JPH0135809B2 - - Google Patents

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JPH0135809B2
JPH0135809B2 JP55173063A JP17306380A JPH0135809B2 JP H0135809 B2 JPH0135809 B2 JP H0135809B2 JP 55173063 A JP55173063 A JP 55173063A JP 17306380 A JP17306380 A JP 17306380A JP H0135809 B2 JPH0135809 B2 JP H0135809B2
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sodium
compound
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amide
mol
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JP55173063A
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Butsuse Misheru
Shiniaku Mishuru
Guran Kuroodo
Pijurooru Sharuru
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Sanofi SA
Original Assignee
Sanofi SA
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Publication date
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Publication of JPH0135809B2 publication Critical patent/JPH0135809B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C255/00Carboxylic acid nitriles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C253/00Preparation of carboxylic acid nitriles
    • C07C253/30Preparation of carboxylic acid nitriles by reactions not involving the formation of cyano groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/347Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups
    • C07C51/353Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C53/00Saturated compounds having only one carboxyl group bound to an acyclic carbon atom or hydrogen
    • C07C53/126Acids containing more than four carbon atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F1/00Compounds containing elements of Groups 1 or 11 of the Periodic Table
    • C07F1/04Sodium compounds

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  • Lubricants (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Pens And Brushes (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Tobacco Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なアルキル化方法、即ち直鎖状も
しくは分枝鎖状アルキル基、アラルキル基及びシ
クロアルキル基を置換基として、炭素鎖中に導入
する方法に関する。 更に詳しくは、本発明は、置換反応により、官
能基と該官能基に対するα位に少なくとも1つの
プロトンとを有する炭素鎖に、炭素数1〜12の直
鎖状もしくは分枝鎖状アルキル基、アルキル部分
の炭素数1〜4のアラルキル基例えばベンジル基
等及びシクロアルキル基例えばシクロヘキシル基
等から選ばれた少なくとも1つの基を導入する方
法に関する。 上記官能基としては、例えばニトリル基、遊離
