JPH02280951A - 連続鋳造における吹き出し検知方法及びそのための装置 - Google Patents

連続鋳造における吹き出し検知方法及びそのための装置

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JPH02280951A
JPH02280951A JP2065531A JP6553190A JPH02280951A JP H02280951 A JPH02280951 A JP H02280951A JP 2065531 A JP2065531 A JP 2065531A JP 6553190 A JP6553190 A JP 6553190A JP H02280951 A JPH02280951 A JP H02280951A
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イズマエル ジー.ソウシード
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/16Controlling or regulating processes or operations

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は一般的に、溶融金属の連続鋳造に関し、より具
体的には、連続鋳造における吹出しの検知に関する。
(従来の技術) 連続鋳造の工程においては、溶融金属は、開放した上端
部と、下端部とを有する、垂直に配置された、水冷の金
属鋳型の頂部へ連続的に導入される。溶融金属は、鋳型
を通して下降し、特に固化した金属が、鋳型底部より連
続的に引き出される。より具体的には、溶融金属が鋳型
を通して下降する時に、冷却された鋳型の内部表面に接
触する金属は、冷却されて、溶融金属の内部をとりまく
鋳造金属のシェルを形成し、これは通常、これが鋳型の
底部より引き出される時の金属の形である。シェルの底
で固化が生じてしまうまで、金属を鋳型の内に保持する
ために、鋳造操業の開始時では、従来の技術が採用され
ている。
シェルが鋳型を介して下降する時、これは厚くなる。鋳
造工程中に、鋳型の壁に、鋳型内の溶融金属の頂部面の
わずかに下方の鋳型の壁に、ホット・スポットが発生し
、この頂部面は、典型的には、鋳型の上部端の近くで維
持される。スティッカー、或いは、ハンガー・タイプ吹
き出しの初期の間、鋳造金属のシェルが、鋳型を介して
下降するにつれ、より遅い速度ではあるがホット・スポ
ットも同様に下降し、下降するホット・スポットの位置
において、ギャップ、或いは、キャスト金属シェルの薄
化を引き起こす。ホット・スポットが鋳型の下方開放端
部に達すると、鋳造金属の吹き出しが生じる。吹き出し
は、危険であり無駄である。
吹き出しには、2種類の優勢的なタイプ、すなわち、ハ
ンガー、及び、スティッ力−である。ハンガー・タイプ
の吹き出しは、鋳型の頂部より溢れ出る溶融金属によっ
て引き起こされる。スティッカー・タイプの吹き出しは
、シェルの上部が、或いは、これの一部が、鋳型壁にく
・つつき、下降するシェルの残りの部分より分裂する時
に開始される。
ホット・スポット、及び、吹き出しについて、及び、こ
れ等に関するより詳細な検討、考察は、本発明者等の”
An Investigation of 5tick
er and Hanger Break−outs”
 4th Internationat  Confe
rence  On  Continuous  Ca
sting、  Brussels、 1988年5月
17日〜19日、PP、 668〜681の論文に示し
てあり、これの開示を、本明細書゛において参照として
取り入れる。
典型的な市販の、垂直に配置された、連続鋳造用鋳型で
は、冷却液が、鋳型の側壁内の垂直に配設したチャンネ
ルを介して循環される。さらに、熱電対の形をした一連
の温度センサーが、鋳型の垂直に離間した位置で、鋳型
の側壁内に組み込まれており、これによって、これ等の
垂直的に離間した位置で温度を測定する。これ等の温度
測定値は、鋳型上のそれぞれの垂直位置での、鋳型内の
金属シェルの相対温度を示すものである。
連続鋳造鋳型の下方開放端部における溶融金属の吹き出
しがどの程度のものであるかを予測する先行技術の方法
がある。この方法では、前述した鋳型壁熱電対の配列を
採用しており、いくつかの垂直的に離間して配置した熱
電対、例えば、3個の熱電対の各々より、連続的な温度
測定値を使用している。そして、この温度測定値が、垂
直座標が温度であり、水平座標が時間であるグラブに示
される。いくつかの熱電対についての温度対時間曲線が
同じグラフに示される。吹き出しの危険のない、通常の
鋳造作業においては、温度読み取り値は、熱電対間にお
いて、下降する順で累進的に低下するはずである、鋳型
の上部近くの熱電対が、時間と共に、温度の低下に引き
続くわ゛ずかな上昇を測定する。
又、この温度傾向が、下向の順で、より下方のサーモカ
ップルの各々で繰り返される。結果的にこれは、下降す
るホット・スポットがあり、矯正行動がとられなければ
、吹き出しの危険があることを意味することになる。典
型的な矯正出しを遅くするか、或いは、停止することで
ある。何故ならば、これにより、シェル内の金属が、ホ
ット・スポットの位置で、凍結、及び/或いは、厚化す
る機会を得るからである。
上記説明の吹き出し予測工程についてのより詳細な論述
は、Tsuneoka et al、による°’Mea
surement and Control Syst
em of 5olidification in C
ontinuous Casting Mo1d”、S
teelmaking Conference Pro
ceedings、 AIME、 1985年、ρρ、
3〜10.特にP9.3〜5に含まれている。
(発明が解決しようとする課題) 吹き出しを予測するための、連続鋳造鋳型の側面に組み
込まれた熱電対の配列に依存することの欠点は、これ等
の熱電対には、極端にきびしい作業条件がかかり、頻繁
な営繕、或いは、交換が必要になるということである。
このために、これ等は、連続的に全てのレベルで、鋳型
内の温度条件を正確に示すためには必ずしも信顛できな
いのである。
時間に伴う、鋳型の摩耗、或いは、全体的な鋳型熱転送
比率の変動に基づく、他の吹き出し予測装置、及び、方
法は、吹き出しを予測する点で十分に信頼性を持たず、
そのために、その目的のためには使用すべきではない。
(課題を解決するための手段) 本発明による方法、及び、装置は、吹き出しを予測する
ための先行技術の方法に固有の欠点、及び問題点を解消
するものである。
その広範な態様において、本発明は、連続的測定が、双
方とも、鋳型の上端に関連して、(a)  鋳型内の溶
融金属レベルの位置、及び、(2)  鋳型内のピーク
温度位置、 により構成され、 (a)と(2)の間の垂直的誰離が注目され、さらに、
この距離がこの中のいかなる増加をも検知するために継
続的にモニターされる方法、及び、装置により構成され
る。
前述の距離における実質的な増加は、矯正行動がとられ
ない場合には、吹き出しの可能性があ1つの実施態様に
おいては、ピーク温度の位置は、上部、及び下部鋳型端
