JPH0231362Y2 - - Google Patents

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JPH0231362Y2
JPH0231362Y2 JP1987088134U JP8813487U JPH0231362Y2 JP H0231362 Y2 JPH0231362 Y2 JP H0231362Y2 JP 1987088134 U JP1987088134 U JP 1987088134U JP 8813487 U JP8813487 U JP 8813487U JP H0231362 Y2 JPH0231362 Y2 JP H0231362Y2
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06BTREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
    • D06B15/00Removing liquids, gases or vapours from textile materials in association with treatment of the materials by liquids, gases or vapours
    • D06B15/12Removing liquids, gases or vapours from textile materials in association with treatment of the materials by liquids, gases or vapours up to the moisture regain of the textile material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B25/00Packaging other articles presenting special problems
    • B65B25/20Packaging garments, e.g. socks, stockings, shirts
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M23/00Treatment of fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, characterised by the process

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vacuum Packaging (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は空調手段を備えた真空包装装置に関す
る。
〔従来の技術〕
消費材等の種々の商品を包装することはかかる
物品の製造や配送において生産地と配送地間で広
く行われている。近年、移送処理経費が著しく増
大しその結果物品価格も上昇している。かかる移
送経費は製品重量のみならずかかる物品の占める
空間容積に依存する。しかして嵩高物品ではその
嵩や容積を減少することによりその全体価格を減
じ得ることと、より効率よい操作が行えることが
認識されている。嵩高物品の容積を減じる方法と
して、例えば米国特許明細書第3511021号が提案
されている。しかしながら今日まで、生産者が容
積を減じる機械により物品を包装し得る経済的な
実用システムは未だ開発されていない。
大半の商品、特に消費者に向けられる商品は実
際上通常生産者から配送地までの輸送時の保護の
目的でラツピングされている。しかして効率よく
経済的な嵩高な圧縮可能な商品を包装するシステ
ムをラツピングするシステムと関連して開発する
ことが好ましい。
特開昭51−119155号公報は、相互に接近及び離
反して移動可能な平板スラブと気密性クロスとか
らなる対向壁部に間で真空包装を行うことのでき
る装置を開示している。この装置によれば、衣類
のような嵩張る物品を高度に圧縮して包装するこ
とができ、また、真空包装に先立つて物品を乾燥
させて物品に含まれる湿分を低下させることがで
きるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記した従来技術は、貯蔵空間を節約するため
に物品を圧縮して包装するのが望ましいことを示
しているが、包装する前に物品を空調する手段は
何ら開示していない。物品は圧縮して真空包装さ
れていると、特に厳しい負荷下に長時間包装され
た状態で維持されていると、物品にひだやしわが
生じることがあるという問題があつた。
従来は、上記特開昭51−119155号公報に記載さ
れているように、真空包装に先立つて物品に含ま
れる湿分を低下させておくことが、真空包装にお
けるしわの発生を防止する技術であると信じられ
ていた。しかしながら、湿分を低下させるために
物品を乾燥させることは、一般に物品の温度を上
昇させることによつて達成されるものである。物
品の温度を上昇させた状態で真空包装を行うと物
品が温度セツトされた状態で圧縮されるので返つ
てしわの発生が多くなることがあつた。また、物
品に含まれる湿分を低下させるためには物品を低
温低湿度の空気の中で空調処理することも一つの
方法であるが、この方法では物品がしわの発生し
ない安定状態になるまでに数日を要するという問
題があつた。
本願の考案者は、しわの発生を防止するために
は、真空包装に先立つて物品を空調処理するに際
して、単に物品に含まれる湿分を低下させること
だけでは不十分であることを見出して、本願の関
連出願である特願昭52−130332号を出願してい
る。この出願は、しわの発生を防止するために
は、物品に含まれる湿分を低下させ、且つ、セグ
メント移動(易動)度を低下させることが必要で
あることを開示したものである。セグメント移動
度は物品の微小構造単位が運動できる度合を言
い、物品に温度を加えるときに高い値になり、ま
た、物品から除湿するときにも高くなる性質があ
るものである。従つて、空調処理条件が設定する
に際して、温度が高ければ、除湿は早くなるがセ
グメント移動度が高くなる相反的な性質があり、
これは単なる乾燥処理ではしわの防止が効果的に
できないことを裏付けるものである。湿分は空調
処理の経過時間とともに減少し、或る時間で所定
の安定化レベルに達する。セグメント移動度は空
調処理の初期に高くなるが除湿の進行(終了)と
ともに低下していき、湿分が安定化レベルに達し
た後でセグメント移動度の安定化レベルに達す
る。かくして、空調処理の初期に比較的に高い温
度(セグメント移動度が極端に高くならないよう
な範囲で)を用いて除湿時間を短くし、しかる後
にセグメント移動度を低下させるようにすると短
い時間でしわの防止できる空調処理を行うことが
できるのである。このようにして安定化状態にな
つた物品は、さらに少くとも温度の低い条件で所
定の時間安定化処理を続けられる。こうして所定
の時間安定化された状態で真空包装されるとしわ
