JPH01156176A - 車両の補助操舵装置 - Google Patents
車両の補助操舵装置Info
- Publication number
- JPH01156176A JPH01156176A JP31803187A JP31803187A JPH01156176A JP H01156176 A JPH01156176 A JP H01156176A JP 31803187 A JP31803187 A JP 31803187A JP 31803187 A JP31803187 A JP 31803187A JP H01156176 A JPH01156176 A JP H01156176A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- braking
- braking force
- wheels
- steering angle
- steering
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 description 80
- 230000008569 process Effects 0.000 description 77
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 16
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 9
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 6
- 230000004044 response Effects 0.000 description 6
- 208000016542 Progressive myoclonic epilepsy with dystonia Diseases 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 206010067482 No adverse event Diseases 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 230000002040 relaxant effect Effects 0.000 description 1
- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 1
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
[産業上の利用分野コ
本発明は、所謂、アンチスキッド制御装置搭載車両の、
左右車輪走行路面の路面摩擦係数が異なる路面での制動
初期の安定性向上に有効な車両の補助操舵装置に関する
。
左右車輪走行路面の路面摩擦係数が異なる路面での制動
初期の安定性向上に有効な車両の補助操舵装置に関する
。
[従来の技術]
走行中の車両の急制動時には、車輪と路面との間の摩擦
力に限界があるので、該限界を越えた車輪は口・ンク状
態に陥り、車両は所謂スキッド状態に移行してしまう。
力に限界があるので、該限界を越えた車輪は口・ンク状
態に陥り、車両は所謂スキッド状態に移行してしまう。
このような、所謂スキッド状態への移行を防止するため
に、例えば、左右車輪の回転速度を検出し、該回転速度
から求まる車体速度と車輪速度とに基づいて、左右各車
輪に各々独立に制動力を作用させる制御を行なう、所謂
アンチスキッド制御装置が知られている。
に、例えば、左右車輪の回転速度を検出し、該回転速度
から求まる車体速度と車輪速度とに基づいて、左右各車
輪に各々独立に制動力を作用させる制御を行なう、所謂
アンチスキッド制御装置が知られている。
上記、所謂アンチスキッド制御装置搭載車両では、制動
制御時には、左右車輪の接地路面の路面摩擦係数の相違
により、各車輪に作用する制動力、例えば、ブレーキ圧
等が異なる。すなわち、路面摩擦係数が低い側の車輪は
ロック状態に陥り易いのでブレーキ圧を降下して転動さ
せ、一方、路面摩擦係数が高い側の車輪はロック状態に
陥り難いのでブレーキ圧を上昇して制動力を発揮させる
のである。このため、左右車輪の一方が、濡れた路面、
ぬかるみ、凍結路、積雪路等を、他方が乾燥した路面等
を走行する場合、すなわち、左右車輪の接地路面の摩擦
係数が相違する路面(所謂、またぎ路等)走行時に急制
動すると、左右車輪の制動力差に起因するヨーイングモ
ーメントが発生し、車両進路が高摩擦係数路面側に偏向
し、著しいときには、車両がスピン状態に陥ることもあ
った。
制御時には、左右車輪の接地路面の路面摩擦係数の相違
により、各車輪に作用する制動力、例えば、ブレーキ圧
等が異なる。すなわち、路面摩擦係数が低い側の車輪は
ロック状態に陥り易いのでブレーキ圧を降下して転動さ
せ、一方、路面摩擦係数が高い側の車輪はロック状態に
陥り難いのでブレーキ圧を上昇して制動力を発揮させる
のである。このため、左右車輪の一方が、濡れた路面、
ぬかるみ、凍結路、積雪路等を、他方が乾燥した路面等
を走行する場合、すなわち、左右車輪の接地路面の摩擦
係数が相違する路面(所謂、またぎ路等)走行時に急制
動すると、左右車輪の制動力差に起因するヨーイングモ
ーメントが発生し、車両進路が高摩擦係数路面側に偏向
し、著しいときには、車両がスピン状態に陥ることもあ
った。
従来より、上記のような不具合点に対する対策として、
例えば、左右各車輪のうち高摩擦係数路面側の車輪のブ
レーキ圧を、低摩擦係数路面側の車輪が所謂ロック状態
に陥らない程度のブレーキ圧より所定圧力だけ高い圧力
に制限して緩め、左右ブレーキ圧の差を減少させること
が考えられている。
例えば、左右各車輪のうち高摩擦係数路面側の車輪のブ
レーキ圧を、低摩擦係数路面側の車輪が所謂ロック状態
に陥らない程度のブレーキ圧より所定圧力だけ高い圧力
に制限して緩め、左右ブレーキ圧の差を減少させること
が考えられている。
また、例えば、制動装置の流体圧に基づいて伸縮する油
圧シリンダを車輪と車体との間に格幅方向に連結し、制
動時に生じる流体圧を導入して車輪のトー角変動を抑制
し、制動時および停止時における車両の安定性を向上さ
せる「制動時安定装置」 (実開昭61−113006
号公報)等が提案されている。
圧シリンダを車輪と車体との間に格幅方向に連結し、制
動時に生じる流体圧を導入して車輪のトー角変動を抑制
し、制動時および停止時における車両の安定性を向上さ
せる「制動時安定装置」 (実開昭61−113006
号公報)等が提案されている。
[発明が解決しようとする問題点]
しかし、高摩擦係数路面側の車輪のブレーキ圧を制限し
て緩める技術では、該高摩擦係数路面側の車輪のブレー
キ圧が低摩擦係数路面側の車輪のブレーキ圧に応じた圧
力まで低下してしまうので、充分な制動力を発揮できず
、減速時の運転感覚の悪化や停止時の制動距離の増加と
いった弊害を生じ、総合的な制動性能の低下を招くとい
う問題点があった。
て緩める技術では、該高摩擦係数路面側の車輪のブレー
キ圧が低摩擦係数路面側の車輪のブレーキ圧に応じた圧
力まで低下してしまうので、充分な制動力を発揮できず
、減速時の運転感覚の悪化や停止時の制動距離の増加と
いった弊害を生じ、総合的な制動性能の低下を招くとい
う問題点があった。
一方、左右車輪の接地路面の摩擦係数が相違する路面走
行時に急制動したときは、アンチスキッド制御実行に伴
う左右車輪の制動力差である左右ブレーキ圧の差に応じ
た修正操舵角だけ11正操舵を行なうと、ヨーレイトγ
は、第17図に実線で示すように、アンチスキッド制御
だけを実行した場合(同図に破線で示す)に比較して減
少するので、車両の偏向量も少なくなる。ところが、制
動開始時刻T1からアンチスキッド制御開始時刻T2ま
では高摩擦係数路側および低摩擦係数路側のブレーキ圧
PH,PLが同様に上昇するが、該アンチスキッド制御
開始時刻T2直後は、高摩擦係数路側と低摩擦係数路側
との左右ブレーキ圧差△Pが急激に変動する非定常状態
となり、該左右ブレーキ圧差ΔPが定常状態に移行する
までの期間不安定になる。したがって、左右車輪の制動
力差の増大および該制動力差に応じて定まる修正操舵角
の増加に起因するヨーイング方向の作用力が発生するの
で、制動初期における車両の偏向や該偏向に起因するロ
ーリングを防止できず、操縦性・安定性の低下を招くと
共に、乗り心地も悪化するという問題もあった。
行時に急制動したときは、アンチスキッド制御実行に伴
う左右車輪の制動力差である左右ブレーキ圧の差に応じ
た修正操舵角だけ11正操舵を行なうと、ヨーレイトγ
は、第17図に実線で示すように、アンチスキッド制御
だけを実行した場合(同図に破線で示す)に比較して減
少するので、車両の偏向量も少なくなる。ところが、制
動開始時刻T1からアンチスキッド制御開始時刻T2ま
では高摩擦係数路側および低摩擦係数路側のブレーキ圧
PH,PLが同様に上昇するが、該アンチスキッド制御
開始時刻T2直後は、高摩擦係数路側と低摩擦係数路側
との左右ブレーキ圧差△Pが急激に変動する非定常状態
となり、該左右ブレーキ圧差ΔPが定常状態に移行する
までの期間不安定になる。したがって、左右車輪の制動
力差の増大および該制動力差に応じて定まる修正操舵角
の増加に起因するヨーイング方向の作用力が発生するの
で、制動初期における車両の偏向や該偏向に起因するロ
ーリングを防止できず、操縦性・安定性の低下を招くと
共に、乗り心地も悪化するという問題もあった。
このことは、所謂またぎ路での急制動時における車両の
偏向量増大を招き、直進安定性も低下するので、特に顕
著な問題となった。
偏向量増大を招き、直進安定性も低下するので、特に顕
著な問題となった。
また、制動初期には、車両系や車輪の操舵系に起因する
修正操舵の応答遅れを生じるので、制動制御の応答性◆
追従性が低下しでしまうという問題点があった。
修正操舵の応答遅れを生じるので、制動制御の応答性◆
追従性が低下しでしまうという問題点があった。
さらに、制動初期に、乗員に不快感や違和感を与えるヨ
ーイング方向およびローリング方向の短周期振動が発生
するため、車両姿勢を安定に保持したままの減速、ある
いは、停車が極めて困難であるので、車両走行時の信頼
性も低下してしまうという問題があった。
ーイング方向およびローリング方向の短周期振動が発生
するため、車両姿勢を安定に保持したままの減速、ある
いは、停車が極めて困難であるので、車両走行時の信頼
性も低下してしまうという問題があった。
本発明は、左右車輪の接地路面の摩擦係数が相違する路
面(所謂、またぎ路等)走行時に急制動した場合でも、
制動距離を増加させること無く、車両の偏向量を低減し
、制動初期における操縦性・安定性および乗り心地を好
適に改善可能な車両の補助操舵装置の提供を目的とする
。
面(所謂、またぎ路等)走行時に急制動した場合でも、
制動距離を増加させること無く、車両の偏向量を低減し
、制動初期における操縦性・安定性および乗り心地を好
適に改善可能な車両の補助操舵装置の提供を目的とする
。
1亙旦ユ皿
[問題点を解決するための手段]
上記問題を解決するためになされた本発明は、第1図に
例示するように、 外部から指令される制動力を、車両の前輪あるいは後輪
の少なくとも一方の左右車輪に各々独立に作用させる制
動手段M1と、 外部から指示される操舵角に従って、上記車両の前輪、
あるいは、後輪の少なくとも一方の左右車輪を操舵する
操舵手段M2と、 上記車両の制動状態を検出する制動状態検出手段M3と
、 該制動状態検出手段M3の検出した制動状態に応じて、
左右車輪の目標制動力を各々独立に算出する制動力算出
手段M4と、 該制動力算出手段M4の算出した左右車輪各々の目標制
動力を上記制動手段M1に個別に指令する制動制御手段
M5と、 該制動制御手段M5の指令による制動時、左右車輪各々
の制動力の差を算出する制動力差算出手段M6と、 該制動力差算出手段M6の算出した制動力差に応じて前
記車両の前輪、あるいは、後輪のうち少なくとも一方の
左右車輪の修正操舵角を算出する11正操舵角算出手段
M7と、 該修正操舵角算出手段M7の算出した修正操舵角を上記
操舵手段M2に指示する操舵制御手段M8と、 上記制動制御手段M5の指令による制動開始時から所定
時間に亘って、上記制動力算出手段M4の算出する左右
車輪各々の目標制動力のうち太きい方の制動力をより小
さい側に制限する制動力制限手段M9と、 を備えたことを特撮とする車両の補助操舵装置を要旨と
するものである。
