JPH0337960B2 - - Google Patents
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- JPH0337960B2 JPH0337960B2 JP58195225A JP19522583A JPH0337960B2 JP H0337960 B2 JPH0337960 B2 JP H0337960B2 JP 58195225 A JP58195225 A JP 58195225A JP 19522583 A JP19522583 A JP 19522583A JP H0337960 B2 JPH0337960 B2 JP H0337960B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle bar
- motor
- linear
- needle
- sewing machine
- Prior art date
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- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 19
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 6
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
この発明は針棒の駆動方法を改良した多頭式の
刺繍ミシンに関する。
刺繍ミシンに関する。
従来技術
従来の刺繍ミシンの針棒駆動方法は、一個の主
軸モータの動力をカム機構あるいはベルト機構等
の動力伝達機構を介して、針棒,天秤,釜の三者
に伝達し三者を同時に駆動するものであつた。
軸モータの動力をカム機構あるいはベルト機構等
の動力伝達機構を介して、針棒,天秤,釜の三者
に伝達し三者を同時に駆動するものであつた。
しかるに、この様な従来の針棒駆動方法では、
針棒,天秤,釜を一個のモータの動力により駆動
するために、針棒,天秤,釜の三者相互の動作の
時間関係が動力伝達機構の構造により設定された
一定の間係に固定されてしまい、ゆるく縫つたり
きつく縫つたりして縫い調子に変化を与えて刺繍
することが不可能であつた。
針棒,天秤,釜を一個のモータの動力により駆動
するために、針棒,天秤,釜の三者相互の動作の
時間関係が動力伝達機構の構造により設定された
一定の間係に固定されてしまい、ゆるく縫つたり
きつく縫つたりして縫い調子に変化を与えて刺繍
することが不可能であつた。
また、第1図に示す様に、釜軸の回転角度に対
する針棒の上下移動位置の関係も一定の関係にな
つてしまうために、針板位置lより下方の位置で
針棒が刺繍布に刺つている間の釜軸の回転角度
(図のθ2−θ1)と針棒が針板位置lより上方にあ
つて刺繍枠を移動させるのが可能な回転角度(図
のθ1−0と2π−θ2)との割合が一定の比率に固定
されてしまつた。即ち、針棒の1ストロークに要
する時間のうちで針棒が刺繍布に刺つている時間
と刺繍枠を移動させるのが可能な時間の割合が一
定の比率に固定されていた。一方、刺繍枠の最大
移動量はできるだけ大きく確保しておいた方が融
通性が利くため刺繍枠の移動可能な時間は或る程
度の一定時間を確保しておくのが好ましい。そう
すると、その最大枠移動時間に必然的に規定され
て主軸の回転速度が決まつてしまい、高速運転を
行うのが従来困難であつた。
する針棒の上下移動位置の関係も一定の関係にな
つてしまうために、針板位置lより下方の位置で
針棒が刺繍布に刺つている間の釜軸の回転角度
(図のθ2−θ1)と針棒が針板位置lより上方にあ
つて刺繍枠を移動させるのが可能な回転角度(図
のθ1−0と2π−θ2)との割合が一定の比率に固定
されてしまつた。即ち、針棒の1ストロークに要
する時間のうちで針棒が刺繍布に刺つている時間
と刺繍枠を移動させるのが可能な時間の割合が一
定の比率に固定されていた。一方、刺繍枠の最大
移動量はできるだけ大きく確保しておいた方が融
通性が利くため刺繍枠の移動可能な時間は或る程
度の一定時間を確保しておくのが好ましい。そう
すると、その最大枠移動時間に必然的に規定され
て主軸の回転速度が決まつてしまい、高速運転を
行うのが従来困難であつた。
更に、一個のモータのみにより針棒,天秤,釜
