JPH10138077A - 両頭側面加工機用のワーク給排装置 - Google Patents

両頭側面加工機用のワーク給排装置

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JPH10138077A
JPH10138077A JP29190596A JP29190596A JPH10138077A JP H10138077 A JPH10138077 A JP H10138077A JP 29190596 A JP29190596 A JP 29190596A JP 29190596 A JP29190596 A JP 29190596A JP H10138077 A JPH10138077 A JP H10138077A
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JP
Japan
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work
supply
station
discharge
processing machine
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Application number
JP29190596A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ueda
博 植田
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UEDA SEIKO KK
Original Assignee
UEDA SEIKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両頭側面加工機にワークを効率的に給排でき
るようにして、生産性の向上に寄与せんとすることを課
題とする。 【解決手段】 対向配置された一対の加工具2,2間に
テーブル4が配された両頭側面加工機1にワークWを給
排するための装置であって、前記テーブル4の前方側側
方に給排ステーションBが設けられると共に、該給排ス
テーションBの左右両側にはワークWがセットされる準
備ステーションAと加工されたワークWが排出される排
出ステーションCが設けられ、該準備ステーションAあ
るワークWの給排ステーションBへの移送と該給排ステ
ーションBにあるワークWの排出ステーションCへの移
送とを同時に行える移送手段と、該移送手段により給排
ステーションBに移送されたワークWを両頭側面加工機
1のテーブル4に給排可能な給排手段とを具備してなる
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両頭側面加工機に
加工すべきワークを効率的に給排することのできるワー
ク給排装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のワーク給排装置として
は、例えば特開平4-105834号公報所載の発明が存在す
る。
【0003】即ち、この従来のものは、両端部に夫々パ
レットをセット可能な移動アームを昇降及び旋回可能に
構成したものであり、該移動アームの一端側のパレット
にワークを取付けた後、移動アームを昇降及び旋回させ
てワークを加工機側へと移送し、該加工機によりワーク
の側面を加工している際に、移動アームの他端側のパレ
ットにワークを取付可能として、一連の作業の効率化を
図ったものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のワーク給排装置は、移動アームを旋回させるもので
あるために、装置全体の構成が非常に複雑になるという
難点があり、またかかる移動アームの旋回時にはその他
端部にワークを取付けることは不可能であり、作業の効
率化を図る手段としては十分なものではなかった。
【0005】それ故に、本発明は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、両頭側面加工機にワ
ークを効率的に給排できるようにして、生産性の向上に
寄与せんとすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために本発明が採った手段は、対向配置された一対の
加工具2,2間にテーブル4が配された両頭側面加工機
1にワークWを給排するための装置であって、前記テー
ブル4の前方側側方に給排ステーションBが設けられる
と共に、該給排ステーションBの左右両側にはワークW
がセットされる準備ステーションAと加工されたワーク
Wが排出される排出ステーションCが設けられ、該準備
ステーションAあるワークWの給排ステーションBへの
移送と該給排ステーションBにあるワークWの排出ステ
ーションCへの移送とを同時に行える移送手段と、該移
送手段により給排ステーションBに移送されたワークW