例示するように、 外部から指令される制動力を、車両の前輪あるいは後輪
の少なくとも一方の左右車輪に各々独立に作用させる制
動手段M1と、 外部から指示される操舵角に従って、上記車両の前輪、
あるいは、後輪の少なくとも一方の左右車輪を操舵する
操舵手段M2と、 上記車両の制動状態を検出する制動状態検出手段M3と
、 該制動状態検出手段M3の検出した制動状態に応じて、
左右車輪の目標制動力を各々独立に算出する制動力算出
手段M4と、 該制動力算出手段M4の算出した左右車輪各々の目標制
動力を上記制動手段M1に個別に指令する制動制御手段
M5と、 該制動制御手段M5の指令による制動時、左右車輪各々
の制動力の差を算出する制動力差算出手段M6と、 該制動力差算出手段M6の算出した制動力差に応じて前
記車両の前輪、あるいは、後輪のうち少なくとも一方の
左右車輪の修正操舵角を算出する11正操舵角算出手段
M7と、 該修正操舵角算出手段M7の算出した修正操舵角を上記
操舵手段M2に指示する操舵制御手段M8と、 上記制動制御手段M5の指令による制動開始時から所定
時間に亘って、上記制動力算出手段M4の算出する左右
車輪各々の目標制動力のうち太きい方の制動力をより小
さい側に制限する制動力制限手段M9と、 を備えたことを特撮とする車両の補助操舵装置を要旨と
するものである。
制動手段M1とは、外部から指令される制動力を、車両
の左右車輪に各々独立に作用させるものである。例えば
、ブレーキペダルに応動して作動流体の圧力を昇圧する
マスクシリンダ、該マスクシリンダ圧力に追従する作動
流体圧力源、各車輪に配設されたホイールシリンダおよ
びこれらの接続を、外部からの制御信号に応じて連通・
遮断する電磁弁等のアクチュエータを備えた油空圧回路
から成る、所謂アンチスキッド装置により実現できる。
の左右車輪に各々独立に作用させるものである。例えば
、ブレーキペダルに応動して作動流体の圧力を昇圧する
マスクシリンダ、該マスクシリンダ圧力に追従する作動
流体圧力源、各車輪に配設されたホイールシリンダおよ
びこれらの接続を、外部からの制御信号に応じて連通・
遮断する電磁弁等のアクチュエータを備えた油空圧回路
から成る、所謂アンチスキッド装置により実現できる。
操舵手段M2とは、外部から指示される操舵角に従って
、車両の前輪、あるいは、後輪の少なくとも一方の左右
車輪を操舵するものである。例えは、マルチリンクサス
ペンションの何れかのアームを、外部からの制御信号に
より圧力源から高圧作動流体の供給を受けて伸縮するア
クチュエータに置き換え、後輪を操舵する4輪操舵装置
により構成できる。また、例えば、前輪の操舵角が、運
転者の意図に応じた操舵角を外部から指示される修正操
舵角により補正して得られる目標操舵角になるよう制御
する操舵装置により構成しても良い。
、車両の前輪、あるいは、後輪の少なくとも一方の左右
車輪を操舵するものである。例えは、マルチリンクサス
ペンションの何れかのアームを、外部からの制御信号に
より圧力源から高圧作動流体の供給を受けて伸縮するア
クチュエータに置き換え、後輪を操舵する4輪操舵装置
により構成できる。また、例えば、前輪の操舵角が、運
転者の意図に応じた操舵角を外部から指示される修正操
舵角により補正して得られる目標操舵角になるよう制御
する操舵装置により構成しても良い。
制動状態検出手段M3とは、車両の制動状態を検出する
ものである。例えば、左右各車輪の回転速度に応じた信
号を出力する電磁ピックアップ式車輪速度センサ、左右
各車輪のホイールシリンダに作用する作動流体の圧力を
検出する半導体圧力センサから成るブレーキ圧センサ、
ブレーキペダルの操作状態を検出するブレーキスイッチ
等により実現できる。
ものである。例えば、左右各車輪の回転速度に応じた信
号を出力する電磁ピックアップ式車輪速度センサ、左右
各車輪のホイールシリンダに作用する作動流体の圧力を
検出する半導体圧力センサから成るブレーキ圧センサ、
ブレーキペダルの操作状態を検出するブレーキスイッチ
等により実現できる。
制動力算出手段M4とは、制動状態検出手段M3の検出
した制動状態に応じて、左右車輪の目標制動力を各々独
立に算出するものである。例えば、車体速度と車輪速度
とから、予め定められたマツプ、もしくは、演算式に基
づいて、左右車輪の目標ブレーキ圧を算出するよう構成
できる。
した制動状態に応じて、左右車輪の目標制動力を各々独
立に算出するものである。例えば、車体速度と車輪速度
とから、予め定められたマツプ、もしくは、演算式に基
づいて、左右車輪の目標ブレーキ圧を算出するよう構成
できる。
制動制御手段M5とは、制動力算出手段M4の算出した
左右車輪各々の目標制動力を制動手段M1に個別に指令
するものである。例えば、左右車輪のホイールシリンダ
圧力が各々目標ブレーキ圧となる駆動デユーティ比を、
ブレーキ液圧回路に介装されたソレノイドバルブに個別
に出力するよう構成しても良い。
左右車輪各々の目標制動力を制動手段M1に個別に指令
するものである。例えば、左右車輪のホイールシリンダ
圧力が各々目標ブレーキ圧となる駆動デユーティ比を、
ブレーキ液圧回路に介装されたソレノイドバルブに個別
に出力するよう構成しても良い。
制動力差算出手段M6とは、制動制御手段M5の指令に
よる制動時に、左右車輪各々の制動力の差を算出するも
のである。例えば、左右前輪、もしくは、左右後輪の少
なくとも一方の相互の目標ブレーキ圧の差を演算するよ
う構成できる。また、例えば、左右前輪、もしくは、左
右後輪の少なくとも一方の相互のホイールシリンダ圧力
の差を検出するよう構成しても良い。
よる制動時に、左右車輪各々の制動力の差を算出するも
のである。例えば、左右前輪、もしくは、左右後輪の少
なくとも一方の相互の目標ブレーキ圧の差を演算するよ
う構成できる。また、例えば、左右前輪、もしくは、左
右後輪の少なくとも一方の相互のホイールシリンダ圧力
の差を検出するよう構成しても良い。
修正操舵角算出手段M7とは、制動力差算出手段M6の
算出した制動力差に応じて車両の前輪、あるいは、後輪
のうち少なくとも一方の左右車輪の11正操舵角を算出
するものである。例えば、左右車輪の目標ブレーキ圧差
、あるいは、検出されたブレーキ圧差から、予め定めら
れたマツプ、もしくは、演算式に基づいて、基本修正操
舵角を算出し、さらに、該基本修正操舵角を車体速度に
応じて補正して修正操舵角を算出するよう構成できる。
算出した制動力差に応じて車両の前輪、あるいは、後輪
のうち少なくとも一方の左右車輪の11正操舵角を算出
するものである。例えば、左右車輪の目標ブレーキ圧差
、あるいは、検出されたブレーキ圧差から、予め定めら
れたマツプ、もしくは、演算式に基づいて、基本修正操
舵角を算出し、さらに、該基本修正操舵角を車体速度に
応じて補正して修正操舵角を算出するよう構成できる。
操舵制御手段M8とは、修正操舵角算出手段M7の算出
したf1正操舵角を操舵手段M2に指示するものである
。例えば、左右後輪を修正操舵角だけ操舵する制御信号
を、後輪操舵装置のアクチュエータに出力するよう構成
できる。また、例えば、左右前輪を、運転者の意図する
操舵角に修正操舵角を加えた角度だけ補正して操舵する
制御信号を、前輪操舵装置のアクチュエータに出力する
よう構成しても良い。
したf1正操舵角を操舵手段M2に指示するものである
。例えば、左右後輪を修正操舵角だけ操舵する制御信号
を、後輪操舵装置のアクチュエータに出力するよう構成
できる。また、例えば、左右前輪を、運転者の意図する
操舵角に修正操舵角を加えた角度だけ補正して操舵する
制御信号を、前輪操舵装置のアクチュエータに出力する
よう構成しても良い。
制動力制限手段M9とは、制動制御手段M5の指令によ
る制動開始時から所定時間に亘って、制動力算出手段M
4の算出する左右車輪各々の目標制動力のうち大きい方
の制動力をより小さい側に制限するものである。例えば
、アンチスキッド制御開始後、所定時間経過するまで、
左右車輪の各目標制動力のうち、大きい方の目標制動力
を小さい方の目標制動力より所定制動力だけ大きく設定
して上限値を制限するよう構成できる。
る制動開始時から所定時間に亘って、制動力算出手段M
4の算出する左右車輪各々の目標制動力のうち大きい方
の制動力をより小さい側に制限するものである。例えば
、アンチスキッド制御開始後、所定時間経過するまで、
左右車輪の各目標制動力のうち、大きい方の目標制動力
を小さい方の目標制動力より所定制動力だけ大きく設定
して上限値を制限するよう構成できる。
上記制動力算出手段M4、制動制御手段M5、制動力差
算出手段M6、修正操舵角算出手段M7、操舵制御手段
M8および制動力制限手段M9は、例えば、各々独立し
たディスクリートな論理回路により実現できる。また、
例えば、周知のCPU。
算出手段M6、修正操舵角算出手段M7、操舵制御手段
M8および制動力制限手段M9は、例えば、各々独立し
たディスクリートな論理回路により実現できる。また、
例えば、周知のCPU。
ROM、RAMおよびその他の周辺回路素子と共に論理
演算回路として構成され、予め定められた処理手順に従
って上記各手段を実現するものであってもよい。
演算回路として構成され、予め定められた処理手順に従
って上記各手段を実現するものであってもよい。
[作用]
本発明の車両の補助操舵装置は、第1図に例示するよう
に、制動状態検出手段M3の検出した制動状態に応じて
制動力算出手段M4が各々独立に算出した左右車輪の目
標制動力を制動制御手段M5は制動手段M1に個別に指
令し、一方、該制動制御手段M5の指令による制動時、
制動力差算出手段M6の算出した制動力差に応じて修正
操舵角算出手段M7が算出した車両の前輪、あるいは、
後輪のうち少なくとも一方の左右車輪の11正操舵角を
操舵制御手段M8が操舵手段M2に指示するに際し、上
記制動制御部手段Mδの指令による制動開始時から所定
時間に亘って、制動力制限手段M9は、上記制動力算出
手段M4の算出する左右車輪各々の目標制動力のうち大
きい方の制動力をより小さい側に制限するよう働く。
に、制動状態検出手段M3の検出した制動状態に応じて
制動力算出手段M4が各々独立に算出した左右車輪の目
標制動力を制動制御手段M5は制動手段M1に個別に指
令し、一方、該制動制御手段M5の指令による制動時、
制動力差算出手段M6の算出した制動力差に応じて修正
操舵角算出手段M7が算出した車両の前輪、あるいは、
後輪のうち少なくとも一方の左右車輪の11正操舵角を
操舵制御手段M8が操舵手段M2に指示するに際し、上
記制動制御部手段Mδの指令による制動開始時から所定
時間に亘って、制動力制限手段M9は、上記制動力算出
手段M4の算出する左右車輪各々の目標制動力のうち大
きい方の制動力をより小さい側に制限するよう働く。
すなわち、制動初期には、左右車輪の制動力差が非定常
状態になるため、制動制御開始時から所定時間に亘って
左右車輪の目標制動力の差を所定値以内に制限し、該制
動力差の変動による車両の挙動変化および該制動力差に
応じて定まる修正操舵角の急激な変化を防止するのであ
る。
状態になるため、制動制御開始時から所定時間に亘って
左右車輪の目標制動力の差を所定値以内に制限し、該制
動力差の変動による車両の挙動変化および該制動力差に
応じて定まる修正操舵角の急激な変化を防止するのであ
る。
従って、本発明の車両の補助操舵装置は、車両の制動時
に、制動距離の増加を招くことなく、制動初期における
左右車輪の制動力差および修正操舵角の急変に起因する
車両進路の偏向や姿勢変化(ロール等)を抑制するよう
働く。
に、制動距離の増加を招くことなく、制動初期における
左右車輪の制動力差および修正操舵角の急変に起因する
車両進路の偏向や姿勢変化(ロール等)を抑制するよう
働く。
以上のように本発明の各構成要素が作用することにより
、本発明の技術的課題が解決される。
、本発明の技術的課題が解決される。
[実施例コ
次に本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。本発明の一実施例である車両制御装置のシステ1
1構成を第2図に示す。
する。本発明の一実施例である車両制御装置のシステ1
1構成を第2図に示す。
同図に示すように、車両制御装置1は、4輪アンチスキ
ッド装置2、後輪操舵装置3およびこれらを制御する電
子制御装置(以下単にECUと呼ぶ。)4から構成され
ている。
ッド装置2、後輪操舵装置3およびこれらを制御する電
子制御装置(以下単にECUと呼ぶ。)4から構成され
ている。
上記4輪アンチスキッド装置2は、左・右前後輪5.
