JP2887589B2 - パチンコ遊技機における着脱施錠式の保護部材 - Google Patents

パチンコ遊技機における着脱施錠式の保護部材

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JP2887589B2
JP2887589B2 JP15460297A JP15460297A JP2887589B2 JP 2887589 B2 JP2887589 B2 JP 2887589B2 JP 15460297 A JP15460297 A JP 15460297A JP 15460297 A JP15460297 A JP 15460297A JP 2887589 B2 JP2887589 B2 JP 2887589B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機
における着脱施錠式の保護部材に係り、更に詳しくは、
パチンコ遊技機の裏側に着脱可能に施錠セットされる着
脱施錠式の保護部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やアレンジボール機に代表さ
れるこの種の遊技機では、各機種共通に使用される基本
構成部材として、外枠に開閉および着脱可能に組付けら
れる前枠の前後各部に、窓枠およびガラス扉、上下の球
皿、球送り発射装置、各種の球処理部を有する機構盤そ
して電飾用部材等が夫々組付けセットされており、一方
前枠の正面内側の収容枠に交換可能にセットされる遊技
盤のゲーム内容等に応じて使用される部材や部品とし
て、遊技盤の裏側に図柄表示装置の収容ケースや球通出
区分用の球案内カバー等が取着され、また前記機構盤の
中央の点検用窓口に対して各種タイプの保護カバー等が
組付けられる。そしてこれらの部材,部品において、強
固な組付けが要求される前記基本構成部材では、ビスや
専用具等で固定および組付けられ、一方随時簡単な開閉
または着脱が要求される前記機構盤の保護カバーでは、
開閉連結具および施錠具で組付けられ、また必要時に取
外し可能な固定が要求される前記遊技盤の図柄表示装置
の収容ケースや球案内カバーでは、ビスや止め具で定着
されている。なお各メーカ毎の遊技機の機構盤について
は、遊技盤の着脱形態に合わせて、着脱可能にビス止め
されるタイプと、開閉および着脱可能に組付けセットさ
れるタイプとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述したパチ
ンコ遊技機において、着脱が要求されまた望まれている
保護部材、例えば前記遊技盤の球案内カバーや機構盤の
保護カバーでは、ビス以外に一般的に多用されている組
付け用具として、ビス止めまたは軸止めされる回動レバ
ー状の止め具の他に、部材側の係合孔に対する開閉式の
係合ナットおよび操作用摘みを有して通称「ラッチ」とも
呼ばれている施錠具を利用して組付けられている。しか
し前者の用具では、比較的に安価ではあるとしても、経
時的変化により係合力や締付け力が低弱化するために、
保護部材の安定保持が難しくその上に数多くの配置が必
要となる。また逆に締付け力を強化すれば、止め具自体
の回動操作がし難くなる不便がある。一方後者の用具で
は、比較的に安定した施錠が可能ではあるとしても、2
部品以上の組合わせ用具となるため案外高価となり、特
に保護部材に対する用具自体の組付けには専用機器,工
具を必要とし、未熟練者による指先操作では組付けるこ
とができず、その取扱いが面倒である等の問題があっ
た。
【0004】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るために新規に提案したもので、パチンコ遊技機に必要
とされる遊技盤や機構盤等の構成部材の裏側に着脱可能
に組付けセットされるべき保護部材にあって、回動式の
施錠手段を指先操作で手早く楽に組付けセットして、簡
単に施錠,解錠操作し得るようにした取扱い容易で安価
となる着脱施錠式の保護部材を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、初期
の目的を達成するため本発明は、パチンコ遊技機におけ
る必要な構成部材の裏側に適宜配設された施錠受具に対
して着脱可能に施錠セットされる合成樹脂成形の保護部
