JPH0199594A - 自動刺繍機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動刺繍機による刺繍縫い作業における操
作に関し、特に、自動刺繍機に取付けられている操作パ
ネルを操作することなく、リモート操作装置の操作によ
り刺繍縫い動作を遠隔操作できるようにした自動刺繍機
に関する。

〔従来の技術〕

近年の自動刺繍機においては、刺繍縫い作業をする刺繍
柄の模様が大きくなる傾向にあり、従って刺繍縫い作業
を行う刺繍面の範囲も拡大している。そのために、作業
中の刺繍枠上の刺繍柄模様を目視確認しながら作業を行
う場合、作業者と刺繍機を制御するための操作パネルと
の間に距離が発生し１作業中の刺繍柄の模様を確認しな
がら操作パネルを操作することは困雅になり、刺繍機を
操作しようとする度毎に作業者が作業中の刺繍枠から離
れて操作パネルまで移動して操作パネルを操作していた
。

一方、起動／停止スイッチであるバースイッチ刺繍枠に
沿って設けられているので、バースイッチで起動／停止
を制御する場合は、刺繍枠の模様を見ながらできるが、
自動枠交換機能（ＡＦＣ）を有する刺繍機のように、起
動／停止スイッチであるバースイッチを構造的な理由か
ら取付けられないものもある。その場合は、操作パネル
等に起動／停止スイッチを取付けるなどしていたために
、作業者が作業中の刺繍柄模様の目視確認を一旦中断し
て起動／停止スイッチが取付けである操作パネル等まで
いちいち移動して操作するようにしていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述のような従来の刺繍機においては、作業者と刺繍機
を制御するための操作パネルとの間に距離が発生するた
め、作業中の刺繍柄の模様を確認しながら操作パネルま
たは起動／停止スイッチを操作することは困菫であり、
刺繍機を操作制御しようとする度毎に作業者が作業中の
刺繍枠から離れて操作パネルまたは起動／停止スイッチ
まで移動して操作制御しなければならず、極めて面倒で
あり、正確な刺繍縫いと効率的な作業の妨げになってい
た。

この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、刺繍縫い
作業中に必要な刺繍機の動作を制御するためのリモート
操作装置を設け１作業者が刺繍機の操作パネルまたは起
動／停止スイッチから離れた位置にいても刺繍機を操作
制御できるようにした自動刺繍機を提供しようとするも
のである。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る自動刺繍機は、刺繍機の各種動作を制御
するための各種制御機能が夫々割当てられている手動操
作式の複数の第１のスイッチと。

スイッチから出力されるスイッチ操作信号に基づき、操
作されたスイッチに割当てられている制御機能に対応す
る刺繍機の所定の動作を制御する制御手段とを具えた自
動刺繍機において、前記第１のスイッチの制御機能の少
なくとも一部に対応する制御機能が夫々割当てられてい
る手動操作式の複数の第２のスイッチ及びこれらの第２
のスイッチから出力されたスイッチ操作信号を送信する
送信手段を含み、刺繍機本体から分離して持ち運び可能
な遠隔操作装置と、刺繍機本体側に設けられており、前
記遠隔操作装置から送信された前記第２のスイッチのス
イッチ操作信号を受信し、受信した該スイッチ操作信号
を前記制御手段に与える遠隔操作受信手段とを具備し、
前記制御手段では。

前記第２のスイッチのスイッチ操作信号に基づき、その
第２のスイッチに割当てられている制御機能に対応する
刺繍機の所定の動作を制御するようにしたものである。

これを図によって示すと第１図のようであり、１が遠隔
操作装置、２が遠隔操作受信手段、３が制御手段、４が
刺繍縫い動作実行手段、である。

〔作用〕

遠隔操作装置１において、刺繍機の各種動作を制御する
ために手動操作式の第２のスイッチの操作を行うと、該
スイッチの操作信号が遠隔操作受信手段２に対して送信
される。遠隔操作受信手段２では、遠隔操作装置１から
送信されてくるスイッチの操作信号を受信し、この受信
したスイッチの操作信号を制御手段３に対して出力する
。制御手段３は、第２のスイッチの操作信号に基づいて
刺繍縫い動作実行手段４を制御する。

