JPH0236344B2 - - Google Patents

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JPH0236344B2
JPH0236344B2 JP60502655A JP50265585A JPH0236344B2 JP H0236344 B2 JPH0236344 B2 JP H0236344B2 JP 60502655 A JP60502655 A JP 60502655A JP 50265585 A JP50265585 A JP 50265585A JP H0236344 B2 JPH0236344 B2 JP H0236344B2
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JP60502655A
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JPS61502319A (ja
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Kurausu Haagenburugaa
Erunsuto Myuureru
Ueruneru Shahatoneru
Hansu Georuku Roozenshutotsuku
Peeteru Uaruteru Fuarentein
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SHAMOTE UNTO TONBERUKU KURUTO HAAGENBURUGERU
Original Assignee
SHAMOTE UNTO TONBERUKU KURUTO HAAGENBURUGERU
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Publication of JPH0236344B2 publication Critical patent/JPH0236344B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D41/00Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
    • B22D41/50Pouring-nozzles

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
  • Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)
  • Thermistors And Varistors (AREA)
  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)

Description

請求の範囲 1 (a) 耐温度性の材料から成る部分的な外方の
少なくとも一つのジヤケツト10、 (b) 耐浸食性のかつ耐火性の材料から成る内方の
挿入体11とを備え、この場合、 (c) 挿入体11とジヤケツト10が互いに間隔を
おいて設けられている、 金属溶融物を流過案内するためのセラミツク材
の流出口において、 (d) 挿入体11,53とジヤケツト10が別個の
構造部分として形成されており、 (e) その相応する面に沿つて完全に互いに間隔を
もつて設けられており、この場合 (f) 間隔が使用の際この領域内のジヤケツト10
と挿入体11,53の相当する材料の最大膨張
より大きいか或いは等しいく、かつ (g) ジヤケツト10と挿入体11,53間の空間
26が、この空間26内で達し得る温度以下の
温度にあつて容量低減の下で燃焼可能なおよ
び/または著しく圧縮可能な一つ或いは多数の
材料25,27により少なくとも部分的に充填
されている、 ことを特徴とする、上記セラミツク材から成る流
出口。
2 材料25,27が全く残渣が無く、特に灰分
を残すことなく燃焼可能な材料である、請求の範
囲第1項に記載の流出口。
3 挿入体11,53がギブス自由エンタルピー
が化学的な形成反応の際高い負の値を有している
材料から成る、請求の範囲第1項或いは第2項に
記載の流出口。
4 空間26が少なくとも部分的に熱絶縁材2
5,27から成る、請求の範囲第1項から第3項
のいずれか一つに記載の流出口。
5 挿入体11が一つ或いは多数の支持要素およ
び/またはフランジ23を介してジヤケツト10
と結合されている、請求の範囲第1項から第4項
のいずれか一つに記載の流出口。
6 挿入体11がジヤケツト10内にフランジ2
3を介して懸架している、請求の範囲第1項から
第5項のいずれか一つに記載の流出口。
7 挿入体11,53および/またはジヤケツト
10が均衡プレス成形された部材である、請求の
範囲第1項から第6項のいずれか一つに記載の流
出口。
8 ジヤケツト10が耐火性のセラミツク材、特
にシヤモツト、粘土、粘土−グラフアイト、不定
形の珪酸、ムル石、ムル石−グラフアイト或いは