を駆動するために複雑なカム機構等の動力の伝達
機構が必要となり、構造の複雑化とそれに伴う信
頼性の低下等の欠点があつた。
を駆動するために複雑なカム機構等の動力の伝達
機構が必要となり、構造の複雑化とそれに伴う信
頼性の低下等の欠点があつた。
発明の目的
この発明は以上の様な従来の刺繍ミシンの欠点
を解消するためになされたもので、針棒の駆動方
法を改良することにより、縫い調子の調整を可能
にすると共に高速化を可能にし、かつ複雑な動力
伝達機構を不要にした刺繍ミシンを提供すること
を目的とする。
を解消するためになされたもので、針棒の駆動方
法を改良することにより、縫い調子の調整を可能
にすると共に高速化を可能にし、かつ複雑な動力
伝達機構を不要にした刺繍ミシンを提供すること
を目的とする。
発明の概要
即ち、この発明の刺繍ミシンは、釜軸(又は主
軸)の回転角を検出する検出装置を設け、かつ釜
軸を駆動する主軸モータとは別個に針棒を駆動す
るためのリニアモータを各頭毎に設け、前記検出
装置により検出された釜軸の回転角に同期して前
記リニアモータの動作を制御することにより、針
棒,天秤,釜の三者の動作タイミングを自由に設
定し得るようにしたことを特徴とする。
軸)の回転角を検出する検出装置を設け、かつ釜
軸を駆動する主軸モータとは別個に針棒を駆動す
るためのリニアモータを各頭毎に設け、前記検出
装置により検出された釜軸の回転角に同期して前
記リニアモータの動作を制御することにより、針
棒,天秤,釜の三者の動作タイミングを自由に設
定し得るようにしたことを特徴とする。
実施例
以下、この発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
第2図は多頭式自動刺繍ミシンに於けるこの発
明の一実施例を示す電気的ブロツク図である。図
に於いて、マイクロコンピユータ部1はCPU1
a,ROM1b,RAM1cを有し、ROM1bに
はデータ処理のプログラムが書き込まれており、
RAM1cには刺繍図柄,刺繍枠の駆動量,色替
え等のデータが書込まれる。マイクロコンピユー
タ部1には該マイクロコンピユータ部1と各周辺
装置とを電気的に結合する主軸モータインターフ
エイス2,ロータリーエンコーダインターフエイ
ス4,針棒駆動インターフエイス8,刺繍枠駆動
インターフエイス24,紙テープリーダインター
フエイス29,操作パネルインターフエイス32
が接続されている。
明の一実施例を示す電気的ブロツク図である。図
に於いて、マイクロコンピユータ部1はCPU1
a,ROM1b,RAM1cを有し、ROM1bに
はデータ処理のプログラムが書き込まれており、
RAM1cには刺繍図柄,刺繍枠の駆動量,色替
え等のデータが書込まれる。マイクロコンピユー
タ部1には該マイクロコンピユータ部1と各周辺
装置とを電気的に結合する主軸モータインターフ
エイス2,ロータリーエンコーダインターフエイ
ス4,針棒駆動インターフエイス8,刺繍枠駆動
インターフエイス24,紙テープリーダインター
フエイス29,操作パネルインターフエイス32
が接続されている。
主軸モータインターフエイス2には主軸モータ
3が接続されており、該主軸モータ3はベルト7
を介して釜軸6を駆動する。釜軸6にはミシンの
各頭に対応する複数個の釜(図示せず)が周知の
ように接続されている。また、釜軸6にはロータ
リーエンコーダ5が取付けられ、該釜軸6の回転
角を検出し前記ロータリーエンコーダインターフ
エイス4へ釜軸6の回転角度信号を供給する。
3が接続されており、該主軸モータ3はベルト7
を介して釜軸6を駆動する。釜軸6にはミシンの
各頭に対応する複数個の釜(図示せず)が周知の
ように接続されている。また、釜軸6にはロータ
リーエンコーダ5が取付けられ、該釜軸6の回転
角を検出し前記ロータリーエンコーダインターフ
エイス4へ釜軸6の回転角度信号を供給する。
各頭に対応する針棒駆動装置としてリニアサー
ボモータ10,15,20が設けられており、こ
のリニアサーボモータ10,15,20を駆動す
るためのサーボアンプ9,14,19にはマイク
ロコンピユータ部1からの針棒上下移動量指令信
号が針棒駆動インターフエイス8を介して与えら
れるようになつている。各リニアサーボモータ1
0,15,20の駆動軸11,16,21には針
棒12,17,22が接続されており、前記針棒
