JPH0191894A - 自動刺繍機 - Google Patents

自動刺繍機

Info

Publication number
JPH0191894A
JPH0191894A JP62248121A JP24812187A JPH0191894A JP H0191894 A JPH0191894 A JP H0191894A JP 62248121 A JP62248121 A JP 62248121A JP 24812187 A JP24812187 A JP 24812187A JP H0191894 A JPH0191894 A JP H0191894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
sewing
embroidery
setting
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62248121A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Tajima
郁夫 田島
Hideo Hasegawa
英男 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd filed Critical Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
Priority to JP62248121A priority Critical patent/JPH0191894A/ja
Priority to IT8821429A priority patent/IT1231484B/it
Priority to US07/222,100 priority patent/US5001996A/en
Priority to GB8817286A priority patent/GB2208325B/en
Priority to DE3824754A priority patent/DE3824754A1/de
Priority to DE3844932A priority patent/DE3844932C2/de
Priority to KR1019880009136A priority patent/KR940010388B1/ko
Priority to FR888809980A priority patent/FR2618459B1/fr
Priority to GB8903986A priority patent/GB2212951B/en
Publication of JPH0191894A publication Critical patent/JPH0191894A/ja
Priority to US07/431,529 priority patent/US5052315A/en
Priority to US07/550,470 priority patent/US5065682A/en
Priority to GB9114486A priority patent/GB2245721B/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は1通信インタフェースを具備した自動刺繍機
に関し、特に、通信機能を有するコンピュータ等の外部
機器との間で、刺繍縫い動作を実現するための縫いデー
タと該縫いデータに関連する刺繍縫い動作を制御するた
めの各種の制御データとの両方を送受できるようにした
自動刺繍機に関する。
〔従来の技術〕
自動刺繍機においては、紙テープ等の外部記憶装置に種
々の刺繍柄に対応する縫いデータを記憶しておき、所望
の刺繍柄に対応する縫いデータを記憶した紙テープ等の
外部記憶装置をセットし、この縫いデータを内部の記憶
装置に転送記憶するようになっている。刺繍柄に関連す
るデータとして紙テープ等の外部記憶装置に記憶される
データは、従来から、該刺繍柄に対応する刺a縫い動作
を実現するための縫いデータ (この縫いデータは、各
ステッチ毎の刺繍枠の移動量を指示するX、Yデータ、
並びに所要ステッチにおける色換え、ミシン主軸停止、
ジャンプ等の刺繍ミシンの各動作を指示するファンクシ
ョンデータなど、1ステツチ毎の刺繍縫い動作に関する
データである)のみであり、これがそのまま内部記憶装
置に転送記憶される。自動刺繍機では、内部記憶装置に
転送記憶さおだ縫いデータを読み出して、読み出した縫
いデータに応じて刺繍縫い動作を実行する。
また、このような縫いデータを複数の刺繍柄に関して内
部記憶装置に夫々記憶し、その中から所望の刺繍柄の縫
いデータを選択して読み出すことができるようにもなっ
ている。
一方、最近の自動刺vA機においては、刺繍柄の変更あ
るいは刺繍縫い動作の制御に関連する種々の機能が実用
化されてきている。そのような変更・制御機能としては
、例えば、 ■糸色換えの順序を指示すること、 ■刺繍柄の縮小又は拡大又は回転等の変更を行うために
、縫いデータ中の刺繍枠のX、Y移動量を指示するX、
Yデータを縮小又は拡大又は回転等のパラメータに応じ
て変換すること、 ■多頭式刺繍機における各ミシンヘッド毎の運転/休止
を選択すること、 ■複数の刺繍柄を組合せて連続的に縫う場合において刺
繍柄の縫い順序を指示すること、■同じ刺繍柄の縫い動
作を繰返し行うこと、■ポーリングメスが取付けられた
針位置が選択されたときに刺繍枠をオフセットするオフ
セット量をポーリングメスの取付は位置に応じて設定す
ること、 などがある。
このような変更・制御機能に関するデータの設定は、従
来は、刺繍機に設けられた設定手段を用いて行われてい
るだけであり、この設定手段による設定内容により刺繍
機の動作を直接制御するようにしていた。すなわち、変
更・制御機能に関するデータは、刺繍機に専属するデー
タとして設定されるようになっており、各刺繍柄の刺繍
縫い動作を行う前に、その都度、設定手段で所望の変更
・制御機能に関するデータ設定を行わねばならなかった
・ 一方、通信ラインを介して外部機器との間で、刺繍柄に
関する縫いデータを送受できるようにした自動刺繍機も
考えられている。しかし、この送受信データは縫いデー
タだけに限られたものであり、制御データに関しては、
縫いデータ変更の都度、設定手段で所望の変更・制御機
能に関するデータ設定を行わねばならなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そのため、刺繍縫いしようとする場合、その都度、所望
の変更・制御機能に関する制御データの手動設定行なわ
なければならず、極めて面倒であり、作業者への負担と
なっていた。
また、自動刺繍機において、−旦設定した制御データを
外部機器において保存したり編集したりすることは全く
不可能であった。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、通信ライ
ンを介して外部機器との間で、刺繍柄に関する縫いデー
タのみならず縫いデータ変更用もしくは刺繍縫い動作制
