JPH02279410A - 車高制御装置 - Google Patents

車高制御装置

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JPH02279410A
JPH02279410A JP1100821A JP10082189A JPH02279410A JP H02279410 A JPH02279410 A JP H02279410A JP 1100821 A JP1100821 A JP 1100821A JP 10082189 A JP10082189 A JP 10082189A JP H02279410 A JPH02279410 A JP H02279410A
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fluid pressure
pressure
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vehicle
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、車体及び各車輪間に介装された流体圧アク
チュエータの作動流体圧を適宜変化させることにより、
車体を目標の高さにするようにした車高制御装置の改良
に関する。
〔従来の技術〕
従来の車高制御装置としては、例えば第6図に示すよう
なものが知られている。
即ち、この車高制御装置は、車体50と車輪51との間
に流体圧アクチュエータ52及びスプリング53を並列
に介装すると共に、車高を検出する車高センサ54と、
この車高センサ54の車高検出値に応じて指令値を出力
するコントローラ55と、流体圧アクチュエータ52の
圧力室52a及び圧力源56間に介在し且つコントロー
ラ55から供給される指令値に応動して圧力室52aの
内圧を変化させる制御弁57とを備えていて、コントロ
ーラ55は、車高センサ54の車高検出値が目標車高よ
りも低い場合には圧力室52aの内圧が昇圧する指令値
を出力して車高を上昇させ、高い場合にはその内圧が降
圧する指令値を出力して車高を下降させるように構成さ
れている(例えば、特開昭61−263818号公報参
照)。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、このような車高制御装置にあっては、車
体50と車輪51とを連結するアーム60(セミトレー
リングアーム等)の長さが不変であるから、車体50を
例えば目標車高である第6図破線の位置まで上昇させよ
うとすると、必ず車輪51の移動(図中!参照)を伴う
ため、停車中で且つフットブレーキ又はサイドブレーキ
によって車輪51の回転が拘束されていて車輪51の移
動が不可能な状態であると、上記圧力室52aの内圧が
昇圧しても、車体50は上昇することができない。
従って、上記のように車輪51の移動が不可能な状態で
車高制御を実行すると、車輪51が移動して車体50が
上昇しない限り車高センサ54の出力は目標車高に達し
ないので、コントローラ55は圧力室52aの内圧を上
昇させる指令値を出力し続けてしまい、その結果、圧力
室52aの内圧は目標車高とは無関係な圧力(この場合
は、非常に高い圧力)に変化してしまう。
そして、ブレーキが解除された瞬間、車輪51が移動可
能となり、流体圧アクチュエータ52が作動(伸長)し
て車体50が急激に上昇し、車高が目標車高を越えてし
まうので、車高の再調整が必要となる。
このような問題点を解決するために、従来は、車輪の移
動が不可能な状態(例えばブレーキが作動している状態
)では車高制御を中止するか、若しくは、一定時間以上
連続して車高制御を実行しても車高が変化しない場合に
は制御を中止する等していたが、何れの解決策であって
も、車高制御を再実行した時には実車高が目標車高から
外れているから、車高の再調整が必要となって、結局目
標車高への収束は遅れてしまい、満足できる解決策とは
いえなかった。
この発明は、このような従来の技術が有する未解決の課
題に着目してなされたものであり、上記のように車高を
変化させられない状況での車高制御を改良して、ブレー
キ解除後の車高の急変を防止できる車高制御装置を提供
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、請求項(1)記載の発明は