材にあって、同保護部材の本体外側部位に支持部を一体
成形すると共に、この支持部に対して指先操作で着脱可
能に組付けセットし得る合成樹脂成形の施錠鍵具を回動
可能に支持し、前記支持部では、前記保護部材の本体外
側部位に、軸孔を有する外側の支持片と、嵌込み口およ
び軸孔部を含む支持口を有する内側の支持片とを所定の
対向間隔で成形しており、前記施錠鍵具では、前記支持
部の両支持片間に位置し得る本体両端に内外の軸部を成
形すると共に、内側の軸部先端に鍵部を形成し、前記支
持部に対して外側の軸部を支持片の軸孔に嵌合すると共
に、内側の軸部を支持片の支持口に嵌合して鍵部を内側
の支持片より内向きに突出させた状態で回動可能に支持
されており、前記構成部材の裏側に前記保護部材が整合
されたもとで、前記施錠鍵具の鍵部を、前記施錠受具に
成形された施錠受部に合わせて係脱可能に施錠し得るよ
うに構成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】パチンコ遊技機の構成部材における裏側の所定
位置には、施錠受部を成形した施錠受具が適宜配設され
る。また、保護部材の本体外側部位には支持部が一体成
形され、この支持部に施錠鍵具が回動可能に組付けセッ
トされる。支持部に対する施錠鍵具の組付け形態は、本
体の外側軸部を外側支持片の軸孔に仮り嵌めし、該本体
の内側軸部を内側支持片に形成した嵌込み口に整合させ
て押込むことにより、該外側軸部が軸孔に嵌合すると共
に内側軸部が支持口に嵌合するようにしたものであり、
専用機器や工具を一切使用せずに簡単な指先操作で手早
く楽に組付け支持し得る構成となっている。支持部に組
付け保持した前記施錠鍵具は、内側軸部の先端に設けた
鍵部を内側支持片の内方へ突出させた状態で回動可能に
配設され、指先操作による本体の回動変位により、該鍵
部を施錠位置と解錠位置とに変更させるようになってい
る。
【0007】従って、支持部に組付けセットした施錠鍵
具を解錠位置に回動変位させた状態において保護部材を
構成部材の所定位置に位置決めすると、鍵部が前記施錠
受具の施錠受部内に突入し、該施錠鍵具を指先で施錠位
置に回動させれば該鍵部が施錠受具に強固に係合して、
該保護部材全体を安定良くセットし得る。また、セット
された保護部材を取外す場合は、前記施錠鍵具を指先で
解錠位置に回動させれば、鍵部と施錠受具との係合が解
除されると共に、該鍵部が施錠受部から抜け出し得るの
で、該保護部材を構成部材から分離し得る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ遊技
機における着脱施錠式の保護部材について、好適な実施
例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明
する。なお本実施例では、遊技機の代表例の一つである
一般的なパチンコ機の裏側に着脱可能に組付けセットさ
れる保護部材を対象にして主に説明する。
【0009】そこで、本実施例の着脱施錠式の保護部材
の説明に先立ち、パチンコ機の基本的な構成を要約説明
する。すなわち図1は、裏側の機構盤を取外したパチン
コ機全体(外枠,前枠および遊技盤)の背面を略示し、ま
た図2は、取外された機構盤の背面を略示する。図1に
略示するように、外郭保持枠用の外枠Aに対して開閉お
よび着脱可能に組付け保持される開閉搭載枠用の前枠B
の裏側に、遊技盤用の収容セット枠Cが設けられ、この
収容セット枠Cに成形されたセット口1に合わせて所要
のゲーム領域を有する遊技盤Dが前側から着脱交換可能
に収容セットされており、一方収容セット枠Cの外形裏
側に合わせて図2に略示する機構盤Eが着脱可能にビス
止めセットされている。そして前記遊技盤Dのゲーム領
域に対応する裏側に、回転ドラム式または回転ベルト式
の図柄可変表示部2を内蔵した方形箱状の収容ケース3
と、各入賞具に入ったセット球を通出区分する方形枠ケ
ース状の球案内カバー4が夫々着脱可能に取着セットさ
れている例を示し、一方前記機構盤Eでは、中央部に開
口された遊技盤点検用の窓口6に対して、方形箱状の保
護カバー7が開閉(横開き)および着脱可能に組付けセッ
トされている例を示す。
【0010】なお前枠Bと収容セット枠Cとは、合成樹
脂材で前後二重枠形態に一体成形されたものを例示す
る。また遊技盤D裏側の球案内カバー4は、ゲーム領域
