JPH02142358A - 電力変換装置 - Google Patents
電力変換装置Info
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- JPH02142358A JPH02142358A JP63294572A JP29457288A JPH02142358A JP H02142358 A JPH02142358 A JP H02142358A JP 63294572 A JP63294572 A JP 63294572A JP 29457288 A JP29457288 A JP 29457288A JP H02142358 A JPH02142358 A JP H02142358A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M3/00—Conversion of dc power input into dc power output
- H02M3/22—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
- H02M3/24—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
- H02M3/28—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
- H02M3/325—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
- H02M3/335—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M7/00—Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
- H02M7/02—Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal
- H02M7/04—Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal by static converters
- H02M7/12—Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
- H02M7/125—Avoiding or suppressing excessive transient voltages or currents
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Rectifiers (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、変圧器を介して交流を直流に変換する電力変
換装置に係り、特に変圧器の偏磁による2次電流の増加
を抑制するのに好適なパルス幅変調形の電力変換装置に
関する。
換装置に係り、特に変圧器の偏磁による2次電流の増加
を抑制するのに好適なパルス幅変調形の電力変換装置に
関する。
パルス幅変調形(以下、PWMと略す)コンバータを用
いた交直電力変換システムは高効率化、低高調波化が図
れる上、電力回生も可能なことから、様々な用途への適
用が期待されている。
いた交直電力変換システムは高効率化、低高調波化が図
れる上、電力回生も可能なことから、様々な用途への適
用が期待されている。
ところで、このようなシステムでは電源との絶縁や変圧
等のために、電源とPWMコンバータとの間に変圧器を
設ける場合が多い。
等のために、電源とPWMコンバータとの間に変圧器を
設ける場合が多い。
このようなPWMコンバータにおいて、変圧器の巻線に
直流電圧が印加され、鉄心内の磁束が一方の極性に偏る
、いわゆる偏磁現象が多々発生する。その偏磁現象が発
生する主な原因は、線路に抵抗分があるための電圧降下
によるもの、電源等をいれたときなどのように負荷急変
時に見られる過渡的なもの、また、この変圧器を電気車
に用いた場合、パンクの離線によるものなどがある。こ
のような変圧器の偏磁現象が発生すると、変圧器の鉄心
が飽和して、2次電圧やりアクタンスが著しく減少し、
交流電流に大きな低次高調波成分が発生したり、変圧器
から発生する騒音が著しく増大するなどの問題が生じる
。
直流電圧が印加され、鉄心内の磁束が一方の極性に偏る
、いわゆる偏磁現象が多々発生する。その偏磁現象が発
生する主な原因は、線路に抵抗分があるための電圧降下
によるもの、電源等をいれたときなどのように負荷急変
時に見られる過渡的なもの、また、この変圧器を電気車
に用いた場合、パンクの離線によるものなどがある。こ
のような変圧器の偏磁現象が発生すると、変圧器の鉄心
が飽和して、2次電圧やりアクタンスが著しく減少し、
交流電流に大きな低次高調波成分が発生したり、変圧器
から発生する騒音が著しく増大するなどの問題が生じる
。
特に、PWMコンバータのような自励式の電力変換器で
は、電源電圧や交流リアクタンスの変化に対して入力電
流の変化が著しいため、変圧器の偏磁によって2次電圧
やりアクタンスが減少すると、コンバータ入力電流が過
電流となって、運転が継続できない。
は、電源電圧や交流リアクタンスの変化に対して入力電
流の変化が著しいため、変圧器の偏磁によって2次電圧
やりアクタンスが減少すると、コンバータ入力電流が過
電流となって、運転が継続できない。
このような問題点を解決するための従来技術として、特
開昭53−20525号公報、特開昭62−12396
3号公報、特開昭59−13313号公報がある。
開昭53−20525号公報、特開昭62−12396
3号公報、特開昭59−13313号公報がある。
特開昭53−20525号公報に示された装置は、変圧
器の1次電流と2次電流の差がら偏磁を検出し、その偏
磁量に応じて変圧器の3次巻線に流れる電流を調整する
ものである。
器の1次電流と2次電流の差がら偏磁を検出し、その偏
磁量に応じて変圧器の3次巻線に流れる電流を調整する
ものである。
