JP2001040164A - シート・モールディング・コンパウンド用アクリル系樹脂組成物 - Google Patents

シート・モールディング・コンパウンド用アクリル系樹脂組成物

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JP2001040164A
JP2001040164A JP11218941A JP21894199A JP2001040164A JP 2001040164 A JP2001040164 A JP 2001040164A JP 11218941 A JP11218941 A JP 11218941A JP 21894199 A JP21894199 A JP 21894199A JP 2001040164 A JP2001040164 A JP 2001040164A
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acrylic
resin composition
acrylic resin
component
weight
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JP11218941A
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English (en)
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Seiya Koyanagi
精也 小▲柳▼
Katsumi Yonekura
克実 米倉
Yuichiro Kishimoto
祐一郎 岸本
Akemasa Yanase
明正 柳瀬
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐水性、耐候性が良好で、薄肉厚でも高強度の
アクリル系成形品の製造が可能なアクリル系SMCを得
る。 【解決手段】アクリル系単量体又はアクリル系シラップ
(A)、無機充填剤(B)、及びアクリル系重合体粉末
(C)を構成成分とするアクリル系樹脂組成物におい
て、成分(C)の重量平均分子量が5万以上であり、か
つ、アクリル系樹脂組成物の増粘挙動が、成分(C)を
混合してから1時間以内の粘度が1〜200Pa・sの
範囲内にあり、最終到達粘度が10Pa・s以上であ
るSMC用アクリル系樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高温成形に適し、薄
肉でも高強度なアクリル系樹脂成形品の製造が可能な、
成形加工性及び取り扱い性に優れたシート・モールディ
ング・コンパウンド(SMC)用アクリル系樹脂組成物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アクリル系樹脂に水酸化アルミニウム等
の無機充填剤を配合したアクリル系人工大理石は、優れ
た成形外観、柔らかな手触り及び耐候性等の各種の卓越
した機能特性を有しており、キッチンカウンター等のカ
ウンター類、洗面化粧台、防水パン、その他建築用途に
広く使用されている。これらは一般に、メチルメタクリ
レートを主成分とするアクリル系単量体とアクリル系重
合体からなるアクリル系シラップに、無機充填剤を分散
させたいわゆるディスパージョンを成形型内に充填し、
これを比較的低温で硬化重合させる注型法で製造されて
いる。しかし、このアクリル系シラップは沸点が低いた
め、硬化温度を低くせざるを得ず、これに起因して成形
時間に長時間を要するため生産性が低く、また、ディス
パージョンの型内への充填性に問題があるために、成形
品の形状が制限される。
【0003】これらの欠点を改良するため、アクリル系
シラップと無機充填剤からなるディスパージョンを増粘
剤で増粘させて得られるシート・モールディング・コン
パウンド(SMC)又はバルク・モールディング・コン
パウンド(BMC)を100℃以上の高温で加熱加圧成
形することによってアクリル系人工大理石を製造する検
討が従来よりなされている。例えば、特公昭 64−1
1652号公報には、メタクリル酸を共重合させたアク
リル系シラップと無機充填剤からなる組成物をガラス繊
維に含浸させ、該含浸物を酸化マグネシウムで増粘させ
たコンパウンドを離型性フィルムで挟んだ、厚さ2mm
のアクリル系SMCが開示されている。また、特開平1
0−67906号公報には、アクリル系シラップと無機
充填剤からなる組成物を特定の嵩密度と吸油量を有する
重合体粉末で増粘させると同時に混練して、ダイスより
押し出してシート状のBMCを得る方法が開示されてい
る。さらに、特開平9−188770号公報には、不飽
和ポリエステルとスチレンからなるシラップをガラス繊
維に含浸させ、重量平均分子量が3万以下の熱可塑性樹
脂粉末からなる増粘剤で増粘させたコンパウンドを離型
性フィルムで挟んだ、厚さ4mmのポリエステル系SM
Cが開示されている。
【0004】しかしながら、特公昭 64−11652
号公報に記載されているアクリル系SMCを成形して得
られる人工大理石は、メタクリル酸と酸化マグネシウム
を含有しているため耐水性が悪く、キッチン用途やバス
用途等の水周り用途に使用することが困難である。ま
た、特開平10−67906号公報には、ガラス繊維や
炭素繊維等の補強剤を添加することができる旨記載され
ているが、同号公報に開示されるシート状のBMCの製
造方法では、コンパウンドにガラス繊維を10重量%を
越えるような高含有率で含有させることが困難であり、
該アクリル系シート状BMCを成形して得られる人工大
理石は、高い強度の成形品が得られにくい傾向にある。
しかも同号公報に開示されるシート状BMCの製造方法
では、シートの厚みを6mm以下の薄さにすることが困
難で、通常シートの厚みは10mm以上となり、シート
の取り扱い性が不良になる傾向となる。
【0005】さらにまた、特開平9−188770号公
報に記載されているポリエステル系SMCは、樹脂がポ
リエステル系であるため、耐水性や耐候性が悪く、水周
り用途や屋外用途に使用することが困難である。また、
特開平9−188770号公報において、耐水性や耐候
性を改善するために、不飽和ポリエステルとスチレンか
らなるシラップの代わりにアクリル系シラップを用いる
と、同号公報に記載されている増粘剤では分子量が低す
