JPH10138028A - 側面加工機とこれを使用したワークの加工方法 - Google Patents

側面加工機とこれを使用したワークの加工方法

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JPH10138028A
JPH10138028A JP29193696A JP29193696A JPH10138028A JP H10138028 A JPH10138028 A JP H10138028A JP 29193696 A JP29193696 A JP 29193696A JP 29193696 A JP29193696 A JP 29193696A JP H10138028 A JPH10138028 A JP H10138028A
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JP
Japan
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work
mounting table
head
processing
mounting
Prior art date
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Application number
JP29193696A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ueda
博 植田
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UEDA SEIKO KK
Original Assignee
UEDA SEIKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの側面加工を効率良くに行えるように
して、生産性を大幅に向上させることを課題とする。 【解決手段】 両端に加工具6,6を有して前後方向に
走行可能なヘッド5と、該ヘッド5の両側に夫々配され
て加工すべきワークWを載置可能な一対の載置台10,10
と、一方の載置台10から他方の載置台10にワークWを移
送すべく該載置台10間に配されるガイド板1とからなる
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば治具,プレ
ート又は金型プレート等の主として板状体の両側面を加
工するための側面加工機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプレート等の両側面を切
削加工するものとしては、例えば横型フライス盤が存在
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の横型フライス盤は一側面ずつ加工を行うものである
ために、非常に手間がかかり、作業効率が極めて悪いと
いう大なる問題点を有していたのである。
【0004】これに対して、2頭のヘッドが対面配置さ
れた所謂両頭フライス盤も存在するが、両ヘッド間でワ
ークを加工するという方式であるため、ヘッド相互の間
隔を一定以上確保する必要あり、よって幅狭なワークの
加工ができないという欠点があった。
【0005】それ故に、本発明は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、種々の寸法を有する
ワークの加工に幅広く適用できるようにすると共に、そ
の側面加工を効率良くに行えるようにして、生産性を大
幅に向上させることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために本発明が採った手段は、両端に加工具6,6を
有して走行可能なヘッド5と、該ヘッド5の両側に夫々
配されて加工すべきワークWを載置可能な一対の載置台
10,10 と、一方の載置台10から他方の載置台10にワーク
Wを移送すべく該載置台10間に配されるガイド板1とか
らなる点にある。
【0007】また、本発明に係る側面加工機によるワー
クの加工方法は、両端に加工具6,6を有するヘッド5
の両側に配された載置台10,10 にワークWを載置した
後、前記ヘッド5を走行させてその加工具6, 6により
各ワークWの一側面を加工した後、該ワークWの何れか
一方を一方の載置台10から排出し、他方のワークWを一
方の載置台10に移送すべく両載置台10,10 間に配したガ
イド板1上をスライド移動させてワークWを一方の載置
台10に載置すると共に、他方の載置台10に加工すべき次
のワークWを載置した後、前記ヘッド5を走行させて載
置台10に載置した各ワークWの一側面を加工することに
よりワークWの対向する二側面を加工することを特徴と
する。
【0008】従って、上記発明特定事項を備えた側面加
工機に於いては、先ず一方の載置台10にワークWをセッ
