JPH024706B2 - - Google Patents
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- JPH024706B2 JPH024706B2 JP9304383A JP9304383A JPH024706B2 JP H024706 B2 JPH024706 B2 JP H024706B2 JP 9304383 A JP9304383 A JP 9304383A JP 9304383 A JP9304383 A JP 9304383A JP H024706 B2 JPH024706 B2 JP H024706B2
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- Japan
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- movement amount
- holding frame
- stitch
- jump
- speed
- Prior art date
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- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 13
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 3
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 101150065817 ROM2 gene Proteins 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000009956 embroidering Methods 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、刺繍対象物を保持する保持枠を移動
制御する自動刺繍機に関する。
制御する自動刺繍機に関する。
[従来技術]
従来、自動刺繍機として、刺繍対象物となる布
を保持する保持枠を、例えば穿孔テープ読取装置
を介して外部から入力されたステツチ情報に基づ
いて指定された目標位置へ各ステツチ毎にパルス
モータによつて駆動し、移動させて所定の文字や
図形等の刺繍を自動的に縫い上げる装置が実用化
されている。このような自動刺繍機の保持枠は、
刺繍針が布より上に位置している時間内に指定さ
れた移動量だけ移動されなければならないが、保
持枠を移動させるパルスモータのトルクや速度に
限度があるため、一般的には、1つのステツチで
移動させる保持枠の最大移動量が例えば12.7mmと
決められている。
を保持する保持枠を、例えば穿孔テープ読取装置
を介して外部から入力されたステツチ情報に基づ
いて指定された目標位置へ各ステツチ毎にパルス
モータによつて駆動し、移動させて所定の文字や
図形等の刺繍を自動的に縫い上げる装置が実用化
されている。このような自動刺繍機の保持枠は、
刺繍針が布より上に位置している時間内に指定さ
れた移動量だけ移動されなければならないが、保
持枠を移動させるパルスモータのトルクや速度に
限度があるため、一般的には、1つのステツチで
移動させる保持枠の最大移動量が例えば12.7mmと
決められている。
しかし、自動刺繍機によつては面積の広い刺繍
を行なうために大形の保持枠を取付けたものや比
較的小形のパルスモータを備えた機種があり、こ
のような刺繍機で厚手の布に刺繍を行なうような
場合には、予めパンチングが行なわれ最大移動量
12.7mmのステツチ情報が書き込まれた穿孔テープ
を使用すると、保持枠の移動による過大な負荷が
パルスモータにかかり、パルスモータが高負荷で
高速で運転されると、脱調現象が発生し、正確で
円滑な保持枠の移動が阻げられ、刺繍の縫い上り
を悪くすると言つた問題がある。
を行なうために大形の保持枠を取付けたものや比
較的小形のパルスモータを備えた機種があり、こ
