JPH02225508A - アクリル系ポリマー粒子の製造方法 - Google Patents

アクリル系ポリマー粒子の製造方法

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JPH02225508A
JPH02225508A JP4831389A JP4831389A JPH02225508A JP H02225508 A JPH02225508 A JP H02225508A JP 4831389 A JP4831389 A JP 4831389A JP 4831389 A JP4831389 A JP 4831389A JP H02225508 A JPH02225508 A JP H02225508A
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Yoshifumi Murata
村田 好史
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宮村 強
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F220/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
    • C08F220/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
    • C08F220/10Esters
    • C08F220/12Esters of monohydric alcohols or phenols
    • C08F220/14Methyl esters, e.g. methyl (meth)acrylate

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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
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  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアクリル系ポリマー粒子、その製造方法および
該ポリマー粒子を用いた成形用組成物に関する。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題)従来
、アクリル系ポリマー粒子に例えばメタクリル酸メチル
を混合して粘土状に膨潤化させ、それを賦形、重合して
成形体となすことは、特に歯科材料分野で盛んに行われ
ている。これに用いるアクリル系ポリマー粒子としては
、例えばメタクリル酸メチルのバール重合体があげられ
るが、これを用いて調製した粘土状組成物は、膨潤化の
ある時期のみ、粘土状を呈するものであるため、成形可
能な可使時間が極めて短かく、成形ごとに材料を混合し
なければならないという不便さがあるばかりでなく、大
型の成形体を成形することも事実上不可能であるという
問題点を有していた。また、西ドイツ国特許出願公開第
2850916号明細書には、単量体との混合後に殆ん
ど膨潤化しない高架橋性パール状重合体が記載されてい
る。
しかしながら、この重合体においては、加える液状単j
1体の量が少ない場合は粉体状をなし、量を増すと急に
液状に変化し、重合体粒子が比重差で沈降するという難
点があると共に、成形性ら十分でないという問題点を有
していた。また、上記の改良技術として米国特許No、
4,396,476には、架橋ポリマー粒子と非架橋ポ
リマー粒子を併用してこれらの粒子と単量体とを混合し
て歯科材料を成形することが記載されている。しかし、
この場合には、非架橋ポリマーが単1体に溶解して粘度
が増し、架橋ポリマー粒子の沈降を防ぐことができ、作
業性は改善されるという利点を有しているものの、成形
体の十分な機械的強度が得られないという欠点があった
したがって、本発明は、前記した非架橋ポリマー粒子の
場合にみられる可使時間が極めて短かいという欠点や、
架橋ポリマー粒子の場合にみられる粒子の沈降や成形体
の機械的強度の不良等を同時に解決することのできるポ
リマー粒子およびその製造方法を提供し、更にこのポリ
マー粒子と単量体とよりなる組成物により歯科材料のよ
うな小型の成形品のみならず、大型の成形品を成形でき
るようにすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果
、特定のアクリル系ポリマー粒子を新規な製造方法にも
とづき調製することにより、本発明の目的が達せられる
ことを見出し、本発明を完成した。
すなわち、上記目的は本発明によれば、多官能性(メタ
)アクリル酸エステル1〜50重1%と、メタクリル酸
メチル単独あるいはメタクリル酸メチルとその他の共重
合可能なビニル系単量体とからなる単官能性単量体99
〜50重量%とよりなる単量体混合物のポリマー転化率
が30〜95%に達した段隣で、該単量体混合物100
重量部に対してメタクリル酸メチル単独あるいはメタク
リル酸メチルとその他の共重合可能なビニル系単量体と