、第1図に基本構成を示すように、車体及び各車輪間に
介装された流体圧アクチュエータと、この流体圧アクチ
ュエータと並列に前記車体及び各車輪間に介装されたバ
ネ要素と、前記流体圧アクチュエータの作動流体圧を指
令値に応じて制御する制御弁と、車高を検出する車高検
出手段と、この車高検出手段の車高検出値に応じて前記
車体が目標車高となるように前記制御弁に指令値を出力
して前記流体圧アクチュエータの作動流体圧を変化させ
る車高制御手段と、を備えた車高制御装置において、前
記車高検出手段の車高検出値と前記目標車高との偏差を
算出する車高偏差算出手段と、この車高偏差算出手段が
算出した偏差を補う前記作動流体圧の補正圧力を算出す
る補正圧力算出手段と、車両が停車状態であることを検
出する停車状態検出手段と、前記車輪の回転が拘束され
ている状態を検出する拘束状態検出手段と、前記停車状
態検出手段が車両が停車状態であることを検出し且つ前
記拘束状態検出手段が前記車輪の回転が拘束されている
状態を検出した時に前記流体圧アクチュエータの作動流
体圧の変化幅を前記・補正圧力算出手段が算出した前記
補正圧力以内に制限する作動流体圧制限手段と、を備え
た。
そして、請求項(2)記載の発明は、上記請求項(1)
記載の発明において、前記拘束状態検出手段は、車輪の
回転拘束の解除が継続して所定時間検出された時に、車
輪回転拘束解除と判定する。
〔作用〕
車高偏差算出手段が車高検出手段の車高検出値(即ち、
実車高)と目標車高との偏差を算出し、この算出された
偏差に基づき、補正圧力算出手段が実車高を目標車高に
する作動流体圧の補正圧力を算出する。
また、停車状態検出手段が車両が停車状態であることを
検出し且つ拘束状態検出手段が車輪の回転が拘束されて
いる状態を検出した時には、車輪は路面上を移動するこ
とが不可能な状態となっているが、この時には、作動流
体圧制限手段が、流体圧アクチュエータの作動流体圧の
変化幅を、上記補正圧力算出手段が算出した補正圧力以
内に制限する。
すると、実車高が変化しなくても、流体圧アクチュエー
タの作動流体圧が上昇又は下降し過ぎることはないから
、例えばブレーキを解除した瞬間に車高が目標車高から
大幅に外れてしまうようなことは防止される。
また、請求項(2)記載の発明であれば、車輪の回転拘
束が所定時間継続して検出された時に、車輪の回転拘束
が解除されたと判定するから、ボンピングブレーキ等の
ように、極短い時間ブレーキが解除された場合には、解
除されていないと判定される。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図乃至第5図は、この発明の一実施例を示したもの
であり、これは、油圧式の能動型サスペンションに本発
明を適用した例である。
先ず、構成を説明すると、第2図は、車両の4輪の内の
1輪に対する油圧系統を示したものであり、10は能動
型サスペンション、12は車輪、14は車輪側部材、1
6は車体側部材をそれぞれ示している。
能動型サスペンションIOは、所定ライン圧の油圧を供
給する油圧源18と、この油圧源18の下流側に装備さ
れた蓄圧用のアキュムレータ20と、このアキュムレー
タ20の下流側に装備された圧力制御弁22と、車輪側
部材14と車体側部材16との間に介装された流体圧ア
クチュエータとしての油圧シリンダ24と、この油圧シ
リンダ24と並列となるように車体側部材16及び油圧
シリンダ24のシリンダチューブ24a間に介装され且
つ車体の静荷重を支持するハネ要素のとしてのコイルス
プリング30と、圧力制御弁22を制御するコントロー
ラ36とを備えている。
コントローラ36には、油圧シリンダ24のストローク
に基づいて車高を検出する車高検出手段としての車高セ
ンサ32と、車速を検出する車速センサ33と、図示し
ないフットブレーキ及びサイドブレーキの作動状態を検
出するブレーキスイッチ34とが接続されている。
このうち、ブレーキスイッチ34は、フンドブレーキ及
びサイドブレーキの作動状態の0RIL6理和)からな
り、これらブレーキの少なくとも一方によって車輪12
の回転が拘束されている場合には論理値rlJ、車輪1
2の回転が拘束されていない場合には論理値「0」のブ
レーキ信号Bを出力する。
そして、コントローラ36は図示しないマイクロコンピ