例えば、遠隔操作装置１が起動スイッチなど複数の操作
スイッチを有した光信号伝送（スイッチの操作信号伝送
手段）によるリモートコントロール送信器であるとする
と、遠隔操作受信手段２は光信号を受信するためのリモ
ートコントロール受信装置である。遠隔操作装置１にお
いて起動スイッチをオンにした場合、この操作信号が光
信号に変換されて遠隔操作受信手段２に送信される。遠
隔操作受信手段２では、遠隔操作装置１から受信した該
光信号を電気信号に変換し、この電気信号を制御手段３
に出力する。制御手段３では、該スイッチの操作信号に
基づいて刺繍縫い動作実行手段４を制御（この場合は起
動）する。このように。

本発明によれば、刺繍機に取り付けである刺繍機の各種
動作を制御するための第１のスイッチを操作することな
く、刺繍機本体から分離して持ち運び可能な遠隔操作装
置を作業者が操作することによって、刺繍機の所定の動
作を制御することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例につき、添付図面を参照して詳
細に説明しよう。

第２図は本発明に係る自動刺繍機の制御システムの一実
施例を示すハード構成図である。ＣＰＵ１１、プログラ
ムＲＯＭＩ　２．”アーキングＲＡＭ１３を含むマイク
ロコンピュータによってこの自動刺繍機全体の動作が制
御される。データＲＡＭ１４は、所望の刺繍柄模様を実
現する縫いデータ及び各刺繍柄毎の上述の各種制御デー
タその他刺繍縫いに関連する各種のデータを記憶するも
のである。

操作パネル１５は、各種設定スイッチや表示器等を含む
ものである。紙テープリーダ１６は、紙テープに記録さ
れた縫いデータ（１ステツチ毎の刺繍枠の位置を指示す
るｘ、Ｙデータ、並びに色換え、ミシン主軸停止、ジャ
ンプ等の刺繍ミシンの各動作を指示するファンクション
データなど、刺繍縫い動作に直接関連するデータ）の読
出しを行なうものであり、任意の刺繍柄を実現する縫い
データを記録した紙テープ１７がセットされる。

この紙テープリーダ１６を介して紙テープ１７から読み
取った縫いデータがデータＲＡＭ１４に転送記憶される
。

Ｘ軸パルスモータ１８は刺繍枠２０をＸ軸方向に移動さ
せるものであり、Ｙ軸パルスモータ１９は刺繍枠２０を
Ｙ軸方向に移動させるものである。

前記パルスモータ１８，１９にはパルスモータドライバ
２１を介して駆動信号が与えられる。

主軸モータ２２はこの自動刺繍機のミシン主軸２３を回
転駆動させるものであり、周知のように、このミシン主
軸２３の回転に応じて針棒や釜が駆動される。ロータリ
エンコーダ２４は前記主軸２３（若しくはモータ２２）
の回転角度を検出するものである。

１つの縫いヘッドＨＤが多針本縫いヘッドであるとする
と、このヘッドＨＤは、複数の針棒（各針棒には異なる
色の糸が夫々取付けられている）を具えている。色換モ
ータ２５は、その回転駆動によって、該ヘッドＨＤの複
数の針棒のうち１つを選択して該ヘッドＨＤ内の針棒駆
動機構によって駆動され得るようにする。針棒駆動機構
はミシン主軸２３の回転に応じて針棒を上下動させるも
のであり、周知のものであるため、特に図示しない。縫
いヘッドＨＤは、１個に限らず、複数個併設されていて
よい。

起動／停止スイッチ２６はバースイッチからなり、バー
を例えば右方向に操作すると起動スイッチオンとなり、
左方向に操作すると停止スイッチオンとなる。起動スイ
ッチオンのときはミシン主軸２３の回転が開始され、停
止スイッチオンのときはミシン主軸２３の回転が停止さ
れる。なお、バースイッチを設けることが構造的に困難
な場合は、起動／停止スイッチは操作パネル１５に設け
られる。

リモートコントロール（以下、リモコンという）受信器
２９は、リモコン送信器３０から送信される光信号を受
信して刺繍機をを制御するためのデジタル信号に変換す
るものである。受光素子等は操作パネル１５内に設けら
れている。