6. 7. 8に対応して配設されたホイールシリンダ
9.10.11.12に、ブレーキペダル13aの踏込
に応じてブレーキ圧を発生するマスクシリンダ13から
の作動油を、管路14a。
6. 7. 8に対応して配設されたホイールシリンダ
9.10.11.12に、ブレーキペダル13aの踏込
に応じてブレーキ圧を発生するマスクシリンダ13から
の作動油を、管路14a。
14b、14c、14dを介し、上記ECU4の制i卸
の基に作動するブレーキ制御用油圧回路15から供給す
るよう構成されている。
の基に作動するブレーキ制御用油圧回路15から供給す
るよう構成されている。
また、上記後輪操舵装置3は、左後輪7を車体に支持す
るロワーアーム21および後輪操舵用アクチュエータ2
2、右後輪8を車体に支持するロワーアーム23および
後輪操舵用アクチュエータ24、上記ECU4の制御に
従って上記雨後輪操舵用アクチュエータ22.24に作
動油を供給する後輪操舵用油圧回路25から構成されて
いる。
るロワーアーム21および後輪操舵用アクチュエータ2
2、右後輪8を車体に支持するロワーアーム23および
後輪操舵用アクチュエータ24、上記ECU4の制御に
従って上記雨後輪操舵用アクチュエータ22.24に作
動油を供給する後輪操舵用油圧回路25から構成されて
いる。
上記車両制御装置1は検出器として、左・右前後輪5.
6. 7. 8の回転速度を検出する電磁ビ・ンクア
・ンブ式の車輪速度センサ31. 32. 33゜34
、左令右前後のホイールシリンダ9.10゜11.12
に供給されるブレーキ圧を検出するブレーキ圧センサ3
5. 36. 37. 3B、ブレーキペダル13aの
操作状態、すなわち、制動時・非制動時に応じたブレー
キ信号を出力するブレーキスイッチ39、ステアリング
ホイール40aの操作量h)ら操舵角を検出するステア
リングセンサ40、左右後輪7.8の操舵角を検出する
後輪操舵角センサ41.42を備える。
6. 7. 8の回転速度を検出する電磁ビ・ンクア
・ンブ式の車輪速度センサ31. 32. 33゜34
、左令右前後のホイールシリンダ9.10゜11.12
に供給されるブレーキ圧を検出するブレーキ圧センサ3
5. 36. 37. 3B、ブレーキペダル13aの
操作状態、すなわち、制動時・非制動時に応じたブレー
キ信号を出力するブレーキスイッチ39、ステアリング
ホイール40aの操作量h)ら操舵角を検出するステア
リングセンサ40、左右後輪7.8の操舵角を検出する
後輪操舵角センサ41.42を備える。
次に、上記ブレーキ制御用油圧回路15の構成を第3図
に基づいて説明する。左◆右前後輪5゜6、 7. 8
に対する油圧回路構成は同一のため、左前輪5を一例と
して説明する。同図に示すように、モータ51により駆
動され、リザーバタンク52から作動油を吸い込む油圧
ポンプ53の吸込口と吐出口との間には、ブレーキペダ
ル13aの踏込時に、マスクシリンダ13の油圧により
、上記油圧ポンプ53の吸込口と吐出口との間を連通状
態から遮断状態に切り換え、保持するリリーフバルブ5
4が介装されている。該リリーフバルブ54の作用によ
り、上記マスクシリンダ13の発生する油圧に上記油圧
ポンプ53の発生する油圧を追従させられる。上記油圧
ポンプ53の吐出口は、左前輪ブレーキ圧制御用リニア
ソレノイドバルブ(3ボ一ト比例電磁弁)55FLを介
してホイールシリンダ9と接続されている。該左前輪ブ
レーキ圧制御用リニアソレノイドバルブ55FLは、上
記ECU4からのデユーティ比制御信号に応じて流量を
変更する。本実施例では、デユーティ比が0[%]のと
きに最小流量、一方、デユーティ比が100[%]のと
きに最大流量となる。
に基づいて説明する。左◆右前後輪5゜6、 7. 8
に対する油圧回路構成は同一のため、左前輪5を一例と
して説明する。同図に示すように、モータ51により駆
動され、リザーバタンク52から作動油を吸い込む油圧
ポンプ53の吸込口と吐出口との間には、ブレーキペダ
ル13aの踏込時に、マスクシリンダ13の油圧により
、上記油圧ポンプ53の吸込口と吐出口との間を連通状
態から遮断状態に切り換え、保持するリリーフバルブ5
4が介装されている。該リリーフバルブ54の作用によ
り、上記マスクシリンダ13の発生する油圧に上記油圧
ポンプ53の発生する油圧を追従させられる。上記油圧
ポンプ53の吐出口は、左前輪ブレーキ圧制御用リニア
ソレノイドバルブ(3ボ一ト比例電磁弁)55FLを介
してホイールシリンダ9と接続されている。該左前輪ブ
レーキ圧制御用リニアソレノイドバルブ55FLは、上
記ECU4からのデユーティ比制御信号に応じて流量を
変更する。本実施例では、デユーティ比が0[%]のと
きに最小流量、一方、デユーティ比が100[%]のと
きに最大流量となる。
なお、既述したように、ホイールシリンダ9に供給され
るブレーキ圧は半導体圧力センサから成るブレーキ圧セ
ンサ35により、左前輪5の回転速度は電磁ピックアッ
プ式の車輪速度センサ31により、各々検出され、上記
ECU4を二人力される。
るブレーキ圧は半導体圧力センサから成るブレーキ圧セ
ンサ35により、左前輪5の回転速度は電磁ピックアッ
プ式の車輪速度センサ31により、各々検出され、上記
ECU4を二人力される。
次に、上記後輪操舵用油圧回路25の構成を第4図に基
づいて説明する。左・右後輪7,8に対する油圧回路構
成は同一のため、左後輪7を一例として説明する。同図
に示すように、モータ61により駆動され、リザーバタ
ンク62から作動油を吸い込む油圧ポンプ63が発生す
る高圧の作動油はアキュームレータ64に蓄圧される。
づいて説明する。左・右後輪7,8に対する油圧回路構
成は同一のため、左後輪7を一例として説明する。同図
に示すように、モータ61により駆動され、リザーバタ
ンク62から作動油を吸い込む油圧ポンプ63が発生す
る高圧の作動油はアキュームレータ64に蓄圧される。
該アキュームレータ64に蓄圧された高圧の作動油は、
左後輪操舵制御用第1方向切換弁(3ボ一ト3位置電磁
弁)65Lを介して後輪操舵用アクチュエニタ22のシ
リンダ67Lの第1室67Laに、また、左後輪操舵制
御用第2方向切換弁(3ボ一ト3位置電磁弁)66Lを
介して後輪操舵用アクチュエータ22のシリンダ67L
の第2室67Lbに、各々供給される。上記左後輪操舵
制御用第1方向切換弁65Lおよび左後輪操舵制御用第
2方向切換弁66Lは、各々上記ECU4からの制御信
号に従って、増圧位置65La、66La、保持位置6
5Lb、66Lb、減圧位置65Lc。
左後輪操舵制御用第1方向切換弁(3ボ一ト3位置電磁
弁)65Lを介して後輪操舵用アクチュエニタ22のシ
リンダ67Lの第1室67Laに、また、左後輪操舵制
御用第2方向切換弁(3ボ一ト3位置電磁弁)66Lを
介して後輪操舵用アクチュエータ22のシリンダ67L
の第2室67Lbに、各々供給される。上記左後輪操舵
制御用第1方向切換弁65Lおよび左後輪操舵制御用第
2方向切換弁66Lは、各々上記ECU4からの制御信
号に従って、増圧位置65La、66La、保持位置6
5Lb、66Lb、減圧位置65Lc。
66Lcの3位置に切り替わる。このような、左後輪操
舵制御用第1方向切換弁65Lおよび左後輪操舵制御用
第2方向切換弁66Lの切換位置に応じて、上記シリン
ダ67Lと摺動自在に嵌合したピストン68Lが左右に
移動、もしくは、停止する。該ピストン68Lに連設さ
れたピストン口・ンド69Lの一端部はナックルアーム
70Lに連結されており、上記ピストン68Lの移動に
応じて左後輪7が操舵される。なお、該左後輪7の操舵
角は、上記ピストン68Lの位置を計測する左後輪操舵
角センサ41により検出され、上記ECU4に人力され
る。
舵制御用第1方向切換弁65Lおよび左後輪操舵制御用
第2方向切換弁66Lの切換位置に応じて、上記シリン
ダ67Lと摺動自在に嵌合したピストン68Lが左右に
移動、もしくは、停止する。該ピストン68Lに連設さ
れたピストン口・ンド69Lの一端部はナックルアーム
70Lに連結されており、上記ピストン68Lの移動に
応じて左後輪7が操舵される。なお、該左後輪7の操舵
角は、上記ピストン68Lの位置を計測する左後輪操舵
角センサ41により検出され、上記ECU4に人力され
る。
次に、上記ECU4の構成を第5図に基づいて説明する
。同図に示すように、ECU4は、CPU4a、ROM
4b、RAM4c、タイマ4dを中心に論理演算回路と
して構成され、コモンバス4eを介して、人カポ−)4