御用の各種制御データをも送受し得るようにすることに
より、制御データの設定に関する作業者への負担を軽減
することができるようにすると共に、制御データの処理
に関して外部機器を使用し得るようにすることによって
、その処理機能を拡張することができるようにした自動
刺繍機を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る自動刺繍機は、任念の刺繍柄に対応する
刺繍縫い動作を実現するための縫いデータを記憶する縫
いデータ記憶手段と、前記縫いデータを変更する若しく
は該縫いデータに関連する刺繍縫い動作を制御するため
の各種の制御データを記憶する制御データ記憶手段と、
前記縫いデー夕記憶手段から読み出した縫いデータと前
記制御データ記憶手段から読み出した制御データに応じ
て刺繍縫い動作を実行する刺繍縫い動作実行手段と、外
部機器との間で前記縫いデータ及び制御データの送受を
行う通信インターフェース手段と、該通信インターフェ
ース手段を介して外部機器から受信した縫いデータ及び
制御データを前記縫いデータ記憶手段及び制御データ記
憶手段に書き込み、該通信インターフェース手段を介し
て外部機器に送信す入き縫いデータ及び制御データを前
記縫いデータ記憶手段及び制御データ記憶手段から読み
出す制御手段とを具えたことを特徴とするものである。
これを図によって示すと第1図のようであり、1が縫い
データ記憶手段、2が制御データ記憶手段、3が刺繍縫
い動作実行手段、4が通信インタフェース手段、5が制
御手段、6が外部機器、である。
〔作用〕
この発明の自動刺繍機によれば、縫いデータと上述の制
御データとの両方を通信インタフェース手段4を介して
外部機器6との間で送受することができる。
外部機器6から通信インタフェース手段4を介して受信
する場合について説明すると、次のようである。外部機
器6において縫いデータと制御データとを送出し、自動
刺繍機では、この両方のデータを通信インタフェース手
段4を介して受信し、受信した制御データ及び縫いデー
タは制御手段5により、制御データ記憶手段2と縫いデ
ータ記憶手段1とに夫々書き込まれ記憶される。
一方、自動刺繍機において予め任意に設定された制御デ
ータ及び縫いデータを、通信インタフェース手段4を介
して外部機器6に送信する場合は次のようである。制御
手段5によって、制御データ記憶手段2から外部機器6
に送信しようとする所望の制御データを読み出し、通信
インタフェース手段4を介して送信する。また、外部機
器6に送信しようとする所望の縫いデータを縫いデータ
記憶手段1から読み出し、通信インタフェース手段4を
介して外部機器6に送信する。
制御データの種類としては、例えば、前述のような変更
・制御機能に対応して、 ■糸色換えの順序を指示するデータ(これをプログラム
コントロール設定データ(「プロコン設定データ」と略
称する)という)、 ■刺繍柄の縮小又は拡大又は回転等の変更を行うために
、縫いデータ中の刺繍枠のX、Y移動量を指示するX、
Yデータを縮小又は拡大又は回転等を指示するパラメー
タデータ (これを「データ変換パラメータ」という)
■多頭式刺繍機における各ミシンヘッド毎の運転/休止
を選択するデータ(これを「ヘッド選択データ」という
)。
■複数の刺繍柄を組合せて連続的に縫う場合におケル刺
繍柄の縫い順序を指示するデータ(これを柄プログラム
コントロール設定データ(「柄プロコン設定データ」と
略称する)という)、■同じ刺繍柄の縫い動作の繰返し
回数を設定するデータ(これを「繰返し設定データ」と
いう)、■ポーリングメスが取付けられた針位置が選択
されたときに刺繍枠をオフセットするオフセット量を設
定するデータ(これを「オフセット設定データ」という
)、 などがある。
刺繍縫いを行う場合は、上述の制御データ及び縫いデー
タを制御データ記憶手段2及び縫いデータ記憶手段1か
ら読み出し、読み出した縫いデータに応じた刺繍縫い動
作を刺繍縫い動作実行手段3により実行させると共に、
読み出した制御データに応じて該縫いデータの変更及び
該刺繍縫い動作の制御を行う。
このように、本発明によれば、縫いデータと該縫いデー
タに対応した夫々の制御データとを、通信インタフェー
ス手段4を介して外部機器6との間で送受信することが
できるようにしたため、制御データの設定に関する作業
者への負担を軽減することができるようにすると共に、
制御データの処理に関して外部機器を使用し得るように
することによって、その処理機能を拡張することができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例につき、添付図面を参照して詳
細に説明しよう。
第2図は本発明に係る自動刺繍機の制御システムの一実
施例を示すハード構成図である。CPU11、プログラ
ムROM12.ワーキングRAM13を含むマイクロコ
ンピュータによってこの自動刺繍機全体の動作が制御さ
れる。データRAM14は、所望の刺繍柄模様を実現す
る縫いデータを複数の刺繍柄について夫々記憶すると共
に、上述の各種制御データ及びその他刺繍縫いに関連す
る各種のデータを記憶するものである。
操作パネル15は、各種設定スイッチや表示器等を含む
ものである。紙テープリーダ16は、紙テープに記録さ
れた縫いデータ(1ステツチ毎の刺繍枠の位置を指示す
るX、Yデータ、並びに色換え、ミシン主軸停止、ジャ
ンプ等の刺繍ミシンの各動作を指示するファンクション
データなど、刺繍縫い動作に直接関連するデータ)の読
出しを行なうものであり、任意の刺繍柄を実現する縫い
データを記録した紙テープ17がセラ1−される。
この紙テープリーダ16を介して紙テープ17から読み
取った縫いデータがデータRAM14に転送記憶される
X軸パルスモータ18は刺繍枠20をX軸方向に移動さ
せるものであり、Y軸パルスモータ19は刺繍枠20t
=Y軸方向に移動させるものである。
前記パルスモータ18,19にはパルスモータドライバ
21を介して駆動信号が与えられる。
主軸モータ22はこの自動刺繍機のミシン主軸23を回
転駆動させるものであり、周知のように、このミシン主
軸23の回転に応じて針棒や釜が駆動される。ロータリ
エンコーダ24は前記主軸23(若しくはモータ22)
の回転角度を検出するものである。
1つの縫いヘッドHDが多針本縫いヘッドであるとする
と、このヘッドHDは、複数の針棒(各針棒には異なる
色の糸が夫々取付けられている)を具えている。色換モ
ータ25は、その回転駆動によって、該ヘッドHDの複
数の針棒のうち1っを選択して該ヘッドHD内の針棒駆
動機構によって駆動され得るようにする。針棒駆動機構
はミシン主軸23の回転に応じて針棒を上下動させるも
のであり、周知のものであるため、特に図示しない。縫
いヘッドHDは、1個に限らず、複数個併設されていて
よい。
起動/停止スイッチ26はバースイッチからなり、バー
を例えば右方向に操作すると起動スイッチオンとなり、
左方向に操作すると停止スイッチオンとなる。起動スイ
ッチオンのときはミシン主軸23の回転が開始され、停
止スイッチオンのときはミシン主軸23の回転が停止さ