内の遊技部品、主として各入賞具等の配置に合わせた各
種形状・サイズのものが選択使用される。一方機構盤E
の保護カバー7についても、遊技盤D裏側に設置される
前記図柄可変表示部2の収容ケース3や大型の入賞装置
5のサイズ・位置、そして使用される球案内カバー4の
サイズ等に適合し得る形状・サイズのものが選択使用さ
れ、機種によっては遊技盤Dの裏側に着脱可能に取着セ
ットされて、機構盤Eの窓口6内から裏側(背面側)に突
出されるタイプのものが使用されることもある。ちなみ
に機構盤E自体については、収容セット枠Cに対して遊
技盤Dが裏側から着脱交換し得る形式の場合には、開閉
および着脱可能にセットされるタイプが使用される。ま
た、前記収容ケース3,球案内カバー4そして機構盤E
および保護カバー7は、ともに合成樹脂成形されたもの
が使用される。
【0011】前述したパチンコ機にあって、本実施例の
着脱施錠式の保護部材は、前記収容ケース3や球案内カ
バー4および保護カバー7等に代表される着脱用のカバ
ー部材Fを対象例にして好適に実施し得るもので、何れ
のカバー部材Fに対しても基本的には同様に構成されて
手早く簡単に組付け操作し得る。そこで、このような着
脱施錠式の保護部材に係る基本的な技術について、各図
を参照しながら説明する。すなわち、基本構成として図
3および図4に例示するように、前記遊技盤D側または
機構盤E側に施錠受具10が取着または成形されること
において、カバー部材Fの外周所要部位に成形された支
持部14に対して、1つの回動式の施錠鍵具22が着脱
可能に組付け支持されている。そしてこれらの具体的な
構造等について、先ず施錠受具10では、円筒ボス状に
合成樹脂成形された係合筒11の前盤12に、施錠受部
としての施錠孔13が成形されており、この施錠孔13
は、図5(a)および図5(b)に例示するように、中心の
円孔部13aと両側の角孔部13b,13bとを一連に
開口した鍵孔状とされて、施錠鍵具22の鍵部26と係
合し得るようになっている。なお係合筒11の直径およ
び軸長は、対象のカバー部材Fに合わせて選定される。
また円孔部13aの直径に対して、各側の角孔部13b
の開口幅を約半分位にして例示する。
【0012】これに対してカバー部材Fの前記支持部1
4では、図3および図4に例示するように、カバー部材
Fの側縁部または隅角部に、適宜弾性強度を有する内外
一対の支持片15,16が所要の対向間隔で一体成形さ
れて、図示外側の支持片15に円形の軸孔17が、また
図示内側の支持片16に鈎形の支持口18が夫々成形さ
れており、また両支持片15,16間の所要位置に、施
錠鍵具22に対する位置決め用の係止片20と弾性変形
可能な係合部21が成形されている。そして前記支持口
18では、施錠鍵具22の鍵部26側を着脱可能に支持
する形状として図6(a)および図6(b)に示すように、
一部を開口した略C形円孔の軸孔部18aと、この軸孔
部18aの開口域から内側支持片16の外縁に開口した
略V字状の嵌込み口18bとを一連に成形しており、軸
孔部18aに比較して嵌込み口18bの外側開口幅を大
きく、内側開口幅を小さくして、両側の斜状口縁による
案内縁18c,18cの内端に抜止め用の係止部18d,
18dを形成している。これに関連して内側の支持片1
6では、支持口18の弾性的な開閉変形を許容するため
に、軸孔部18aからスリット19を必要に応じて形成
し、嵌込み口18bの開口幅を適宜広げ得るようになっ
ている。また前記係合部21については、図7(a)およ
び図7(b)に例示するように、内側に第1,第2の当接
端21a,21bおよび円弧状の案内面21cを形成し
た例を示す。
【0013】一方前記施錠鍵具22では、合成樹脂成形
例にあって図3および図4に例示するように、外側に操
作用の摘み部24を有する矩形状の本体23の基部23
a両端に同径の支軸25,25が突出成形され、内側の
支軸25先端に鍵部26が成形されて、全体が1つの回
動レバー形態とされている。本体23は、前記支持部1
4の両支持片15,16間に適した矩形状サイズとされ
て、基部23a外周に、前記係止片20に当接して係合
部21に弾性的に係脱し得る半円形状の係合子27を突
出成形している。また両支軸25,25は、本体23の
基部23aの肉厚より適宜小径で各支持片15,16の
軸孔17および支持口18に嵌合し得る円形サイズとさ