を両頭側面加工機1のテーブル4に給排可能な給排手段
とを具備してなる点にある。
【0007】従って、上記発明特定事項を備えた給排装
置に於いては、先ず準備ステーションAにセットされた
ワークWは移送手段により給排ステーションBに移送さ
れた後、該給排ステーションBから給排手段により両頭
側面加工機1のテーブル4に供給されて、その側面が一
対の加工具2,2により加工されることになる。
【0008】かかるワークWの加工中に、加工すべき次
のワークWが準備ステーションAにセットされる一方、
前記移送手段の各移送手段は元の位置に戻って準備ステ
ーションAと給排ステーションBを移送可能な状態で待
機する。
【0009】次に、ワークWの加工が完了すると、ワー
クWはテーブル4から給排手段により給排ステーション
Bに排出される。その後、加工されたワークWは前記移
送手段により給排ステーションBから排出ステーション
Cへと移送されると同時に、準備ステーションAのワー
クWは給排ステーションBに移送される。
【0010】このようにして、順次ワークWの側面加工
が行われるのであるが、排出ステーションCにある加工
されたワークWはその都度排出される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るワーク給排装
置の一実施形態について、図面に従って説明する。
【0012】(第1実施形態)図1に於いて、1は両頭
側面加工機としての両頭フライス盤を示すが、かかる両
頭フライス盤それ自体は従来公知のものであるため、そ
の詳細な説明は省略して概要を説明すると、対向配置し
た一対の加工具2がベッド3上を前後方向及び対面方向
に移動自在に構成されると共に、加工具2間の下方位置
にはインデックステーブル11を有するテーブル4が配設
されてなり、且つ該テーブル4上にはワークWの上面を
押圧すべく油圧シリンダ5aが取付台5bに穿設した長孔5c
に沿って前後方向に移動調整可能なクランプ5が設けら
れている。尚、前記インデックステーブル11の上面には
図2(イ) のように複数のピン29が突設されており、同図
(ロ) の如く加工すべきワークWがセットされるパレット
Pの下面に形成した孔30に嵌合させてその位置決めが行
われる。
【0013】6は両頭側面加工機1の前方側に配された
ワーク給排装置で、以下のような構成からなる。
【0014】即ち、図3及び図4中、7は両頭側面加工
機1の前方側側方に配された基台で、該基台7上には所
定間隔を有して準備ステーションA,給排ステーション
B及び排出ステーションCが設けられ、且つ給排ステー
ションBは両頭側面加工機1のテーブル4の前方側側方
に配されると共に、各ステーションA〜Cは夫々載置台
8,9,10から構成されてなる。
【0015】12はパレットPを隣りのステーションへと
順次移送するための移動アームで、隣合うステーション
にある2個のパレットPを支持して移送可能なように、
棒状の本体13の前面に4個の保持材14が突設された櫛形
状に形成されており、本体13の背面には所定間隔を有し
て長手方向にネジ体15が固着されてなる。37は移動アー
ム12の両側一対の保持材14間に位置する本体13の中央に
設けられたクランプで、本体13の上面に立設した支軸38
の上端に取付アーム39が回動自在に軸支されると共に、
該取付アーム39の先端に油圧シリンダ40を取付けられて
なり、しかもそのロッドには押圧体(図示せず)が設け
られてワークWの上面を押圧し得るように構成されてい
る。
【0016】16は移動アーム12のネジ体に螺合されたネ
ジ杆で、可動台17の端部に取付けたモータ18により回転
駆動されて前記移動アーム12を可動台17に沿って左右方
向に移動させ得るように構成されてなる。
【0017】19は基台7に所定間隔を有して敷設したレ
ールで、前記可動台17の裏面に設けた凹溝(図示せず)
にスライド自在に嵌合しており、可動台17の端部に貫通
形成したネジ孔(図示せず)には基台7上に支持された
ネジ杆20が螺合されて、モータ21により一対の歯車22,2
3 を介して前記可動台17は前後方向に移動する。
【0018】24は基台7の前方側上面に複数の油圧シリ
ンダ等からなる昇降手段(図示せず)を介して取付けら
れた昇降台を示し、この油圧シリンダにより昇降可能に
構成されている。
【0019】25は可動台17の中央側面に突設された取付
台で、該取付台25上には油圧シリンダ26が固定されてお
り、そのロッド27の先端には励磁可能な磁石からなる押
圧体28が取付けられてなる。
【0020】本実施形態は以上のような構成からなり、
次にこれを使用してプレート状のワークの側面を加工す
る場合について説明する。
【0021】先ず、図5(イ) のように準備ステーション
Aの載置台8に載置したパレットP上にワークWを位置
決めしてセットし、その上面をクランプ37により固定す
る。
【0022】そして、モータ21を始動させると、図5
(ロ) のように歯車22,23 及びネジ杆20を介して可動台17