トした後、ヘッド5を走行させて前記ワークWの一側面
を加工する。
【0009】その後、一方の載置台10からガイド板1を
介して他方の載置台10にワークWを移動させると共に、
一方の載置台10に加工すべき次のワークWを載置し、再
度前記ヘッド5を走行させて各載置台10上のワークWの
一側面を加工する。
【0010】このようにして、ワークWを順次加工して
いくのであるが、他方の載置台10に載置されたワークW
は、その対向する二側面が加工されることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る側面加工機の
一実施形態について図面に従って説明する。
【0012】図1及び図2に於いて、1は基台2上に敷
設した一対のレール3に沿ってスライド自在に設けられ
たガイド板を示し、その前方側上面には角棒状のガイド
体14が幅方向に設けられ、且つガイド板1は基台2の前
方に配したモータ4によりネジ杆24を介して前後方向に
移動可能である。
【0013】5はガイド板1の後方に固定されたヘッド
で、その両側には加工具6を夫々有してなり、ヘッド5
の上部に固定したモータ7によりチェーン8及びスプロ
ケット9を介して加工具6が回転駆動される。尚、各加
工具6はその突出量を変更し得るように軸方向に移動調
整可能に構成されている。
【0014】10は基台2の両側部に設けた各設置台11に
夫々固定された載置台で、その前方側には図2のように
ワークWの前端面を当接させて位置決めを行うガイド部
12が長手方向に突設され、該ガイド部12は図3の如く背
面が開口されてその内部にはネジ杆13が側壁15に回転自
在に軸支されており、ネジ杆13に螺合したブロック16が
前面から突出されて、該ブロック15はネジ杆13の一端部
に接続したモータ17の駆動によりガイド部12に沿って移
動する。18は設置台11の端部に設けたクランプ装置を示
し、図3(ロ) のように取付アーム19の水平部19aに穿設
した長孔19bには油圧シリンダ20がスライド自在に挿通
され、そのロッド20aの先端には押圧体21が取付けられ
ると共に、取付アーム19の立上部19cには水平に油圧シ
リンダ22が固定され、且つそのロッド22aの先端には押
圧体23が取付けられて、各押圧体21,23 により載置台10
上にセットしたワークWの上面及び側面が押圧固定され
る。
【0015】本実施形態は以上のような構成からなり、
次にこれを使用してプレート状のワークWの側面を加工
する場合について説明する。
【0016】先ず、一方の載置台10にワークWをセット
するのであるが、この場合その切込量に応じてモータ17
によりブロック16を所定位置に移動させておき、該ブロ
ック16にワークWの一側面を当接すると共に、その前端
面をガイド部12に当接して位置決めを行った後、クラン
プ18によりワークWの上面及び一側面を押圧して載置台
10上に固定する。
【0017】次に、モータ4によりガイド板1を前後方
向に往復動させてワークWの他側面を加工する。
【0018】その後、ワークWのクランプ状態を解除
し、ガイド板1のガイド体14に沿ってワークWをスライ
ドさせて他方の載置台10に移送し、その他側面をブロッ
ク16に当接させると共に、前端面をガイド部12に当接さ
せて位置決めした後、クランプ18によりワークWの上面
及び一側面を押圧して載置台10上に固定すると共に、一
方の載置台10に次に加工すべきワークWを同様に位置決
めして固定する。
【0019】尚、一方の載置台10から他方の載置台10に
移送する場合、一方の載置台10にエアシリンダや油圧シ
リンダ等の押圧手段を設け、該押圧手段によりワークW
を一側面を押圧して移送することも可能である。
【0020】次に、上述したと同じようにしてガイド板
1を往復動させると一方の載置台10上のワークWの他側
面と、他方の載置台10上に移送されたワークWの一側面
がヘッド5の加工具6により加工される。
【0021】これにより、他方の載置台10上のワークW
はその対向する二側面が加工されて載置台10から排出さ
れる一方、一方の載置台10上のワークWは他方の載置台
10に移送される。このような一連の加工作業が繰返して
行われる。
【0022】尚、この場合、二側面が加工されたワーク
Wを90°回転させて載置台10上にセットすれば、残され
た二側面を加工することもできる。
【0023】このようにして、ヘッド5の加工具6の往
復動により一対のワークWの両側面を効率的に加工する
ことができるため、生産性が大幅に向上することにな
る。
【0024】また、各載置台10に載置したワークWの一
側面ずつを加工する方式であるために、ワークWの寸法
が小さくてもその加工を無理なく行えるという利点があ
り、種々の寸法を有するワークWの加工に対して幅広く
適用することができる。
【0025】さらに、載置台10のブロック16はモータ17
により切込量の変更に対処できるので、ワークWの位置