ぎて、最終到達増粘度が低く、SMCのフィルム剥離性
が悪くなり、該SMC表面はべたついて取り扱い性が不
良で、フィルム剥離性も不良となる。この問題を解決す
るために増粘剤の添加量を増大させると、同号公報に記
載されている増粘剤では、増粘速度が速すぎて、アクリ
ル系樹脂組成物のガラス繊維への含浸性が不良となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高含
有率で繊維補強剤を含有させることができ、アクリル系
樹脂組成物の繊維補強剤への含浸性が良好であり、フィ
ルム剥離性などの成形加工性が良好で、取り扱い性の良
好なアクリル系SMCを提供することができる、SMC
用アクリル系樹脂組成物にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について検討した結果、アクリル系単量体又はアクリル
系シラップ(A)、無機充填剤(B)、及びアクリル系
重合体粉末(C)、並びにこれらに加えてさらに所望に
より無機充填剤含有樹脂粒子(D)を構成成分とするア
クリル系樹脂組成物において、成分(C)の重量平均分
子量が5万以上であり、かつ、アクリル系樹脂組成物の
増粘挙動が、成分(C)を混合してから1時間以内の粘
度が1〜200Pa・sの範囲内にあり、最終到達粘度
が10Pa・s以上であることを特徴とするシート・
モールディング・コンパウンド用アクリル系樹脂組成物
に関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて説明する。本発明のアクリル系樹脂組成物は、ア
クリル系単量体又はアクリル系シラップ(A)、無機充
填剤(B)、及びアクリル系重合体(C)からなる。ア
クリル系単量体又はアクリル系シラップ(A)は、本発
明のアクリル系樹脂組成物から得られるアクリル系SM
Cを成形する際に適度な流動性を付与する成分である。
【0009】成分(A)の含有量は、特に制限されない
が、本発明のアクリル系樹脂組成物全量中、1〜50重
量%の範囲内が好ましい。成分(A)の含有量が1重量
%以上の場合に、アクリル系SMCの成形時の流動性が
良好となる傾向にあり、また、50重量%以下の場合
に、アクリル系SMCを成形して得られる成形品の収縮
率が小さくなる傾向にある。成分(A)の含有量の下限
値は5重量%以上がより好ましく、10重量%以上が特
に好ましい。また、成分(A)の含有量の上限値は40
重量%以下がより好ましく、35重量%以下が特に好ま
しい。成分(A)で使用されるアクリル系単量体として
は、メタクリロイル及び/又はアクリロイル基を有する
単量体又はそれらの混合物であり、特に限定されない。
【0010】成分(A)の具体例としては、例えば、メ
チル(メタ)アクリレート、炭素数2〜20のアルキル
基を有するアルキル(メタ)アクリレート、炭素数1〜
20のヒドロキシアルキル基を有するヒドロキシアルキ
ル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト等の芳香族環を持つエステル基を有する(メタ)アク
リレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等のシ
クロヘキサン環を持つエステル基を有する(メタ)アク
リレート、イソボルニル(メタ)アクリレート等のビシ
クロ環を持つエステル基を有する(メタ)アクリレー
ト、トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル(メ
タ)アクリレート等のトリシクロ環を持つエステル基を
有する(メタ)アクリレート、2,2,2−トリフルオ
ロエチル(メタ)アクリレート等のフッ素原子を持つエ
ステル基を有する(メタ)アクリレート、グリシジルメ
タクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリ
レート等の環状エーテル構造を持つエステル基を有する
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、(メタ)
アクリル酸金属塩、(メタ)アクリル酸アミド等のアク
リル系単官能性単量体、エチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1,4−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,
6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9
−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、1,10−
デカンジオールジ(メタ)アクリレート、ジメチロール
エタンジ(メタ)アクリレート、1,1−ジメチロール
プロパンジ(メタ)アクリレート、2,2−ジメチロー
ルプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエ
タントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタン
トリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタンジ
(メタ)アクリレート、及び、(メタ)アクリル酸とペ
ンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール等の多価
アルコールとの多価エステル、アリール(メタ)アクリ
レート等のアクリル系多官能性単量体等が挙げられる。
【0011】また、成分(A)は、(メタ)アクリロイ
ル基を有する単量体以外にも、スチレン、ジビニルベン
ゼン等の芳香族ビニル、酢酸ビニル、(メタ)アクリロ
ニトリル、塩化ビニル、無水マレイン酸、マレイン酸、
マレイン酸エステル、フマル酸、フマル酸エステル、ト
リアリールイソシアヌレート等の単量体を含有してもよ
い。これらは、必要に応じて単独であるいは二種以上を
併用して使用することができる。中でもメチルメタクリ
レートを使用すると、アクリル系SMCを成形して得ら
れる成形品に耐候性を付与することができるため好まし
い。
【0012】メチルメタクリレートの含有量は、特に制
限されないが、本発明においては、後述する特定の増粘
挙動を発現させるためには、アクリル系樹脂組成物全量