が発生し難くなるのである。これと同じような状
態を得ようとして、上記したような一定の低温低
湿度の空気の中で空調処理すると数日を数えるよ
うな長い処理時間を必要とし、生産ラインの中で
使用することが難しくなるのである。本願の考案
は、このような物品に含まれる湿分を低下させ、
且つ、セグメント移動度を低下させるようにした
空調手段を利用しているものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によれば、物品を空調し、包み且つ真空
包装する装置であつて、長く延びた室を有する空
調手段を備え、該長く延びた室が連続的に形成さ
れた処理領域と安定化領域とを有し、該処理領域
と該安全化領域の各々が間隔を開けて設けられ相
互に連通する複数のステージを備え、該長く延び
た室は空調すべき物品を導入するために該処理領
域に連通する導入口と空調され且つ安定化された
物品を排出するために該安定化領域に連通された
排出口とを有し、該処理領域の各ステージに処理
用空気を導入する手段と使用された処理用空気を
該処理領域の各ステージから除去する手段を設
け、また、該安定化領域の各ステージに前記処理
用空気よりも温度の低い安定化空気を導入する手
段と使用された安定化空気を該安定化領域の各ス
テージから除去する手段を設け、該処理領域の各
ステージに処理用空気を導入する手段及び該安定
化領域の各ステージに安定化空気を導入する手段
は該各領域の各ステージで調和した空気の流れを
得るように制御され、前記長く延びた室を通つて
物品を移送するための移送手段と、該安定化領域
の該排出口と関連して設けられ且つ該移送手段か
ら移しかえられた物品をその後の包装のために空
調状態で維持する貯留室とを備え、そして、所定
の長さの包装材料を供給するための材料供給手段
と、空調された物品を前記包装材料内に包むため
のラツプ手段とを備え、さらに、対向する関係で
取付けられ且つそれら間に物品受入れ領域を形成
する第1及び第2の壁を有する真空包装手段を備
え、該第1及び第2の壁の少くとも一方が前記物
品受入れ領域内で変形可能であり、そして、前記
少くとも一方の壁を他方の壁に対して間隔をあけ
た関係で支持するための支持手段と、前記物品受
入れ領域内で前記少くとも一方の壁に物品との接
触を生ぜしめる手段とを備え、該変形可能な少く
とも一方の壁の側縁が他方の壁に対して間隔をあ
けた関係で維持された状態で該変形可能な少くと
も一方の壁が最初に前記物品受入れ領域の内奥に
向かつて変形しそれから前記物品受入れ領域の外
方に向かつて変形し、それによつて物品が最初に
その中央部分を圧縮され続いて漸進的に外方に圧
縮され、よつて物品包装における空気のとりこみ
を減少するようにしたことを特徴とする装置が提
供される。
上述の装置は特に繊維材料、繊維衣装等の物品
やクツシヨン等の形状の繊維材料を空調するシス
テムに採用することができる。全システムとし
て、処理領域と安定化領域を具備し、好ましくは
両領域が商品を領域間で移送する移送部材により
連通しており、該領域において物品を空調して後
次のラツピングおよび真空包装に備える。かかる
空調用システムは空調空気源を供給する手段を含
み後に概説する如く所定の相対湿度と温度特性を
有し空調空気流れを処理領域へ吹き込む。更に安
定化領域に空気流れを導入する手段と処理領域と
安定化領域から使用済み空調空気を除去する手段
を含んでもよい。
上述のことを達成するべく空調手段は導入また
は受入れ口を処理領域と連通しかつ安定化領域に
排出口を含んでもよい。いかなる適宜な移送部材
を物品を空調装置へまたはその内部を移送するべ
く用いてもよい。貯留室等を安定化領域の排出口
に連続して設けて繊維材料を後続の処理のために
貯留してもよい。代表的には、空調装置を連続ト
ンネルとし処理材料のタイプに応じて長さと幅を
可変とする。コート、ジヤケツト等の繊維材料用
に好ましいトンネルは5〜40mである。処理領域
に安定化領域とは2またはそれ以上の段を含んで
もよく、各段は好ましくは別個の空調空気導入部
材と各段において使用済み温調空気を取り除く部
材を含む。好ましくは調和した全システムを採用
し段数は空調する製品のタイプによるが、2また
はそれ以上が代表的である。送風機等の循環部材
を各段に設けてもよい。
真空包装手段は好ましくは次の形式とする。す
なわち、第1の壁と、該第1の壁に対して作動関
係にある第2の対向せる可撓性の圧力で変形し得
る壁で第1壁と第2壁間に商品受入れ領域を形成
し、該第2壁が少なくとも商品受入れ領域では変
形可能であり、該第2の圧力で変形し得る壁を第
1壁に対して間隔をあけて支承する手段と、該商
品受入れ領域において部分真空を発生して第2壁
を変形させよつて第2壁の中央部分が商品受入れ
領域においてまず変形し次いでそこから外へ変形
させる真空発生手段からなり、よつて物品包装中
の空気のとりこみを最小とする。
例えば真空包装手段は一対の可撓性の圧力で変
形し得る壁、すなわち上述の両壁をともに可撓性
で変形可能としてもよい。少なくとも一方、また
は双方の壁を間隔をあけて支承し得る。そして部
分真空生成手段は一方または双方の壁に作用する
ことができる。更に、本考案の真空包装手段の他
の変形態様は第1の固体壁と第1の圧力で変形し
得る対向壁とで形成し、これら間の真空発生手段
に代えて、第2の壁の外面に圧力を加える手段を
設け、圧力の付加によつて変形可能な壁を変形さ
せて物品を中央部分から順次外方へ変形するよう
にできる。更にこの実施例の他の変形態様は第1
壁と第2壁とがともに圧力で変形可能であり、と
もに対向する外面に圧力を付加して物品受入れ領
域においてそれぞれ変形させるようにすることが
できる。包装すべき商品のタイプに応じてそれぞ
れの壁に異なる圧力を付加してもよい。更に、第
1壁が実質的に剛体であり第2の対向壁が圧力で
変形可能として、真空生成手段と圧力生成手段の
組合せにより作動速度を高める新規な配置を提供
する。また、真空のみでは力が不足するような場
合に大きい圧力が物品を圧縮することを助ける。
上述の配置において、可撓性壁は圧力で変形可
能な壁であり、その支持手段と、対向する壁間の
間隔をあけたこととによつて、可撓性壁の中央部
分が真空包装される物品の中央部に接触し次いで
そこから外方へ順次変形していく。この構成を用
いることにより、以下に詳細に説明する如く、剛
体壁を用いて物品を圧縮し且つ包装物品の異なる
部分に多大な破壊的圧力を作用させるような真空
包装に比してきわめて優れた結果が得られた。
一般的な目的には、上述の可撓性壁と剛体壁の
一方または双方を可動として係合関係入り、又は
係合関係から離れるようにしてもよい。剛体面ま
たは壁は単に適宜なフレーム部材に堅固に取付け
た固体板でもよい。目的に応じて適当な材料で製
作してよい。一方可撓性な空気不浸透壁は所望の
特性を有する材料、空気不浸透性布、ゴム、シー
ト状プラスチツク材料等で製作できる。かかる材
料はその周辺部を適宜なフレーム部材に保持さ
せ、可撓性壁(または固体壁の)周縁部に隣接し