移動量指令信号に対応する位置に該針棒12,1
7,22が駆動される。駆動軸11,16,21
にはリニアスケール13,18,23が接続さ
れ、各駆動軸11,16,21の移動位置に応じ
たフイードバツク信号をサーボアンプ9,14,
19へフイードバツクする。サーボアンプ9,1
4,19は前記針棒移動量指令信号とフイードバ
ツク信号との偏差によりリニアサーボモータ1
0,15,20の動作を制御する。
ボモータ10,15,20が設けられており、こ
のリニアサーボモータ10,15,20を駆動す
るためのサーボアンプ9,14,19にはマイク
ロコンピユータ部1からの針棒上下移動量指令信
号が針棒駆動インターフエイス8を介して与えら
れるようになつている。各リニアサーボモータ1
0,15,20の駆動軸11,16,21には針
棒12,17,22が接続されており、前記針棒
移動量指令信号に対応する位置に該針棒12,1
7,22が駆動される。駆動軸11,16,21
にはリニアスケール13,18,23が接続さ
れ、各駆動軸11,16,21の移動位置に応じ
たフイードバツク信号をサーボアンプ9,14,
19へフイードバツクする。サーボアンプ9,1
4,19は前記針棒移動量指令信号とフイードバ
ツク信号との偏差によりリニアサーボモータ1
0,15,20の動作を制御する。
刺繍枠駆動インターフエイス24にはX軸パル
スモータドライバ25、X軸パルスモータドライ
バ27を介してY軸パルスモータ26,X軸パル
スモータ28がそれぞれ接続され、該Y軸パルス
モータ26,X軸パルスモータ28は図示しない
刺繍枠をそれぞれY軸方向,X軸方向へ駆動す
る。
スモータドライバ25、X軸パルスモータドライ
バ27を介してY軸パルスモータ26,X軸パル
スモータ28がそれぞれ接続され、該Y軸パルス
モータ26,X軸パルスモータ28は図示しない
刺繍枠をそれぞれY軸方向,X軸方向へ駆動す
る。
紙テープリーダインターフエイス29には紙テ
ープリーダ30が接続され、該紙テープリーダ3
0は前述した刺繍図柄等のデータがパンチされた
紙テープ31を読み取り、前記紙テープリーダイ
ンターフエイス29を介してマイクロコンピユー
タ部1へ該データを送出する。
ープリーダ30が接続され、該紙テープリーダ3
0は前述した刺繍図柄等のデータがパンチされた
紙テープ31を読み取り、前記紙テープリーダイ
ンターフエイス29を介してマイクロコンピユー
タ部1へ該データを送出する。
操作パネルインターフエイス32には操作パネ
ル33が接続され、該操作パネル33の操作によ
るミシンの始動,停止等の各操作信号をマイクロ
コンピユータ部1へ伝達する。
ル33が接続され、該操作パネル33の操作によ
るミシンの始動,停止等の各操作信号をマイクロ
コンピユータ部1へ伝達する。
次にこの実施例の動作を説明する。
操作パネル33の始動スイツチの操作によりミ
シンの動作が開始される。紙テープ31のデータ
が紙テープリーダ30により読み取られ該データ
がマイクロコンピユータ部1のRAM1cに書き
込まれると、ROM1bに書き込まれたプログラ
ムに従つてCP1aより主軸モータ3,リニアサ
ーボモータ10,15,20,Y軸パルスモータ
26、X軸パルスモータ28へそれぞれの動作を
指令する信号が送られ、各モータが動作を開始す
る。
シンの動作が開始される。紙テープ31のデータ
が紙テープリーダ30により読み取られ該データ
がマイクロコンピユータ部1のRAM1cに書き
込まれると、ROM1bに書き込まれたプログラ
ムに従つてCP1aより主軸モータ3,リニアサ
ーボモータ10,15,20,Y軸パルスモータ
26、X軸パルスモータ28へそれぞれの動作を
指令する信号が送られ、各モータが動作を開始す
る。
主軸モータ3はベルト7を介して釜軸6を駆動
し、該釜軸6の回転角度はロータリーエンコーダ
5により検出され、ロータリーエンコーダインタ
ーフエイス4を介してマイクロコンピユータ部1
へ送られる。マイクロコンピユータ部1ではこの
釜軸6の回転角度のデータと紙テープリーダ31
より入力された例えば第3図に示す様な釜軸6の
回転角度に対する針棒12,17,22の移動位
置のデータとに基づき針棒12,17,22の移
動量を算出して、サーボアンプ9,14,19に
対して針棒移動量指令信号を送出する。次にこの
針棒移動量指令信号に対する針棒12,17,2
