JPS61289954A - 連続鋳造における鋳型内鋳片シエルの破断検出方法 - Google Patents

連続鋳造における鋳型内鋳片シエルの破断検出方法

Info

Publication number
JPS61289954A
JPS61289954A JP12962285A JP12962285A JPS61289954A JP S61289954 A JPS61289954 A JP S61289954A JP 12962285 A JP12962285 A JP 12962285A JP 12962285 A JP12962285 A JP 12962285A JP S61289954 A JPS61289954 A JP S61289954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
mold
set value
shell
temp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12962285A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0221344B2 (ja
Inventor
Shizuyoshi Sannomiya
三宮 静悦
Mamoru Kunimoto
国本 衛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP12962285A priority Critical patent/JPS61289954A/ja
Publication of JPS61289954A publication Critical patent/JPS61289954A/ja
Publication of JPH0221344B2 publication Critical patent/JPH0221344B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、連続鋳造における鋳片のブレークアウト予知
に関するものであり、特に、鋳片側表層部に上下方向に
複数個の温度測定体を埋設した連続鋳造鋳型において温
度測定体の温度を読んでブレークアウトの可能性がある
鋳型内鋳片シェルの破断を検出する方法に関する。
〔従来の技術〕
特開昭57−115961号に開示された「連続鋳造鋳
型における鋳造鋼の異常検出方法」では、上下方向に2
点の温度測定体を埋設し、その温度の大小関係から、ブ
レークアウトを予知する方法が開示されている。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
上記方法によってブレークアウト予知が、可能となるが
、ブレークアウトとはならない異常現象、たとえばエア
ーギャップ、パウダーフィルム切れ、湯面変動等により
、誤検出が発生する。
これは、該検出方法が2点の温度の大小関係からのみブ
レークアウトの予知をしているためである。
第1図に、ブレークアウトの可能性が高い鋳型内鋳片シ
ェルの破断をはじめとするモールド内の異常現象と、そ
れに対応するモールド温度分布パターンならびに温度の
時間的変化を示す。
第1図のa欄は、検出すべきモールド内異常現象である
シェル破断である。鋳片焼付きの上側(上流側)のシェ
ルは、焼付きによりモールドに拘束され、焼付きの下側
(下流側)のシェルは、鋳片の引抜きとともに下方に移
動するため、シェルが破断し、その破断部もまた、下方
に移動する。
そのため、上下の2点(X3+ Xa )の温度の逆転
が発生する。
第1図のb欄、C欄およびdliは、ブレークアウトと
はならないモールド内異常現象である。
第1図のb欄は、溶鋼の凝固収縮によってシェルが波打
ち、モールド−シェル間にエアーギャップと呼ばれる隙
間を生じた状態である。このため、温度パターンは波打
ち、Xa、X4点の温度は大きく時間的に変化する。
第1図のC欄のパウダーフィルム切れでは、部分的にパ
ウダーが切れ、その部分の温度が上昇し、鋳片の引抜き
とともに移動する。
第1図のd欄の偏流は、浸漬ノズルの左右にある吐出孔
のうち片側のみが詰った場合に発生する。
第1図のe欄は湯面変動で、湯面の低下により。
下部(X4)の温度が上昇する。
第1図の従来法の列(最右列)に示すように、上下温度
