JPH02119183A - メモリ用薄膜トランジスタ - Google Patents
メモリ用薄膜トランジスタInfo
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- JPH02119183A JPH02119183A JP63270893A JP27089388A JPH02119183A JP H02119183 A JPH02119183 A JP H02119183A JP 63270893 A JP63270893 A JP 63270893A JP 27089388 A JP27089388 A JP 27089388A JP H02119183 A JPH02119183 A JP H02119183A
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- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims abstract description 24
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- 125000004433 nitrogen atom Chemical group N* 0.000 claims description 4
- GPTXWRGISTZRIO-UHFFFAOYSA-N chlorquinaldol Chemical compound ClC1=CC(Cl)=C(O)C2=NC(C)=CC=C21 GPTXWRGISTZRIO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 2
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はメモリ用薄膜トランジスタに関するものである
。
。
薄膜トランジスタは、ゲート電極とゲート絶縁膜と半導
体層とソースおよびドレイン電極とを積層したもので、
この薄膜トランジスタ毘ては、スタガー型、逆スタガー
型、コブラナー型、逆スタガ−型のものがある。
体層とソースおよびドレイン電極とを積層したもので、
この薄膜トランジスタ毘ては、スタガー型、逆スタガー
型、コブラナー型、逆スタガ−型のものがある。
しかしながら、上記従来の薄膜トランジスタは、そのゲ
ート絶縁膜を、シリコン原子Siと窒素原子Nの組成比
Si/Nが化学量論比(S i / N −0,75)
に近いSiN膜としているため、メモリ効果はないもの
であった。
ート絶縁膜を、シリコン原子Siと窒素原子Nの組成比
Si/Nが化学量論比(S i / N −0,75)
に近いSiN膜としているため、メモリ効果はないもの
であった。
本発明は上記のような実情にかんがみてなされたもので
あって、その目的とするところは、薄膜トランジスタに
メモリ効果をもたせたメモリ用薄膜トランジスタを提供
することにある。
あって、その目的とするところは、薄膜トランジスタに
メモリ効果をもたせたメモリ用薄膜トランジスタを提供
することにある。
本発明は上記目的を達成するために、薄膜トランジスタ
のゲート絶縁膜を、シリコン原子S1と窒素原子Nの組
成比Si/Nが約0.85〜約1.1のSiN膜とした
ものである。
のゲート絶縁膜を、シリコン原子S1と窒素原子Nの組
成比Si/Nが約0.85〜約1.1のSiN膜とした
ものである。
このように、ゲート絶縁膜を、Sl/N組成比が約0.
85〜約1.1のSiN膜とすれば、このゲート絶縁膜
は十分大きなヒステリシス性をもつから、薄膜トランジ
スタにメモリ効果をもたせることができ、したがって薄
膜トランジスタをメモリ素子として使用することができ
る。