珪酸ジルコニウムから成る、請求の範囲第1項か
ら第7項のいずれか一つに記載の流出口。
9 挿入体11,53がCaO、MgO或いはZrO2
から成る、請求の範囲第1項から第8項のいずれ
か一つに記載の流出口。
10 構造部分10,11,53が少なくとも部
分的にタールが浸漬されている、請求の範囲第1
項から第9項のいずれか一つに記載の流出口。
11 挿入体11,53とジヤケツト10が同じ
耐火性の材料から成る、請求の範囲第1項から第
10項のいずれか一つに記載の流出口。
12 材料25,27が紙資質或いは厚紙資質、
発泡した合成物質、エポキシ樹脂或いはワツクス
である、請求の範囲第1項から第11項のいずれ
か一つに記載の流出口。
13 材料25,27がリング、ウエツブ、スペ
ーサの様式で或いは挿入体11上のスリーブとし
て空間26を部分的に或いは完全に満たしてい
る、請求の範囲第1項から第12項のいずれか一
つに記載の流出口。
14 流出口部分14と所属している栓60を備
えている請求の範囲第1項から第13項のいずれ
か一つに記載の流出口において、この流出口と栓
とがMgO、ZrO2、BeO或いはCaOから成る選択
された同じ材料から成る、請求の範囲第1項から
第13項のいずれか一つに記載の流出口。
明細書 本発明は、金属溶融物を鋳造するためのセラミ
ツク材から成る流出口に関する。
ドイツ連邦共和国特許出願公告公報第21 65
537号から、耐温度性の材料から成る外側ジヤケ
ツトと耐腐食性でかつ耐火性の材料から成る内側
挿入体とを備えているこのような流出口が知られ
ている。この公報に記載されている流出口は金属
溶融物を連続鋳造−装置の中間容器(タンデイシ
ユ)から鋳型内に鋳込むのに役立つ。この場合こ
のドイツ連邦共和国特許出願公告公報に記載され
ている発明の根底をなす思想は、一方では鋳造速
度を全く制御不可能な程に変化させ、他方では流
出口における輪郭縁の摩耗がO2−吸収を有利に
する不所望な表面拡大を伴う鋳造物流のいわゆる
『飛散』を招くと言う欠点を生じさせると言う不
利な点を伴う流出口の断面の拡大が生じることの
ない流出口を提供しようとする点にある。
ドイツ連邦共和国特許出願公告公報第21 65
537号により、ジヤケツトは費用が適切な耐火性
の材料、例えばシヤモツトから成るが、他方耐摩
耗性のスリーブは酸化亜鉛および高い粘土含有量
を有する材料から成る。
しかし、このような様式の流出口機構は例えば
鋼の連続鋳造にあつては著しい欠点を有してい
る。
Hauck等の論文(Arch.Eisenhu¨ttenwesen53
(1982)127頁以下参照)において論じられている
ように、粘土、グラフアイト、二酸化珪素および
炭化珪素から成る浸漬ノズルの場合或る鋳造作業
時間後鋳造物の内表面に沈積物が観察される。こ
の沈積物は浸漬ノズルの鋳造技術上有効な断面の
縮小を招き、これにより単位時間当たりの溶融鋼
の流過量がますます逓減する。
同じような現象はドイツ連邦共和国特許出願公
告公報第21 65 537号に記載されている様式の二
成分から成る浸漬管にあつても観察される。
ドイツ連邦共和国特許出願公告公報第27 31
367号からCa−或いはCaSi−合金を液状の鋼に添
加し、浸漬ノズル材料の表面上での上記の沈積物
の形成を回避することが知られている。しかし、
ここに記載されている方法は煩雑であり、沈積物
の形成を完全に回避すると言う目的は必ずしも達
せられない。
本発明の根底をなす課題は、耐火性の材料の腐
食および/または固い酸化性の相の沈積物の形成
が阻止される、セラミツク材から成る流出口およ
び金属溶融物を流過案内するための流出口−装置
を提案することである。
流出口および完全品としての流出口装置は、こ
れらを複式永久連続鋳造に使用するには、充分に
耐摩耗性でなければならない。しかもこれらは容
易に製造できかつ使用し得るのでなければならな
い。
この目的のため本発明にあつては、耐温度性の
材料から成る少なくとも部分的な外側ジヤケツト
と耐腐食性でかつ耐火性の材料から成る内側挿入
体とにより金属溶融物を鋳造するためのセラミツ
ク材から成る流出口が構成され、この場合ジヤケ
ツトと挿入体は互いに間隔をおいて設けられ、ジ
ヤケツトと挿入体の空間を二つの側面で区画して
いる面の間隔は使用時におけるジヤケツトと挿入
体の当該材料の最大の熱膨張より大きいかもしく
はこの膨脹と等しい。
特に、ジヤケツトの内壁と挿入体の外壁間の空
間は、上記空間内において達し得る温度以下の温
度で容積低減下に燃焼可能な一種類或いは多種類
の材料により少なくとも部分的に充たされている
のが有利である。
ジヤケツト或いは挿入体を互いに間隔をもつて
設けることにより、即ち両部分間に空間を形成す
ることによつて使用される耐火性の材料の種々の
熱に関するパラメータ、特にジヤケツトおよび挿
入体の耐火性の材料の異なる熱による膨脹が考慮
される。
即ち、例えば高い熱膨脹を有する耐火性の材料
から成る挿入体を選択した場合、流出口の本発明