中、1〜15重量%の範囲内が好ましい。本発明におい
ては、増粘剤として、後述する特定のアクリル系重合体
粉末(C)を使用するため、アクリル系単量体(A)中
のメチルメタクリレートとメチルメタクリレート以外の
単量体の混合比を調節することにより、アクリル系樹脂
組成物の増粘挙動を制御することができる。メチルメタ
クリレートの含有量の下限値については、3重量%以上
がより好ましく、5重量%以上が特に好ましい。また、
上限値については、12重量%以下がより好ましく、1
0重量%以下が特に好ましい。また、成分(A)として
多官能性単量体を含有させると、アクリル系SMCを成
形して得られる成形品に優れた強度、耐溶剤性、耐熱
性、耐熱水性等が付与される傾向にあり好ましい。
【0013】特に、多官能性単量体としてネオペンチル
グリコールジメタクリレート及び1,3−ブチレングリ
コールジメタクリレートの少なくとも1種を使用する
と、極めて表面光沢の優れた成形品が得られ、また、成
形品の耐熱水性が良好となる傾向にあり好ましい。この
場合、ネオペンチルグリコールジメタクリレート及び
1,3−ブチレングリコールジメタクリレートの少なく
とも1種と他の多官能性単量体を併用してもよい。
【0014】成分(A)は、アクリル系単量体をそのま
ま用いてもよいし、アクリル系単量体にアクリル系重合
体が溶解したアクリル系シラップを用いてもよい。アク
リル系シラップとしては、アクリル系単量体を予め部分
重合することによって、アクリル系単量体中にその重合
体を生成させたものを用いてもよいし、別途重合した重
合体をアクリル系単量体に溶解させたものを用いてもよ
い。
【0015】無機充填剤(B)は、本発明のアクリル系
樹脂組成物から得られるアクリル系SMCを成形して得
られる成形品に耐熱性と機械的強度を付与する成分であ
る。成分(B)の含有量は、特に制限されないが、本発
明のアクリル系樹脂組成物全量中、10〜90重量%の
範囲内が好ましい。成分(B)の含有量が10重量%以
上の場合に、得られる成形品の耐熱性が良好となるとと
もに成形時の線収縮率が低くなる傾向にあり、また、9
0重量%以下の場合に、得られる成形品の機械的強度が
良好となる傾向にある。成分(B)の含有量の下限値は
20重量%以上がより好ましく、30重量%以上が特に
好ましい。また、成分(B)の含有量の上限値は80重
量%以下が好ましく、65重量%以下が特に好ましい。
【0016】成分(B)としては、特に制限はなく、例
えば、水酸化アルミニウム、シリカ、溶融シリカ、炭酸
カルシウム、硫酸バリウム、酸価チタン、リン酸カルシ
ウム、タルク、マイカ、クレー、ガラスパウダー等を使
用することができ、これらは2種以上を併用することが
できる。これらの中では、特に、水酸化アルミニウム、
炭酸カルシウム、シリカ、溶融シリカ、ガラスパウダー
が好ましい。
【0017】アクリル系重合体粉末(C)は、本発明の
アクリル系樹脂組成物を増粘させる増粘剤成分である。
この成分(C)の重量平均分子量は、5万以上であるこ
とが必要である。これは、成分(C)の重量平均分子量
が5万以上の場合には、増粘速度が緩やかになり、増粘
剤を添加してアクリル系樹脂組成物としてから塗工する
までの間に増粘は極端に進まず、アクリル系樹脂組成物
の繊維補強剤に対する含浸性が良好となるからである。
また、このアクリル系樹脂組成物を含浸した繊維補強剤
を含むアクリル系樹脂組成物を熟成・増粘させて得られ
るアクリル系SMCのフィルム離型性が良好となるから
である。
【0018】成分(C)の重量平均分子量が5万未満の
場合には、アクリル系樹脂組成物の最終到達粘度が低く
なり、熟成・増粘させて得られるアクリル系SMCのフ
ィルム剥離性が悪くなり、べたついて取り扱い性が不良
となる傾向か、あるいは、増粘速度が速すぎて、アクリ
ル系樹脂組成物を塗工するまでの間に粘度が高くなり、
繊維補強剤に対する含浸が困難となる傾向にある。成分
(C)の重量平均分子量の下限値は、10万以上が好ま
しく、15万以上がより好ましく、50万以上が特に好
ましい。また、上限値については、特に制限はないが、
500万以下が好ましく、200万以下が特に好まし
い。
【0019】ここでいう重量平均分子量とは、GPC法
によるポリスチレン換算値であり、重量平均分子量の範
囲によって、以下の条件で測定したものである。 ・重量平均分子量が10万以下の場合; 装置:東ソー(株)製、高速GPC装置HLC−812
0 カラム:東ソー(株)製、TSKgelG2000HX
LとTSKgelG4000HXLとを2本直列に連結 オーブン温度:40℃ 溶離液:テトラヒドロフラン 試料濃度:0.4重量% 流速:1ml/分 注入量:0.1ml 検出器:RI(示差屈折計)
【0020】・重量平均分子量が10万を越えて100
万未満の場合; 装置:東ソー(株)製、高速GPC装置HLC−802
0 カラム:東ソー(株)製、TSKgelGMHXLを3
本直列に連結 オーブン温度:38℃ 溶離液:テトラヒドロフラン 試料濃度:0.4重量% 流速:1ml/分 注入量:0.1ml 検出器:RI(示差屈折計)
【0021】・重量平均分子量が100万以上の場合; 装置:東ソー(株)製、高速GPC装置HLC−802
0 カラム:東ソー(株)製、TSKgel、GMHHR−
H(30)を2本直列に連結 オーブン温度:40℃ 溶離液:テトラヒドロフラン 試料濃度:0.4重量% 流速:1ml/分 注入量:0.1ml 検出器:RI(示差屈折計)
【0022】なお、ポリスチレン基準ポリマーとして
は、重量平均分子量が2000万のものまでしかないた
め、重量平均分子量が100万以上のものを測定する場
合は、ポリスチレン検量線を重量平均分子量が50億の
点まで外挿して換算した。
【0023】成分(C)で使用される構成成分(重合に
用いる単量体)としては、例えば、前記の成分(A)で
述べた単官能性単量体をそのまま適用することができ
る。該構成成分は、2種以上を併用して共重合すること
ができ、必要に応じて前記の成分(A)で述べた多官能
性単量体を共重合させて架橋させることもできる。ま
た、成分(C)としては、組成及び/又は分子量の異な
る2種以上のアクリル系重合体を併用してもよい。成分
(C)は、溶液重合法、塊状重合法、乳化重合法、懸濁
重合法等の公知の重合法により製造することがでる。
【0024】成分(C)の平均粒子径は、特に制限され