の逆転は、a欄のシェル破断のみならず、b欄、C欄お
よびe欄でも発生しており、これが従来はシェル破断の
誤検出となる。aIIのシェル破断時の温度変化と、b
ii、c欄およびe欄の、シェル破断とは異なるシェル
異常時の、鋳型内温炭分布(中央列)および温度の時間
的変化(最右列)をa欄のものと比較してみると、非常
に類似した変化を示している。したがって、従来のよう
に2点の温度の時間的変化に着目する限り、シェル破断
検出率を高く維持したまま、シェル破断以外をシェル破
断と検出する誤検出率を低下させることは困難である。
通常の連続鋳造作業においては、前記の各種異常現象は
、例えば、場合によっでは、1日に10回位発生する。
これをシェル破断発生と誤認し、連続鋳造鋳片引抜き作
業を中断、または、引抜きスピードを例えば、172〜
1/4にスローダウンするため、生産性を著しく阻害さ
れる。また、引抜き作業を中断した時点の鋳片はスクラ
ップとなる。
本発明は、別の角度からモールド温度をとらえることに
より、シェル検出率が、例えば100%と高く、誤検出
率が例えば30%と低い高精度の鋳型内シェル破断検出
をすることを目的とする。
なお、本発明でシェル破断を検出した場合は、従来と同
様に自動的に引抜きスピードのスローダウンまたは、引
抜き作業を中断することにより、確実に鋳型外でのブレ
ークアウト発生を防止し得る。
〔発明の構成・作用〕
本発明では、鋳型内におけるシェル破断とその他の異常
現象を精度良く識別するためにモールドの温度分布パタ
ーン(第1図の中央列)に着目した。
第1図の欄aの中央列に鋳型外ブレークアウト発生前、
鋳型内シェル破断発生時の温度分布パターンを示し、第
1図のb欄、C欄およびd欄それぞれの中央列に、その
他の異常現象時の温度分布パターンを示す。第1図の中
央列かられかるように、温度分布パターンには、明確な
差があるので精度の良い検出ロジックを構成することが
可能である。
そこで本発明では、以下に示す4式を用いて鋳型内シェ
ル破断を検出する。
x2−Xl  ≧ a・・・(1) lX2  X2 ’I ≧b   −(2)θ  ≦ 
C・・・(3) T、 −T3  ≧ d  ・・・(4)なお、これら
の式中の各記号の意味は次の通りである。
xl:ある定められた温度T1となる位置。
X2:モールド温度分布の最高温度位置。
x2′:対向するモールド辺の最高温度位置。
θ:温度勾配の最大値(八T/ΔXの最大値)T3yT
4 :それぞれある定められた上位置X3および下位置
X4の温度。
arbrcrdJl lX3 lX4 :定数。
なお、位置Xは、鎚型の上端を原点0として下方に距離
をとった値である。位置Xと温度Tとの関係を第2図に
示す。第2図は、左側りのモールド1では鋳片シェルが
正常で、右側Rのモールド2において鋳片シェルが破断
を生じた状態を示し、第2図の左欄のグラフは左側りの
モールド1に埋設された熱電対によって測定した温度を
示し、右欄のグラフは右側Rのモールド2に埋設された
熱電対によって測定した温度を示す。
これらの式中の各記号で表わされる状態量および数値を
次に説明する。
A)  Xa 、×4は、以下の3式を満足する範囲で
任意の位置である。
Xa ≧Q +50    ”(5) x4≦t、−Vct    ・・・C6)Xa−X3≧
5Vc    ・・・(7)Q:通常操業時の最低湯面
(mm) 。
L:モールド長さくmm) 。
一7= vc:最大鋳造速度(mm/s) t:防止アクションに必要な時間(see、)。
B)TIおよびa〔第(1)式〕 最大鋳造速度時の温度分布パターンを計測し、その平均
値を求めるのが好ましい(第3図)。
平均値は、記号の上に−を付して示す。
石:平均温度分布パターンの最大温度。
Tt : T215<’h <万/4を満たす任意の温
度T1゜ T1=五二定数。
a:Xa−石≦a≦X4−てを満たす定数。
て:温度°鱈°となる位置。
C)b(第(2)式〕 b :x3−T2≦b≦Xa  X2 ヲ満たす定数。
耳:温度万となる位置。
D)c(第(3)式〕 c:T2バXa −Xt )≦C≦T2 /(Xa  
Xi )を満たす定数。
E)d[第(4)式〕 d : 0.1(X4X3)≦d ≦0.2(Xa  
Xa)を満たす定数。
更に、本発明では、(1)式および(2)式が共に成立
し、かつ、(3)式と(4)式の少なくとも一方が成立
すると鋳型内シェル破断があると検出する。これにより