f、出カポ−)4gに接続され、外部との人出力を行な
う。車輪速度センサ31.32.33.34およびブレ
ーキスイッチ39の検出信号は、波形整形回路4hで波
形整形された後、入カポ−)4fからCP U4 aに
人力される。また、ブレーキ圧センサ35,36、 3
7. 3B、後輪操舵角センサ41.42およびステア
リングセンサ40の検出信号は、アナログバッファ41
およびA/D変換を行なうA/Dコンバータ4jを介し
て、人カポ−)4fからCPU4aに人力される。一方
、CPU4aは出カポ−)4gを介して制御信号を出力
回路4kに出力し、該出力回路4にはブレーキ圧制御用
ソレノイドバルブ55FL、55FR,55RL、55
RRを駆動する。さらに、CPU4aは出カポ−14g
を介して制御信号を出力回路4mに出力し、該出力回路
4mは後輪操舵制御用方向切換弁65L、66L、65
R,66Rを駆動する。
。同図に示すように、ECU4は、CPU4a、ROM
4b、RAM4c、タイマ4dを中心に論理演算回路と
して構成され、コモンバス4eを介して、人カポ−)4
f、出カポ−)4gに接続され、外部との人出力を行な
う。車輪速度センサ31.32.33.34およびブレ
ーキスイッチ39の検出信号は、波形整形回路4hで波
形整形された後、入カポ−)4fからCP U4 aに
人力される。また、ブレーキ圧センサ35,36、 3
7. 3B、後輪操舵角センサ41.42およびステア
リングセンサ40の検出信号は、アナログバッファ41
およびA/D変換を行なうA/Dコンバータ4jを介し
て、人カポ−)4fからCPU4aに人力される。一方
、CPU4aは出カポ−)4gを介して制御信号を出力
回路4kに出力し、該出力回路4にはブレーキ圧制御用
ソレノイドバルブ55FL、55FR,55RL、55
RRを駆動する。さらに、CPU4aは出カポ−14g
を介して制御信号を出力回路4mに出力し、該出力回路
4mは後輪操舵制御用方向切換弁65L、66L、65
R,66Rを駆動する。
次に、上記ECU4が実行する制動操舵制御処理を、第
6図に示すフローチャー)1こ基づいて説明する。本制
動操舵制御処理は、ECU4の起動に伴って開始される
。まず、ステップ100では、メモリクリア、フラグリ
セット、初期値設定等の初期イヒ処理が行われる。続く
ステップ110では、上述した各センサおよびスイッチ
の検出信号を読み込む処理が行われる。次に、ステップ
120に進み、ブレーキ制fffll (アンチスキッ
ド制御処理)が必要か否かを判定し、肯定判断されると
ステップ160に、一方、否定判断されるとステップ1
30に、各々進む。ブレーキ制御の必要がないと判定さ
れたときに実行されるステップ130では、ブレーキ制
御中フラグFBを値0にリセットする処理が行われる。
6図に示すフローチャー)1こ基づいて説明する。本制
動操舵制御処理は、ECU4の起動に伴って開始される
。まず、ステップ100では、メモリクリア、フラグリ
セット、初期値設定等の初期イヒ処理が行われる。続く
ステップ110では、上述した各センサおよびスイッチ
の検出信号を読み込む処理が行われる。次に、ステップ
120に進み、ブレーキ制fffll (アンチスキッ
ド制御処理)が必要か否かを判定し、肯定判断されると
ステップ160に、一方、否定判断されるとステップ1
30に、各々進む。ブレーキ制御の必要がないと判定さ
れたときに実行されるステップ130では、ブレーキ制
御中フラグFBを値0にリセットする処理が行われる。
続くステップ140では、非ブレーキ制御時の指令後輪
操舵角θR9Nを算出する処理が行われる。本処理は、
ステアリングセンサ40の検出する前輪操舵角θFおよ
び車輪速度センサ31,32,33.34または、一般
の車速センサ(ドライブシャフト回転数より検出)の検
出信号から求まる車体速度VBに基づいて指令後輪操舵
角θR5Nを算出するものである。すなわち、第7図に
示すように、車体速度VBが所定車体速度VBNを越え
る範囲では後輪と前輪とを同位相に、かつ、車体速度V
Bの増加に伴い転舵比を値1に接近させるように、前輪
操舵角θFおよび車体速度VBから指令後輪操舵角θR
9Nを算出し、一方、車体速度VBが所定車体速度VB
N以下の範囲にある場合では後輪と前輪とを逆位相に、
かつ、車体速度VBの減少に伴い転舵比を1直−1に接
近させるように指令後輪操舵角θR9Nを算出する処理
が行われる。次に第6図のステップ150に進み、上記
ステップ140で算出した非ブレーキ制御時の指令後輪
操舵角θR9Nを指令後輪操舵角θR5として設定し、
後述するステップ700に進む。
操舵角θR9Nを算出する処理が行われる。本処理は、
ステアリングセンサ40の検出する前輪操舵角θFおよ
び車輪速度センサ31,32,33.34または、一般
の車速センサ(ドライブシャフト回転数より検出)の検
出信号から求まる車体速度VBに基づいて指令後輪操舵
角θR5Nを算出するものである。すなわち、第7図に
示すように、車体速度VBが所定車体速度VBNを越え
る範囲では後輪と前輪とを同位相に、かつ、車体速度V
Bの増加に伴い転舵比を値1に接近させるように、前輪
操舵角θFおよび車体速度VBから指令後輪操舵角θR
9Nを算出し、一方、車体速度VBが所定車体速度VB
N以下の範囲にある場合では後輪と前輪とを逆位相に、
かつ、車体速度VBの減少に伴い転舵比を1直−1に接
近させるように指令後輪操舵角θR9Nを算出する処理
が行われる。次に第6図のステップ150に進み、上記
ステップ140で算出した非ブレーキ制御時の指令後輪
操舵角θR9Nを指令後輪操舵角θR5として設定し、
後述するステップ700に進む。
一方、上記ステップ120でブレーキ制御が必要である
と判定されたときに実行されるステップ160では、ブ
レーキ制御中フラグFBが値1にセットされているか否
かを判定し、否定判断されるとステップ170に、一方
、肯定判断されるとステップ180に、各々進む。ブレ
ーキ制御中フラグFBが値1にセットされていないと判
定されたときに実行されるステップ170では、ブレー
キ制御開始時からの計時を行なうために、タイマTをリ
セット・スタートする処理を行った後、ステップ180
に進む。ステップ180では、タイマTの計時値が、所
定時間TO(本実施例では数百[m5ec]程度)以上
であるか否かを判定し、肯定判断されるとステップ30
0に、一方、否定判断されるとステップ200に、各々
進む。ブレーキ制御開始時から未だ所定時間TOだけ経
過していないと判定されたときに実行されるステップ2
00では、高ブレーキ圧制限アンチスキッド制御処理を
実行した後、ステップ400に進む。
と判定されたときに実行されるステップ160では、ブ
レーキ制御中フラグFBが値1にセットされているか否
かを判定し、否定判断されるとステップ170に、一方
、肯定判断されるとステップ180に、各々進む。ブレ
ーキ制御中フラグFBが値1にセットされていないと判
定されたときに実行されるステップ170では、ブレー
キ制御開始時からの計時を行なうために、タイマTをリ
セット・スタートする処理を行った後、ステップ180
に進む。ステップ180では、タイマTの計時値が、所
定時間TO(本実施例では数百[m5ec]程度)以上
であるか否かを判定し、肯定判断されるとステップ30
0に、一方、否定判断されるとステップ200に、各々
進む。ブレーキ制御開始時から未だ所定時間TOだけ経
過していないと判定されたときに実行されるステップ2
00では、高ブレーキ圧制限アンチスキッド制御処理を
実行した後、ステップ400に進む。
本ステップ200で実行される高ブレーキ圧制限アンチ
スキッド制御処理は、第8図に示すような各処理から構
成されている。すなわち、ステップ201では、ブレー
キ制御中フラグFBを値1にセットする処理が行われる
。続くステップ205では、各車輪速度センサ31.
32. 33. 3処理が行われる。次にステップ21
0に進み、各車輪のホイールシリンダに加える目標ブレ
ーキ圧を演算する処理が行われる。ここで、各車輪の目
標ブレーキ圧PYは、次式(1)〜(3)のように算出
される。すなわち、まず各々の車輪パラメータWPを次
式(1)、’ブレーキ圧パラメータPMEDを次式(2
)のように決定する。
スキッド制御処理は、第8図に示すような各処理から構
成されている。すなわち、ステップ201では、ブレー
キ制御中フラグFBを値1にセットする処理が行われる
。続くステップ205では、各車輪速度センサ31.