ュータやインタフェース回路等を有していて、車高セン
サ32から供給される車高検出信号H1車速センサ33
から供給される車速検出信号■及びブレーキスイッチ3
4から供給されるブレーキ信号Bに応じて後に詳細に説
明する演算処理を実行して、実車高が1標車高範囲H1
゜〜H。
内に収まるように圧力制御弁22に指令値を出力するも
のである。
また、油圧源18は、車両のエンジンを回転駆動とし、
タンク内の作動油を加圧して吐出する油圧ポンプを有し
ていて、この油圧ポンプの吐出圧に基づき所定のライン
圧の作動油を出力する。
さらに、油圧シリンダ24は、シリンダチューブ24a
を有すると共に、このシリンダチューブ24a内をピス
トンロンド24bに付勢されるピストン24cがその軸
方向に摺動可能になっていて、シリンダチューブ24a
の下方に、ピストン24cによって画成された圧力室2
4Lが形成されている。
そして、圧力制御弁22は、パイロット作動形の比例電
磁減圧弁で構成されていて、第3図に示すように、コン
トローラ36から供給される指令値としての励磁電流I
s  (Is、4+s〜Is□X)に応じた制御圧P、
(P、□8〜P Cl4AX)を油圧シリンダ24の圧
力室24Lに供給する。
また、圧力室24Lは、路面側からのバネ下共振周波数
域の振動を吸収するために、絞り弁38を介してアキュ
ムレータ40に連通している。
次に、上記実施例の動作を説明する。
第4図Lコントローラ36内のマイクロコンピュータで
実行される処理の概要を示したフローチャートであり、
キースイッチがオン状態となって、コントローラ36や
各センサ等に電源が供給されると処理が開始される。
先ず、ステップ■において、車高センサ32から供給さ
れる車高検出信号Hを読み込み、これを車高検出値Hと
して記憶する。
次いで、ステップ■に移行し、車高検出値Hが、目標車
高範囲H5〜Hu内に収まっているか否かを判定し、収
まっている場合には車高調整が必要ないと判断して以下
の処理を実行せずに終了するが、収まっていない場合に
は車高調整が必要であると判断して、ステップ■に移行
する。
ステップ■では、車速センサ33から供給される車速検
出信号■を読み込んで車速検出値■として記憶すると共
に、ブレーキスイッチ34から供給されるブレーキ信号
Bを読み込み、ステップ■に移行する。
ステップ■では、車速検出値■に基づき、車両が停車状
態であるか否かを判定し、停車状態である場合(V−0
)には、ステップ■に移行して、ブレーキ信号Bが「1
」であるか否か、即ち、車輪12が回転が拘束されてい
る状態であるか否かを判定する。
そして、ステ・ンプ■及びステップ■の判定が共にrY
ES、の場合は、車輪12が移動不可能で車高調整がで
きない状態であると判断し、ステップ■に移行するが、
ステップ■及びステップ■の判定の内、少なくとも一方
がrNOJ場合は、車輪12が移動可能な状態であると
判断し、ステップ■に移行する。
但し、ステップ■でrB=o、であると判定された場合
には、ステップ■に移行して、図示しないタイマを起動
させる。なお、このタイマは、ブレーキ信号Bがr□、
から「1jに立ち下がった時にのみ起動するものであり
、ブレーキ信号Bが「0」の状態を維持している場合に
は、ステップ■の処理は実行せずステップ■に移行する
ステップ■では、ステップ■で起動させたタイマが、2
秒以上経過しているか否かを判定する。
そして、判定が「NO」の場合には、ブレーキを解除し
てか、ら2秒以内であってボンピングブレーキの可能性
があるから、未だブレーキが解除されていないものとし
て、ステップ[相]に移行するが、判定がrYESJの
場合には、完全にブレーキが解除されたものと判断して
、ステップ■に移行する。
そして、ステップ■では、実車高が目標車高範囲HL 
””” Huに比べて低い方向に外れているか、若しく
は高い方向に外れているかが判定され、低い方向に外れ
ている場合には、ステップ[相]に移行して油圧シリン
ダ24の圧力室24Lの内圧Pが、所定圧力ΔPだけ昇
圧する指令値を圧力制御弁22に出力し、高い方向に外
れている場合には、ステ・ンブ■に移行して同圧力室2
4Lの内圧Pが所定圧力ΔPだけ降圧する指令値を圧力
制御弁22に出力する。
すると、実車高が目標車高範囲HL−H,に比べて低い
場合には、圧力室24Lの内圧Pが昇圧して油圧シリン