のような刺繍機で厚手の布に刺繍を行なうような
場合には、予めパンチングが行なわれ最大移動量
12.7mmのステツチ情報が書き込まれた穿孔テープ
を使用すると、保持枠の移動による過大な負荷が
パルスモータにかかり、パルスモータが高負荷で
高速で運転されると、脱調現象が発生し、正確で
円滑な保持枠の移動が阻げられ、刺繍の縫い上り
を悪くすると言つた問題がある。
このようなことから、入力されるステツチ情報
に応じて、オペレータが手動操作を行ない、移動
量の大きい指令データが近づくと、主軸モータつ
まり縫針の速度を徐々に低下させて保持枠の移動
可能な時間を長くし、保持枠の移動量が大きい場
合にも駆動用のパルスモータに過負荷や過速度運
転をさせず、その脱調を防止している。しかし、
このような縫針の速度をある範囲にわたつて減速
させ、刺繍速度が頻繁に変化すると、作業能率が
低下すると共に精度の高い刺繍ができず、曲線部
分の刺繍に凹凸が生じやすい等の問題があつた。
に応じて、オペレータが手動操作を行ない、移動
量の大きい指令データが近づくと、主軸モータつ
まり縫針の速度を徐々に低下させて保持枠の移動
可能な時間を長くし、保持枠の移動量が大きい場
合にも駆動用のパルスモータに過負荷や過速度運
転をさせず、その脱調を防止している。しかし、
このような縫針の速度をある範囲にわたつて減速
させ、刺繍速度が頻繁に変化すると、作業能率が
低下すると共に精度の高い刺繍ができず、曲線部
分の刺繍に凹凸が生じやすい等の問題があつた。
本発明は、上記の問題点を解決するためになさ
れたもので、入力指令されたステツチ情報におけ
る保持枠の目標移動量が大きい場合にも針の速度
つまり刺繍速度を減速することなく能率良く刺繍
を行なうことができる。共に保持枠移動用のパル
スモータに負担をかけず刺繍の仕上りも良好にし
得る自動刺繍機を提供することを目的とする。
れたもので、入力指令されたステツチ情報におけ
る保持枠の目標移動量が大きい場合にも針の速度
つまり刺繍速度を減速することなく能率良く刺繍
を行なうことができる。共に保持枠移動用のパル
スモータに負担をかけず刺繍の仕上りも良好にし
得る自動刺繍機を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
かかる目的を達成すべく、本発明は課題を解決
するための手段として次の構成を取つた。即ち、
第1図に例示する如く、 入力したステツチ情報に基づいて刺繍対象物を
保持した保持枠Fを移動させる保持枠駆動手段M
1と、ジヤンプステツチ指令に応じて縫針Nを上
方位置に保持するジヤンプスチツチ動作をさせる
ジヤンプステツチ手段M2とを備える自動刺繍機
において、指令されたステツチ速度又は実際のス
テツチ速度を検出するステツチ速度検出手段M3
と、該ステツチ速度で動作可能な前記保持枠の最
大移動量を決定する最大移動量決定手段M4と、
入力された前記ステツチ情報から目標移動量を読
み込む目標移動量読み込み手段M5と、該目標移
動量が前記最大移動量より大きい時、前記保持枠
駆動手段M1を制御して前記保持枠Fの移動を複
数回に分け、かつ一回の移動量の上限を前記最大
移動量として行うと共に、前記ジヤンプステツチ
手段M2を制御して前記保持枠Fが前記目標移動
量だけ移動するまでは、前記ジヤンプステツチ動
作を実行するジヤンプステツチ制御手段M6とを
備えたことを特徴とする自動刺繍機の構成がそれ
である。
するための手段として次の構成を取つた。即ち、
第1図に例示する如く、 入力したステツチ情報に基づいて刺繍対象物を
保持した保持枠Fを移動させる保持枠駆動手段M
1と、ジヤンプステツチ指令に応じて縫針Nを上
方位置に保持するジヤンプスチツチ動作をさせる
ジヤンプステツチ手段M2とを備える自動刺繍機
において、指令されたステツチ速度又は実際のス
テツチ速度を検出するステツチ速度検出手段M3
と、該ステツチ速度で動作可能な前記保持枠の最
大移動量を決定する最大移動量決定手段M4と、
入力された前記ステツチ情報から目標移動量を読