32. 33. 3処理が行われる。次にステップ21
0に進み、各車輪のホイールシリンダに加える目標ブレ
ーキ圧を演算する処理が行われる。ここで、各車輪の目
標ブレーキ圧PYは、次式(1)〜(3)のように算出
される。すなわち、まず各々の車輪パラメータWPを次
式(1)、’ブレーキ圧パラメータPMEDを次式(2
)のように決定する。
PMED = PMED + K4 X WP
・・・ (2)次に、上記車輪パラメータWPおよびブ
レーキ圧パラメータPMEDから、次式(3)のように
各々4輪にたいする目標ブレーキ圧PYを算出する。
・・・ (2)次に、上記車輪パラメータWPおよびブ
レーキ圧パラメータPMEDから、次式(3)のように
各々4輪にたいする目標ブレーキ圧PYを算出する。
PY = PMED + K5 X WP
・・・ (3)但し、K1〜に5は定数であり、
予めROM4b内邪に記憶されている。
・・・ (3)但し、K1〜に5は定数であり、
予めROM4b内邪に記憶されている。
続く、ステップ215では、左右車輪の目標ブレーキ圧
の差を、前輪側および後輪側各々独立に演算する処理が
行われる。次にステップ220に進み、上記目標ブレー
キ圧の差が所定値以上であるか否かを判定し、肯定判断
されるとステップ230に、一方、否定判断されるとス
テップ225に各々進む。上記目標ブレーキ圧の差が所
定値以内であると判定されたときに実行されるステップ
225では、上記ステップ210で算出した目標ブレー
キ圧を左・右前後輪の目標ブレーキ圧として設定する処
理を行った後、ステップ240に進む。一方、上記ステ
ップ220で上記目標ブレーキ圧の差が所定値以上であ
ると判定されたときに実行されるステップ230では、
低摩擦係数路側の目標ブレーキ圧として、上記ステップ
210で算出した目標ブレーキ圧を、そのまま設定する
処理が行われる。続くステップ235では、高摩擦係数
路側の目標ブレーキ圧として、上記ステップ230で設
定した低摩擦係数路側の目標ブレーキ圧に所定値を加え
た圧力を設定する処理が行われる。本ステップ235の
処理により、高摩擦係数路側の目標ブレーキ圧の上限値
が制限される。
の差を、前輪側および後輪側各々独立に演算する処理が
行われる。次にステップ220に進み、上記目標ブレー
キ圧の差が所定値以上であるか否かを判定し、肯定判断
されるとステップ230に、一方、否定判断されるとス
テップ225に各々進む。上記目標ブレーキ圧の差が所
定値以内であると判定されたときに実行されるステップ
225では、上記ステップ210で算出した目標ブレー
キ圧を左・右前後輪の目標ブレーキ圧として設定する処
理を行った後、ステップ240に進む。一方、上記ステ
ップ220で上記目標ブレーキ圧の差が所定値以上であ
ると判定されたときに実行されるステップ230では、
低摩擦係数路側の目標ブレーキ圧として、上記ステップ
210で算出した目標ブレーキ圧を、そのまま設定する
処理が行われる。続くステップ235では、高摩擦係数
路側の目標ブレーキ圧として、上記ステップ230で設
定した低摩擦係数路側の目標ブレーキ圧に所定値を加え
た圧力を設定する処理が行われる。本ステップ235の
処理により、高摩擦係数路側の目標ブレーキ圧の上限値
が制限される。
次にステップ240に進み、現在のブレーキ圧Pxから
最大値PMAX、最ノJ・、fi P M I Nを設
定する処理が行われる。ここで、最大値PMAXは、デ
ユーティ比りが100[%]、すなわち、増圧指令のみ
からなる制御信号をブレーキ圧制御用リニアソレノイド
バルブ55FL、55FR,55RL、55RRに出力
した場合に、周期終了時点で到達すると予想される推定
ブレーキ圧であり、一方、最小値PMINは、デユーテ
ィ比りが0[%]、すなわち、減圧指令のみからなる制
御信号をブレーキ圧制御用リニアソレノイドバルブ55
FL、55FR,55RL、55RRに出力した場合に
、周期終了時点で到達すると予想される推定ブレーキ圧
である。続くステップ245では、目標ブレーキ圧PY
と最大値PMAX、最小値PMINとを比較する処理が
行われる。目標ブレーキ圧PYが最小ffiPMINl
d下の場合に実行されるステップ250では、デユーテ
ィ比りを0[%]、すなわち、減圧指令のみからなる制
御信号となるように設定する処理を行った後、ステップ
280に進む。一方、目標ブレーキ圧PYが最大値PM
AX以上の場合に実行されるステップ260では、デユ
ーティ比りを100[%]、すなわち、増圧指令のみか
らなる制御信号となるように設定する処理を行った後、
ステップ280に進む。さらに、目標ブレーキ圧PYが
最小値PMIfl−′最大値PMAXとの間にある場合
に実行されるステップ270では、デユーティ比りを、
第9図に示す目標ブレーキ圧PYと現在のブレーキ圧P
Xとの関係を規定したマ・ンブに従い、必要に応じて補
間演算を実行して算出し設定する処理が行われる。
最大値PMAX、最ノJ・、fi P M I Nを設
定する処理が行われる。ここで、最大値PMAXは、デ
ユーティ比りが100[%]、すなわち、増圧指令のみ
からなる制御信号をブレーキ圧制御用リニアソレノイド
バルブ55FL、55FR,55RL、55RRに出力
した場合に、周期終了時点で到達すると予想される推定
ブレーキ圧であり、一方、最小値PMINは、デユーテ
ィ比りが0[%]、すなわち、減圧指令のみからなる制
御信号をブレーキ圧制御用リニアソレノイドバルブ55
FL、55FR,55RL、55RRに出力した場合に
、周期終了時点で到達すると予想される推定ブレーキ圧
である。続くステップ245では、目標ブレーキ圧PY
と最大値PMAX、最小値PMINとを比較する処理が
行われる。目標ブレーキ圧PYが最小ffiPMINl
d下の場合に実行されるステップ250では、デユーテ
ィ比りを0[%]、すなわち、減圧指令のみからなる制
御信号となるように設定する処理を行った後、ステップ
280に進む。一方、目標ブレーキ圧PYが最大値PM
AX以上の場合に実行されるステップ260では、デユ
ーティ比りを100[%]、すなわち、増圧指令のみか
らなる制御信号となるように設定する処理を行った後、
ステップ280に進む。さらに、目標ブレーキ圧PYが
最小値PMIfl−′最大値PMAXとの間にある場合
に実行されるステップ270では、デユーティ比りを、
第9図に示す目標ブレーキ圧PYと現在のブレーキ圧P
Xとの関係を規定したマ・ンブに従い、必要に応じて補
間演算を実行して算出し設定する処理が行われる。
ここで、dは一周期、例えば32[ms]における増圧
時間を表すパラメータであり、デユーティ比りは次式(
4)のように算出される。
時間を表すパラメータであり、デユーティ比りは次式(
4)のように算出される。
D = 100 X d / 32 ・・・
(4)なお、上記マツプに代えて、次式(5)に示す演
算式からパラメータdを求めても良い。
(4)なお、上記マツプに代えて、次式(5)に示す演
算式からパラメータdを求めても良い。
PY = (PX + 0. 344 x d
)X O,5X e’−”7d−(5)次に、ステ
ップ280に進み、上記ステップ250.260,27
0の何れかの処理で設定されたデユーティ比りからなる
制御信号をブレーキ圧制御用リニアソレノイドバルブ5
5FL、55FR,55RL、55RRに出力する処理
を行った後、水高ブレーキ圧制限アンチスキッド制御処
理を終了し、制御は第6図に示す制動操舵制御処理のス
テップ400に移行する。
)X O,5X e’−”7d−(5)次に、ステ
ップ280に進み、上記ステップ250.260,27
0の何れかの処理で設定されたデユーティ比りからなる
制御信号をブレーキ圧制御用リニアソレノイドバルブ5
5FL、55FR,55RL、55RRに出力する処理
を行った後、水高ブレーキ圧制限アンチスキッド制御処
理を終了し、制御は第6図に示す制動操舵制御処理のス
テップ400に移行する。
一方、既述したステップ180で、ブレーキ制御開始時
から既に所定時間TOだけ経過したと判定されたときに
実行されるステップ300では、通常アンチスキッド制
御処理を実行した後、ステップ400に進む。
から既に所定時間TOだけ経過したと判定されたときに
実行されるステップ300では、通常アンチスキッド制
御処理を実行した後、ステップ400に進む。
本ステップ300で実行される通常アンチスキッド制御
処理は、第10図に示すような各処理から構成されてい
る。すなわち、ステップ310では、各車輪のホイール
シリンダに加える目標ブレーキ圧を設定する処理が行わ
れる。ここで、各車輪の目標ブレーキ圧PYは、既述し
た式(1)〜(3)のように算出される。続くステップ
320では、ブレーキ制御中フラグFBを値1にセット
する処理が行われる。
処理は、第10図に示すような各処理から構成されてい
る。すなわち、ステップ310では、各車輪のホイール
シリンダに加える目標ブレーキ圧を設定する処理が行わ
れる。ここで、各車輪の目標ブレーキ圧PYは、既述し
た式(1)〜(3)のように算出される。続くステップ
320では、ブレーキ制御中フラグFBを値1にセット
する処理が行われる。
次にステップ330に進み、現在のブレーキ圧PXから
最大値P MA X、最小値PMINを設定する処理が
行われる。
最大値P MA X、最小値PMINを設定する処理が
行われる。
続くステップ340では、目標ブレーキ圧PYと最大値
PMAX、最小値PMINとを比較する処理が行われる
。目標ブレーキ圧PYが最小11mPMIN以下の場合
に実行されるステップ350では、デユーティ比りを0
[%コ、すなわち、減圧指令のみからなる制御信号とな
るように設定する処理を行った後、ステップ380に進
む。一方、目標ブレーキ圧PYが最大値PMAX以上の
場合に実行されるステップ360では、デユーティ比り
を100[%]、すなわち、増圧指令のみからなる制御
信号となるように設定する処理を行った後、ステップ3
80に進む。さらに、目標ブレーキ圧PYが最小値PM
INと最大(@PMAXとの間にある場合に実行される
ステップ370では、デユーティ比りを、既述した第9
図に示す目標ブレーキ圧PYと現在のブレーキ圧PXと
の関係を規定したマツプに従い、必要に応じて補間演算
を実行して算出し設定する処理を行った後、ステップ3
80に進む。
PMAX、最小値PMINとを比較する処理が行われる
。目標ブレーキ圧PYが最小11mPMIN以下の場合
に実行されるステップ350では、デユーティ比りを0
[%コ、すなわち、減圧指令のみからなる制御信号とな
るように設定する処理を行った後、ステップ380に進
む。一方、目標ブレーキ圧PYが最大値PMAX以上の
場合に実行されるステップ360では、デユーティ比り
を100[%]、すなわち、増圧指令のみからなる制御
信号となるように設定する処理を行った後、ステップ3
80に進む。さらに、目標ブレーキ圧PYが最小値PM
INと最大(@PMAXとの間にある場合に実行される
ステップ370では、デユーティ比りを、既述した第9
図に示す目標ブレーキ圧PYと現在のブレーキ圧PXと
の関係を規定したマツプに従い、必要に応じて補間演算
を実行して算出し設定する処理を行った後、ステップ3
80に進む。
ステップ380では、上記ステップ350. 360.