、鋳型内鋳片シェルの破断を高精度で検出し得ることを
説明する。
(1)式・・・最大温度位置X2の下方への移動を検出
鋳型内鋳片シェルの異常を検出する。
(2)式・・・対象モールド辺における最高温度位置X
2と対向するモールド辺における最高温度位置x21の
ずれ検出。
(シェル異常の中の第1図の8欄を識別)なお、定常鋳
造時には、この位置X2T は安定しているので、これ
は定常鋳造時の最高温度位置としてもよい。
(3)式・・・温度勾配の減少検出。
(シェル異常の中の第1図のb欄とC欄を識別) (4)式・・・上部測温点(x8)と下部測温点(x4
)の温度逆転検出。
(シェル異常の中の第1図のd欄を識別)(1)式にお
いて、温度T1の位置x1は、温度立上り点で、これは
、湯面変動に伴い、最大温度位置X2も変動するのを補
正している。つまり、単純に湯面が下がった場合は、x
2とともにxlも大きくなるため、(1)式は成立しな
い。上部測温点(xa)、下部測温点(xa)は通常の
湯面変動の影響を受けず、かつ、防止アクションをとる
時間的余裕のある位置に決定する〔(5)〜(7)式〕
。そして。
各判定定数a、bT c、dは、最大温度位置X2がx
aからxaの間に入ったときに成立するように決定して
いる。また(1)〜(4)式は、温度の絶対値ではなく
、最大温度位置を中心に構成しているため、各定数を鋳
造速度などにより補正する必要がない。
後に実施例として説明するように、まず(1)式で異常
の有無を判定し、そこで正常と判定すると上記(2)〜
(4)式の演算判定等を省略するのが検出動作が簡単で
ある。また、(1)式で異常を判定しても、(2)式の
判定が正常であると(3)式および(4)式の演算判定
等を省略するのが検出動作が簡単である。したがって、
好ましくは、まず(1)式で異常を判定し、ここで異常
を検出すると、上記(2)で異常を判定し、ここで異常
を検出すると上記(3)式又は(4)式で異常を判定し
て、(3)式又は(4)式の演算判定が異常であると最
終的にブレークアウト(鋳型内シェル破断)を検出する
。なお、(1)式と(2)式の演算判定の前後関係は任
意であり、(3)式と(4)式の演算判定の前後関係は
任意であるが、(1)式および(2)式による演算判定
を(3)式および(4)式の演算判定よりも前にするの
が、最終的にシェル破断なしと検出する場合に次の処理
に移るまでの時間が短くなるので、好ましい。
以上にように、シェル破断時に特徴的な温度パターンの
条件を(1)〜(4)式で表わし、かつ、(1)式、(
2)式が成立しかつ(3)式と(4)式の少なくとも一
方が成立するという、少なくとも3つの式を満足する時
に鋳型外ブレークアウトを予知(鋳型内シェル破断を検
出)するので、誤検出は著しく低い。例えば、誤検出率
を80%から30%に低下させることが出来る。
これを詳細に説明すると、実操業データより、第1表に
示す傾向が得られている。第1表に示す判定演算が成立
した確率は第2表に示す通りであった。
第2表の*1の欄は、10,000回どれかの式が成立
したとすると、その内の3.0回は、(1)式、(2)
式および(3)式が共に同時に成立し、この3.0回の
内、22.481%は偏流による誤検出で、残りが正し
くブレークアウトを検出していることを意味する。
*2の欄は、io、ooo回どれかの式が成立したとす
ると、その内の28.1回は、(1)式、(2)式およ
び(4)式が共に同時に成立し、この28.1回の内、
33.333%は湯面変動による誤検出で、残りが正し
くブレークアウトを検出していることを意味する。
*3の欄は、10,000回どれかの式が成立したとす
ると、その内の2.3回は、(1)式、(2)式、(3
)式および(4)式が共に同時に成立し、この2.3回
すべてが正しくブレークアウトを検出していることを意
味する。
この第2表に示す結果より、本発明により、(1)式お
よび(2)式が成立し、かつ(3)式および(4)式の
少なくとも一方が成立したとき、すなわち第2表の$1
.*2および*3のとき、にシェル破断と検出すると、
第2表のデータより、このようにシェル破断と検出する
確率は、 0.030+0.281+0.023=0.334%で
あり、誤検出率は、 (0,030X22.481+0.281X33.33
3+0.023X0.000)÷(0,030+ 0.