の又は炭素数1〜5の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキル基でエステル化されたカルボン酸基、或は
下式 〔式中Rは炭素数1〜3の直鎖状アルキル基であ
る〕 で表わされる第3級アミド基等を例示できる。 従つて、本発明は 〔式中、Zは、ニトリル基、遊離のカルボン酸
基、炭素数1〜5の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
キル基でエステル化されたカルボン酸及び一般式 〔式中Rは炭素数1〜3の直鎖状アルキル基を示
す〕 で表わされる第3級アミド基から選ばれる安定な
官能基;R2は炭素数1〜12の直鎖状もしくは分
枝鎖状アルキル基、アルキル部分の炭素数が1〜
4のアラルキル基又はシクロアルキル基;R1′は
炭素数1〜6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル
基又はR2で定義される基を示し;nは0又は1
を示す、但し、n=0である場合、2つのR2
びR1′は同一であつても異なつていてもよく、n
=1である場合、R1′及びR2は同一であつても異
なつていてもよい。〕 で表わされる化合物の製造方法に関する。 上記化合物は、一般式 〔R1、R2及びZは上記に同じ。mは1又は2を
示す。〕 で表わされる化合物から製造される。 殊に本発明は、上記一般式〔〕中Zがニトリ
ル又はカルボキシル基で、Zに対しα位にある炭
素に結合するアルキル基のうちの少なくとも2つ
がn―プロピル基である化合物、より具体的には
ジ―n―プロピル酢酸、ジ―n―プロピルアセト
ニトリル及びトリ―n―プロピルアセトニトリル
の製造法に関する。 之等具体的化合物及びその製造法は共によく知
られている。 例えばジ―n―プロピル酢酸及びそのアルカリ
金属塩は、英国特許第980279号に記載されてい
る。之等はその向神経作用特にその鎮痙作用によ
り広く用いられている。そのナトリウム塩は最も
価値ある抗てんかん症剤のひとつとして現在市販
されており、またてんかんに関連する病的性格及
び行動の処置に用いられている。 現在、ジ―n―プロピル酢酸の最も普通に且つ
広く利用されている製造法は、英国特許第
1529786号に記載されている。該方法はジ―エチ
ルマロネートを加圧下メタノール媒体中でまずナ
トリウムメチレートと反応させ、次いで塩化アリ
ルと反応させるものであり各工程は一定の条件下
に行なわれる。ジエチル ジアリルマロネートを
次いで水酸化ナトリウムでケン化し、生成する塩
を酸性化してジアリルマロン酸を得、次にこれを
加熱て脱カルボン酸化してジアリル酢酸を得る。
該化合物は引き続きパラジウムチヤコール上で水
素添加することによりジ―n―プロピル酢酸を得
る。上記方法には、技術的困難性を伴う操作条件
下での比較的多数の工程を要するという不利があ
る。 加えて、好ましくない副反応が不純物の生成を
惹起する。例えば2―アリル―バレロラクトンが
ジアリルマロン酸と同時に生成し、これは除去せ
ねばならない。之等の不利は最終製品の収率及び
コストに好ましくない影響を与える。 同様に、ジ―n―プロピルアセトニトリルも前
記英国特許第980279号から公知であり、該化合物
は、非常に価値ある向神経精神性作用を有するジ
―n―プロピルアセトアミドの製造に用いられ
る。 該ニトリルの製造も亦英国特許第1522450号に
示されており、複雑な工程及びナトリウムシアナ
ミド等の危険な試薬の使用を包含する。 更にトリ―n―プロピルアセトニトリルも公知
であり、価値ある薬理活性を有するメチルアミン
誘導体の製造に利用される。例えばトリ―n―プ
ロピルメチルアミンは、英国特許第1467739号に
示されるようにパーキンソン氏病の処置及び神経
弛緩剤により誘発される錐体外路障害の矯正に有
効である。 トリアルキルアセトニトリル類の製造のための
古曲的方法を、脂肪族ニトリルのα位のアルキル
化によるトリ―n―プロピルアセトニトリルの製
造に利用する場合、α―位モノ―、ジ―及びトリ
―置換ニトリル類混合物が得られ、且つアルキル
ハライド類と上記ニトリル類との反応による副生
物が得られる。目的物の収率及び純度は従つて到
底満足できない。加えて上記混合物の分別蒸留に
よる目的ニトリルの精製は困難であり収率を低下
させる。 本発明方法は、上記した各種の欠点を有しな
い。本発明方法は、従来方法を改良したものであ
り、より簡単で必要な工程数も少ない。従つて製
造コストも安価である。 本発明方法は、上記〔〕の炭素鎖即ち官能基
と該官能基に対してα―位に少なくとも1つのプ
ロトンとを有する鎖に、炭素数1〜12のアルキル
基、アルキル部分の炭素数が1〜4のアラルキル
基及びシクロアルキル基から選ばれた少なくとも
1つの置換基を導入するための下記二つの工程か
ら成る。 <第一工程> 上記化合物とアルカリ金属アミド及びアルカリ
金属アルコラートの混合物から成る錯塩を反応さ
せて、一時的にカルバニオンを形成させる。 <引き続く第二工程> 上記カルバニオンと一般式 R2X 〔式中Xはハロゲン原子、好ましくは塩素又は臭
素原子及びR2は炭素数1〜12の直鎖状もしくは
分枝鎖状アルキル基、ベンジル基等のアラルキル