れる。
通信インタフェース27は、外部機器28との間で縫い
データ及び制御データの入出力を行うための外部入出力
インタフェースであり、例えば電気規格がR5−232
Cニジリアルインタフエース等である。
外部機器28は、例えば、通信機能を有するパーソナル
コンピュータあるいは適宜のインテリジェント型の端末
装置等から成るものであり、刺繍柄に対応する縫いデー
タ及び制御データの設定・編集・記憶等を適宜行うこと
ができるものであり、刺繍機との間で通信ラインを介し
て縫いデータ及び制御データの入出力を行う。
自動刺繍機においては更にその他の装置・機器が設けら
れるが、それらに関しては図示を省略する。自動刺繍機
の制御システムを構成する各装置は、インタフェースI
/Fを介してマイクロコンピュータとの間で信号を授受
する。
操作パネル15に設けられたスイッチ及び表示器の一例
を示すと、第3図のようである。
表示器DPYは、様々なデータの設定時に設定中のデー
タを表示したり、あるいは設定済みの各種データの内容
の確認のためにこれを表示したり、あるいはその他必要
な情報を表示したりするためのものであり、文字表示及
び必要に応じて図形表示も可能なものである。表示器D
PYは、いくつかの表示モードで使用することができ、
その表示モードの1つとして様々なデータの設定あるい
はその設定内容の確認表示のための表示モードがある。
その場合、第3図に例示したように、表示器DPYは、
その上段で比較的大きなエリアを占める設定内容表示部
DPYIと、その下段のファンクションスイッチ説明表
示部DPY2とに分かれて機能する。例えば、この表示
器DPYとして、液晶デイスプレィを用いることができ
る。
表示器DPYの下側に、6つのファンクションスイッチ
F1〜F6が設けられている。前述のファンクションス
イッチ説明表示部DPY2は、これらの各ファンクショ
ンスイッチF1〜F6に現在割当てられている機能を説
明する表示を行うものである。各ファンクションスイッ
チF1〜F6に対する機能割当て状態によっては、左側
の5つのファンクションスイッチF1〜F5が実質的な
各種データ設定機能等に対応するファンクションスイッ
チとなり、残りのスイッチF6が次候補(NEXT)選
択キーとして機能することがある。
ファンクションスイッチ説明表示部DPY2は、各ファ
ンクションスイッチF1〜F6に対応する6つの表示枠
からなり、F1〜F6に対応する各表示枠には、各ファ
ンクションスイッチF1〜F6に現在割当てられている
機能を説明する表示(例えばこの表示は「データ人力」
あるいは「プロコン」等の文字からなる)が現れる。そ
の場合。
ファンクションスイッチF6が次候補選択キーとして機
能しているならば、F6に対応する表示枠には、その次
候補選択キー機能を説明する表示rNEXTJ が現れ
る。
表示器DPYの右隣に配されたファンクションメニュ一
部MENUは、ファンクションスイッチF1〜I?6に
割当て可能な全てのデータ設定機能を示す表示を可視的
かつ固定的に表示した一覧表である。このファンクショ
ンメニュ一部ME NUは、プログラムモードメニュー
PR○、MENUと運転モードメニューRUN、MEN
Uとからなる。プログラムモードメニューPR○、ME
、NUは、プログラムモード時において各ファンクショ
ンスイッチF1〜F6に割当て可能な全ての機能を表示
するものである。運転モードメニューRUN、MENU
は、運転モード時において各ファンクションスイッチF
1〜F6に割当て可能な全ての機能を表示するものであ
る。
プログラムモードとは、所望の刺繍柄を実現するための
刺繍縫いプログラムに関連する各種のデータの設定(例
えば、所望の刺繍柄に対応する縫いデータの入力すなわ
ち「データ入力」や糸色換え順序の設定すなわち「プロ
コン設定」など)を行うモードである。運転モードとは
、刺繍機の運転開始に先だって各種の運転条件(例えば
ミシン主軸回転数等)の設定を行うモードである。リモ
ーI−モードとは、この刺繍機と通信機能を有する外部
機器28との間で通信インタフェース27を介して縫い
データ及び制御データの入出力を行うための動作モード
である。
表示切換スイッチSWIは1表示器DPYの表示モード
を切り換えるためのものである。例えば。
図示のように設定内容表示部DPY1とファンクション
スイッチ説明表示部DPY2とに分けて表示器を使用す
る表示モードから別の表示モードに切り換えるときにこ
の表示切換スイッチSWIを操作する。
プログラムモードスイッチSW2は、この刺繍機の動作
モードを上記プログラムモードに設定するときに操作す
るスイッチである。
運転モードスイッチSW3は、この刺繍機の動作モード
を上記運転モードに設定するときに操作するスイッチで
ある。
リモートモードスイッチSW4は、この刺繍機の動作モ
ードを上記リモートモードに設定するときに操作するス
イッチである。
枠移動キースイッチFKYは、刺繍枠20を手動操作で
移動させるときに操作するスイッチである。テンキース
イッチTKYは各種の数値データを入力するためのスイ
ッチである。設定確認スイッチSW4は、各種のデータ
設定操作において、設定内容を確認するときに操作する
スイッチモある。セットスイッチSW5は、テンキース
イッチTKYによって入力した数値データを登録すると
きあるいはファンクション設定完了時に操作されるもの
であり、リターンキーとして機能する。
次に、マイクロコンピュータの制御の下で、第2図の自
動刺繍機によって実行される動作のうち特に本発明に関
連する部分の動作につき、第4図以下のフローチャート
を参照して説明する。
自動刺繍機の電源が入れられると、第4図に示すように
、まず所定のイニシャルルーチンを経てミシン主軸停止
ルーチンに進む。各種のデータ設定処理動作はこのミシ
ン主軸停止ルーチンにおいて実行される。非運転時はこ
のミシン主軸停止ルーチンを常時実行しており、起動/
停止スイッチ26により起動スイッチオンにされると、
運転ルーチンに移る。運転ルーチンでは、ミシン主軸2
3を駆動し、該主軸の1回転に同期して1ステツチ毎の
縫いデータをデータRAM14から順次読み出し、これ
に基づき刺繍縫い動作を行う。
ミシン主軸停止ルーチンの一例につき、第5図(a)〜
(c)を参照して説明する。まず停止イニシャルルーチ
ンにおいては、ミシン停止時における所定のイニシャル
処理を行う。次のステップ3゜では、動作モードフラッ
グの内容に基づき、プログラムモードであるかを調べる
。動作モードは、後述するように、プログラムモードス
イッチsw2をオンすることによりプログラムモードと
なり、運転モードスイッチSW3をオンすることにより
運転モードとなり、リモーl−モードスイッチsw4を
オンすることによりリモートモードとなる。
プログラムモードであれば、ステップ31以降のルーチ
ンにいき、プログラムモードにおける各種データの設定
処理を行う。プログラムモードにおける各種データの設
定モードの選択は5次のように、ファンクションスイッ
チF1〜F6の操作によって行う。
プログラムモードにおいては、表示器DPYの画面はま