281 + 0.023) = 30.063%である
。すなわち本発明によれば、シェル破断と検出する確率
は0.334%(検出率は100%)となり、誤検出率
は30.063%となる。これと対比して、仮に少なく
とも2つの式が成立するときにシェル破断と検出すると
、シェル破断と検出する確率は26.13%〔(1)式
および(2)式を用いた場合で検出率は100%他の場
合では検出率は低くなる〕になり、誤検出率が99.1
1%となって、誤検出が多い。このように本発明によれ
ば、誤検出率が略30%と大幅に低下する。
本発明においては、モールド温度分布パターンを適確に
常時把握し、上記(1)弐〜(4)式の演算判定を可能
にするために、モールドの上下方向に複数本の温度測定
体をモールド内に、例えば、第4図のように埋設する。
本発明の実施例では、上下方向に、201Wlピツチで
16本、モールドの上下方向で上から40圃〜340■
の位置に配置し、対向するモールドにも、同じ位置に埋
設する。第4図のSLI〜5L16は温度測定体として
左側りのモールド1に埋設した熱電対を示し、SR1〜
5R16は温度測定体として右側Rのモールド2に埋設
した熱電対を示す。
モールドの幅が広い場合には、上下方向は同様の配置で
、幅方向に複数列埋設するのが好ましい。
これらの温度測定体を、例えば、温度−電圧変換器、デ
ィジタル−アナログ変換器を介して、コンピュータに接
続することにより、時々刻々のモールド温度分布パター
ンを正確に常時把握することが可能である。
鋳型外ブレークアウトの防止方法について若干述べる。
当該連続鋳造機にモールドレベル自動制御装置が装備さ
れ、かつ、モールドレベル自動制御が行なわれている時
に、鋳型内シェルの破断を検出したときには、自動的に
引抜きスピードを、例えば、通常の1/2〜1/4に減
速する。すなわち、1.85m/分から0.93m/分
〜0.46m/分のごとくである。減速時に注入量が一
定ならば、モールドレベルが上昇し、溶鋼がオーバフロ
ーするという事故になるが、モールドレベル自動制御装
置によって、モールドレベルが一定になるように注入量
が制御されるので、そのような事故は発生しない。
当該連続鋳造機にモールドレベル自動制御装置が装備さ
れていないか、あるいは、装備されていても、使用して
いない時に、鋳型内シェルの破断を検出したときには、
自動的に、鋳造を停止する。
本防止方法の特徴は、第1に、自動的に防止アクション
が作動するので、確実に、B、0. (鋳型外ブレーク
アウト)を防止し得ることである。第2に、モールドレ
ベル制御が行われている場合には、減速というアクショ
ンをとることによって、鋳片の歩留り落ちがないことで
ある(鋳造を停止すると、その部分は、継目となりスク
ラップとなる)。
上記の防止方法は、鋳型内シェルの破断検出装置を、モ
ールドレベル自動制御装置/引抜きスピード制御装置に
接続することによって、確実に実際作業として、実行可
能である。
[実施例〕 第5図に、本発明を一態様で実施する、鋳型内シェルの
破断検出装置の構成を示す。この第5図と、第6a〜6
0図に示すフローチャートを参照して5本発明の一実施
例を説明する。
温度測定としては、CC熱電対SLI〜SL1゜を使用
し、モールドの上下方向で上から40mnと340■の
間に、20+mピッチで16本、モールド内側表面から
10nm+の位置に埋設した。対向するモールドにもま
ったく同じ位置にSR1〜5R16を埋設している。
本実施例における、上述の(1)〜(4)式の設定は次
の通りである。
A)   Xs  lX4 Ω=130mn      L=900圃Vc=30m
m/s   t=20sec、  Llたがって、x8
  ≧180     ・・・(5)x4 ≦450 
   ・・・(6) x4−Xa  ≧150 ・・・(7)以上3式より、 X2 =180m、 X4 =340mm Ic決定。
B)T1.a T2=300℃、 300X115<T1<300X1
/4T1=70℃に決定。
平均温度分布パターンより、 Xl =60 m。
180−60≦a≦340−60゜ a =150圃に決定。
C)  b 平均温度分布パターンより、 X2 =140 mn。
180−140≦b≦340−140゜b=110no
に決定。
D)   c 300/ (340−60)≦C≦300/(180−
60)。
1.07≦C≦2.5゜ c=2.5℃/圃に決定。
E)   d O,I X (340−180)≦d≦0.2 X (
340−180) 。
16≦d≦32゜ d=25℃に決定。
以上より(1)〜(4)式は、次の通りに設定した。
X2−x、≧150m   ・・・(1)lX2−X2
 ’  l ≧110 +nm −(2)052.5℃
      ・・・(3)T4−T3≧25℃    
・・・(4)X1=70℃となる位置。
X2yX2’=最高温度位置。
(x2:検出対象辺の最高温度位置。
x2′:対向辺の最高温度位置。
lX2:左辺モールド1の最高温度位置。
RX2:右辺モールド2の最高温度位置)。
θ:温度勾配の最大値。
T4:340閣位置の温度。
T8:180圃位置の温度。
上記の具体式(1)〜(4)の数値a ” dおよび定
まった位置に対応する熱電対N o 、は、第5図のマ
イクロコンピュータ9のメモリに標準定数として格納さ