み込む目標移動量読み込み手段M5と、該目標移
動量が前記最大移動量より大きい時、前記保持枠
駆動手段M1を制御して前記保持枠Fの移動を複
数回に分け、かつ一回の移動量の上限を前記最大
移動量として行うと共に、前記ジヤンプステツチ
手段M2を制御して前記保持枠Fが前記目標移動
量だけ移動するまでは、前記ジヤンプステツチ動
作を実行するジヤンプステツチ制御手段M6とを
備えたことを特徴とする自動刺繍機の構成がそれ
である。
[作用]
前記構成を有する自動刺繍機は、ステツチ速度
検出手段M3が指定されたステツチ速度又は実際
のステツチ速度を検出し、最大移動量決定手段M
4が前記ステツチ速度で動作可能な保持枠Fの最
大移動量を決定し、目標移動量読み込み手段M5
が入力されたステツチ情報から目標移動量を読み
込み、ジヤンプステツプ制御手段M6が、前記目
標移動量と前記最大移動量とを比較して目標移動
量が最大移動量より大きい時、保持枠駆動手段M
1を制御して、保持枠Fの移動を複数回に分け、
かつ一回の移動量の上限を前記最大移動量として
保持枠Fの移動を行うと共に、ジヤンプステツチ
手段M2を制御して、保持枠Fが前記目標移動量
だけ移動するまではジヤンプステツチ動作を実行
する。
検出手段M3が指定されたステツチ速度又は実際
のステツチ速度を検出し、最大移動量決定手段M
4が前記ステツチ速度で動作可能な保持枠Fの最
大移動量を決定し、目標移動量読み込み手段M5
が入力されたステツチ情報から目標移動量を読み
込み、ジヤンプステツプ制御手段M6が、前記目
標移動量と前記最大移動量とを比較して目標移動
量が最大移動量より大きい時、保持枠駆動手段M
1を制御して、保持枠Fの移動を複数回に分け、
かつ一回の移動量の上限を前記最大移動量として
保持枠Fの移動を行うと共に、ジヤンプステツチ
手段M2を制御して、保持枠Fが前記目標移動量
だけ移動するまではジヤンプステツチ動作を実行
する。
[実施例]
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第2図は本発明の一実施例の、マイクロコンピ
ユータを中心に構成した自動刺繍機の制御装置の
ブロツク図を示し、1はCPUで、ROM2内に書
き込まれたプログラムに基づき、穿孔テープ等に
より動作指令入力装置からステツチ情報として送
られるデザインの刺繍を縫い上げるための演算処
理を実行する。なお、固定メモリのROM2には
後述するステツチ速度に対応する保持枠の最大移
動量がが予め書き込まれる。3は書き込み読み出
し可能なRAM、4はステツチ情報等を入力する
入力部をパルスモータなどへ動作指令信号を出力
する出力部からなる入出力ポートであり、上記マ
イクロコンピユータの各部はコモンバスにより相
互に接続され、データ等の移送が行なわれる。5
は入出力ポート4に接続される動作指令入力装置
で、例えば穿孔テープ読取装置等が使用され、予
めパンチングされた穿孔テープから、X軸、Y軸
の各移動量と移動方向、ステツチ速度、一担停止
などのステツチ情報が入力される。
ユータを中心に構成した自動刺繍機の制御装置の
ブロツク図を示し、1はCPUで、ROM2内に書
き込まれたプログラムに基づき、穿孔テープ等に
より動作指令入力装置からステツチ情報として送
られるデザインの刺繍を縫い上げるための演算処
理を実行する。なお、固定メモリのROM2には
後述するステツチ速度に対応する保持枠の最大移
動量がが予め書き込まれる。3は書き込み読み出
し可能なRAM、4はステツチ情報等を入力する
入力部をパルスモータなどへ動作指令信号を出力
する出力部からなる入出力ポートであり、上記マ
イクロコンピユータの各部はコモンバスにより相
互に接続され、データ等の移送が行なわれる。5
は入出力ポート4に接続される動作指令入力装置
で、例えば穿孔テープ読取装置等が使用され、予
めパンチングされた穿孔テープから、X軸、Y軸
の各移動量と移動方向、ステツチ速度、一担停止
などのステツチ情報が入力される。
自動刺繍機には布等の刺繍対象物を保持する保