ダ24が伸長方向に作動するから車高が上昇し、高い場
合には、内圧Pが降圧して油圧シリンダ24が短縮方向
に作動するから車高が下降する。
ステップ[相]若しくはステップ■の処理を終えたら、
ステップ@に移行して、後述する処理に必要な補正圧力
ΔP、及び累算圧力ΔP1を零クリヤし、次いでステッ
プ■でフラグFを「0」として今回の第4図の処理を終
了する。
そして、車輪12が移動可能な状態が続けば、ステップ
■の判定がrYES、となるまでステップ[相]若しく
はステップ■の処理が繰り返し実行されるので、実車高
は目標車高範囲HL ””’ Hu内に収まるようにな
る。
一方、ステップ■からステップ■に移行した場合は、車
輪12が移動不可能な状態であるから、上記ステップ■
乃至ステップ■の処理は実行しない。
そこで、ステップ■において、上記ステップ■で起動さ
せたタイマをクリヤし、次いで、ステップ■に移行して
フラグFが「0」であるか否かを判定する。
このステップ0で判定するフラグFは、以下のステップ
■及びステップ[相]の処理を、ブレーキスイッチBが
「1」となった直後にのみ実行するためのものであり、
ステップ0の判定がrYES。
の場合には、ステップ[相]及びステップ[相]の処理
を実行する必要あると判断してステップ[相]に移行す
るが、同判定が「NO」の場合にはステップ[相]に移
行する。
ステップ■では、車高検出値H(実車高)と目標車高範
囲HL−HLIの中央値H,との偏差ΔXを、下記の(
1)式の基づいて算出する。
Δx=Hs −H・・・・・・(1) 次いで、ステップ■に移行し、ステップ■で算出した偏
差ΔXを補うための油圧シリンダ24の圧力室24Lの
内圧Pの補正圧力へP、を、下記の(2)式の基づいて
算出する。
但し、kはコイルスプリング30のバネ定数、Aは油圧
シリンダ24の受圧面積、Lはレバー比である。
次いで、ステップ■に移行して、ステップ[相]及びス
テップ■の処理を実行したことを記憶するために、フラ
グFを「1」とする。
そして、ステップ■の判定がrNo、 、若しくはステ
ップ■の処理を終えたら、ステップ■に移行し、下記の
(3)式に基づき、所定圧力へPを累算する。
ΔP“ −ΔP′ +ΔP       ・・・・・・
(3)次いで、ステップ■に移行し、上記ステップ■で
求めた累算圧力ΔP1が、上記ステップ[相]で求めた
補正圧力へP、に達したか否かを、下記の(4)弐に基
づいて判定する。
ΔP0≦1ΔPfi  l       ・・・・・・
(4)このステップ■の判定がrYEsJの場合には、
ステップ[相]以降の調圧処理を実行するが、その判定
がrNo、の場合には、油圧シリンダ24の圧力室24
Lの内圧が、補正圧力ΔP3だけ変化したと判断し、調
圧処理は実行せずに、今回の処理を終了する。
そして、ステップ■からステップ[相]に移行した場合
には、上記ステップ■で求めた偏差ΔXの大きさに基づ
いて、実車高が低いか高いかを判定し、低い場合(ΔX
〉0)にはステップ■に移行して、油圧シリンダ24の
圧力室24Lの内圧Pが所定圧力ΔPだけ昇圧する指令
値を圧力制御弁22に出力する一方、高い場合(Δx〈
0)にはステップOに移行して、油圧シリンダ24の圧
力室2・1Lの内圧Pが所定圧力ΔPだけ降圧する指令
値を圧力゛制御弁22に出力する。
第5図は、停車状態(V−0)における実車高と、ブレ
ーキ信号Bと、油圧シリンダ24の圧力室24Lの内圧
Pとの関係を示したタイムチャートであり、以下、第5
図を参照しつつ、第4図の処理内容を具体的に説明する
今、時刻【。において、実車高が低い方向に外れている
とすると、ステップ■の判定が「NO」となるから、ス
テップ■に移行し、車速■及びブレーキ信号Bを読み込
む。
この場合には、車速V=0で、ブレーキ信号Bが「0」
であるため、車輪12は移動可能であるから、車高調整
が可能であると判断され、ステップ■からステップ■に
移行する。
ステップ■では、ブレーキ信号Bの立下がりが確認され
ないから、タイマを起動せずにステップ■に移行する。
そして、ステップ■での判定は、ステップ■でタイマが
起動されていないのでr¥ESJとなるから、次いでス
テップ■に移行する。
ステップ■では、車高検出値Hが高低何れの方向に外れ
ているかを判定する。この場合には、車高が低めに外れ