からなる単官能性単量体50〜500重量部を加えて懸
濁重合してなるポリマー粒子であって、1〜100μの
平均粒子径を有するアクリル系ポリマー粒子および上記
アクリル系ポリマー粒子と(メタ)アクリル酸エステル
とよりなる成形用組成物によって達成できる。
また上記目的は本発明によれば、懸濁重合法によりアク
リル系ポリマを製造する方法において、多官能性(メタ
)アクリル酸エステル1〜50重量%と、メタクリル酸
メチル単独あるいはメタクリル酸メチルとその他の共重
合可能なビニル系単量体とからなる単官能性単量体99
〜50重量%とよりなる単量体混合物を重合させ、該単
量体混合物のポリマー転化率が30〜95%に達した段
階で、該単量体混合物100ffl量部に対して、メタ
クリル酸メチル単独あるいはメタクリル酸メチルとその
他の共重合可能なビニル系単I1体とからなる単官能性
単量体50〜500重量部添加し、重合を実質的に完結
させるアクリル系ポリマー粒子の製造方法および上記方
法で得られるアクリル系ポリマー粒子と(メタ)アクリ
ル酸エステルとよりなる成形用組成物によっても達成す
ることができる。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明になるアクリル系ポリマー粒子の製造には、例え
ば前記従来技術における公報あるいは特公昭64−62
10号公報記載の懸濁重合法が採用される。その分散安
定荊としては部分ケン化PVAを用いることが好ましく
、さらに部分ケン化PVAを溶解した水と開始剤等を含
む単量体混合物を高速せん断撹拌により微細な液滴状に
単量体混合物を水中に分散させてから、重合器に仕込む
方法は平均粒子径が1 ttから100μの範囲のポリ
マー粒子を得る上で、その粒度分布を狭くすることがで
きるので、特に好ましい方法といえる。
本発明になるアクリル系ポリマー粒子はある特定構造の
架橋ポリマーを含有しており、このため非架橋ポリマー
粒子を用いて、(メタ)アクリル酸エステル(アクリル
酸エステルおよびメタクリル酸エステルを示す、以下同
じ、)ならびに場合によっては開始剤、重合禁止剤、染
料、顔料を混合して成形用組成物とした場合に見られる
ポリマー粒子の膨潤・溶解に伴う組成物の可塑性の短時
間での消失を防止し、はるかに長期間にわたって組成物
の可塑性を維持することができるものと思われる。
架橋ポリマーを形成させるために、多官能性(メタ)ア
クリル酸エステルをメタクリル酸メチル、あるいはメタ
クリル酸メチルとその他の共重合可能なビニル系単量体
からなる単官能性単量体と併用する。多官能性(メタ)
アクリル酸エステルの使用量は1〜50重量%、好まし
くは2〜30重量%、最も好ましくは5〜20重量%の
範囲である。その使用量が1重量%未満であるとポリマ
ー粒子の膨潤現象が著しくなり、組成物の可塑性が短時
間で消失し可使時間が短かくなり好ましくなく、一方そ
の使用量が50重量%を超える場合となると可使時間は
はるかに長期間にわたるものの組成物を重合、硬化して
なる成形体の力学的強度がはなはだ劣ったものとなり、
また成形体の外観も悪くなるので好まし7くない。
多官能(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えばエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、1,4ブタンジオールジ(
メタ)アクリレート、ネオベンチルグリコールジ(メタ
)アクリレート、1,6ヘキサンジオールジ(メタ)ア
クリレート、1.9ノナンジオールジ〈メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ビスフェノールAジメタクリレート、2,2−ビス
〔P−(メタ)アクリロキシジェトキシ)フェニル〕プ
ロパン等が挙られる。特に、ネオペンチルグリコールジ
メタクリレートとメタクリル酸メチルとの組み合わせが
透明性発現のためには好ましい。
また、メタクリル酸メチルと共重合可能なビニル系単量
体としては、例えば炭素数2から17までのアルキル基
を有するアルコールから誘導される(メタ)アクリル酸
エステル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ
)アクリル酸ペンデル、(メタ)アクリル酸フェニル、
(メタ)アクリル酸、N−アルキル(メタ)アクリルア
ミド、スチレン、アクリロニトリル等が挙られる。
上述の多官能性(メタ)アクリル酸エステルとメタクリ
ル酸メチル、場合によってはその共重合可能なビニル系
単官能単量体を混合し、開始剤としてベンゾイルパーオ
キシド、ラウロリルバーオキシド等の有機過酸化物、あ
るいはアゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系開始剤を
必要量溶解して、例えば部分ケン化PVAを溶解した水
に加え、高速せん断撹拌機で分散させた後、重合容器内
にその分散液を導入し、必要によりN2ガス雰囲気下で
撹拌しつつ懸濁重合を開始する。この重合の途中で、既
に重合を開始している前記単量体の100重量部に対し
て、50〜500重量部、好ましくは100〜300!