370の何れかの処理で設定されたデユーティ比りから
なる制御信号をブレーキ圧制i卸用リニアソレノイドバ
ルブ55FL、55FR,55RL、55RRに出力す
る処理を行った後、本通常アンチスキッド制御処理を終
了し、制御は第6図に示す制動操舵#Jfl処理のステ
・ンブ400に移行する。
370の何れかの処理で設定されたデユーティ比りから
なる制御信号をブレーキ圧制i卸用リニアソレノイドバ
ルブ55FL、55FR,55RL、55RRに出力す
る処理を行った後、本通常アンチスキッド制御処理を終
了し、制御は第6図に示す制動操舵#Jfl処理のステ
・ンブ400に移行する。
ステップ400では、ステアリングセンサ4゜の検出し
た前輪操舵角θFの絶対値が所定前輪操舵角θ0より小
さいか否かを判定し、肯定判断されるとステップ500
に、一方、否定判断されるとステップ600に、各々進
む。
た前輪操舵角θFの絶対値が所定前輪操舵角θ0より小
さいか否かを判定し、肯定判断されるとステップ500
に、一方、否定判断されるとステップ600に、各々進
む。
上記ステップ400で前輪操舵角θFの絶対値が所定前
輪操舵角θ0より小さいと判定されたとき、すなわち、
直進走行時に実行されるステップ500では、指令後輪
操舵角θR3を算出する処理を実行した後、ステップ7
00に進む。
輪操舵角θ0より小さいと判定されたとき、すなわち、
直進走行時に実行されるステップ500では、指令後輪
操舵角θR3を算出する処理を実行した後、ステップ7
00に進む。
本ステップ500で実行される指令後輪操舵角算出処理
は、第11図に示すような各処理から構成されている。
は、第11図に示すような各処理から構成されている。
すなわち、ステップ510では、左右前輪のブレーキ圧
PFR,PRLから左右前輪5,6にかかるブレーキ圧
差ΔPの絶対値を算出する処理が行われる。続くステッ
プ520では、上記ステップ510で算出したブレーキ
圧差△Pの絶対値から基本後輪操舵角θR5Bを、第1
2図に示すようなマツプに従って算出する処理が行われ
る。同図に示すように、ブレーキ圧差△Pの絶対値の増
加に伴い基本後輪操舵角θR5Bは単調増加するが、最
大値はθR5BIに制限されており、一方、ブレーキ圧
差ΔPの絶対値が値ΔP1より小さい範囲は、ノイズ防
止等の観点から不惑帯に設定されている。なお、同図に
示す関係を規定する演算式、もしくは、同図に示す関係
の一部を抜粋したテーブルに基づく補間計算等から基本
後輪操舵角θR9Bを算出しても良い。次にステップ5
30に進み、車速補正係数KVを、第13図に示すよう
なマツプに従って算出する処理が行われる。同図に示す
ように、車速補正係数KVは、車体速度VBが小さい間
は値1近傍であり、該車体速度VBの増加に伴い減少す
るよう規定されている。続くステップ540では、上記
ステップ520で算出した基本後輪操舵角θR9Bに上
記ステップ530で算出した車速補正係数KVを掛け、
最終的な指令後輪操舵角θR3を算出する処理を行った
後、本指令後輪操舵角算出処理を終了し、制御は第6図
に示す制動操舵制御処理のステップ700に移行する。
PFR,PRLから左右前輪5,6にかかるブレーキ圧
差ΔPの絶対値を算出する処理が行われる。続くステッ
プ520では、上記ステップ510で算出したブレーキ
圧差△Pの絶対値から基本後輪操舵角θR5Bを、第1
2図に示すようなマツプに従って算出する処理が行われ
る。同図に示すように、ブレーキ圧差△Pの絶対値の増
加に伴い基本後輪操舵角θR5Bは単調増加するが、最
大値はθR5BIに制限されており、一方、ブレーキ圧
差ΔPの絶対値が値ΔP1より小さい範囲は、ノイズ防
止等の観点から不惑帯に設定されている。なお、同図に
示す関係を規定する演算式、もしくは、同図に示す関係
の一部を抜粋したテーブルに基づく補間計算等から基本
後輪操舵角θR9Bを算出しても良い。次にステップ5
30に進み、車速補正係数KVを、第13図に示すよう
なマツプに従って算出する処理が行われる。同図に示す
ように、車速補正係数KVは、車体速度VBが小さい間
は値1近傍であり、該車体速度VBの増加に伴い減少す
るよう規定されている。続くステップ540では、上記
ステップ520で算出した基本後輪操舵角θR9Bに上
記ステップ530で算出した車速補正係数KVを掛け、
最終的な指令後輪操舵角θR3を算出する処理を行った
後、本指令後輪操舵角算出処理を終了し、制御は第6図
に示す制動操舵制御処理のステップ700に移行する。
なお、上記指令後輪操舵角算出処理により、後輪7,8
の操舵方向は、ブレーキ圧の低い車輪側に車両を進行さ
せるように設定される。これは、上記高ブレーキ圧制限
アンチスキッド制御処理、もしくは、通常アンチスキッ
ド制iNJ処理により各車輪5. 6. 7. 8毎独
立にブレーキ圧が制御され、ブレーキ圧の低い側の車輪
の接地路面は摩擦係数が低く、車両を摩擦係数が高い路
面側に回転させようとするヨーイングモーメントが発生
するので、車両を摩擦係数が低い路面側に回転させるヨ
ーイングモーメントを後輪操舵により発生させて上記ヨ
ーイングモーメントを抑制し、車両を直進させるのであ
る。
の操舵方向は、ブレーキ圧の低い車輪側に車両を進行さ
せるように設定される。これは、上記高ブレーキ圧制限
アンチスキッド制御処理、もしくは、通常アンチスキッ
ド制iNJ処理により各車輪5. 6. 7. 8毎独
立にブレーキ圧が制御され、ブレーキ圧の低い側の車輪
の接地路面は摩擦係数が低く、車両を摩擦係数が高い路
面側に回転させようとするヨーイングモーメントが発生
するので、車両を摩擦係数が低い路面側に回転させるヨ
ーイングモーメントを後輪操舵により発生させて上記ヨ
ーイングモーメントを抑制し、車両を直進させるのであ
る。
一方、上記ステップ400で前輪操舵角θFの絶対値が
所定前輪操舵角θOより大きいと判定されたとき、すな
わち、旋回走行時に実行されるステップ600では、前
輪操舵時の指令後輪操舵角θR9を算出する処理を実行
した後、ステップ700に進む。
所定前輪操舵角θOより大きいと判定されたとき、すな
わち、旋回走行時に実行されるステップ600では、前
輪操舵時の指令後輪操舵角θR9を算出する処理を実行
した後、ステップ700に進む。
本ステップ600で実行される前輪操舵時の指令後輪操
舵角算出処理は、第14図に示すような各処理から構成
されている。すなわち、ステップ610では、非ブレー
キ制御時の指令後輪操舵角θR5Nを、既述したステッ
プ140と同様な方法で算出する処理が行われる。続く
ステップ620では、既述したように算出される左右ブ
レーキ圧差△Pの絶対値から補正角θPを、第15図に
示すようなマツプに従って算出する処理が行われる。同
図に示すように、左右ブレーキ圧差ΔPの絶対値の増加
に伴い補正角θPは増加する。次にステップ630に進
み、前輪5,6の操舵方向を判定する処理が行われ、続
くステップ640、または、ステップ650で左右車輪
が接地する左右路面の摩擦係数の大小関係を判定して上
記ステップ620で算出した補正角θPの正負の符号を
決定し、上記ステップ640、もしくは、ステップ65
0の判定に従って5.ステップ660,670゜680
.690の何れかに進み、上記ステップ610で算出さ
れ、前輪と後輪との操舵方向が同相のときは正、一方、
逆相のときは負の符号を備えた指令後輪操舵角θR9N
を上述のように算出した補正角θPで補正する処理を行
った後、本前輪操舵時の指令後輪操舵角算出処理を終了
し、制御は第6図に示す制動操舵制御処理のステップ7
00に移行する。なお、上記前輪操舵時の指令後輪操舵
角算出処理により、前記非ブレーキ制御時の指令後輪操
舵角θR3Nに対して、左右車輪の接地路面の摩擦係数
の相違に起因して生じるヨーイングモーメントの大きさ
および方向を考慮した補正が行われる。すなわち5.左
右車輪のブレーキ圧の差により発生する、車両を高摩擦
係数路面側に回転させるヨーイングモーメントと同方向
に前輪5.6が操舵されているときは、後輪7.8の操
舵角を、正負の符号(同相は正、逆相は負)を含めてよ
り増加させるように(同相のときは、指令後輪操舵角の
絶対値が増加し、逆相のときは、指令後輪操舵角の絶対
値が減少する。)、一方、上記ヨーイングモーメントと
逆方向に前輪5.6が操舵されているときは、後輪7,
8の操舵角を、正負の符号を含めてより減少させるよう
に、各々左右同一に設定される。
舵角算出処理は、第14図に示すような各処理から構成
されている。すなわち、ステップ610では、非ブレー
キ制御時の指令後輪操舵角θR5Nを、既述したステッ
プ140と同様な方法で算出する処理が行われる。続く
ステップ620では、既述したように算出される左右ブ
レーキ圧差△Pの絶対値から補正角θPを、第15図に
示すようなマツプに従って算出する処理が行われる。同
図に示すように、左右ブレーキ圧差ΔPの絶対値の増加
に伴い補正角θPは増加する。次にステップ630に進
み、前輪5,6の操舵方向を判定する処理が行われ、続
くステップ640、または、ステップ650で左右車輪
が接地する左右路面の摩擦係数の大小関係を判定して上
記ステップ620で算出した補正角θPの正負の符号を
決定し、上記ステップ640、もしくは、ステップ65
0の判定に従って5.ステップ660,670゜680
.690の何れかに進み、上記ステップ610で算出さ
れ、前輪と後輪との操舵方向が同相のときは正、一方、
逆相のときは負の符号を備えた指令後輪操舵角θR9N
を上述のように算出した補正角θPで補正する処理を行
った後、本前輪操舵時の指令後輪操舵角算出処理を終了
し、制御は第6図に示す制動操舵制御処理のステップ7
00に移行する。なお、上記前輪操舵時の指令後輪操舵
角算出処理により、前記非ブレーキ制御時の指令後輪操
舵角θR3Nに対して、左右車輪の接地路面の摩擦係数
の相違に起因して生じるヨーイングモーメントの大きさ
および方向を考慮した補正が行われる。すなわち5.左
右車輪のブレーキ圧の差により発生する、車両を高摩擦
係数路面側に回転させるヨーイングモーメントと同方向
に前輪5.6が操舵されているときは、後輪7.8の操
