JPH02160408A - 側面加工機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （Ｍ業上の利用分野） 本発明は、例えば治具、プレートまたは金型用プレート
等の主として板状体の両側面を加工するための側面加工
機に関する。

（従来の技術） 従来、プレート等の両側面を切削加工するものとしては
、例えば二頭横形（対向）のベット形フライス盤が存在
する。

すなわち、この従来のものは、第５図に示すようにサド
ル２９を上下方向に移動させてその高さを調整し、該サ
ドル２９上にワーク９ａを載置せしめてクランプし、さ
らにワーク９ａの切削寸法に応じてミーリングヘッド１
５ａ、　１５ａの間隔を移動調節させた後、前記サドル
２９を往復動させて、ワーク９ａの両側面をミーリング
ヘッド１５ａ、　１５ａに装着したミーリングカッター
１６３．＋６３により同時に切削加工するものである。

しかるに、この切削加工の際にはワーク９ａを所望の寸
法に加工すべく、該ワーク９ａをサドル２９上に正確に
位置決め載置する必要がある。

従って、従来に於いては同図に示すように予め所定のビ
ン孔３０・・・が穿設された板状のテーブル３１を前記
サドル２９上に固定し、該テーブル３■のビン孔３０・
・・に数本のピン３２・・・を挿入せしめた後、治具３
３を介してピン３２・・・にワーク９ａの交差する二側
面を当着せしめた状態でワーク９ａをクランプし、その
後前記ピン３２・・・を取外すという位置決め手段が採
られていた。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来の側面加工機は、サドル２９自
体を往復移動させるものであるために、加工機が大型化
してその設置場所に制限を受ける等の大なる問題点を有
していた。

また、サドル２９．ミーリングヘッド１５ａ、１５ａの
位置決め移動及びワーク９ａの位置決め作業は極めて煩
雑なものであり、よって加工作業に非常に多くの時間を
要し、その作業性が極めて悪いという不都合もあった。

しかも、加工に際してはワーク９ａの大きさに応じて寸
法の異なる多数のテーブル３１を用意しておく必要があ
り、またこの受検作業も非常に煩しいものであった。

それ故に、本発明はかかる従来の問題点を解決するため
（こなされたものであり、その目的とするところは、加
工機の小型化を図ると共に、加工の際のワークの位置決
めが極めて簡易且つ迅速に行える作業性に優れた側面加
工機を提供する点にある。

（課題を解決するための手段） 即ち、本発明は上記目的を達成するために、先端部にワ
ーク載置台８，８を設けたスライド台１゜１が対面配置
され、且つ該スライド台１，１の少なくとも一方はその
対面する前後方向に往復動自在に構成されてなると共に
、該スライド台１，１には加工具を取付けてなる一対の
取付台＋１．Ｉ＋が該スライド台１，１の往復方向と交
差する方向に移動自在に設けられてなる点を、その構成
の要旨とするものである。

（作用） 従って、上記構成を特徴とする側面加工機に於いては、
対向配備されたスライド台１，１を対面する前後方向に
移動させて、その間隔をワーク９の加工寸法に応じて調
整することにより、該スライド台１．１に連動してワー
ク載置台８．８及び加工具が同時に移動することとなる
。これにより、ワーク載置台８，８を別途手段にて夫々
各別に移動調整する必要がなくなるのである。

そして、取付台ＩＩ、Ｉ＋をスライド台１，１の往復方
向と交差する方向に移動させることにより、ワーク載置
台８．８上に跨がって載置されたワーク９の両側面が加
工具にて同時に加工されるのである。

また、ワーク載置台８．８にワーク９の一側面を当接し
て該ワーク９を位置決めするための基準面を有する当接
部Ｉ０．１０を設けると、該当接部１０゜１０の基準面
にワーク９の一側面を当接させるだけで該ワーク９の位
置決めが行えることとなる。

さらに、ワーク載置台８，８の少なくとも何れか一方の
側方位置に位置決めガイド２３を設けることにより、該
位置決めガイド２３にワーク９の側面を当接させて、前
記ワーク載置台３，３に跨がった状態に載置するだけの
作業で、ワーク９の位置決めが一層正確に行えるのであ
る。

また、ワーク載置台８，８に固定手段を設けると、ワー
ク載置台８．８の移動により該固定手段も所定位置に移
動配置されることとなる。よって、かかるワーク９の固
定が簡易に且つ迅速に行えるのである。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に従って、説明する。

第１図乃至第３図に於いて、１，１は対面配置されたス
ライド台を示し、該スライド台１，１は加工機本体２に
敷設された軌条３に沿って対面する前後方向に移動可能
に構成されてなる。４．　４は前記スライド台１，１の
下部に付設しためねじ５．５に夫々螺合された長ねしで
あり、その一端側には減速機６を介して電動機７が夫々
に取付けられ、該電動機７の駆動によって前記スライド
台１．１が相互に接近離間するように構成されている。