85〜約1.1のSiN膜とすれば、このゲート絶縁膜
は十分大きなヒステリシス性をもつから、薄膜トランジ
スタにメモリ効果をもたせることができ、したがって薄
膜トランジスタをメモリ素子として使用することができ
る。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図はメモリ用薄膜トランジスタの断面を示したもの
で、ここでは逆スタガー型のものを示している。このメ
モリ用薄膜トランジスタは、その基本構造は従来の逆ス
タガー型薄膜トランジスタと同じであり、ゲート絶縁膜
の膜質だけが異なっている。このメモリ用薄膜トランジ
スタの構成を説明すると、第1図において、1はガラス
等からなる絶縁基板、2はこの絶縁基板11上に形成さ
れたゲート電極であり、このゲート電極2の上には、基
板全面にわたってゲート絶縁膜3が形成されている。こ
のゲート絶縁膜3の上には、前記ゲート電極2に対向さ
せて1−a−S1半導体層4が形成されており、この半
導体層4の上には、n+−a−Si コンタクト層5を
介してソース電極6およびドレイン電極7が形成されて
いる。
で、ここでは逆スタガー型のものを示している。このメ
モリ用薄膜トランジスタは、その基本構造は従来の逆ス
タガー型薄膜トランジスタと同じであり、ゲート絶縁膜
の膜質だけが異なっている。このメモリ用薄膜トランジ
スタの構成を説明すると、第1図において、1はガラス
等からなる絶縁基板、2はこの絶縁基板11上に形成さ
れたゲート電極であり、このゲート電極2の上には、基
板全面にわたってゲート絶縁膜3が形成されている。こ
のゲート絶縁膜3の上には、前記ゲート電極2に対向さ
せて1−a−S1半導体層4が形成されており、この半
導体層4の上には、n+−a−Si コンタクト層5を
介してソース電極6およびドレイン電極7が形成されて
いる。
そして、前記ゲート絶縁膜3は、ヒステリシス性をもつ
SiN膜つまり、シリコン原子S1と窒素原字Nの組成
比Si/Nを化学量論比(S17N−0,75)よりも
大きな値にしたSiN膜で形成されている。なお、この
実施例ではゲート絶縁膜2の膜厚を2000人とし、そ
のS1/N組成比を0.85〜1,1としている。
SiN膜つまり、シリコン原子S1と窒素原字Nの組成
比Si/Nを化学量論比(S17N−0,75)よりも
大きな値にしたSiN膜で形成されている。なお、この
実施例ではゲート絶縁膜2の膜厚を2000人とし、そ
のS1/N組成比を0.85〜1,1としている。
このメモリ用薄膜トランジスタは、まず、絶縁基板1上
に金属膜を成膜し、この金属膜をパターニングしてゲー
ト電極2を形成した後、この基板1上に、ゲート絶縁膜
3となるSiN膜と、i −a−Si半導体層4と、n
”−a−8iコンタクト層5とをプラズマCVD法によ
って連続的に成膜し、さらにその上に金属膜を成膜して
この金属膜をパターニングすることによりソース電極6
とドレイン電極7を形成するとともに、上記コンタクト
層5のソース、ドレイン電極6.7間の部分(チャンネ
ル部)をエツチング除去する方法で製造されるもので、
ゲート絶縁膜3となるSiN膜のプラズマCVD法によ
る成膜は、その主成分ガスであるSiH4とNH3の流
量比を、形成するSiN膜のSi/N組成比が0.85
〜1.1になるように選んで行なう。このようにして形
成されたゲート絶縁膜(SiN膜)3は十分大きなヒス
テリシス性をもつ。
に金属膜を成膜し、この金属膜をパターニングしてゲー
ト電極2を形成した後、この基板1上に、ゲート絶縁膜
3となるSiN膜と、i −a−Si半導体層4と、n
”−a−8iコンタクト層5とをプラズマCVD法によ
って連続的に成膜し、さらにその上に金属膜を成膜して
この金属膜をパターニングすることによりソース電極6
とドレイン電極7を形成するとともに、上記コンタクト