れている。一方鍵部26は、前記施錠受具10の施錠孔
13に対して出没および係脱し得る形状にあって、本体
23の内側の支軸25から突設された大径ボス状の頭部
26aの外側に台形状の鍵片26bが突設され、この鍵
片26bの両側片部に、施錠孔13の角孔部13b,1
3bに対する係止縁26c,26cが形成されている。
なお、本体23の基部23a内端と鍵部26の頭部26
a基端との間隔は、内側の支持片16の肉厚より適宜大
きくされ、また頭部26aは、支持口18の軸孔部18
aより適宜大径とされている。
【0014】前述した着脱施錠式の保護部材では、カバ
ー部材Fの支持部14に施錠鍵具22を簡単な指先操作
で手早く組付け支持して回動操作し得る。すなわち施錠
鍵具22の組付け例として、本体23の外側支軸25を
支持部14の外側支持片15の軸孔17に仮り嵌めする
と共に、内側支軸25を内側支持片16の支持口18の
嵌込み口18bに合わせて押込む。これにより外側支軸
25が軸孔17に嵌合される一方、内側支軸25が図6
(a)および図6(b)に例示するように、嵌込み口18b
両側の案内縁18c,18cに沿って押込まれる過程
で、内側支持片16の弾性変形を利用して支持口18が
適宜拡開されて嵌込み口18bの内側開口幅、つまり両
側の係止部18d,18dの間隔を広げる。そして、内
側支軸25が係止部18d,18d間を通過して軸孔部
18a内に嵌合した時点で、内側支持片16の弾性復元
により通常間隔に戻された係止部18d,18dで抜止
め保持される。この状態において施錠鍵具22は、両支
持片15,16間で的確に組付け支持されることにな
り、このもとで摘み部24を利用して本体23全体を所
要角度範囲内で円滑に回動して、内側支持片16から突
出した鍵部26を施錠と解錠との位置に変更し得る。
【0015】そして、前述のように回動可能に組付け支
持された施錠鍵具22については、図7(a)および図7
(b)に例示するように、本体23の係合子27が、支持
部14の係止片20の内側面と係合部21内側の第1当
接端21aに係合する状態で解錠位置に保持され、また
本体23の基部23aが係止片20の外側面に、係合子
27が係合部21外側の第2当接端21bに係合する状
態で施錠位置に保持されて、振動等に対する安易な変動
が制止されている。なお係合部21に対する係合子27
は、弾性変形等を利用して係脱可能に係合し得、また案
内面21cとも当接し得るようになっている。そうし
て、このような施錠鍵具22と前記施錠受具10との施
錠については、解錠位置の鍵部26を係合筒11の施錠
孔13に嵌め合わせて、内側支持片16と係合筒11の
前盤12とが当接または近接状態で整合されたもとで、
本体23を単に回動操作することにより、係合筒11内
で施錠位置に変更された鍵部26の係止縁26c,26
cを前盤12の内側、つまり両角孔部13bの孔縁内側
に係合して、強固にロックされるようになっている(図
5(b)参照)。また両者22,10の解錠については、本
体23を解錠位置に回動操作保持することにより、係合
筒11内の鍵部26が施錠孔13と同一向きで整合する
解錠位置に変更されるので、双方11,26が簡単に抜
脱分離し得る(図3および図4参照)。
【0016】前述のように基本構成された本実施例の着
脱施錠式の保護部材は、対象とするカバー部材Fの種類
や組付け条件等に適合し得る実施形態が選定されるもの
で、夫々の構成部の代表的な形態例として、先ず前記施
錠受具10については、前記遊技盤D裏側に取着される
タイプでは、図3および図11に例示するように、同盤
D裏面の凹座部8に合わせてビス止めされる所要形状の
座板11Aに係合筒11を一体に突出成形したもの、ま
た前記機構盤E側に設置されるタイプでは、図8(a)お
よび図8(b)に例示するように、窓口6に臨む内側縁の
所定部位に係合筒11を所定の向きで一体に突出成形し
たものや、ビス止めされる座板11Aに係合筒11を所
定の向きに一体成形したもの、そして遊技盤D裏側に取
着セットされる前記球案内カバー4側に設置するタイプ
では、図9に例示するように、同カバー4外側の座板部
4aや背板部4bに係合筒11を一体に突出成形したも
のが提案される。このような前提例に対して前記支持部
14については、図3,図9および図10に例示するよ