部間の鋳型壁面における垂直に離間して配置された位置
に、多数の温度センサーを採用することにより測定でき
る。別の実施態様においては、鋳型壁面における温度セ
ンサーは不要である。
後者の実施態様においては、連続鋳造用鋳型は、冷却液
を循環させるための、垂直に配置したチャンネルは採用
しない。その代わりに、鋳型は、上方、及び、下方鋳型
端部において、垂直的に離間し、水平に配置された複数
の冷却チャンネルを採用する。冷却液は、これ等のチャ
ンネルを通して循環される。温度を測定するために温度
センサーが採用されるが、これ等のいずれもが、鋳型の
側壁面内には位置していない、これにより、センサーを
連続鋳造鋳型の側壁面内に組み込んだ場合に発生する苛
酷な作業条件にさらさないようにしている。
より具体的には、本発明の好ましい実施態様においては
、連続鋳造作業全体を通じて、水平の冷却チャンネルに
入る冷却液の温度を継続的に測定するために、1つ、或
いは、それ以上の温度センサーを採用している。同様に
、各々のチャンネルについて個別の測定を行いながら、
これ等冷却チャンネルの各々より出る液の温度を継続的
に測定するために温度センサーが採用され、これ等の測
定が、キャスティング作業全体を通して行うことが望ま
しい。望ましくは、冷却チャンネルの各々における冷却
液の流量を、鋳造作業全体を通して測定される。これ等
の測定は、作業条件が比較的軽微である、鋳型の外側で
行われる。
水平チャンネルの各々についての冷却液の温度差位は、
そのチャンネルについての冷却液の入る温度、及び、冷
却液の出る温度に基づいて計Xされる。この温度差位は
、チャンネルに入る液体の流量と共に、そのチャンネル
の鋳型熱転移率(MHTR)を計算するために使用でき
る。温度、及び、流量を継続的に測定することにより、
継続的に、温度差位、及び、MH’rRを瞬間的に計算
できる。
等量の冷却液が、各々の冷却チャンネルに継続的に向け
られているということを確実にする注意を払っている場
合には、各々のチャンネル内の流量の測定は、不必要で
ある。また、冷却液がそれぞれのチャンネルに向けられ
、複数の流れに分割される前に、冷却液の流量を測定す
るだけで十分である。各々の冷却チャンネルを通る冷却
液の流量が同じである場合には、MHTRの計算をせず
、その代りに、以下に述べる方法で、各々のチャンネル
について冷却液温度差位を採用すればよい。しかしなが
ら、MHTRの採用が望ましい。
全ての実施態様において、鋳造作業全体を通して継続的
に、測定は、鋳型の上端に比例して、鋳型の溶融金属レ
ベルの位置について行われる。上記のデーターが全て得
られたら、次のステップは、(a)  一方の座標が、
鋳型壁面部、あるいは、MHTR,或いは、冷却液温度
差位、及び(2)  他方の座標が、鋳型の上端よりの
垂直的距離であるグラフに曲線を示すことである。この
曲線は、鋳型の上方、及び、下方端部間における、鋳型
の垂直的寸法に沿う、鋳型壁面温度、或いは、MHTR
1或いは、温度差位の変動を示す。同様にグラフに描か
れるのは、鋳型の上端に比例する溶融金属レベルの位置
である。
前述した曲線は、鋳型壁面温度、或いは、M)lTR1
或いは、温度差位における変化を反映するために、定期
的に変えられる。同様に、グラフ上の溶融金属レベルの
描写は、鋳型の上端に比例する溶融金属レベルの位置の
変化があるとすれば、それを反映させるために、定期的
に変えられる。
グラフに表された情報より、適正な座標から、(a) 
 ピーク鋳型壁面温度、或いは、ピーク朋TR5或いは
、ピーク温度差位の位置、及び(2)溶融金属レベル位
置との間の垂直的距離を留意する。通常の操作中では、
温度差位、或いは、MHTR1或いは、鋳型壁面温度に
おけるピークの位置(a)  は、溶融金属レベルの位
置(2)より少し下である。言い換えれば、両者間の距
離は小さい。この距離における増加は検知される。この
距離において、累進的、継続的増加があり、この増加が
重大である場合には、ホット・スポットが形成され、累
進的に鋳型を下降していることの証拠である。同様に、
矯正行動がとられない場合には、連続鋳造鋳型の底部に
おいて、溶融金属の吹き出しの起こる可能性をも示すも
のである。矯正行動がとられ、下降するホット・スポッ
トが除去されると、(a)  溶融金属レベル位置、及
び(ハ)鋳型壁面温度、或いは、)4HTR5或いは、
温度差位のピークの位置の間の距離は、間もなく通常に
戻り、両者間の距離は、比較的小さくなる。
本発明による方法は1、コンピューター、及び、関連デ
イスプレー装置(例えば、キ中ソード・レイ・チューフ
・スクリーン)を採用して、適正な計算、曲線の表示、
及び、グラフ表示を行うことが望ましい。(a)  溶
融金属レベル位置、及び(2)ピーク鋳型壁面温度、或
いは、ピークMHTR1或いは、ピーク温度差位の位置
の間の距離が事前に設定された量だけ増加すると、コン
ピューターにより、適正な視覚、あるいは、聴覚的アラ
ームを起動することも可能である。
本発明による吹き出し予測方法、及び、装置は、いわゆ
る、ハンガー・タイプ、及び、スティツカー・タイプの
吹き出し双方の予測に有用である。
他の特徴、及び、利点は、クレームされ、開示された方
法、及び、装置に固有であり、或いは、添付したダイヤ
グラム図面に関連する以−トの詳細な説明より、当業者
には明白なものとなろう。
(実施例) 先ず、第1図、第2図及び第7図において、全体で20
で示したのは、本発明の実施例に従って構成された連続
鋳造鋳型である。鋳型20は、典型的には、銅により構
成される。これは、四方形の水平断面部分(第2図)を
規定する端部壁33.33、及び、側壁39.39、開
放上方端部21、ならびに開放下方端部22を有する。
鋳型20は、上方端部21と下方端部22との間の位置
で、垂直的に離間して水平に配置された、複数の内部冷
却チャネル23.23を有する。各々の冷却チャネル2
3と連通しているのは、インレット24、及び、アウト
レット25である。第1図の実施例においては、インレ
ット24.24、及び、アウトレッ1−25.25は、
相互する関係で、垂直的に積み重ねられており、垂直的
連続で、チャネル23゜23を通る冷却液の流れる方向
が交替するようになっている。
第3図において、各々のインレット24は、メイン配管
30により、冷却液源32(例えば、タンク、或いは、
貯水槽、或いは、工場内水槽)に接続されているインレ
ット・ヘッダー28に、インレット配管26を介して接
続されている。第4図において、各々のアウトレット2
5は、配管31により、ここでは双方とも示していない
が、排水溝、或いは、冷却液用の還流システムに接続さ
れているアウトレフト・ヘッダー29に、配管27を介
して接続されている。メイン配管3o上のポンプ34は
、配管30、インレット・ヘッダー28、インレット配
管26、インレット24,24 、冷却チャネル23,
23 、アウトレット25.25 、アウトレット配管
27,27 、アウトレット・ヘッダー29、及びアウ
トレット配管31を通して冷却液を循環させる。
第3図に図示したように、配管3oに沿って配置されて
いるのは、温度センサー35及び、流量測定装置36で
ある。構成部品35と36は、業者より簡単に手に入れ