による構成により挿入体内のおよびジヤケツトと
挿入体間接触点もしくは接触面における機械的な
応力が回避される。なぜなら挿入体材料が自由に
膨脹することが可能であり、この場合ジヤケツト
と挿入体間の空間がますます充填されるからであ
る。
挿入体が組立てに当たつておよび鋳造工程の間
ジヤケツト内に最適に座着されているように本発
明にあつては、ジヤケツトの内壁と挿入体の外壁
との間の空間が少なくとも部分的に或る材料で充
たされる。この材料は、この領域内で達し得る温
度以下の温度にあつて燃焼可能であると言う条件
を充足していなければならない。燃焼可能と言う
概念は本発明にあつては、容積低減下でのあらゆ
る態様の状態変化を意味し、従つて例えば気化可
能な材料、コークス化可能な材料、蒸発可能な材
料或いは揮発可能な材料を使用することができ
る。これによつて、耐火性の材料は鋳造開始後妨
げられることなく膨脹することが保証される、な
ぜなら充填物質が時間的に一定して焼尽するから
である。即ち、この充填材料はもはや機械的な抵
抗を以て拮抗作用を行うことがなく、従つて強度
を弱化させる張力の回避が可能となる。
この理由から本発明による有利な他の構成にあ
つては、材料は徹底的に残渣留めることなく燃焼
可能な材料、特に灰を残すことのなく燃焼可能な
材料である。灰を残留させることのない材料とは
特に、元の材料重量に対して0.5重量%以下の灰
分を有する材料を意味する。しかも、容易に圧縮
可能な耐火性の綿、例えばAl2O3−或いはSiO2
の豊富な材料から成る綿が適している。
この場合燃焼後ジヤケツトと挿入体間の全容量
が耐火性の材料の膨脹のために供され、これに加
えて実際に灰を残留させることのない燃焼によ
り、事情によつては耐火性の材料の膨脹を妨げる
ような反作用する点状の或いは面状の帯域が上記
空間内に生じるのが回避される。挿入体の外側壁
とジヤケツトの内側壁との間の間隔並びにこれら
の壁の厚みを全流出口領域にわたつて一定にした
場合特に有利である。その際灰を残留させること
のなく焼尽する充填材料の上記の有利な作用が有
効となる。その場合、流出口の組込みの際も、鋳
造工程の間でも挿入体とジヤケツトとの間の一様
な間隔が保証される。これによつて、流出口領域
内における熱上の条件の均質性が改善され、これ
に伴い鋳造条件も改善される。しかもまた、挿入
体或いはジヤケツトの損傷を招く起こり得る熱に
よる応力が除去される。
本発明により、ジヤケツトおよび挿入体の空間
を両側で区画している面の間隔を当該材料の最大
熱膨脹より大きく或いはこれと等しく設定され
る。その際先に述べた実施例では温度による応力
が最大であつてもジヤケツトと挿入体間の残余間
隙が残り、一方後に述べた実施例では挿入体の外
側壁は極端な場合ジヤケツトの内側壁に当接す
る。灰を残留させることなく燃焼する充填材料を
使用することは有利であるばかりでなく、挿入体
とジヤケツトの当該表面が可能な限り滑らかとな
り、これにより不一様な面層による応力が回避さ
れる。
有利に挿入体は充填材料によりジヤケツト内に
その位置で安定させられる。
本発明により、『セラミツク材から成る流出口』
と言う類概念は、金属溶融物の流過案内を行うす
べての流出口を意味する。例えば連続鋳造装置の
ための浸漬ノズルが挙げられる。この場合、取鍋
と中間容器との間のいわゆる副管
(Schattenrohr)も本来の浸漬管も、要するに中
間容器方向で接続している流入部分も本発明によ
る様式方法で形成されている。更に、流入部分も
浸漬管もジヤケツトによつて少なくとも部分的に
囲繞されている一体部分から成る構造部分として
形成されている。その限りでは『セラミツク材か
ら成る流出口』と言う概念はこのような流出口の
単個部分および部分の任意な組合わせに関する。
ジヤケツト内での挿入体の配設に関しては本発
明にあつては色々な実施形がとられる。
色々な適用分野にあつて、ジヤケツト内で挿入
体を整向された状態で保持するには、充填材料と
ジヤケツト間もしくはこの充填材料と挿入体間の
静止摩擦で充分である。
しかし有利には、挿入体をジヤケツト内に確実
に保持するために、特別な処置がとられる。即
ち、挿入体は一つ或いは多数の支持要素および/
又は保持要素を介してジヤケツトと結合されてい
る。これらの要素はフランジとして挿入体もしく
はジヤケツトの端部に設けられ、この際流出口の
相当する部分の適当な収容部内に係入しているか
或いはそこに載置されている。
本発明の有利な実施例では、挿入体は終端側の
外側フランジを備えており、この外側フランジを
介して挿入体はジヤケツト内に懸架される。この
ような実施例は特に管状の流出口(浸漬ノズル)
にあつて使用される。
しかしジヤケツトおよび/又は挿入体を円錐形
に下方向に先細りに形成し、ジヤケツト内での挿
入体の案内が自動的に行われるようにすることも
可能である。
二者択一的な構成により、ジヤケツトを長手方
向で分割して形成し、両自由端部面に外側フラン
ジを備えている挿入体を囲繞している。
挿入体の耐腐食性でかつ耐火性の材料は特に、