2の実際の位置がリニアスケール13,18,2
3により検出され、該位置を示す信号がリニアス
ケール13,18,23からサーボアンプ9,1
4,19へフイードバツクされ、該サーボアンプ
9,14,19に於いて前記針棒移動量指令信号
とこの実際の針棒の位置を示す信号との偏差が0
となるように針棒12,17,22の移動位置が
制御される。
し、該釜軸6の回転角度はロータリーエンコーダ
5により検出され、ロータリーエンコーダインタ
ーフエイス4を介してマイクロコンピユータ部1
へ送られる。マイクロコンピユータ部1ではこの
釜軸6の回転角度のデータと紙テープリーダ31
より入力された例えば第3図に示す様な釜軸6の
回転角度に対する針棒12,17,22の移動位
置のデータとに基づき針棒12,17,22の移
動量を算出して、サーボアンプ9,14,19に
対して針棒移動量指令信号を送出する。次にこの
針棒移動量指令信号に対する針棒12,17,2
2の実際の位置がリニアスケール13,18,2
3により検出され、該位置を示す信号がリニアス
ケール13,18,23からサーボアンプ9,1
4,19へフイードバツクされ、該サーボアンプ
9,14,19に於いて前記針棒移動量指令信号
とこの実際の針棒の位置を示す信号との偏差が0
となるように針棒12,17,22の移動位置が
制御される。
一方、刺繍枠に対して紙テープ31から入力さ
れたデータとロータリーエンコーダ5により検出
された釜軸6の回転角のデータに基づきROM1
bに書き込まれたプログラムに従つてCPU1a
よりY軸パルスモータ26,X軸パルスモータ2
8の動作を指令する信号が出力され、該Y軸パル
スモータ26,X軸パルスモータ28により刺繍
枠がX−Y平面上で移動させられる。
れたデータとロータリーエンコーダ5により検出
された釜軸6の回転角のデータに基づきROM1
bに書き込まれたプログラムに従つてCPU1a
よりY軸パルスモータ26,X軸パルスモータ2
8の動作を指令する信号が出力され、該Y軸パル
スモータ26,X軸パルスモータ28により刺繍
枠がX−Y平面上で移動させられる。
このようにして、紙テープ31から入力された
データとROM1bに予め書き込まれたプログラ
ムに従つて、釜軸6と針棒12,17,22及び
刺繍枠がそれぞれ別個の主軸モータ3,リニアサ
ーボモータ10,15,20,Y軸パルスモータ
26,X軸パルスモータ28により駆動され刺繍
枠に固定された刺繍布への刺繍がなされる。
データとROM1bに予め書き込まれたプログラ
ムに従つて、釜軸6と針棒12,17,22及び
刺繍枠がそれぞれ別個の主軸モータ3,リニアサ
ーボモータ10,15,20,Y軸パルスモータ
26,X軸パルスモータ28により駆動され刺繍
枠に固定された刺繍布への刺繍がなされる。
なお、天秤は図示していないが主軸モータ3あ
るいはリニアサーボモータ10,15,20のい
ずれかからの動力により図示しない動力伝達機構
を介して駆動するようにすればよい。
るいはリニアサーボモータ10,15,20のい
ずれかからの動力により図示しない動力伝達機構
を介して駆動するようにすればよい。
第4図はこの発明の他の実施例を示す電気的ブ
ロツク図であり、第2図の実施例と同一の構成部
分には同一の番号を付してある。
ロツク図であり、第2図の実施例と同一の構成部
分には同一の番号を付してある。
第4図の実施例は第2図の実施例のうち針棒1
2,17,22を駆動するリニアモータとしてリ
ニアサーボモータ10,15,20の代わりにリ
ニアパルスモータ35,37,39を用い、それ
に伴つてサーボアンプ9,14,19の代わりに
リニアパルスモータドライバ34,36,38を
用いたものである。即ち、第2図の実施例では針
棒12,17,22の移動位置の制御をサーボ制
御により行つたのに対し、この第4図の実施例で
はオープンループ制御としたものである。リニア
モータのほかは第2図の実施例と第4図の実施例
の構成要素は同一であるので、第4図の実施例の
構成,動作の説明は省略する。
2,17,22を駆動するリニアモータとしてリ
ニアサーボモータ10,15,20の代わりにリ
ニアパルスモータ35,37,39を用い、それ
に伴つてサーボアンプ9,14,19の代わりに
リニアパルスモータドライバ34,36,38を
用いたものである。即ち、第2図の実施例では針
棒12,17,22の移動位置の制御をサーボ制