この装置では、装置自体の大型化という根本的問題を解
決できない。
決できない。
特開昭62−123963号公報に示された装置は、電
源電圧や制御量の急変等により生じる交流側電流の直流
成分を短時間で除去することにより直流電圧変動の増大
や変圧器の偏磁の発生を抑制し、力率向上、高調波低減
を図ると共に、装置の高機能か、高精度化を実現するこ
とを目的として考案されたものである。この装置では、
交流リアクトルを流れる電流が電源電圧と所定の位相と
なるようにコンバータ入力電圧の振幅・位相信号を出力
するベクトル演算回路、交流リアクトルを流れる直流電
流を検出する直流分検出回路、及び直流分検出回路の出
力に基づいて、交流リアクトルに流れる直流電流がゼロ
となるようにベクトル演算回路から出力される振幅・位
相信号を操作する直流分補償回路を備えている。これに
より、コンバータ入力電圧の振幅・位相指令をベクトル
演算により出力し、交流リアクトルを流れる直流電流に
応じて、交流リアクトルを流れる直流電流がゼロとなる
ように前記振幅・位相指令の少なくとも一方を操作する
ものである。
源電圧や制御量の急変等により生じる交流側電流の直流
成分を短時間で除去することにより直流電圧変動の増大
や変圧器の偏磁の発生を抑制し、力率向上、高調波低減
を図ると共に、装置の高機能か、高精度化を実現するこ
とを目的として考案されたものである。この装置では、
交流リアクトルを流れる電流が電源電圧と所定の位相と
なるようにコンバータ入力電圧の振幅・位相信号を出力
するベクトル演算回路、交流リアクトルを流れる直流電
流を検出する直流分検出回路、及び直流分検出回路の出
力に基づいて、交流リアクトルに流れる直流電流がゼロ
となるようにベクトル演算回路から出力される振幅・位
相信号を操作する直流分補償回路を備えている。これに
より、コンバータ入力電圧の振幅・位相指令をベクトル
演算により出力し、交流リアクトルを流れる直流電流に
応じて、交流リアクトルを流れる直流電流がゼロとなる
ように前記振幅・位相指令の少なくとも一方を操作する
ものである。
また、特開昭59−13313号公報に示された装置は
、インバータで励磁される変圧器やコンバータを負荷と
する変圧器において、スイッチング素子の転流タイミン
グや順方向電圧降下の不揃い等によって生じる直流偏磁
による鉄損や励磁電流の増加を防止するため、変圧器の
1次巻線に流れる電流の第2高調波成分をとりだしこの
信号に応じた直流出力を変圧器の付加巻線に流すもので
ある。
、インバータで励磁される変圧器やコンバータを負荷と
する変圧器において、スイッチング素子の転流タイミン
グや順方向電圧降下の不揃い等によって生じる直流偏磁
による鉄損や励磁電流の増加を防止するため、変圧器の
1次巻線に流れる電流の第2高調波成分をとりだしこの
信号に応じた直流出力を変圧器の付加巻線に流すもので
ある。
しかし、この方法でも装置自体の大型化という根本的問
題を解決できない。
題を解決できない。
上記、特開昭62−123963号公報の従来技術は、
変換器自身の発生する直流電圧成分あるいは直流電流成
分によって発生する偏磁や、電流の投入・明断等により
、変圧器の1次巻線に一時的に直流電圧が印加されて発
生する偏磁にたいしては、有効である。
変換器自身の発生する直流電圧成分あるいは直流電流成
分によって発生する偏磁や、電流の投入・明断等により
、変圧器の1次巻線に一時的に直流電圧が印加されて発
生する偏磁にたいしては、有効である。
しかし、同一電源(変圧器1次側)に直流電流を発生す
る負荷装置が存在し、変圧器の1次巻線に連続的に直流
電圧が印加されるような場合においては、上記従来技術
では、偏磁を解消することができない。即ち、この装置
では、電源Sが変圧器の場合には、1次側に直流電流が
流入して偏磁が発生しても2次側には直流電流は流れず
、低次高調波が発生するだけである。2次電流(リアク
トル電流)に検出すべき直流成分がないため、直流分検
知回路は動作せず、偏磁は解消できない。
る負荷装置が存在し、変圧器の1次巻線に連続的に直流
電圧が印加されるような場合においては、上記従来技術
では、偏磁を解消することができない。即ち、この装置
では、電源Sが変圧器の場合には、1次側に直流電流が
流入して偏磁が発生しても2次側には直流電流は流れず
、低次高調波が発生するだけである。2次電流(リアク
トル電流)に検出すべき直流成分がないため、直流分検
知回路は動作せず、偏磁は解消できない。
また、仮に直流分検出器を1次側に設置して1次側の直
流電流を検出しても、2次側の直流電流を調節すること
で1次側の直流電流を打ち消すことはできず、1次電流
がゼロとなるように制御すると、2次側の直流電流が過
大となり、かえって偏磁が拡大する可能性がある。
流電流を検出しても、2次側の直流電流を調節すること
で1次側の直流電流を打ち消すことはできず、1次電流
がゼロとなるように制御すると、2次側の直流電流が過
大となり、かえって偏磁が拡大する可能性がある。
また、他の従来技術では、変圧器の1次、2次側の直流
成分は検出するが、変圧器の第3の巻線に補償電流を流
すため装置の大型化は避けられない。また、個別に見る
と特開昭53−20525号公報では、偏磁の極性判別
が不十分であるために、偏磁の極性によっては、かえっ
て偏磁を増大させる可能性がある。また、特開昭59−
13313号公報に示された装置では、偏磁量及び極性
をどのように判別するかまた補償回路の操作量も不明で
ある。
成分は検出するが、変圧器の第3の巻線に補償電流を流
すため装置の大型化は避けられない。また、個別に見る
と特開昭53−20525号公報では、偏磁の極性判別
が不十分であるために、偏磁の極性によっては、かえっ
て偏磁を増大させる可能性がある。また、特開昭59−
13313号公報に示された装置では、偏磁量及び極性
をどのように判別するかまた補償回路の操作量も不明で
ある。
本発明は以上のような問題点を解決するためになされた
ものであり、交流電源に変圧器を介して接続されたPW
Mコンバータによって交直変換を行う電力変換器におい
て、変圧器へ電源側または変圧器側から一時的あるいは