ず最初に第3図中に示したようになり、ファンクション
スイッチ説明表示部DPY2ではプログラムモードにお
けるA−Eのモードの説明を表示する。ファンクション
スイッチF6を押して次候補を選ぶと、ファンクション
スイッチ説明表示部DPY2はプログラムモードにおけ
るF〜Jのモードの説明を表示する画面に切り換わる。
更にファンクションスイッチF6を押して次候補を選ぶ
と、ファンクションスイッチ説明表示部DPY2はプロ
グラムモードにおけるに−Mのモードの説明を表・示す
る画面に切り換わる。このように、ファンクションスイ
ッチ説明表示部DPY2の画面をプログラムモードにお
ける所望のデータ設定モード(例えば項目A−M)の説
明を表示する状態とし、その上で、画面で表示されてい
る所望のデータ設定モード(例えば項目A−M)の説明
表示に対応する1つのファンクションスイッチF1〜F
5を操作することにより、該所望のデータ設定モード(
例えば項目A−Mのうち1つ)を選択する。なお、第5
図(a)〜(c)のフローチャートでは、説明の簡単化
のために、表示器DPYの画面に所定の表示を行ったり
、ファンクションスイッチF6の操作を検出してその表
示を切り換えたりする処理ステップの図示を省略しであ
る。
ステップ31では、「データ入力設定スイッチオン」か
を調べる。ここでは、項目Aのモードつまり「データ入
力設定モード」を選択するためにファンクションスイッ
チ説明表示部DPY2で項目A−Eの説明表示を行って
いる状態で該項目Aに対応するファンクションスイッチ
F1がオンされたかを調べるのである。YESであれば
、ステップ32の「データ入力サブルーチン」を実行す
る。この[データ入力サブルーチン」の−例は第6図に
示されている。ステップ31がNoであれば、ステップ
33に行き、別のデータ設定モードについて調べる。な
お、「データ入力設定モード」とは、所望の刺繍柄に対
応する縫いデータを紙テープ17から取り込むかあるい
はデータRAMI4から読み出すかどちらにするかの設
定を行うモードであり、「データ人力サブルーチン」で
はそのための処理を行う。
ステップ33〜38では、縫いデータの変更あるいは縫
い動作の制御のための各種制御データ(前出の[プロコ
ン設定データ」、「データ変換パラメータj、「ヘッド
選択データ」、「柄プロコン設定データ」、「繰返し設
定データJ、「オフセラ1〜設定データ」など)を設定
するモードを選択するためのスイッチ操作がなされたか
を調べる。
ステップ33では、「プロコン設定スイッチオン」かを
調べる。ここでは、項目Bのモードつまり「プロコン設
定モード」を選択するためにファンクションスイッチ説
明表示部DPY2で項目A〜Eの説明表示を行っている
状態で該項目Bに対応するファンクションスイッチF2
がオンされたかを調べるのである。YESであれば、ス
テップ39の「プロコン設定サブルーチン」を実行する
この「プロコン設定サブルーチン」では、「プロコン設
定モード」におけるデータ設定処理を行う。
「プロコン設定モード」とは、糸色換えの順序を指示す
るデータを設定するモードである。すなわち、この「プ
ロコン設定サブルーチン」では、糸色換えの各順序にお
いて選択すべき針棒番号を示すデータを夫々設定する処
理を行うのである。糸色換えの各順序に対応して設定さ
れた被選択針棒番号データをプロコン設定データという
ゆ所望の針棒番号データはテンキースイッチTKYによ
って入力する。設定入力されたプロコン設定データは、
ワーキングRAM13内の制御データメモリエリアに一
時記憶される。
ステップ34では、「データ変換パラメータ設定スイッ
チオン」かを調べる。ここでは、項目Cのモードつまり
「データ変換パラメータ設定モード」を選択するために
ファンクションスイッチ説明表示部DPY2で項目A−
Eの説明表示を行っている状態で該項目Cに対応するフ
ァンクションスイッチF3がオンされたかを調べるので
ある。
YESであれば、ステップ40の「データ変換パラメー
タ設定サブルーチン」を実行する。この「データ変換パ
ラメータ設定サブルーチン」では、「データ変換パラメ
ータ設定モード」におけるデータ設定処理を行う。「デ
ータ変換パラメータ設定モード」とは、縫いデータ中の
刺繍枠のX、 Y移動量を指示するX、Yデータを縮小
又は拡大又は回転等させるためのデータ変換パラメータ
を設定するモードである。データ変換パラメータとして
は、刺繍柄を縮小又は拡大するための倍率データA、刺
繍柄を回転させるための回転角データθ。
刺繍柄をミラー反転するか否かを設定するミラー反転デ
ータMなどがある。ミラー反転データMは、ミラー反転
すべきとき“1”、しないとき0′″である。各データ
変換パラメータの所望値はテンキースイッチTKYによ
って入力する。設定入力された各データ変換パラメータ
A、θ9Mは、ワーキングRAM13内の制御データメ
モリエリアに一時記憶される。
ステップ35では、「オフセット設定スイッチオン」か
を調べる。ここでは、項目りのモードつまり「オフセッ
ト設定モード」を選択するためにファンクションスイッ
チ説明表示部DPY2で項目A−Eの説明表示を行って
いる状態で該項目りに対応するファンクションスイッチ
F4がオンされたかを調べるのである。YESであれば
、ステップ41の「オフセット設定サブルーチン」を実
行する。この[オフセット設定サブルーチン」では、「
オフセット設定モード」におけるデータ設定処理を行う
。「オフセット設定モード」とは、前述の刺繍枠のオフ
セット量を設定するオフセット設定データを設定するモ
ードである。所望のオフセット量はテンキースイッチT
KYによって設定入力する。設定入力されたオフセット
設定データは、ワーキングRAM13内の制御データメ
モリエリアに一時記憶される。
ステップ36では、「ヘッド選択設定スイッチオン」か
を調べる。ここでは、項目Eのモードつまり「ヘッド選
択設定モード」を選択するためにファンクションスイッ
チ説明表示部DPY2で項目A−Eの説明表示を行って
いる状態で該項目Eに対応するファンクションスイッチ
F5がオンされたかを調べるのである。YESであれば
、ステップ42の「ヘッド選択設定サブルーチン」を実
行する。この「ヘッド選択設定サブルーチン」では、「
ヘッド選択設定モード」におけるデータ設定処理を行う
。「ヘッド選択設定モード」とは、多頭式刺繍機におい
て糸色換えを行うステップ毎に各ミシンヘッド毎の運転
/休止の組合せを設定するヘッド選択設定データを設定
するモードである。各糸色換え順序に対応する各ミシン
ヘッド毎の運転/休止の所望の組合せはテンキースイッ
チTKYによって設定入力する。設定入力されたヘッド
選択設定データは、ワーキングRAM13内の制御デー
タメモリエリアに一時記憶される。
ステップ37では、「柄プロコン設定スイッチオン」か
を調べる。ここでは、項目Hのモードつまり「柄プロコ
ン設定モード」を選択するためにファンクションスイッ
チ説明表示部DPY2で項目F−Jの説明表示を行って
いる状態で該項目Hに対応するファンクションスイッチ
