JPH0236852Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0236852Y2
JPH0236852Y2 JP8938985U JP8938985U JPH0236852Y2 JP H0236852 Y2 JPH0236852 Y2 JP H0236852Y2 JP 8938985 U JP8938985 U JP 8938985U JP 8938985 U JP8938985 U JP 8938985U JP H0236852 Y2 JPH0236852 Y2 JP H0236852Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking
tilting
vehicle
tilting pallet
pallet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8938985U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61206051U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8938985U priority Critical patent/JPH0236852Y2/ja
Publication of JPS61206051U publication Critical patent/JPS61206051U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0236852Y2 publication Critical patent/JPH0236852Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、註車位置へ車両を誘導する駐車装置
に関するものである。
〔考案の背景〕
一般に平面駐車を行なう駐車場における車両の
駐車形式は、駐車場のスペースを最大限に利用し
てできる限りの駐車台数を確保するために第7図
イ,ロ,ハに示すように、直角駐車、縦列駐車、
斜め駐車を採用することが多い。
ところで、このような直角駐車および斜め駐車
を採用する場合、駐車位置30の後方にフエンス
等の障害物31があり、しかも車路32の幅が狭
いと、入出庫時にステアリング操作によつて車両
33を急角度に旋回させて入出庫させる必要か
ら、内輪差等の影響によつて隣り合う他の車両と
接触するのを防ぐためとドアの開閉をするために
駐車位置の間隔を広くして駐車車両の間に充分広
いスペースを設けるようにしていたので、駐車台
数を増やすことができなかつた。
また、入庫時又は出庫時に、車両4を後進させ
ながらステアリング操作して車両4を急角度に旋
回させる必要があるために、運転技術が未熟な運
転者にあつては入出庫操作がスムーズに行ない難
かつた。
一方、縦列駐車にあつては、車両4の出入庫時
に前又は後の車両との接触を防ぎ、車両4のスム
ーズな出入庫操作を行なうことができるようにす
るために、前後の車両との間に余分なスペースを
設けていたので、駐車台数を増やすことができな
かつた。
〔考案の目的〕
本考案は、このような問題点を解決するために
なされたもので、駐車位置への車両のスムーズな
出入庫が行なえ、しかも車両の駐車間隙を狭くし
て駐車台数を増加することができる駐車装置を提
供することを目的とするものである。
〔考案の概要〕
本考案による駐車装置は、水平軌道上を移動可
能な台車と、該台車に水平方向に旋回自在に設け
られた旋回フレームと、一端部側が該旋回フレー
ムの一端側に枢着され、該旋回フレームの旋回面
と鉛直な上方向の鉛直平面を傾動自在な車両載置
面をなす傾動パレツトと、該傾動パレツトと前記
旋回フレームとの間に設けられ該傾動パレツトを
傾動させる油圧シリンダとを備え、前記傾動パレ
ツトはその両端部に車両乗降用のランプ板を設け
たことを特徴とするものである。
〔考案の実施例〕
以下本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細
に説明する。
第1図は本考案による駐車装置の一実施例を示
す側面図、第2図は第1図のA−A線に沿つた平
面図、第3図は第2図のB−B線に沿つた断面
図、第4図は第2図のC−C線に沿つた断面図を
示している。
図中、1は矩形枠状に形成された剛性フレーム
2に走行ローラ3を取付けた台車で、対向する2
本のレール4上に該走行ローラ3が乗つて該レー
ル4上を移動できるようになつている。5は開口
面5aを内側に向けるようにして円環状に形成さ
れた断面コ字形の案内リングで、前記台車1のフ
レーム2に水平に取付けられている。6は方形に
形成された剛性の旋回フレームで、その4角に取
付けられた旋回ローラ7が前記案内リング5のコ
字形溝部5b内に装着され、該案内リング5の環
状軌道に沿つて時計廻りおよび反時計廻りの両方
向に旋回できるようになつている。この旋回フレ
ーム6の前端フレーム部6aには、その内側に後
記する油圧シリンダの一端部が前後方向に揺動自
在に取付けられる油圧シリンダ取付ブラケツト8
が設けられるとともに前方方向に支持ブラケツト
9が延出されている。この支持ブラケツト9の延
出端部には軸受部10が形成され、後記する傾動
パレツトの先端部の嵌合片がこの軸受部10に揺
動自在に取付けられて、該傾動パレツトが前記旋