連続的に直流電圧が印加されることによって発生する偏
磁現象を未然に防止できる電力変換装置を供給すること
を目的としている。
ものであり、交流電源に変圧器を介して接続されたPW
Mコンバータによって交直変換を行う電力変換器におい
て、変圧器へ電源側または変圧器側から一時的あるいは
連続的に直流電圧が印加されることによって発生する偏
磁現象を未然に防止できる電力変換装置を供給すること
を目的としている。
また他の目的として、1つの変圧器の2次側に複数のコ
ンバータが接続された電力変換装置でもコンバータ間で
干渉を発生させることなく偏磁現象を未然に防止できる
電力変換装置を供給することを目的としている。
ンバータが接続された電力変換装置でもコンバータ間で
干渉を発生させることなく偏磁現象を未然に防止できる
電力変換装置を供給することを目的としている。
変圧器の偏磁現象は、変圧器に直流電圧成分が印加され
ることによって、鉄心内の磁束が一方の極性に偏るもの
であり、これを解消するには、偏磁状態を確実に検出す
る必要がある。偏磁状態の検出には、変圧器の鉄心内の
磁束を直接観測する方法が最も確実であるが、実際には
その実現が極めて困難である。また同様に電圧時間積を
検出する方法もあるが、困難である。
ることによって、鉄心内の磁束が一方の極性に偏るもの
であり、これを解消するには、偏磁状態を確実に検出す
る必要がある。偏磁状態の検出には、変圧器の鉄心内の
磁束を直接観測する方法が最も確実であるが、実際には
その実現が極めて困難である。また同様に電圧時間積を
検出する方法もあるが、困難である。
これにだいし、変圧器の直流アンペアターンの総和を検
出することにより、偏磁量を容易に検出することができ
る。
出することにより、偏磁量を容易に検出することができ
る。
変圧器の極性及び電流の正極性を第2図(イ)のように
とるものとすれば、変圧器の1次側に直流電流(偏磁電
流と呼ぶ) Ixa−を流した際に。
とるものとすれば、変圧器の1次側に直流電流(偏磁電
流と呼ぶ) Ixa−を流した際に。
偏磁を解消するのに必要な2次電流の直流成分(補償電
流と呼ぶ)I、、、は第2図のようになる。
流と呼ぶ)I、、、は第2図のようになる。
同図から明らかなように、偏磁を解消するには、補償電
流■2□。が、 となるように設定すれば良い。これは変圧器の直流アン
ペアターンの総和がゼロとなるとき、偏磁が解消される
ことを示している。また(1)式の関係は負荷状態に関
わらず成立する。
流■2□。が、 となるように設定すれば良い。これは変圧器の直流アン
ペアターンの総和がゼロとなるとき、偏磁が解消される
ことを示している。また(1)式の関係は負荷状態に関
わらず成立する。
従って、変圧器の巻線数がnの場合、直流成分に対する
アンペアターンの総和ATが、ここに、NkSk番目の
巻線の巻数 Ikdc:に番目の巻線電流の直流成分となるように補
償電流を設定すれば良く、j番目の巻線から補償する場
合、補償電流Ijdcは、で与えられる。
アンペアターンの総和ATが、ここに、NkSk番目の
巻線の巻数 Ikdc:に番目の巻線電流の直流成分となるように補
償電流を設定すれば良く、j番目の巻線から補償する場
合、補償電流Ijdcは、で与えられる。
この方法によれば、どの巻線から偏磁電流が流入しても
偏磁状態を確実に検出し、偏磁の解消が可能である。
偏磁状態を確実に検出し、偏磁の解消が可能である。
一方、1次電流あるいは2次電流に含まれる偶数次長波
成分を検出することによっても、偏磁状態を検出できる
。
成分を検出することによっても、偏磁状態を検出できる
。
第4図は、偏磁電流に対して1次電流に含まれる各電流
成分の関係を実験的に求めたものである。
成分の関係を実験的に求めたものである。
同図において、偏磁電流が増加するに伴い、第2調波成
分をはじめとする偶数次調波成分が偏磁電流にほぼ比例
して増加することが分かる(図には第2調波成分のみ示
しである)。このような偶数次調波成分が発生するのは
、変圧器の鉄心の磁化特性の影響で電流波形が正負非対
象となるためである。また、偶数次調波成分の極性は偏
磁の方向によって異なることから、これを検出すること
により偏磁の極性を検出できる。このようにして、1次
電流の偶数次調波成分から直流アンペアターンに相当す
る偏磁の状態量を検出できる。尚、2次電流についても
、偏磁によって偶数次調波成分が発生するため、これを
検出することで、1次電流の場合と同様に偏磁の状態量
を検出できる。
分をはじめとする偶数次調波成分が偏磁電流にほぼ比例
して増加することが分かる(図には第2調波成分のみ示
しである)。このような偶数次調波成分が発生するのは
、変圧器の鉄心の磁化特性の影響で電流波形が正負非対
象となるためである。また、偶数次調波成分の極性は偏
磁の方向によって異なることから、これを検出すること
により偏磁の極性を検出できる。このようにして、1次
電流の偶数次調波成分から直流アンペアターンに相当す
る偏磁の状態量を検出できる。尚、2次電流についても
、偏磁によって偶数次調波成分が発生するため、これを
検出することで、1次電流の場合と同様に偏磁の状態量
を検出できる。
また、以上のように検出された偏磁の状態量をそのまま
変圧器の出力巻線に注入しても偏磁を未然に防ぐことは
困難で、そのためにはなんらかの補償をかけてやらなけ
ればならない。その手段は、前記の方法で検出した偏磁
の状態量がゼロになっても直流補償電流を流しつづける
手段でなければならない。もし、このような補償手段で
ないと補償の結果偏磁の状態量がゼロになった場合補償
量がゼロになってしまい再び偏磁状態に戻ってしまう。
変圧器の出力巻線に注入しても偏磁を未然に防ぐことは
困難で、そのためにはなんらかの補償をかけてやらなけ
ればならない。その手段は、前記の方法で検出した偏磁
の状態量がゼロになっても直流補償電流を流しつづける
手段でなければならない。もし、このような補償手段で
ないと補償の結果偏磁の状態量がゼロになった場合補償
量がゼロになってしまい再び偏磁状態に戻ってしまう。
以上のような検出信号による補償信号に基づいて、第2