れている。
温度分布パターン(モールド1,2の熱電対の測定温度
)は、A/Dコンバータ8を介してマイクロコンピュー
タ9に読込み、必要に応じて温度に異常値(断線や短絡
に相当するもの)がないか調べ、異常値があればその値
を補正する。読込んだ温度分布パターンはCRT13に
表示し、プロッピーデイスタ15に記録し、プリンタ1
4でプリントアウトする。次に(1)〜(4)式の演算
を実行し。
鋳型内シェルの破断を検出すると表示灯を点灯させブザ
ーを付勢すると共に、これを上位コンピュータ12に報
知する。シェル破断てはない異常を検出すると表示灯を
点灯してこれを上位コンピュータ12に報知する。鋳型
内シェル破断のときには、上位コンピュータ12が鋳造
速度を自動的に減速または停止することになる。
マイクロコンピュータ9の異常検出動作を第6a図、第
6b図および第6c図に示す。
まず第6a図を参照する。電源が投入されるとマイクロ
コンピュータ(以下マイコンと称する)9は、内部レジ
スタ、カウンタ等をクリアし、入。
出力ボートを初期状態に設定する初期化を実行する(ス
テップ1:なお以降では、カッコ内ではステップという
語を省略する)。この初期化(1)において、定数デー
タ(標準値)a”dおよび設定位置に対応する熱電対N
 o 、をROMより読み出して演算用データを格納す
るレジスタにセットし、温度読取(サンプリング)回数
を示すデータを格納するレジスタjの内容をクリア(0
をセット)する。
次に操作・表示ボードおよび上位コンピュータ12より
の指示又はデータを読む(2)。ここで操作・表示ボー
ド又は上位コンピュータ12より入力があり、これが定
数等のデータであると、入力で指定された定数(a=d
)、設定位置の熱電対No、を入力データが示すものに
更新する。入力がないとそのまま待機し、スタート指示
が操作・表示ボード又は上位コンピュータ12から到来
するのを待つ(3)。
スタート指示が到来すると、CRTの表示ならびに操作
・表示ボードの表示灯、ブザーをリセットしく4)、時
間CTをカウントするタイマCTをセットし、設定値(
入力がなかった場合は標準値、入力があった場合は入力
値)をCRT13に表示する(6)。なお、上位コンピ
ュータ12から、鋳造速度その他のデータの転送を受け
ているとこれも表示する。次にタイマCTのタイムオー
バを待つ(10)が、待っている間に操作・表示ボード
又は上位コンピュータ12より入力があるか否かを監視
しく7)、入力があると入力を読込んでレジスタにセッ
ト又はレジスタの内容を変更し、その入力がそれまでの
設定状態を変更したものであるかを判定して(8)、変
更したものであるともう1回スタート指示が到来するの
を待つ(9)。入力が無かったとき、あるいはもう1回
スタート指示が到来したときには、タイマCTがタイム
オーバしているか否かを参照し、タイムオーバしていな
いと、上述の入力監視をしている。
タイムオーバすると、タイマCTを再セットしく11)
 、熱電対SL、〜5L16およびSR1〜SRIθの
検出温度をこの順にAID変換して読み、レジスタL1
〜LieおよびR1−R16に書込む(12)、そして
これらのレジスタの内容より、温度分布パターン(第2
図の左欄および右欄のグラフ相当)表示データを作成し
てCRT13に与えて表示させ(13)、レジスタjの
内容(サンプリングNo、)を1インクレメントして(
14)、レジスタjの内容で記録アドレスデータを作成
してアドレスデータと表示データをフロッピディスク1
5に記録する(15)、次に、同様にアドレスデータと
表示データをプリンタ14に転送してプリントを指示す
る(16)。そして異常判定のための演算および異常判
定を行なう。
これにおいてはまず第6b図のステップ17L〜22L
で、左側モールド1の低温度ri =70℃=23− の位置LX’、の検出を行なう。すなわち、i=1から
スタートして、熱電対SLiの検出温度TSLiをT1
=70℃と比較し、温度分布パターンで始めて70℃以
上となった位置の熱電対SLiを求める。そして、熱電
対SLiと5Li−1の検出温度より補間法でT1=7
0℃の位置Xi =LX1求める。
次いで、ステップ17R〜22Rで、右側モールド2の
低温度T1 =70℃の位置RX1の検出を行なう。す
なわち、i=1からスタートして、熱電対SRiの検出
温度TSRiをT、 =70℃と比較し、温度分布パタ
ーンで始めて70℃以上となった位置の熱電対SRiを
求める。そして、熱電対SRiと5Ri−1の検出温度
より補間法でT1 =70℃の位置X1 =RX1求め
る。
次に、ステップ23L〜28Lで、左側モールド1の最
高温度の位置LX2の検出を行なう。すなわち、i=1
からスタートして、熱電対SLiの検出温度TSLiを
他の左側熱電対SLkの検出温度TSLkと順次に比較
して、最も高い温度を検出している熱電対5Li(左モ
ールドのX2=t、X2)を求める。
また、ステップ23R〜28Rで、右側モールド2の最
高温度の位置RX2の検出を行なう。すなわち、i=1
からスタートして、熱電対RLiの検出温度TSLiを
他の右側熱電対SRkの検出温度TSRkと順次に比較
して、最も高い温度を検出している熱電対5Ri(右モ
ールトノX2 =RX2 )を求める。
