々のものが提案されてい
る。
例えば、実公昭53−22065号公報によれば、機
枠に上下の固定金具を、前面枠に上下の可動金具
を夫々取付け、両金具の一方に軸を、他方にこの
軸を回転可能に支承する軸受を設け、上下の軸を
中心に前面枠を機枠前面に開閉可能に支えるヒン
ジ機構が公知である。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、従来のヒンジ機構では、上下の軸の中
心が一致していたゝめ、前面枠に掛かる偏荷重に
より、遊技中のトラブル発生時における前面枠の
開閉が著しく困難であつた。
即ち、前面枠の裏側には、貯留タンクや賞球の
排出機構等を有する機構板や、モータ等が組込ま
れた変動入賞装置を有する遊技盤や、前面ガラス
を装着したガラス枠や、上部受皿及び下部受皿、
並びに大型モータを使用した電動打球発射装置等
を組付けているので、開閉時のヒンジ機構に掛か
る重量が非常に大きなものとなる。
また、近時のデジタルゲーム付きパチンコ機に
おいては、特定の賞態様が発生すると、短時間で
多量の賞球が得られる。このため、近時のパチン
コ機では、貯留タンクや上部受皿及び下部受皿の
容量が拡大され、一台のパチンコ機が保有する球
の数も格段に大きくなり、前面枠全体の重量が一
層重くなるばかりでなく、球の流動に伴なう重量
バランスが大きく変化する。
従つて、歪や反りの発生で変形し易い木製の機
枠と前面枠とに使用するヒンジ機構にあつては、
ヒンジ機構の軸受部及び取付ネジ等との間の〓間
によるガタ分が微妙に影響して、留タンクや各受
皿に貯留されている球の重み等により前面枠の自
由端側が下がり、前面枠の下面が機枠の内面と接
触して両者の摩擦抵抗が著しく増加したり、極端
な場合には前面枠の下面が機枠に食込んでしまお
それがある。このため、遊技中には、前面枠の開
閉が著しく困難となつたいた。
また、前面枠の自由端側が下がつた状態で繰り
返し開閉すると、金具が摩耗したり、金具の取付
ビス等に緩みを生じ、ヒンジ機構にガタが発生し
易い。このため、ヒンジ機構のガタにより、前面
枠の施錠装置が作動しなくなつたり、前面枠を閉
じた際に機枠との間に不要な〓間を生じ、この〓
間からピアノ線等を差し込んで不正に遊技される
ことにもなり、前面枠を適正位置に係止できなく
なる。更に、前面枠に取付けられる遊技盤にも傾
きを生じ、遊技に悪影響を及ぼす。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本考案は、上部ヒンジ機構の回転中心と
下部ヒンジ機構の回転中心とを前面枠の前方で、
且つ機枠端面の板厚の範囲内に夫々位置させると
共に、下部ヒンジ機構の回転中心を上部ヒンジ機
構の回転中心に対して機枠の自由端側に位置さ
せ、偏荷重による前面枠の変位を吸収できるよう
にしたことを特徴とするものである。
〈作用〉 従つて本考案によれば、下部ヒンジ機構の回転
中心を上部ヒンジ機構の回転中心に対して機枠の
自由端側に位置させているので、開閉に際して前
面枠の自由端側が僅かに上昇する。このため、偏
荷重の掛かる前面枠が、遊技中であつてもスムー
スに開閉する。
また、上部ヒンジ機構の回転中心と下部ヒンジ
機構の回転中心とを前面枠の前方で、且つ機枠端
面の板厚の範囲内に夫々位置させているので、前
面枠が開いた際に、ヒンジ機構側に隣接する他の
パチンコ機への突出量を必要最小限にできる。こ
のため、遊技中に前面枠を開閉しても、他の遊技
者の遊技を妨げることがない。
〈実施例〉 以下、本考案を図面に示した一実施例に基いて
説明する。
第1図に示すようにパチンコ機1は、前後面が
開放する機枠2に前面下方を塞ぐ補強部材2aを
取付け、この機枠2の前開口部には額縁状の前面
枠3をヒンジ機構4により一側で開閉可能に装着
する。
前面枠3には、その窓部5を後方から塞ぐよう
に遊技盤6を装着し、この遊技盤6の後方に機構
板7をヒンジ8により前面枠3に対して開閉且つ