ることのできる従来型装置である。第4図において、ア
ウトレット配管27,27の各々の上に配置されている
のは、配管3o上の35で用いられているような温度セ
ンサー37である。第3図及び第4図において、鋳型2
oの開放上方端部21の上方に位置するのは、鋳型2o
内の溶融金属レベルを測定するための装置38である。
装置3日は、装置業者より節単に手に入れることのでき
る従来型の装置部品である。
流量測定装置36により、インレット24、インレット
配管26、インレット・ヘッダー28及び、メイン配管
30を含む、チャネル23の上流のもの全てと同様に、
チャネル23に入る冷却液の流量を連続的に測定するこ
とができる。温度測定装置35によって、冷却チャネル
23の上流のもの全てと同様に、冷却チャネル23に入
る液体の温度を継続的に測定することができる。温度4
(11定装置fW37.37によって、各々のチャネル
についてとは別に、各々のチャネル23より出る液体の
温度を継続的に測定することができる。装置38により
、鋳型20内の溶融金属レベルを継続的に測定すること
ができる。
第3図〜第4図に示した実施例は、インレット・ヘッダ
ー28から、各々のインレット配管26内に流れ込む冷
却液の量が、各々の配管26について常時同じであり、
これにより、各々のチャネル23を通る流量が等しくな
ることを確保することのできるものである。そのような
場合、全てのチャネルについて、例えば、配管30上で
、流量の測定を一回行うだけでよい。別の実施例におい
ては、流量は、各々のチャネルについて個別に、例えば
、それぞれの流量測定装置36によって、各々のインレ
ット配管26で測定できる。同様に、冷却液流入温度を
、インレットの1ケ所で、例えば、配管30上で測定す
る代わりに、流入温度は、各々の冷却チャネル23につ
いて個別に、例えば、それぞれの温度センサー35によ
って、各々のインレット配管26で測定することができ
る。1つ以上のインレット・ヘッダー28を用い、各々
のヘッダーカ月つ或いはそれ以上のインレット配管26
に接続することも可能である。この場合、少なくとも各
々のヘッダーについて、流量測定装置36が1個必要と
なる。
連続鋳造法においては、−船釣に、第1図及び第7図で
40で示される溶融金属は、鋳型20の開放上方端部2
1を介して導入され、続いて鋳型を満たし、それから、
金属は、ト方開放鋳型端部22を介して連続的に引き出
される。鋳型は、冷却チャネル23を介して循環する冷
却液(例えば、環境、或いは、それ以下の温度の水)に
より冷却される。熔融金属40が、鋳型を介して下降す
るに従い、冷却された鋳型の内部面と接触する金属は冷
やされて、溶融金属の内部43をとり囲む、鋳造金属シ
ェル42を形成し、これは、通常は、鋳型20の下方開
放端部22より引き出される金属の形態である。第7図
に示されるように、シェル42は、冷却された鋳型を介
して下降するに従い厚化する。溶融金属40は、通常、
鋳型の開放上方端部21付近に維持される、上端面41
を有する。
鋳造の間に、第7図で一点鎖線で44で示されているホ
ット・スポットが、鋳型壁内に発生する。ホット・スポ
ット44は、典型的には、鋳型の溶融金属の上端面41
の少し下方より発生する。ハンガー・タイプ、或いは、
スティッカー・タイプの吹き出しの原因となる条件が存
在する場合には、以下の事態が起こる。鋳造金属シェル
42が、鋳型20を介して下降するにつれ、ホット・ス
ポット44も同様に、通常は、シェル42の速度の半分
の比率で下降し、その間のギャップ、或いは、下降する
ホット・スポットの位置における、鋳造金属シェル42
の薄化を引きおこす。ホット・スポットの鋳型を介して
の下降は、これが、下方開放端部22に達するまで続き
、この時点で鋳造金属の吹き出しが発生する。
吹き出しは、十分早期に検知できれば、防ぐことが可能
である。吹き出しを防ぐための技術には、鋳造金属シェ
ルを鋳型から引き出す割合を遅くすること、或いは、本
発明に従い、鋳型20内の金属40のレベル、或いは、
上端面41を引き上げることが含まれる。
ホット・スポットの位置を検知し、吹き出しの可能性を
予測するために、本発明の1つの実施例に従い、上記説
明の構造、及び装置が採用される。同様に、この目的の
ために採用されるのは、以下に説明する追加的技術であ
る。
本発明の別の実施例では、上方、及び、下方鋳型端部2
1.22(第7図参照)の間の複数の垂直的に離間した
位置において、鋳型20の壁面において、熱電対62の
ような温度センサーが採用される。熱電対は、例えば、
冷却チャネル23の間、或いは、鋳型が垂直冷却チャネ
ルを採用する実施例においては、冷却チャネル23の位
置に配置することができる。垂直配列の熱電対は、鋳型
の側壁39(第7図)内、或いは、端部壁33内、或い
は、2つ或いはそれ以上の熱電対の垂直配列を、1つ或
いはそれ以上の鋳型壁内に配置することができる。
第5図は、本発明の方法の実施例を表すブロック図であ
る。装置38により行われる溶融金属レベルの測定値は
、ブロック48に、ダイアグラム式に表される。温度測
定装置35、及び37、及び流量測定装置36による、
温度、及び、流量測定値は、ブロック49にダイアグラ
ム式に表される。熱電対62により行われる鋳型壁温度
測定値は、同様に、ブロック49により表される測定値
に含まれる。これ等の測定値48 、49は全て、従来
型の回路50.52により、それぞれ、従来型のコンピ
ューター51に送り込まれる。コンピューター51に、
手動式で入力されるのは、鋳型20の事前に決定された
垂直寸法で、この情報は、ブロック53で、ダイアグラ
ム式に表される。
コンビエータ−51は、従来型の性質のもので、以下に
説明する機能のおのおのを実行するためにプログラムの
できる、従来型の回路より構成される。コンピューター
は、コンピューター51に人力された温度、及び流量測
定値49より、チャネル23の各々における、鋳型熱転
移率(MHTR)を計算する。MHTRを計算するため
の方程式は下記の通りである。
MHTRは、にW/m”/sec、として表される。
F/Rは、個々の冷却チャネル23における冷却液の量
的流量で、ffi/sec、とじて表される。
Bは、冷却液(例えば水)の熱容量であり、kj/に’
 /gとして表される。
Tdは、個々のチャネル23内の冷却液についての温度
差位である。温度差位とは、例えば35で測定されるよ
うな、チャネルのインレット温度と、例えば、37で測
定されるような、チャネルのアウトレット温度との間の
差であり、に°として表される。
Dは、冷却液の密度であり、g/m”で表される。
Aは、個々のチャネル23により冷却される鋳型の内部
表面の面積であり、mlとして表される。
上記の方程式において、B、 D及びAは、定数であり
、F/Rが、各々の冷却チャネルについて同じであると
すれば、Tdを、MFITRの代りに使用してよい。B
、 D及びAは、通常手動でコンピューターに入力され
、これは第5図のブロック53で表される。
入力されたデーターよりコンピューター51により発生
される情報には、第5図のブロック57により表される
、鋳型の上端に対しての、溶融金属レベルの位置、及び
、第5図のブロック56により表される以下の情報が含