御により行つたのに対し、この第4図の実施例で
はオープンループ制御としたものである。リニア
モータのほかは第2図の実施例と第4図の実施例
の構成要素は同一であるので、第4図の実施例の
構成,動作の説明は省略する。
なお、通常知られているように1頭につき複数
本の針棒を選択的に切り換えることができるよう
になつても良い。
本の針棒を選択的に切り換えることができるよう
になつても良い。
発明の効果
以上述べたように、この発明による刺繍ミシン
においては、釜軸を駆動する主軸モータとは別個
に針棒を駆動するリニアモータを設け、釜と針棒
の相互の駆動源を切り離して、釜,針棒,天秤の
三者の動作のタイミングを自由に設定できるよう
にしたので、縫い調子のコントロールが可能とな
る。また、釜軸の回転角度に対する針棒の移動位
置も自由に設定でき、例えば第3図に示す様に針
棒が針板位置lより下方の位置にある釜軸の回転
角(図のθ4−θ3)を小さく設定することにより、
針が刺繍布に刺つている時間を短かくすることが
でき、それにより針の1ストローク中に占める針
が刺繍布に刺つている時間の割合を小さくでき
る。従つて、刺繍枠の移動に用いる時間を十分に
確保しつつ、針の1ストロークに要する全体の時
間を短縮することができ、不都合のない高速運転
が可能となる。更に、複雑な動力の伝達機構を必
要としないので構造を簡単にすることができ、装
置全体の信頼性も向上する。
においては、釜軸を駆動する主軸モータとは別個
に針棒を駆動するリニアモータを設け、釜と針棒
の相互の駆動源を切り離して、釜,針棒,天秤の
三者の動作のタイミングを自由に設定できるよう
にしたので、縫い調子のコントロールが可能とな
る。また、釜軸の回転角度に対する針棒の移動位
置も自由に設定でき、例えば第3図に示す様に針
棒が針板位置lより下方の位置にある釜軸の回転
角(図のθ4−θ3)を小さく設定することにより、
針が刺繍布に刺つている時間を短かくすることが
でき、それにより針の1ストローク中に占める針
が刺繍布に刺つている時間の割合を小さくでき
る。従つて、刺繍枠の移動に用いる時間を十分に
確保しつつ、針の1ストロークに要する全体の時
間を短縮することができ、不都合のない高速運転
が可能となる。更に、複雑な動力の伝達機構を必
要としないので構造を簡単にすることができ、装
置全体の信頼性も向上する。
第1図は従来の刺繍ミシンの針棒の移動位置の
特性図、第2図はこの発明の一実施例の回路構成
を示すブロツク図、第3図はこの発明の刺繍ミシ
ンで任意に設定し得る針棒の上下移動位置の特性
の一例を示す図、第4図はこの発明の他の実施例
の回路構成を示す図である。 1…マイクロコンピユータ部、2…主軸モータ
インターフエイス、3…主軸モータ、4…ロータ
リーエンコーダインターフエイス、5…ロータリ
ーエンコーダ、6…釜軸、7…ベルト、8…針棒
駆動インターフエイス、9,14,19…サーボ
アンプ、10,15,20…リニアサーボモー
タ、11,16,21…駆動軸、12,17,2
2…針棒、13,18,23…リニアスケール、
24…刺繍枠駆動インターフエイス、25…Y軸
パルスモータドライバ、26…Y軸パルスモー
タ、27…X軸パルスモータドライバ、28…X
軸パルスモータ、29…紙テープリーダインター
フエイス、30…紙テープリーダ、31…紙テー
プ、32…操作パネルインターフエイス、33…
操作パネル、34,36,38…リニアパルスモ
ータドライバ、35,37,39…リニアパルス
モータ。
特性図、第2図はこの発明の一実施例の回路構成
を示すブロツク図、第3図はこの発明の刺繍ミシ
ンで任意に設定し得る針棒の上下移動位置の特性
の一例を示す図、第4図はこの発明の他の実施例
の回路構成を示す図である。 1…マイクロコンピユータ部、2…主軸モータ
インターフエイス、3…主軸モータ、4…ロータ
リーエンコーダインターフエイス、5…ロータリ
ーエンコーダ、6…釜軸、7…ベルト、8…針棒
駆動インターフエイス、9,14,19…サーボ
アンプ、10,15,20…リニアサーボモー
タ、11,16,21…駆動軸、12,17,2
2…針棒、13,18,23…リニアスケール、
24…刺繍枠駆動インターフエイス、25…Y軸
パルスモータドライバ、26…Y軸パルスモー
タ、27…X軸パルスモータドライバ、28…X
軸パルスモータ、29…紙テープリーダインター