てシール用ガスケツト又は同等のシール構造を設
けて二つの壁が間隔をなした作動関係にもたらさ
れたときに真空室を形成する。真空室を形成する
壁対の大きさは少なくとも包装した衣装が可撓性
壁により接触される領域に含まれるようにする。
好ましい真空室は真空包装工程の次に商品を入
れた袋の頭部を溶着する溶着部材を含む。かかる
溶着部材は好ましくは真空室内に設けられその一
部を形成する。溶着部材は真空室の各面にそれぞ
れ1つ設けられ1方または双方の溶着ヘツドを包
装材料と溶着係合し離れる往復動部材とともに用
いることもできる。室内に部分真空を発生するい
かなる公知の部材も用いることができる。
真空包装装置もまた包装した物品を室内に支承
する部材、例えば移送システムと一体の部材をこ
の目的に用いることもできる。しかして、上述の
形式の装置を吊る移送システムのキヤリア部材と
ともに熱溶着し得るひもを用いて包装した商品を
真空室内の所望位置に合わせて可撓性ひもを少な
くとも部分的に包装内に位置せしめ、真空室内で
の包装用溶着部材の作動に際して溶着部材がひも
を溶着するようにする。しかしながら、他の公知
のハンガーもまた所望により用いてもよい。
〔実施例〕
システム構成 第1図は本考案による装置の概略全体図を示
し、初期空調部20、安定部22、貯留部24、
ラツピング部26、真空包装部28、排出部30
によつて構成される。スーツ等の包装されるべき
物品は積載位置において適切なハンガーに吊さ
れ、連続コンベアCがその爪32によりハンガー
34に係合させて物品を開放入口から初期空調部
20及び安定部22を通つて移送する。物品は貯
留部24において連続コンベアCから供給装置5
4に移し変えられる。
以下説明を簡明にするために図面と対比して、
空調部(第2図)、ハンガー(第3,4図)、ラツ
ピング部(第5,6,7,10図)、ボトムシー
ル(第5,8,9,11,14図)、移送装置
(第5,12,13,15,16図)、ラツピング
装置の作動、真空包装部(第16,17,18,
19図)、移送(第15図)、包装形体(第20,
21図)、空調処理の見出しを付して説明する。
空調部 空調部は初期空調部20、安定部22及び貯留
部24から構成され、各部がさらにZ1及びZ2等に
より示される多段のステージにより構成され、そ
のようなステージの一つが第2図に示される。こ
れらの各ステージは相互に間隔を開けて設けら
れ、全体として連続して形成されたものであり、
第1図に明らかなようにトンネル状に長く延びる
室を有する空調部を形成する。第2図に示される
ように、各ステージは上下壁36,38とそれを
連結する一対の対向側壁40,42からなる囲い
を構成するトンネルの一部である。各ステージに
おいて、主空気系からの空調用空気を導入するた
めの入口44が設けられる。空調用空気は導管4
6から入り、出口48から出て集気系50へ入
る。集気系50は空気処理装置52(第1図)に
空気を循環する。空気処理装置52は空気を所望
の温度および湿度に調整する。ステージがそれぞ
れに入口44と出口48を具備していて各ステー
ジにおいて概ね調和した空気流れを形成し、被包
装物品を段々と処理していくようになつている。
空調部は例えばZ1,Z2(第1図)で示す2また
は3の第2図の構造の空調ステージを含むことが
できる。コンベアCは物品を開放されたトンネル
内へ搬送する。空調部の一部を形成する領域Z1
ら貯留部24に至る系は、物品が概ね安定した温
度及び湿度条件下で保持されるように処理、安定
化されていく空調系を形成するように調和され
る。安定部はステージZ3からZ5を含むことがで
き、これらの各ステージは同様に第2図に示す如
き空気入口と排出導管を具え安定化条件を提供す
る。
空調および安定部を形成するトンネルは連続し
た閉じた系とすることもでき、また長手方向に延
びるトンネルや図示の如くU字形配置等の種々の
形状とすることができる。
貯留部において、安定化された物品は後続する
ラツピングおよび真空包装に望ましい温度および
湿度条件に維持される。コンベアC上の物品は適
宜な手段により供給装置54へ移されて所望の時
までその供給装置54に貯留される。貯留部24
は一対の引き戸56を具備し引き戸56はラツピ
ング部26とともに作動して物品を所望の時に一
個ずつ排出せしめる。空調処理された物品を貯留
部からラツピング部へ進めるためには公知の適切
な手段が使用される。
ハンガー 第3図および第4図は衣類等の物品に好適な掛
け具の2つの態様を示す。各掛け具は衣類掛け用
の適宜なハンガー形本体60を含み、第3図に示
される本体60ではワイヤまたは同様部材(フツ
ク)62がその頂部から突出している。フツク6
2はコンベア系および移送系に係合する他のフツ
ク64に連結される。フツク62と64は熱溶着
可能で、好ましくは可撓性の部材からなる特別な
紐66により連結される。紐66はラツプされた
(包まれた)物品とともに熱溶着されてラツプさ
れたパツケージ物品の一部を形成することにな
る。第4図においては、紐66′がハンガー本体
60に組込まれていてハンガー本体60がフツク
64に直接に取付けられるようになつており、即
ち、紐66′が第3図のフツク62に代えてハン
ガー60のスロツト68を通される。
ラツピング部 第5図以降に本考案のラツピング装置を示す。
図においてフレームを文字Fで示す。
第5図の左下方部分を示す第7図を参照する
と、物品を包みまたはラツピングする材料供給系
は一対の駆動ローラ72上に回転可能に載置され
た無端の合成プラスチツクチユーブ70を具備す
る。ローラ72はそれぞれの軸によりフレームF
に取付けられ、各軸に歯車74が取付けられる。
モータ76の駆動軸78が歯車箱80内へ延び、
そこには出力歯車82が設けられる。駆動ベルト
84が前記各歯車74,82に掛合して軸72を
回転しよつてチユーブ70を駆動する。
案内軸86が一対の支持ブラケツト88に回転
可能に軸支されているウエブWがこの案内軸86
上を供給方向に通される。案内軸86には一対の
支持ブラケツト90が固定され、ブラケツト90
の間に軸92が軸支される。軸92は案内軸86
の軸線まわりに回転する。軸92の回転に対して
相対的に作用するマイクロスイツチ94の如きモ
ータ74作動部材を設け、軸92のウエブWによ
る回転により軸92または支持ブラケツト90が
マイクロスイツチ94を打ちモータ76を始動さ
せてローラ72を回転させ、チユーブ70から所
定量の材料を送り出させる。チユーブ70からの
ラツピング材料WはフレームFに軸支された案内
バー98の下を通り、ラツピング操作に対して垂
直方向に整列した位置にもたらされる。
ラツピングユニツトは垂直方向上下に昇降可能
なウエブを送り、溶着させそして切断する組立体
を有する(第5図参照)。可動フレーム100が
空気圧シリンダ102(第6,11図)により第
1位置と第2位置の間を昇降可能であり、このシ
リンダ102は可動フレーム100に取付けた連
結ロツド104を含む。可動フレーム100はこ
れに取付けた案内ブツシユ108(第10図)に