まれる。すなわち、各々の冷却チャネル23についての
MHTR或いは、代替的に、各々のチャネル23につい
ての温度差位(Td)、或いは、鋳型壁面温度(各々の
熱電対62についてのTm)である。前記の各々の情報
は、鋳型の上端よりの距離に関連する。
コンピューター51に接続され、これとともに作動する
ものは、従来型のキャソード・レイ・チューブ・スクリ
ーンのような、従来型のデイスプレー装置54である。
コンピューター51、及び、デイスプレー装置54は共
働して、一方の座標がMHTR1或いは鋳型壁面温度、
及び、他の座標が鋳型の上端よりの垂直的距離(第8図
及び第9図)であるグラフを表示する。代替的に、以下
のような代替を行う状況が適切である場合には、MHT
Rの代りに、一方の座標は、冷却液の温度差位であって
もよい。
コンピューター51、及び、デイスプレー装置54は共
働して、前述したグラフ上に、上方鋳型端部21、及び
下方鋳型端部22(第8図及び第9図)の間の垂直的寸
法と共に、MHTR1或いは、鋳型壁面温度における変
動を示す曲線を示す。
コンピューター51.及び、デイスプレー装置54は、
同様に共働して、グラフ上に鋳型の上端に対する溶融金
属レベル(第10図及び第11図において“液体レベル
”として示されている)の位置57を描写する。
コンピューターは、MHTRの変化、或いは、鋳型壁面
温度における変化を反映させるために、グラフ上に示さ
れた曲線を定期的に・変更するようにプログラムされる
。同様に、コンピューターは、鋳型20の上端に対する
溶融金属レベルの位置変化を反映させるために、グラフ
上の溶融金属レベルの描写を定期的に変更するようにプ
ログラムされる。コンピューター51は、曲線上に表さ
れた情報より、(a)  ピークMHTR(第8図の5
8)或いは、ピーク鋳型壁面温度(第9図の68)と、
(2)  溶融金属レベル57との間の垂直的距離に注
目するようにプログラムされる。コンピューターには、
この距離におけるいかなる増加をも検知するようにプロ
グラムされた回路が含まれる。
鋳型下方端部22で発生する溶融金属吹き出しの可能性
は、本発明の一つの実施例に従い、以下に説明する工程
を含む方法に従って予測することができる。鋳造作業中
、冷却液は、チャネル23.23を通って継続的に循環
される。チャネル23.23の各々に入る液体の流量は
、鋳造作業中全体を通して継続的に測定される。チャネ
ル23.23の各々に入る液体の温度は、鋳造作業中全
体を通して継続的に測定される。同様に鋳造作業中全体
を通して継続的に測定されるのは、それぞれの温度側装
置27で、各々のチャネル23について個別に行われる
、チャネル23 、23の各々より出てくる液体の温度
である。コンピューター51は、上述した測定工程にお
いて得られたデーターより、各々のチャンネンル23に
おける鋳型熱転移率(MHTR)を継続的に計算するた
めに用いられる。
同様にこの方法には、装置38を用いて、鋳造作業中全
体を通して、鋳型20内の溶融金属レベルを継続的に測
定することも含まれる。第8図に示したように、この方
法は、Y座標がMHTRで、X座標が鋳型20の上端よ
りの垂直的距離であるグラフ上で、鋳型の上方、及び、
下方端部の間の垂直的寸法に沿った、MHTRにおける
変動を示す曲線56を表すことより構成される。この方
法は、更に、グラフ上に、鋳型の上端に対する溶融金属
レベルの位置57を描写することより構成される。曲線
56は、MHTRにおける変化を反映するために、定期
的に変更される。溶融金属レベルの描写57は、鋳型の
上端に対する溶融金属レベルの位置における変化がある
とすれば、それを反映させるために、定期的に変更され
る。
第8図に示したように、曲線56の58上にピークMH
TRがある。グラフに表れた情報より、(a)ピークM
HTR58の位置と、(b)溶融金属レベル位置57と
の間の垂直的距離(つまり、第8図のX座標に沿う距離
)が注目される、そして、その距離におけるいかなる増
加も検知される。
通常の作業条件下では、ホット・スポットが存在しない
場合、ピークMHTRの位置と、溶融金属レベル位置5
7との間の垂直的距離は比較的小さく、例えば、374
′″〜2″の間である(1.8〜5.0cm)、もし累
進的、継続的増加が、ピークMHTR58と、溶融金属
レベル位置57との間の垂直的距離において発生し、こ
れが重大である場合には、ホット・スポットが形成され
、累進的に鋳型を下って下降していることの表示である
。これは更に、矯正手段がとられない場合には、下方鋳
型端部22において、溶融金属の吹き出しの可能性のあ
ることの表示でもある。
ピークMHTR58の位置と、溶融金属レベル位置57
との間の垂直的距離における重大な増加は、鋳型の垂直
的寸法により、約3” (7,6cm)の増加よりやや
大きなものである。典型的には、57及び58の間の垂
直的距離が、鋳型の垂直的寸法の15%より大きくなっ
た場合には、重大な増加が発生し、吹き出しを妨げるた
めに矯正手段がとられるべきだと結論づけてよいだろう
コンピューターは、ピークMHTR58の位置と溶融金
属レベル位置57との間の垂直的距離における重大な増
加が存在する場合に、アラーム60(第5図)を起動す
るようにプログラムできる。
アラームは聴覚的アラームでもよいし、デイスプレー装
置54のスクリーン上の背景カラーが変化するような視
覚的アラームでもよい。望ましい実施例においては、ス
クリーン上の背景カラーの変化は二段階で起こすことが
可能である。
すなあわぢ、第1段階は、警告段階(例えば、黄色)で
、危険な条件が生じ始めているかも知れないことを観察
者に警告し、第2段階は、第2のカラーへの変化をする
もので(例えば赤)、矯正手段がとられなければ、吹き
出しがいまにも起こるという事を示すものである。
第8図〜第11図に示したデーターは、四方形゛の、水
平の断面(各々の側の寸法8.3 cm+)を有するビ
レットを製造する小規模の連続鋳造装置より得られたも
のである。ヒート・サイズは、136 kgだった。鋳
型の垂直的寸法は45.7 cmであった。鋳型は無酸
素銅により構成され、その内部はまっすぐでテーパー状
にはなっていなかった。鋳型の内部は、連続鋳造用に使
用される従来の潤滑油によって潤滑された。鋳造中の鋳
型の上端よりの液体レベル目標は、7.5 cm (3
″。
)であった。
鋳型は27の鋳型の空洞の全周域を巡る、連続的な、等
間隔の、水平に配置された冷却液チャネル23 、23
を有していた。鋳型の周辺の冷却液の流れる方向は、鋳
型のゆがみを避けるため、鋳型の上端、及び、底部間で
15回交替された。
冷却液通路は、直径11m+nで、鋳型の熱した内部表
面より4.83 mmのところに配置された。インレッ
ト、及び、アウトレット冷却液温度は、従来型の抵抗温
度装置を採用して、適正な位置で測定され、冷却液流量
は、従来型の電子流量メーターにより、適正な位置で継
続的にモニターされた。
鋳造の間、鋳型壁面温度は、鋳型の熱した内部表面より
3 mmに位置する16の垂直的に離間して配置した熱
電対により継続的に測定された。
これは、(1)  MHTR対鋳型対土型よりの距離を
表すグラフと、(2)鋳型壁面温度対鋳型の上端よりの
距離を表すグラフとの比較ができるように、又、第1タ