ないが、1〜350μmの範囲内が好ましい。この平均
粒子径が1μm以上の場合に、以下に述べる適度な増粘
速度を発現することができる傾向にあり、また、350
μm以下の場合に、成分(C)の溶け残りによる成形欠
陥(ピンホール)が発生しにくくなる傾向にある。この
平均粒子径の下限値は5μm以上がより好ましく、10
μm以上が特に好ましい。また、上限値については20
0μm以下がより好ましく、100μm以下が特に好ま
しい。
【0025】成分(C)の含有量は特に制限されるのも
ではないが、本発明のアクリル系樹脂組成物全量中、1
〜30重量%の範囲内で使用するのが好ましい。成分
(C)の含有量が1重量%以上の場合に、アクリル系樹
脂組成物の最終到達増粘度が高くなり、アクリル系SM
Cのフィルム剥離性が良好となる傾向にある。また、こ
の含有量が30重量%以下の場合に、以下に述べる適度
な増粘速度を発現することができ、繊維補強剤への含浸
が良好となる傾向にある。成分(C)の含有量の下限値
は2重量%以上がより好ましく、3重量%以上が特に好
ましい。また、成分(C)の含有量の上限値は25重量
%以下がより好ましく、20重量%以下が特に好まし
い。
【0026】本発明のアクリル系樹脂組成物は、その増
粘挙動が、成分(C)を混合してから1時間以内の粘度
が1〜200Pa・sの範囲内にあり、最終到達粘度が
10 Pa・s以上であることが必要である。これは、
成分(C)を混合してから1時間以内の粘度が1Pa・
s以上の場合に、アクリル系樹脂組成物の分離(成分
(B)の沈降)が発生しないからであり、また、この粘
度が200Pa・s以下の場合に、アクリル系樹脂組成
物の繊維補強剤への含浸性が良好となるからである。こ
の粘度の下限値については5Pa・s以上がより好まし
く、また、上限値については100Pa・s以下がより
好ましい。
【0027】これは、アクリル系樹脂組成物の最終到達
粘度が10Pa・s以上である場合に、アクリル系樹
脂組成物のべたつきがなくなる傾向にあり、アクリル系
SMCのフィルム剥離性が良好となるからである。この
最終到達粘度の下限値については5×10Pa・s以
上がより好ましい。また、最終到達粘度の上限値につい
ては、特に制限されないが、10Pa・s以下が好ま
しく、10Pa・s以下がより好ましく、10Pa
・s以下が特に好ましい。
【0028】ここでいうアクリル系樹脂組成物の粘度
は、粘度が200Pa・s以下である場合には、(株)
トキメック製のBH型粘度計(No.5ロータ)を用い
て測定したものであり、また、粘度が200Pa・sを
越える場合には、ブルックフィールド社製のデジタルレ
オメータDV−III(ヘリパススタンド、Fローター)
を用いて測定したものである。また、アクリル系樹脂組
成物の成分(C)を混合してから1時間以内の粘度は、
後述するように、このアクリル系樹脂組成物を塗工する
時の温度で測定したものであり、最終到達粘度は、熟成
温度で測定したものである。
【0029】本発明におけるアクリル系樹脂組成物は上
記(A)〜(C)を基本構成成分とするものであるが、
これらに、さらに無機充填剤含有樹脂粒子(D)を配合
したアクリル系SMCを成形することにより、石目模様
を有する御影石調の成形品を得ることができる。成分
(D)の含有量は、特に制限されないが、アクリル系樹
脂組成物全量中、0.1〜40重量%の範囲内であるこ
とが好ましい。成分(D)の含有量を0.1重量%以上
の場合に、意匠性の良好な石目模様を有する成形品が得
られる傾向にあり、40重量%以下の場合に、アクリル
系SMCの成形時の流動性が良好となる傾向にある。成
分(D)の含有量の下限値は1重量%以上であることが
より好ましく、5重量%以上であることが特に好まし
い。また、成分(D)の含有量の上限値は30重量%以
下であることがより好ましく、20重量%以下であるこ
とが特に好ましい。
【0030】成分(D)を構成する樹脂は、メチルメタ
クリレートに溶解しない樹脂ならば制限はなく、例え
ば、架橋アクリル樹脂、架橋ポリエステル樹脂、架橋ポ
リスチレン樹脂等を挙げることができる。本発明で使用
するアクリル系樹脂組成物との親和性が高く、美しい外
観をした成形品が得られることから、架橋アクリル樹脂
が好ましい。また、この架橋アクリル樹脂は、非架橋ア
クリル系重合体を含有するものでもよい。
【0031】成分(D)を構成する無機充填剤は、成分
(D)全量中、10〜90重量%の範囲内で使用される
のが好ましい。この含有量が10重量%以上の場合に、
得られる成形品の耐熱性が良好となる傾向にあり、ま
た、90重量%以下の場合に、強度の高い成形品を得る
ことが可能となる傾向にある。成分(D)を構成する無
機充填剤としては、前記の成分(B)で列挙した無機充
填剤を使用することができ、また2種以上を併用するこ
とができる。また、成分(D)と成分(B)で異なる無
機充填剤を使用してもよい。成分(D)は、必要に応じ
て顔料を含有させてもよい。また、成分(D)は、1種
類を使用してもよいし、色や粒径の異なる2種以上を併
用してもよい。
【0032】成分(D)の製造方法は特に限定されない
が、例えば、熱プレス法、注型法などによって重合硬化
して得られる無機充填剤入りの樹脂成形物を粉砕し、篩
により分級する方法が挙げられる。例えば、アクリル系
人工大理石を粉砕し、分級する方法が好ましい。
【0033】また、本発明で使用するアクリル系樹脂組
成物には、前記の各成分以外にも、必要に応じて、ベン
ゾイルパーオキサイド、ラウリルパーオキサイド、t−
ブチルヒドロパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオ
キサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、t−ブ
チルパーオキシオクトエート、t−アミルパーオキシベ
ンゾエート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジク
ミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ア
ミルパーオキシ3,3,5−トリメチルヘキサノエート
等の有機過酸化物やアゾビスイソブチロニトリル等のア
ゾ化合物等の硬化剤、着色剤、低収縮剤、内部離型剤等
の各種添加剤を添加することができる。
【0034】本発明のアクリル系樹脂組成物は、増粘剤
