JP2764631B2 - ミシンの停止縫い制御装置 - Google Patents

ミシンの停止縫い制御装置

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JP2764631B2
JP2764631B2 JP7218190A JP7218190A JP2764631B2 JP 2764631 B2 JP2764631 B2 JP 2764631B2 JP 7218190 A JP7218190 A JP 7218190A JP 7218190 A JP7218190 A JP 7218190A JP 2764631 B2 JP2764631 B2 JP 2764631B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、ミシンの停止操作から実際に停止するまで
の惰性回転中におけるミシンの停止縫い制御装置に関す
る。
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ミシンの高速回転中に停止操作すると、惰性回転によ
り停止までに数回転を要する。 従って、操作者が所望の位置で止めようとしてもオー
バーランしてしまい、特に初心者には、その制御が困難
であった。 その改善策として、ミシンの停止操作時における逆送
りによる比較的小さな送りピッチの縫目による止め縫い
は有効な手段であった。 しかし、この止め縫いも万能ではなく、例えば模様の
形成途中で一時停止させ、起動停止指令手段により再び
縫い目形成を継続する場合には、縫い目が幾重にも重な
ったり模様の縫目のズレが生じて、模様の見栄えが悪く
なる等の問題があった。
【課題を解決するための手段及び発明の作用】
本発明はミシンにおいて、ミシンモータへの電力供給
を制御するミシンモータ駆動回路に運転および停止を指
令する外部から操作可能な起動停止指令手段と、前記起
動停止指令手段からの停止指令信号に関連して動作し、
前記縫いデータ記憶手段の縫いデータSDを分割し、新た
な複数の縫いデータPDを作成する縫いデータ分割手段
と、前記縫いデータSDと縫いデータPDのうち前記起動停
止指令手段からの停止指令信号に関連して前記縫いデー
タPDのみを有効とし、前記停止指令信号の解除に関連し
て前記縫データSDのみを有効とする選択動作を行う縫い
データ選択手段とを備えてなるミシンの停止縫い制御装
置を提供するもので、 ミシンの起動停止指令手段の停止操作に関連して、ミ
シンにブレーキ等の新たな機構を増設することなく、簡
単なプログラムの追加というソフト的な方法で、停止指
令信号発生後の停止するまでの惰性回転中は、現在形成
された縫い目の縫いデータと次の縫目を形成するための
縫いデータとからこれらの縫目の間を複数の縫いデータ
に分割し、通常の縫目ピッチより細かい縫目ピッチで縫
目を形成できるようにしたことにより、縫目の長さを短
くし、オーバーランによる縫目の影響を見掛け上小さく
でき、また再び縫い目形成を継続する場合には次の縫い
データにより縫い目の形成が行われるので、美麗な縫い
目が形成できるという作用がある。
【実施例】
以下、本発明を実施例により説明する。 ○ 制御回路の構成 まず、第2図のブロック図を参照しながら制御回路の
構成について説明する。 同図において、起動停止指令手段1はミシンモータの
運転および停止指令を行うために外部から操作可能な自
己復帰形のスイッチであり、操作する毎に操作信号を出
力する。 フリップフロップT−F/FはT形フリップフロップで
あり、電源投入時はミシンモータが停止状態を示すQ=
“0"、=“1"に初期セットされる。起動停止指令手段
1から操作信号を入力すると、フリップフロップT−F/
Fの出力信号が反転して、Q=“1"、=“0"となり、
運転指令信号STARTが出力状態、停止指令信号STOPが非
出力状態となる。 この状態で、操作信号を入力すると、フリップフロッ
プT−F/Fの状態が反転して、運転指令信号START、停止
指令信号STOPは先と逆の関係になる。 縫いデータ記憶手段2には、複数の模様に対する縫い
データSDが記憶されている。 縫いデータ記憶手段2から模様選択手段8により選択
された模様の模様番号は、選択模様記憶手段5に記憶さ
れ、選択された模様に対する表示が模様表示手段9で行
われる。 縫いデータ分割手段4は、フリップフロップT−F/F
から停止指令信号STOPを入力したとき動作を開始し、縫
いデータ記憶手段2の縫いデータSDを分割し、新たな縫