うに、前記球案内カバー4,収容ケース3,保護カバー7
等の必要箇所に両支持片15,16を所定間隔サイズに
して成形され、また施錠鍵具22については、夫々の支
持部14に適合する形状・サイズに成形されて組付け支
持される。
【0017】そこで、本実施例の着脱施錠式の保護部材
の具体的な実施形態例について、対象とするカバー部材
F毎に区分して説明する。すなわち、前記図柄可変表示
部2の収容ケース3を対象とする形態例では、図11に
例示するように、遊技盤D裏面の所定箇所に図3に示し
たタイプの施錠受具10が配置される一方、収容ケース
3の所定箇所に成形された支持部14の支持片15,1
6間に、施錠鍵具22が回動可能に組付け支持されて解
錠位置に保持される。そして遊技盤D裏面に収容ケース
3を整合したもとで、各位置の施錠鍵具22の鍵部26
を施錠受具10の施錠孔13に嵌め合わせて、施錠鍵具
22を指先操作で施錠位置に回動することにより、係合
筒11内の鍵部26が前盤12に強固に係合して、収容
ケース3全体を安定よくセットし得る。また、前記球案
内カバー4を対象とする形態例では、図12に例示する
ように、遊技盤D裏面に配置された前記施錠受具10に
対して、球案内カバー4に成形された支持部14に施錠
鍵具22が組付け支持される。そして、遊技盤D裏面に
球案内カバー4を整合したもとで、前述と同様に各位置
の施錠鍵具22を施錠受具10に合わせて回動操作する
ことにより、双方22,10を係合して球案内カバー4
全体を固定セットし得る。
【0018】一方前記保護カバー7を対象とする形態例
では、図13に例示するように、前記機構盤Eの窓口6
両側に図8(a)および図8(b)に示したタイプの施錠受
具10が配設される一方、保護カバー7における開閉連
結支点の反対側の側部の所定箇所に成形された支持部1
4の支持片15,16間に、施錠鍵具22が回動可能に
組付け支持される。そして図2に略示するように、窓口
6に保護カバー7を閉鎖セットしたもとで、各位置の施
錠鍵具22を施錠受具10に合わせて施錠位置に回動操
作することにより、鍵部26が係合筒11に強固に係合
して、保護カバー7全体を安定良く施錠セットし得る。
なお、前記保護カバー7が機構盤Eの窓口6に対して着
脱可能なタイプのものである場合には、双方7,Eの対
応各部に前述の施錠受具10と支持部14が配設され
て、施錠鍵具22が組付け支持される。そして保護カバ
ー7を窓口6内に収容したもとで、施錠鍵具22を施錠
受具10に係合することにより、同カバー7を強固に施
錠してセット保持し得る。ちなみに何れの形態例にあっ
ても、施錠受具10は、図8(b)に例示したタイプのも
のにして機構盤E側にビス止めするようにしてもよい。
【0019】また前述した収容ケース3、球案内カバー
4そして保護カバー7以外のカバー部材を対象とする形
態例も、提案して好適に実施し得る。例えば、前記遊技
盤D裏側にビス等で取着セットされる前記球案内カバー
4の開口領域の裏側に対して、大型の遊技部品9の裏側
部分9a等を覆蓋するための保護ケース28が着脱可能
に取着される場合では、図14に例示するように、球案
内カバー4の開口領域の裏側周囲に図9に示したタイプ
の施錠受具10が配設される一方、保護ケース28の外
周に成形された支持部14の支持片15,16間に、施
錠鍵具22が組付け支持される。そして、遊技盤D裏面
にビス止めされた球案内カバー4の開口領域の裏側に保
護ケース28を合わせて裏側部分9aを覆蓋したもと
で、各位置の施錠鍵具22を施錠受具10に合わせて施
錠位置に回動することにより、双方22,10が強固に
係合されて保護ケース28全体を安定良くセットし得
る。一方、遊技盤Dに取着される球案内カバー4に別形
状の保護カバー29が着脱可能に取着される場合では、
図15および図16に例示するように、双方のカバー
4,29の各所要位置に、施錠受具10と支持部14お
よび施錠鍵具22とが配設される。そして、遊技盤D裏
面に保護カバー29を合わせたもとで、施錠鍵具22を
施錠受具10に係合することにより、保護カバー29を
セットし得る。何れの実施形態例にあっても、施錠鍵具
22を解錠操作するだけで、施錠受具10との施錠が解
かれて当該のカバー部材Fを遊技盤Dまたは機構盤Eか
ら簡単に取外すことができる。
【0020】このように本実施例の着脱施錠式の保護部