化学的な形成反応の際のギブス自由エンタルピー
が高い負の値を有し、従つて安定した化合物を供
する、耐火性の生成物が選択される。この生成物
には、CaO、MgOおよびZrO2が数えられる。し
かし、酸化を阻止するタールで浸漬処理した耐火
性の生成物或いは合成物質で結合された材料、し
かも有利には使用した際安定した炭素化合物を生
成させる材料を使用することも可能である。
ジヤケツトの材料としては、簡単なかつ廉価な
耐火性資源の材料、例えばジヤケツト、粘土−グ
ラフアイト、不定形な珪酸、ムル石、ムル石−グ
ラフアイト或いは珪酸ジルコニウムが使用され
る。しかし、ジヤケツトが金属溶融物と直接的に
接触する流出口の他の部分と一体的に形成されて
いる場合は、ジヤケツトは特に主として上記した
挿入体のための材料から造られる。
充填材料としては、紙品資質の材料および厚紙
資質の材料並びに充分に灰を残留させることなく
燃焼可能な合成物質も同様に使用することが可能
である。この場合、一方では挿入体のジヤケツト
内への正確な適合を保証し、他方ではその固体含
有量が少ないことから僅かな灰分を有している、
孔が多くかつ発泡処理された材料、例えば発泡し
た合成物質、エポキシド樹脂等が優れている。
しかし、それ以外に例えばフオルムアルデヒド
樹脂或いは種々のワツクスも使用可能である。
本発明の枠内において−図面を基に更に説明す
るが−、色々な材料を互いに並列させて或いは互
いに上下に配設して使用するのが有利である。
本発明の有利な構成にあつては、充填材料は既
成の部材料として、例えばリング或いはスリーブ
の形で造られ、挿入体およびジヤケツトを接合す
る以前に挿入体に押込まれるか、挿込まれるか、
接着されるか或いは付着される。
中間容器(タンデイシユ)における流出口の場
合、以下の図面において参照符号14で示した流
出口部分を本発明による方法で、特にこの流出口
部分を挿入体およびジヤケツトと共に形成するの
が特に有利であることが判つた。同様に、その際
流出口部分の挿入体と浸漬管の挿入体とを一体部
分として形成することも可能である。この場合、
この『単式浸漬ノズル』の共通した挿入体がマグ
ネサイトから成るのが特に有利である。この様式
の場合、金属溶融物の流過領域内にもはや妨げと
なる継目或いは接続部が存在しないと言う他の利
点が得られる。
腐食および/又は固形の酸化性の相の沈積物形
成を阻止すると言う上記の課題を更に軽減するた
めに、本発明は更に流出口−栓体−組合わせ、即
ち上記様式の本発明による流出口並びにこの流出
口に所属する栓体と組合せを提案する。この場合
栓体は少なくとも流出口と接触する面(封隙領
域)において相当する流入領域における流出口と
同じ材料、即ち特に上記のCaO、MgO、ZrO2
いはBeOから成る。この場合この栓体は表面に
適当な積層物を有していても良く、しかしまたこ
の栓体はその頭部領域全体がこの材料から成つて
いてもよく、他方栓体の上方部分は従来の耐火性
の物質、例えば粘土−グラフアイトから成つてい
る。しかしまた、栓体全体が栓体頭部と共に完全
に上記の耐火性物質から成つていてもよい。材料
の異なる分割された形状の場合は、結合を接着、
ねじ止め或いは類似の手段で行うことが可能であ
る。しかしまた、一緒に燃焼させることにより焼
結させることも可能である。
最後になるが本発明は、栓体を少なくとも流出
口と接触する部分において相応して本発明による
流出口に形成することを提案する。即ち、その際
栓体は耐腐食性でかつ耐火性の材料から成るジヤ
ケツトとこのジヤケツト内で(内部において)間
隔を以て設けられている耐温度性の材料から成る
挿入体を備えている。その際流出口に関して記載
した利点はそのままこの栓体にも当てはまる。
意想外なことであるが、まさに本発明による流
出口と特別な栓体との組合わせにより沈積物の形
成および/又は腐食(これらは特に流過案内され
るその時の金属溶融物に依存している)のより以
上の低減が可能であることが明らかになつた。
以下に図面に基とずいて本発明を詳しく説明す
る。
第1図は連続鋳造装置のための浸漬ノズルとし
ての本発明によるセラミツク材から成る流出口の
縦断面図、 第2図は第1図による浸漬ノズルの他の実施
例、 第3図は第1図による浸漬ノズルの第三の実施
例、 第4図は本発明による浸漬管の他の実施例の縦
断面図、 第5a,b,c図は本発明による流出口の他の
実施例の縦断面図、 第6図は球状頭部−流出口部分を備えている本
発明による流出口、 第7図は単式浸漬ノズルと所属する栓体との本
発明による流出口−栓体−組合わせの概略縦断面
図。
第1図による浸漬ノズルは外側の円筒形のジヤ
ケツト10とその中に設けられた同様に円筒形の
挿入体11とから成る。
ジヤケツト10および挿入体11はそれらの上
方自由端12および13で中間容器(タンデイシ
ユ)の流出口部分14に面しており、他方それら
の下方端部領域15および16はそれらの下方に
設けられた鋳型に面している。
ジヤケツト10の上方自由端は外方に湾曲され