図に示すように変圧器の出力巻線に直流電流を注入する
手段を設けることにより、偏磁は解消される。例えば、
同図(a)に示すように、変圧器1次巻線に正の直流電
圧Edcを含む正弦波状の電圧が印加されると、鉄心は
正極性に偏磁され、同図に示すような励磁電流が流れて
バランスする。この場合、コンバータ入力電圧ecに同
図に示す極性で直流電圧Ecoを発生させ、直流アンペ
アターンが等しくなるように2次巻線に負の極性の直流
電流を注入することで、偏磁は抑制される。
図に示すように変圧器の出力巻線に直流電流を注入する
手段を設けることにより、偏磁は解消される。例えば、
同図(a)に示すように、変圧器1次巻線に正の直流電
圧Edcを含む正弦波状の電圧が印加されると、鉄心は
正極性に偏磁され、同図に示すような励磁電流が流れて
バランスする。この場合、コンバータ入力電圧ecに同
図に示す極性で直流電圧Ecoを発生させ、直流アンペ
アターンが等しくなるように2次巻線に負の極性の直流
電流を注入することで、偏磁は抑制される。
同図(b)に示すような極性で変圧器1次巻線に直流電
圧Edcが印加された場合にも、同様にして。
圧Edcが印加された場合にも、同様にして。
コンバータ入力電圧e、に同図(a)とは逆極性の直流
電圧Ecoを発生させ、直流アンペアターンが等しくな
るように2次巻線に直流電流を注入することで、偏磁は
抑制される。
電圧Ecoを発生させ、直流アンペアターンが等しくな
るように2次巻線に直流電流を注入することで、偏磁は
抑制される。
これにより、変圧器の偏磁をアクティブに解消すること
が可能となり、偏磁による2次電流の増加や励磁電流の
増加による低次高調波成分の発生、騒音の増加等が防止
される。
が可能となり、偏磁による2次電流の増加や励磁電流の
増加による低次高調波成分の発生、騒音の増加等が防止
される。
以下1本発明の一実施例を第1図により説明する。
同図は単相交流を電源とする電力変換システムへの本発
明の適用例を示すものであり、AC3は単相交流電源、
ZLINは架線のインピーダンス要素、TRは変圧器、
ACLは交流リアクトル、CONは交流を直流に変換す
るPWMコンバータ、FCは直流平滑用フィルタコンデ
ンサ、LOADは負荷装置である。
明の適用例を示すものであり、AC3は単相交流電源、
ZLINは架線のインピーダンス要素、TRは変圧器、
ACLは交流リアクトル、CONは交流を直流に変換す
るPWMコンバータ、FCは直流平滑用フィルタコンデ
ンサ、LOADは負荷装置である。
一方、AVRは直流電圧指令Ed”と直流電圧edとの
差からコンバータ入力電流12(変圧器TRの2次電流
)の有効電流指令Ir”を作成する電圧調整回路、AC
Rlは前記有効電流指令Ir”と電流検出回路CDTに
より検出されたコンバータ入力電流12の有効成分Ir
との差からコンバータ入力電圧ecの電源直交成分指令
Eci”を作成する有効電流調節回路であり、ACR2
はコンバータ入力電流12の無効成分指令Ii”前記電
流検出回路CDTにより検出されたコンパ−1タ入力電
流12の無効成分Iiとの差からコンバータ入力電圧e
、の電源同相成分指令Ecr”を作成する無効電流調節
回路である。また、MWGはコンバータ入力電圧e、の
電源同相成分指令Ear”、電源直交成分指令Eci”
および後述の直流成分指令Ecoゝからパルス幅変調の
ための変調波信号y、を作成する変調波発生回路、Pw
には前記変調波信号y、とキャリア信号y。とを比較し
て、PwMコンバータを構成するスイッチング素子をオ
ン・オフ制御するためのゲート信号を出力するパルス幅
変調回路である。
差からコンバータ入力電流12(変圧器TRの2次電流
)の有効電流指令Ir”を作成する電圧調整回路、AC
Rlは前記有効電流指令Ir”と電流検出回路CDTに
より検出されたコンバータ入力電流12の有効成分Ir
との差からコンバータ入力電圧ecの電源直交成分指令
Eci”を作成する有効電流調節回路であり、ACR2
はコンバータ入力電流12の無効成分指令Ii”前記電
流検出回路CDTにより検出されたコンパ−1タ入力電
流12の無効成分Iiとの差からコンバータ入力電圧e
、の電源同相成分指令Ecr”を作成する無効電流調節
回路である。また、MWGはコンバータ入力電圧e、の
電源同相成分指令Ear”、電源直交成分指令Eci”
および後述の直流成分指令Ecoゝからパルス幅変調の
ための変調波信号y、を作成する変調波発生回路、Pw
には前記変調波信号y、とキャリア信号y。とを比較し
て、PwMコンバータを構成するスイッチング素子をオ
ン・オフ制御するためのゲート信号を出力するパルス幅
変調回路である。
また、破線で囲んだDTは、変圧器TRの偏磁状態を検
出する偏磁量検出回路であり、変圧器1次電流の直流成
分■□、、を検出する直流成分検出回路DCDI、1次
電流の直流成分子、。を2次電流に換算するためのゲイ
ン調節回路GAINI及び2次電流の直流成分■248
を検出する直流成分検出回路DCD2から構成され、直
流アンペアターンの総和に相当するΔIdc(Io、と
Ldr、の差)を出力する。DCCはΔIdcからコン
バータ入力電圧e。の直流成分指令Eco”を作成する
補償回路である。
出する偏磁量検出回路であり、変圧器1次電流の直流成
分■□、、を検出する直流成分検出回路DCDI、1次
電流の直流成分子、。を2次電流に換算するためのゲイ
ン調節回路GAINI及び2次電流の直流成分■248
を検出する直流成分検出回路DCD2から構成され、直
流アンペアターンの総和に相当するΔIdc(Io、と
Ldr、の差)を出力する。DCCはΔIdcからコン
バータ入力電圧e。の直流成分指令Eco”を作成する
補償回路である。
以下、第1図及び第5図を用いて本実施例の動作を説明
する。
する。
第1図において、変圧器TRの1次巻線には、電源AC
3から線路のインピーダンス、 ZLIN(L f :
線路のインダクタンス、Rf:線路の抵抗)を介して、
電源(変圧器1次電圧ex)が供給される。変圧器TR
は、これを変圧してコンバータに適した2次電圧e2を