として従来用いられている酸化マグネシウムの代わりに
アクリル系重合体粉末を用いること以外は、従来のポリ
エステル系SMCと同様の方法で、シート賦型した後
に、熟成・増粘させてアクリル系コンパウンドとするこ
とにより、アクリル系SMCを製造することができる。
また、繊維補強剤を添加したアクリル系SMCを得る場
合には、予め本発明のアクリル系樹脂組成物中に繊維補
強剤を添加して含浸させたものをシート賦型して前記と
同様にアクリル系SMCを製造すればよい。
【0035】具体例としては、例えば、アクリル系単量
体又はアクリル系シラップ(A)、無機充填剤(B)、
及びアクリル系重合体粉末(C)を構成成分とするアク
リル系樹脂組成物を、2枚の離型性フィルム上に塗布し
た後、一方のフィルムのアクリル系樹脂組成物が塗布さ
れた面に繊維補強剤を添加し、その上にもう一方のフィ
ルムのアクリル系樹脂組成物が塗布された面を重ねて、
繊維補強剤にアクリル系樹脂組成物を含浸させた後、熟
成・増粘させることによってアクリル系SMCを製造す
ることができる。
【0036】本発明のアクリル系樹脂組成物の熟成・増
粘後の粘度は、賦型用シートへの塗工時の温度で1〜2
00Pa・sの範囲内となることが好ましい。これは、
アクリル系樹脂組成物の熟成・増粘後の粘度が1Pa・
s以上の場合に、賦型用シートへの塗工時にアクリル系
樹脂組成物の分離(成分(B)の沈降)が発生しないか
らであり、また、この粘度が200Pa・s以下の場合
に、アクリル系樹脂組成物の繊維補強剤に対する含浸性
が良好となるからである。通常、アクリル系樹脂組成物
の塗工は、増粘剤成分を混合してから1時間以内に塗工
するため、この時間内においてアクリル系樹脂組成物の
粘度は、塗工時の温度で1〜200Pa・sの範囲内で
あることが特に好ましい。この粘度の下限値については
5Pa・s以上がより好ましく、また、上限値について
は100Pa・s以下がより好ましい。
【0037】本発明のアクリル系樹脂組成物の増粘させ
るための熟成条件は、特に制限はないが、室温〜60℃
で1日以上熟成させることが好ましい。この条件下で熟
成させると増粘が完全に終了し、最終的に到達する粘度
まで増粘が進む傾向にある。熟成温度の下限値は40℃
以上がより好ましく、また上限値は50℃以下がより好
ましい。
【0038】本発明のアクリル系樹脂組成物を賦型する
シートは、容易に剥離できる離型性フィルムであれば特
に限定されない。離型性フィルムが容易に剥離できるた
めには、増粘後のアクリル系樹脂組成物の最終到達粘度
が10Pa・s以上であることが必要である。この最
終到達粘度の下限値については5×10Pa・s以上
がより好ましい。また、最終到達粘度の上限値について
は、特に制限されないが、10Pa・s以下が好まし
く、10Pa・s以下がより好ましく、10 Pa・
s以下が特に好ましい。なお、この最終到達粘度は、熟
成温度で測定したものである。
【0039】本発明のアクリル系樹脂組成物は、繊維補
強剤への含浸性が良好である。そこで、高強度の成形品
を得る場合には、本発明のアクリル系樹脂組成物中に繊
維補強剤を添加して、前記と同様の方法でアクリル系S
MCを製造すればよい。ここで、繊維補強剤の含有量は
特に制限されないが、アクリル系樹脂組成物及び繊維補
強剤からなるアクリル系コンパウンド全量中、1〜40
重量%の範囲内が好ましい。
【0040】繊維補強剤の使用量が1重量%以上の場合
に、薄肉のシート形状を付与することが可能となる傾向
にあると同時に成形品の強度を高める傾向にあり、ま
た、40重量%以下の場合に、アクリル系SMCの成形
時の流動性が良好となる傾向にある。繊維補強剤の使用
量の下限値は5重量%以上がより好ましく、10重量%
以上がさらに好ましく、15重量%以上が特に好まし
い。また、繊維補強剤の使用量の上限値は35重量%以
下がより好ましく、30重量%以下が特に好ましい。
【0041】繊維補強剤としては、特に制限はなく、例
えば、ガラス繊維、炭素繊維、ポリエステル繊維、ナイ
ロン繊維、アクリル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロ
ピレン繊維、ポリビニルアルコール繊維、アラミド繊
維、フェノール繊維等を使用することができ、これらは
2種以上を併用することができる。
【0042】また、繊維補強剤の長さは、特に制限はな
いが、1〜60mmの範囲内であることが好ましい。繊
維補強剤の長さの下限値は5mm以上であることがより
好ましく、また、上限値は50mm以下であることがよ
り好ましい。
【0043】アクリル系SMCを構成する離型性フィル
ムは、使用時には剥離するものであり、容易に剥離可能
なものであれば、特に制限はなく、公知のフィルムを使
用できる。例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピ
レンフィルム等が使用できる。
【0044】また、アクリル系SMCとした際のアクリ
ル系コンパウンドの厚みは、特に制限されないが、6m
m以下であることが好ましい。アクリル系コンパウンド
の厚みが6mm以下の場合に、アクリル系SMCの取り
扱い性が良好となる傾向にある。この厚みの上限値につ
いては5mm以下がより好ましく、4mm以下が特に好
ましい。また、厚みの下限値については特に制限されな
いが、0.1mm以上が好ましく、0.5mm以上がよ
り好ましく、1mm以上が特に好ましい。
【0045】また、上述の方法で得られたアクリル系S
MCは、加熱加圧硬化することによって種々の成形品を
得ることができる。加熱加圧硬化させる方法としては、
公知の方法が使用でき、例えば、圧縮成形法が使用でき
る。
【0046】成形温度としては特に制限はないが、10
5〜150℃の範囲内が好ましい。これは、成形温度が
105℃以上の場合に、水蒸気による加熱が可能とな
り、加熱コスト安価になる傾向にあり、また、硬化時間
を短縮することができ、生産性が高くなる傾向にある。
また、成形温度が150℃以下の場合に、得られる成形
品の線収縮率が低くなる傾向にあり、また、得られる成
形品の光沢が良好となる傾向にある。成形温度の下限値
については110℃以上であることがより好ましく、ま
た、上限値については140℃以下であることがより好
ましい。また、上金型と下金型に温度差をつけて加熱し
てもよい。
【0047】加圧圧力としては、1〜20MPa範囲内