着脱可能に装着する。また、前面枠3には、その
前面の下方に球を貯留する下部受皿9と、打球の
発射操作を行なう操作部10を設け、その裏面に
は操作部10の操作により打球を弾発する打球発
射装置11を設ける。そして、前面枠3の窓部5
の前面には、ガラス枠12と上部受皿を備えたパ
ネル13とを上下二段に設ける。
このガラス枠12には、金属製のフレーム内に
透明ガラスを二重にして収納し、ヒンジ(図示せ
ず)により前面枠3に一側で開閉可能に装着して
いる。そして、ガラス枠12の自由端には係止片
14を後向きに突設し、この係止片14で前面枠
3の施錠装置15に施錠される。尚、施錠装置1
5を解錠するには、前面枠3の前面の一側に設け
た鍵穴16に鍵(図示せず)を差し込み、この鍵
を回動することにより施錠装置15を解除して、
ガラス枠12を手動により前方に開放する。従つ
て、遊技盤6の表面で球止り等が発生したときに
は、ガラス枠12を開放して、当該打球を簡単に
取り除くことができるばかりでなく、障害釘の調
整も容易に行うことができる。
前記ヒンジ機構4は、上部ヒンジ機構17と下
部ヒンジ機構18とから構成される。
上部ヒンジ機構17は、機枠2の角部2bに沿
つて取付ける上部固定金具19と、前面枠3の上
部3aに取付ける上部可動金具20から成る(第
2図及び第3図)。
上記上部固定金具19は、断面が略逆L字状に
屈曲して成り、機枠2の上面に沿う水平面21
と、機枠2の外側面2eに沿う垂直面22とを備
える。上記水平面21の前側端部には、機枠2の
前方に延び、しかもその端部が舌片状に横向きに
延びた抑止片21aを延出すると共に、この抑止
片21aに向つて延び、機枠2の端面に沿つて下
向きに折り曲げた位置決め片21bを突設する。
また、上記垂直面22の前側端部には、高さの途
中から機枠2の前方に延びる支持片22aを延出
し、この支持片22aの先端部を円筒形に屈曲
し、上下面が開放した軸受部22bを設ける。そ
して、垂直面22の上端部からは、機枠2の前方
に延びる舌片状のストツパ片22cを延出すると
共に、下端部からは機枠2の端面に沿つて折り曲
げた位置決め片22dを延出する。また、水平面
21と垂直面22には、取付ネジを挿入する取付
孔23を複数開設する。
尚、取付孔23は、孔縁が内向きに縮径した擂
鉢形で、皿ネジの頭部が水平面21または垂直面
22の表面に突出しないで嵌入できるようにして
いる(第5図)。
上部可動金具20は、前面枠3の背面に沿う左
右に延びた取付面24と、この取付面24と直交
して延び、前面枠3の上端面に沿う水平面25と
を備える。この水平面25の前側端部には、前面
枠3の前方に突出する突出片25aを設け、この
突出片25aの先端には前記上部固定金具19の
軸受部22bに回転可能に嵌り込む軸25bを下
向きに植設する。そして、突出片25aの前縁を
上向きに折曲げて、上部固定金具の19のストツ
パ片22cに衝接して前面枠3の最大開放位置を
規制する当接部25cを設ける。また、取付面2
4には、取付ネジを通す取付孔26を左右に開設
する。
一方、下部ヒンジ機構18は、機枠2と補強部
材2aとの間の内側隅部2cに取付ける下部固定
金具27と、前面枠3の下部3bに取付ける下部
可動金具28とから成る(第2図及び第3図b)。
上記下部固定金具27は、機枠2の内側面に沿
う機枠用取付面29と、この取付面29の端部に
直交して延び、補強部材2aの背面に沿う補強部
材用取付面30とを備え、両取付面29,30に
は取付ネジを通す取付孔31を複数開設する。そ
して、補強用取付面30の上端からは、補強部材
2aの上端面に沿う水平面32を延出し、この水
平面32の一側端部からは補強部材2aの前方に
突出する舌片状の支持片32aを延出し、該支持
片32aの先端中央に軸32bを上向きに植設す
る。
また、下部可動金具は28は、前面枠3の背面
に沿う取付面33と、この取付面33の下端から
前面枠3の下端面に沿つて延びる水平面34とを