次に第6C図に進んで、右側モールド1の検出温度パタ
ーンについての(1)式による異常有無の検出のための
演算および比較を行なう(29L)。
この比較において、異常なしくNO)であると、同様に
、左側モールド2の検出温度パターンについての(1)
式による異常有無の検出のための演算および比較を行な
う(29R)。この比較におても異常なしくNo)であ
ると、操作・表示ボードの注意表示灯およびブザーをリ
セットしく33)、上位コンピュータ12に正常を報知
する(34)。そしてまた第6a図のステップ10に戻
る。したがって、略CT周期(サンプリング周期)で温
度を読み取って、CRT表示更新、フロッピディスクへ
の記録プリントアウトおよび異常判定をすることになる
。 さて、ステップ29Lの比較結果が異常を示すもの
(Yes)であると、次に(2)式による判定を行なう
(30L)。これにおいては、全判定対象としているモ
ールド1の最高温度位置しx2と、その対辺のモールド
2の最高温度位置Rx2の位置差を求めてその絶対値を
設定値をと比較する(3 OL)。差が設定値未満(N
O)であると第1図のe欄の湯面変動であるとして、L
側湯面変動表示灯を点灯しく31L)、上位コンピュー
タにL側湯面低下を報知する(32L)。なおこの場合
、次にステップ29R,30Rと進んで、ステップ31
RでR側湯面変動表示灯を点灯し上位コンピュータにR
側湯面低下を報知することになり、結局、表示はり、R
の両側の湯面低下を表示するものとなり、上位コンピュ
ータ12はり、R両側の湯面低下を認識することになる
ステップ30Lで湯面低下を検出しなかった(Yes)
ときには、ステップ35Lで左側モールド1の始端から
最高温度位置までの、隣接熱電対間の温度勾配(θi)
を算出し、これらの温度勾配の最高のものθiをステッ
プ36L〜40Lで求める。そしてステップ41Lで(
3)式の判定を行なう。
上記ステップ(41L)の判定で最高温度勾配θiが設
定値C以下(Yes)であると、鋳型内シェルブレーク
アウト(シェル破断)であるとして、L側シェルブレー
クアウト表示灯を点灯しく45 L)、警報ブザーを付
勢しく46L)、上位コンピュータ12にL側シェルブ
レークアウトを報知する(47L)。設定値Cを越えて
いると、(4)式による判定を行なう(42L)。すな
わち、設定位置の左側熱電対5L16の検出温度TSL
16と左側熱電対SL7の検出温度TSL7の差をdと
比較する。
(4)式の判定(42L)で差がd以上である(Yes
)と、ステップ45L以下のシェル破断報知に進むが、
差がd未満であると、(1)式および(2)式は成立し
たが(3)式および(4)式は成立せず、第1図のdl
ll又はe欄の偏流又は湯面変動とみなし得るので、L
側湯面変動表示灯の点灯(31L)に進む。
さて、シェル破断表示灯の点灯(45L)に進んで、−
27= 警報ブザーを付勢しく46L)上位コンピュータにシェ
ル破断を報知する(47L)と、この場合、(1)式お
よび(2)式が成立し、しかも(3)式および(4)式
の少なくとも1つが成立したことになる。ここで、ステ
ップ48Lで(4)式の成否を再度参照し、(4)式が
成立していない〔(3)式が成立している〕ときには、
第1図のb欄又はC欄に示すエアーギャップ又はパウダ
ーフィルム切れの可能性もあるので、ニアギャップ/パ
ウダ欠表示灯を点灯しく43 L)、上位コンピュータ
12にそれを報知する(44 L )。
(4)式が成立していると、ステップ49Lで(3)式
の成否を再度参照し、(3)式が成立していないと、第
1図のd欄又はe欄の偏流又は湯面変動の可能性もある
ので、L側湯面変動表示灯の点灯(31L)に進む。
以上により、左側モールド1に関して、(1)式および
(2)式が共に成立し、しかも(3)式のみが成立した
ときには、シェル破断表示灯が点灯されブザーが鳴り、
シェル破断が報知される。これと共にL側湯面変動表示
灯が点灯する。(1)式および(2)式が共に成立し、
しかも(4)式のみが成立したときには、シェル破断表
示灯が点灯されブザーが鳴り、シェル破断が報知される
。これと共にニアギャップlパウダ欠表示灯が点灯する
。(1)式および(2)式が共に成立し、しかも(3)
式および(4)式が共に成立したときには、シェル破断
表示灯が点灯されブザーが鳴り、シェル破断が報知され
る。
上位コンピュータ12は、マイクロコンピュータ9から
シェル破断の報知を受けると、引抜速度のスローダウン
又は引抜停止を行なう。
以上、のように左側モールド1について判定をした後に
は、左側モールド1に接する鋳片シェルの正常のときお
よび異常のときのいずれでも、ステップ29R以下の、
右側モールド2についての判定を行なう。
なお、右側(R)のモールド2の判定ロジックも、左側
(L)のモールド1の判定ロジックと全く同じであり、
対応するステップには、L側の処理ステップ記号のLを
Rに変えた記号を付した。
上述の説明の左側(L)を右側(R)に、また右側(R
)を左側(L)に置換して読み替えればよいので、右側
(R)のモールド2についての判定処理の説明は省略す
る。
第7図に、上述の鋳型内シェルブレークアウト検出時の
検出温度分布パターンと、検出後鋳造速度を低下させた
ときの検出温度分布パターンを時系列で示す。