イプのグラフは、第2タイプのグラフの、ホット・スポ
ットの進展、及び伝帳を表すものと同様に正確であるこ
とを確認するために行われた。第1タイプのグラフ、す
なわちMHTR対鋳型の上端よりの距離は、第8図に示
されている。第2タイプのグラフ、すなわち鋳型壁面温
度対鋳型の上端よりの距離は、第9図に示されている。
第8図において、MHTRについてのY軸上の目盛は、
各々の時間シーケンスについて、0〜2400 KW/
m”/secである。第9図において、鋳型温度につい
てのY軸上の目盛りは、各々の時間シーケンスについて
、0〜240°Cである。鋳型温度測定値は、MHTR
測定値の場合と同様にコンピューターに入力された。
第8図と第9図はともに、鋳造作業中の5回の異なる時
間シーケンスで、デイスプレー・スクリーン上に示され
たものを表している。第8図と第9図で表された各々の
シーケンス間のタイム・インターバルは、6秒と13秒
の間で変動する。実際上は、スクリーン上の表示は、よ
り頻繁なインターバルで変えられる。例えば、5秒以下
のインターバルであるが、例えば、所定の時間に使用さ
れる処理、及び装置パラメーターによっては、10秒ま
でのインターバルも採用できる。1秒もの低いタイム・
インターバルも採用できる。スクリーンは、2つのタイ
ム・インターバルでのデーターの間の比較を促進し、ピ
ークMHTRと熔融金属レベルの位置との間の距離にお
ける変化が起これば全て速やかに検知するために、連続
する2つのタイム・インターバルでのデーターを反映す
る曲線を同時に表すことが、好ましい。
第8図及び第9図の比較より明らかなように、両図は相
互に極めて近接している。
鋳造作業が進むにつれて、この作業で、約32秒までが
、通常の条件として支配的となる。言い換えれば、ピー
クMHTR5B (第8図)、及びピーク鋳型壁面温度
68(第9図)は、溶融金属レベル位置57より、重大
でない程度の垂直的位置に位置していた。34秒で、ホ
ット・スポット (双方のグラフにおいてピーク)は、
鋳型の長さに沿って下方に伝帳したが、一方、溶融金属
レベル57は、実質的に同じ位置に留まった。第8図及
び第9図に表された鋳造作業については、矯正手段はと
られなかった。そのため、ホット・スポットは、鋳型の
下方端部における吹き出しにまで進展された。
第1O図及び第11図は、ホット・スポットが、吹き出
しにまでには進展せず、それ以前に必要な矯正手段がと
られた場合のデイスプレー・シーケンスを示している。
鋳型壁面温度をX座標に、鋳型の上端よりの距離をX座
標に示す第10図においては、X座標上の温度目盛りは
、各々のタイム・インターバルについて25°Cと27
5°Cの間である。MHTR対鋳型の上端よりの距離を
示す第11図においては、X座標(MHTR)上の目盛
は、400〜2500 KW/m”/seeである。連
続鋳造処理が進行するにつれ、この工程の約77秒まで
は、条件は通常であった。そのタイム・インターバルで
は、MHTRピーク58(第11図)、及び、鋳型温度
ピーク68(第10図)の双方の位置は、溶融金属レベ
ル位置57から約2 cm L、か離れていなかった。
ホット・スポットの下降の開始は、鋳造工程が始まって
約79秒で起こった。ホット・スポットは、鋳造作業の
約110秒まで、連続的に鋳造鋳型の下方に伝帳した。
金属の鋳型よりの引き出しの割合が重大に低丁した時に
、約107秒で矯正手段が開始された。107秒で矯正
手段がとられた後、異常なホット・スポット条件よりの
回復を反映して、時間の経過と共に、鋳型壁面温度ピー
ク68、及び、MHTRピーク58の双方とも緩和した
。結果的に、鋳造作業127秒時に、鋳型温度ピーク6
8、及び、MHTRピーク58の双方が、溶融金属レベ
ル位置57より極めて近接して位置する状態で、通常に
回復した。
上記より明らかなように、第8図及び第11図は、MH
TR対鋳型の上端よりの距離を示す。しかし、同じ形の
グラフは、温度差位をMII’rRと代替することが適
正であった条件下で(上記説明)、冷却液温度差位対鋳
型の上端よりの距離を示したい時に生じる。
吹き出しの可能性を予測するためには、MHTR1或い
は、鋳型壁面温度が、鋳型の上端よりの距離に対して示
されることが重要である。鋳型のフリクション(摩擦)
対時間の表示、或いは、鋳型全体のMHTR対時間は、
ホット・スポットを反映するのに加えて、ホット・スポ
ット以外の条件をも反映し、そのため後二者の表示は、
吹き出しの可能性の信頬できる表示ではない。
MHTR対鋳型の上端よりの距離、或いは、鋳型壁面温
度対鋳型の上端よりの距離を示すグラフにおいて、ピー
クMHTR1或いは、ピーク鋳型壁面温度の、溶融金属
レベルの位置よりの重大な移動があったとすれば、これ
は吹き出しの可能性を示す表示以外の何者でもない。吹
き出しの可能性以外には、(a)  ピークMHTRの
位置、或いは、ピーク鋳型壁面温度が、(2)  溶融
金属レベルよりのかいり移動を引きおこす原因は他には
ない。
第8図〜第11図は、鋳型曲TR対鋳型の上端よりの距
離は、鋳型壁内に組み込まれた熱電対に伴う不利益を除
去する一方で、鋳型壁面温度対鋳型の上端よりの距離と
同様に、吹き出しの可能性を予測させるものであること
を示している。これに対して、MHTRは、流量メータ
ー、及び、温度センサーを、冷却液用に、インレット及
び、アウトレフト上に配置することによって測定可能で
ある。
第1図及び第2図に示された鋳型20の実施例では、単
一の冷却液インレット24、及び単一の冷却液アウトレ
ット25が各々の水平線上に採用されている。第6図に
120で示された鋳型の実施例においては、鋳型の各々
の壁面用に、分離した冷却液インレット124、及び分
離した冷却液アウトレット125がある。加えて、鋳型
120は、各々の側壁121.122及び各々の端部壁
127゜128に分離した冷却チャネル123を有する
。第6図に示されたタイプの配列によって、第1図及び
第2図に示されたタイプの配列を採用することにより行
える制御に比較して、連続鋳造鋳型の各々の壁面におい
て、温度をより緊密に制御できる。
以上詳細に説明したことは、明確に理解させるためだけ
の目的であって、当業者には修正変更が明白であるので
、これより不必要な限定を導き出すべきではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に実施例に用いた連続鋳造鋳型の斜視
図、第2図は、第1図の鋳型の平面図、第3図は、本発
明の実施例を示す構成図、第4図は、本発明の実施例の
1部分を示す部分端面図、第5図は、本発明による方法
を示すブロック・ダイアグラム、第6図は、本発明に使
用する鋳型の別の実施例を示す第2図と同様な千面し1
、第7図は、第1図の鋳型の部分断面図、第8図は、本
発明の実施例のデイスプレーを示す一連のグラフ、第9
図は、本発明の別の実施例のデイスプレーを示す一連の
グラフ、第10図は、鋳型壁面温度と鋳型の上端からの
距離との関係を示し、かつ吹き出しの開始及び抑制を表
す一連のグラフ、第11図は、鋳型温度熱転移率と鋳型
の上端からの距離との関係を示し、かつ吹き出しの開始
と抑制を表す一連のグラフである。 20・・・鋳型、21・・・上方端部、22・・・下方