備える。そして、水平面34の一側端部から前面
枠3の前方に突出する舌片状の突片34aを延出
し、この突片34aの先端中央に上記下部固定金
具27の軸32bが嵌り込む軸受孔34bを開設
する。また、水平面34の一側には、前面枠3の
側端面に沿つて折り曲げた位置決め片34cを延
出する。尚、取付面33には、取付ネジを通す取
付孔35を左右に開設する。
上記した各金具19,20,27,28を使用
して前面枠3を機枠2に開閉可能に支持するに
は、機枠2に各固定金具19,27を取付けると
共に、前面枠3に各可動金具20,28を取付け
る。
まず、機枠2と補強部材には、各固定金具1
9,27の取付孔23,31に対応させて、貫通
孔36…を開設する(第4図)。また、機枠2の
角部2bには、その外面に上部固定金具19が嵌
り込む切込み段部2dを形成すると共に、その上
端を内向きに一部切欠いて切欠部37を形成す
る。
次に、機枠2の切込段部2dに上部固定金具1
9を嵌め込み、その各位置決め片21b,22d
を機枠2の前側端部に当接させ、取付ネジ38を
各取付孔23から貫通孔36に通し、取付ネジ3
8の突出端に座金39を嵌めてナツト40で締付
けて固定する(第4図a及び第5図)。尚、バリ
等の影響が出ないように、機枠2の角を予め面取
りしておくとよい。
また、機枠2と補強部材2aとの間の内側隅部
2cに下部固定金具27を位置させ、取付ネジ3
8を各貫通孔36から取付孔31に通し、取付ネ
ジ38の突出端に座金39を嵌めてナツト40で
締付けて固定する(第4図b)。尚、取付ネジ3
8の頭部に座金を通しておけば、ネジ38が機枠
2と補強部材2aに食込むのを防止できる。
一方、前面枠3の上部3aに上部可動金具20
を、その下部3bに下部可動金具28を夫々位置
させて、取付ネジ(図示せず)を前面枠3の前面
から取付孔26,35に打込んでナツトで締付け
て固定する。
そして、機枠2に対して前面枠3を直交状に位
置させ、上部固定金具19の軸受部22bに上部
可動金具20の軸25bを、下部固定金具27の
軸32bに下部可動金具28の軸受孔34bを
夫々合せて上方から嵌め込めばよい(第6図)。
これにより、前面枠3は各軸25b、軸32bを
中心に機枠2に回転可能に支持される。
このとき、上部ヒンジ機構17の回転中心aと
下部ヒンジ機構18の回転中心bを前面枠3の前
方より突出させ、且つ機枠2の端面2fの板厚A
の範囲内に位置させると共に、下部ヒンジ機構1
8の回転中心bを上部ヒンジ機構17の回転中心
aに対して機枠2の自由端側に位置させる。
即ち、第7図に示す座標を用いて説明すると、
前面枠3を閉じた状態で、機枠2の外側面2eと
前面枠3の背面との交点を原点Oとし、前面枠3
の背面に沿う方向をx軸とし、機枠2の外側面2
eに沿う方向をy軸とする。また、機枠2の端面
2fの板厚をAと、前面枠3の板厚をBとする。
このときの最適位置を座標で示すと、上部ヒン
ジ機構17の回転中心aは、座標上a(x1,y1
が、 x1=A/2,y1=3/2B 前後の位置が適当である。
また、下部ヒンジ機構18の回転中心b、座標
上b(x2,y2)が、 x1<x2<A,y2=y1=3/2B 前後の位置が適当である。
即ち、次の効果が期待できる。
前面枠3を開いた際に、隣接する他のパチン
コ機1′への前面枠3の突出量を必要減少限に
とゞめることができる(第10図)。
前面枠3の基端部と機枠2の端面2fとの交
叉部分を必要最小限にできる。このため、前面
枠3の基端部に形成する切り落し部3cも必要
最小限にとゞめることができる。
前面枠3の自由端側の下降を防止できる。
ヒンジ機構4の強度を高く維持できる。
これに対して、座標上、x1,x2<A/2である
ならば、前面枠3を開いた際に機枠2の外側面2
eから前面枠3が外向きに突出してしまい、隣接
するパチンコ機での遊技の妨げとなる。また、x1
>A/2であるならば、切り落し部3cの角度や