出力し、交流リアクトルACLを介してPWMコンバー
タCONに供給する。PWMコンバータCONは交流側
入力電圧(コンバータ入力電圧)e。の振幅及び位相を
調節することにより力率1で、所定の電力を供給する運
転を行う。このe。
3から線路のインピーダンス、 ZLIN(L f :
線路のインダクタンス、Rf:線路の抵抗)を介して、
電源(変圧器1次電圧ex)が供給される。変圧器TR
は、これを変圧してコンバータに適した2次電圧e2を
出力し、交流リアクトルACLを介してPWMコンバー
タCONに供給する。PWMコンバータCONは交流側
入力電圧(コンバータ入力電圧)e。の振幅及び位相を
調節することにより力率1で、所定の電力を供給する運
転を行う。このe。
の振幅及び位相の調節は次のようにして行われる。
即ち、電圧調節回路AVRは直流電圧指令Ed”と直流
電圧edとの偏差がゼロとなるように、コンバータ入力
電流12の有効成分指令Ir”を調節する。これにより
、所定の電力を供給するのに必要な有効成分指令Ir”
が設定される。この有効成分指令Ir”と電流検出回路
CDTにより検出されたコンバータ入力電流12の有効
成分Irとの偏差がゼロとなるように有効電流調節回路
ACR1により、コンバータ入力電圧e。の電流直交成
分指令Eci”を調節する。
電圧edとの偏差がゼロとなるように、コンバータ入力
電流12の有効成分指令Ir”を調節する。これにより
、所定の電力を供給するのに必要な有効成分指令Ir”
が設定される。この有効成分指令Ir”と電流検出回路
CDTにより検出されたコンバータ入力電流12の有効
成分Irとの偏差がゼロとなるように有効電流調節回路
ACR1により、コンバータ入力電圧e。の電流直交成
分指令Eci”を調節する。
また、無効電流指令Ii”は力率指令に相当するもので
、通常は力率が1となるように、Ii”=0(無効電流
がゼロ)に設定される。従って、無効電流調節回路AC
R2はコンバータ入力電圧e2の電源同相成分指令Ec
r”を調節する。
、通常は力率が1となるように、Ii”=0(無効電流
がゼロ)に設定される。従って、無効電流調節回路AC
R2はコンバータ入力電圧e2の電源同相成分指令Ec
r”を調節する。
これらの指令値Eci”およびEar”より、変調波発
生回路MすGは、第5図(a)に示すような変圧器2次
電圧e2に対して所ていの振幅と位相をもった正弦波状
の変調波信号y、を出力する。パルス幅変調回路PWM
は、変調波信号y、と三角波状のキャリア信号y、と比
較して、その大小関係より、各アームのスイッチング素
子の導通状態を y、>yアのとき、上アームニオン 下アーム:オフ y−<y。のとき、上アーム二オフ 下アームニオン のように決定し、これに応じたゲート信号を出力する。
生回路MすGは、第5図(a)に示すような変圧器2次
電圧e2に対して所ていの振幅と位相をもった正弦波状
の変調波信号y、を出力する。パルス幅変調回路PWM
は、変調波信号y、と三角波状のキャリア信号y、と比
較して、その大小関係より、各アームのスイッチング素
子の導通状態を y、>yアのとき、上アームニオン 下アーム:オフ y−<y。のとき、上アーム二オフ 下アームニオン のように決定し、これに応じたゲート信号を出力する。
このようにして、PWMコンバータは直流電圧及び力率
1を維持しながら所定の電力で運転される。
1を維持しながら所定の電力で運転される。
いま、変圧器TRの1次側に直流電流をとるような負荷
装置が存在する例を考えると、線路の抵抗分Rfの電圧
降下によって、変圧器の1次巻線に直流電圧が印加され
る。このようにして偏磁が発生すると、偏磁量検出回路
DTは、直流成分検出回路DCD 1により変圧器1次
電流の直流成分■4.。を検出して、ゲイン調節回路G
AINIで直流成分l1dcによるアンペアターンを2
次電流に換算し、この出力I2d。と直流成分検出回路
DCD2から出力される2次電流の直流成分I、。どの
差ΔIdc (補償電流の偏差)を出力する。補償回路
DDCは積分要素を含んでいるので、偏磁量検出回路の
出力ΔIdcがゼロとなるように、またゼロとなった後
は、ΔIdcがゼロを保持するように、コンバータ入力
電圧のe、の直流成分指令Eco°を調節し、変調波発
生回路MlilGに出力する。変調波発生回路MItG
は、第5図(b)に示すように、直流成分指令Eco”
に応じて変調波信号y、をYmoだけシフトして、パル
ス1贋変調回路PIi1Mに出力するパルス幅変調回路
PすMは、変調波イご号y。
装置が存在する例を考えると、線路の抵抗分Rfの電圧
降下によって、変圧器の1次巻線に直流電圧が印加され
る。このようにして偏磁が発生すると、偏磁量検出回路
DTは、直流成分検出回路DCD 1により変圧器1次
電流の直流成分■4.。を検出して、ゲイン調節回路G
AINIで直流成分l1dcによるアンペアターンを2
次電流に換算し、この出力I2d。と直流成分検出回路
DCD2から出力される2次電流の直流成分I、。どの
差ΔIdc (補償電流の偏差)を出力する。補償回路
DDCは積分要素を含んでいるので、偏磁量検出回路の
出力ΔIdcがゼロとなるように、またゼロとなった後
は、ΔIdcがゼロを保持するように、コンバータ入力
電圧のe、の直流成分指令Eco°を調節し、変調波発
生回路MlilGに出力する。変調波発生回路MItG
は、第5図(b)に示すように、直流成分指令Eco”
に応じて変調波信号y、をYmoだけシフトして、パル
ス1贋変調回路PIi1Mに出力するパルス幅変調回路
PすMは、変調波イご号y。
キャリア信号y。を比較してゲート信号を出力する。
その結果、PすHコンバータは同図(b)のような直流
電圧を含むコンバータ入力端子電圧を発生し、偏磁を打
ち消すように変圧器に注入する直流電流を制御する。こ
のようなコンバータ入力電圧の直流成分の調整は、交流
成分の調整とは独立に行われるから、力率1での運転に
対しての影響は殆どない。
電圧を含むコンバータ入力端子電圧を発生し、偏磁を打
ち消すように変圧器に注入する直流電流を制御する。こ
のようなコンバータ入力電圧の直流成分の調整は、交流