た階段形状に形成されており、この場合終端側の
当接面17の傍らにはジヤケツト10の縦延長部
に対して実際に垂直に指向している二つの当接面
18a,19aを備えている中断された他の二つ
の段部18,19が設けられている。
段状の上方の終端領域12は別としてジヤケツ
ト10の残りの部分はその全長にわたつて一定の
壁厚を有する円筒形の部材として形成されてい
る。
製造技術上の理由から、ジヤケツト10を工具
から容易に引出し得るように、一つ或いは多数の
外面を幾分円錐形に形成するのが有利である。
ジヤケツト10の段部19によつて形成された
当接面19a上には浸漬ノズルの挿入体11が載
置されているか或いは懸架されている。この目的
のため挿入体11の上方自由端13は外方向に指
向している環状フランジ23を備えている。この
場合、この環状フランジ23の幅は、挿入体11
の外側面21がこの挿入体がジヤケツト10内に
懸架された後すべての位置でこのジヤケツト10
の内側面20に対して等間隔で位置するように選
択される。
上記の構成に加えて、ジヤケツト10と挿入体
11間の空間内の段部19の領域内にこの領域内
で達し得る温度以下の温度にあつて燃焼する材料
25が充たされている。しかしまた容易に圧縮可
能な耐火性の綿もこの材料25として使用可能で
ある。
相応する材料条片25aは、以下に更に詳しく
説明するように、環状フランジ23の終端側の当
接面23a上にも載つている。
挿入体11のジヤケツト10内での配設を更に
最適なものにするため、即ち挿入体11の全長に
わたつてジヤケツト10からの一定間隔が存在す
ることを保証するため、特に空間26の下方の鋳
型に面した領域内で、ジヤケツト10と挿入体1
1との間にこの空間を埋める他の材料条片27が
挿入されている。
本発明の他の有利な実施形では、フランジ23
の領域内の材料条片25aも空間26の下方領域
内の材料条片27も挿入体11をジヤケツト10
内に装着する以前に挿入体11上に既成品として
載置されている。このことは、全浸漬ノズルの組
立てを容易にする。
ジヤケツト10もしくは挿入体11は下方自由
端部領域15もしくは16で鋳型内に突出してお
り、ここで鋼浴のレベルは波形の線で示した。
(図示していない)実施形では、鋼溶融物内に
入込んでいるジヤケツト10の下部分は、腐食を
阻止するために、特に接触領域内で被覆−鋳物粉
末から防護するため、外側で酸化亜鉛のような耐
火性の材料で強化されている。
ジヤケツト10も挿入体11も耐火性の材料で
造られている。ジヤケツト10のためには珪酸ジ
ルコニウム或いはムル石以外に例えばシヤモツト
資質の物質、粘土−グラフアイト−混合物或いは
不定形珪酸を使用することが可能であるが、他方
耐摩蝕でおよび耐腐食性でかつ耐火性の挿入体材
料は特に化学的な形成反応におけるギブス自由エ
ンタルピーが可能な限り高い負の値を持つ物質の
群から選択される。これらの物質が耐摩蝕性およ
びスケール形成を阻止する点で特に好都合である
ことが判つた。なぜなら、これらの化合物は極め
て安定しているからである。この際、MgO以外
に例えばZrO2およびBeO或いはCaOが適当な物
質として該当する。これらの材料は鋳造作業にお
ける良好な挙動に対しても重要な役割を果たすも
のとなる固化した状態での高い表面張力を有して
いる。
試験により、使用した材料の熱膨脹を容易に確
認でき、引き続きこれを基に空間26の必要な間
隙幅を算出することが可能である。これにより、
挿入体材料およびジヤケツト材料が最大熱膨脹を
示した場合でも挿入体11の外側壁21とジヤケ
ツト10の内側壁20間相互の圧縮が誘起するこ
とがなく、従つてこの領域内における張力の課題
が確実に回避され得ることが保証される。
特に、空間26の間隙幅は、この領域内におけ
る最大熱膨脹後でも挿入体11とジヤケツト10
間に残余間隔が残るように選択される。
充填材料25,27には、特に灰を残留させる
ことのなく燃焼する物質、例えば紙資質の物質お
よび厚紙資質の物質、塩化ビニイル、フオルムア
ルデヒド樹脂或いは全く残渣を生じることなく燃
焼可能なワツクスが使用される。
浸漬ノズルは、これが段状の端部12の下方で
保持ピン33上に載つており、かつ付加的に耐火
性の結合剤30を介して入口部分14と結合され
るように、入口部分14を形成しているタンデイ
シユ−流出口に固定されている。この目的のため
入口部分14の下方自由端は相応して浸漬ノズル
の形状になるように段状に形成されている。浸漬
ノズルもしくは入口部分14の相当する接触面2
9,28の間には、上記のように燃焼可能な材料
が装填される挿入体11の環状フランジ23の下
側領域を除いて、耐火性の結合剤30で充たされ
ている。挿入体11とジヤケツト10間の材料層
25,25aにより挿入体11とジヤケツト10
の自由運動性が保証される。良好な付着性質を有
している可塑性の結合剤を使用するのが有利であ
る。この結合剤30は浸漬管と入口部分間の気密
な結合を可能にする。
結合物質は全装置を予備加熱している間に硬化