回フレーム6に対して前後方向に回動できるよう
になつている。11は傾動パレツトで、先端部に
設けた嵌合片12が前記支持ブラケツト9の軸受
部10に取付けられて、ピン12aにより枢支さ
れるとともに、一端側が旋回フレーム6の油圧シ
リンダ取付ブラケツト8に取付けられた油圧シリ
ンダ13の他端側が取付けられ、該油圧シリンダ
13によつて該軸受部10を中心として回動でき
るようになつている。
14は前記傾動パレツト11の先端部から前方
に設けられ、傾斜前端縁が地面に近接する断面略
∧の字形の前部ランプ板で、その後辺板部14a
の後端部両側が該傾動パレツト11の両側に設け
られた軸受15に回動自在に取付けられている。
16は前記前部ランプ板14の後辺板部14aの
後端部両側から後方に延出された第1のロツド
で、後端に設けられたヒンジ17を介して前記旋
回フレーム6の側端に揺動自在に取付けられた第
2のロツド18の上端に連結されている。すなわ
ち、前記傾動パレツト11を回動させると、第1
のロツド16が前記軸受15を支点として時計廻
りに回動するために、前部ランプ板14が跳ね上
げられ、傾動パレツト11の旋回時に該前部ラン
プ板14の先端縁が地面に擦れるのが防止される
とともに、傾動パレツト11に駐車した車両19
の前輪19aに前部ランプ板14の後辺板部14
aが当接し、ストツパとして作用する。
20は前記傾動パレツト11の後端から後方に
設けられ、該傾動パレツト11が水平状態にある
とき、傾斜後端縁が地面に近接する後部ランプ板
で、該傾動パレツト11に固定されており、傾動
パレツト11が水平状態のときに車両19がこの
後部ランプ板20を通つて傾動パレツト11上に
駐車できるようになつている。
21は前記傾動パレツト11の裏面から下方に
支出されたストツパーロツドで、該傾動パレツト
11が水平状態のときに、前記台車1のフレーム
2に取付けられた嵌合ブラケツト22の嵌合孔2
3に嵌合して旋回できないようになつている。
以上が本実施例の構造であるが、次にその作用
について説明する。
車両19は傾動パレツト11が水平状態のとき
に前部ランプ板14又は後部ランプ板20を通つ
て傾動パレツト11上に駐車されるが、この駐車
装置を第5図に示すように、直角駐車方式を採用
する駐車場の各駐車位置に設けた場合、台車1を
予め車路32上に移動し、傾動パレツト11をレ
ール4と直角な位置に旋回させ、水平状態で待機
させる。車路32を進入した車両19は直進した
ままで傾動パレツト11上に駐車される。次い
で、油圧シリンダ13を作動し傾動パレツト11
を回動して傾斜させ、さらにこの傾斜状態のまま
で傾斜上端側を駐車位置側に向けるようにして傾
動パレツト11をレール4と平行な位置まで旋回
する。その際傾動パレツト11の傾斜面は隣接す
る他の車両19のボンネツト19bよりも上方に
位置するので、傾動パレツト11は隣接する他の
車両と接触することなく旋回される。傾動パレツ
ト11を駐車位置に旋回した後、油圧シリンダ1
3を作動して傾動パレツト11を水平位置に戻
し、台車1を車路32から駐車位置に移動させて
車両19の駐車が完了する。
また出庫時は、台車1を車路32まで引出し、
油圧シリンダ13を作動して傾動パレツト11を
傾動する。そしてこの傾動パレツト11を傾斜状
態で時計廻り又は反時計廻りにレール4と直角な
位置まで旋回し、油圧シリンダ13を作動して傾
動パレツト11を車路32上に水平状態に戻し
て、車両19を傾動パレツト11上から車路32
上に自走して降ろす。
以上述べた如く本実施例によれば、駐車位置後
方又は前方の車路の幅が狭くても、傾動パレツト
11は傾斜状態でその傾斜面が駐車位置に隣接す
る他の車両のボンネツト又はトランクリツドより
も上方位置を旋回して、車路を直進して該傾動パ
レツト11上に駐車した車両を、該車路と直角な
駐車位置上に駐車させることができるため、ステ
アリング操作スペースあるいはドア開閉スペース
が不用となるので駐車車両の駐車間隔を狭くする
ことが可能となり、駐車台数を増加することがで
きる効果が得られる。
また、傾動パレツト11への車両の乗降は車路
32上において直進状態で行ない、しかも傾動パ
レツト11の旋回方向は時計方向および反時計方
向の両方の旋回が可能なので、車両の入出庫を前
進運転で行なうことができる効果が得られる。
なお、本考案による駐車装置を使用した他の駐
車場としては、第6図に示すように車路32上に
レール4を設けるようにしてもよい。この場合各
駐車位置に台車1を移動し、傾動パレツト11上
に車両を駐車させた後、該傾動パレツト11を傾
斜した状態で駐車位置まで旋回して水平状態に戻
し、駐車位置まで車両を自走して後進又は前進さ
せることにより駐車が完了する。このような駐車
場にあつては前述した実施例の駐車場と同様の効
果が得られる他、本考案による駐車装置が一基で
済むために、コストが低減できる効果が得られ
る。
〔考案の効果〕
以上述べた如く本考案によれば、駐車時および
出庫時に、傾動パレツト上に車両を載置した状態
で傾動パレツトを傾斜旋回することにより、車両
駐車位置に隣接する他の車両が障害になることな
く傾動パレツトを任意の方向に向けることができ
るので、車両の駐車間隔を狭くすることが可能と
なり、駐車台数を増やすことができる効果が得ら
れる。
また、出入庫時は傾動パレツトの旋回によつて
車両の向きを変えるので、運転者は車両を直進さ