成分の調整とは独立に行われるから、力率1での運転に
対しての影響は殆どない。
以上のようにして、変圧器の偏磁補償制御が行われ、偏
磁が解消されて、コンバータ入力電流の増加や励磁電流
の増加が抑えられる。また、PWMコンバータで直接偏
磁補償を行うため、変圧器に新たな補償用巻線及び補償
用変換器を設ける必要もなく、コンパクトな装置が実現
できるなどの効果がある。
磁が解消されて、コンバータ入力電流の増加や励磁電流
の増加が抑えられる。また、PWMコンバータで直接偏
磁補償を行うため、変圧器に新たな補償用巻線及び補償
用変換器を設ける必要もなく、コンパクトな装置が実現
できるなどの効果がある。
ところでコンバータ入力電圧のe。の直流成分Ecoに
対する2次電流直流成分La。(補償電流)の関係が明
らかな場合は、第1図における直流成分検出回路DCD
2が省略でき、第6図に示すように1次電流の直流成分
のみ検出することで、偏磁を解消することができる。同
図において、偏磁量検出回路DTは、1次電流の直流成
分を検出する直流成分検出回路DCDIと、その出力の
ゲインを調節するゲイン調節回路GAINIから構成さ
れ、 DCD2は偏磁量検出回路DTの出力から、これ
に応じた補償電流工21゜を流すのに必要なコンバータ
入力電圧e。の直流成分指令Eco”を作成するもので
ある。その他の構成及び動作は、第1図と同様である。
対する2次電流直流成分La。(補償電流)の関係が明
らかな場合は、第1図における直流成分検出回路DCD
2が省略でき、第6図に示すように1次電流の直流成分
のみ検出することで、偏磁を解消することができる。同
図において、偏磁量検出回路DTは、1次電流の直流成
分を検出する直流成分検出回路DCDIと、その出力の
ゲインを調節するゲイン調節回路GAINIから構成さ
れ、 DCD2は偏磁量検出回路DTの出力から、これ
に応じた補償電流工21゜を流すのに必要なコンバータ
入力電圧e。の直流成分指令Eco”を作成するもので
ある。その他の構成及び動作は、第1図と同様である。
本実施例によれば、極めて簡単な検出回路及び補償回路
の構成で偏磁の解消が可能となる。
の構成で偏磁の解消が可能となる。
一方、第1図における偏磁量検出回路DTは、第7図に
示すように1次電流または2次電流に含まれる偶数調波
成分(第7図は第2調波成分による例)を検出すること
によっても実現できる。
示すように1次電流または2次電流に含まれる偶数調波
成分(第7図は第2調波成分による例)を検出すること
によっても実現できる。
同図において、BPFは、第2調波成分を検出するフィ
ルタ回路、MULI、MUL2は乗算器、DCD3は直
流成分検出回路、 GAIN2はゲイン調節回路である
。
ルタ回路、MULI、MUL2は乗算器、DCD3は直
流成分検出回路、 GAIN2はゲイン調節回路である
。
同図は、第1図の破線部で囲んだ偏磁量検出回路DTの
みを示したものであり、その他の回路構成及び回路動作
は第1図と同様である。以下、本実施例による偏磁量検
出回路の動作について、第9図を用いて説明する。第9
図は、偏6!&電流が正及び負の場合(無負荷)におけ
る動作波形の一例を示したものである。第7図のフィル
タ回路BPFは第9図(ロ)に示すような2次電流12
に含まれる第2調波成分122を検出する。この第2調
波成分11□と、第9図(イ)に示す変圧器2次電圧e
2(1次電圧でも良い)を乗算器MULIで自乗して得
られた第9図(ハ)に示す信号とを乗算器MUL2で掛
けあわせ、第9図(ニ)に示す信号を作成し、直流成分
検出回路DCD3でその直流成分(平均値)を検出する
。更に、ゲイン調整回路GAIN2で符号を反転してゲ
インを調節し、補償電流の偏差ΔIdcを作成するもの
である。このΔIdcが、第1図の偏磁量検出回路DT
の出力に相当する信号である。
みを示したものであり、その他の回路構成及び回路動作
は第1図と同様である。以下、本実施例による偏磁量検
出回路の動作について、第9図を用いて説明する。第9
図は、偏6!&電流が正及び負の場合(無負荷)におけ
る動作波形の一例を示したものである。第7図のフィル
タ回路BPFは第9図(ロ)に示すような2次電流12
に含まれる第2調波成分122を検出する。この第2調
波成分11□と、第9図(イ)に示す変圧器2次電圧e
2(1次電圧でも良い)を乗算器MULIで自乗して得
られた第9図(ハ)に示す信号とを乗算器MUL2で掛
けあわせ、第9図(ニ)に示す信号を作成し、直流成分
検出回路DCD3でその直流成分(平均値)を検出する
。更に、ゲイン調整回路GAIN2で符号を反転してゲ
インを調節し、補償電流の偏差ΔIdcを作成するもの
である。このΔIdcが、第1図の偏磁量検出回路DT
の出力に相当する信号である。
本実施例では、直流成分よりもレベルの大きな第2調波
成分で変圧器の偏磁状態を検出しているため応答が早く
、精度良く偏磁を検出でき、特に鉄心の磁束密度を高く
設定した変圧器を用いた場合に有効である。また、定数
の設定誤差による影響がなく、1次電流の代わりに2次
電流を検出することにより実現しているため、一般的に
高電圧となる1次側に電流検出器を設ける必要がないな
どの効果がある。
成分で変圧器の偏磁状態を検出しているため応答が早く
、精度良く偏磁を検出でき、特に鉄心の磁束密度を高く
設定した変圧器を用いた場合に有効である。また、定数
の設定誤差による影響がなく、1次電流の代わりに2次
電流を検出することにより実現しているため、一般的に
高電圧となる1次側に電流検出器を設ける必要がないな
どの効果がある。
第8図は、他の偏磁検出手段による実施例であり、偏磁
量検出回路のみ示しである。その他の回路構成及び動作
は、第1図と同様である。
量検出回路のみ示しである。その他の回路構成及び動作
は、第1図と同様である。
本実施例では、2次電流に含まれる第2調波成分をフィ
ルタ回路BPFで検出し、絶対値回路ABSで絶対値を
取った後に直流成分検出検出回路DCD4で平均するこ
とで偏磁量を検出する。一方、2次電流に含まれる直流
成分を直流成分検出回路DCD5で検出し、極性判別回