が後方側へと移動し、移動アーム12の右側の保持材14が
図4の破線で示すように準備ステーションAにセットし
たパレットPの下方に挿入される。
【0023】その後、油圧シリンダにより昇降台24を上
昇させると、移動アーム12の保持材14により準備ステー
ションAのワークWがパレットPを介して保持されるこ
とになる。
【0024】次に、モータ18を始動させると、ネジ杆16
及びネジ体15を介して移動アーム12が図4(ハ) のように
右側に移動し、パレットPが給排ステーションBの載置
台9上に移送された時点で前記モータ18は停止する。そ
の後、油圧シリンダにより昇降台24が下降してパレット
Pは載置台9上に載置されると、クランプ37によるワー
クWの押圧状態が解除され、されにモータ21が逆回転し
て移動アーム12は同図(ニ) の如く前方側に移動し、さら
にモータ18が逆回転して移動アーム12が同図(ホ) のよう
に最初の位置にまで戻ると、再度モータ21が正回転して
移動アーム12は同図(ヘ) の如く後方側に移動して停止す
る。
【0025】かかるワークWの移送時に空になった準備
ステーションAの載置台8にパレットPを載置し、図5
(ト) の如くこれに加工すべきワークWを位置決めしてセ
ットしておくことが可能である。
【0026】次に、油圧シリンダ26のロッド27を突出さ
せてその押圧体28により、給排ステーションBにあるパ
レットPの側面を磁着して、図5(チ) のように該パレッ
トPを両頭側面加工機1のテーブル4上に移動させた
後、前記押圧体28の励磁状態を解除するとパレットPの
孔30にインデックステーブル11のピン29が嵌入して位置
決めされた状態でパレットPが載置され、両頭側面加工
機1が有する位置手段(図示せず)により正確にワーク
Wの位置決めが行われた後、クランプ5によりワークW
の上面が固定される。そして、両頭側面加工機1の加工
具2が回転しながら後方側に移動してワークWの両側面
が切削加工されることになる。
【0027】次に、クランプ5によるワークWの固定を
解除せしめ、インデックステーブル11を90°回転させて
位置決めした後、残りの二側面を加工具2を移動させて
切削加工する。尚、さらにワークWの上下面を加工した
い場合は、この上下面を加工具2と対向するようにパレ
ットP上にセットして行うことも可能である他、ワーク
Wの角部分を加工することもできる。
【0028】その後、再度油圧シリンダ26の押圧体28に
よりパレットPを再度磁着して該パレットPを給排ステ
ーションB上に移動させ、押圧体28の励磁状態を解除し
てパレットPを図5(リ) のように給排ステーションB上
に載置する。
【0029】次に、上述したと同様にして、油圧シリン
ダにより昇降台24を上昇させると、各移動アーム12の保
持材14により準備ステーションA及び給排ステーション
BにあるパレットPが保持され、さらにそのワークWを
クランプ37により押圧固定せしめ、モータ18により移動
アーム12を左側に移動させて各パレットPが給排ステー
ションBと排出ステーションCの上方にまで移動した時
にモータ18を停止させる。その後、各クランプ37による
押圧状態が解除され、昇降台24が下降して各パレットP
が図5(ヌ) のように給排ステーションBの載置台9と排
出ステーションCの載置台10上に移送される。
【0030】そして、移動アーム12はモータ21により前
方側に移動した後、モータ18により再度元の位置に戻っ
て次のパレットPを移送すべく待機する一方、排出ステ
ーションCにあるワークWはパレットPと共に取外して
排出される。
【0031】このような一連の動作を繰返してワークW
が両頭側面加工機1により加工され、加工されたワーク
Wは排出されることになるが、準備ステーションAへの
パレットP及びワークWのセットから加工されたワーク
Wの排出までの作業が非常に簡易且つ効率的に行うこと
ができるのである。
【0032】また、本実施形態に係る給排装置は極めて
簡易な構成からなるために、その製作も安価に且つ容易
に行えるという利点がある。
【0033】尚、上記実施形態に於いては、両頭側面加
工機1の前方側側方にワーク給排装置を設けたが、本発
明は決してこれに限定されず、例えば図6(イ) のように
両頭側面加工機1の前方側側面に上記実施形態の給排ス
テーションBと同様の構成からなる供給ステーションD
を設けると共に、該供給ステーションDの側方に準備ス
テーションAを設け、さらに両頭側面加工機1の後方側
側面に排出ステーションCを設けて構成することも可能
である。この場合の動作も基本的には上記実施形態と同
様であるが、該実施形態の如き2個のパレットPを移送
可能な移動アーム12は不要であり、1個のパレットPの
みを移送可能な移送手段を採用すれば十分であり、加工
されたワークWは油圧シリンダ等の排出手段によりテー
ブル4から排出ステーションCに排出される。
【0034】さらに、上記実施形態に於ける準備ステー