基又はシクロヘキシル基等のシクロアルキル基を
示す〕 で表わされるアルキルハライドとを反応させる。 前記一般式〔〕においてmが2である
R1CH2―Z〔〕で表わされる化合物にアルキル
置換基を2つ導入する場合、第二の置換基につい
ても連続する第一工程及び第二工程からなる工程
対を繰り返せばよい。各工程対の第二工程で用い
られるアルキルハライドは、導入すべき二つの基
に対応する。 導入する上記二つの基が同一である場合は、二
置換を行うのに充分な過剰量のアルキルハライド
を用いることにより、一連の2工程からなる工程
対を繰り返すことなく単回の工程対操作で実施で
きる。 本発明は、例えば次の反応工程式により示され
る。 〔式中、R1は炭素数1〜6の直鎖状もしくは分
枝鎖状アルキル基、R2及びZは前記に同じ。但
し、式〔〕における二つのR2並びに工程(2)の
R2Xと工程(4)のR2Xにおける二つのR2は、夫々
同一又は異なつていて良い。BHとB′Hは同一又
は相異なつてアルカリ金属アミドとアルカリ金属
アルコラートとの混合物を無水有機溶媒に懸濁さ
せてなる錯塩を示す。〕 (1)及び(2)の工程からなる工程対と(2)及び(4)の工
程からなる工程対の夫々の反応機構は同一であ
り、また各工程対は夫々他とは独立していること
が明らかである。即ち ―一般式〔〕の化合物からの一般式〔〕の化
合物の収得 ―一般式〔〕の化合物からの一般式〔〕の化
合物の収得 又は連続して、 ―一般式〔〕の化合物からの一般式〔〕の化
合物の収得 或いは同一の工程対を二度行う。この場合下記
工程式で表わされ、R2及びR1は同一の基を示す。 工程(3′)及び(4′)は、工程(1)及び(2)と夫々
同一であり、同一試薬を用いて、三つのアルキル
置換基が同一である一般式〔′〕の化合物を収
得できる。 上記の場合は、後述する実施例に示すように直
接トリアルキル誘導体例えばトリ―n―プロピル
アセトニトリルの製造に相当する。 BHとして表わされ錯塩と呼ばれる混合物とは
次の式で表わされる。 MNR4/R5OM′ 〔式中R4はH2、(C2H52又は(イソ―C3H72を、
R5は炭素数1〜7の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキル基或は基C2H5―O―CH2―CH2―又は
CH3―O―CH2―CH2―を、M及びM′は同一又
は相異なつてアルカリ金属例えばリチウム、ナト
リウム又はカリウムを示す〕 上記アルカリ金属アルコラート及びアルカリ金
属アミド混合物は、テトラヒドロフラン等の溶媒
に溶解もしくは懸濁して調製され、数十年前にコ
ーバーら(P.CAUBERE et al)により研究され
た〔Bull.Soc.Chim.France、1969、p2483〜
2489〕。之等混合物は、非常に顕著な塩基性を有
する。 上記著者らは特に該錯塩のアルキル化への応用
につき研究〔Bull.Soc.Chim.France、1971、
p2334〜2338〕し、その概要を発表した〔Topics
in Current Chemistry、73、Springer―New―
York、1978、p49〜103〕。上記概要より、カルニ
オンの製造及びその錯塩によるアルキル化がひと
つの反応の一般的特長を構成するが、この反応を
上記一般式〔〕に定義される官能基を有する鎖
からのカルニオン誘導体の製造に応用する試みは
未だ皆無である。 上記応用を包含する本発明方法は、所望化合物
を簡単に、より高純度かつ高収率で収得できると
いう非常に顕著な技術的効果を有している。 錯塩は、0.7モルのアルコールのもしくはアル
カリ金属アルコラート固体のテトラヒドロフラン
溶液を、1.4〜5.6モルのアルカリ金属アミドの無
水有機溶媒懸濁液に徐々に添加することにより収
得される。上記無水有機媒としては例えばテトラ
ヒドロフラン、ベンゼン、テトラヒドロフラン/
イソプロピルエーテル混液又はテトラヒドロフラ
ン/ベンゼン混液を例示できる。反応は発熱反応
であるが、温度は1〜2時間の間25〜55℃に制御
される。 本発明方法即ち連続する第一工程及び第二工程
からなる各反応工程対(1)−(2)及び/又は(3)−(4)又
は(3′)−(4′)は、一般式〔〕又は〔〕の出
発化合物1モルと一般式R2Xで表わされるアルキ
ルハライドの1モルとから成り且つ前記例示のひ
とつの無水有機溶媒に溶解された混合物中に、撹
拌下温度0〜72℃、好ましくは10〜20℃下に、錯
塩を徐々に添加することにより構成される。混合
物は錯塩添加終了後上記温度及び撹拌下に30〜
120分保持される。本発明方法はまた試薬の添加
順序を逆にすること即ち、一般式〔〕又は
〔〕の化合物溶液と一般式R2Xで表わされるア
ルキルハライドの溶液とを、錯塩懸濁液中に、−
10〜20℃の温度下に添加することによつても行な
い得る。 反応終了後、反応混合物は、−10〜+10℃の温
度下に加水分解され、官能基Zの中和もしくは酸
性化後、一般式〔〕又は〔′〕の化合物を生
成する。該化合物は抽出後収得される。 本発明また下記一般式で表わされる化合物に関
している。 〔式中、Zは、ニトリル基、遊離のカルボン酸