層5のソース、ドレイン電極6.7間の部分(チャンネ
ル部)をエツチング除去する方法で製造されるもので、
ゲート絶縁膜3となるSiN膜のプラズマCVD法によ
る成膜は、その主成分ガスであるSiH4とNH3の流
量比を、形成するSiN膜のSi/N組成比が0.85
〜1.1になるように選んで行なう。このようにして形
成されたゲート絶縁膜(SiN膜)3は十分大きなヒス
テリシス性をもつ。
すなわち、第2図はゲート絶縁膜(SiN膜)3の膜厚
を2000人とした薄膜トランジスタのVG−ID特性
(ゲート、電圧VGに対するドレイン電流IDの変化)
を、ゲート絶縁膜2のSi/N組成比を変えて測定した
結果を示したもので、図<a)はSi /N−0,75
(従来の薄膜トランジスタにおけるゲート絶縁膜のS
i / N組成比)の場合の特性、図(b)はSi/N
−0゜85の場合の特性、図(c)はSi /N−1,
0の場合の特性、図(d)はSi/N−1,1の場合の
特性を示している。なお、ここでは、ドレイン電圧VD
を10Vとして、ゲート電圧vGに対するドレイン電流
(ソース電極−ドレイン電極間に流れる電ff1)Io
の変化を測定した結果を示している。
を2000人とした薄膜トランジスタのVG−ID特性
(ゲート、電圧VGに対するドレイン電流IDの変化)
を、ゲート絶縁膜2のSi/N組成比を変えて測定した
結果を示したもので、図<a)はSi /N−0,75
(従来の薄膜トランジスタにおけるゲート絶縁膜のS
i / N組成比)の場合の特性、図(b)はSi/N
−0゜85の場合の特性、図(c)はSi /N−1,
0の場合の特性、図(d)はSi/N−1,1の場合の
特性を示している。なお、ここでは、ドレイン電圧VD
を10Vとして、ゲート電圧vGに対するドレイン電流
(ソース電極−ドレイン電極間に流れる電ff1)Io
の変化を測定した結果を示している。
この図のように、Si/N組成比が0.75のSiN膜
をゲート絶縁膜とした薄膜トランジスタのV6−1.D
特性はほとんどヒステリシスをもたないが、これに対し
てSi/N組成比が0.85〜1,1であるSiN膜を
ゲート絶縁膜としたメモリ用薄膜トランジスタのV。−
1D特性は、図(b)〜(d)のように、ゲート電圧v
Gをマイナス側(−40V)から変化させたときはドレ
イン電流IDの立上がりがゲート電圧vGの立上がりに
対してマイナス側にずれ、ゲート電圧vGをプラス側(
+40V)から変化させたときはドレイン電流I。の立
下がりがゲート電圧vGの立下がりに対してプラス側に
ずれる大きなシステリシスをもっている。なお、図(a
)ではヒステリシスの大きさΔVth(ゲート電圧vG
をマイナス側から変化させたときにおけるドレイン電流
IDが1 nAとなるところのゲート電圧vGと、ゲ
ート電圧vGをプラス側から変化させたときにおけるド
レイン電流IDが1 nAとなるところのゲート電圧
V6との差)が、ΔV th−2Vであり、図To)
テ1;!ΔVth −14V、図(c) ではΔV t
h−28Vであり、図(d) ではΔVth−20Vで
ある。
をゲート絶縁膜とした薄膜トランジスタのV6−1.D
特性はほとんどヒステリシスをもたないが、これに対し
てSi/N組成比が0.85〜1,1であるSiN膜を
ゲート絶縁膜としたメモリ用薄膜トランジスタのV。−
1D特性は、図(b)〜(d)のように、ゲート電圧v
Gをマイナス側(−40V)から変化させたときはドレ
イン電流IDの立上がりがゲート電圧vGの立上がりに
対してマイナス側にずれ、ゲート電圧vGをプラス側(
+40V)から変化させたときはドレイン電流I。の立
下がりがゲート電圧vGの立下がりに対してプラス側に
ずれる大きなシステリシスをもっている。なお、図(a
)ではヒステリシスの大きさΔVth(ゲート電圧vG