ションAを同図(ロ) のように準備兼排出ステーションE
として、かかる一対のステーションA,Eを両頭側面加
工機1の前後両側に設けることも可能であり、準備兼排
出ステーションEにセットされたワークWは移送手段に
より給排ステーションBを介して油圧シリンダ等の給排
手段によりテーブル4に移送され、加工後はテーブル4
から給排手段により給排ステーションBから移送手段に
より準備兼排出ステーションEに移送されて排出され
る。
【0035】この場合、同図(ハ) のように両頭側面加工
機1の前方側側方のみに給排ステーションBを設けると
共に、その左右両側に準備兼排出ステーションEを設け
てもよく、該準備兼排出ステーションEに夫々セットさ
れたワークWは交互に給排ステーションBに移送されて
両頭側面加工機1による加工後に、準備兼排出ステーシ
ョンEからワークWは排出されることになる。
【0036】以上説明した他の実施形態に於いても、上
記実施形態と同様に給排ステーションB又は供給ステー
ションD等からテーブル4への給排時に於いて、加工す
べきワークWを準備ステーションA又は準備兼排出ステ
ーションEにセットし得るので効率良く一連の加工作業
が行えるのである。
【0037】尚、上記実施形態に於ける両頭側面加工機
1は、加工具2が移動してワークWを加工する形式のも
のであるが、次に加工具2が固定されてテーブル4が移
動する両頭側面加工機1を使用した実施形態について説
明する。
【0038】(第2実施形態)本実施形態の主な構成は
上記第1実施形態と同様であるが、図7のように給排ス
テーションBが省略されて、その位置にまで両頭側面加
工機1のテーブル4が延長されており、且つ油圧シリン
ダ26等も存在せず、テーブル4の両側に準備兼排出ステ
ーションEが設けられている。
【0039】そして、先ず一方の準備兼排出ステーショ
ンEにパレットPを介してワークWをセットし、上記第
1実施形態と同様に移動アーム12を作動させると、その
一方側の保持材14によりテーブル4のインデックステー
ブル11上にパレットPが供給され、テーブル4が移動し
て加工具2によりワークWの側面が加工された後、該ワ
ークWは移動アーム12により他方の準備兼排出ステーシ
ョンEに移送されると同時に、一方の準備兼排出ステー
ションEにセットした次のワークWがテーブル4に移送
される。かかる動作を繰返してワークWが順次加工され
るのである。
【0040】この場合も、一方の準備兼排出ステーショ
ンEにセットしたワークWを加工後に該一方の準備兼排
出ステーションEから排出し、且つ他方の準備兼排出ス
テーションEにセットしたワークWを加工後に該他方の
準備兼排出ステーションEから排出するという移送経路
を採ることが可能である。
【0041】また、本実施形態に於いては、第1実施形
態に比して給排ステーションBを省略できる等、全体の
構成を簡略化される利点があり、また移動アーム12によ
り直接ワークWをテーブル4に供給し且つ排出できるた
め、作業効率がさらに向上することになる。
【0042】(第3実施形態)上記各実施形態では、移
送手段としての移送アーム12は左右に直線的な移動をす
るが、例えば移送手段として次のような実施形態も存在
する。
【0043】即ち、図8に示すように移送手段は両頭側
面加工機1の前方側側方に配されるのであるが、かかる
移送手段は板状の回転体31の二側面に所定間隔を有して
移動アーム12として2本の保持材14が水平に突設され、
且つ回転体31の下面中央には油圧シリンダ32に回転自在
に設けられたロッド33が固定されて昇降自在に構成さ
れ、該ロッド33に取付けた歯車34にはモータ35の回転軸
に取付けた歯車36が噛合されて前記回転体31が回転し得
るようにしたものであり、移送手段の両側には準備兼排
出ステーションEが設けられている。
【0044】そして、一方の準備兼排出ステーションE
にセットしたパレットPは油圧シリンダ32の上昇により
移動アーム12の保持材14で保持され、モータ35の駆動に
より90°回転された後、油圧シリンダ32により下降して
パレットPはテーブル4のインデックステーブル11上に
移送供給される。ワークWの加工は上記実施形態と同様
にしてテーブル4を移動して行われるが、その際に他方
の準備兼排出ステーションEに次のワークWをセットし
ておく。
【0045】その後、油圧シリンダ32により移動アーム
12が上昇してテーブル4上のワークWと他方の準備兼排
出ステーションEにあるワークWが保持され、モータ35
により加工されたワークWは一方の準備兼排出ステーシ
ョンE上に移送されると共に、加工すべき次のワークW
がテーブル4上に移送された後、下降してテーブル4上
のワークWの加工が開始される一方で、一方の準備兼排
出ステーションE上のワークWを排出して次のワークW
をセットする。
【0046】この場合、移動アーム12の90°の回転でワ
ークWの移送が可能となり、効率的に一連の作業を行う
ことができる。
【0047】尚、両頭側面加工機1は上記各実施形態の