であることが好ましい。これは、加圧圧力が1MPa以
上の場合に、アクリル系SMCの金型内への充填性が良
好となる傾向にあり、20MPa以下の場合に、良好な
成形外観が得られる傾向にある。加圧圧力の下限値につ
いては2MPa以上であることがより好ましく、また、
上限値については15MPa以下であることがより好ま
しい。なお、成形時間は成形品の厚みによって適宜選択
すればよい。本発明のアクリル系樹脂組成物を用いれ
ば、2mm程度という薄肉で、かつ優れた機械的強度を
有するアクリル系樹脂成形品を得ることが可能である。
本発明はまた、本発明のアクリル系樹脂組成物を用いて
アクリル系SMCを成形すれば、これを複数枚積層させ
ることにより、所望の厚みのアクリル系樹脂成形品を得
ることができるという、作業性および取り扱い性にも優
れたアクリル系SMCを得ることが可能である。さら
に、本発明のアクリル系樹脂組成物を用いて得られるア
クリル系SMCから、曲げ強度が100MPa以上とい
う優れた機械的強度を有する従来にないアクリル系樹脂
成形品を得られること、アクリル系SMCを成形品とす
る際に線収縮率が0.5%以下、より好ましくは0.4
%以下、特に好ましくは0.3%以下という優れた寸法
安定性を有する従来にないアクリル系樹脂成形品が得ら
れること等も可能である。
【0048】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて具体的に説明
する。例中の「部」は、全て重量基準である。また、重
量平均分子量はGPC法によるポリスチレン換算値によ
り求めたものであり、重量平均分子量の範囲によって、
以下の条件で測定したものである。なお、ポリスチレン
基準ポリマーとしては、重量平均分子量が2000万の
ものまでしかないため、重量平均分子量が100万以上
のものを測定する場合は、ポリスチレン検量線を重量平
均分子量が50億の点まで外挿して換算した。
【0049】〈重量平均分子量〉 ・重量平均分子量が10万以下の場合; 装置:東ソー(株)製、高速GPC装置HLC−812
0 カラム:東ソー(株)製、TSKgelG2000HX
LとTSKgelG4000HXLとを2本直列に連結 オーブン温度:40℃ 溶離液:テトラヒドロフラン 試料濃度:0.4重量% 流速:1ml/分 注入量:0.1ml 検出器:RI(示差屈折計)
【0050】・重量平均分子量が10万を越えて100
万未満の場合; 装置:東ソー(株)製、高速GPC装置HLC−802
0 カラム:東ソー(株)製、TSKgelGMHXLを3
本直列に連結 オーブン温度:38℃ 溶離液:テトラヒドロフラン 試料濃度:0.4重量% 流速:1ml/分 注入量:0.1ml 検出器:RI(示差屈折計)
【0051】・重量平均分子量が100万以上の場合; 装置:東ソー(株)製、高速GPC装置HLC−802
0 カラム:東ソー(株)製、TSKgel、GMHHR−
H(30)を2本直列に連結 オーブン温度:40℃ 溶離液:テトラヒドロフラン 試料濃度:0.4重量% 流速:1ml/分 注入量:0.1ml 検出器:RI(示差屈折計)
【0052】〈アクリル系樹脂組成物の粘度〉200P
a・s以下の場合には、(株)トキメック製のBH型粘
度計(No.5ロータ)を用いて測定し、200Pa・
sを越える場合には、ブルックフィールド社製のデジタ
ルレオメータDV−III(ヘリパススタンド、ローター
F)を用いて測定した。また、アクリル系樹脂組成物の
成分(C)を混合してから1時間以内の粘度は、このア
クリル系樹脂組成物を塗工する時の温度で測定したもの
であり、最終到達粘度は、熟成温度で測定したものであ
る。
【0053】〈アクリル系樹脂成形品の耐候性〉スガ試
験器(株)製のサンシャインスーパーロングライフウェ
ザオメーター(型式WEL−SUN−HC−B型)を用
いて、ブラックパネル温度63℃、降雨(スプレー)は
60分中12分、時間は500時間の条件で、成形品を
促進曝露試験し、試験前と試験後での成形品の光沢保持
率をJIS K 7105−1981に基づいて、及び
色変化(色差ΔE*(ab))をJIS Z 8730
−1980に基づいて評価した。
【0054】(1)アクリル系重合体粉末(c−1)の
製造例 冷却管、温度計、攪拌機、窒素導入管を備えた反応装置
に、純水800部、ポリビニルアルコール(けん化度8
8%、重合度1000)1部を溶解させた後、メチルメ
タクリレート400部、ノルマルドデシルメルカプタン
2部、アゾビスイソブチロニトリル2部を溶解させた単
量体溶液を投入し、窒素雰囲気下、300rpmで攪拌
しながら1時間で80℃に昇温し、そのまま2時間加熱
した。その後、90℃に昇温し2時間加熱後、さらに1
20℃に加熱して残存モノマーを水と共に留去してスラ
リーを得て、懸濁重合を終了した。得られたスラリーを
濾過、洗浄した後、50℃の熱風乾燥機で乾燥し、平均
粒子径が350μmのアクリル系重合体粉末(c−1)
を得た。得られたアクリル系重合体粉末(c−1)の重
量平均分子量は4万であった。
【0055】(2)アクリル系重合体粉末(c−2)の
製造例 投入する単量体溶液が、メチルメタクリレート400部
及びアゾビスイソブチロニトリル0.5部からなる単量
体溶液であり、400rpmで攪拌すること以外は、上
記製造例(1)と同様の方法で懸濁重合を行い、平均粒
子径が88μmのアクリル系重合体粉末(c−2)を得
た。得られたアクリル系重合体粉末(c−2)の重量平
均分子量は120万であった。
【0056】(3)アクリル系重合体(c−3)の製造
例 冷却管、温度計、攪拌機、滴下装置、窒素導入管を備え
た反応装置に、純水925部、アルキルジフェニルエー
テルジスルホン酸ナトリウム(花王(株)製、商品名
「ペレックスSS−H」)5部、及び過硫酸カリウム1
部を仕込み、窒素雰囲気下で攪拌しながら70℃に加熱
した。これに、メチルメタクリレート500部及びジア
ルキルスルホコハク酸ナトリウム(花王(株)製、商品
名「ペレックスOT−P」)5部からなる混合物を3時
間かけて滴下した後、1時間保持し、さらに80℃に昇
温して1時間保持して乳化重合を終了し、ポリマーの一
次粒子の平均粒子径が0.08μmのエマルションを得
た。得られたエマルションを大川原化工機社製L−8型
噴霧乾燥装置を用いて入口温度/出口温度=150℃/
90℃で噴霧乾燥処理し、二次凝集体粒子の平均粒子径