F3がオンされたかを調べるのである。YESであれば
、ステップ43の「柄プロコン設定サブルーチン」を実
行する。この「柄プロコン設定サブルーチン」では、「
柄プロコン設定モード」におけるデータ設定処理を行う
。「柄プロコン設定モード」とは、前述の柄プログラム
コントロール設定データを設定するモードである。すな
わち、この「柄プロコン設定サブルーチン」では、複数
の刺繍柄を組合せて連続的に縫う場合における刺繍柄の
各縫い順序に対応して所望の刺繍柄の柄番号をテンキー
スイッチTKYによって設定入力する処理を行う。
設定入力された柄プロコン設定データは、ワーキングR
AM13内の制御データメモリエリアに一時記憶される
ステップ38では、「繰返し設定スイッチオン」かを調
べる。ここでは、項目工のモードつまり「繰返し設定モ
ード」を選択するためにファンクションスイッチ説明表
示部DPY2で項目F−Jの説明表示を行っている状態
で該項目工に対応するファンクションスイッチF4がオ
ンされたかを調べるのである。YESであれば、ステッ
プ44の「繰返し設定サブルーチン」を実行する。この
[繰返し設定サブルーチン]では、「繰返し設定モード
」におけるデータ設定処理を行う。この「繰返し設定サ
ブルーチン」では、同じ刺繍柄の縫い動作の繰返し回数
を設定するデータをテンキースイッチTKYによって設
定入力する処理を行う。設定入力された繰返し設定デー
タは、ワーキングRAM13内の制御データメモリエリ
アに一時記憶される。
次のステップ100では、上述のように設定されたワー
キングRAM13内の各種制御データをデータRAM1
4に一括して登録(記憶)して、次のステップ45に進
む。このようにして、−括して登録される1組の各種制
御データは、−括して読み出されて、刺繍縫い動作を制
御するために使用される。そこで、この各種制御データ
の1組を、以下では制御データバックともいうことにす
る。
次のステップ45では、プログラムモードにおけるその
他のデータ設定処理を行う。その後ステップ46に行き
、運転モードスイッチSW3がオンされたかを調べる。
一方、プログラムモードでなければ、ステップ30はN
oとなり、第5図(c)のステップ50にジャンプし、
動作モードフラッグの内容に基づき、運転モードである
かを調べる。
運転モードであれば、ステップ51以降のルーチンにい
き、運転モードにおける各種データの設定処理を行う。
運転モードにおける各種データの設定モードの選択は、
次のように、ファンクションスイッチF1〜F6の操作
によって行う。
運転モードにおいては、表示器DPYの画面はまず最初
に第3図中に示した運転モード設定メニューを表示し、
ファンクションスイッチ説明表示部DPY2では運転モ
ードにおけるA−Eのモードの説明を表示する。ファン
クションスイッチF6を押して次候補を選ぶと、ファン
クションスイッチ説明表示部DPY2は運転モードにお
けるF。
Gのモードの説明を表示する画面に切り換わる。
このように、ファンクションスイッチ説明表示部DPY
2の画面を運転モードにおける所望のデータ設定モード
(例えば項目A−E)の説明を表示する状態とし、その
上で、画面で表示されている所望のデータ設定モード(
例えば項目A−E)の説明表示に対応する1つのファン
クションスイッチF1〜F5を操作することにより、該
所望のデータ設定モード(例えば項目A−Eのうち1つ
)を選択する。
運転モードスイッチSW3がオンされると、動作モード
はプログラムモードから運転モードに切換わる。運転モ
ードに切換わった直後は、刺a縫い動作開始のための各
種データの初期化処理を行なう(ステップ51)。
ステップ52では、運転モードにおける各種データの設
定処理を行う。運転モードにおいては、表示器DPYの
ファンクションスイッチ説明表示部DPY2ではまず運
転モードにおけるA−Eのモードの説明を表示する(第
3図の運転モードメニューRUN、MENU参照)、、
ファンクションスイッチF6を押して次候補を選ぶと、
ファンクションスイッチ説明表示部DPY2では運転モ
ードにおけるF、Gのモードの説明を表示する。ファン
クションスイッチ説明表示部DPY2で所望のモードを
表示する状態とし、ファンクションスイッチF1〜F5
の操作によって所望のモードを選択する。そして、テン
キースイッチTKY等の操作によって所望のデータを設
定する。例えば、ミシンの回転数を設定する場合は、B
の「回転数モード」を選択し、テンキースイッ”チTK
Yにより所望の回転数を設定入力する。こうして、ステ
ップ52では必要なミシン運転条件を設定する。
ステップ53では、起動/停止スイッチ26により起動
スイッチオンにされたかを調べる。起動スイッチオンな
らば、メインルーチンにリターンして運転ルーチン(第
8図)に入る。起動スイッチオンでなければ、第5図(
b)のステップ46に行き、′M転モードスイッチSW
3がオンされたかを調べる。
一方、運転モードでなければ、ステップ50はNoとな
り、ステップ104に行き、動作モードのフラッグに基
づきリモートモードであるかを調べる。リモートモード
であれば、ステップ105に行き、後述するリモートモ
ードサブルーチン(第6図)の処理を実行する。その後
、第5図(b)のステップ46に行く。
ステップ46では、運転モードスイッチSW3がオンさ
れたかを調べる。YESならば、運転モードフラッグを
オンにして(ステップ101)、ステップ30に戻って
運転モードにおける各種データの設定処理を繰り返す。
Noならば、ステップ47に行に行く。
ステップ47では、プログラムモードスイッチSW2が
オンされたかを調べる。プログラムモードスイッチSW
2がオンされると、プログラムモードフラッグがオンに
なり(ステップ102)、ステップ30に戻り、前述し
たプログラムモードにおける各種データの設定処理のた
めのルーチンを繰り返す。
一方、プログラムモードスイッチSW2がオンされない
場合、ステップ47はNOとなり、ステップ48に行く
ステップ48では、リモートモードスイッチSW4がオ
ンされたかを調べる。外部機器28との間で通信インタ
フェース27を介して、縫いデータ及び制御データの送
受を行う場合は、リモートモードスイッチSW4をオン
にする。該スイッチSW4がオンされた場合は、リモー
トモードフラッグをオンにして(ステップ103)、ス
テップ30に戻り、リモートモードの処理を繰り返す。
NOならステップ30に戻り、プログラムモードまたは
運転モードにおける各種データの設定処理を繰り返す。
次に、第6図を参照して、「データ入力サブルーチン」
について説明する。この[データ入力サブルーチン」で
は、まず、ファンクションスイッチ説明表示部DPY2
の表示内容を「データ入力設定モード」における下位表
示に切り換え、ファンクションスイッチF1に対応して
「メモリ読み出しモード」を示す表示を行い、ファンク
ションスイッチF2に対応して「メモリ書込みモード」
を示す表示を行う。「メモリ読み出しモードjとは、所
望の刺繍柄に対応する縫いデータをデータRAM14か
ら読み出すことを指示するモード、「メモリ書込みモー