如き両頭フライス盤に限定されるものではなく、例えば
研削盤等の加工機にも本発明に係るワーク給排装置は適
用可能である。
【0048】また、上記各実施形態ではワークWをパレ
ットP上にセットしたが、直接ワークWを給排しても構
わない。
【0049】さらに、準備ステーションA,排出ステー
ションC及び準備兼排出ステーションEへのワークWの
セット又は排出を別途機械的に行うことも可能であり、
これにより全工程の自動化が達成できることになるが、
その必要がない場合は、かかる一連の作業は手作業で行
っても構わない。
【0050】また、図9のようにパレット板P' の一端
部に取付ブロック41を固定すると共に、その後面側にワ
ークWが当接される基準面を有する立上部42と、ワーク
Wが載置される幅狭状の載置部43からなる載置台44を設
け、載置台44は前記取付ブロック41に取付けた油圧シリ
ンダ45によりパレット板P' 上を前後方向にスライド自
在にパレットPを構成すると、比較的幅狭で長寸のワー
クWの加工が可能となり、パレットPの交換により加工
すべきワークWの変更にも柔軟且つ迅速に対応できる利
点がある。尚、かかる加工に際には、ワークWの側面は
取付アーム5bに設けた油圧シリンダ46の押圧体47により
押圧固定され、且つ上面は油圧シリンダ5aのロッド48に
設けた押圧体49により確実且つ強固に固定して行われ
る。
【0051】さらに、ワークWの移送手段しては、上記
各実施形態の他に例えばパレットPの両端を把持可能な
又は磁着可能な保持材を有する移動アーム12により移送
してもよい。
【0052】また、両頭側面加工機1の加工具2を昇降
可能に構成すると共に、両頭側面加工機1に例えば孔あ
け加工が可能なドリル等を設けることにより、ワークW
に他の加工を同時に行うことが可能となって大変利便で
ある。
【0053】その他、パレットPの形状や給排ステーシ
ョンB等とテーブル4との相互間のワークWの給排手段
も本発明の意図する範囲内に於いて任意に設計変更自在
である。
【0054】
【発明の効果】叙上のように、本発明は上記の如く構成
されてなるため、移送手段により準備ステーションから
のワークの移送が開始された時点から次のワークを前記
準備ステーションにセットすることが可能となって、ワ
ークの位置決め作業にも十分な時間が確保できる等、確
実且つ正確が位置決めも可能となり、一連の加工作業を
効率的に行えるという格別の効果を得るに至った。
【0055】また、本発明に係るワーク配給装置は上述
したように非常に簡易な構成からなるために、容易且つ
安価に製作できるという実用的な効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体平面図。
【図2】(イ) はインデックステーブルの平面図、(ロ) は
インデックステーブルにパレットを載置した状態を示す
一部断面正面図。
【図3】同要部拡大平面図。
【図4】同要部正面図。
【図5】(イ) 乃至(ヌ) は一連の工程を示す説明図。
【図6】他の実施形態を示し、(イ) 乃至(ハ) は概略平面
図。
【図7】他の実施形態を示す要部拡大平面図。
【図8】他の実施形態を示し、(イ) は平面図、(ロ) は正
面図。
【図9】他の実施形態を示し、(イ) は平面図、(ロ) は側
面図。
【符号の説明】
1…両頭側面加工機 2…加工具 4…テーブル A…準備ステーション B…給排ステーション C…排出ステーション D…供給ステーション E…準備兼排出ステーション W…ワーク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置された一対の加工具(2),(2) 間
    にテーブル(4) が配された両頭側面加工機(1) にワーク
    (W) を給排するための装置であって、前記テーブル(4)
    の前方側側方に給排ステーション(B) が設けられると共
    に、該給排ステーション(B) の左右両側にはワーク(W)
    がセットされる準備ステーション(A) と加工されたワー
    ク(W) が排出される排出ステーション(C) が設けられ、
    該準備ステーション(A) あるワーク(W) の給排ステーシ
    ョン(B) への移送と該給排ステーション(B) にあるワー
    ク(W) の排出ステーション(C) への移送とを同時に行え
    る移送手段と、該移送手段により給排ステーション(B)
    に移送されたワーク(W) を両頭側面加工機(1) のテーブ
    ル(4) に給排可能な給排手段とを具備してなることを特
    徴とする両頭側面加工機用のワーク給排装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワーク給排装置が、テー
    ブル(4) の後方側側方にも設けられてなる両頭側面加工
    機用のワーク給排装置。
  3. 【請求項3】 対向配置された一対の加工具(2),(2) 間