端部、23・・・冷却チャネル、24・・・インレット
、25・・・アウトレット、26・・・インレット配管
、2B・・・インレット・ヘッダー、29・・・アウト
レット・ヘッダー、30・・・メイン配管、32・・・
冷却液源、33・・・端部壁、35・・・温度センサー
、36・・・流量測定装置、39・・・側壁、40・・
・溶融金属、41・・・上端面、42・・・シェル、4
4・・・ホット・スポット、57・・・溶融金属レベル
位置、58・・・ピークMHTR162・・・熱電対、
68・・・ピーク鋳型壁面温度、120・・・鋳型、1
23・・・冷却チャネル、124・・・冷却液インレッ
ト、125・・・冷却液アウトレフト。 FIG8 FIG、 9 研5′のJ:廟のシロ距寓値(cMJ 餅11増遥度

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶融金属が、壁面、上方端部、開放下方端部、及
    び事前に決定された寸法を有する垂直的に配置された液
    体冷却鋳型を通して下降し、引き出される鋳造金属シェ
    ルを成型するための連続鋳造方法において、 前記シェルより、前記鋳型の下方端部において、溶融金
    属の吹き出しの可能性を予測するための方法であって、
    該方法が下記のステップ、すなわち、 鋳型の上端に関連して、該鋳型内の溶融金属レベルの位
    置を継続的に測定し、 鋳型の上端に関連して、鋳型内のピーク温度の位置を継
    続的に測定し、 (a)前記ピーク温度位置と、(b)前記溶融金属レベ
    ル位置との間の垂直的位置に注目し、さらに、 前記垂直的距離を継続的にモニターし、ここで増加が生
    じれば全て検知する、 ステップからなることを特徴とする溶融金属の吹き出し
    の可能性を予測するための方法。
  2. (2)前記ピーク温度の位置の測定のステップが、前記
    上方鋳型端部と下方鋳型端部の間の複数の垂直的に離間
    した位置の各々で、鋳型壁面温度を測定することからな
    ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. (3)前記上方鋳型端部と下方鋳型端部の間の位置にお
    いて、複数の垂直的に離間し、水平的に配置された冷却
    チャネルを前記鋳型に配設し、さらに、該チャネルの各
    々を介して、冷却液を循環させることを特徴とする請求
    項1に記載の方法。
  4. (4)前記冷却液が、前記チャネルの各々を介して、同
    じ流量で循環され、さらに、前記ピーク温度の位置が、
    各々のチャネルに入り、及び、出る冷却液についての温
    度差位を測定することにより測定されることを特徴とす
    る請求項3に記載の方法。
  5. (5)前記ピーク温度の位置が、前記チャネルの各々に
    おいて、鋳型熱転移率(MHTR)を測定することによ
    り測定されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  6. (6)前記距離における重大な増加の検知に応答して、
    アラームを起動することを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  7. (7)前記距離が、約3インチ(7.6cm)より大き
    くなる時にアラームを起動することを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  8. (8)前記距離が、前記鋳型の垂直的寸法の約15%以
    上になる時にアラームを起動することを特徴とする請求
    項1に記載の方法。
  9. (9)前記距離における重大な増加の検知に応答して、
    吹き出しを防ぐために、矯正的行動を起動することを特
    徴とする請求項1に記載の方法。
  10. (10)前記矯正行動が、以下のステップ、すなわち、 (a)前記シェルが鋳型より引き出される割合を下げる
    こと、及び、 (b)前記鋳型における溶融金属レベルを上げること、 の少なくとも1つより成ることを特徴とする請求項9に
    記載の方法。
  11. (11)前記矯正行動がステップ(b)であることを特
    徴とする請求項10に記載の方法。
  12. (12)溶融金属が、壁面、上方端部、開放下方端部、
    及び事前に決定された寸法を有する垂直的に配置された
    液体冷却鋳型を通して下降する鋳造金属シェルを成型す
    るための連続鋳造方法において、 前記シェルより、前記鋳型の下方端部において、溶融金
    属の吹き出しの可能性を予測するための方法であって、
    該方法が下記のステップ、すなわち、 前記上方鋳型端部と下方鋳型端部との間の位置において
    、複数の垂直的に離間し、水平的に配置された冷却チャ
    ネルを、前記鋳型に配設し、 該チャネルを介して、冷却液を循環させ、 鋳造作業中全体を通して、各々のチャネルに入る液体の
    流量を継続的に測定し、 鋳造作業中全体を通して、各々のチャネルに入る液体の
    温度を継続的に測定し、 鋳造作業中全体を通して、前記チャネルの各々について
    個別に、各々のチャネルより出る液体の温度を継続的に
    測定し、 前記3種の測定ステップにおいて得られた測定値より、
    前記チャネルの各々において鋳型熱転移率(MHTR)
    を継続的に計算し、鋳造作業中全体を通して、前記鋳型
    におけ る溶融金属レベル位置を継続的に測定し、 一方の座標が前記MHTRであり、他方の座標が鋳型の
    上端よりの垂直的距離であるグラフに、鋳型の前記上方
    端部と下方端部の間の前記垂直的寸法に沿ってMHTR
    を示す曲線を示し、前記グラフに、鋳型の上端に関連し
    て、前記溶融金属レベルの位置を表し、 前記MHTRにおける変化を反映するために、前記曲線
    を定期的に変え、 鋳型の上端に関連して、前記溶融金属レベルの位置にお
    ける変化を反映させるため、前記溶融金属レベル位置の
    グラフにおける表示を定期的に変え、 前記曲線より、鋳型の上端に関連して、ピークMHTR
    の位置に注目し、 前記グラフに表された情報より、(a)前記ピークMH
    TR位置と、(b)前記溶融金属レベル位置との間の垂
    直的距離に注目し、さらに、前記距離における増加を全
    て検知するために、前記垂直的距離を継続的にモニター
    する、ステップからなることを特徴とする溶融金属の吹
    き出しの可能性を予測するための方法。
  13. (13)溶融金属が、壁面、上方端部、開放下方端部、
    及び事前に決定された寸法を有する垂直的に配置された
    液体冷却鋳型を通して下降する鋳造金属シェルを成型す
    るための連続鋳型造方法において、 前記シェルより、前記鋳型の下方端部において、溶融金
    属の吹き出しの可能性を予測するための方法であって、
    該方法が下記のステップ、すなわち、 前記上方鋳型端部と下方鋳型端部との間の位置において
    、垂直的に離間し、水平的に配置された冷却チャネルを
    前記鋳型に配設し、前記チャネルの各々を介して、同じ