!量部のメタクリル酸メチル単独か、あるいはメタクリ
ル酸とその他の共重合可能なビニル系単量体からなる単
官能性単量体(場合によっては、開始剤、連鎖移動剤等
をあらかじめ添加していてもよい)をそのままか、好ま
しくは前述のようにして、部分ケン化PVAを含む水溶
液中に分散して加え、さらに重合を進めて実質的に重合
を完結させてアクリル系ポリマー粒子を得る方法を採用
することが本発明において特に重要なことである。さら
には、重合を開始している前記単量体に添加する前記単
官能性単量体を加える時期を既に重合を開始している単
量体のポリマー転化率が30〜95%、好ましくは60
〜90%の範囲の時期にする必要がある。
本発明になる製造方法で得られるアクリル系ポリマー粒
子は(メタ)アクリル酸エステルならびに場合によって
は開始剤、重合禁止剤、染料、顔料等を混合して成形用
組成物とすることができ、この場合には、該組成物が長
期間にわたり、可塑性を維持できるとともに、その組成
物を重合・硬化してなる硬化物の力学的強度が優れると
いう特徴を有するものである。しかるに、重合の途中で
加える前記単官能性単量体の証が、既に重合を開始して
いる単量体100重量部に対して、50重量部未満の場
合、組成物が粘土状の塑性を呈さす、粉体状か液状にな
るだけであって組成物の取扱い性、成形性に劣り好まし
くない、一方、500重量部を超えて加えると長期間に
わたっての組成物の可塑性の維持ができなくなる傾向が
あり好ましくない。
また、重合の途中で加える前記単官能性単量体の添加時
期が、既に重合を開始している単量体のポリマー転化率
が30%未満である場合、成形用組成物が可塑性を示さ
ず、粉体状または液状を呈し、組成物の取扱い性、成形
性に劣り好ましくない、また一方、添加時間が、既に重
合を開始している単量体のポリマー転化率が95%を超
えている場合、組成物は長期間にわたり、可塑性を呈し
、取扱い性、成形性は良好であるが、その組成物を重合
・硬化してなる硬化物の機械的強度が著しく劣るものと
なるので、好ましくない。
ここで、本発明におけるポリマー転化率は、重合中の懸
濁液をサンプリングして、一定量のn−ヘキサンを加え
、よく振り混ぜ、上澄液のヘキサン層をガスクロ分析で
未反応の単量体を定量分析する方法により求めることが
できる。
その後、重合反応を進め実質的に重合反応を完結せしめ
る。ここにいうr実質的に重合反応を完結せしめる」と
は、通常懸濁重合での重合反応の完結を意味し、重合率
97%程度で反応を終了させてもよい、このため場合に
よっては、さらに昇温して水蒸気蒸留により、未反応単
量体を系外に追い出すことら採用できる。
上記方法で得られるアクリル系ポリマー粒子の平均粒子
径は例えば沈降式粒度分布測定装置等で測定される。そ
の平均粒子径が1μから100μの範囲にあることが好
適であり、更には30μ以下であることがより好ましい
、その平均粒子径が1μ未満の場合は、組成物の混練作
業性が繁雑で時間も要し、また成形性にも悪くなり好ま
しくない、また100μを超える場合は、組成物の成形
性が劣り、成形体の外観が悪くなる傾向があり好ましく
ない。
上記の方法で得られるアクリル系ポリマー粒子は、常温
付近で液体であるところの(メタ)アクリル酸エステル
類、特にメタクリル酸メチル単独、メタクリル酸メチル
と少量の多官能性(メタ)アクリル酸エステルとの混合
物、またはメタクリル酸メチル、その他の共重合可能な
ビニル系単量体および多官能(メタ)アクリル酸エステ
ルの混合物に、場合によっては開始剤、重合禁止剤、染
料、顔料、UV増感剤等を混合して成形用組成物として
利用できる。アクリル系ポリマー粒子の性状にも依存す
るので、−律に表現することはできないが、アクリル系
ポリマー粒子100重量部に対して、常温付近で液体で
あるところの(メタ)アクリル酸エステル類を25〜1
50重量部、好ましくは25〜100重量部を混合する
ことで、粘土状からペースト状の取り扱い容易な塑性体
となり、成形に供することができる。
成形方法としては、例えば注形、圧縮成形、トランスフ
ァー成形、射出成形等が採用できる。また染料、顔料を