より両側に対向する案内ロツド106上を案内さ
れる。第10図を参照すると、ラツピングユニツ
トの後方にあるフレーム部材110はラツクとピ
ニオンからなる駆動系112を有し、即ち、可動
フレーム100に回転可能に取付けたピニオン1
14がフレーム部材110に取付けたラツク11
6に噛合する。可動フレーム100が下方から上
方の位置に動くとピニオン114が駆動される。
ピニオン114を止着した軸118上に駆動プー
リ120を設け、このプーリ120をピニオン1
14の回転によつて回転させる。このプーリ12
0は供給ローラ122を駆動するものである。即
ち、可動フレーム100の外側には歯車124取
付けられ各供給ローラ122はその軸126上に
駆動歯車128を有する。ベルト130が歯車1
24,128,120に掛け渡され、よつて可動
フレーム100が垂直移動することにより供給ロ
ーラ122が回転せしめられる。供給ローラ12
2の上方には、包むべき物品を案内するために下
向きにすぼまつた樋状ガイド134が配置され、
すぼまつた底部にある口が供給ローラ122の頂
部に整列している。
樋状ガイド134はブラケツト136により可
動フレーム100に取付けられる。
ボトムシール 第11図は、可動フレーム100が供給ローラ
122の軸126を取付けるためのブロツク14
0,142を有することを示している。さらに可
動フレーム100にはスライドする溶着及び吸着
ヘツドを支持するための一対の案内ロツド144
(1つのみ図示)が取付けられる。案内ロツド1
44はブツシユ146によつて可動フレーム10
0に軸支され、溶着及び吸着ヘツドがピストンロ
ツド152を有する空気圧シリンダ150により
内方及び外方に往復動することを可能としてい
る。溶着及び吸着ヘツドの往復部分は移動フレー
ム154を有し、移動フレーム154はクランプ
156によりピストンロツド152に止着され
る。移動フレーム154は溶着及び吸着メンバを
取付けるための垂直フレーム部分158(第11
図、第14図)を有する。同様に、可動フレーム
100には移動フレーム154の垂直フレーム部
分158に対向して固体板162が取付けられ
る。固体板162には上方溶着ヘツド164が取
付けられ、これは対向する垂直フレーム部分15
8に取付けられた溶着ヘツド166と協働する。
同様に、それらの下方に配置された吸着ヘツド1
68が対向する可動の吸着ヘツド170と協動す
る。溶着及び吸着組立体の可動部分はブツシユ1
82(第11図)を介して案内ロツド144に支
持され、ピストンロツド152の往復動により第
1位置と第2位置をとるようになつている。
吸着ヘツド168,170(第14図)は室1
69,171を含み、各室は導管173により真
空源(図示せず)に連結される。室169,17
1は開放孔175を有する。溶着ヘツド(第9
図)は弾性のある裏打ち材204を取付けた凹部
202と、放熱金網層206と、テフロン(商
標)裏打ち層208と、加熱要素210と、表面
層212とを有する本体200からなる。テープ
214または同様物が表面層212を本体200
に保持せしめる。
切断装置は適宜部材(図示せず)により固体板
162(第14図)に取付けた軸216からな
る。第8図において、軸216は長手方向に延在
する溝218を含み、軸216の内部に可動シリ
ンダ220を設けて前記溝218から突出するナ
イフ222を担持する。シリンダ220は軸21
6の一端から他端へ空気圧により往復移動され
る。この空気圧は空圧源−調時系(図示せず)に
連結し軸216の各端に連結した導管224から
供給される。
移送装置 第5図、第12図および第13図は物品を第1
位置(ラツピング部)から第2位置(真空包装
部)へ移動させる移送装置を示す。この移送装置
はラツピング部に連動して作動し、案内ロツド3
02を止着するフレーム300(第5図)を含
む。第12図において案内ロツド302はブツシ
ユ306により移送フレーム304を支承する。
ブツシユ306は案内ロツド302に沿つて摺動
し、シリンダ308により往復動せしめられる。
シリンダ308は突起部材312とともに溝31
0を有する。空起部材312がシリンダ308に
より駆動されて移送装置を第1位置と第2位置の
間で往復動させる。シリンダ308はラツピング
ユニツトの駆動シリンダ102と同様に「オレ
ガ」“Orega”系として業界に公知である。
第13図において、突起部材312は移送フレ
ーム304に固着したフレーム314に連結され
る。移送フレーム304にはブツシユ316が取
付けられ、各ブツシユ316はハウジング320
に取付けたガイド318を摺動可能に案内され
る。移送フレーム304には伸縮可能なピストン
ロツド324(第12図)を有するシリンダ32
2が取付けられ、ピストンロツド324先端をブ
ツシユ326によりハウジング320に固着す
る。しかしてシリンダ322はハウジング320
を上下に昇降可能でありハウジング320はブツ
シユ316内を摺動するガイド318に沿つて垂
直方向上下に昇降される。
ハウジング320(第12図)は内部に固定の
フレーム330を有し、この固定フレーム330
は空気シリンダ322を担持していてそのピスト
ンロツド334にはブロツク336が取付けられ
ている。L字形爪338がブロツク336から溝
340を通過して延びそして下方に曲つてフツク
339で終端する部分を含み、従つて爪338は
第1と第2位置の間でシリンダ332により往復
動せしめられる。
一対の垂直向き固体板344が移送装置の往復
動に際し停止片として作用する。この目的のため
に、可動爪350とスプリング付勢カートリツジ
348からなる緩衝装置346が使用される(第
12図)。爪350は各端部において固体板34
4に衝接する。第12図および第13図は物品を
搭載し第1位置と第2位置の間でその物品を移送
するための物品キヤリアを含む移送装置を示す。
この目的のために、フツク352が移送フレーム
304に固着して使用される。他の同様の配置を
この目的に採用でき、例えばフツク352は真空
包装位置において衣装をフツクから取外すのに使
用される手段を含んでもよい。
ラツピング装置の作動 上述構成の作動を説明する。例えば衣装の如き
物品が貯留部24から傾斜したガイド(供給装
置)54により排出される(第1図)。傾斜した
ガイド54は移送装置がラツピング部にある第1
位置にあるときにフツク352の近傍位置まで延
びている。コンベア系C(第1図)は好ましくは
コンベア上で回転する軸に支承され且つ爪32に
より進行されるローラ33を具備する(第2図)。
ローラ33はフツク64(第3図、第4図)を支
承するフツク部材35を含み、貯留部24内で公
知の移送機構(図示せず)が衣装を排出するとき
に、ローラ33が傾斜したガイド(供給装置)5
4に沿つて転動下降してフツク352をまたぐ位
置となる(第15A図)。一度び衣装とそれに対
応するフツクがフツク352上に掛けられるとラ
ツピング操作が開始される。衣装がフツク352
に移されて衣装が安定化されその振れ運動を収め