ているから、ステップ[相]に移行し、所定圧力ΔPだ
け昇圧する指令値を圧力制御弁22に出力する。
次いで、ステップ@で補正圧力ΔP、及び累算圧力ΔP
“を零クリヤすると共に、ステップ■でフラグFを「0
」とする。
そして、上記の処理が繰り返し実行されるので、内圧P
は、所定圧カムPの変化率で上昇することになり、実車
高もこの内圧Pが上昇するに従って、徐々に上昇する。
ここで、時刻1.になった時に、フットブレーキ又はサ
イドブレーキが作動して、ブレーキ信号Bが「1」とな
り、車輪12が移動不可能になった状況を考える。
すると、ステップ■の判定がrYES、となるため、ス
テップ■に移行しタイマをクリヤし、ステップ[相]に
移行する。
ステップ[相]では、フラグFが上記ステップ■で「0
」に設定されているから、判定がrYEs。
となり、ステップ■に移行する。
ステップ■で、上記(1)式に基づいて偏差ΔXが算出
され、ステップ■で上記(2)式に基づいて補正圧力Δ
P、が算出され、次いでステップ@でフラグFが「1」
に設定される。
そして、ステップ■で上記(3)式に基づいた累算が行
われ、次いで、ステップ■で上記(4)弐の基づいた判
定が行われる。
つまり、ステップ■の判定が「NO」となるまでステッ
プ[相]を経てステップ■の処理が実行されるから、時
刻も1時の内圧から補正圧力ΔP、だけ昇圧した時刻L
3以降は、ステップ[相]の判定がrNOJとなり、ス
テップ0は実行されず、従って内圧Pの昇圧は停止する
これが従来の車高制御装置であると、第5図ウニ点鎖線
で示すように、内圧Pは上昇し続けてしまうため、上記
したような問題点が生ずる。
次に、例えばボンピングブレーキが行われて時刻L4及
びL5から極短い時間だけブレーキが解除されたとする
と、ブレーキ信号Bが「0」となるため、ステップ■の
判定が「NO」となり、ステップ■に移行し、タイマが
起動される。
このステップ■のタイマが2秒以上数えるまでは、ステ
ップ■の判定が「NO」となり、ブレーキが未だ解除さ
れていないものとする。従って、第5図に示すように、
時刻t4及びt、においてブレーキが解除されても、2
秒以内に再びブレーキが作動状態となればステップ■乃
至ステップ■の処理は実行されない。よって、内圧Pは
、時刻t、で停止した圧力を維持する。
逆に、ステップ■及びステップ■の処理が無いものとす
ると、ボンピングブレーキように極短い周期テブレーキ
のオン・オフが繰り返された場合でも、ステップ[相]
乃至ステップ0の処理が何度も実行されてしまい、時刻
t3で停止していた内圧Pが上昇し続けてしまう。
なお、極短い時間でもブレーキが解除されると、車輪1
2が移動可能となるから、実車高は徐々に上昇するが内
圧Pは現状を維持する。
次に、時刻Lhにおいてブレーキが解除され、その状態
が2秒以上連続したものとすると、時刻t?以降はステ
ップ■の判定がrYESJとなるから、ステップ■乃至
ステップ0の処理が実行され内圧Pは徐々に上昇するが
、時刻t8において実車高が目標車高範囲HL ”” 
Hu内に収まれば、ステップ■の判定がrYES、とな
って、車高調整は行われなくなる。
しかし、時刻t、において算出された補正圧力ΔP、は
、上記偏差ΔXを補う圧力であるから、結局、実車高は
目標車高範囲HL−HLIの中央値HN  (通常は、
これが最適な車高)に略一致するようになる。
ここで、ステップ■乃至ステップ■及びステップ[相]
乃至ステップ@の処理が車高制御手段を構成し、ステッ
プ@の処理が車高偏差算出手段を構成し、ステップ■の
処理が補正圧力算出手段を構成し、車速センサ33及び
ステップ■の処理が停車状態検出手段を構成し、ブレー
キスイッチ34及びステップ■の処理が拘束状態検出手
段を構成し、ステップ■及びステップ[相]の処理が作
動流体圧制限手段を構成する。
このように、本発明を適用した上記実施例によれば、停
車中で且つ車輪I2の回転が拘束されている状況では、
油圧シリンダ24の圧力室24Lの内圧Pを、偏差ΔX
を補う補正圧力ΔP1以内に制限するようにしたので、
実車高が変化しなくても内圧Pが変化し過ぎることがな
くなるため、ブレーキを解除した瞬間に車高が目標車高
を大きく越えて変化するようなことはない。
また、例えば停車時にジヤツキアップ等を行った場合、
従来の車高制御装置では、内圧Pが低下し過ぎてジヤツ