面積が増加し、前面枠3を閉じた際の機枠2との
間に〓間が生ずるおそれがあり、この〓間からピ
アノ線等を差し込まれ不正に遊技が行なわれるお
それがある。このため、x1,x2をA/2より大き
くすると、防犯性が徐々に悪化する。一方、x1
x2であるならば、前面枠3が水平に開閉するはず
であるが、実際は前面枠3の自重や球の重みによ
り前面枠3の自由端が下がつた状態で開閉し、前
面枠3の下面が補強部材2aの上面と擦れたり、
ヒンジ機構4に負荷が掛かる等の欠点がある。
そして、y1<3/2Bであるならば、前面枠3の
切り落し部3cの面積が増加し、防犯上好ましく
ない。また、y1>3/2Bであるならば、ヒンジ機
構4の回転中心が前面枠3から必要以上に離れて
しまい、ヒンジ機構4の強度が低下する原因とな
る。
従つて、上部ヒンジ機構17の回転中心aと下
部ヒンジ機構18の回転中心bとを前面枠3の前
方で、且つ機枠2の端面2fの板厚Aの範囲内に
夫々位置させると共に、下部ヒンジ機構18の回
転中心bを上部ヒンジ機構17の回転中心aに対
して機枠2の自由端側に少なくとも位置させるこ
とが必要となる。
構成上は、両回転中心a,bの位置は、機枠2
及び前面枠3、並びに他方の回転中心a,bの位
置により相対的に決定されるものであるが、本考
案では図面に示した様に位置させている。特に、
下部ヒンジ機構18の回転中心bを、上部ヒンジ
機構17の回転中心aに対してx軸方向に数mm内
側に位置させ、両回転中心a,bを結ぶ前面枠3
が開閉する際の回転中心cが、第8図で示すよう
に斜め右上がりとなる様にしている。従つて、前
面枠3の自由端側が少し上昇する様に開閉するこ
とゝなるが、実際は各金具間のガタ分や前面枠3
の自重及び球の重みにより前面枠3の自由端側が
少し下がり、前面枠3がほゞ水平に開閉する。
尚、x1,x2がX軸において、負の方向に移動す
ると、前面枠3を開いた際に、ヒンジ機構4側に
隣接するパチンコ機に大きく突出してしまい、隣
接するパチンコ機での遊技の妨げとなる。また、
x1,x2が機枠2の端面2fの板厚Aより大きい
と、このまゝでは前面枠3の基端部と機枠2の端
面2fとが交叉して開かないので、前面枠3の基
端部を短く切断しなければならない。このため、
機枠2と前面枠3との間に不要な〓間が生ずる。
一方、y1,y2が前面枠3の板厚Bより小さいと、
同様に前面枠3の開閉が不能となるため、前面枠
3の基端部を短く切断しなければならず、機枠2
との間に不要な〓間が生ずる。
次に、前面枠3の開閉動作について説明する。
まず、閉じた状態の前面枠3を開くには、機枠2
のロツク機構41bを解錠して、前面枠3を手前
に開けばよい。そして、前面枠3の最大開放位置
は、上部固定金具19のストツパ片22cに上部
可動金具20の当接部25cの前面が衝突するこ
とにより規制される(第9図b)。尚、この最大
開放位置にあつても、前面枠3の前面が機枠2の
外側面2eより僅かに内側に位置するので、隣接
する他のパチンコ機1′の操作部10′での操作に
支障がない。
また、開いている状態の前面枠3を閉じるに
は、前面枠3を機枠2に向つて押し込めばよい。
前面枠3を押し込むと、その係止片41aが機枠
2のロツク機構41bに係合し、前面枠3が閉じ
た状態にロツクされる(第9図a)。
一方、前面枠3を機枠2から外すには、前面枠
3を機枠2に対して略直角に開き、前面枠3を上
方に持上げる様して外せばよい。尚、前面枠3を
閉じた状態や、機枠2に対して鋭角的に開いた状
態では、上部可動金具20の上面が上部固定金具
19の抑止片21aの下面に衝突して、前面枠3
が不正に外されるのを防止している(第9図)。
尚、前記実施例において、前面枠3の下面と補
強部材2aの上面との接触面に低摩擦材を設けて
おくとよい。
〈考案の効果〉 以上説明した様に本考案によれば、上部ヒンジ
機構の回転中心と下部ヒンジ機構の回転中心とを
前面枠の前方で、且つ機枠端面の板厚の範囲内に