るとともに衣装を樋状ガイド134上に位置させ
るために、第5図に示す如きブラシまたは剛毛1
63が用いられる。裏打ち板161が剛毛163
のロールを担持し、ラツピング部に移された衣装
が剛毛163に当てられる。好ましい態様では剛
毛を可撓性とし下方に傾斜せしめて衣装が移され
たときにその衣装が剛毛に当り更に下に曲がり緩
衝作用が一層促進されるようにする。
ラツピング操作を開始するに際して、可動フレ
ーム100を衣装下方の最下端位置とする(第6
A図)。ラツピング操作開始時に、または前回の
操作から、ラツピング材料は吸着ヘツド168,
170(第14図)に係合されていて材料チユー
ブが口を広げられて例えばコートやジヤケツト4
00の物品を受ける大きさに開口せしめられてい
る。
真空を作用させてチユーブ壁を対応する吸着ヘ
ツド168,170に吸着させるとともに、コー
トの袖が樋状ガイド134の口に確実に入るため
の手段が設けられる。このために、第5図におい
て間隔をあけて離れて位置する一対のアーム18
1,181′が設けられ、各アーム181,18
1′は部材183により回転可能な軸185に担
持され、駆動源187に連結される。アーム18
1,181′はそれぞれU字形の先端部材189
を含む。衣装が第6A図の如く位置すると、アー
ム181,181′は公知の適宜手段により、内
側に回転せしめられ(第6B図)、この際に回転
の向きを衣装の袖に係合させるようにし更に回転
すると袖を内側にそして下方に樋状ガイド134
方向に押すようにする。
それから、第10図及び第11図に示される組
立体がシリンダ102により駆動され最下端位置
または第1位置から上方へ移動し(第6C図)て
ラツピングチユーブを衣装のまわりに上方に移動
させる。第10図を参照して説明したように、可
動フレーム100が上昇すると供給ローラ122
が回転し、衣装が開口無端チユーブ内に位置する
ことを助ける。第5図、第10図および第14図
はさらに衣装の袖が樋状ガイド134からチユー
ブ内に整列して挿入されることを確実とする他の
補助手段を示す。このために、一対の導管191
を樋状ガイド134の両端に設けて衣装の両側
(袖をも含んで)に空気噴流を吹きつけるように
してもよい。
組立体(第10,11図)が垂直方向に上方に
移動するとマイクロスイツチ等がその動きを検出
してアーム181,181′を上方に回転させて
その初期位置とする(第6C図)。組立体は最上
端位置または第2位置(第6D図)へ移動し続
け、該位置においてチユーブが衣装を越えて延在
する。移送装置の爪338は事前に閉位置とされ
ており、次いで作動して外へまたは横へ延びてラ
ツピングチユーブの側縁に係合する(第6E図)。
それからは爪338が衣装を内蔵したチユーブを
制御することになり、組立体は下方へ動き出す。
爪338がラツピングチユーブの制御を開始する
と吸着ヘツド168,170への真空が切られて
組立体の下降が可能となる。
組立体が最下位置へ戻ると無端チユーブの下部
を切断し溶着して袋の底を形成することになる。
即ち、吸着ヘツド168,170の真空は連続チ
ユーブの対向壁に係合するべく再度導通され、次
いで熱溶着および切断操作がシリンダ150(第
11図)の往復作動により溶着ヘツド166を溶
着ヘツド164(第14図)に係合させ、ナイフ
172(第8図)を作動して行なわれる。
次いで、アーム181′をラツピングユニツト
後方へ垂直に対して90゜回転させて移送装置がラ
ツプまたは包まれた衣装をラツピング部から真空
包装部へ移送可能とし(第6F、第6G図)、ラ
ツピング部は次の衣装の受入れ準備が可能とな
る。
真空包装部 第5図および第16図から第19図に真空包装
部を図示する。図中Fはフレームを示す。第16
図に示されるように、前述したフレーム300が
垂直に設けられており、移送装置は案内ロツド3
02に沿つて支持された衣装を真空包装部へ移送
する。移送装置が真空包装部に達すると、ハンガ
ー64は他のフツク402に移され衣装を真空包
装部に位置せしめ、移送装置はその初期位置へ戻
る。
真空包装部はフレームFに取付けられた非可撓
性の板404を有し真空室の一方壁を形成する。
板404は非可動性であり、その上端が室406
において終端する。板404とともに作動するの
は、フレームまたはハウジング408内に取付け
られた可撓性質のもう一方の壁である。ハウジン
グ408は囲みを形成しかつ室406の頂部まで
延びる側壁410を有している。ハウジング40
8は空気の不浸透性材料からなる可撓性層412
を有し、該層が実質的に可撓性のダイヤフラムを
形成しており、この可撓性層或いは膜412はそ
の周縁部がハウジング408の側部に取付けられ
る。可撓性層412の表面は板404の表面から
離れており、これらの二つの壁面がその間に物品
受入れ領域を形成し該領域において包装物品を真
空包装するものである。可撓性層412の周囲
は、可撓性層412が真空により内向きにひかれ
る際に、可撓性層412の中央部分が物品が位置
する領域において最初に変形し次いでその外側に
変形していくように、板404から間隔をあけた
地点で取付けられる。可撓性層412の周辺縁を
壁404から離れて取付けることによつて、対向
表面の周辺部に通路が形成され、空気のとりこみ
を減少しまたは防止することができる。一般的に
言えば、可撓性または圧力で変形しうる層412
の周辺部が板404から離れている度合は、所望
の真空発生時に可撓性層412の変形可能な部分
が真空包装すべき物品の最高部より高くならない
程度にすれば十分である。さもないと、可撓性層
412の漸進的外向き変形が妨げられることにな
る。この目的のために、変形可能な可撓性層41
2の周辺が適宜部材により支承され、これを第1
8図に示す。可撓性層412をハウジング408
の周辺部に取付けるためには適宜部材を用いても
よい。一方、調整可能な部材を用いて板404と
の距離を包装すべき物品のタイプに応じて変えら
れるようにしてもよい。可撓性層412の外側と
ハウジング408の後壁の間には空気が連通され
るようにしている。さらに変形態様では後壁また
は側壁を設ける必要はなくフレームが単に可撓性
層412を取付けるようにしてもよい。
ハウジング408はシールガスケツト415を
具え可撓性層412と固体板404が互いに作動
位置となつたときに真空室を形成する。ハウジン
グ408はフレームF上で往復移動可能であり板
404と作動係合、離脱を行なう。ハウジング4
08を取付けたフランジ414がガイドロツド4
16上にブツシユにより摺動可能支持され、空気
圧シリンダ418のピストンロツド420がハウ
ジング408に連結される。シリンダ418の作
動により可撓性層412は固体板404と係合、
離脱せしめられる。
真空室内には一方が板404に関連し他方が可
動ハウジング408に関連して取付けられた一対
の共働溶着ヘツドが設けられる。両溶着ヘツドは
ブラケツト422により取付けられているが、一
方の溶着ヘツド420はブラケツト424により
空気圧シリンダ428のピストンロツド426に