路PLOで偏磁の極性を検出する。
ルタ回路BPFで検出し、絶対値回路ABSで絶対値を
取った後に直流成分検出検出回路DCD4で平均するこ
とで偏磁量を検出する。一方、2次電流に含まれる直流
成分を直流成分検出回路DCD5で検出し、極性判別回
路PLOで偏磁の極性を検出する。
これらの出力を乗算器MUL3で掛けあわせ、ゲイン調
節回路GAIN3によりゲインを調節することで、補償
電流の偏差ΔIdcを作成するものである。
節回路GAIN3によりゲインを調節することで、補償
電流の偏差ΔIdcを作成するものである。
本実施例によれば、第2調波成分によって偏磁量を検出
するため高応答で精度良く偏磁量を検出でき、また、偏
磁の極性は直流成分の極性によって検出するためフィル
タ回路BPFの位相特性の影響を考慮する必要がなくな
り、極性判別の基準となる電圧信号を省略でき、乗算器
の数を低減できるなどの効果がある。
するため高応答で精度良く偏磁量を検出でき、また、偏
磁の極性は直流成分の極性によって検出するためフィル
タ回路BPFの位相特性の影響を考慮する必要がなくな
り、極性判別の基準となる電圧信号を省略でき、乗算器
の数を低減できるなどの効果がある。
第10図には1個の変圧器THに複数個のコンバータが
並列運転をしている多重化された場合を示している。こ
こでは、負荷が1個の場合を例に取って説明するが、夫
々のコンバータが夫々負荷を取っても差し支えない。ま
た、本図では紙面の関係上第1図と同様のものは簡鴫化
している。同図において、変圧器TRはn台のPWMコ
ンバータC0NE〜C0Nnを接続するためのn個の2
次巻線を備えている。また、CTRL〜CTRnは上記
コンバータを有効電流指令回路IRAの出力に応じてコ
ンバータ入力電流をΦ!■御する電流制御回路であり、
第1図のものと同−植成である。
並列運転をしている多重化された場合を示している。こ
こでは、負荷が1個の場合を例に取って説明するが、夫
々のコンバータが夫々負荷を取っても差し支えない。ま
た、本図では紙面の関係上第1図と同様のものは簡鴫化
している。同図において、変圧器TRはn台のPWMコ
ンバータC0NE〜C0Nnを接続するためのn個の2
次巻線を備えている。また、CTRL〜CTRnは上記
コンバータを有効電流指令回路IRAの出力に応じてコ
ンバータ入力電流をΦ!■御する電流制御回路であり、
第1図のものと同−植成である。
DTは変圧器の各巻線電流を検出して、直流アンペアタ
ーンの総和を算出する偏磁量検出回路であり、その他の
構成は第1図と同様である。
ーンの総和を算出する偏磁量検出回路であり、その他の
構成は第1図と同様である。
偏磁量検出回路DTは、変圧器TRの各巻線電流から直
流成分を検出し、直流アンペアターンの総和ΔIdcが
を演算、出力する。この出方に応じて、補償回路DCC
IはΔIdcがゼロとなるように積分補償を行い、コン
バータ六方電圧の直流成分指令Eco”を作成し、電流
制御回路CTRL−CTRnに入力する。その結果、各
コンバータC0N1〜C0Nnに直流の補償電流が1
/ nに分配してながれ偏磁が解消される。
流成分を検出し、直流アンペアターンの総和ΔIdcが
を演算、出力する。この出方に応じて、補償回路DCC
IはΔIdcがゼロとなるように積分補償を行い、コン
バータ六方電圧の直流成分指令Eco”を作成し、電流
制御回路CTRL−CTRnに入力する。その結果、各
コンバータC0N1〜C0Nnに直流の補償電流が1
/ nに分配してながれ偏磁が解消される。
本実施例では、偏磁を補償する為の直流電流を各PWM
コンバータに分担させるため、コンバータ入力電流の補
償電流によるその増加が少なく、主回路素子の電流容量
の低減が図れる。また、コンバータ入力電流の直流成分
によって発生する直流電圧脈動も抑制されるなどの効果
がある。
コンバータに分担させるため、コンバータ入力電流の補
償電流によるその増加が少なく、主回路素子の電流容量
の低減が図れる。また、コンバータ入力電流の直流成分
によって発生する直流電圧脈動も抑制されるなどの効果
がある。
本発明によれば、変換器側から引き起こされる変圧器の
偏磁のみならず電源側に起因する変圧器の偏磁をも解消
することができ、連続的な偏磁についても有効に動作し
、しかも未然に防止しうるので、偏磁に伴うリアクタン
ス減少や変圧器2次電圧変動が抑制される。そのため、
コンバータ入力電流(変圧器2次電流)の局部的な増加
が抑えられ、主回路スイッチング素子を荷電流から保護
できる。また、励磁電流の増加にともなって発生する低
次高調波成分を除去できる。更に、偏磁により著しく増
大する変圧器の騒音を低減できる。
偏磁のみならず電源側に起因する変圧器の偏磁をも解消
することができ、連続的な偏磁についても有効に動作し
、しかも未然に防止しうるので、偏磁に伴うリアクタン
ス減少や変圧器2次電圧変動が抑制される。そのため、
コンバータ入力電流(変圧器2次電流)の局部的な増加
が抑えられ、主回路スイッチング素子を荷電流から保護
できる。また、励磁電流の増加にともなって発生する低
次高調波成分を除去できる。更に、偏磁により著しく増
大する変圧器の騒音を低減できる。
そして、電力変換器にある既存の部品を活用することが
できるので新たに付加する部品点数が少なくすむなどの
効果がある。
できるので新たに付加する部品点数が少なくすむなどの
効果がある。
第1図は本発明の1実施例を示す構成図、第2図は偏磁
の抑制方法を説明するための図、第3図は偏磁電流と補
償電流との関係の1例を示す図、第4図は偏磁電流に対
する1次電流各成分の関係の1例を示す図、第5図は第
1図の回路動作を説明するための図、第6図〜第8図は
他の実施例を示す図、第9図は第7図に示す実施例の動
作を説明するための図、第10図は複数コンバータを箇
えた偏磁補償の猜成図である。 符号の説明 AC5・・・単相交流電源、ZLIN・・・架線インピ
ーダンス。 TR・・・変圧器、 ACL・・・交流リアクトル、C
ON・・・PすNコンバータ、FC・・・直流コンデン
サ、LOAD・・・負荷装置、AVR・・・電圧調節回
路、ACIIII・・・有効電流検出回路、ACR2・