用いていることで多様な均一着色の成形品となすことも
できる。
(実施例) 以下、実施例により、本発明についてさらに詳L <説
明する。実施例において使用される部および%はすべて
重量部および重量%である。
実施例1゜ メチルメタクリレート(MMA>90部、ネオペンチル
グリコールジメタクリレート(NPGDM)10部、ラ
ウロイルパーオキシド0.07部を部分ケン化PVA 
(クラレボバール、PVA−420)を0.5%溶解し
た水200部に加え、高速せん新型の撹拌器で分散させ
た。2Iの丸底セパラブルフラスコに撹拌器、球入冷却
器、N2ガス導入管を取付けて、上述の分散液0.6b
Irを仕込み、油浴で70℃に加熱して、90分間重合
を進めた。この時、内容物をサンプリングするとともに
、MMA150部、ロオクチルメル力ブタン0.3部、
ラウロクルバーオキシド0.0フ部を部分ケン化PVA
、(クラレボバール、PVA420)0.5%溶解した
水300部に加え、高速ぜん断撹拌器で分散した分散液
0.9部gをフラスコに仕込み、70℃で180分重合
し、さらに内温を100℃に昇温して60分間保持し2
重合を完結させた。
上述のサンプリングした内容物に同重量のnヘキサンを
加え、十分に振盪、撹拌し、上層のn−ヘキサン層をガ
スクロ分析することで単量体のポリマー転化率を求めた
ところ、ポリマー転化率は75%であった。
得られたポリマー微粒子をr別し、数回水洗いした後、
80℃で乾燥して、ポリマー微粒子を得た。このポリマ
ー微粒子の平均粒子径は18μであった。
このポリマー微粒子70部とMMA27部、NPGDN
3部、アゾビスイソブチロニトリル(AIBM)010
9部からなる単量体混合液を密閉式卓上型ニーグー(入
江商会製、PNV−,1)に投入し、約5分間混合、混
練することで粘土状の組成物を得た。この組成物を11
0℃に加熱した金型に投入し、圧力30kg/−で圧縮
成形することで、150−四角で厚さ3薗の透明な成形
品を得な、この組成物を密封容器の中に入れ、23℃で
1週間保存した後、同様にして圧縮成形したところ、透
明な成形品が得られ、長時間の成形可使時間を有するも
のであった。また成形品のノツチ無しアイゾヅト衝撃強
度は22 kg−aa / cxnを示しな。
実施例2 MMA98部、NPGDM2部、ラウロイルパーオキシ
ド007部を部分ケン化PVAを0.5%溶解した水2
00部に加え、高速せん新型の撹拌器で分散させ、この
分散液0.6krを実施例1と同じ装置に仕込み、70
℃で120分間重合を進めた。この時、単量体のポリマ
ー転化率は72%であった9次にMMA 150部、n
オクチルメルカプタン0.3部、ラウロイルパーオキシ
ド0.07部を部分ケン化PVAを0.5%溶解した水
300部に分散させた分散液0.9に、を仕込み、70
℃で180分重合し、さらに内温を100℃に昇温しで
60分間保持して重合を完結させた。水洗、乾燥して得
られたポリマー微粒子の平均粒子径は15μであった。
このポリマー微粒子70部とM M A、 27部、N
1) G D M 3部、A I BNO409部から
なる単量体混合液を混合、混練することで粘土状の組成
物を得た。この組成物を110℃に加熱した金型に投入
し、圧力30kg/cjで圧縮成形することで、150
IllI四角の厚さ3部mの透明な成形品を得た。
この組成物を密封容器の中に入れ、23℃で一週間保存
した後、同様にして圧縮成形したところ、透明な成形品
が得られた。また成形品のノツチ無しアイゾツト衝撃強
度は25 kg−cs / csであった。
実施例3゜ MMA80部、アクリル酸エチル10部、NPGDM1
O部、ラウロイルパーオキシド0.07部を部分ケン化
PVAを0.5%溶解した水200部に分散させ、この
分散液0.6部gを実施例1と同じ装置に仕込み、70
℃で90分間重合を進めた。このとき、単量体のポリマ
ー転化率は73%であった1次にMMA 150部、n
オクチルメルカプタン0.3部、ラウロイルパーオキシ
ド0.07部を部分ケン化PVAを0.5%溶解した水