    流量で 、冷却液を循環させ、 鋳造作業中全体を通して、各々のチャネルに入る液体の
    温度を、継続的に測定し、 鋳造作業中全体を通して、前記チャネルの各々について
    個別に、各々のチャネルより出る液体の温度を、継続的
    に測定し、 前記チャネルの各々について、そのチャネルを介し循環
    する冷却液体の温度差位を継続的に計算し、 鋳造作業中全体を通して、前記鋳型における溶融金属レ
    ベル位置を、継続的に測定し、一方の座標が前記温度差
    位であり、他の座標が鋳型の上端よりの垂直的距離であ
    るグラフ上に鋳型の前記上方端部と下方端部との間の前
    記垂直的寸法に沿って、温度差位を示す曲線を示し、 前記グラフ上に、鋳型の上端に関連して、 前記溶融金属レベルの位置を示し、 前記温度差位における変化を反映させるために、前記曲
    線を、定期的に変え、 鋳型の上端に関連して、前記溶融金属レベルの位置にお
    ける変化を反映させるために、前記溶融金属レベル位置
    のグラフの表示を定期的に変え、 前記曲線より、鋳型の上端に関連して、ピーク温度差位
    の位置に注目し、 前記グラフ上の情報より、(a)前記ピーク温度差位位
    置と、(2)前記溶融金属レベル位置との間の垂直的距
    離に注目し、さらに、 前記距離における増加を全て検知するために、前記垂直
    的距離を、継続的にモニターする、 ステップからなることを特徴とする溶融金属の吹き出し
    の可能性を予測するための方法。
  14. (14)前記曲線の定期的変更が、10秒以下の時間イ
    ンターバルで行われることを特徴とする請求項12及び
    請求項13のいずれか1項に記載の方法。
  15. (15)溶融金属レベル位置の前記表示の定期変更が、
    10秒以下の時間インターバルで行われることを特徴と
    する請求項14に記載の方法。
  16. (16)前記時間インターバルが、約5秒以下であるこ
    とを特徴とする請求項14及び請求項15のいずれか1
    項に記載の方法。
  17. (17)溶融金属が、壁面、上方端部、開放下方端部、
    及び事前に決定された寸法を有する垂直的に配置された
    液体冷却鋳型を通して下降する鋳造金属シェルを成型す
    るための連続鋳造方法において、 前記シェルより、前記鋳型の下方端部において、溶融金
    属の吹き出しの可能性を予測するための方法であって、
    該方法が下記のステップ、すなわち、 前記上方鋳型端部と下方鋳型端部との間の、複数の垂直
    的に離間した位置の各々において、鋳型の壁面温度を、
    継続的に測定し、 鋳造作業中全体を通して、前記鋳型における溶融金属レ
    ベル位置を、継続的に測定し、一方の座標が、前記鋳型
    壁面温度で、他の座標が、鋳型の上端よりの垂直的距離
    であるグラフ上に、鋳型の前記上方端部と下方端部との
    間の前記垂直的寸法に沿って、鋳型壁面温度を示す曲線
    を示し、 前記グラフ上に、鋳型の上端に関連して、 前記溶融金属レベルの位置を表し、 前記鋳型壁面温度における変化を反映させるために、前
    記曲線を定期的に変更し、 鋳型の上端に関連して、前記溶融金属レベルの位置にお
    ける変化を反映させるために、前記溶融金属レベル位置
    の前記グラフ上の表示を定期的に変更し、 鋳型の上端に関連して、前記曲線より、ピーク壁面温度
    に注目し、 前記グラフに表された情報より、(a)前記ピーク鋳型
    壁面温位置と、(b)前記溶融金属レベル位置との間の
    垂直的距離に注目し、さらに、 前記距離におけるいかなる増加をも検知するために、前
    記垂直的距離を、継続的にモニターする、 ステップからなることを特徴とする溶融金属の吹き出し
    の可能性を予測するための方法。
  18. (18)複数の壁、上方端部、及び下方開放端部とを有
    する垂直的に配置され、かつ事前に決定された垂直的寸
    法を有する鋳型を含む、溶融金属より、鋳造金属シェル
    を成型するための連続鋳造装置において、 鋳型の前記下方端部において、前記シェルよりの溶融金
    属の吹き出しの可能性を予測するための装置であって、
    該装置が、 鋳型の上端に関連して、前記鋳型内の溶融金属レベルの
    位置を継続的に測定するための装置と、 鋳型の上端に関連して、前記鋳型内のピーク温度の位置
    を継続的に測定するための装置と、 (a)前記ピーク温度位置と、(b)前記溶融金属レベ
    ル位置との間の垂直的距離に注目するための装置と、さ
    らに、 前記垂直的距離におけるいかなる増加をも検知するため
    に、前記垂直的距離を継続的にモニターするための装置
    と、 を備えることを特徴とする溶融金属の吹き出しの可能性
    を予測するための装置。
  19. (19)前記ピーク温度の位置を測定するための装置が
    、前記上方鋳型端部と下方鋳型端部との間の垂直的に離
    間した位置で、鋳型壁面に配設された複数の温度センサ
    ー装置を備えることを特徴とする請求項18に記載の装
    置。
  20. (20)前記上方鋳型端部と下方鋳型端部の間の位置に
    おける、前記鋳型内の複数の垂直的に離間し、水平的に
    配置された冷却チャネルと、さらに、 前記チャネルの各々を介して、冷却液を循環させるため
    の装置を備えることを特徴とする請求項18に記載の装
    置。
  21. (21)前記チャネルの各々を介して、同じ流量前記冷
    却液を循環させるための装置を備え、前記ピーク温度位
    置を測定するための前記装置が、各々のチャネルに入り
    、及び、出る冷却液のための、温度差位を測定するため
    の装置を備えることを特徴とする請求項20に記載の装
    置。
  22. (22)前記ピーク温度位置のための装置が、前記チャ
    ネルの各々について、鋳型熱転移率(MHTR)を測定
    するための装置を備えることを特徴とする請求項20に
    記載の装置。
  23. (23)前記距離における重大な増加の検知に応答して
    アラームを起動するための装置を備えることを特徴とす
    る請求項18に記載の装置。
  24. (24)前記距離が、約3インチ(7.6cm)よりも
    大きい時に、アラームを起動するための装置を備えるこ
    とを特徴とする請求項18に記載の装置。
  25. (25)前記距離が、前記鋳型の垂直的寸法の約15%
    よりも大きい時に、アラームを起動するための装置を備
    えることを特徴とする請求項18に記載の装置。
  26. (26)上方端部、及び下方開放端部とを有する垂直的
    に配置され、かつ事前に決定された垂直的寸法を有する
    鋳型を含む、溶融金属より、鋳造金属シェルを成型する
    ための連続鋳造装置において、 鋳型の前記下方端部において、前記シェルよりの溶融金
    属の吹き出しの可能性を予測するための装置であって、
    該装置が、 前記上方鋳型端部と下方鋳型端部との間の位置において
    、前記鋳型内の、複数の垂直的に離間し、水平的に配置