基、炭素数1〜5の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
キル基でエステル化されたカルボン酸基及び一般
〔式中Rは炭素数1〜3の直鎖状アルキル基を示
す〕 で表わされる第3級アミド基から選ばれる安定な
官能基;R2は炭素数1〜12の直鎖状もしくは分
枝鎖状アルキル基、アルキル部分の炭素数が1〜
4のアラルキル基又はシクロアルキル基;R1′は
炭素数1〜6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル
基又はR2で定義される基を示し;及びnは0又
は1を示す。但し、n=0である場合、2つの
R2及びR1′は同一であつても異なつていてもよ
く、n=1である場合、R1′及びR2は同一であつ
ても異なつていてもよい。 上記本発明化合物は、上述した本発明方法によ
り製造される。 以下本発明方法を実施例により更に詳しく説明
する。 実施例 1 バレロニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―ブチレ
ート(2:1)錯塩の製造 撹拌器、温度計、窒素導入口付等圧滴下漏斗
及び塩化カルシウムトラツプ付コンデンサーを
備えた0.5フラスコ内に、イソプロピルエー
テル150ml及びテトラヒドロフラン100mlを導入
する。窒素を導入後ナトリウムアミド粉末81.9
g(2.1モル)を添加する。 上記媒体中に、テトラヒドロフラン50mlにt
―ブタノール51.8g(0.7モル)を溶かした液
を、窒素雰囲気下室温下に滴下する。反応媒体
の温度は45〜50℃に上昇し、t―ブタノールの
滴下操作が終了するまで同温度を保持する。 撹拌を45〜50℃下に更に90分間続け、次いで
反応媒体を20℃に冷却する。 b) バレロニトリルカルニオンの形成及び臭化
n―プロピルによるアルキル化 撹拌機、温度計、塩化カルシウムトラツプ付
コンデンサー並びに撹拌器と窒素導入口とを付
した等圧滴下漏斗を備えた1フラスコ内に、
バレロニトリル83g(1モル)、臭化n―プロ
ピル123g(1モル)及びイソプロピルエーテ
ル350mlを導入する。 錯塩混合物を滴下漏斗に入れ、フラスコをテ
トラヒドロフラン25mlで2度洗浄する。反応媒
体を窒素雰囲気とし、錯塩の混合物を撹拌す
る。 フラスコ内混合物を12±1℃に冷却し、次い
で錯塩混合物を、温度9〜18℃に保持しつつ分
割添加する。添加操作を60〜90分で終了する。
撹拌を更に60分間10〜15℃下に続け、次いで混
合物を0〜5℃に冷却する。 錯塩の入つていた滴下漏斗を、窒素雰囲気下
に水100〜125mlを入れた同一の滴下漏斗と取り
換える。反応体を10℃以下の温度で徐々に加水
分解する。混合物をデカンテーシヨン漏斗に移
しかえる。 水層をデカンテーシヨンし、有機層を水125
mlで2度、10%塩酸125mlで2度及び水125mlで
2度夫々洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで
乾燥し、溶媒を常圧下に除去する。 上記方法により、ジ―n―プロピルアセトニ
トリルを81.3%の収率で得る。 実施例 2 バレロニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムイソプロピ
レート(2:1)錯塩の製造 ナトリウムアミド16.4g(0.42モル)、イソ
プロパノール8.4g(0.14モル)をイソプロピ
ルエーテル40ml及びテトラヒドロフラン20ml中
にとかした液を用い、実施例1a)と同様にす
る。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルによるアルキル化 バレロニトリル16.6g(0.2モル)及び臭化
n―プロピル24.6g(0.2モル)をイソプロピ
ルエーテル60mlに溶かした混合物を用い、実施
例1b)と同様にする。 上記媒体に錯塩混合物を導入し、滴下漏斗を
テトラヒドロフラン10mlで洗浄する。導入操作
を10〜15℃下に1時間で終了し、その後混合物
を15℃に保持する。反応生成物を実施例1b)
記載の方法と同様にして処理及び分離する。そ
の後溶媒を留去する。 上記により、ジ―n―プロピルアセトニトリ
ルを62.5%の収率で得る。 実施例 3 バレロニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムn―プロピ
レート(2:1)錯塩の製造 イソプロノールに代えn―プロノールの同量
を用い、実施例2a)と同一操作を繰返す。 b) バレロニトリルカルニオンの形成及び臭化
n―プロピルによるアルキル化 実施例2b)の方法を行なう。 上記によりジ―n―プロピルアセトニトリル
を68.9%の収率で得る。 実施例 4 バレロニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウム2―エトキ
シ―エチレート(2:1)錯塩の製造 イソプロパノールに代えて2―エトキシ―エ
タノール12.6g(0.14モル)を用い、実施例