をマイナス側から変化させたときにおけるドレイン電流
IDが1 nAとなるところのゲート電圧vGと、ゲ
ート電圧vGをプラス側から変化させたときにおけるド
レイン電流IDが1 nAとなるところのゲート電圧
V6との差)が、ΔV th−2Vであり、図To)
テ1;!ΔVth −14V、図(c) ではΔV t
h−28Vであり、図(d) ではΔVth−20Vで
ある。
このようにVG−より特性が図(b)〜(d)のような
大きなヒステリシスをもっているということは、これら
の薄膜トランジスタがそのゲート絶縁膜3に電荷を蓄え
るメモリ効果をもっているということであり、したがっ
てゲート絶縁膜3をSi/N組成比が0.85〜1.1
のSiN膜で形成した上記メモリ用薄膜トランジスタは
、そのゲート電極Gに印加するバイアス電圧の正負(+
40V、−40V)を制御することによって、書込みお
よび読出しの可能なメモリ素子として使用することがで
きる。また上記メモリ用薄膜トランジスタは、最終的に
ゲート電極2に加えたバイアス電圧の影響を保持するの
で、22FROM等のメモリ素子としても十分利用する
ことができる。
大きなヒステリシスをもっているということは、これら
の薄膜トランジスタがそのゲート絶縁膜3に電荷を蓄え
るメモリ効果をもっているということであり、したがっ
てゲート絶縁膜3をSi/N組成比が0.85〜1.1
のSiN膜で形成した上記メモリ用薄膜トランジスタは
、そのゲート電極Gに印加するバイアス電圧の正負(+
40V、−40V)を制御することによって、書込みお
よび読出しの可能なメモリ素子として使用することがで
きる。また上記メモリ用薄膜トランジスタは、最終的に
ゲート電極2に加えたバイアス電圧の影響を保持するの
で、22FROM等のメモリ素子としても十分利用する
ことができる。
なお、ここではΔvthを“ヒステリシスの大きさ”と
呼んでいるが、このΔvthは、“ヒステリシスの幅”
または“メモリ幅”とも呼ばれる。
呼んでいるが、このΔvthは、“ヒステリシスの幅”
または“メモリ幅”とも呼ばれる。
なお、上記実施例では、ゲート絶縁膜3として用いるS
iN膜の膜厚を2000人としたが、このSiN膜の膜
厚は2000人〜3000人(通常の薄膜トランジスタ
のゲート絶縁膜の膜厚)の範囲であればよい。ただし、
SiN膜の膜厚を厚くする場合は、そのSi/N組成比
の範囲を、膜厚2000人の場合の範囲(Si N膜0
.85〜1.1)より狭く選ぶ必要がある。
iN膜の膜厚を2000人としたが、このSiN膜の膜
厚は2000人〜3000人(通常の薄膜トランジスタ
のゲート絶縁膜の膜厚)の範囲であればよい。ただし、
SiN膜の膜厚を厚くする場合は、そのSi/N組成比
の範囲を、膜厚2000人の場合の範囲(Si N膜0
.85〜1.1)より狭く選ぶ必要がある。
第3図は、ゲート絶縁膜(Si N膜)3の膜厚を30
00人とした薄膜トランジスタのVGI、特性を、ゲー
ト絶縁膜3のS i / N組成比を変えて測定(ドレ
イン電圧VDをIOVとして測定)した結果を示したも
ので、図(a)はSi/N−0,75の場合の特性、図
(b)はSi/N−0,85の場合の特性、図(C)は
Si/N=1.0の場合の特性、図(d)はSi /N
=1.1の場合の特性を示している。
00人とした薄膜トランジスタのVGI、特性を、ゲー
ト絶縁膜3のS i / N組成比を変えて測定(ドレ
イン電圧VDをIOVとして測定)した結果を示したも
ので、図(a)はSi/N−0,75の場合の特性、図
(b)はSi/N−0,85の場合の特性、図(C)は
Si/N=1.0の場合の特性、図(d)はSi /N
=1.1の場合の特性を示している。
この図のように、ゲート絶縁膜の膜厚を3000人と厚
くした場合のvG−ID特性は、S i / N組成比