いデータPDを作成する。 縫いデータ選択手段4は、フリップフロップT−F/F
から停止指令信号STOPを入力すると、縫いデータ記憶手
段2の縫いデータSDを無効とし、縫いデータ分割手段4
の縫いデータPDを有効とし、縫いデータPDをミシン上軸
の所定位相を検出する回転位相検出手段10の位相信号に
同期して出力し、停止指令信号STOPが解除されたとき
は、縫いデータSDと縫いデータPDとの関係を先と逆に
し、縫いデータSDをミシンの回転位相検出手段10の位相
信号に同期して出力する選択動作を行う。 ミシンモータ7はミシンモータ駆動回路6を介して制
御され、縫目形成装置を駆動する。 針棒振幅用ステッピングモータ12および送り調節用ス
テッピングモータ13は縫いデータSDに基づきステッピン
グモータ駆動回路11を介して制御され、縫目の制御を行
う。 ○ 縫いデータの分割処理 次に、第3図を参照しながら縫いデータの分割処理に
ついて理説明する。 同図において、停止操作時に形成終了直後の縫いデー
タをSDN、次の縫目の縫いデータをSDN+1とする。 SDNは針振幅データXNと布送りデータYNとから構成
され、同様に縫いデータSDN+1は針振幅データXN+1と布
送りデータYN+1とから構成されている。 縫いデータSDNとSDN+1の間を3分割した場合の新たな
縫いデータPDN、PDNは次式で求まる。即ち、 PDNの 針振幅データ=XN+(XN+1−XN)/3 布送りデータ=YN+(YN+1−YN)/3 PDNの 針振幅データ=XN+2(XN+1−XN)/3 布送りデータ=YN+2(YN+1−YN)/3 である。 停止指令信号によりこれらの新たな縫いデータPDN
、PDNはSDN+1と共にメモリRi(図示せず、i=0,1,
2)に一時記憶され、縫目形成を行う毎に順次出力され
る。 SDN+1の縫目形成終了時に次の縫いデータSDN+2を縫い
データ記憶手段から読み出し、次の新たな縫いデータPD
N+1、PDN+1…を求め、縫目形成を行う毎に順次出力
する。 以上の説明で、針振幅データおよび布送りデータは便
宜上絶対座標で表示してあるが、実際の制御では相対座
標により制御される。 ○ ミシンの停止操作時の縫目構成 次に、第4図〜第7図を参照しながらミシンの停止操
作時の縫目構成について説明する。 これらの例は、いずれも停止操作から4針縫った後に
停止した場合を示す。 第4図は直線縫い、第6図、第7図はジグザグ縫いの
例で、縫いデータSDNとSDN+1に基づき3分割して求めた
新たな縫いデータPDN、PDNとSDN+1および縫いデー
タSDN+1とSDN+2とから求めた縫いデータPDN+1による
縫目構成を示す。 第5図は、直線縫いにおける第4図とは別の縫目構成
を示すもので、停止操作後は、縫いデータSDNによる布
送りピッチPより小さい予め設定された布送りピッチ
P′の縫いデータで形成した縫目構成である。 ○ ミシン停止操作時の制御動作 次に、第1図を参照しながらミシンの停止操作時の制
御動作について説明する。 同図において、SN(N=1、2、3……)は各処理
のステップを示す。 ミシンの停止操作時の制御動作を含む縫い処理に先立
ち、模様選択時に縫いデータSDの先頭アドレスがアドレ
スカウンタにセットされる。 S1 ミシンモータが運転中か否かを判別する。運転中でな
く停止している場合には、プログラムが終了し、ミシン
モータが運転中で停止指令信号の入力がない場合には、
S2ステップに進む。 S2 ミシンモータの停止指令信号が入力されたか否かを判
別する。停止指令信号の入力がない場合には、S3〜S5ス
テップの処理が実行される。 S3 アドレスカウンタの値に基づき縫いデータSDが縫いデ
ータ記憶手段2から読み出される。 S4 アドレスカウンタの値が更新される。 S5 縫いデータSDに従って縫目形成処理を行う。 S6、S7 S2ステップでミシンモータの停止指令信号が入力され
ると、S8ステップのために縫いデータSDの読み出し処理
が行われ、アドレスカウンタの値が更新される。 S8〜S10 読み出された縫いデータSDを3分割して新たな縫いデ
ータPDを作成し、それらを縫いデータSDと共にメモリRi
(i=0,1,2)に一時記憶した後、i=0に初期セット
する。 S11 ミシンモータが停止したか否かを判別する。 S12 メモリRiの縫いデータを用いて縫目形成処理を行う。 S13 iをインクリメント(i←i+1)とする。 S14 iが3になるまでS11〜S13ステップを繰り返す。i=