してしまうと言う性質を有している。この場合本
発明により造られる流出口の特別な有利な作用が
発現する。
挿入体11とジヤケツト10間に本発明による
空間26が形成されていないか、もしくは入口部
分14に特別な固定が行われていないとしたら、
結合剤30が硬化している間および硬化後にあつ
て挿入体11はもはや自由に膨脹することは不可
能であろう。
即ち、結合剤30の硬化後ここで挿入体11は
ジヤケツト10の方向にもしくは鋳型の方向に膨
脹し、この場合空間26は連続的に縮小される。
同時に予備加熱の間支配している熱により充填材
料25,25a,27が燃焼し尽くし、従つて挿
入体材料もしくはジヤケツト材料の妨げられるこ
とのない膨脹が可能となる。入口部分14におけ
る接続領域内で材料層25aは同様に環状フラン
ジ23の入口部分14方向でのおよび入口部分に
対し垂直方向での妨げられることのない膨脹を保
証する。
空間26の予め選択された間隙幅に応じはする
がとにかく、空間26内に点状の或いは面状のブ
リツジ形成が行われないように、充填材料25,
27が充分に残渣を生起することなく燃焼し尽く
すのが特に有利である。
空間26の間隙幅を浸漬ノズルの全装着領域に
わたつて一定に維持するために、および挿入体1
1の内側壁31において流過する金属溶融物が作
用する面を可能な限り小さくするために、挿入体
11の壁21,31およびジヤケツト10の内側
壁20は特別高い表面品質を以て形成される。こ
れは色々な製造方法で達成することが可能であ
る。
例えば構造部分を『湿式マトリツクス方法
(Nass−matrizenverfahren)』で製造することが
可能である。この場合、ゴム型はその都度の粉末
で充たされ、封隙され、引き続き特定の液体(例
えば油或いは油−水混合物)が充たされている容
器内で加圧される。ゴム型が四方を加圧液体で囲
繞されているので、圧縮は均一に行われる。加え
られる圧力はすべての方向にあつて等しい。粉末
は管体の内側貫通孔を形成する中央に取付けられ
た金属マンドレル上に圧着される。粉末は圧縮工
程の間、材料の組成および粒子の組成によつて異
なるが、しかし予測のつく圧縮縮小をこおむる。
このような方法で造られた要素は設定された基
準を充足する。挿入体11とジヤケツト10間の
点状の或いは面状の接触箇所は排除される。表面
20,21,31は特に、無切削による粗仕上げ
処理後の金属表面のように滑らかでなければなら
ない。表面の品質にとつて精巧であることに制限
はない。
これらの構造部分は可撓性の内型を剛性の外型
に圧着さることによつても造ることが可能であ
る。この場合圧力は内方から外方へと作用され
る。
他の実施例により、金属溶融物のための構造部
分10,11に形成される流過開口は鋼塊を穿孔
することによつて形成される。
試験により、本発明による装置が他の利点をも
たらすことが明らかになつた。挿入体11とジヤ
ケツト10間に間隔(空間26)を形成すること
によつておよび/又はこの空間26内で充填物質
として熱絶縁作用を行う材料を使用することによ
つて高熱の金属溶融物が案内される際の周辺部に
おける熱伝達が明白に低減され、これにより作業
員のための作業条件が改善される。その上、絶縁
作用により耐火性の材料の鋳型の溶融鋼浴上に浮
いている粉末溶剤との反応が低減される。
第1図に図示した本発明による浸漬ノズルを使
用した際、不所望の沈積物形成が回避されるばか
りなく、このような浸漬ノズルにより取鍋使用順
送り回数の高い鋳造が可能となる。
浸漬ノズルを基に上に説明したと同様な方法
で、タンデイシユ−流出口(入口部分14)も内
方の挿入体と外方のジヤケツトから構成すること
が可能である。使用される材料およびこのような
構成から生じる利点に関して上に構造部分10,
11に関して記載したと同様なことが妥当する。
第2図に図示した実施例も異なる材料から成る
本発明による多部分から成る浸漬ノズルに関す
る。しかしこの実施例にあつてはジヤケツト10
はその下端部15において内側フランジ35を備
えており、この内側フランジ35に挿入体11が
載置されている。第1図による実施例を基に説明
したと同様に、この実施例ではフランジ35と挿
入体11の下方自由端との間の領域は本発明によ
る様式の充填材料27で充填されている。従つて
装置が加熱された後でも耐火性の材料はあらゆる
方向で自由に膨脹することが可能である。なぜな
ら、時間的に一定して充填材料が燃焼し尽くすか
らである。
ジヤケツト10および挿入体11の上方自由端
12,13はここでも耐火性の結合剤30を介し
て入口部分14に貼着されている。
可塑性の結合剤30が空間26内に侵入しない
ようにするため、空間26はその上方自由端にお
いて本発明による充填材料25で充填されてい
る。この充填材料はここでは既成されたリングと
して挿入体11をへて押込まれており、これによ
つて取扱および組立てが著しく軽減される。
第3図による実施例は上記の実施例と特にジヤ
ケツト10が長手方向で分割されている点で異な