ド」とは、所望の刺繍柄に対応する縫いデータを紙テー
プ17から取り込み、データRAM14に書き込むこと
を指示するモード、である。
ステップ55ではファンクションスイッチFlがオンさ
れたか、つまり、上記「メモリ読み出しモード」が選択
されたか、を調べる。Noならば。
ステップ56に行き、ファンクションスイッチF2がオ
ンされたか、つまり、上記「メモリ書き込みモード」が
選択されたか、を調べる。NOならば、ステップ55に
戻るが、YESならばステップ57に行き、所望の刺繍
柄に対応する縫いデータを紙テープ17から取り込み、
データRAM 14に記憶する処理を行う。
一方、「メモリ読み出しモード」が選択された場合は、
ステップ58に行き、読み出したい刺繍柄の柄番号をテ
ンキースイッチTKYの操作によって指定する。
ステップ59では、データRAM14の読み出しアドレ
スを、指定された柄番号に対応する縫いデータの先頭ア
ドレス(つまり第1ステツチのアドレス)に設定し、該
縫いデータを読み出す準備をし、次のステップ60に進
む。
ステップ60では、データRAM14内の制御データバ
ックをワーキングRAM13の所定のアドレス領域に転
送する。その後、メインルーチン(第4図)にリターン
する。
次に、第7図を参照しながら「リモートモードサブルー
チン」について説明する。
ステップ201では、通信インタフェース27のステー
タスレジスタを調べて、外部機器28から通信命令が送
信されてきたかを判断する。YESならばステップ20
2に行き、Noならば第5図の停止ルーチンにリターン
する。
ステップ202では、所望の柄番号をテンキースイッチ
TKYの操作により指定する。ここで、データを送信す
る場合は、データRAM14から読み出したい縫いデー
タに対応する刺繍柄の柄番号を指定し、またはデータを
受信する場合は、データRAM14に縫いデータを書き
込むべき刺繍柄の柄番号を指定する。
次のステップ203では、通信インタフェース27のス
テータスレジスタを調べて、通信命令がデータの送信か
受信かを判断する。該通信命令がデータ送信である場合
は、このステップ203はYESとなり、ステップ20
4に行き、データ送信のための各種処理を行う。該通信
命令がデータ受信である場合は、このステップ203は
Noとなり、ステップ210に行き、データ受信のため
の各種処理を実行する。
ステップ204では、各種制御データをワーキングRA
M13から読み出し1通信インタフェース27を介し通
信ラインに出力する。
次のステップ205では、ステップ202で指定された
柄番号に対応する縫いデータをデータRAML4から読
み出して、通信インタフェース27を介し通信ラインに
出力し、第5図の停止ルーチンにリターンする。
一方、ステップ210では、通信インタフェース27を
介し通信ラインから受信した各種制御データをワーキン
グRAM13に書き込む。
次のステップ211では、通信インタフェース27を介
し通信ラインから受信した縫いデータをステップ202
で指定された柄番号に対応するデータRAM14の所定
のアドレス領域に書き込み、第5図の停止ルーチンにリ
ターンする。
次に、第4図のメインルーチンにおけるミシン主軸運転
ルーチンの一例につき、第8図を参照しながら説明する
運転ルーチンでは、まず所定のイニシャル処理を実行し
た後に、主軸モータ22を起動させる。
次のステップ62では、刺繍縫い動作のための各種の運
転処理を実行する。
次のステップ63では、現在処理中のステッチに関する
ファンクションデータの内容が色換コードであるかを調
べる。また、ステップ64では、現在処理中のステッチ
に関するファンクションデータの内容が刺繍柄の終了を
示す終了コードであるかを調べる。ステップ65では、
ミシン主軸の停止が完了したかを確認する。ミシン主軸
が停止していなければ、ステップ62に戻り、運転ルー
チン処理を繰り返す。
この運転ルーチンの処理中にミシン主軸23のロータリ
ーエンコーダ24から主軸回転角に応じたクロック信号
が与えられると、そのっど処理を中断して第9図のよう
なエンコーダクロックインターラブドサブルーチンに進
む。
エンコーダクロックインターラブドサブルーチンでは、
エンコーダカウンタを1つカウントアツプした後(ステ
ップ301)、そのカウント値がいずれの処理タイミン
グに対応するものであるかを順次判断しく302,30
3)、各タイミングに応じた処理を行なう。刺繍枠移動
タイミングにおいては、ステッチカウンタの出力に応じ
て現在の刺繍縫いステッチに対応するX、Yデータ及び
ファンクションデータをデータRAM14から読み出す
(ステップ304)。
次のステップ305では、データ変換処理を行う。ここ
では、このワーキングRAM13に記憶した制御データ
バックのうちデータ変換パラメータを読み出し、このデ
ータ変換パラメータに応じてX、Yデータを変換する処
理を行う。詳しくは、データ変換パラメータとしての前
述の倍率データA、回転角データO、ミラー反転データ
M(これは前述の通り′1”又はit O”である)に
応じて、本来のX、Yデータを下記式に従って変換し、
変換されたデータXa + Y aを求める。
Xa=A(M−Xcosθ−Y sinθ)Ya=A(
Ycosf7+MXsinθ)こうして変換された刺繍
枠X、YデータXa。
Yaに応じて刺繍枠2QをX−Y移動しくステップ30
6)、その後、ステッチカウンタを次の縫いステッチに
歩進する(ステップ307)。そして、運転ルーチンに
リターンする。
なお、ステップ308では停止タイミングにおける種々
の処理を実行し、ステップ309ではジャンプ制御等そ
の他の処理を実行する。
第8図の運転ルーチンの説明に戻り、ステップ63で、
ファンクションデータの内容が色換コードであることが
確認されると、ステップ66.67.68.69.70
の処理を行う。
ステップ66では、ミシン主軸23を停止するための処
理を行う。
ステップ67では、色換えカウンタのカウント値を歩進
する処理を行う。
ステップ68は、「プロコン設定処理ルーチン」であり
、ここでは、ワーキングRAM13に記憶した制御デー
タバックのうちプロコン設定データを読み出し、このプ
ロコン設定データに応じて糸色換え処理を行う。詳しく
は、色換えカウンタのカウント値によって示された色換
え順序に対応して設定された針位置を指示するデータを
読み出し、この針位置を選択するよう色換えモータ25
を制御する。
ステップ69は、「ヘッド選択処理ルーチン」であり、
ここでは、ワーキングRAM13に記憶した制御データ
バックのうちヘッド選択データを読み出し、このヘッド
選択データに応じて各ミシンヘッド毎の運転/休止を制
御する処理を行う。
ステップ70は、「オフセット設定処理ルーチン」であ
り、ここでは、ワーキングRAM13に記憶した制御デ
ータバックのうちオフセット設定データを読み出し、こ
のオフセット設定データに応じて刺繍枠をオフセットす
る処理を行う。
一方、ステップ64で、ファンクションデータの内容が
終了コードであることが確認されると、ステップ71.