が30μmのアクリル系重合体粉末(c−3)を得た。
得られたアクリル系重合体粉末(c−3)の重量平均分
子量は60万であった。
【0057】(4)アクリル系重合体粉末(c−4)の
製造例 純水200部にドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ(花
王(株)製、商品名「ネオペレックスNo.6」、有効
成分60重量%)を純分で0.8部及びステアリルアル
コール1.5部を溶解し、さらにメチルメタクリレート
100部、及びベンゾイルパーオキサイド0.3部を添
加してホモジナイザー処理を行い、微細懸濁液とした。
この微細懸濁液を窒素雰囲気下で65℃に加熱して重合
を行った。重合終了後、微細懸濁液を上記製造例(3)
で用いた同じ装置、同じ条件にて噴霧乾燥処理して、平
均粒子径が2μmの一次粒子のアクリル系重合体粉末
(c−4)を得た。得られたアクリル系重合体(c−
4)の重量平均分子量は2万であった。
【0058】(5)無機充填剤含有樹脂粒子の製造例 メチルメタクリレート69部及びエチレングリコールジ
メタクリレート2部かならるアクリル系単量体に、上記
製造例(1)で得たアクリル系重合体粉末(c−1)2
9部を溶解させてアクリル系シラップを調合した。この
アクリル系シラップ100部に、硬化剤としてt−ブチ
ルパーオキシベンゾエート(日本油脂(株)製、商品名
「パーブチルZ」)2.0部、内部離型剤としてステア
リン酸亜鉛0.5部、及び白色無機顔料又は黒色無機顔
料0.25部を添加した後に、無機充填剤として水酸化
アルミニウム(昭和電工(株)製、商品名「ハイジライ
トH−310」)200部を添加し、さらに増粘剤とし
て上記製造例(3)で得たアクリル系重合体粉末(c−
3)30部を添加し、ニーダーで10分間混練してアク
リル系BMCを得た。次にこのアクリル系BMCを20
0mm角の平型成形用金型に充填し、金型温度130
℃、圧力10MPaの条件で10分間加熱加圧硬化させ
て、厚さ10mmのアクリル系人工大理石を得た。得ら
れたアクリル系人工大理石をクラッシャーで粉砕し、平
均粒子径が350μmの白色又は黒色の無機充填剤含有
樹脂粒子を得た。
【0059】[実施例1]メチルメタクリレート7.3
部及び1,3−ブチレングリコールジメタクリレート1
4.8部からなるアクリル系単量体に前記製造例(1)
で得たアクリル系重合体粉末(c−1)3.9部を溶解
させてアクリル系シラップを調合した。このアクリル系
シラップ26部に無機充填剤として水酸化アルミニウム
(住友化学工業(株)製、商品名「CWL−325
B」)60部、硬化剤としてt−ブチルパーオキシ−
3,5,5−トリメチルヘキサノエート(化薬アクゾ
(株)製、商品名「トリゴノックス42」)0.65
部、及び内部離型剤としてステアリン酸亜鉛0.15部
を混合した。この混合物86.8部に、さらに増粘剤と
して前記製造例(2)で得たアクリル系重合体粉末(c
−2)14部を添加して混合し、アクリル系樹脂組成物
を調合した。このときのアクリル系樹脂組成物の温度は
30℃であり、増粘剤を添加してから30分後の粘度は
12.5Pa・sであった。このアクリル系樹脂組成物
を40℃で3日間熟成させ、増粘させたところ、最終到
達粘度は1.5×10Pa・sであった。
【0060】2枚のポリプロピレン離型性フィルム上に
増粘剤添加直後のアクリル系樹脂組成物を厚さ1mmに
塗布し、一方のフィルムのアクリル系樹脂組成物が塗布
された面に、直径13μmのガラス繊維ロービング(旭
ファイバーグラス(株)製、商品名「ER4800LB
AF210W」)を25.4mmにカットして添加し、
その上にもう一方のフィルムのアクリル系樹脂組成物が
塗布された面を重ねて、ガラス繊維にアクリル系樹脂組
成物を含浸させた。このとき、アクリル系樹脂組成物と
ガラス繊維との配合割合は、アクリル系樹脂組成物80
部、ガラス繊維20部となるように配合した。次いで、
この含浸物を40℃で3日間熟成させ、アクリル系SM
Cを得た。このアクリル系SMCの厚みは2mmで、取
り扱い性が良好であった。また、フィルム離型性も良好
で、フィルムを剥離した後のアクリル系樹脂組成物には
べとつきがほとんどなかった。また、フィルムを剥離し
た際、ガラス繊維層では剥離が認められず、ガラス繊維
への含浸性が良好であった。
【0061】次に、このフィルムを剥離したアクリル系
SMCを成形用金型に充填し、上金型温度140℃、下
金型温度125℃、圧力10MPaの条件で4分間加熱
加圧硬化させ、厚さ6mm、200mm角の平板のアク
リル系樹脂成形品を得た。得られた成形品の曲げ強度は
130MPaで、線収縮率は0.22%であった。ま
た、耐候性試験後の成形品の光沢保持率は71%であ
り、ΔE*(ab)は5.0であった。
【0062】[実施例2]アクリル系シラップとして、
メチルメタクリレート7.3部及び1,3−ブチレング
リコールジメタクリレート11.8部、及びアクリル系
重合体粉末(c−1)3.9部からなるアクリル系シラ
ップ23部を用い、無機充填剤として炭酸カルシウム
(日東粉化工業(株)製、商品名「Sライト#120
0」)63部を用いること以外は、実施例1と同様にし
て、アクリル系樹脂組成物を調合した。このときのアク
リル系樹脂組成物の温度は30℃であり、増粘剤を添加
してから30分後の粘度は15Pa・sであった。この
アクリル系樹脂組成物を40℃で3日間熟成させ、増粘
させたところ、最終到達粘度は2.5×10Pa・s
であった。このアクリル系樹脂組成物を用いて、実施例
1と同様の方法でアクリル系SMCを得た。このアクリ
ル系SMCの厚みは2mmで、取り扱い性が良好であっ
た。また、フィルム離型性も良好で、フィルムを剥離し
た後のアクリル系樹脂組成物にはべとつきがほとんどな
かった。また、フィルムを剥離した際、ガラス繊維層で
は剥離が認められず、ガラス繊維への含浸性が良好であ
った。
【0063】次に、このフィルムを剥離したアクリル系
SMCを用いて、実施例1と同様の方法で200mm角
の平板のアクリル系樹脂成形品を得た。得られた成形品
の曲げ強度は130MPaで、線収縮率は0.22%で
あった。また、耐候性試験後の成形品の光沢保持率は8
1%であり、ΔE*(ab)は2.2であった。
【0064】[実施例3]メチルメタクリレート8.7
部及びネオペンチルグリコールジメタクリレート17.