持枠FがX軸及びY軸方向に摺動自在に配置され
るが、この保持枠Fはパルスモータ8の駆動によ
りX軸方向に移動し、パルスモータ9の駆動によ
りY軸方向に移動するように構成される。パルス
モータ8,9はそれぞれ駆動制御回路6,7に接
続され、駆動制御回路6,7は入出力ポート4か
ら送られた目標移動量のデータに応じてこれに対
応する駆動パルス電流をパルスモータ8,9へ供
給するように構成される。11は自動刺繍機の縫
針Nを駆動する主軸モータで、駆動制御回路10
に接続され、ステツチ情報や外部の速度設定器に
より指定されるステツチ速度で運転されるべく制
御される。なお、パルスモータ8,9及び主軸モ
ータ11にはこれらの回転数を示すデジタル信号
を発生し、各駆動制御回路またはマイクロコンピ
ユータへフイードバツクさせるエンコーダ8a,
9aおよび11aが取付けられ、精度の高い保持
枠Fの移動・速度制御を可能としている。12は
連続して上下動を行なう縫針Nを一時的に上方位
置に保持してステツチをジヤンプさせる公知のジ
ヤンプステツチ装置で、マイクロコンピユータの
入出力ポート4から出力されるジヤンプ指令信号
を受けた時、縫針Nを落さずに上方位置に停止さ
せ、縫針Nが布へ刺さる動作を中止するので、そ
の前後のステツチが加算され、実質的にひとつの
大ステツチを形成することになる。
持枠FがX軸及びY軸方向に摺動自在に配置され
るが、この保持枠Fはパルスモータ8の駆動によ
りX軸方向に移動し、パルスモータ9の駆動によ
りY軸方向に移動するように構成される。パルス
モータ8,9はそれぞれ駆動制御回路6,7に接
続され、駆動制御回路6,7は入出力ポート4か
ら送られた目標移動量のデータに応じてこれに対
応する駆動パルス電流をパルスモータ8,9へ供
給するように構成される。11は自動刺繍機の縫
針Nを駆動する主軸モータで、駆動制御回路10
に接続され、ステツチ情報や外部の速度設定器に
より指定されるステツチ速度で運転されるべく制
御される。なお、パルスモータ8,9及び主軸モ
ータ11にはこれらの回転数を示すデジタル信号
を発生し、各駆動制御回路またはマイクロコンピ
ユータへフイードバツクさせるエンコーダ8a,
9aおよび11aが取付けられ、精度の高い保持
枠Fの移動・速度制御を可能としている。12は
連続して上下動を行なう縫針Nを一時的に上方位
置に保持してステツチをジヤンプさせる公知のジ
ヤンプステツチ装置で、マイクロコンピユータの
入出力ポート4から出力されるジヤンプ指令信号
を受けた時、縫針Nを落さずに上方位置に停止さ
せ、縫針Nが布へ刺さる動作を中止するので、そ
の前後のステツチが加算され、実質的にひとつの
大ステツチを形成することになる。
次に、第3図のフローチヤートを参照して自動
刺繍機の動作を説明する。
刺繍機の動作を説明する。
自動刺繍機の動作指令入力装置5、例えば穿孔
テープ読取装置に、予め所定の刺繍デザインに基
づいてステツチ情報をパンチングされた穿孔テー
プがセツトされ、自動刺繍機の始動スイツチの投
入により主軸モータ11が起動すると共に、マイ
クロコンピユータは初期設定を行なつた後、ステ
ツプ100からの処理を実行する。
テープ読取装置に、予め所定の刺繍デザインに基
づいてステツチ情報をパンチングされた穿孔テー
プがセツトされ、自動刺繍機の始動スイツチの投
入により主軸モータ11が起動すると共に、マイ
クロコンピユータは初期設定を行なつた後、ステ
ツプ100からの処理を実行する。
なお、ステツプ100はステツチ速度決定手段M
3に、ステツプ110は最大移動量決定手段M4に、
ステツプ120は目標移動量読み込み手段M5に、
ステツプ130〜160はジヤンプステツチ制御手段M
6に対応している。
3に、ステツプ110は最大移動量決定手段M4に、
ステツプ120は目標移動量読み込み手段M5に、
ステツプ130〜160はジヤンプステツチ制御手段M
6に対応している。
ステツプ100では自動刺繍機のステツチ速度
(縫針)つまり主軸モータ11の速度Vsが検出さ
れ、速度データVsがRAM3に読み込まれる。こ