リモコン送信器３０は、刺繍機本体から分離されており
且つ作業者によって持ち運び可能なものであり、刺繍機
を制御するためのリモートコントロールスイッチを含ん
でおり、起動、寸動、停止、刺繍枠２０の４方向（±Ｘ
、±Ｙ方向）移動、ＡＴＨ（糸切り）、糸色換えの左右
移動、等各種操作に対応するスイッチからの操作出力信
号を光信号に変換してリモコン受信器２９に送信するた
めのものである。これらリモートコントロール機能によ
り、あたかも操作パネル１５において操作が行われたか
のごとく、刺繍機の様々な動作を遠隔操作することが可
能となる。

自動刺繍機においては更にその他の装置・機器が設けら
れるが、それらに関しては図示を省略する。自動刺繍機
の制御システムを構成する各装置は、インタフェースＩ
／Ｆを介してマイクロコンピュータとの間で信号を授受
する。

操作パネル１５に設けられたスイッチ及び表示器の一例
を示すと、第３図のようである。

表示器ＤＰＹは、様々なデータの設定時に設定中のデー
タを表示したり、あるいは設定済みの各種データの内容
の確認のためにこれを表示したり、あるいはその他必要
な情報を表示したりするためのものであり、文字表示及
び必要に応じて図形表示も可能なものである。表示器Ｄ
ＰＹは、いくつかの表示モードで使用することができ、
その表示モードの１つとして様々なデータの設定あるい
はその設定内容の確認表示のための表示モードがある。

その場合、第３図に例示したように、表示器ＤＰＹは、
その上段で比較的大きなエリアを占める設定内容表示部
ＤＰＹ１と、その下段のファンクションスイッチ説明表
示部ＤＰＹ２とに分かれて機能する。例えば、この表示
器ＤＰＹとして、液晶デイスプレィを用いることができ
る。

表示器ＤＰＹの下側に、６つのファンクションスイッチ
Ｆ１〜Ｆ６が設けられている。前述のファンクションス
イッチ説明表示部ＤＰＹ２は、これらの各ファンクショ
ンスイッチＦ１〜Ｆ６に現在割当てられている機能を説
明する表示を行うものである。各ファンクションスイッ
チＦ１〜Ｆ６に対する機能割当て状態によっては、左側
の５つのファンクションスイッチＦ１〜Ｆ５が実質的な
各種データ設定機能等に対応するファンクションスイッ
チとなり、残りのスイッチＦ６が次候補（ＮＥＸＴ）選
択キーとして機能することがある。

ファンクションスイッチ説明表示部ＤＰＹ２は、各ファ
ンクションスイッチＦ１〜Ｆ６に対応する６つの表示枠
からなり、Ｆ１〜Ｆ６に対応する各表示枠には、各ファ
ンクションスイッチＦ１〜Ｆ６に現在割当てられている
機能を説明する表示（例えばこの表示は「データ入力」
あるいは「プロコン」等の文字からなる）が現れる。そ
の場合、ファンクションスイッチＦ６が次候補選択キー
として機能しているならば、Ｆ６に対応する表示枠には
、その次候補選択キー機能を説明する表示ｒＮＥＸＴＪ
　が現れる。

表示器ＤＰＹの右隣に配されたファンクションメニュ一
部ＭＥＮＵは、ファンクションスイッチＦ１〜Ｆ６に割
当て可能な全てのデータ設定機能を示す表示を可視的か
つ固定的に表示した一覧表である。このファンクション
メニュ一部ＭＥＮＵは、プログラムモードメニューＰＲ
Ｏ，ＭＥＮＵと運転モードメニューＲＵＮ、ＭＥＮＵと
からなる。プログラムモードメニューＰＲＯ，ＭＥＮＵ
は、プログラムモード時において各ファンクションスイ
ッチＦ１〜Ｆ６に割当て可能な全ての機能を表示するも
のである。運転モードメニューＲＵＮ、ＭＥＮＵは、運
転モード時において各ファンクションスイッチＦ１〜Ｆ
６に割当て可能な全ての機能を表示するものである。