材では、遊技盤D裏側や機構盤E裏側に着脱可能に組付
けセットされる各種形状・サイズのカバー部材を主たる
対象にして、基本的な構成部である支持部14および施
錠鍵具22を成形,組付けを含む適宜形態で所定位置に
配設して簡単に構成し得る。そして、遊技盤D側または
機構盤E側に配設される施錠受具10に対する施錠鍵具
22を、カバー部材Fの支持部14に対して、専用機
器,工具を不要とした簡単な指先操作で手早く楽に組付
け支持し得、またこの施錠鍵具22を施錠受具10に合
わせて回動操作するだけで双方22,10が正確に係合
できるので、カバー部材自体の取扱い、操作が至極楽に
なる。しかも、カバー部材Fの支持部14に組付け支持
された施錠鍵具22を、図示実施例のような係止片20
および係合部21と係合子27とによる位置決め用の規
制保持手段を利用して解錠位置と施錠位置とに保持でき
るので、施錠受具10と施錠鍵具22との施錠時の整合
が手早く楽となり、また双方10,22の施錠状態を安
定良く保持して、振動等に対する弛み、ひいては着脱用
部材のガタ付き等を防止することができる。
【0021】また、カバー部材Fに実施される構成部の
共用化について、図3に例示したような係合筒11と座
板11Aを一体成形したタイプの施錠受具10では、遊
技盤D側に取着セットされる前述の収容ケース3,球案
内カバー4および保護ケース28をも含む各種形状・サ
イズのカバー部材Fを対象とした各実施形態に好適に共
通使用することが可能である。一方施錠鍵具22は、大
小各サイズのものが選定できる前提にあって、例えば前
記保護カバー7,29や保護ケース28を含む夫々のカ
バー部材Fに成形された支持部14の形態、特に両支持
片15,16の間隔や孔口部のサイズ等に適合し得る同
一条件に構成されているもとで、何れの支持部14に対
しても共通使用が可能であり、簡単に組付け支持するこ
とができる。また、施錠受具10の施錠孔13と施錠鍵
具22の鍵部26とが互いに整合し得る同形状であれ
ば、双方10,22の共通使用も勿論可能となる。従っ
て、遊技盤D側または機構盤E側に個々に取着セットさ
れるカバー部材Fが異種外郭形状・サイズ同志のもので
あっても、施錠受具10と支持部14に組付け支持され
る施錠鍵具22とを共用構成部として利用し、好適に実
施することもできるものである。
【0022】本発明の対象とする着脱施錠式の保護部材
は、前述した各図の実施形態例だけに制限されず、これ
以外の着脱用部材を対象としても好適に実施し得るもの
で、例えばアレンジボール機やスロットマシン等の遊技
機等の裏側に着脱可能に取着セットされる各種のカバー
部材にも好適に実施し得る。そして何れの実施形態にあ
っても、カバー部材をその支持部に予じめ施錠鍵具を組
付け支持したセット部材として製作して手軽に取扱い、
使用することができる。そして、着脱施錠形態として、
図17に示すように、施錠受具10では、係合筒11外
側の前盤12またはビス止めされる座板11Aに逃し口
31を形成すると共に、施錠受部としての一対の施錠受
片32,32を突出成形し、また施錠鍵具22では、円
柱形の本体23に摘み部24および内外の軸部25,2
5そして係合子27等を形成すると共に、内側の軸部2
5に連設した鍵部26を、頭部26a両側に施錠受具1
0の前盤12に当接して施錠受片32,32と係合し得
る一対の鍵片26b,26bを成形したものであっても
好適に実施し得る。
【0023】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係るパチ
ンコ遊技機における着脱施錠式の保護部材では、この保
護部材の本体外側部位に一体成形した支持部に施錠鍵具
を回動可能に組付けセットすると共に、遊技機における
構成部材の裏側の所定位置に施錠受具を適宜配設するこ
とにより、保護部材を構成部材の所定位置に位置決めし
て施錠鍵具の鍵部が施錠受具の施錠孔に突入した状態に
おいて、本体を回動させれば鍵部と施錠受具とが強固に
係合するから、簡単な指先操作により当該の保護部材を
所定位置に安定良く固定化セットさせ得る利点がある。
また、施錠鍵具は、本体の外側支軸を支持部の外側支持
片の軸孔に仮り嵌めすると共に、内側支軸を内側支持片
の支持口の嵌込み口に合わせて押込むだけの簡単な作業
で該支持部に組付け得るよう構成されており、専用機器