〔発明の効果〕
鋳型外でのブレーキアウトにつながる鋳型内シェルの破
断を確実に検出し、かつ、エアーギャップパウダーフィ
ル切れ、湯面変動などの、他の異常現象をシェル破断と
検出する確率が低いので、鋳型内シェルの破断が非常に
高精度で検出されることになる。例えば、シェル破断検
出率100%、誤検出率30%に向上した。したがって
、本発明の検出方法を実施してシェル破断検出に対応し
て鋳片引抜停止又は引抜速度低下など、シェル破断対応
の保護制御を行なう場合、誤検出による保護制御が少く
なり、連続鋳造の歩留りが大幅に好転する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、鋳造鋳型内の異常態様と、温度分布パターン
および温度推移を示す平面図である。 第2図は、モールド内シェルの形状と温度分布との関係
を示すグラフである。 第3図は、最大鋳造速度時の平均温度分布パターンにお
ける各点温度の表示記号を示すグラフである。 第4図は、本発明の一実施例における温度測定体の配設
位置を示すモールド断面図である。 第5図は、本発明を一態様で実施する装置構成の概略を
示すブロック図である。 第6a図、第6b図および第6c図は、第5図に示すマ
イクロプロセッサ9の検出動作を示すフローチャートで
ある。 第7図は、実測した温度分布パターンを示すグラフであ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋳片側表層部に上下方向に複数個の温度測定体を
    埋設した連続鋳造鋳型において温度測定体の温度を読ん
    で:(i)最高温度位置X_2と比較的に低い設定温度
    T_1の位置X_1を演算しこれらの位置差を設定値a
    と比較し;(ii)最高温度位置X_2と定常鋳造時の
    最高温度対応位置X_2′との差を設定値をと比較し;
    (iii)位置X_2の基準始点側から最高温度位置ま
    での範囲の温度勾配の最高値θを演算して設定値cと比
    較し:(vi)位置X_2の基準始点より比較的に離れ
    た所定位置X_4の温度T_4と比較的に近い所定位置
    X_3の温度T_3との差を設定値dと比較し;(v)
    前記(i)で差が設定値a以上かつ前記(ii)で差が
    設定値b以上であって、更に、前記(iii)で最高値
    θが設定値c以下あるいは前記(vi)で差が設定値d
    以上である状態を、該鋳型内の鋳片シェルの破断として
    検出する、連続鋳造における鋳型内鋳片シェルの破断検
    出方法。
  2. (2)最高温度位置X_2と設定温度T_1の位置X_
    1との差が設定値a以上であるとき、前記(ii)以下
    を実行する前記特許請求の範囲第(1)項記載の、連続
    鋳造における鋳型内鋳片シェルの破断検出方法。
  3. (3)最高温度位置X_2と設定温度T_1の位置X_
    1との差が設定値a以上でありしかも、最高温度位置X
    _2と定常鋳造時の最高温度対応位置X_2′との差が
    設定値b以上であるとき前記(iii)以下を実行する
    前記特許請求の範囲第(1)項記載の、連続鋳造におけ
    る鋳型内鋳片シェルの破断検出方法。
  4. (4)鋳型の一辺と他の辺の温度測定体の温度を同様に
    読んで、該一辺についての、前記(ii)の「定常鋳造
    時の最高温度対応位置X_2′」を、該他の辺の最高温
    度位置とする、前記特許請求の範囲第(1)項又は第(
    2)項記載の、連続鋳造における鋳型内鋳片シェルの破
    断検出方法。
JP12962285A 1985-06-14 1985-06-14 連続鋳造における鋳型内鋳片シエルの破断検出方法 Granted JPS61289954A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12962285A JPS61289954A (ja) 1985-06-14 1985-06-14 連続鋳造における鋳型内鋳片シエルの破断検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12962285A JPS61289954A (ja) 1985-06-14 1985-06-14 連続鋳造における鋳型内鋳片シエルの破断検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61289954A true JPS61289954A (ja) 1986-12-19
JPH0221344B2 JPH0221344B2 (ja) 1990-05-14

Family

ID=15014027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12962285A Granted JPS61289954A (ja) 1985-06-14 1985-06-14 連続鋳造における鋳型内鋳片シエルの破断検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61289954A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0310420A2 (en) * 1987-10-02 1989-04-05 Kawasaki Steel Corporation Process of continuous casting with detection of possibility of break out