８．８は前記スライド台１．１の先端部に設けられた一
対のワーク載置台であり、その一端部にはワーク９の前
方側面を当接せしめ、その加工の基準面となる直角状に
形成された当接部１０が設けられてなる。＋＋、＋＋は
前記スライド台１．１上でその長手方向に沿って設けら
れた案内軌条１２．１２に摺動自在に嵌合する凹溝１３
．１３を有してなる取付台で、相互に連動する油圧シリ
ンダー１４．１４にて前記スライド台１．１上を対向し
て第３図の矢印Ｂ方向に移動しうるよう構成されている
。

１５．１５は前記取付台１１，１１に取着されたミーリ
ングヘッドで、該ミーリングヘッド１５．１５は２軸を
有してなり、その一方の軸にはミーリングカッター１６
．１６が対面装着されると共に、他方の軸には前記ミー
リングカッター１６．１６の下部側方に配設される面取
りカッター１７．１７が取着されてなり、これらミーリ
ングカッター１６．１６及び面取りカッター１７，１７
は電動機１８．１８によって回転駆動するように構成さ
れている。２０．２０は前記ワーク載置台８，８の他端
部に設けられた取付部２１．２１に取着された油圧シリ
ンダーであり、ワーク９の上面を押圧してワーク載置台
８，８上に固定すべく、そのロッドには略矩形状の押圧
板２２．２２が取付けられてなる。

２３は一方のワーク載置台８の側方位置に取付けられた
位置決めガイドで、第２図の矢印Ｃ方向に回動自在に構
成されてなる。２４はワーク載置台８゜８上に載置され
たワーク９の後方側面を押圧固定するための固定板を示
し、該固定板２４は油圧シリンダー２５にて前記ワーク
載置台８，８上を慴動して移動しうるように構成されて
なる。２６．２６はワーク９の加工の際に生じる切り粉
を受けるための受は部材で、ワーク載置台８，８の側方
に長手方向に沿って付設されている。

本実施例に係る側面加工機は以上のような構成からなり
、次にその使用例について説明する。

先ず、電動機７．７を始動せしめてスライド台１．１を
Ａ方向に移動させ、ワーク９の切込み量に応じてスライ
ド台１．１の間隔を調節する。この際、ワーク載置台８
．８も同時に移動する。

そして、ワーク９の交差する二側面をワーク載置台８，
８の当接部１０及び位置決めガイド２３に当接させた状
態でワーク載置台８．８上に跨がらせて載置し、ワーク
９の固定手段としての油圧シリンダー２０．２０及び油
圧シリンダー２５を作動させてワーク９の上面を押圧板
２２．２２にて、後方側面を固定板２４により押圧して
固定する。この場合に於いて、固定手段としての油圧シ
リンダー２０．２０はワーク載置台８，８の取付部２１
．２１に取着してなるために、該油圧シリンダー２０．
２０はこのワーク載１台８．８と共に移動することとな
り、ワーク９の固定が迅速に行え、しかも上記の如くし
てワ一り９の位置決め作業も極めて簡易に且つ正確に行
えるのである。

次に、前記位置決めガイド２３をＣ方向に回動させてワ
ーク９との当接状態を解除した後、電動機１８、１８を
始動させてミーリングカッター１６．１６及び面取りカ
ッター１７．１７を回転駆動させ、取付台ＩＩ、Ｉ＋を
油圧シリンダー１４．１４によってスライド台１．１上
をＢ方向に移送せしめると、ワーク載置台８，８上に固
定されたワーク９の両側面が同時にミーリングカッター
１６．１６及び面取りカッター１７．１７により切削２
面取り加工されることとなる。この場合、ワーク載置用
のサドルを移動させるのではなく、取付台Ｎ、Ｉ＋を移
動させて加工を行うものであるために、加工機自体の小
型化が図れ、よって該加工機の設置スペースもさほど要
することなくスペースの有効利用が図れることとなる。

その後、固定状態を解除してワーク９をワーク載置台８
，８から取外す。このようにして、ワーク９の両側面の
切削加工が極めて簡易な作業にて完了するのである。

尚、上記実施例の如く双方のスライド台１，１は必ずし
もその対面方向に移動可能に構成する必要はなく、少な
くとも何れか一方を対面方向に移動できるように構成す
ればよい◎ また、スライド台１．１及びワーク載置台８゜８の移動
手段も上記実施例に限定されるものではなく、その具体
的な手段は問わない。