プログラムモードとは、所望の刺繍柄を実現するための
刺繍縫いプログラムに関連する各種のデータの設定（例
えば、所望の刺繍柄に対応する縫いデータの入力すなわ
ち「データ人力」や糸色換え順序の設定すなわち「プロ
コン設定」など）を行うモードである。運転モードとは
、刺繍機の運転開始に先だって各種の運転条件（例えば
ミシン主軸回転数等）の設定を行うモードである。リモ
ートモードとは、この刺繍機と通信機能を有する外部機
器２８との間で通信インタフェース２７を介して縫いデ
ータ及び制御データの入出力を行うための動作モードで
ある。

表示切換スイッチＳＷ１は１表示器ＤＰＹの表示モード
を切り換えるためのものである。例えば、図示のように
設定内容表示部ＤＰＹｌとファンクションスイッチ説明
表示部ＤＰＹ２とに分けて表示器を使用する表示モード
から別の表示モードに切り換えるときにこの表示切換ス
イッチＳＷＩを操作する。

プログラムモードスイッチＳＷ２は、この刺繍機の動作
モードを上記プログラムモードに設定するときに操作す
るスイッチである。

運転モードスイッチＳＷ３は、この刺繍機の動作モード
を上記運転モードに設定するときに操作するスイッチで
ある。

枠移動キースイッチＦＫＹは、刺繍枠２ｏを手動操作で
移動させるときに操作するスイッチである。テンキース
イッチＴＫＹは各種の数値データを入力するためのスイ
ッチである。設定確認スイッチＳＷ４は、各種のデータ
設定操作において、設定内容を確認するときに操作する
スイッチである。セットスイッチＳＷ５は、テンキース
イッチＴＫＹによって入力した数値データを登録すると
きあるいはファンクション設定完了時に操作されるもの
であり、リターンキーとして機能する。

操作パネル１５の右側に設けられている光信号受光窓Ｌ
ｉｎの内部には、リモコン受信器２９の受光素子１３４
が組み込まれており、リモコン送信器３０からの光信号
をここで受光する。

リモコン送信器３０のパネル面の一例を示すと、第４図
のようである。操作スイッチ５ＷＩＯＩ〜ＳＷＩ　１０
は、操作パネル１５における各スイッチに対応する機能
を持つものである。起動スイッチ５ＷＩＯ１がオンされ
ると、ミシン主軸２３の回転が開始される。寸動スイッ
チ５ｗ１０２は、ミシン主軸２３を寸動させるために操
作するスイッチである。該スイッチ５Ｗ１０２をオンさ
せることにより、ミシン主軸２３を寸動させることるこ
とができる。停止スイッチ５ＷＬＯ３は、起動／停止ス
イッチ２６の停止スイッチに相当する機能を有する。該
スイッチ５ＷＩＯ３をオンすることにより、ミシン主軸
２３の回転が停止する。枠移動スイッチ５Ｗ１０４〜５
ＷＩＯ７は、刺繍枠２０を手動操作で移動させるときに
操作するスイッチであり、第３図に示した操作パネル１
５上に設けられた枠移動キースイッチＦＫＹと同じ機能
を有する。ＡＴＨスイッチ５ＷＩＯ８は、糸切りのとき
に操作するスイッチであり、第３図に示した操作パネル
１５の運転モードメニューにおけるＡＴＨ機能のファン
クションスイッチと同じである。色換えスイッチ５Ｗ１
０９，５ＷＩＩＯは。