300部に分散した分散液0.9kfを仕込み、70℃
で180分重合し、さらに内湯を100″Cに昇温して
60分間保持して重合を完結させた。
水洗、乾燥して得られたポリマー微粒子の平均粒子径は
19μであった。
実施例4 MMA90部、NPGDMIO部、ラウロイルパーオキ
シド0.07部を部分ケン化PVAを0.5%溶解した
水200部に加え、高速せん新型の撹拌器で分散させ、
この分散液0.6krを実施例1と同じ装置に仕込み、
70’Cで100分間重合を進めた。この時、単量体の
ポリマー転化率は45%であった1次にMMA 150
部、nオクチルメルカプタン0.3部、ラウロイルパー
オキシド0.07部を部分ケン化PVAを0.5%溶解
した水300部に分散さぜな分散液0.9kgを仕込み
、70℃で180分間重合し、さらに内湯を100℃に
昇温しで60分間保持して重合を完結させた。水洗〜乾
燥して得られたポリマー微粒子の平均粒子径は18μで
あった。
このポリマー微粒子70部とMMA27部、NPGDM
B部、AIBNo、09部からなる単量体混合液を混合
、混練することで粘土状の組成物を得た。この組成物を
110℃に加熱した金型に投入し、圧力30kt/−で
圧縮成形することで150m四角の厚さ3 ff1sの
透明な成形品を得な、この組成物を密封容器の中に入れ
、23゛C″′C′l′ij4間保存した後、同様にし
て圧縮成形したところ、透明な成形品が得られた。また
成形品のノツチ無しアイゾット衝撃強度は18kg・a
a / cmであった。
比較例1゜ MMA 100部、ラウロイルパーオキシド0.07部
、nオクチルメルカプタン0.2部を部分ケン化PVA
を0.5%溶解した水200部に分散させた分散液1.
5krを仕込み、70°Cで30分間重合し、さらに内
湯を100℃に昇温して60分間保持して重合を完結さ
せた。水洗、乾燥して得られたポリマー微粒子の平均粒
子径は20μであった。
このポリマー微粒子70部とMMA27部、NPGDM
B部、ATBNo、09部からなる単量体混合液を混合
し、混練した。約10分間の混練で粘土状の組成物にな
った。この時、組成物を金型に投入し、圧力30kg/
−で圧縮成形することで、150闘四角の厚さ3III
+の透明な成形品を得た。しかしながら、この組成物を
密封容器に入れ、23°Cで1日保存すると、もはや粘
土状ではなく硬い弾性のある組成物に変化した。同様に
して圧縮成形を行ったが、充填不足で所定の成形品は得
られなかった。
比較例2゜ MMA40部、NPGDM60部、ラウロイルパーオキ
シド0.07部を部分ケン化PVAを0.5%溶解した
水200部にさせ、この分散液0、.6kgを実施例1
と同じ装置に仕込み、70°Cで90分間重合を進めた
。この時、単量体のポリマー転化4L4よ73%であっ
た0次にMMA 150部、nオクチルメルカプタン0
.3部、ラウロイルパーオキシド0.07部を部分ケン
化PVAを0.5%溶解した水300部に分散させた分
散液0.9部gを仕込み、70°Cで180分間重合を
進め、さらに内湯を100℃に昇温しで60分間保持し
て重合を完結させた。水洗、乾燥して得られたポリマー
微粒子の平均粒子径は17μであつ“た。
このポリマー微粒子70部とMMA27部、NPGDM
B部、AIBNO,09部からなる単量体混合液を混合
、混練することで軟らかい粘土状組成物になった。この
組成物を110℃に加熱した金型に投入し、圧力30k
g/−で圧縮成形することで150關四角の厚さ3闇の
透明な成形品を得た。しかしながら、この成形品のノッ
ナ無しアイゾツト衝撃強度は8.5kr−c*/(2)
と脆いものであった。
比較例3 MMA90部、NPGDMIO部、ラウロイルパーオキ
シド0.07部を部分ケン化PVAを0.5%溶解した
水200部に加え、高速せん新型の撹拌器で分散させた
。この分散液0.6部wを実施例1と同じ装置に仕込み
、70゛Cで60分間重合を進めた。この時の単量体の
ポリマー転化率は14%であった9次にM M A 1
50 gl、nオクチルメルカプタン0.3部、ラウロ
イルバーオキシト0.07部を部分ケン化PVAを0.