キアップを解除した後の車高が極端に低下してしまうが
、本実施例によれば、サイドブレーキを作動させて車輪
12の回転を拘束しておけば、内圧Pは補正圧力ΔP、
を越えて変化することはないので、ジヤツキアップを解
除した後の車高が低下してしまうようなことはない。
なお、上記実施例では、作動流体圧として油圧を用いた
場合について説明したが、これに限定されるものではな
く、空気圧等の他の流体圧を用いることも可能であるし
、さらには、上記コイルスプリング30に代えて空気バ
ネ等の他のハネ要素を用いることもできる。
また、上述した車高制御と共に、車体に生ずる横加速度
や前後加速度を検出する加速度センサを設け、この検出
された加速度に基づいて、ローリングやピッチング等の
姿勢変化を抑制するように油圧シリンダ24の圧力室2
4Lの内圧Pを適宜調圧する制御を行えば、車体姿勢は
さらに安定し、良好な車両乗心地を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、請求項(1)記載の発明によれば
、車輪の移動が不可能な状況では、流体圧アクチュエー
タの作動流体圧の変化幅を、車高と目標車高との偏差を
補う補正圧力以内に制限するようにしたため、車輪の移
動が可能となった瞬間に、車高が目標車高を大きく越え
て変化してしまうことを防止できるという効果が得られ
る。
また、請求項(2)記載の発明によれば、ボンピングブ
レーキ等のように極短い周期でブレーキのオン・オフが
繰り返される場合には、車輪は拘束状態であると判定さ
れるから、補正圧力が何度も算出されてそれが累積され
るようなことを防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示すブロック図、第2図は
本発明の一実施例を示す構成図、第3図はこの実施例で
用いた圧力制御弁の特性を示すグラフ、第4図はこの実
施例のコントローラで実行される処理の概要を示すフロ
ーチャート、第5図はこの実施例の具体的な動作を説明
するためのタイムチャート、第6図は従来の車高制御装
置を示す構成図である。 10・・・能動型サスペンション、12・・・車輪、1
4・・・車輪側部材、I6・・・車体側部材、18・・
・油圧源、22・・・圧力制御弁、24・・・油圧シリ
ンダ(流体圧アクチュエータ)、24L・・・圧力室、
3o・・・コイルスプリング(バネ要素)、32・・・
車高センサ(車高検出手段)、33・・・車速センサ、
34・・・ブレーキスイッチ、36・・・コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車体及び各車輪間に介装された流体圧アクチュエ
    ータと、この流体圧アクチュエータと並列に前記車体及
    び各車輪間に介装されたバネ要素と、前記流体圧アクチ
    ュエータの作動流体圧を指令値に応じて制御する制御弁
    と、車高を検出する車高検出手段と、この車高検出手段
    の車高検出値に応じて前記車体が目標車高となるように
    前記制御弁に指令値を出力して前記流体圧アクチュエー
    タの作動流体圧を変化させる車高制御手段と、を備えた
    車高制御装置において、 前記車高検出手段の車高検出値と前記目標車高との偏差
    を算出する車高偏差算出手段と、この車高偏差算出手段
    が算出した偏差を補う前記作動流体圧の補正圧力を算出
    する補正圧力算出手段と、車両が停車状態であることを
    検出する停車状態検出手段と、前記車輪の回転が拘束さ
    れている状態を検出する拘束状態検出手段と、前記停車
    状態検出手段が車両が停車状態であることを検出し且つ
    前記拘束状態検出手段が前記車輪の回転が拘束されてい
    る状態を検出した時に前記流体圧アクチュエータの作動
    流体圧の変化幅を前記補正圧力算出手段が算出した前記
    補正圧力以内に制限する作動流体圧制限手段と、を備え
    たことを特徴とする車高制御装置。
  2. (2)前記拘束状態検出手段は、車輪の回転拘束の解除
    が継続して所定時間検出された時に、車輪回転拘束解除
    と判定することを特徴とする請求項(1)記載の車高制
    御装置。
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