色換モータ２５を正転または逆転に駆動して針棒ケース
を右または左に移動させ、所望の色糸が取付けられてい
る針棒を選択するために操作するスイッチである。

第５図はリモコン送信器３０の一実施例を示すブロック
図である。各操作スイッチ５ＷＩＯ１〜ＳＷＩ　１０は
、刺繍機を制御するために操作するスイッチであり、キ
ー人力エンコーダ１２０に接続されている。キー人力エ
ンコーダ１２０は、操作スイッチ５ＷＩＯ１〜５ＷＩＩ
Ｏのうちオンされたスイッチを示すコード信号をパラレ
ル形式で出力する。パラレル／シリアルコンバータ１２
１は、キー人力エンコーダ１２０から与えられたパラレ
ルのオンスイッチコード信号をシリアル信号に変換する
。このコンバータ１２１の出力シリアル信号は、変調回
路１２２の変調入力に与えられる。変調回路１２２は、
変調入力に与えられるシリアル信号を周波数変調してそ
の出力信号をトランジスタＴｒのベースに与える。トラ
ンジスタＴｒは、変調回路１２２の出力信号に応じて、
発光素子１２４を流れる電流を制御するための発光素子
ドライバである。発光素子１２４は、ここでは発光ダイ
オードであり、トランジスタＴｒの１駆動により、電気
信号である変調回路１２２の出力信号を光信号に変換す
る。発振回路１２３は、パラレル／シリアルコンバータ
１２１及び変調回路１２２にシリアル制御タイミングク
ロック及び搬送波信号を供給するためのものである。

第５図において、各操作スイッチ５Ｗ１０１〜５Ｗ１１
０のうち、刺繍機を制御するための所望の操作スイッチ
をオンにすると、オンされたスイッチに対応するコード
信号がシリアル形式で光信号にて送信される。

第６図はリモコン受信器２９の一実施例を示すブロック
図である。受光素子１３４は、ここではフォトダイオー
ドであり、リモコン送信器３０からの光信号を受光して
電気信号に変換する。該受光素子１３４のアノードには
電流制限用の抵抗を介して電源電圧ＶＤが印加されてお
り、カソードはアンプ１３０の入力に接続されている。

受光素子１３４からの信号はアンプ１３０を介して復調
回路１３１に与えられ、復調される。該復調回路１３１
の出力は、波形整形かいろ１３２を会してコードコンバ
ータ１３３に与えられる。コードコンバータ１３３は、
入力されたシリアルのオンスイッチコード信号をパラレ
ルのコード信号に変換してインタフェースを介して、刺
繍機のＣＰＵバスに与える。このＣＰＵバスに与えられ
たオンスイッチを示すコード信号は、ＣＰＵＩ　１に読
み取られ、該スイッチのオン操作に基づく処理がＣＰＵ
１ｌによって実行される。

例えば、リモコン送信器３０の起動スイッチ５Ｗ１０１
をオンすると、起動／停止スイッチ２６が起動スイッチ
オンされたときと同様のの処理がＣＰＵＩ　１の制御に
よって実行される。

次に、リモートコントロール機能を利用した刺繍縫い作
業におけるリモコン操作の一例を説明する。例えば、あ
る刺繍柄の模様を縫う場合、リモコン送信器３０を持っ
た作業者が所望のスタート位置まで刺繍枠２０を移動さ
せ、リモコン送信器３０の起動スイッチ５ＷＩＯＩをオ
ンにしてミシン主軸モータ２２を起動し、刺繍縫い動作
を開始させる。刺繍縫い作業中に色換えをするときは。

リモコン送信器３０の停止スイッチ５ＷＩＯ３をオンに
してミシン主軸２３の回転を停止し、その後、Ａ　Ｔ　
Ｈスイッチ５Ｗ１０８をオンにして糸切りを実行する。

次に、色換えスイッチＳＷＩ　Ｏ９。

５ＷＩＩＯを操作して糸色を選択し、再び起動スイッチ
５ＷＩＯ１をオンにしてミシン主軸モータ２２を起動さ
せ、刺繍縫い作業中を続行する。このように、本発明に
係るリモー１−コン１へロール機能を有した刺繍機によ
れば、作業者は刺繍枠２゜上の刺繍柄模様を目視確認し
ながらリモコン送信器３０の操作により刺繍器を制御で
きるため、作業の効率が向上すると共に正確な刺繍縫い
が期待できる。

なお、この実施例ではリモコン装置の伝送手段として光
信号を適用しているが、光伝送に限らず電波、有線伝送
または他の伝送手段であってもよい。従って、リモコン
送受信器の機能構成は、第４図〜第６図に示した実施例
に限定されるものではなく、刺繍機を遠隔操作により制
御できる機能を有する装置であるならば、他の装置構成
であってもよい。