5%溶解した水300部に分散させた分散液0.9kI
rを仕込み、70°Cで240分間重合し、さらに内温
を100°Cに昇温して60分間保持して重合を完結さ
せた。水洗、乾燥して得られたポリマー微粒子の平均粒
子径は13μであった。
このポリマー微粒子70部とMMA27部、NPGDM
3ig、ATRNo、09部からなる単量体混合液を混
合し混練したが、湿った粉体状であり、粘土状とならな
かった。この組成物を110℃に加熱した金型に投入し
、圧力30kg/cdで圧縮成形したが、中心部分は透
明となったが、周囲は白色の充填不良状態となり、成形
品は得られなかった。
比較例4 MMA90部、NPGDMl、0部、ラウリルパーオキ
シド0.07部を部分ケン化PVAを0.5%溶解した
水200部に加え、高速せん凹型の撹拌器で分散させ、
この分散液0.6部gを実施例1と同じ装置に仕込み、
70℃で300分間重合を進めた。この時の単量体のポ
リマー転化率は97%であった0次にMMA 150部
、nオクチルメルカプタン0.3部、ラウロイルパーオ
キシド0.07部を部分ケン化PVAを0.5%溶解し
た水300部に分散させた分散液0.9ILfを仕込み
、70℃で180分間重合し、さらに内温を100°C
に昇温して60分間保持して重合を完結させた。水洗、
乾燥して得られたポリマー微粒子の平均粒子径は19ノ
1であった。
このポリマー微粒子70部とMMA27部、NPGDM
B部、AIBNo、09部からなる単量体混合液を混合
、混練することで粘土状の組成物を得な、この組成物を
110℃に加熱した金型に投入し、圧力30kt/−で
圧縮成形することで150鴎四角の厚さ3−の透明な成
形品を得た。しかしながら、この成形品のノツチ無しア
イゾット衝撃強度は11 kg−olI/csと小さく
、脆いものであった。
(発明の効果) 本発明によれば、アクリル系ポリマー微粒子と(メタ)
アクリル酸エステル、ならびに場合によっては開始剤、
重合禁止剤、染料、顔料を混合してなる成形用組成物と
なすことで、この組成物が粘土状を呈し、比較的低圧で
圧縮成形・トランスファー成形、射出成形等で成形品と
することができ、しかも粘土状を呈する期間、即ち可使
時間が長く、成形品が力学的強度に優れるので、大型の
成形品の製造が可能となる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多官能性(メタ)アクリル酸エステル1〜50重
    量%と、メタクリル酸メチル単独あるいはメタクリル酸
    メチルとその他の共重合可能なビニル系単量体とからな
    る単官能性単量体99〜50重量%とよりなる単量体混
    合物のポリマー転化率が30〜95%に達した段階で、
    該単量体混合物100重量部に対して、メタクリル酸メ
    チル単独あるいはメタクリル酸メチルとその他の共重合
    可能なビニル系単量体とからなる単官能性単量体50〜
    500重量部を加えて懸濁重合してなるポリマー粒子で
    あって、1〜100μの平均粒子径を有するアクリル系
    ポリマー粒子。
  2. (2)懸濁重合法によりアクリル系ポリマー粒子を製造
    する方法において、多官能性(メタ)アクリル酸エステ
    ル1〜50重量%と、メタクリル酸メチル単独あるいは
    メタクリル酸メチルとその共重合可能なビニル系単量体
    とからなる単官能性単量体99〜50重量%とよりなる
    単量体混合物を重合させ、該単量体混合物のポリマー転
    化率が30〜95%に達した段階で、該単量体混合物1
    00重量部に対して、メタクリル酸メチル単独あるいは
    メタクリル酸メチルとその他の共重合可能なビニル系単
    量体とからなる単官能性単量体50〜500重量部添加
    し、重合を実質的に完結させることを特徴とするアクリ
    ル系ポリマー粒子の製造方法。
  3. (3)請求項1記載のアクリル系ポリマー粒子と(メタ
    )アクリル酸エステルとよりなる成形用組成物。
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