のステツチ速度Vsは、自動刺繍機の図示せぬ制
御盤に設置されたステツチ速度設定器からの信号
により、或は穿孔テープにパンチングされた速度
データを動作指令入力装置5によつて読み取るこ
とにより、或は主軸モータ11の回転数を実際に
エンコーダで検出することにより検出される。
(縫針)つまり主軸モータ11の速度Vsが検出さ
れ、速度データVsがRAM3に読み込まれる。こ
のステツチ速度Vsは、自動刺繍機の図示せぬ制
御盤に設置されたステツチ速度設定器からの信号
により、或は穿孔テープにパンチングされた速度
データを動作指令入力装置5によつて読み取るこ
とにより、或は主軸モータ11の回転数を実際に
エンコーダで検出することにより検出される。
次に、ステツプ110を実行し、ステツプ100で検
出されたステツチ速度Vsで動作可能な保持枠F
の最大移動量Lmaxが決定されるが、予めROM
2内に格納されたステツチ速度Vsに対応した最
大移動量Lmaxから、例えば、600rpmのステツ
チ速度に対し最大移動量Lmaxは例えば6mm(絶
対値)とするように決定され、この最大移動量
LmaxはRAM3に格納される。
出されたステツチ速度Vsで動作可能な保持枠F
の最大移動量Lmaxが決定されるが、予めROM
2内に格納されたステツチ速度Vsに対応した最
大移動量Lmaxから、例えば、600rpmのステツ
チ速度に対し最大移動量Lmaxは例えば6mm(絶
対値)とするように決定され、この最大移動量
LmaxはRAM3に格納される。
続いて、ステツプ120にて、動作指令入力装置
5から保持枠の目標移動量Lのデータ、例えば、
X軸+3mm、Y軸−2mmのような移動量データを
RAM3に読み込む。そして、ステツプ130にお
いて、目標移動量Lは最大移動量Lmaxより大き
いか否かを判定し、目標移動量Lが最大移動量
Lmax以下であれば、次にステツプ140へ進み、
入出力ポート4から駆動制御回路6,7へ移動量
Lの移動指令信号が出力され、パルスモータ8,
9は駆動制御回路6,7からの駆動パルス信号を
受けて回転し、保持枠はX軸及びY軸方向に移動
量Lだけ移動する。なお、この保持枠Fの移動は
縫針Nが刺繍対象物の上方に位置する所定のタイ
ミング時間内に行なわれる。
5から保持枠の目標移動量Lのデータ、例えば、
X軸+3mm、Y軸−2mmのような移動量データを
RAM3に読み込む。そして、ステツプ130にお
いて、目標移動量Lは最大移動量Lmaxより大き
いか否かを判定し、目標移動量Lが最大移動量
Lmax以下であれば、次にステツプ140へ進み、
入出力ポート4から駆動制御回路6,7へ移動量
Lの移動指令信号が出力され、パルスモータ8,
9は駆動制御回路6,7からの駆動パルス信号を
受けて回転し、保持枠はX軸及びY軸方向に移動
量Lだけ移動する。なお、この保持枠Fの移動は
縫針Nが刺繍対象物の上方に位置する所定のタイ
ミング時間内に行なわれる。
一方、ステツプ130にて目標移動量Lが最大移
動量Lmaxより大きいと判定された時、次にステ
ツプ150に進み、計算式(L=aXLmax+l)の
演算を実行し、計算式を満足するa(ジヤンプ回
数)と余りの移動量lを算出する。そして、ステ
ツプ160にて保持枠の移動制御を実行し、例えば、
X軸方向、Y軸方向の目標移動量Lが15mm、最大
移動量が6mmの場合、先ず、パルスモータ8,9
に6mmの移動を実行させるように駆動制御回路
6,7を介して駆動パルス信号が出力され、保持
枠Fを6mmだけ移動させた時、ジヤンプステツチ
装置12へジヤンプステツチ指令信号を送つて縫
針Nを落さずにこの回のステツチをジヤンプさせ
る。そして、保持枠Fをさらに6mmだけ移動させ
た後、再びジヤンプスチツチを行ない、その後、
パルスモータ8,9へ駆動パルス信号を送つて保
持枠Fをさらに3mmだけ移動させ、この回の保持
枠Fの移動を完了する。尚、本実施例では移動量
lの移動を後に行つているが、始めに保持枠Fを
lだけ移動させた後に、Lmaxの移動をa回繰り