決め作業も迅速且つ簡易に行えるという利点がある。
【0026】また、本実施形態に係る側面加工機は全体
の構成が非常に簡易であるため、その製作も容易で且つ
安価に行えるという利点もある。
【0027】尚、上記実施形態に於いては、ガイド板1
上にヘッド5を固定したが、例えばガイド板1を昇降可
能にすること等によりこの両者を分離して構成すること
も可能である。
【0028】また、ヘッド5は上記実施形態の如き前後
方向ではなく、上下方向に走行可能し得るように構成す
ることも勿論可能であり、ヘッド5の走行方向は問うも
のではない。
【0029】側面加工機の一例として上記実施形態では
フライス盤を挙げて説明したが、その他の側面加工機と
しては例えば研削盤等を挙げることができる。
【0030】その他、ヘッド5の走行手段や載置台10の
各部の具体的な構成も本発明の意図する範囲内に於いて
任意に設計変更自在である。
【0031】
【発明の効果】叙上のように、本発明は上記の如く構成
されてなるため、一対のワークの一側面を同時に加工す
ることが可能となり、従来の横型フライス盤の場合に比
して加工効率が大幅に向上するという格別の効果を得る
に至った。
【0032】また、本発明は各載置台に載置したワーク
の一側面ずつを加工する方式であるために、ワークの寸
法が小さくてもその加工が無理なく行えるという利点が
あり、従来の両頭フライス盤等に比して加工可能なワー
クの範囲が大幅に拡大されるという特有の効果もある。
【0033】さらに、本発明に係る側面加工機は上述し
たように非常に簡易な構成からなるために、容易且つ安
価に製作できるという実用的な効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体平面図。
【図2】ガイド板の周辺機材を示す側面図。
【図3】載置台の一実施形態を示し、(イ) は一部断面平
面図、(ロ) は側面図。
【符号の説明】
1…ガイド板 5…ヘッド 6…加工具 10…載置台 18…クランプ W…ワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に加工具(6),(6) を有して走行可能
    なヘッド(5) と、該ヘッド(5) の両側に夫々配されて加
    工すべきワーク(W) を載置可能な一対の載置台(10),(1
    0) と、一方の載置台(10)から他方の載置台(10)にワー
    ク(W) を移送すべく該載置台(10)間に配されるガイド板
    (1) とからなることを特徴とする側面加工機。
  2. 【請求項2】 前記ガイド板(1) にヘッド(5) が固定さ
    れてなる請求項1記載の側面加工機。
  3. 【請求項3】 前記載置台(10)にワーク(W) の側面に当
    接させて位置決めを行う位置決め手段が設けられてなる
    請求項1又は2記載の側面加工機。
  4. 【請求項4】 前記載置台(10) にワーク(W) を固定可
    能なクランプ(18)が設けられてなる請求項1乃至3の何
    れかに記載の側面加工機。
  5. 【請求項5】 両端に加工具(6),(6) を有するヘッド
    (5) の両側に配された載置台(10),(10) にワーク(W) を
    載置した後、前記ヘッド(5) を走行させてその加工具
    (6),(6) により各ワーク(W) の一側面を加工した後、該
    ワーク(W) の何れか一方を一方の載置台(10)から排出
    し、他方のワーク(W) を一方の載置台(10)に移送すべく
    両載置台(10),(10) 間に配したガイド板(1) 上をスライ
    ド移動させてワーク(W) を一方の載置台(10)に載置する
    と共に、他方の載置台(10)に加工すべき次のワーク(W)
    を載置した後、前記ヘッド(5) を走行させて載置台(10)
    に載置した各ワーク(W) の一側面を加工することにより
    ワーク(W) の対向する二側面を加工することを特徴とす
    るワークの加工方法。
JP29193696A 1996-11-01 1996-11-01 側面加工機とこれを使用したワークの加工方法 Pending JPH10138028A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108526561A (zh) * 2018-07-13 2018-09-14 无锡洲翔成套焊接设备有限公司 一种移动式铣削加工长箱梁两端面生产线

Cited By (2)

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CN108526561A (zh) * 2018-07-13 2018-09-14 无锡洲翔成套焊接设备有限公司 一种移动式铣削加工长箱梁两端面生产线
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