また、この実施例では、操作パネル１５上の所定の操作
スイッチの制御機能に対応するスイッチを、該操作パネ
ル１５上のスイッチとは別にリモコン送信器３０におい
て設けであるが、これに限らず、例えば、操作パネル１
５上の複数のスイッチの所定の一部とリモコン送信器３
０のスイッチとを共通のスイッチとして構成し、該共通
スイッチを操作パネル１５上のスイッチとして操作でき
るようにすると共に該共通スイッチを黒作パネル１５か
ら取り外して遠隔操作スイッチとして用いることができ
るようにしてもよい。この場合、リモコン送信器３０は
操作パネル１５に対して着脱可能な構成とし、該リモコ
ン送信器３０上のスイッチは、該リモコン送信器３０が
操作パネル１５に取付けられているときは該操作パネル
１５のスイッチとして機能し、該リモコン送信器３０が
操作パネル１５から取り外されているときは遠隔操作ス
イッチとして機能する。

［発明の効果］ 以上の通り、この発明によれば、刺繍縫い作業中に刺繍
機の動作を制御することができるように遠隔操作装置を
設け、作業者が刺繍機の操作パネルまたは起動／停止ス
イッチから離れていても刺繍機を制御することができる
ようにしたので、作業中の刺繍柄模様を目視確認しなが
ら遠隔操作により刺繍機を制御することができるために
、刺繍縫い作業の効率を向上させることができると共に
正確な刺繍縫いが期待できる。という優れた効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る自動刺繍機の概要を示す機能ブ
ロック図、 第２図はこの発明に係る自動刺繍機の一実施例の制御シ
ステムを略示するハード構成ブロック図２第３図は第２
図における操作パネルの一例を示す平面図。 第４図は第２図におけるリモートコントロール送信器の
操作パネル面の平面図。 第５図は第２図におけるリモートコントロール送信器の
機能ブロック図、 第６図は第２図におけるリモートコントロール受信器の
機能ブロック図、である。 １・・・縫いデータ記憶手段、２・・・制御データ記憶
手段、３・・・縫い動作実行手段、４・・・通信インタ
フェース、５・・・制御手段、６・・・外部機器、１３
・・・ワーキングＲＡＭ、１４・・・データＲＡＭ、１
５・・・操作パネル、ＤＰＹ・・・表示器、１６・・・
紙テープリーダ、１７・・・紙テープ、２０・・・刺繍
枠、２２・・・ミシン主軸モータ、２３・・・ミシン主
軸、２４・・・ロータリーエンコーダ、２５・・・色換
えモータ、２６・・・起動／停止スイッチ、３０・・・
リモコン送信器、３１・・・リモコン受信器。 出願人　　東海工業ミシン株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）刺繍機の各種動作を制御するための各種制御機能
   が夫々割当てられている手動操作式の複数の第１のスイ
   ッチと、スイッチから出力されるスイッチ操作信号に基
   づき、操作されたスイッチに割当てられている制御機能
   に対応する刺繍機の所定の動作を制御する制御手段とを
   具えた自動刺繍機において、 前記第１のスイッチの制御機能の少なくとも一部に対応
   する制御機能が夫々割当てられている手動操作式の複数
   の第２のスイッチ及びこれらの第２のスイッチから出力
   されたスイッチ操作信号を送信する送信手段を含み、刺
   繍機本体から分離して持ち運び可能な遠隔操作装置と、 刺繍機本体側に設けられており、前記遠隔操作装置から
   送信された前記第２のスイッチのスイッチ操作信号を受
   信し、受信した該スイッチ操作信号を前記制御手段に与
   える遠隔操作受信手段とを具備し、前記制御手段では、
   前記第２のスイッチのスイッチ操作信号に基づき、その
   第２のスイッチに割当てられている制御機能に対応する
   刺繍機の所定の動作を制御するようにした自動刺繍機。
2. （２）前記遠隔操作装置は刺繍機本体に対して着脱可能
   であり、前記第２のスイッチは、その制御機能に対応す
   る前記第１のスイッチ中のスイッチ群と共通のスイッチ
   から成るものであり、これらのスイッチ群は前記遠隔操
   作装置が刺繍機本体に取付けられているとき前記第１の
   スイッチとして機能し、該遠隔操作装置が刺繍機本体か
   ら取り外されたとき前記第２のスイッチとして機能する
   ものである特許請求の範囲第１項記載の自動刺繍機。