をどの値に選んだ場合も、第2図に示した膜厚2000
人の場合のV。−■。特性に比べてヒステリシスの大き
さが小さくなるが、膜厚が3000人でもSi/N組成
比が1.0であれば図(C)のような大きなヒステリシ
スが得られる。この図(C)の場合のヒステリシスの大
きさΔVthは、ΔVth−16Vであり、ヒステリシ
スの大きさΔvthが15V以上であれば実用上十分な
メモリ効果をもつから、この薄膜トランジスタはE=
FROM等のメモリ素子として使用できる。なお、図(
a)ではΔVth−0.5V、図(b)ではΔVth−
2V、図(d)ではΔvth−12Vであり、このうち
図(d)のヒステリシスの大きさは比較的大きいが、Δ
V th−12V程度では十分なメモリ効果は得られな
いから、E2PROM等のメモリ素子としては不適当で
ある。
くした場合のvG−ID特性は、S i / N組成比
をどの値に選んだ場合も、第2図に示した膜厚2000
人の場合のV。−■。特性に比べてヒステリシスの大き
さが小さくなるが、膜厚が3000人でもSi/N組成
比が1.0であれば図(C)のような大きなヒステリシ
スが得られる。この図(C)の場合のヒステリシスの大
きさΔVthは、ΔVth−16Vであり、ヒステリシ
スの大きさΔvthが15V以上であれば実用上十分な
メモリ効果をもつから、この薄膜トランジスタはE=
FROM等のメモリ素子として使用できる。なお、図(
a)ではΔVth−0.5V、図(b)ではΔVth−
2V、図(d)ではΔvth−12Vであり、このうち
図(d)のヒステリシスの大きさは比較的大きいが、Δ
V th−12V程度では十分なメモリ効果は得られな
いから、E2PROM等のメモリ素子としては不適当で
ある。
第4図はゲート絶縁膜(SiN膜)3の膜厚が2000
人である場合と3000人である場合におけるSiN膜
のSi/N組成比とヒステリシスの大きさΔvthとの
関係を示したもので、ここでは、ゲート電圧V6を±4
0V、 ドレイン電圧VDをIOVとして、ソース−
ドレイン間に1nAの電流が流れるところのΔVthを
測定した結果を示している。この図のように、SiN膜
3が2000人、3000人のいずれの膜厚の場合も、
Si/N組成比が1.0付近であるときにヒステリシス
が最も大きいが、上述したようにヒステリシスの大きさ
Δvthが15V以上であれば上記薄膜トランジスタは
実用上十分なメモリ効果をもつから、SiN膜の膜厚を
2000人とする場合は、そのSi/N組成比を約0.
85〜約1.1の範囲にすればよく、またSiN膜の膜
厚を3000人とする場合はそのSi/N組成比を約1
.0にすればよい。なお、ゲート絶縁膜(Si N膜)
3の膜厚を2000人よりさらに薄くすれば、薄膜トラ
ンジスタにメモリ効果をもたせることのできるSiN膜
のSi/N組成比の範囲を約0.85〜約1.1より広
くとることができるが、ゲート絶縁膜3の膜厚を200
0人よりさらに薄くするとその機械的な耐圧性が悪くな
ってしまうから、ケート絶縁膜3の膜厚は2000人〜
3000人が適当である。
人である場合と3000人である場合におけるSiN膜
のSi/N組成比とヒステリシスの大きさΔvthとの
関係を示したもので、ここでは、ゲート電圧V6を±4
0V、 ドレイン電圧VDをIOVとして、ソース−
ドレイン間に1nAの電流が流れるところのΔVthを
測定した結果を示している。この図のように、SiN膜
3が2000人、3000人のいずれの膜厚の場合も、
Si/N組成比が1.0付近であるときにヒステリシス
が最も大きいが、上述したようにヒステリシスの大きさ
Δvthが15V以上であれば上記薄膜トランジスタは
実用上十分なメモリ効果をもつから、SiN膜の膜厚を
2000人とする場合は、そのSi/N組成比を約0.