72.73の処理を行う。
ステップ71では、ミシン主軸23を停止するための処
理を行う。
ステップ72は、「柄プロコン設定処理ルーチン」であ
り、ここでは、ワーキングRAM13に記憶した制御デ
ータバックのうち柄プロコン設定データを読み出し、こ
の柄プロコン設定データに応じて、今縫い終わった刺繍
柄の次に組合せるべき刺繍柄の縫い動作を開始させるた
めの処理を行う。
ステップ73は、「繰返し設定処理ルーチン」であり、
ここでは、ワーキングRAM13に記憶した制御データ
バックのうち繰返し設定データを読み出し、この繰返し
設定データに応じて、今縫い終わった刺繍柄の次に同じ
刺繍柄の縫い動作を繰返させるための処理を行う。
以上の構成において1通信インタフェース27を介して
、外部機器28との間で縫いデータ及び制御データの入
出力を行う場合は、停止ルーチン(第5図〜第7図)の
処理により、リモートモードサブルーチンに入る。通信
インタフェース27のステータスレジスタを調べて、外
部機器28から通信命令が送信されているかを判断する
(ステップ2o1)。通信命令であるならば、外部機器
28に転送しようとする縫いデータに対応する柄番号も
しくは外部機器28から受信しようとする縫いデータに
対応するメモリ登録の柄番号を指定する(ステップ20
2)。再び通信インタフェース27のステータスレジス
タを調べて、外部機器28からの通信命令がデータの送
信であるのか受信であるのかを判断する(ステップ2o
3)。通信命令が送信である場合は、ワーキングRAM
l3から制御データを読み出して通信インタフェース2
7を介して外部機器28に転送する(ステップ204)
。更に、指定した柄番号に対応する縫いデータをデータ
RAM14から読み出して通信インタフェース27を介
して外部機器28に転送する(ステップ205)。この
とき、外部機器28においては、これらの受信したデー
タを編集することも可能であり、また、記憶装置に記憶
保存することも可能である。通信命令が受信である場合
は、通信インタフェース27を介して外部機器28から
制御データを受信してワーキングRAMl3に書き込む
(ステップ210)。次に1通信インタフェース27を
介して外部機器28から縫いデータを受イコして、指定
した柄番号に対応するデータメモリアドレスDMAの指
定するデータRAM14のアドレス領域に書き込む(ス
テップ211)。また、運転時は、運転開始に先立つ第
8図のステップ58〜61の処理により、刺繍縫いしよ
うとする所望の刺繍柄に対応する制御データを読出し、
運転ルーチン(第8図、第9図)の処理により、該制御
データの各データの内容に応じて刺繍縫い動作の制御及
び縫いデータの変更制御を実行する。
なお、上記実施例では、縫いデータ及び制御データの通
信機能の設定及びその他の処理はマイクロコンピュータ
システムによるソフトウェア処理によって実行している
が、専用のハードウェア回路によって実行してもよい。
また、各刺繍柄に対応して個別に制御データを設定し、
これをデータRAM14に夫々記憶するようにしてもよ
く、このデータRAM14内の制御データバックをそれ
に対応する縫いデータと共に、通信インタフェース27
を介して外部機器28との間で送受するようにしてもよ
いし、紙テープその他の外部メモリに保存記録するよう
にしてもよい。
また、自動刺繍機の制御システムを汎用通信網に接続し
、遠隔地のコンピュータシステム等から刺繍柄の縫いデ
ータや制御データ情報を供給するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上の通り、この発明によれば、通信インタフェースを
介して外部機器との間で、各刺繍柄に関する縫いデータ
と縫いデータ変更用もしくは刺繍縫い動作制御用の各種
制御データの送受を行うことができるようにしたために
、所望の刺繍柄に関する刺繍縫いを行う場合は該刺繍柄
に対応する各種の制御データをコンピュータ等の外部機
器から通信インタフェースを介して読み込み、これによ
り該刺繍柄に対応する縫いデータの変更及び刺繍縫い動
作の制御を行うようにすることができるので、刺繍縫い
しようとする柄を変える毎にその都度制御データを設定
し直す必要は全くなく、単に所望の刺繍柄の選択を行う
だけで該刺繍柄に対応する縫いデータと共に制御データ
もコンピュータ等の外部装置から供給することができ、
制御データの設定に関する作業者の負担を軽減すること
ができると共に刺繍縫い作業の効率を高めることができ
る、という優れた効果を奏する。また、刺繍機のメモリ
に記憶されている縫いデータ及び制御データを通信イン
タフェースを介して外部機器に転送して、刺繍機では容
易でない複雑な編集等種々の処理を該外部機器において
行うことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る自動刺繍機の概要を示す機能ブ
ロック図、 第2図はこの発明に係る自動刺繍機の一実施例の制御シ
ステムを略示するハード構成ブロック図、第3図は第2
図における操作パネルの一例を示す平面図。 第4図は第2図におけるマイクロコンピュータが実行す
るプログラムのメインルーチンの一例を示すフローチャ
ート、 第5図(a)〜(c)は第4図のメインルーチン内のミ
シン主軸停止ルーチンの一例を示すフローチャート。 第6図は第5図(a)におけるデータ入力サブルーチン
の一例を示すフローチャート、 第7図は第5図(c)におけるリモートモードサブルー
チンの一例を示すフローチャート、第8図は第4図のメ
インルーチン内のミシン主軸運転ルーチンの一例を示す
フローチャート、第9図は第8図のルーチンと共に実行
されるエンコーダクロックインターラブドサブルーチン
の一例を示すフローチャート、である。 1・・・縫いデータ記憶手段、2・・・制御データ記憶
手段、3・・・縫い動作実行手段、4・・通信インタフ
ェース、5・・・制御手段、6・・・外部機器、13・
・・ワーキングRAM、14・・・データRAM、15
・・・操作パネル、DPY・・・表示器、16・・・紙
テープリーダ、17・・・紙テープ、20・・・刺繍枠
、23・・・ミシン主軸。 出願人  東海工業ミシン株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 任意の刺繍柄に対応する刺繍縫い動作を実現するための
    縫いデータを記憶する縫いデータ記憶手段と、 前記縫いデータを変更する若しくは該縫いデータに関連
    する刺繍縫い動作を制御するための各種の制御データを
    記憶する制御データ記憶手段と、前記縫いデータ記憶手
    段から読み出した縫いデータと前記制御データ記憶手段
    から読み出した制御データに応じて刺繍縫い動作を実行
    する刺繍縫い動作実行手段と、 外部機器との間で前記縫いデータ及び制御データの送受
    を行う通信インターフェース手段と、該通信インターフ
    ェース手段を介して外部機器から受信した縫いデータ及
    び制御データを前記縫いデータ記憶手段及び制御データ
    記憶手段に書き込み、該通信インターフェース手段を介
    して外部機器に送信すべき縫いデータ及び制御データを
    前記縫いデータ記憶手段及び制御データ記憶手段から読
    み出す制御手段と を具えた自動刺繍機。