2a)と同様にする。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルによるアルキル化 実施例2b)の方法に準じ、錯塩を5〜10℃
下に2時間添加し、添加終了後混合物を10〜15
℃下に1時間保持する。 上記によりジ―n―プロピルアセトニトリル
を収率75.4%で得る。 実施例 5 バレロニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―ブチレ
ート(3:1)錯塩の製造 ナトリウムアミド21.84g(0.56モル)及び
t―アミルアルコール12.3g(0.14モル)を用
い、上記実施例2a)と同様にする。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルによるアルキル化 実施例2b)の方法と同様にする。 上記によりジ―n―プロピルアセトニトリル
を収率59.1%で得る。 実施例 6 バレロニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―アミレ
ート(5:1)錯塩の製造 ナトリウムアミド32.76g(0.84モル)及び
t―アミルアルコール12.3g(0.14モル)を用
い、実施例2a)と同様にする。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルによるアルキル化 バレロニトリル及び臭化n―プロピルの同一
量を用い、温度を0〜3℃に保持して錯塩の添
加を行なう外は、実施例2b)と同様にする。 上記によりジ―n―プロピルアセトニトリル
を25.1%の収率で得る。 実施例 7 バレロニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/カリウムt―ブチレー
ト(2:1)錯塩の製造 ナトリウムアミド10.92g(0.28モル)及び
カリウムt―ブチレート15.7g(0.14モル)の
テトラヒドロフラン45ml溶液を用い、実施例
2a)と同様にする。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルによるアルキル化 バレロニトリル及び臭化n―プロピルの同一
量を用いて希釈剤としてテトラヒドロフラン55
mlを用い実施例2b)と同様にする。 上記によりジ―n―プロピルアセトニトリル
を42.5%の収率で得る。 実施例 8 バレロニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造 a) リチウムアミド/カリウムt―ブチレート
(2:1)錯塩の製造 液体アンモニア200ml中に、リチウム0.97g
(0.14モル)を、−40〜−45℃下に加え、混合物
を8時間撹拌する。 液体アンモニアを除去し、カリウムt―ブチ
レート7.9g(0.07モル)をテトラヒドロフラ
ン35mlに溶かした液を加える。撹拌下に混合物
を55℃で2時間加熱する。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルによるアルキル化 上記a)で製造した混合物を15℃に冷却し、
バレロニトリル8.3g(0.1モル)及び臭化n―
プロピル12.3g(0.1モル)をテトラヒドロフ
ラン30mlに溶かした液を加える。 上記添加操作を15℃下に1時間で終了し、そ
の後混合物を同温度で1時間保持する。 反応生成物を前記各実施例記載の方法と同様
に処理する。 上記によりジ―n―プロピルアセトニトリル
を56.4%の収率で得る。 実施例 9 バレロニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造 a) リチウムジエチルアミド/リチウムアミレ
ート(2:1)錯塩の製造 t―アミルアルコール6.15g(0.07モル)を
テトラヒドロフラン30mlに溶かした液を、15%
―リチウムジエチルアミド(0.21モル)のヘキ
サン懸濁液160ml中に加える。混合物を55℃で
2時間加熱する。反応終了時、錯塩は溶液の形
態である。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルによるアルキル化 臭化n―プロピル及びバレロニトリルの夫々
同一量(0.1モル)を用い、上記実施例8b)と
同様にする。反応生成物を前記各実施例と同様
に処理する。 上記によりジ―n―プロピルアセトニトリル
を35%の収率で得る。 実施例 10 バレロニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―ブチレ
ート(2:1)錯塩の製造 イソプロパノールに代えt―ブタノール10.4
g(0.14モル)を用い、溶媒としてベンゼン30
ml及びテトラヒドロフラン30ml混液を用いる以
外、同一量の試薬を用い実施例2a)と同様に
する。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルによるアルキル化 ベンゼン65ml及びテトラヒドロフラン65mlを
用い、14〜18℃の温度を採用する以外実施例