85〜約1.1の範囲にすればよく、またSiN膜の膜
厚を3000人とする場合はそのSi/N組成比を約1
.0にすればよい。なお、ゲート絶縁膜(Si N膜)
3の膜厚を2000人よりさらに薄くすれば、薄膜トラ
ンジスタにメモリ効果をもたせることのできるSiN膜
のSi/N組成比の範囲を約0.85〜約1.1より広
くとることができるが、ゲート絶縁膜3の膜厚を200
0人よりさらに薄くするとその機械的な耐圧性が悪くな
ってしまうから、ケート絶縁膜3の膜厚は2000人〜
3000人が適当である。
なお、上記実施例では、逆スタガー型のメモリ薄膜トラ
ンジスタについて説明したが、本発明は、スタガー型、
コブラナー型、逆スタガ−型のものにも適用できるもの
で、その場合も、ゲート絶縁膜3として用いるSiN膜
の81/N比を約0.85〜約1.1の範囲とし、また
ヒステリシスの大きさΔvthが15以上となる値にゲ
ート絶縁膜(SI N膜)3の膜厚を選べば、上記メモ
リ用薄膜トランジスタにメモリ効果をもたせることがで
きる。
ンジスタについて説明したが、本発明は、スタガー型、
コブラナー型、逆スタガ−型のものにも適用できるもの
で、その場合も、ゲート絶縁膜3として用いるSiN膜
の81/N比を約0.85〜約1.1の範囲とし、また
ヒステリシスの大きさΔvthが15以上となる値にゲ
ート絶縁膜(SI N膜)3の膜厚を選べば、上記メモ
リ用薄膜トランジスタにメモリ効果をもたせることがで
きる。
本発明のメモリ用薄膜トランジスタは、薄膜トランジス
タのゲート絶縁膜を、シリコン原子S1と窒素原子Nの
組成比S i / Nが約0.85〜約1.1のSiN
膜としたものであるから、薄膜トランジスタにメモリ効
果をもたせて、メモリ素子として使用することができる
。
タのゲート絶縁膜を、シリコン原子S1と窒素原子Nの
組成比S i / Nが約0.85〜約1.1のSiN
膜としたものであるから、薄膜トランジスタにメモリ効
果をもたせて、メモリ素子として使用することができる
。
第1図は本発明の一実施例を示すメモリ用薄膜トランジ
スタの断面図、第2図はゲート絶縁膜を2000人とし
た薄膜トランジスタのゲート絶縁膜の817N組成比に
ょるV6−ID特性図、第3図はゲート絶縁膜を300
0人とした薄膜トランジスタのゲート絶縁膜のSi/N
組成比にょるVG−ID特性図、第4図はゲート絶縁膜
を2000人とした薄膜トランジスタとゲート絶縁膜を
3000人とした薄膜トランジスタのゲート絶縁膜のS
i/N比とヒステリシスの大きさとの関係を示す図であ
る。 1・・・絶縁基板、2・・・ゲート電極、3・・・ゲー
ト絶縁膜(SI N膜)、4−i−a−8t半導体層、
5・・・n+−a−81コンタクト層、6・・・ソース
電極、7・・・ドレイン電極。
スタの断面図、第2図はゲート絶縁膜を2000人とし
た薄膜トランジスタのゲート絶縁膜の817N組成比に
ょるV6−ID特性図、第3図はゲート絶縁膜を300
0人とした薄膜トランジスタのゲート絶縁膜のSi/N
組成比にょるVG−ID特性図、第4図はゲート絶縁膜
を2000人とした薄膜トランジスタとゲート絶縁膜を
3000人とした薄膜トランジスタのゲート絶縁膜のS
i/N比とヒステリシスの大きさとの関係を示す図であ
る。 1・・・絶縁基板、2・・・ゲート電極、3・・・ゲー
ト絶縁膜(SI N膜)、4−i−a−8t半導体層、
5・・・n+−a−81コンタクト層、6・・・ソース
電極、7・・・ドレイン電極。
Claims (1)
- ゲート電極とゲート絶縁膜と半導体層とソースおよびド
レイン電極とを積層した薄膜トランジスタにおいて、前
記ゲート絶縁膜を、シリコン原子Siと窒素原子Nの組
成比Si/Nが約0.85〜約1.1のSiN膜とした
ことを特徴とするメモリ用薄膜トランジスタ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63270893A JPH0831607B2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | メモリ用薄膜トランジスタ |
DE89120014T DE68912071T2 (de) | 1988-10-28 | 1989-10-27 | Dünnfilm-Transistor mit einer Speicherfunktion und Verfahren zur Verwendung eines Dünnfilmtransistors als Speicherelement. |
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