や工具を一切不要とした簡単な指先操作で手早く楽に組
付け支持させることができ、未熟練者による組付け作業
を可能とすることを含めて組付け作業の合理化を図り得
る有益な効果を奏する。しかも、本発明における鍵部と
施錠受具との施錠形態によれば、係合力や締付け力が経
時的に低弱することがないので、重量のある保護部材で
あったとしても長期間に亘って安定的に固定化保持させ
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】裏側の機構盤を取外したパチンコ機の背面図で
ある。
【図2】裏側の機構盤を略示する背面図である。
【図3】着脱施錠装置の分解斜視図である。
【図4】着脱施錠装置の施錠前状態を示す側断面図であ
る。
【図5】施錠受具を示す正面図である。
【図6】支持部の要部を示す正面図である。
【図7】施錠鍵具の位置決め部を示す断面図である。
【図8】機構盤側に実施した施錠受具の一例を示す斜視
図である。
【図9】球案内カバー側に実施した施錠受具の一例を示
す斜視図である。
【図10】収容ケース側に実施した支持部の一例を示す
斜視図である。
【図11】収容ケースの着脱施錠形態を示す平断面図で
ある。
【図12】球案内カバーの着脱施錠形態を示す平断面図
である。
【図13】保護カバーの着脱施錠形態を示す平断面図で
ある。
【図14】保護ケースの着脱施錠形態を示す平断面図で
ある。
【図15】球案内カバーに対する保護カバーの取着形態
の一例を示す背面図である。
【図16】球案内カバーに対する保護カバーの着脱施錠
形態を示す平断面図である。
【図17】着脱施錠装置の別形態例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 施錠受具 13 施錠孔(施錠受部) 14 支持部 15 外側支持片 16 内側支持片 17 軸孔 18 支持口 18a 軸孔部 18b 嵌込み口 22 施錠鍵具 23 本体 25 軸部 26 鍵部 32 施錠受片(施錠受部) D 遊技盤(構成部材) E 機構盤(構成部材) F カバー部材(保護部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 慎吾 愛知県名古屋市守山区川宮町460番地 有限会社愛和ライト内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63F 7/02 326 - 327

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ遊技機における必要な構成部材
    (D,E)の裏側に適宜配設された施錠受具(10)に対して着
    脱可能に施錠セットされる合成樹脂成形の保護部材(F)
    にあって、同保護部材(F)の本体外側部位に支持部(14)
    を一体成形すると共に、この支持部(14)に対して指先操
    作で着脱可能に組付けセットし得る合成樹脂成形の施錠
    鍵具(22)を回動可能に支持し、 前記支持部(14)では、前記保護部材(F)の本体外側部位
    に、軸孔(17)を有する外側の支持片(15)と、嵌込み口(1
    8b)および軸孔部(18a)を含む支持口(18)を有する内側の
    支持片(16)とを所定の対向間隔で成形しており、前記施
    錠鍵具(22)では、前記支持部(14)の両支持片(15,16)間
    に位置し得る本体(23)両端に内外の軸部(25,25)を成形
    すると共に、内側の軸部(25)先端に鍵部(26)を形成し、
    前記支持部(14)に対して外側の軸部(25)を支持片(15)の
    軸孔(17)に嵌合すると共に、内側の軸部(25)を支持片(1
    6)の支持口(18)に嵌合して鍵部(26)を内側の支持片(16)
    より内向きに突出させた状態で回動可能に支持されてお
    り、 前記構成部材(D,E)の裏側に前記保護部材(F)が整合され
    たもとで、前記施錠鍵具(22)の鍵部(26)を、前記施錠受
    具(10)に成形された施錠受部(13,32)に合わせて係脱可
    能に施錠し得るように構成したことを特徴とするパチン
    コ遊技機における着脱施錠式の保護部材。
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