6部からなるアクリル系単量体に前記製造例(1)で得
たアクリル系重合体粉末(c−1)4.7部を溶解させ
てアクリル系シラップを調合した。このアクリル系シラ
ップ31部に無機充填剤として水酸化アルミニウム(住
友化学工業(株)製、商品名「CW−325LV」)4
9部、無機充填剤含有樹脂粒子として前記製造例(5)
で得た白色と黒色合わせて15部の無機充填剤含有樹脂
粒子、硬化剤としてt−ブチルパーオキシ−3,5,5
−トリメチルヘキサノエート(化薬アクゾ(株)製、商
品名「トリゴノックス42」)0.65部、及び内部離
型剤としてステアリン酸亜鉛0.15部を混合した。こ
の混合物95.8部に、さらに増粘剤として前記製造例
(2)で得たアクリル系重合体粉末(c−2)5部を添
加して混合し、アクリル系樹脂組成物を調合した。この
ときのアクリル系樹脂組成物の温度は30℃であり、増
粘剤を添加してから30分後の粘度は10Pa・sであ
った。このアクリル系樹脂組成物を40℃で3日間熟成
させ、増粘させたところ、最終到達粘度は1.9×10
Pa・sであった。このアクリル系樹脂組成物を用い
て、実施例1と同様の方法(ただし、アクリル系樹脂組
成物とガラス繊維との配合割合は、アクリル系樹脂組成
物85部、ガラス繊維15部となるように変更)でアク
リル系SMCを得た。このアクリル系SMCの厚みは2
mmで、取り扱い性が良好であった。また、フィルム離
型性も良好で、フィルムを剥離した後のアクリル系樹脂
組成物にはべとつきがほとんどなかった。また、フィル
ムを剥離した際、ガラス繊維層では剥離が認められず、
ガラス繊維への含浸性が良好であった。
【0065】次に、このフィルムを剥離したアクリル系
SMCを用いて、実施例1と同様の方法で200mm角
の平板の石目調のアクリル系樹脂成形品を得た。得られ
た成形品の曲げ強度は105MPaで、線収縮率は0.
25%であった。また、耐候性試験後の成形品の光沢保
持率は63%であり、ΔE*(ab)は4.8であっ
た。
【0066】[比較例1]増粘剤としてアクリル系重合体
粉末(c−2)の代わりにアクリル系重合体粉末(c−
4)を用いること以外は、実施例1と同様の方法でアク
リル系樹脂組成物を得た。アクリル系樹脂組成物の温度
は30℃で、増粘剤を添加してから30分後の粘度は1
0Pa・sであった。このアクリル系樹脂組成物を40
℃で3日間熟成させたが、最終到達粘度も10Pa・s
であった。この増粘剤添加直後のアクリル系樹脂組成物
を用いて、実施例1と同様の方法でアクリル系SMCを
得たが、増粘度が低く、フィルムの離型性が極めて悪か
った。また、アクリル系樹脂組成物は、表面がべたつい
ており、取り扱い性が極めて悪かった。
【0067】[比較例2]アクリル系シラップとして、メ
チルメタクリレート11.8部、1,3−ブチレングリ
コールジメタクリレート1部、及びアクリル系重合体粉
末(c−1)2.2部からなるアクリル系シラップ15
部を用い、増粘剤としてアクリル系重合体粉末(c−
4)25部を用いること以外は、実施例1と同様の方法
でアクリル系樹脂組成物を得た。アクリル系樹脂組成物
の温度は30℃で、増粘剤を添加してから30分後の粘
度は250Pa・sであった。この増粘剤添加直後のア
クリル系樹脂組成物を用いて、実施例1と同様の方法で
アクリル系SMCを得たが、ガラス繊維への含浸性が悪
く、ガラス繊維層でアクリル系樹脂組成物が剥離してし
まった。
【0068】[比較例3]プロピレングリコール/ネオペ
ンチルグリコール/イソフタル酸/フマル酸のモル比が
15/35/20/30である数平均分子量3300の
ランダム共重合体からなる不飽和ポリエステル樹脂61
部をスチレン27部に溶解させた溶液に、硬化剤として
t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサ
ノエート0.65部、及び内部離型剤としてステアリン
酸亜鉛0.15部を混合した。この混合物88.8部
に、さらに増粘剤として前記製造例(4)で得たアクリ
ル系重合体粉末(c−4)12部を添加して混合し、不
飽和ポリエステル系樹脂組成物を調合した。このときの
不飽和ポリエステル系樹脂組成物の温度は30℃であ
り、増粘剤を添加してから30分後の粘度は50Pa・
sであった。このアクリル系樹脂組成物を40℃で3日
間熟成させ、増粘させたところ、最終到達粘度は9×1
Pa・sであった。アクリル系樹脂組成物の代わり
に、この不飽和ポリエステル系樹脂組成物を用いて、実
施例1と同様の方法で、ガラス繊維に含浸させ、熟成・
増粘させて不飽和ポリエステル系SMCを得た後、実施
例1と同様の方法で加熱加圧硬化させて、200mm角
の平板の不飽和ポリエステル系樹脂成形品を得た。この
不飽和ポリエステル樹脂成形品の耐候性試験後の成形品
の光沢保持率は5.7%であり、チョーキングを起こし
ていた。また、ΔE*(ab)は3.6であった。
【0069】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明である特
定のアクリル系重合体粉末を用いたアクリル系樹脂組成
物を用いれば、繊維補強剤への含浸性が良好で、フィル
ム剥離性の良好な、取り扱い性の良好な薄肉のアクリル
系SMCを製造することが可能になる。また、このアク
リル系SMCを成形することにより、生産性が高く、耐
水性・耐候性が良好な強度の高いアクリル系成形品を製
造することが可能となり、本発明は工業上非常に有益で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳瀬 明正 愛知県豊橋市牛川通四丁目1番地の2 三 菱レイヨン株式会社豊橋事業所内 Fターム(参考) 4F072 AA02 AA05 AA08 AB09 AD09 AE01 AE02 AE11 AE12 AF03 AF04 AF06 AF24 AF26 AF27 AG03 AG18 AH04 AK05 AK14 AL01 4J002 AA00Y BC02Y BG03W BG03X BG03Y CF00Y CH05W DE137 DE147 DE237 DG057 DH047 DJ017 DJ037 DJ047 DJ057 DL007 EA046 EB026 EF046 EF076 EG016 EH076 EH106 EL036 EL066 EL146 ET006 EU196 FA040 FA08X FB08Y FD010 FD017 FD150 GL02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリル系単量体又はアクリル系シラッ
    プ(A)、無機充填剤(B)、及びアクリル系重合体粉
    末(C)を構成成分とするアクリル系樹脂組成物におい
    て、成分(C)の重量平均分子量が5万以上であり、か
    つ、アクリル系樹脂組成物の増粘挙動が、成分(C)を
    混合してから1時間以内の粘度が1〜200Pa・sの
    範囲内にあり、最終到達粘度が10Pa・s以上であ
    ることを特徴とするシート・モールディング・コンパウ
    ンド用アクリル系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 構成成分として、さらに、無機充填剤含
    有樹脂粒子(D)を含有することを特徴とする、請求項
    1記載のシート・モールディング・コンパウンド用アク
    リル系樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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