夫々位置させると共に、下部ヒンジ機構の回転中
心を上部ヒンジ機構の回転中心に対して機枠の自
由端側に位置させ、偏荷重による前面枠の変位を
吸収しているので、遊技中にトラブルが発生した
際に、前面枠を隣接する他のパチンコ機での遊技
に支障なく、簡単に且つスムースに開閉できる。
即ち、前面枠の上下の受皿に賞球が充満していて
も、この賞球を外箱に掻き出す等の面倒な作業が
不要となり、前面枠を何時でも自由に且つ迅速に
開閉できる。
また、歪や反りの発生し易い木製の機枠と前面
枠とに使用するヒンジ機構において、特に実用的
な効果が高い。即ち、木材に歪や反りが発生して
も、前面枠の自由端側が下降したりすることな
く、その変位をヒンジ機構により確実に吸収でき
る。更に、機枠及び前面枠に特別な加工を施すこ
となく、ヒンジ機構を簡易に取付けることができ
るばかりでなく、前面枠を閉じた状態でも適正位
置に保持できるので、機枠との間に不要な〓間が
生じたりすることなく、不正遊技を防止するとい
う点でも優れた効果を奏し、耐久性に富む実用的
な価値の高いヒンジ機構を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
分解斜視図、第2図は機枠と前面枠との分解斜視
図、第3図aは上部ヒンジ機構の分解斜視図、同
図bは下部ヒンジ機構の分解斜視図、第4図aは
上部固定金具の取付け状態の分解斜視図、同図b
は下部固定金具の取付け状態の分解斜視図、第5
図は上部固定金具の取付け状態の一部断面図、第
6図aは上部ヒンジ機構の組付け状態の斜視図、
同図bは下部ヒンジ機構の組付け状態の斜視図、
第7図及び第8図は上部ヒンジ機構と下部ヒンジ
機構の回転中心を示す説明図、第9図aは前面枠
を閉じた状態の一部平面図、同図bは前面枠を開
いた状態の一部平面図、第10図は機列における
前面枠を開いた状態を示す一部平面図である。 同図中、1はパチンコ機、2は機枠、2fは機
枠の端面、3は前面枠、4はヒンジ機構、17は
上部ヒンジ機構、18は下部ヒンジ機構、aは上
部ヒンジ機構の回転中心、bは下部ヒンジ機構の
回転中心を夫々示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上部ヒンジ機構と下部ヒンジ機構とにより機枠
    に対して一側で開閉可能に支持された前面枠を備
    えたパチンコ機において、 前記上部ヒンジ機構の回転中心と下部ヒンジ機
    構の回転中心とを前面枠の前方で、且つ機枠端面
    の板厚の範囲内に夫々位置させると共に、下部ヒ
    ンジ機構の回転中心を上部ヒンジ機構の回転中心
    に対して機枠の自由端側に位置させ、偏荷重によ
    る前面枠の変位を吸収できるようにしたことを特
    徴とするパチンコ機のヒンジ機構。
JP19938783U 1983-12-28 1983-12-28 パチンコ機のヒンジ機構 Granted JPS60108666U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19938783U JPS60108666U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 パチンコ機のヒンジ機構

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JP19938783U JPS60108666U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 パチンコ機のヒンジ機構

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JP5008696B2 (ja) * 2009-06-29 2012-08-22 株式会社藤商事 遊技機

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