3になった時点(メモリRiの縫いデータ使用完了)で、
S6ステップからの処理を実行し、S11〜S13ステップの実
行中にミシンモータが停止した場合にプログラムが終了
する。
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ミシンの起動停止指令
手段の停止操作に関連して、ミシンにブレーキ等の新た
な機構を増設することなく、簡単なプログラムの追加と
いうソフト的な方法で、停止指令信号発生後の停止する
までの惰性回転中は、現縫目の縫いデータと次の縫目を
形成するための縫いデータとからこれらの縫目の間を複
数の縫いデータに分割し、通常の縫目ピッチより細かい
縫目ピッチで縫目を形成できるようにしたことにより、
縫目の長さを短くし、オーバーランによる縫目の影響を
見掛け上小さくでき、また再び縫い目形成を継続する場
合には次の縫いデータにより縫い目の形成が行われるの
で、美麗な縫い目が形成できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例に係り、第1図は停止操作時のミ
シンの停止縫い制御を示すフローチャート、第2図は制
御回路のブロック図、第4図〜第7図は各縫目形態にお
ける縫目構成を示す縫目軌跡図で、第3図は縫いデータ
分割手段により分割処理された縫目データによる縫目軌
跡図の例を説明する図、第4図は直線縫いの縫目軌跡
図、第5図は第4図とは別の実施例に係わる直線縫いの
縫目軌跡図、第6図はジグザグ縫いにおける縫目軌跡
図、第7図は第6図とは別の形態のジグザグ縫いにおけ
る縫目軌跡図である。 1は起動停止指令手段、2は縫いデータ記憶手段、3は
縫いデータ分割手段、4は縫いデータ選択手段、6はミ
シンモータ駆動回路、7はミシンモータ、8は模様選択
手段、STOPは停止指令信号、SDは縫いデータ、PDは分割
された縫いデータである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシンを駆動するためのミシンモータと、
    上糸を担持して上下方向に往復動し且つ横方向に揺動可
    能な針と、該針と同期して動作して前記針に関して縫わ
    れる布を送る送り歯と、下糸を担持して前記針と同期し
    て動作し前記針と協働して前記送り歯により送られる布
    に上糸と下糸で縫い目を形成する上糸捕捉手段とを含む
    縫い目形成装置と、複数の模様の縫いデータであって、
    前記針の針位置と前記送り歯の布送り量を決定する縫い
    データを記憶している記憶手段と、該記憶手段から所望
    の模様を選択するための模様選択手段と、操作により前
    記ミシンモータを停止する停止指令信号と運転指令信号
    を交互に出力する指令手段とを備えたミシンにおいて、
    前記指令手段が操作されて出力する停止信号に応答して
    動作して前記記憶手段から読出される縫いデータを所定
    数の複数の縫いデータに分割する縫いデータ分割手段
    と、前記停止信号に応答して動作して前記記憶手段から
    読出される縫いデータを無効とし、前記分割された所定
    の複数の縫いデータを有効とする縫いデータ選択手段と
    から成り、前記停止信号からミシンが停止するまでの間
    分割された縫目を形成して、停止信号発生位置に近接し
    て停止させることを特徴とするミシンの停止縫い制御装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001187286A (ja) * 1999-10-18 2001-07-10 Juki Corp 電子千鳥ミシン及び針振りデータ作成装置
JP2001190874A (ja) * 2000-01-07 2001-07-17 Juki Corp 電子ミシン
JP2001190875A (ja) * 2000-01-07 2001-07-17 Juki Corp 電子ミシン

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JP2001190874A (ja) * 2000-01-07 2001-07-17 Juki Corp 電子ミシン
JP2001190875A (ja) * 2000-01-07 2001-07-17 Juki Corp 電子ミシン

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