取付けられていて対向する溶着ヘツドと係合離脱
するようになつている。溶着ヘツド420は前述
したものと同様である。
一対のばね付勢されたクランプ430と432
がブラケツト434により支承されていて溶着す
べき物品の位置を定めるのに適している。一方ま
たは双方のクランプには間隔をあけて通路440
(第17図、第19図)が設けられ、共働する板
404と可撓性層412とによつて形成され且つ
その中に物品を位置させた真空室から空気を抜け
取ることができるようになつている。真空源(図
示せず)は室406に通じる導管442に連結さ
れ、共働する板404と可撓性層412間に形成
される囲み内に部分真空を生成する。上述の配置
によつて、可撓性層412が真空室に生成された
真空により真空包装すべき物品の中央部分に最初
に当接しながら引き付けられるようにした、真空
包装装置が得られる。しかして可撓性層412が
内側へ動くとまず材料により包まれた衣装の中央
領域または中央部分に接触する。これは可撓性層
412の周辺部が物品の上で板404から離れて
取付けられていることによる。従つて可撓性層4
12が高真空により空調処理された物品と板40
4に対して潰れるような場合でさえも、(それほ
ど鋭角的でない曲げに対するものとして)直角な
曲げまたは形に対する通常抵抗がハウジングの側
壁の周りに通路を形成させる。更に吸引がなされ
ると、上に概説した如く、可撓性層が物品に中央
領域から外側に向かつて漸進的に接触しその結果
包装物品の空気のとりこみを最小にし、または消
滅せしめる。これによつて、従来提案されている
固体板または同様物を使用した真空圧縮包装装置
に比してかなりの改善がなされる。更に、可撓性
または変形可能な部材を用いることによつて、真
空の生成により物品の全部分に実質的に等しい圧
力を作用させることができ、これにより、平坦な
板等を使用して物品を圧縮して真空包装する場合
の物品の不均一形状部に大きな圧力を作用すると
いう好ましくない効果を避けることができる。こ
の特長は真空包装操作に多くの好ましい貢献をも
たらすものである。
溶着操作の間に、熱溶着可能な紐66(第3,
4図)は包装物の一部として溶着されて気密な囲
いを形成する。しかしながら、所望により、公知
の金属その他のハンガーを採用することもでき
る。この場合、可撓性ヘツドを用いて金属ハンガ
ーのまわりに袋を気密溶着することもできる。
本考案によれば、上述の構成の真空発生手段に
代えて、変形可能な層412に圧力を作用させる
手段を利用した真空包装装置を構成することがで
き、これによつて部分真空の発生手段をなくすこ
ともできる。或いは、部材412の変形を助ける
そのような圧力発生手段は部分真空発生手段とと
もに用いてもよい。同様に他の実施例は一対の可
撓性部材を用いて固体板404を省略してそれに
代えて可撓性層412と類似の層を用いてもよ
い。所望により、そのような変形可能な層404
も層412と同様に支持されることができる。も
ちろん、一方層412が第18図に示されるよう
に取付けられることのみで十分であるけれども2
つの可撓性変形可能な部材を用いた場合には双方
ともに(各部材の後方の包囲した室に導入した空
気を用いる)圧力発生部材により作動してもよ
い。場合によつては、かかる配置を第18図に関
して説明した真空部材と組合せて真空包装操作を
助けることは好ましいであろう。
移 送 溶着された真空包装衣装の移送手順(第15A
図から第15C図)は移送装置と結合した移送フ
ツク352を用い、フツク352はハンガー64
をかけるフツク35を有する間隔をあけたローラ
33を担持する。作動は次の通りである。モータ
460により回転駆動されるフツク402は移送
装置がその往復動により真空包装部に達する位置
においてフツク352と整列して位置される。可
動爪354(第12図、第13図)がピボツト点
356において水平軸線まわりに回転自由に支持
され、その駆動によりローラ33の各々に係合し
てローラ33をフツク402上に進める。爪35
4は例えばピストンロツド462を有するシリン
ダにより作動してもよい(第15B図)。ピスト
ンロツド462は爪354に当り爪354を揺動
させローラ33を付随するフツク35とともにフ
ツク402上に押し出す。
フツク402は垂直に対し僅かに傾斜して支承
されており、モータ460によりその軸線まわり
に90゜回転可能である。排出用ロツド464はラ
ツプされた真空包装物品を真空包装の完了に従い
受け取り一度び操作が完了すると、モータ460
が作動してフツク402を90゜回転しローラ33
をロツド464に係合する位置に位置させる。し
かしてこの回転に際し(第15C図)フツクの終
端部はもはやローラ33を係止する機能をなくし
ローラはロツド464上を滑る。ロツド464は
ラツプした物品を第1図に示す貯留領域480に
排出する。貯留領域480はロツド464に連な
る多数のロツド482からなる。
物品形体 第20図と第21図はラツプされ真空包装され
るクツシヨンを示す。クツシヨンは圧縮可能な発
泡コアを包むカバリングを有し該コアは代表的に
は大きさが約0.5〜1mの幅と長さで、高さが
0.25〜0.3mである。第21図は同じ製品を圧縮
製品の幅と長さを非包装製品とほぼ同じとし、か
つ高さを約1/5に圧縮したものを示す。
ここに説明した装置の全部品は当業者に公知の
制御装置を用いて時間シーケンス制御することが
できる。しかして各物品の機能を他の部品に対し
て時間シーケンス制御し全組立体を、正確な制御
系で制御することができる。かかるシステムは当
業者に周知であるのでこれ以上の詳細な説明は不
要であろう。
空調処理 以下の実施例は第1図から第21図の装置のさ
らに種々の特徴を説明するのに役立つであろう。
先に説明した装置では、空調部は2つの領域を
含む、すなわち初期空調部と安定部である。各領
域はトンネル頭部に位置する多数の空気ダクトを
具備しかつ底部に同数の循還送風機を具備し、更
に空気入口を具備する。
これまでの説明から明らかなように、これらの
初期空調部(処理領域)20及び安定部(安定化
領域)22が前記本願の関連出願である特願昭52
−130332号に記載されている空調手段を利用する
ものであり、衣装等の物品をできるだけ短い時間
でしわの発生し難い低湿度で低セグメント移動度
レベルの安定化状態にもたらすことができるもの
である。
空調空気はトンネル外からの周囲空気とトンネ
ル内の空気の混合気として除湿機と冷却機を通し
て得られる。空調空気は初期空調部のステージの
ために温度30〜20℃、相対湿度30〜15%の範囲で
準備され、他の安定部のステージのために温度20
〜15℃、相対湿度12〜5%の範囲で準備される。
空調空気の導入のための制御装置は各領域、好ま
しくは各領域の各ステージにおいて調和した空気
流れを形成する。
100%ウールの紳士服のサンプルが空調部の入
口へ導入された。周囲大気条件は約温度30℃で、
相対湿度60%であつた。空調部トンネルに入つて
から排出までの操作時間の制限を約60分に選定し
た。初期空調部では毎秒400の割合で空調空気