舵角を、正負の符号(同相は正、逆相は負)を含めてよ
り増加させるように(同相のときは、指令後輪操舵角の
絶対値が増加し、逆相のときは、指令後輪操舵角の絶対
値が減少する。)、一方、上記ヨーイングモーメントと
逆方向に前輪5.6が操舵されているときは、後輪7,
8の操舵角を、正負の符号を含めてより減少させるよう
に、各々左右同一に設定される。
次にステップ700に進み、後輪操舵角センサ41.4
2の検出信号に基づいて、左右後輪7゜8の実後輪操舵
角θRを算出する処理が行われる。
2の検出信号に基づいて、左右後輪7゜8の実後輪操舵
角θRを算出する処理が行われる。
続くステップ710では、上記ステップ700で算出し
た実後輪操舵角θRと上記ステップ150゜500.6
00の何れかのステップで算出した指令後輪操舵角θR
5とを比較する処理が行われる。
た実後輪操舵角θRと上記ステップ150゜500.6
00の何れかのステップで算出した指令後輪操舵角θR
5とを比較する処理が行われる。
次にステップ720に進み、上記ステップ710で比較
して求めた実後輪操舵角θRと指令後輪操舵角θR9と
の偏差を減少可能な値の、後輪操舵制御用方向切換弁6
5L、66L、65R,66Rへの駆動電流を算出する
処理が行われる。続くステップ730では、上記ステッ
プ720で算出した駆動電流を後輪操舵制御用方向切換
弁65L。
して求めた実後輪操舵角θRと指令後輪操舵角θR9と
の偏差を減少可能な値の、後輪操舵制御用方向切換弁6
5L、66L、65R,66Rへの駆動電流を算出する
処理が行われる。続くステップ730では、上記ステッ
プ720で算出した駆動電流を後輪操舵制御用方向切換
弁65L。
66L、65R,66Rに通電する駆動信号を出力する
処理を行った後、再び、上記ステップ110にもどる。
処理を行った後、再び、上記ステップ110にもどる。
以後本制動操舵制御処理は、上記ステップ110〜ステ
ツプ730を、例えば、8[m s ]毎に繰り返して
実行される。
ツプ730を、例えば、8[m s ]毎に繰り返して
実行される。
なお本実施例において、4輪アンチスキッド装置2が制
動手段M1に、後輪操舵装置3が操舵手段M2に、車輪
速度センサ31. 32. 33. 34とブレーキ圧
センサ35,36.37.38とブレーキスイッチ39
とが制動状態検出手段M3に、各々該当する。また、E
CU4および該ECU4の実行する処理のうち(ステッ
プ310〜370)が制動力算出手段M4として、(ス
テップ280.380)が制動制御手段M5として、
(ステップ510)が制動力差算出手段M6として、(
ステップ520〜540.ステップ610〜690)が
11正操舵角算出手段M7として、(ステップ700〜
730)が操舵制御手段M8として、(ステップ170
.180,220. ステップ230〜270)が制
動力制限手段M9として、各々機能する。
動手段M1に、後輪操舵装置3が操舵手段M2に、車輪
速度センサ31. 32. 33. 34とブレーキ圧
センサ35,36.37.38とブレーキスイッチ39
とが制動状態検出手段M3に、各々該当する。また、E
CU4および該ECU4の実行する処理のうち(ステッ
プ310〜370)が制動力算出手段M4として、(ス
テップ280.380)が制動制御手段M5として、
(ステップ510)が制動力差算出手段M6として、(
ステップ520〜540.ステップ610〜690)が
11正操舵角算出手段M7として、(ステップ700〜
730)が操舵制御手段M8として、(ステップ170
.180,220. ステップ230〜270)が制
動力制限手段M9として、各々機能する。
以上説明したように本実施例によれば、左右前輪5,6
、あるいは、左右後輪7,8のブレーキ圧差△Pの増大
および該ブレーキ圧差ΔPに応じて定まる指令後輪操舵
角θR9の増加に起因するヨーイング発生が抑制される
ため、急激なブレーキペダル13a操作による急制動時
にも、高ブレーキ圧制限アンチスキッド制御処理の実行
により、制動距離を短く保ったまま、車両の(偏向量や
ロールの発生量を低減させられるので、車両の操縦性・
安定性を向上できると共に、乗り心地も改善される。
、あるいは、左右後輪7,8のブレーキ圧差△Pの増大
および該ブレーキ圧差ΔPに応じて定まる指令後輪操舵
角θR9の増加に起因するヨーイング発生が抑制される
ため、急激なブレーキペダル13a操作による急制動時
にも、高ブレーキ圧制限アンチスキッド制御処理の実行
により、制動距離を短く保ったまま、車両の(偏向量や
ロールの発生量を低減させられるので、車両の操縦性・
安定性を向上できると共に、乗り心地も改善される。
このことにより、左右前後輪5. 6. 7. 8の接
地面の摩擦係数μが左側と右側とで異なる路面、所謂ま
たぎ路で、急制動時における車両の偏向量を低減でき、
高い直進安定性の確保が可能になる。
地面の摩擦係数μが左側と右側とで異なる路面、所謂ま
たぎ路で、急制動時における車両の偏向量を低減でき、
高い直進安定性の確保が可能になる。
すなわち、第16図に示すように、時刻T1にブレーキ
ペダル13aの操作に伴って左右側車輪のブレーキ圧が
上昇し始め、時刻T2において高ブレーキ圧制限アンチ
スキッド制fuが開始される。
ペダル13aの操作に伴って左右側車輪のブレーキ圧が
上昇し始め、時刻T2において高ブレーキ圧制限アンチ
スキッド制fuが開始される。
このブレーキ圧が非定常状態となる時刻T2から所定時
間TO経過する時刻T3までの期間は、高ブレーキ圧制
限アンチスキッド制御が実行されているため、高摩擦係
数路側のブレーキ圧PHと低摩擦係数路側のブレーキ圧
PLとの差は所定値に制限され、左右ブレーキ圧差ΔP
の変化は緩慢になるので、適切な後輪操舵を実現でき、
車両に発生するコーレイトやロール等の変化も小さく、
しかも、上記所定時間TO経過後には、速やかに減少し
、はとんど消滅する。また、上記所定時間TO経過後は
、通常アンチスキッド制御が行われるので、高摩擦係数
路側の車輪のブレーキ油圧PHは、同図に実線で示すよ
うに増加する。このため、制動距離を短く維持でき、制
動性能の悪化といった弊害を生じない。ちなみに、高ブ
レーキ圧制限アンチスキッド制御を上記所定時間TO経
過後も継続すると、高摩擦係数路側のブレーキ圧PHは
、同図に破線で示すように低いままに保持され、制動距
離の延長を招くので、制動性能が低下していた。
間TO経過する時刻T3までの期間は、高ブレーキ圧制
限アンチスキッド制御が実行されているため、高摩擦係
数路側のブレーキ圧PHと低摩擦係数路側のブレーキ圧
PLとの差は所定値に制限され、左右ブレーキ圧差ΔP
の変化は緩慢になるので、適切な後輪操舵を実現でき、
車両に発生するコーレイトやロール等の変化も小さく、
しかも、上記所定時間TO経過後には、速やかに減少し
、はとんど消滅する。また、上記所定時間TO経過後は
、通常アンチスキッド制御が行われるので、高摩擦係数
路側の車輪のブレーキ油圧PHは、同図に実線で示すよ
うに増加する。このため、制動距離を短く維持でき、制
動性能の悪化といった弊害を生じない。ちなみに、高ブ
レーキ圧制限アンチスキッド制御を上記所定時間TO経
過後も継続すると、高摩擦係数路側のブレーキ圧PHは
、同図に破線で示すように低いままに保持され、制動距
離の延長を招くので、制動性能が低下していた。
また、アンチスキッド制御開始時から所定時間TOに亘
って左右前後輪5. 6. 7. 8の各目標ブレーキ
圧PYのうち、高摩擦係数路面側の目標ブレーキ圧を低
摩擦係数路面側の目標ブレーキ圧に所定値を加算した圧
力に設定して上昇を制限し、所定時間TO経過後は左右
前輪5.6の目標ブレーキ圧PFL、PFRの差△Pに
応じた指令後輪操舵角θR9と実後輪操舵角θRとの差
だけ後輪7.8を修正操舵するため、制動初期には、迅
速に実行可能な左右前後輪5. 6. 7. 8の目標
ブレーキ圧差制限を行ない、操舵装置3や車両系に起因
する後輪操舵の応答遅れを補償するので、車両偏向防止
制御の応答性・追従性が高まり、左右前後輪の5. 6
. 7. 8の目標ブレーキ圧差制限を行なっても、充
分なブレーキ性能を発揮できる。
って左右前後輪5. 6. 7. 8の各目標ブレーキ
圧PYのうち、高摩擦係数路面側の目標ブレーキ圧を低
摩擦係数路面側の目標ブレーキ圧に所定値を加算した圧
力に設定して上昇を制限し、所定時間TO経過後は左右
前輪5.6の目標ブレーキ圧PFL、PFRの差△Pに
応じた指令後輪操舵角θR9と実後輪操舵角θRとの差
だけ後輪7.8を修正操舵するため、制動初期には、迅
速に実行可能な左右前後輪5. 6. 7. 8の目標
ブレーキ圧差制限を行ない、操舵装置3や車両系に起因
する後輪操舵の応答遅れを補償するので、車両偏向防止
制御の応答性・追従性が高まり、左右前後輪の5. 6
. 7. 8の目標ブレーキ圧差制限を行なっても、充
分なブレーキ性能を発揮できる。
さらに、高ブレーキ圧制限アンチスキッド制御処理開始
初期に、乗員に不快感や違和感を与えるヨーイングやロ
ーリングといった短周期的振動を伴うこと無く、しかも
、短い制動距離で車両姿勢の安定を失うこと無く、減速
、あるいは、停車できるので、車両走行時の信頼性が高
まる。
初期に、乗員に不快感や違和感を与えるヨーイングやロ
ーリングといった短周期的振動を伴うこと無く、しかも
、短い制動距離で車両姿勢の安定を失うこと無く、減速
、あるいは、停車できるので、車両走行時の信頼性が高
まる。
なお、本実施例では、左右車輪5. 6. 7. 8の
ブレーキ圧をブレーキ圧センサ35. 36. 37.
38から検出した。しかし、例えば、実際のブレーキ圧
を検出しないで、前回算出した目標ブレーキ圧PYを記
憶し、あるいは、現在のブレーキ圧PXを推定して、上
記実際のブレーキ圧とするよう構成しても良い。このよ
うに構成した場合には、ブレーキ圧センサ35. 36
. 37. 38が不用に成ると共に、該ブレーキ圧セ
ンサ35゜36.37.38の検出信号を人力して処理
する、ECU4の周辺回路構成および制御プログラムを
簡略化できるという利点も生じる。
ブレーキ圧をブレーキ圧センサ35. 36. 37.