JP62248121A 1987-07-22 1987-10-02 自動刺繍機 Pending JPH0191894A (ja)

Priority Applications (12)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62248121A JPH0191894A (ja) 1987-10-02 1987-10-02 自動刺繍機
IT8821429A IT1231484B (it) 1987-07-22 1988-07-20 Macchina per ricamare atta a svolgere operazioni di esecuzione e di controllo dell'operazione di ricamo in accordo con i dati memorizzati
US07/222,100 US5001996A (en) 1987-07-22 1988-07-20 Embroidering machine
GB8817286A GB2208325B (en) 1987-07-22 1988-07-20 Embroidering machine
DE3844932A DE3844932C2 (de) 1987-07-22 1988-07-21 Stickmaschine
DE3824754A DE3824754A1 (de) 1987-07-22 1988-07-21 Stickmaschine
KR1019880009136A KR940010388B1 (ko) 1987-07-22 1988-07-21 자수기
FR888809980A FR2618459B1 (fr) 1987-07-22 1988-07-22 Machine a broder
GB8903986A GB2212951B (en) 1987-07-22 1989-02-22 Embroidering machine
US07/431,529 US5052315A (en) 1987-07-22 1989-11-03 Embroidering machine
US07/550,470 US5065682A (en) 1987-07-22 1990-07-10 Embroidering machine
GB9114486A GB2245721B (en) 1987-07-22 1991-07-04 Embroidering machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62248121A JPH0191894A (ja) 1987-10-02 1987-10-02 自動刺繍機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0191894A true JPH0191894A (ja) 1989-04-11

Family

ID=17173542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62248121A Pending JPH0191894A (ja) 1987-07-22 1987-10-02 自動刺繍機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0191894A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03205093A (ja) * 1989-09-18 1991-09-06 Mitsubishi Electric Corp 自動縫いミシンの制御装置及びこの制御方法
JP2001198371A (ja) * 2000-01-18 2001-07-24 Janome Sewing Mach Co Ltd 刺繍装置及び記録媒体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62170287A (ja) * 1986-01-23 1987-07-27 シ−ジ−エイ株式会社 刺繍機縫目デ−タ作成装置
JPS62194889A (ja) * 1986-02-22 1987-08-27 蛇の目ミシン工業株式会社 コンピユ−タ刺しゆう機のデ−タ制御方式

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62170287A (ja) * 1986-01-23 1987-07-27 シ−ジ−エイ株式会社 刺繍機縫目デ−タ作成装置
JPS62194889A (ja) * 1986-02-22 1987-08-27 蛇の目ミシン工業株式会社 コンピユ−タ刺しゆう機のデ−タ制御方式

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03205093A (ja) * 1989-09-18 1991-09-06 Mitsubishi Electric Corp 自動縫いミシンの制御装置及びこの制御方法
JPH088955B2 (ja) * 1989-09-18 1996-01-31 三菱電機株式会社 自動縫いミシンの制御装置及びこの制御方法
JP2001198371A (ja) * 2000-01-18 2001-07-24 Janome Sewing Mach Co Ltd 刺繍装置及び記録媒体
JP4719328B2 (ja) * 2000-01-18 2011-07-06 蛇の目ミシン工業株式会社 刺繍装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR940010388B1 (ko) 자수기
JPH10140460A (ja) 刺繍データ表示装置および刺繍ミシン
JP2696341B2 (ja) 自動刺繍機における刺繍柄模様表示装置
JPH0191894A (ja) 自動刺繍機
JPH10113483A (ja) 刺繍データ編集方法並びに刺繍データ編集装置
JP2544154B2 (ja) 自動刺繍機
JPH05137864A (ja) 電子制御式刺繍ミシン
JPH0679635B2 (ja) 自動刺繍機におけるデ−タ設定装置
JPH0693943B2 (ja) 自動刺繍機
JP3874214B2 (ja) 刺繍機用表示制御装置
JPH0199594A (ja) 自動刺繍機
JPH1176656A (ja) 刺繍縫製可能なミシン及び模様関連データ記録媒体
JP2696338B2 (ja) ミシンにおけるデータ設定装置
JP2597506B2 (ja) 自動刺繍機
JPH01166797A (ja) 自動刺繍機におけるデータ設定装置
JPH06264355A (ja) 柄データの色指定変更装置
JP2597496B2 (ja) 自動刺繍機
JPH08112469A (ja) コンピュータミシン
JP3146479B2 (ja) 電子制御式刺繍ミシン
JP3181450B2 (ja) ミシン装置
JPH0549764A (ja) ミシンの制御装置
JP3466288B2 (ja) ミシンの刺繍装置
JP3146481B2 (ja) 電子制御式刺繍ミシン
JP3146480B2 (ja) 電子制御式刺繍ミシン
JPH0340857A (ja) 自動刺繍機の制御方式