を導入するように設定された。安定部においては
空調空気を約毎秒200とした。空気温度は初期
空調部の初段部分で約30℃、その後段部分で約20
〜15℃とした。安定部の空気温度は15〜20℃の一
定値に維持した。
衣装は空調空気を用いて処理して除湿し約30分
にわたり空調した。運転後に、導入した空調空気
と、空調空気と周囲空気の混合気とにより、得ら
れた混合気の相対湿度が初期空調部の初段部分に
おける約30%から初期空調部の後段部分における
約15%まで変形したことが見出された。安定部に
おいては相対湿度は一定の10%に維持された。
初期空調部の長さは10mで高さが2m、幅が80
cmであつた。安定部は10mの長さで毎秒480で
空気を除去した(両領域から毎時1200m3を除去し
た)。
安定部から出る際に、衣装をテストし10〜12%
の相対湿度で20℃の空気に相当する水分を含むこ
とを見出した。これらの衣装を次いで上述の装置
を用いてラツプし真空包装した。包装は衣装の容
積をその衣装のタイプによつてその初期の容積の
1/3から1/2に減じた。衣装は1週間貯留され真空
包装を除去した。かかる衣装は実質的にひだがな
く全体として商品として受け入れ得る状態である
ことが見出された。
所望により、衣装から真空包装の除去につづい
て製品を相対湿度50%又はそれ以上で温度条件が
20〜45℃で再調整してもよい。この再調整ステツ
プは衣装の圧縮状態からその正常な初期状態へ長
時間待つことなく戻す。
上述の装置について本発明から逸脱することな
く種々の変形が可能である。例えば説明したもの
ではなく真空を室からいかなる部位から吸引して
もよく、商品が包装される領域でなければ両端ま
たは固体壁からでもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、処理領
域とそれよりも低い温度の安定化領域とを有する
空調手段を設けることによつてより短い時間でそ
の後の真空包装における物品のしわの発生を防止
するような空調を行うことができ、また、少なく
とも一方に変形可能な壁をもつ対向壁によつて形
成された真空包装手段によつて空気のとりこみの
減少された真空包装を達成することができ、この
組み合せ構成によつて、嵩高る物品をもしわを発
生させることなくよりコンパクトな形体に包装す
ることができ、輸送等において多大の利点を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は装置の概略全体図、第2図は空調トン
ネルの断面図、第3図は衣装掛け装置の一実施例
を示す図、第4図は衣装掛け装置の他の実施例を
示す図、第5図はラツピングおよび真空包装ユニ
ツトの概略図、第6A図から第6G図はラツピン
グ装置の種々の操作段階の概略図、第7図はラツ
ピング装置の下部概略図で包装材料供給システム
を示す。第8図は切断装置を示す。第9図は溶着
ヘツドを示す。第10図はラツピング装置用駆動
システムの部分図、第11図は切断および溶着組
立体の部分詳細図、第12図は移送装置の概略
図、第13図は第12図の側面図、第14図は溶
着、切断および真空装置の断面図、第15A図か
ら第15C図は包まれた物品の操作移送手順をそ
れぞれに正面図と側面で示す。第16図は真空包
装装置の斜視図、第17図は第16図の平面図、
第18図と第19図はそれぞれ真空包装装置の断
面図、第20図と第21図は真空包装前後の物品
を示す。 20……初期空調部、22……安定部、24…
…貯留部、26……ラツピング部、28……真空
包装部、30……排出部、70……包装チユー
ブ、72,122……ローラ、100……可動フ
レーム、102……シリンダ、134……樋状ガ
イド、404……固定板、412……可撓性層、
C……コンベア。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 物品を空調し、包み且つ真空包装する装置で
    あつて、長く延びた室を有する空調手段を備
    え、該長く延びた室が連続的に形成された処理
    領域と安定化領域とを有し、該処理領域と該安
    定化領域の各々が間隔を開けて設けられ相互に
    連通する複数のステージを備え、該長く延びた
    室は空調すべき物品を導入するために該処理領
    域に連通する導入口と空調され且つ安定化され
    た物品を排出するために該安定化領域に連通さ
    れた排出口とを有し、該処理領域の各ステージ
    に処理用空気を導入する手段と使用された処理
    用空気を該処理領域の各ステージから除去する
    手段を設け、また、該安定化領域の各ステージ
    に前記処理用空気よりも温度の低い安定化空気
    を導入する手段と使用された安定化空気を該安
    定化領域の各ステージから除去する手段を設
    け、該処理領域の各ステージに処理用空気を導
    入する手段及び該安定化領域の各ステージに安
    定化空気を導入する手段は該各領域の各ステー
    ジで調和した空気の流れを得るように制御さ
    れ、前記長く延びた室を通つて物品を移送する
    ための移送手段と、該安定化領域の該排出口と
    関連して設けられ且つ該移送手段から移しかえ
    られた物品をその後の包装のために空調状態で
    維持する貯留室とを備え、そして、所定の長さ
    の包装材料を供給するための材料供給手段と、
    空調された物品を前記包装材料内に包むための
    ラツプ手段とを備え、さらに、対向する関係で
    取付けられ且つそれら間に物品受け入れ領域を
    形成する第1及び第2の壁を有する真空包装手
    段を備え、該第1及び第2の壁の少なくとも一
    方が前記物品受け入れ領域内で変形可能であ
    り、そして、前記少なくとも一方の壁を他方の
    壁に対して間隔を開けた関係で支持するための
    支持手段と、前記物品受け入れ領域内で前記少
    なくとも一方の壁に物品との接触を生ぜしめる
    手段とを備え、該変形可能な少なくとも一方の
    壁の側縁が他方の壁に対して間隔をあけた関係
    で維持された状態で、該変形可能な少なくとも
    一方の壁が最初に前記物品受け入れ領域の内奥
    に向かつて変形しそれから前記物品受け入れ領
    域の外方に向かつて変形し、それによつて物品
    が最初にその中央部分を圧縮され続いて漸進的
    に外方に圧縮され、よつて物品包装における空
    気のとりこみを減少するようにしたことを特徴
    とする装置。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置に
    おいて、前記他方の壁が固体壁であり、対向す
    る前記変形可能な壁が該固体壁に働きかける関
    係で取付けられ且つこれら間に物品受入れ領域
    を形成する可撓性の壁であり、そして、該可撓
    性の壁を前記物品受入れ領域内に変形させるた
    めに該可撓性の壁の外側に圧力を加える手段が