38から検出した。しかし、例えば、実際のブレーキ圧
を検出しないで、前回算出した目標ブレーキ圧PYを記
憶し、あるいは、現在のブレーキ圧PXを推定して、上
記実際のブレーキ圧とするよう構成しても良い。このよ
うに構成した場合には、ブレーキ圧センサ35. 36
. 37. 38が不用に成ると共に、該ブレーキ圧セ
ンサ35゜36.37.38の検出信号を人力して処理
する、ECU4の周辺回路構成および制御プログラムを
簡略化できるという利点も生じる。
また、本実施例では11正操舵制御処理をECU4が実
行するよう構成したが、例えば、アンチスキッド制御処
理と後輪操舵制御処理とを各々独立の電子制御装置によ
り実行するよう構成しても、既述した実施例と同様な効
果を奏する。
行するよう構成したが、例えば、アンチスキッド制御処
理と後輪操舵制御処理とを各々独立の電子制御装置によ
り実行するよう構成しても、既述した実施例と同様な効
果を奏する。
さらに、本実施例では左右後輪7.8を操舵して修正操
舵を行なうよう構成した。しかし、例えば、前輪操舵後
輪駆動(所謂FR)で、左右前輪のブレーキ圧を独立に
制御可能な車両では、運転者によるステアリングホイー
ル操作に応じた左右前輪の操舵角を、周知のパワーステ
アリング等の機構を利用してさらに所定角度だけ修正操
舵するよう構成しても、左右車輪の走行路面の摩擦係数
の相違に起因する車両の偏向抑制と制動性能向上とを良
好に両立できる。
舵を行なうよう構成した。しかし、例えば、前輪操舵後
輪駆動(所謂FR)で、左右前輪のブレーキ圧を独立に
制御可能な車両では、運転者によるステアリングホイー
ル操作に応じた左右前輪の操舵角を、周知のパワーステ
アリング等の機構を利用してさらに所定角度だけ修正操
舵するよう構成しても、左右車輪の走行路面の摩擦係数
の相違に起因する車両の偏向抑制と制動性能向上とを良
好に両立できる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこの
ような実施例に同等限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様で実施し
得ることは勿論である。
ような実施例に同等限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様で実施し
得ることは勿論である。
発明の効果
以上詳記したように本発明の車両の補助操舵装置は、制
動初期には、左右車輪の制動力差が非定當状態になるた
め、制動制御開始時から所定時間に亘って左右車輪の目
標制動力の差を所定値以内に制限し、該制動力差の変動
による車両の挙動変化および該制動力差に応じて定まる
1rM正操舵角の急激な変化を防止するよう構成されて
いる。このため、左右車輪の制動力差の増大と変動およ
び該制動力差に応じて定まる修正操舵角の急激な変化に
起因するヨーイング方向の作用力発生が抑制されるので
、制動時に、制動距離の延長を招くことなく、制動初期
における車両の偏向量やローリングを低減でき、操縦性
・安定性の向上と乗り心地の改善とを両立できるという
優れた効果を奏する。
動初期には、左右車輪の制動力差が非定當状態になるた
め、制動制御開始時から所定時間に亘って左右車輪の目
標制動力の差を所定値以内に制限し、該制動力差の変動
による車両の挙動変化および該制動力差に応じて定まる
1rM正操舵角の急激な変化を防止するよう構成されて
いる。このため、左右車輪の制動力差の増大と変動およ
び該制動力差に応じて定まる修正操舵角の急激な変化に
起因するヨーイング方向の作用力発生が抑制されるので
、制動時に、制動距離の延長を招くことなく、制動初期
における車両の偏向量やローリングを低減でき、操縦性
・安定性の向上と乗り心地の改善とを両立できるという
優れた効果を奏する。
このことは、左右車輪の接地面の摩擦係数が左右で異な
る路面(所謂、またぎ路)での急制動時における車両の
偏向を防止し、高い直進安定性を発揮するので、特に顕
著な効果を示す。
る路面(所謂、またぎ路)での急制動時における車両の
偏向を防止し、高い直進安定性を発揮するので、特に顕
著な効果を示す。
また、制動制御開始時から所定時間に亘って左右車輪の
目標制動力の差を所定値以内に制限し、所定時間経過後
は左右車輪の目標制動力の差に応じた修正操舵角だけ修
正操舵するため、制動初期には、迅速に実行可能な左右
車輪の制動力差制限を行ない、操舵系や車両系に起因す
る11正操舵の応答遅れを補償するので、制動制御の応
答性・追理性が高まり、左右車輪の制動力差制限を行な
っても、充分な制動性能を発揮できる。
目標制動力の差を所定値以内に制限し、所定時間経過後
は左右車輪の目標制動力の差に応じた修正操舵角だけ修
正操舵するため、制動初期には、迅速に実行可能な左右
車輪の制動力差制限を行ない、操舵系や車両系に起因す
る11正操舵の応答遅れを補償するので、制動制御の応
答性・追理性が高まり、左右車輪の制動力差制限を行な
っても、充分な制動性能を発揮できる。
さらに、制動初期に、乗員に不快感や違和感を与えるヨ
ーイング方向およびローリング方向の短周期振動を発生
すること無く、短い制動距離で車両姿勢を安定に保持し
たまま減速、あるいは、停車できるので、車両走行時の
信頼性が一層向上する。
ーイング方向およびローリング方向の短周期振動を発生
すること無く、短い制動距離で車両姿勢を安定に保持し
たまま減速、あるいは、停車できるので、車両走行時の
信頼性が一層向上する。
第1図は本発明の内容を概念的に例示した基本的構成図
、第2図は本発明一実施例のシステム構成図、第3図は
同じくその4輪アンチス・キッド装置の構成を示す概略
構成図、第4図は同じくその後輪操舵装置の構成を示す
概略構成図、第5図は同じくその電子制御装置の構成を
示すブロック図、第6図は同じくその制御を示すフロー
チャート、第7図は同じくそのマツプを示すグラフ、第
8図は同じくその制御を示すフローチャート、第9図は
同じくそのマツプを示すグラフ、第10図および第11
図は同じくその制御を示すフローチャート、第12図お
よび第13図は同じくそのマツプを示すグラフ、第14
図は同じくその制御を示すフローチャート、第15図は
同じくそのマツプを示すグラフ、第16図は同じくその
制御の様子を示すタイミングチャート、第17図は従来
技術の制御の様子を示すタイミングチャートである。 Ml ・・・ 制動手段 M2 ・・・ 操舵手段 M3 ・・・ 制動状態検出手段 M4 ・・・ 制動力算出手段 M5 ・・・ 制動制御手段 M6 ・・・ 制動力差算出手段 Ml ・・・ 修正操舵角算出手段 M8 ・・・ 操舵制御手段 M9 ・・・ 制動力制限手段 1 ・・・ 車両制御装置 2 ・・・ 4輪アンチスキッド装置 3 ・・・ 後輪操舵装置 4 ・・・ 電子制御装置(ECU) 4a ・・・ CPU 13 ・・・ マスクシリンダ 15 ・・・ ブレーキ制御用油圧回路22、 24
・・・ 後輪操舵用アクチュエータ25 ・・・ 後
輪操舵用油圧回路 31、 32. 33. 34 ・・・ 車輪速度セ
ンサ35、 36. 37. 38 ・・・ ブレー
キ圧センサ39 ・・・ ブレーキスイッチ 40 ・・・ ステアリングセンサ
、第2図は本発明一実施例のシステム構成図、第3図は
同じくその4輪アンチス・キッド装置の構成を示す概略
構成図、第4図は同じくその後輪操舵装置の構成を示す
概略構成図、第5図は同じくその電子制御装置の構成を
示すブロック図、第6図は同じくその制御を示すフロー
チャート、第7図は同じくそのマツプを示すグラフ、第
8図は同じくその制御を示すフローチャート、第9図は
同じくそのマツプを示すグラフ、第10図および第11
図は同じくその制御を示すフローチャート、第12図お
よび第13図は同じくそのマツプを示すグラフ、第14
図は同じくその制御を示すフローチャート、第15図は
同じくそのマツプを示すグラフ、第16図は同じくその
制御の様子を示すタイミングチャート、第17図は従来
技術の制御の様子を示すタイミングチャートである。 Ml ・・・ 制動手段 M2 ・・・ 操舵手段 M3 ・・・ 制動状態検出手段 M4 ・・・ 制動力算出手段 M5 ・・・ 制動制御手段 M6 ・・・ 制動力差算出手段 Ml ・・・ 修正操舵角算出手段 M8 ・・・ 操舵制御手段 M9 ・・・ 制動力制限手段 1 ・・・ 車両制御装置 2 ・・・ 4輪アンチスキッド装置 3 ・・・ 後輪操舵装置 4 ・・・ 電子制御装置(ECU) 4a ・・・ CPU 13 ・・・ マスクシリンダ 15 ・・・ ブレーキ制御用油圧回路22、 24
・・・ 後輪操舵用アクチュエータ25 ・・・ 後
輪操舵用油圧回路 31、 32. 33. 34 ・・・ 車輪速度セ
ンサ35、 36. 37. 38 ・・・ ブレー
キ圧センサ39 ・・・ ブレーキスイッチ 40 ・・・ ステアリングセンサ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 外部から指令される制動力を、車両の前輪あるいは
後輪の少なくとも一方の左右車輪に各々独立に作用させ
る制動手段と、 外部から指示される操舵角に従って、上記車両の前輪、
あるいは、後輪の少なくとも一方の左右車輪を操舵する
操舵手段と、 上記車両の制動状態を検出する制動状態検出手段と、 該制動状態検出手段の検出した制動状態に応じて、左右
車輪の目標制動力を各々独立に算出する制動力算出手段
と、 該制動力算出手段の算出した左右車輪各々の目標制動力
を上記制動手段に個別に指令する制動制御手段と、 該制動制御手段の指令による制動時、左右車輪各々の目
標制動力の差を算出する制動力差算出手段と、 該制動力差算出手段の算出した制動力差に応じて前記車
両の前輪、あるいは、後輪のうち少なくとも一方の左右
車輪の修正操舵角を算出する修正操舵角算出手段と、 該修正操舵角算出手段の算出した修正操舵角を上記操舵
手段に指示する操舵制御手段と、 上記制動制御手段の指令による制動開始時から所定時間
に亘って、上記制動力算出手段の算出する左右車輪各々
の目標制動力のうち大きい方の制動力をより小さい側に
制限する制動力制限手段と、を備えたことを特徴とする
車両の補助操舵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31803187A JP2522212B2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 | 車両の補助操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31803187A JP2522212B2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 | 車両の補助操舵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01156176A true JPH01156176A (ja) | 1989-06-19 |
JP2522212B2 JP2522212B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=18094724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31803187A Expired - Lifetime JP2522212B2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 | 車両の補助操舵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2522212B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004352030A (ja) * | 2003-05-28 | 2004-12-16 | Toyota Motor Corp | 車輌の走行制御装置 |
JP2005255035A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Toyota Motor Corp | 車輌の挙動制御装置 |
JP2005350051A (ja) * | 2004-05-13 | 2005-12-22 | Toyota Motor Corp | 制動制御装置 |
JP2008126891A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Advics:Kk | 車両用操舵制御装置 |
KR100987081B1 (ko) * | 2005-12-09 | 2010-10-11 | 주식회사 만도 | 안티록 브레이크 시스템의 제어방법 |
JP2013151227A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-08-08 | Nissin Kogyo Co Ltd | 車両用ブレーキ液圧制御装置 |
JP2015089785A (ja) * | 2013-11-07 | 2015-05-11 | 株式会社アドヴィックス | 車両の制動制御装置 |
JP2017171210A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | マツダ株式会社 | 誤判定防止装置 |
-
1987
- 1987-12-15 JP JP31803187A patent/JP2522212B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004352030A (ja) * | 2003-05-28 | 2004-12-16 | Toyota Motor Corp | 車輌の走行制御装置 |
JP2005255035A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Toyota Motor Corp | 車輌の挙動制御装置 |
JP2005350051A (ja) * | 2004-05-13 | 2005-12-22 | Toyota Motor Corp | 制動制御装置 |
KR100987081B1 (ko) * | 2005-12-09 | 2010-10-11 | 주식회사 만도 | 안티록 브레이크 시스템의 제어방법 |
JP2008126891A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Advics:Kk | 車両用操舵制御装置 |
JP2013151227A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-08-08 | Nissin Kogyo Co Ltd | 車両用ブレーキ液圧制御装置 |
JP2015089785A (ja) * | 2013-11-07 | 2015-05-11 | 株式会社アドヴィックス | 車両の制動制御装置 |
JP2017171210A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | マツダ株式会社 | 誤判定防止装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2522212B2 (ja) | 1996-08-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7991532B2 (en) | Wheel control device and control device | |
JP3520905B2 (ja) | 車両のヨーイング運動量制御装置 | |
JP4730065B2 (ja) | 車両の運動制御装置 | |
JP3032232B2 (ja) | 車両の旋回挙動制御装置 | |
JP2605918B2 (ja) | 車両の旋回挙動制御装置 | |
JP4161401B2 (ja) | 車両挙動制御装置 | |
RU2405692C1 (ru) | Система управления движением для транспортного средства | |
JPH08216909A (ja) | 車両挙動制御装置 | |
WO2011096072A1 (ja) | 車両の挙動制御装置 | |
US11541857B2 (en) | Braking control device of vehicle | |
JP2005517572A (ja) | ドライビングスタビリティを制御する方法 | |
JP5644752B2 (ja) | 制動力制御装置 | |
JP2522212B2 (ja) | 車両の補助操舵装置 | |
WO2021145391A1 (ja) | 制動制御装置 | |
JPH04372446A (ja) | 自動車用制動装置 | |
JP2002264792A (ja) | 車両ヨーイング運動量制御装置 | |
JP2725427B2 (ja) | 車両の旋回挙動制御装置 | |
JP5018338B2 (ja) | 車両挙動制御装置 | |
JPH05105055A (ja) | 制動時の走行制御装置 | |
JP6701712B2 (ja) | 制動力制御装置 | |
JPH03246152A (ja) | 車両の旋回挙動制御装置 | |
JPH03227762A (ja) | ヨーイング制御装置 | |
US8589050B2 (en) | Vehicle motion control device | |
JP2006123611A (ja) | 車両用操舵装置 | |
JP4929696B2 (ja) | 車輌挙動制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080531 Year of fee payment: 12 |