る。これはここでは必要である。なぜなら挿入体
11が両側面で一体的に形成された外側フランジ
39を備えており、従つてジヤケツト10をもは
や挿入体11に押込むことが不可能であり、ただ
側面方に載置せざるをえないからである。
フランジ39のフランジ縁部とジヤケツト10
との間に本発明による充填材料27が入れられて
いる。
入口部分14はここでも耐火性の結合剤30を
介してリングフランジ39の外側面39aに貼着
されている。他の点においてこの入口部分14は
間隔を以て周囲を走るジヤケツトを備えた浸漬ノ
ズルと全く同様に形成されている。
第4図にあつてはジヤケツト10と挿入体11
は中間に挿入された板40を介して互いに結合さ
れている。
ジヤケツトの根本的な構造は第1図における実
施例による構造と一致しているが、挿入体11
は、これが端部フランジを備えていない単純な管
体の様式で形成されている点で第1図による挿入
体と異なる。
挿入体11はその上方自由端13においてその
端面で板40の下面に貼着されている。この板4
0はその上ジヤケツト10の段部41によつて形
成されている載置面上に載つており、同様にジヤ
ケツトと貼着されている。この環状の板40の寸
法は、これが段部41に良好に載り、かつその中
央孔43の内側面が挿入体11の内側面31の同
列位置に来るように選択されている。
板40は例えばグラフアイトから成る。板40
とジヤケツト10間の残りの接触面は耐火性の結
合剤で封隙されている。入口部分は第1図に図示
した様式で上方へと接続している。
第5a−c図にはそれぞれ、浸漬ノズルのジヤ
ケツトが入口部分14にまとめられて形成されて
いる流出口が、しかも構造に関して(第5a,c
図)および/又は材料に関して(第5a−c図)
図示されている。
第5a図により、入口部分14はジヤケツト1
0と一つの部分から形成されており、この場合ジ
ヤケツト10と挿入体11はそれらの下端部にお
いて同じ高さで終わつている。この実施例の場
合、構造部分の数は3個から2個に減少される。
入口部分14は金属溶融物のための流過開口4
4の領域内で漏斗状にかつ凸状に湾曲されて形成
されている。漏斗状部分の下端部において入口部
分14はその内側壁が後退壁が後退部46をもつ
て形成されており、この後退部に下自由端部に達
するまで円筒形の切欠き47が接続している。
切欠き47内には挿入体11が座着しており、
この挿入体11は円筒形および後退部46の幅よ
りも小さい肉厚を有している。挿入体11の内径
はその下端部において流過開口44の内径に相当
している。従つて挿入体11は切欠き47内に、
その内側壁31が後退部46の領域内の流過開口
44の下壁部分と同列に位置し、挿入体11の外
側壁21とジヤケツト10の内側壁45間に上記
の図面で説明した空間26が形成するように、挿
入されている。
後退部46の領域内で挿入体11は入口部分1
4に耐火性の接着剤で貼着されており、かつ空間
26の領域内で互いに間隔を以てリングとして形
成されていてかつ燃焼可能な上記材料から成るス
ペーサとしての二つの条片27が設けられてい
る。これらの条片は特に既成のリングとして挿入
体11に挿入されている。従つて挿入体11を流
出口を組立てる際材料条片47と共に下側からの
みジヤケツト10内に押込み、上方の端面で後退
部46に貼着しさえすればよい。ジヤケツト10
と入口部分14は一つの部分から形成されてお
り、入口部分14が液状の金属溶融物と直接接触
するので、全流出口部分が有利に耐腐食性でかつ
耐火性の材料から造られる。本発明はこの目的の
ため挿入体11のためにも提案されている材料を
提案する。
第5b図による実施例にあつては挿入体11は
第1図におけると同様に上方の終端側の環状フラ
ンジ23を介してジヤケツト10内に保持され
る。
下部分10は第1図から第4図に図示したジヤ
ケツトに全く一致しており、この場合溝−ばね−
結合部50が環状フランジ23の当接面23aの
高さ位置で、ジヤケツト10を挿入体11と結合
することを可能にする。
しかし、第1図から第4図による実施例と異な
りこの実施例では構造部分10,14は同じ材
料、例えば酸化マグネシウム或いは類似の耐腐食
性で耐火性の材料から造られている。
流出口のジヤケツト10はその上方の端部12
において内側で段部51を備えており、この段部
上に第1図に示したと同様に環状フランジ23を
介して挿入体11が載置されている。他の構造
は、第1図から第5a図を基に説明した構造と全
く同様である。個々の構造部分の作動態様および
作用は上記の図面に関して記載された作動態様と
作用と等しい。
第5b図による実施例に対して択一的に、流出
口にあつて終端側のフランジ23を備えている挿
入体11の第5c図に図示したような実施例が可
能である。この場合入口部分14は、第5a図に
図示したように、ジヤケツト10と一体的に挿入
体11の周囲に形成されている。しかし挿入体1
1を入口部分14と結合することが可能であるよ
うに、流過開口44の領域は漏斗状に形成されて