JPH02280951A (ja) * 1989-03-20 1990-11-16 Inland Steel Ind Inc 連続鋳造における吹き出し検知方法及びそのための装置
CN111570748A (zh) * 2020-04-28 2020-08-25 中冶南方连铸技术工程有限责任公司 基于图像处理的结晶器漏钢预报方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102234673B1 (ko) * 2019-10-31 2021-04-01 한봉훈 블록체인 기반 디지털 방명록 제공 장치

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0310420A2 (en) * 1987-10-02 1989-04-05 Kawasaki Steel Corporation Process of continuous casting with detection of possibility of break out
US4949777A (en) * 1987-10-02 1990-08-21 Kawasaki Steel Corp. Process of and apparatus for continuous casting with detection of possibility of break out
JPH02280951A (ja) * 1989-03-20 1990-11-16 Inland Steel Ind Inc 連続鋳造における吹き出し検知方法及びそのための装置
US5020585A (en) * 1989-03-20 1991-06-04 Inland Steel Company Break-out detection in continuous casting
CN111570748A (zh) * 2020-04-28 2020-08-25 中冶南方连铸技术工程有限责任公司 基于图像处理的结晶器漏钢预报方法
CN111570748B (zh) * 2020-04-28 2021-08-06 中冶南方连铸技术工程有限责任公司 基于图像处理的结晶器漏钢预报方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0221344B2 (ja) 1990-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5020585A (en) Break-out detection in continuous casting
JP5579709B2 (ja) 連続鋳造時に縦割れの発生を予測するための方法
CN105522133A (zh) 一种连铸坯与结晶器铜板粘结行为的判定方法
JPS61289954A (ja) 連続鋳造における鋳型内鋳片シエルの破断検出方法
JP6950860B1 (ja) ブレークアウト予知方法、連続鋳造機の操業方法、及び、ブレークアウト予知装置
CN108469313B (zh) 基于元胞自动机的结晶器铜板温度异常区域检测方法
JP2001162358A (ja) 連続鋳造における拘束性ブレークアウトの防止方法
JPH0229419B2 (ja) Renzokuchuzoigataniokeruchuzokonohadankenshutsuhoho
JPH03138057A (ja) 連続鋳造における鋳片縦割れ検出方法
JP5906814B2 (ja) 連続鋳造設備における拘束性ブレークアウトの予知方法及び装置
JPS6044163A (ja) 連続鋳造のブレ−クアウト予知方法
JPH01210160A (ja) 連続鋳造における縦割れ予知方法
JP2000263203A (ja) 連続鋳造鋳片の縦割れ予知方法
CN110315043B (zh) 避免连铸结晶器热调宽坯壳受挤压造成漏钢方法
JPH09248661A (ja) 連続鋳造の異物噛み込み性ブレークアウト予知方法
JP5482418B2 (ja) ブレークアウト予知方法
WO2021256063A1 (ja) ブレークアウト予知方法、連続鋳造機の操業方法、及び、ブレークアウト予知装置
JPH0557412A (ja) 連続鋳造の拘束性ブレークアウト予知方法
JPH07232251A (ja) ブレークアウト予知方法
JPH0575502B2 (ja)
Bhattacharya et al. Fuzzy diagnostics system for breakout prevention in continuous casting of steel
JPH10216919A (ja) ダイカスト鋳造操業監視システム
JPH0722811B2 (ja) 連続鋳造の拘束性ブレークアウト予知方法
JP2002361382A (ja) 拘束性ブレークアウト検出方法
JPH03138058A (ja) 連続鋳造における鋳片縦割れ防止方法