    にテーブル(4) が配された両頭側面加工機(1) にワーク
    (W) を給排するための装置であって、前記テーブル(4)
    の前方側側方に供給ステーション(D) が設けられると共
    に、該供給ステーション(D) の側方に加工すべきワーク
    (W) がセットされる準備ステーション(A) が設けられ、
    且つ前記テーブル(4) の後方側側方に排出ステーション
    (C) が設けられてなり、しかも前記準備ステーション
    (A) から供給ステーション(D) にワーク(W) を移送可能
    な移送手段と、供給ステーション(D) に移送されたワー
    ク(W) を両頭側面加工機(1) のテーブル(4) に供給可能
    な供給手段と、加工されたワーク(W) を該テーブル(4)
    から前記排出ステーション(C) に排出可能な排出手段と
    を夫々具備してなることを特徴とする両頭側面加工機用
    のワーク給排装置。
  4. 【請求項4】 対向配置された一対の加工具(2),(2) 間
    にテーブル(4) が配された両頭側面加工機(1) にワーク
    (W) を給排するための装置であって、前記テーブル(4)
    の前後側方に供給ステーション(D) が夫々設けられると
    共に、該供給ステーション(D) の側方に加工すべきワー
    ク(W) がセットされ且つ加工されたワーク(W) が排出さ
    れる準備兼排出ステーション(E) が設けられてなり、し
    かも該準備兼排出ステーション(E) と前記供給ステーシ
    ョン(D) との相互間にワーク(W)を移送可能な移送手段
    と、供給ステーション(D) と前記テーブル(4) との相互
    間にワーク(W) を給排可能な給排手段とを夫々具備して
    なることを特徴とする両頭側面加工機用のワーク給排装
    置。
  5. 【請求項5】 対向配置された一対の加工具(2),(2) 間
    にテーブル(4) が配された両頭側面加工機(1) にワーク
    (W) を給排するための装置であって、前記テーブル(4)
    の前方側側方に給排ステーション(B) が夫々設けられる
    と共に、該給排ステーション(B) の左右両側に加工すべ
    きワーク(W) がセットされ且つ加工されたワーク(W) が
    排出される準備兼排出ステーション(E) が夫々設けられ
    てなり、しかも該準備兼排出ステーション(E) と給排ス
    テーション(B) との相互間にワーク(W) を移送可能な複
    数の移送手段と、給排ステーション(B) と前記テーブル
    (4) との相互間にワーク(W) を給排可能な給排手段とを
    夫々具備してなることを特徴とする両頭側面加工機用の
    ワーク給排装置。
  6. 【請求項6】 対向配置された一対の加工具(2),(2) 間
    にテーブル(4) が配された両頭側面加工機(1) にワーク
    (W) を給排するための装置であって、テーブル(4) の両
    側にワーク(W) がセットされる準備ステーション(A) と
    加工されたワーク(W) が排出される排出ステーション
    (C) と、前記準備ステーション(A) あるワーク(W) のテ
    ーブル(4) への移送と該テーブル(4) にあるワーク(W)
    の排出ステーション(C) への移送とを同時に行える移送
    手段とが夫々設けられ、且つ前記テーブル(4) は加工具
    (2),(2) 間をその対向方向と交差する方向に移動可能に
    構成されてなることを特徴とする両頭側面加工機用のワ
    ーク給排装置。
  7. 【請求項7】 対向配置された一対の加工具(2),(2) 間
    にテーブル(4) が配された両頭側面加工機(1) にワーク
    (W) を給排するための装置であって、前記テーブル(4)
    の前方側側方にワーク(W) の移送兼給排手段が設けられ
    ると共に、該移送手段の両側に準備兼排出ステーション
    (E) が設けられてなり、前記移送兼給排手段は回転駆動
    されて準備兼排出ステーション(E) にあるワーク(W) を
    テーブル(4) に供給移送可能で且つテーブル(4) にある
    加工されたワーク(W) を前記準備兼排出ステーション
    (E) に排出移送可能に構成されてなることを特徴とする
    両頭側面加工機用のワーク給排装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262261A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Makino Milling Mach Co Ltd 工作機械のパレット交換装置

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