    設けられることを特徴とする装置。 3 実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置に
    おいて、前記ラツプ手段と前記真空包装手段と
    の間で物品を移送制御する手段を備え、該移送
    制御手段が、ラツプ手段と真空包装手段との間
    に延在する案内部材と、該案内部材上に移動可
    能に支承された一対の対向する把持部材と、該
    把持部材をラツプ手段と真空包装手段の間で移
    送する部材と、ラツプ手段と真空包装手段にお
    いてそれぞれ前記対向する把持部材の各々を包
    装物に係合する位置と包装物から離脱する位置
    の間で往復動させる手段と、包装すべき物品を
    支持する支持部材と、該支持部材と共働して該
    支持部材から物品を外す手段とからなることを
    特徴とする装置。 4 実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置に
    おいて、前記ラツプ手段が、対向する壁部分を
    有する所定の長さの包装材料を供給する材料供
    給手段と、該包装材料の口出し部の対向壁部分
    に係合し且つこれらの対向壁部分を間隔をあけ
    て維持して商品の受入れ領域を形成する係合維
    持部材と、該包装材料を前記対向壁部の間隔を
    あけた状態で第1の垂直位置から第2の終端垂
    直位置へ所定の経路に沿つて垂直に進行させる
    進行手段と、該包装材料により包まれるべき物
    品を前記経路において垂直に支承する手段とか
    らなる組立体として構成され、前記進行手段が
    垂直に前記包装材料を前記第1位置から第2位
    置へ進行させるときに、前記物品が前記垂直位
    置間を進行する前記包装材料によつて包まれる
    ようにしたことを特徴とする装置。 5 実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置に
    おいて、前記変形可能な第1及び第2の壁がと
    もに圧力により変形可能な可撓性の壁であり、
    該両壁がこれら間に包まれた物品を受けるため
    に間隔をあけた領域を形成するために対向する
    関係で支持されることを特徴とする装置。 6 実用新案登録請求の範囲第2項記載の装置に
    おいて、前記真空包装手段が前記第1及び第2
    の壁の間の物品受入れ領域に部分真空を生成さ
    せ且つ前記第2の壁の外側に圧力を加える手段
    と関連して作動する真空生成手段を含むことを
    特徴とする装置。 7 実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置に
    おいて、前記両壁がそれらの背後に加圧可能な
    室をもつてハウジングに包囲され且つ相互に支
    持され、前記壁を前記物品受入れ領域で最初に
    変形させるために各室を加圧するための手段が
    設けられることを特徴とする装置。 8 実用新案登録請求の範囲第4項記載の装置に
    おいて、前記第2の壁が変形可能な壁であり、
    該第2の壁を第1の壁に対して前記間隔をあけ
    た関係で支持するための手段が設けられ、さら
    に該第2の壁の中央部分が最初に前記物品受入
    れ領域で変形されそれから外側に向かつて変形
    されるように第2の壁を変形させるために前記
    物品受入れ領域に部分真空を生成させる手段を
    備え、それによつて物品包装における空気のと
    りこみを減少するようにしたことを特徴とする
    装置。 9 実用新案登録請求の範囲第8項記載の装置に
    おいて、前記ラツプ手段と前記真空包装手段と
    の間で包まれた物品を移送するための手段を有
    することを特徴とする装置。 10 実用新案登録請求の範囲第8項記載の装置に
    おいて、前記包装材料供給手段が、連続した筒
    状包装材料のチユーブを取付けるための取付け
    手段と、該包装材料を第1位置から第2位置へ
    進める前記進行手段へ断続的に送り出すための
    供給手段とを備えることを特徴とする手段。 11 実用新案登録請求の範囲第4項記載の装置に
    おいて、前記進行手段が前記包装材料の口出し
    部を把持又は係合するための手段を包むことを
    特徴とする装置。 12 実用新案登録請求の範囲第4項又は第8項記
    載の装置において、前記ラツプ手段が、前記進
    行手段が前記第2位置へ所定の長さの包装材料
    を進めた後で前記第1位置において包装材料供
    給部からの包装材料を袋状にシールし且つ所定
    の長さに切断する手段を含むことを特徴とする
    装置。 13 実用新案登録請求の範囲第4項記載の装置に
    おいて、前記進行手段が前記第1及び第2の位
    置間で往復動する手段を含むことを特徴とする
    装置。 14 実用新案登録請求の範囲第4項記載の装置に
    おいて、袖を有する衣服物品を包装するのに適
    し、前記ラツプ手段が、前記進行手段が前記包
    装材料を前記第1位置から前記第2位置へ進め
    る前に衣服物品の袖を本体に重つた位置に向け
    て位置させるための案内手段を含むことを特徴
    とする装置。 15 実用新案登録請求の範囲第14項記載の装置に
    おいて、前記ラツプ手段が、前記包装材料が前
    記第1位置から前記第2位置へ進められるとき
    に衣服物品を筒状包装材料内へ案内するために
    第2のガイド手段を含むことを特徴とする装
    置。 16 実用新案登録請求の範囲第1項、第2項、第
    3項、第4項又は第8項記載の装置において、
    前記真空包装手段が、物品が圧縮され且つ該物
    品及び包装材料から空気が抜かれた後で包装材
    料の頂部開口部分をシールするための手段を含
    むことを特徴とする装置。 17 実用新案登録請求の範囲第1項、第2項、第
    3項、第4項又は第8項記載の装置において、
    前記第1及び第2の壁の少くとも一方が可動な
    ハウジングに取付けられ、そして、該ハウジン
    グを他方の壁との作動位置に進めることによつ
    て該ハウジングを他方の壁とシール係合させる
    手段が設けられることを特徴とする装置。 18 実用新案登録請求の範囲第17項記載の装置に
    おいて、前記ハウジングをシール係合させる手
    段は前記ハウジングを固定の支点の回りで枢動
    させる手段からなることを特徴とする装置。 19 実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置に
    おいて、処理用空気及び安定化用空気として大
    気と既調和空気との混合物を使用することを特
    徴とする装置。
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