いるが、内側面は凸状に湾曲して形成されていな
いか、もしくは部分的に凸状に湾曲されて形成さ
れている。上方縁部44aから走る幾分凸状に湾
曲されている部分の後方で、流過開口44が円筒
形の部分44bで挿入体11の下方自由端16方
向で、しかも内方に走つている段部52の領域内
に達するまで続いている。この流過開口の前方の
段状端部から他の円筒形の切欠き47が下方へと
延びている。この円筒形の切欠き47の直径は流
過開口44の円筒形の部分44bの直径よりも小
さい。第1図および第5b図による実施例に関連
して述べたと同様な様式で挿入体11は環状フラ
ンジ23と共に入口部分もしくはジヤケツト内に
懸架されており、この場合挿入体は組立ての際上
方から流過開口44を経て挿入可能である。挿入
体11は、環状フランジ23の外径が流過開口4
4の下方部分の直径よりも幾分小さく選択されて
形成されている。
段部52の領域内には燃焼可能な材料の条片2
5aが装着されている。このような条片27も環
状フランジ23に対して間隔を以て挿入体11の
周囲に存在しており、挿入体11とジヤケツト1
0間の空間26を充たしている。
環状フランジ23の上方端面23aから挿入体
53が延びている。この挿入体53は組立て後に
入口部分14の上方部分に第5b図におけると同
じ形状を与えるような形状を有している。この目
的のため挿入体53は流過開口44bよりも幾分
小さい直径を有している円筒形を備えており、他
方内側部分は流過開口44の凸状の湾曲部の延長
部において同様に凸状に湾曲されており、その下
端部において挿入体11の内側壁31と同位置に
来るように整向されている。
挿入体53は結合剤30と入口部分14内に貼
着されている。この挿入体53は入口部分14と
これに接続しているジヤケツト10も造られてい
る挿入体11と同じ材料から成る。
第6図に図示した流出口は終端部で接続されて
いる浸漬管を備えている球状頭部上部分を示して
おり、従つてその名を持つ。この流出口はその構
造において第5c図に示した流出口と全く等し
い。即ち、挿入体11はジヤケツトの段部52状
に載つている。しかし、挿入体の環状フランジ2
3は流出口の上方部分24に相当して流過開口4
4の領域内で凸状の湾曲を以て形成されており、
従つて球状頭部−入口部分45および環状フラン
ジ23もしくは部分24の相応する面は互いに平
行に指向している。
第7図には、挿入体11が入口部分14と一体
的に形成されている本発明による流出口、しかも
いわゆる『単式浸漬ノズル』としての流出口が示
されている。繰り返しを避けるため、詳細な記載
は第5b図に関する記載を参照されたい。この第
7図による実施例は、挿入体11が環状フランジ
23を備えることなく形成されており、まとまつ
て(タンデイシユ−底部を走る)入口部分14内
に移行している点で第5b図による実施例と異
る。ジヤケツト10は同様に挿入体11の周囲に
設けられており、溝−ばね−結合部50の上部で
耐火性の結合剤30を介して入口部分14と結合
されている。
この実施例にあつては入口部分14は殆ど挿入
体11の一部分をなしている。従つてジヤケツト
10も本発明の枠内においてもちろん入口部分1
4の領域内に達するまで上方へと案内されてい
て、この入口部分を捉えている。最良の実施例は
一般にその時々の実情にてらして産みだされる。
第7図による構成では金属溶融物が流過する領
域内においてすべての継目或いは接続部材は設け
られていない。これは特に有利である。
流出口には栓体60が所属しており、この栓体
は公知の様式で流過開口44の上方に設けられて
いる。本発明による流出口−栓体−組み合わせの
特徴とするところは、栓体60がその流出口(も
しくは入口領域14)と接触する面62において
相応する入口領域14内の流出口と同じ材料、し
かも特にCaO、MgO、ZrO2或いはBeOから成る
ことである。
流出口と栓体が同じ耐腐食性でかつ耐火性の材
料から成る場合(鋼の品質に応じて)不所望の沈
積物形成或いは腐食が阻止される。
しかしまた、積層する代わりに、栓体の下方端
部における程度の差こそあれ大きな領域を上記の
材料から造ることも可能である。例えば下方の頂
点63から第7図において一点鎖線で示した線6
4に至までの領域をマグネサイトで造ることが可
能である。その際この部分は、例えば粘土−グラ
フアイトから成る上方部分65と接着、ねじ止め
或いは類似の手段で結合される。部分60,65
がどのような材料から造られているかにより、両
者を互いに燃焼させることが可能である。
本発明による流出口の他の多くの実施例が本発
明の思想の枠内で可能である。例えば第5c図に
よる流出口の挿入体部分53を既成の構造部分と
して形成することが可能であるばかりでなく、こ
の領域を例えば公知の射出成形物質、特に入口部
分14と同じ材料からなる射出成形物質で充填す
ることも可能である。
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