フエイス、30…紙テープリーダ、31…紙テー
プ、32…操作パネルインターフエイス、33…
操作パネル、34,36,38…リニアパルスモ
ータドライバ、35,37,39…リニアパルス
モータ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 多頭式の刺繍ミシンにおいて、 針棒を駆動するために各頭毎に個別に設けられ
たリニアモータと、 主軸モータと、 この主軸モータの回転を各頭毎の釜に共通に伝
達する釜軸と、 この釜軸の回転角を検出する検出手段と、 この検出手段により検出した釜軸の回転角を独
立変数とする任意の関数に従い該釜軸回転角に応
じて針棒移動量指令信号を出力する指令値発生手
段と、 前記針棒移動量指令信号に応じて前記リニアモ
ータを位置決め制御するものであり、これによ
り、前記釜軸の回転に連動して前記リニアモータ
を直線往復動させ、その結果として各頭毎の針棒
を前記関数に応じたパターンで上下動させる位置
決め制御手段と を具えたことを特徴とする刺繍ミシン。 2 前記リニアモータはリニアサーボモータであ
る特許請求の範囲第1項記載の刺繍ミシン。 3 前記リニアモータはリニアパルスモータであ
る特許請求の範囲第1項記載の刺繍ミシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19522583A JPS6088584A (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | 刺繍ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19522583A JPS6088584A (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | 刺繍ミシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6088584A JPS6088584A (ja) | 1985-05-18 |
JPH0337960B2 true JPH0337960B2 (ja) | 1991-06-07 |
Family
ID=16337545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19522583A Granted JPS6088584A (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | 刺繍ミシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6088584A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004255042A (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-16 | Sunstar Precision Co Ltd | 刺繍枠の位置制御装置及びその位置制御方法 |
WO2005040479A1 (ja) * | 2003-10-27 | 2005-05-06 | Tokai Kogyo Mishin Kabushiki Kaisha | ミシンの針棒駆動装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS57119784A (en) * | 1981-01-20 | 1982-07-26 | Brother Ind Ltd | Sewing machine |
-
1983
- 1983-10-20 JP JP19522583A patent/JPS6088584A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS57119784A (en) * | 1981-01-20 | 1982-07-26 | Brother Ind Ltd | Sewing machine |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS6088584A (ja) | 1985-05-18 |
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