せるだけで車両の出入庫を行なうことができる効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による駐車装置の一実施例を示
す側面図、第2図はそのA−A線に沿つた平面
図、第3図は第2図のB−B線に沿つた断面図、
第4図は第2図のC−C線に沿つた断面図、第5
図、第6図は夫々本考案による駐車装置を使用し
た駐車場の概略平面図、第7図イ,ロ,ハは夫々
従来の駐車場における駐車方式を示した図であ
る。 1……台車、2……剛性フレーム、3……走行
ローラ、4……レール、5……案内リング、5a
……開口、5b……コ字形溝部、6……旋回フレ
ーム、7……旋回ローラ、8……油圧シリンダ取
付ブラケツト、9……支持ブラケツト、10……
軸受部、11……傾動パレツト、12……嵌合
片、12a……ピン、13……油圧シリンダ、1
4……前部ランプ板、14a……後辺板部、15
……軸受、16……第1のロツド、17……ヒン
ジ、18……第2のロツド、19……車両、20
……後部ランプ板、21……ストツパーロツド、
22……嵌合ブラケツト、23……嵌合孔、30
……駐車位置、31……障害物、32……車路、
33……車両。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平軌道上を移動可能な台車と、該台車に水平
    方向に旋回自在に設けられた旋回フレームと、一
    端部側が該旋回フレームの一端側に枢着され、該
    旋回フレームの旋回面と鉛直な上方向の鉛直平面
    を傾動自在な車両載置面をなす傾動パレツトと、
    該傾動パレツトと前記旋回フレームとの間に設け
    られ該傾動パレツトを傾動させる油圧シリンダと
    を備え、前記傾動パレツトはその両端部に車両乗
    降用のランプ板を設けたことを特徴とする駐車装
    置。
JP8938985U 1985-06-13 1985-06-13 Expired JPH0236852Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8938985U JPH0236852Y2 (ja) 1985-06-13 1985-06-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8938985U JPH0236852Y2 (ja) 1985-06-13 1985-06-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61206051U JPS61206051U (ja) 1986-12-26
JPH0236852Y2 true JPH0236852Y2 (ja) 1990-10-05

Family

ID=30643420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8938985U Expired JPH0236852Y2 (ja) 1985-06-13 1985-06-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0236852Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0668222B2 (ja) * 1987-06-16 1994-08-31 株式会社タツノ・メカトロニクス 駐車施設

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61206051U (ja) 1986-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960703079A (ko) 철도 차량의 지향성 유도장치(unit for directionally guiding a transport vehicle along a rail)
JPH0236852Y2 (ja)
JP3245736B2 (ja) フロントアクスルとリヤアクスルによる車両用操縦装置
JP3138974B2 (ja) 自走式作業車
JP2556647Y2 (ja) 自動車移動駐車装置
JPH0667234U (ja) ハンドルの切り返し移行で車の幅寄せ不要収納 装置
JPH0412216Y2 (ja)
JPH0618812Y2 (ja) 自動車用サンルーフの開閉構造
JP3519643B2 (ja) 機械式駐車場の入庫車姿勢修正装置
JP2547179Y2 (ja) 有軌道台車の従動輪
JPH0223712Y2 (ja)
JPH0424040Y2 (ja)
JP2565270Y2 (ja) スライド装置付きターンテーブル装置
JPH0245389Y2 (ja)
JPH07237529A (ja) 省スペース縦列駐車装置
KR20000065856A (ko) 자동차의 이동용 대차
JPH0343097Y2 (ja)
JPH0444761Y2 (ja)
JPH0421979Y2 (ja)
JPH0444759Y2 (ja)
JP3222772B2 (ja) 自走式搬送車
JP2586192B2 (ja) 立体駐車装置
JPH0339568Y2 (ja)
JPH0732780Y2 (ja) ターンテーブルにおける自動車入出と乗降者のデッキ装置
JPH04159102A (ja) 旋回キャスタ