・・無効電流検出回路、MWG・・・変調波発生回路、
P目・・・パルス幅変調回路、DT・・・偏磁量検出回
路、DCC・・・補償回路、DCD1〜8・・・直流成
分検出回路、CDT・・・電流検出回路、BPF・・・
バンドパスフィルタ、MULI〜3・・・乗算器、GA
INI〜5・・・ゲイン調節回路、ABS・・・絶対値
回路、PLO・・・極性判別回路、CTR・・・制御回
路 第 2 図 (&) 1ita (b) 第 31111 補 lll 4図 第ら図 <&> iM畜叫 <b> s磁時 1110図 冨 ? 口 (α) τldc>Oの1%名 (b) 工1dc < Oの4台 第 図 第 ? 図 0I!l
の抑制方法を説明するための図、第3図は偏磁電流と補
償電流との関係の1例を示す図、第4図は偏磁電流に対
する1次電流各成分の関係の1例を示す図、第5図は第
1図の回路動作を説明するための図、第6図〜第8図は
他の実施例を示す図、第9図は第7図に示す実施例の動
作を説明するための図、第10図は複数コンバータを箇
えた偏磁補償の猜成図である。 符号の説明 AC5・・・単相交流電源、ZLIN・・・架線インピ
ーダンス。 TR・・・変圧器、 ACL・・・交流リアクトル、C
ON・・・PすNコンバータ、FC・・・直流コンデン
サ、LOAD・・・負荷装置、AVR・・・電圧調節回
路、ACIIII・・・有効電流検出回路、ACR2・
・・無効電流検出回路、MWG・・・変調波発生回路、
P目・・・パルス幅変調回路、DT・・・偏磁量検出回
路、DCC・・・補償回路、DCD1〜8・・・直流成
分検出回路、CDT・・・電流検出回路、BPF・・・
バンドパスフィルタ、MULI〜3・・・乗算器、GA
INI〜5・・・ゲイン調節回路、ABS・・・絶対値
回路、PLO・・・極性判別回路、CTR・・・制御回
路 第 2 図 (&) 1ita (b) 第 31111 補 lll 4図 第ら図 <&> iM畜叫 <b> s磁時 1110図 冨 ? 口 (α) τldc>Oの1%名 (b) 工1dc < Oの4台 第 図 第 ? 図 0I!l
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、交流電源電圧を所定の交流電圧に変換する変圧器と
、その2次側に接続して交流を直流に変換するパルス幅
変調(PWM)コンバータと、前記コンバータの直流側
に接続された負荷装置と、前記コンバータを構成するス
イッチング素子をオン・オフ制御する手段からなる電力
変換装置において、前記変圧器の偏磁に関する状態量を
検出する手段と、その検出値を上記制御手段に入力し、
前記パルス幅変調コンバータの交流側にその検出値に応
じた直流成分を発生させる手段とを設けたことを特徴と
する電力変換装置。 2、第1項記載の電力変換装置において、変圧器の偏磁
に関する状態量を検出する手段は、変圧器の直流アンペ
アターンの総和を検出することを特徴とする電力変換装
置。 3、第1項記載の電力変換装置において、変圧器の偏磁
に関する状態量を検出する手段は、2次電流または1次
電流に含まれる偶数次調波成分を検出することを特徴と
する電力変換装置。 4、第1項記載の電力変換装置において、変圧器の偏磁
に関する状態量を検出する手段は、偏磁の大きさを1次
電流または2次電流に含まれる偶数次調波成分の振幅で
検出し、かつ、偏磁の極性を1次電流または2次電流に
含まれる直流成分で検出することを特徴とする電力変換
装置。 5、第1項記載の電力変換装置において、変圧器の偏磁
に関する状態量を検出する手段は、1次電流に含まれる
直流成分を検出することを特徴とする電力変換装置。 6、交流電源電圧を所定の交流電圧に変換し、複数の2
次巻線に変換された交流電圧を供給する変圧器と、その
複数の2次巻線に接続され交流を直流に変換する複数の
パルス幅変調(PWM)コンバータと、前記コンバータ
の直流側出力端子に接続された負荷装置と、前記夫々の
コンバータを構成するスイッチング素子をオン・オフ制
御する手段からなる電力変換装置において、前記変圧器
の偏磁に関する状態量を検出する手段と、その検出値を
上記制御手段に入力し、前記複数のパルス幅変調コンバ
ータの交流側にその補償値に応じた直流成分を発生させ
る手段とを備えたことを特徴とする電力変換装置。 7、第6項記載の電力変換装置において、変圧器の偏磁
に関する状態量を検出する手段は、変圧器の直流アンペ
アターンの総和を検出することを特徴とする電力変換装
置。 8、第6項記載の電力変換装置において、変圧器の偏磁
に関する状態量を検出する手段は、1次電流または2次
電流に含まれる偶数次調波成分を検出することを特徴と
する電力変換装置。 9、第6項記載の電力変換装置において、変圧器の偏磁
に関する状態量を検出する手段は、偏磁の大きさを1次
電流または2次電流に含まれる偶数次調波成分の振幅で
検出し、かつ、偏磁の極性を1次電流または2次電流に
含まれる直流成分で検出することを特徴とする電力変換
装置。 10、第6項記載の電力変換装置において、変圧器の偏
磁に関する状態量を検出する手段は、1次電流に含まれ
る直流成分を検出することを特徴とする電力変換装置。 11、交流電源電圧を所定の交流電圧に変換する変圧器
と、その2次側に接続され交流を直流に変換するパルス
幅変調(PWM)コンバータと、そのコンバータの直流
側に接続された負荷装置と、前記コンバータに入力する
電流の有効電流指令値を作成する有効電流指令作成手段
と、前記コンバータの力率を指令する力率指令手段と、
前記変圧器の偏磁に関する状態量を検出する手段と、前
記コンバータが前記状態量検出手段の検出値に応じて、
交流側に出力する直流成分を指令する直流成分指令手段
と、前記有効電流指令作成手段の出力と、前記力率指令
手段の出力と、前記直流成分指令手段とも出力を取り込
み、それら出力に応じて前記パルス幅変調コンバータを
構成するスイッチング素子をオンオフ制御する手段とを
設けたことを特徴とする電力変換装置。
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