    された冷却チャネルと、 前記チャネルを介して、冷却液を循環させるための装置
    と、 各々のチャネルに入る液体の流量を継続的に測定するた
    めの装置と、 各々のチャネルに入る液体の温度を継続的に測定するた
    めの装置と、 各々のチャネルについて個別に、各々のチャネルより出
    る液体の温度を、継続的に測定するための装置と、 前記鋳型における溶融金属レベル位置を、 継続的に測定するための装置と、 コンピューター装置と、 前記温度測定値と流量測定値を前記コンピューター装置
    に入力するための装置と、 溶融金属レベル測定値を、前記コンピューター装置に入
    力するための装置と、 を備え、 前記コンピューター装置が、下記の(a)〜(i)、す
    なわち、 (a)前記コンピューター装置に入力された温度測定値
    と流量測定値より、前記チャネルの各々で、鋳型熱転移
    率(MHTR)を計算するための装置と、 (b)一方の座標が前記MHTRで、他方の座標が、鋳
    型の上端よりの垂直的距離であるグラフを表示するため
    の装置と、 (c)前記グラフ上に、鋳型の前記上方端部と下方端部
    の間の前記垂直的寸法に沿ってMHTRにおける変動を
    示す曲線を示すための装置と、 (d)前記グラフ上に、鋳型の上端に関連する、前記溶
    融金属レベルの位置を示すための装置と、 (e)前記複数のMHTRにおける変化を反映させるた
    めに、ZENNKI線を定期的に変えるための装置と、 (f)鋳型の上端に関連して、前記溶融金属レベルの位
    置における変化を反映させるために、前記溶融金属レベ
    ル位置のグラフ上の表示を、定期的に変更するための装
    置と、 (g)鋳型の上端に関連して、ピークMHTRの前記曲
    線上の位置に注目するための装置と、 (h)前記曲線に示された情報より、前記ピークMHT
    R位置と前記溶融金属レベル位置との間の垂直的距離に
    注目するための装置と、 さらに、 (i)前記距離におけるいかなる増加をも検知するため
    に、前記垂直的距離を、継続的にモニターするための装
    置と、 を備えることを特徴とする溶融金属の吹き出しの可能性
    を予測するための装置。
  27. (27)上方端部、及び下方開放端部とを有する垂直的
    に配置され、かつ事前に決定された垂直的寸法を有する
    鋳型を含む、溶融金属より、鋳造金属シェルを成型する
    ための連続鋳造装置において、 鋳型の前記下方端部において、前記シェルよりの溶融金
    属の吹き出しの可能性を予測するための装置であって、
    該装置が、 前記上方鋳型端部と下方鋳型端部との間の位置において
    、前記鋳型内の、複数の垂直的に離間し、水平的に配置
    された冷却チャネルと、 前記チャネルの各々を介して、同じ流量で、冷却液を循
    環させるための装置と、 各々のチャネルについて個別に、各々のチャネルより出
    る液体の温度を、継続的に測定するための装置と、 前記鋳型における溶融金属レベル位置を、 継続的に測定するための装置と、 コンピューター装置と、 前記温度測定値の各々を、前記コンピューター装置に入
    力するための装置と、 溶融金属レベル測定値を、前記コンピューター装置に入
    力するための装置と、 を備え、 前記コンピューター装置が、下記の(a)〜(i)、す
    なわち、 (a)前記冷却チャネルの各々について、そのチャネル
    を介して循環する冷却液の温度差位を計算するための装
    置と、 (b)一方の座標が、前記温度差位であり、他方の座標
    が、鋳型の上端よりの垂直的距離であるグラフを表示す
    るための装置と、 (c)前記グラフ上に、鋳型の前記上方端部と下方端部
    との間の前記垂直的寸法に沿って、温度差位を示す曲線
    を示すための装置と、(d)前記グラフ上に、鋳型の上
    端に関連して、前記溶融金属レベルの位置を表示するた
    めの装置と、 (e)前記温度差位における変化を反映させる ために
    、前記曲線を、定期的に変更するための装置と、 (f)前記溶融金属レベル位置の前記グラフ上の表示を
    、鋳型の上端に関連しての前記溶融金属レベルの位置に
    おける変化を反映させるために、定期的に変更するため
    の装置と、 (g)鋳型の上端に関連して、ピーク温度差位の前記曲
    線上の位置に注目するための装置と、 (h)前記曲線上に表された情報より、前記ピーク温度
    差位位置と前記溶融金属レベル位置との間の垂直的距離
    に注目するための装置と、 (i)前記距離におけるいかなる増加をも検知するため
    に、前記垂直的距離を、継続的にモニターするための装
    置と、 を備えることを特徴とする溶融金属の吹き出しの可能性
    を予測するための装置。
  28. (28)複数の壁、上方端部、及び下方開放端部とを有
    する垂直的に配置され、かつ事前に決定された垂直的寸
    法を有する鋳型を含む、溶融金属より、鋳造金属シェル
    を成型するための連続鋳造装置において、 鋳型の前記下方端部において、前記シェルよりの溶融金
    属の吹き出しの可能性を予測するための装置であって、
    該装置が、 前記上方鋳型端部と下方鋳型端部との間の複数の垂直的
    に離間した位置の各々において、鋳型の壁面温度を、継
    続的に測定するための装置と、 前記鋳型における溶融金属レベル位置を、 継続的に測定するための装置と、 コンピュータ装置と、 前記温度測定値の各々を、前記コンピューター装置に入
    力するための装置と、 溶融金属レベル測定値を、前記コンピューター装置に入
    力するための装置と、 前記コンピューター装置が、下記の(a)〜(h)、す
    なわち、 (a)一方の座標が、前記鋳型壁面温度であり、他方の
    座標が、鋳型の上端よりの垂直的距離であるグラフを表
    示するための装置と、 (b)鋳型の前記上方端部と下方端部との間の前記垂直
    的寸法に沿って、前記鋳型壁面温度を示す曲線を、前記
    グラフ上に表すための装置と、 (c)前記グラフ上に、鋳型の上端に関連して、前記溶
    融金属レベルの位置を表すための装置と、 (d)前記鋳型壁面温度における変化を反映させるため
    に、前記曲線を定期的に変更するための装置と、 (e)鋳型の上端に関連する、前記溶融金属レベルの位
    置における変化を反映させるために、前記溶融金属レベ
    ル位置の前記グラフ上の表示を定期的に変更するための
    装置と、 (f)鋳型の上端に関連して、ピーク鋳型壁面温度の前
    記曲線上の位置に注目するための装置と、 (g)前記曲線上に示された情報より、前記ピーク鋳型
    壁面温度位置と前記溶融金属レベル位置との間の垂直的
    距離に注目するための装置と、 (h)前記距離におけるいかなる増加をも検知するため
    に、前記垂直的距離を継続的にモニターするための装置
    と、 を備えることを特徴とする溶融金属の吹き出しの可能性
    を予測するための装置。
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