さらに、位置決めガイド２３は必ずしも設ける必要はな
く、必要に応じて設ければよい。

また、ワーク９の固定手段としては上記実施例の他に、
例えば第４図にようにワーク載１台８゜８上に磁石２７
．２７を設けて固定手段としてもよく、この場合には同
図の如く電動機や油圧シリンダー等を利用して昇降自在
且つ回転自在に構成された軸２８にてワーク９を９０°
回転させることにより、該ワーク９の四側面の自動加工
を行うことも可能となる。

さらに、該実施例に於いては面取出しカッター１７．１
７を設けたために、取付台ＩＩ、Ｉ＋の移動によってワ
ーク９の面取り加工も同時に行えるという好ましい利点
を得られたが、この面取出しカッター１７．１７を設け
ることは必須の条件ではない。

さらに、本発明に係る側面加工機は、上記実施例の如き
切削加工に限定されるものではなく、加工具を変更して
、例えば切断加工等にも適用することが可能である。ま
た、本発明はワーク載置用のサドルを要しないために、
スライド台１．１間にはスペースができ、よってかかる
スペースを利用してワーク９の側面加工機への供給、取
出し移送用のベルトコンベアー等を配設することにより
、ワークの供給、移送作業を自動化することも可能とな
るのである。

その他、スライド台１．ワーク載置台８．取付台１１の
各部の形状等は全て本発明の意図する範囲内に於いて任
意に設計変更自在である。

（発明の効果） 斜上の様に、本発明は先端部にワーク載置台を設けたス
ライド台が対面配置され、且つ該スライド台はその対面
する前後方向に往復動自在に構成されてなるために、ワ
ークの加工寸法に応じてスライド台を移動させることに
より、ワーク載置台の間隔も同時に移動調整されること
となる。従って、ワーク載置台を別途手段にて夫々各別
に移動調整する必要がなくなり、従来の如く調整作業が
煩雑にならず、極めて簡易且つ迅速にその作業が行える
という格別の効果が得られたのである。

しかも、スライド台には加工具を取付けてなる一対の取
付台を該スライド台の往復方向と交差する方向に移動自
在に構成してなるために、かかる取付台を移動させるこ
とにより、ワーク載置台に載置されたワークの両側面を
同時に加工することができることとなる。従って、従来
の如く往復移動可能なワーク載置用のサドルをスライド
台間に設ける必要がなくなり、これによって側面加工機
の設置場所が制限されるような不都合を極力回避でき、
その結果加工機自体の小型化が図れる他、動力等の削減
も可能となる効果も奏するのである。

また、ワーク載置台にワークの一側面を当接して該ワー
クを位置決めするための基準面を有する当接部を設ける
と、該当接部の基準面にワークの一側面を当接させるだ
けでその位置決め作業が従来の如く煩雑になることなく
棲めて簡易に行えることとなる。

さらに、ワーク載置台の側方位置に位置決めガイドを設
けると、この位置決めガイドにワークの一側面を当接さ
せることにより、ワークの位置決めが一層正確且つ迅速
に行えるという利点を有するのである。

さらに、ワーク載置台にワークの固定手段を設けると、
該ワーク載置台の移動により該固定手段も所定位置に同
時に移動配置されることとなり、これにより作業の迅速
化が図れ、作業能率が著しく向上するという利点がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本考案に係る側面加工機の一実施例
を示し、第１図は側面加工機の正面図、第２図は側面加
工機の側面図、第３図は側面加工機の平面図。 第４図は他の実施例を示す側面加工機の一部拡大正面図
。 第５図は従来例の概略正面図。 １・・・スライド台 ９・・・ワーク １１・・・取付台 ８・・・ワーク載置台 １０・・・当接部 ２３・・・位置決めガイド

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、先端部にワーク載置台８，８を設けたスライド台１
   ，１が対面配置され、且つ該スライド台１，１の少なく
   とも一方はその対面する前後方向に往復動自在に構成さ
   れてなると共に、該スライド台１，１には加工具を取付
   けてなる一対の取付台１１，１１が該スライド台１，１
   の往復方向と交差する方向に移動自在に設けられてなる
   ことを特徴とする側面加工機。 ２、前記ワーク載置台８，８にワーク９の一側面を当接
   して該ワーク９を位置決めするための基準面を有する当
   接部１０，１０が設けられてなる請求項１記載の側面加
   工機。 ３、前記ワーク載置台８，８の少なくとも何れか一方の
   側方位置に、該ワーク載置台８，８上に載置されるワー
   ク９の一側面を当接させて位置決めするための位置決め
   ガイド２３が設けられてなる請求項１又は請求項２記載
   の側面加工機。 ４、前記ワーク載置台８，８にワーク９を位置決め固定
   するための固定手段が設けられてなる請求項１乃至請求
   項３の何れかに記載の側面加工機。