返しても良く、更には、最大移動量を越えない範
囲で、例えば最大移動量6mm、目標移動量が15mm
であれば、一回の移動量を5mmとして15mmを三回
に分けて、保持枠Fをジヤンプステツチ動作を実
行しながら移しても良い。
動量Lmaxより大きいと判定された時、次にステ
ツプ150に進み、計算式(L=aXLmax+l)の
演算を実行し、計算式を満足するa(ジヤンプ回
数)と余りの移動量lを算出する。そして、ステ
ツプ160にて保持枠の移動制御を実行し、例えば、
X軸方向、Y軸方向の目標移動量Lが15mm、最大
移動量が6mmの場合、先ず、パルスモータ8,9
に6mmの移動を実行させるように駆動制御回路
6,7を介して駆動パルス信号が出力され、保持
枠Fを6mmだけ移動させた時、ジヤンプステツチ
装置12へジヤンプステツチ指令信号を送つて縫
針Nを落さずにこの回のステツチをジヤンプさせ
る。そして、保持枠Fをさらに6mmだけ移動させ
た後、再びジヤンプスチツチを行ない、その後、
パルスモータ8,9へ駆動パルス信号を送つて保
持枠Fをさらに3mmだけ移動させ、この回の保持
枠Fの移動を完了する。尚、本実施例では移動量
lの移動を後に行つているが、始めに保持枠Fを
lだけ移動させた後に、Lmaxの移動をa回繰り
返しても良く、更には、最大移動量を越えない範
囲で、例えば最大移動量6mm、目標移動量が15mm
であれば、一回の移動量を5mmとして15mmを三回
に分けて、保持枠Fをジヤンプステツチ動作を実
行しながら移しても良い。
上記のような各ステツプが繰り返し実行される
ことにより、動作指令入力装置5にセツトされた
デザインの刺繍が自動的に縫い上げられる。
ことにより、動作指令入力装置5にセツトされた
デザインの刺繍が自動的に縫い上げられる。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明の自動刺繍機によ
れば、運転中のステツチ速度で行ない得る保持枠
の最大移動量を目標移動量が越えた時には、一回
の移動量の上限を最大移動量とし、保持枠が目標
移動量だけ移動するまではジヤンプステツチを行
なつて、大きい目標移動量を小さく区切り、複数
回に分けて移動させるようにしたから、大きい移
動量の部分のステツチのみを実質的に速度を落と
して刺繍を行なうことができ、従来のように、広
い範囲にわたつて主軸モータつまり縫針の速度を
減速する必要がなく、能率を低下させることがな
い。また、主軸モータは途中で頻ぱんな減速制御
を行なわれることがなく定速運転を行なうため、
刺繍の精密度が向上し、曲線部分などに凹凸を生
じさせず、美しい刺繍を縫い上げることができ
る。
れば、運転中のステツチ速度で行ない得る保持枠
の最大移動量を目標移動量が越えた時には、一回
の移動量の上限を最大移動量とし、保持枠が目標
移動量だけ移動するまではジヤンプステツチを行
なつて、大きい目標移動量を小さく区切り、複数
回に分けて移動させるようにしたから、大きい移
動量の部分のステツチのみを実質的に速度を落と
して刺繍を行なうことができ、従来のように、広
い範囲にわたつて主軸モータつまり縫針の速度を
減速する必要がなく、能率を低下させることがな
い。また、主軸モータは途中で頻ぱんな減速制御
を行なわれることがなく定速運転を行なうため、
刺繍の精密度が向上し、曲線部分などに凹凸を生
じさせず、美しい刺繍を縫い上げることができ
る。
更に、自動刺繍機としては、保持枠移動用のパ
ルスモータを小型化でき、現在使用されているス
テツチ幅の大きいデータを含む紙テープをそのま
ま使用することができ、実用上優れた効果を奏す
る。
ルスモータを小型化でき、現在使用されているス
テツチ幅の大きいデータを含む紙テープをそのま
ま使用することができ、実用上優れた効果を奏す
る。
第1図は本発明を例示するクレーム対応図、第
2図は本発明の一実施例としての自動刺繍機の制
御装置のブロツク図、第3図は本実施例の制御プ
ログラムを示すフローチヤートである。 M1……保持枠駆動手段、M2……ジヤンプス
テツチ手段、M3……ステツチ速度検出手段、M
4……最大移動量決定手段、M5……目標移動量
読み込み手段、M6……ジヤンプステツチ制御手
段、N……縫針、F……保持枠、1……CPU、
2……ROM、3……RAM、5……動作指令入
力装置、8,9……パルスモータ、12……ジヤ
ンプステツチ装置。
2図は本発明の一実施例としての自動刺繍機の制
御装置のブロツク図、第3図は本実施例の制御プ
ログラムを示すフローチヤートである。 M1……保持枠駆動手段、M2……ジヤンプス
テツチ手段、M3……ステツチ速度検出手段、M
4……最大移動量決定手段、M5……目標移動量
読み込み手段、M6……ジヤンプステツチ制御手
段、N……縫針、F……保持枠、1……CPU、
2……ROM、3……RAM、5……動作指令入
力装置、8,9……パルスモータ、12……ジヤ
ンプステツチ装置。
Claims (1)
- 1 入力したステツチ情報に基づいて刺繍対象物
を保持した保持枠を移動させる保持枠駆動手段
と、ジヤンプステツチ指令に応じて縫針を上方位
置に保持するジヤンプステツチ動作をさせるジヤ
ンプステツチ手段とを備える自動刺繍機におい
て、自動刺繍機に指令されたステツチ速度又は実
際のステツチ速度を検出するステツチ速度検出手
段と、該ステツチ速度で動作可能な前記保持枠の
最大移動量を決定する最大移動量決定手段と、入
力された前記ステツチ情報から目標移動量を読み
込む目標移動量読み込み手段と、該目標移動量が
前記最大移動量より大きい時、前記保持枠駆動手
段を制御して前記保持枠の移動を複数回に分け、
かつ一回の移動量の上限を前記最大移動量として
行うと共に、前記ジヤンプステツチ手段を制御し
て前記保持枠が前記目標移動量だけ移動するまで
は、前記ジヤンプステツチ動作を実行するジヤン
プステツチ制御手段とを備えたことを特徴とする
自動刺繍機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9304383A JPS59223353A (ja) | 1983-05-26 | 1983-05-26 | 自動刺繍機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9304383A JPS59223353A (ja) | 1983-05-26 | 1983-05-26 | 自動刺繍機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59223353A JPS59223353A (ja) | 1984-12-15 |
JPH024706B2 true JPH024706B2 (ja) | 1990-01-30 |
Family
ID=14071472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9304383A Granted JPS59223353A (ja) | 1983-05-26 | 1983-05-26 | 自動刺繍機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59223353A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61206485A (ja) * | 1985-03-12 | 1986-09-12 | 東海工業ミシン株式会社 | 自動刺繍ミシン |
JPH07110310B2 (ja) * | 1990-12-15 | 1995-11-29 | 東海工業ミシン株式会社 | 自動刺繍ミシンの制御装置 |
-
1983
- 1983-05-26 JP JP9304383A patent/JPS59223353A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59223353A (ja) | 1984-12-15 |
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