2b)と同様にする。添加操作終了後反応媒体
を更に15℃下に60分間保持する。反応生成物を
前記各実施例と同様にして分離する。 上記によりジ―n―プロピルアセトニトリル
を41.5%の収率で得る。 実施例 11 バレロニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―アミレ
ート(2:1)錯塩の製造 イソプロパノールに代えt―アミルアルコー
ル12.3g(0.14モル)のベンゼン30ml溶液及び
ナトリウムアミド16.4g(0.42モル)のベンゼ
ン30ml溶液を用い実施例2a)と同様にする。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルによるアルキル化 ベンゼン160ml中バレロニトリル及び臭化n
―プロピルの同一量を用い実施例2b)と同様
にする。錯塩に、ヘキサメチルリン酸トリアミ
ド34mlを加え、得られる混合物を反応媒体中に
5〜13℃下に加える。 添加操作終了後、同温度下に更に2時間撹拌
を続け、反応媒体を前記各実施例と同様に処理
する。 上記によりジ―n―プロピルアセトニトリル
を収率36.6%で得る。 実施例 12 バレロニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―アミレ
ート(2:1)錯塩の製造 イソプロパノールに代えt―アミルアルコー
ル12.3g(0.14モル)を、また希釈剤としてテ
トラヒドロフラン70mlを用い実施例2a)と同
様にする。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルのアルキル化 臭化n―プロピル及びバレロニトリルの同一
量(テトラヒドロフラン60ml中)を用い、実施
例2b)と同様にする。反応媒体への錯塩の添
加を、混合物の還流温度下に行なう。 添加操作終了後、混合物を温度を72℃下に更
に2時間保持する。反応生成物を前述した各実
施例と同様に処理する。 上記によりジ―n―プロピルアセトニトリル
を収率52%で得る。 実施例 13 バレロニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―ブチレ
ート(2:1)錯塩の製造 ナトリウムアミド4.87g(0.125モル)、t―
ブチルアルコール3.14g(0.0425モル)及び希
釈剤としてテトラヒドロフラン80mlを用い、温
度25℃以下にて、実施例2a)と同様にする。
錯塩混合物は加熱しない。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルによるアルキル化 テトラヒドロフラン70ml中にバレロニトリル
8.3g(0.1モル)及び臭化n―プロピル12.3g
(0.1モル)を溶かす。上記a)で作成した反応
媒体を1℃に冷却し、次いでバレロニトリル及
び臭化n―プロピルの溶液を上記錯塩混合物中
に加える。添加速度は、温度が4℃を越えない
ものとする。添加操作を45分で終了する。 1時間を要し温度を約20℃に戻し、前述した
各例と同様にして加水分解反応を行なう。 上記によりジ―n―プロピルアセトニトリル
を収率51%で得る。 実施例 14 バレロニトリルからの2―n―プロピル―テト
ラデカンニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―アミレ
ート(2:1)錯塩の製造 ナトリウムアミド16.4g(0.42モル)、t―
アミルアルコール12.3g(0.14モル)及び希釈
としてテトラヒドロフラン70mlを用い、実施例
2a)と同様にする。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び1
―クロロ―ドデカンによるアルキル化 テトラヒドロフラン60ml中バレロニトリル
16.6g(0.2モル)及び1―クロロ―ドデカン
40.95g(0.2モル)を用い、実施例2b)と同様
にする。 上記により2―n―プロピル―テトラデカン
ニトリルを24.6%の収率で得る。 実施例 15 バレロニトリルからのα―n―プロピル―α―
シクロヘキシル―アセトニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―アミレ
ート(2:1)錯塩の製造 試薬及び希釈剤の同一量を用い、実施例
14a)と同様にする。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び塩
化シクロヘキシルによるアルキル化 テトラヒドロフラン60ml中バレロニトリル
16.6g(0.2モル)及び塩化シクロヘキシル23.7
g(0.2モル)を用い、実施例2b)と同様にす
る。 上記によりα―n―プロピル―α―シクロヘ
キシル―アセトニトリルを収率26.3%で得る。 実施例 16 バレロニトリルからのα―n―プロピル―α―
ベンジル―アセトニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―アミレ
ート(2:1)錯塩の製造 試薬及び希釈剤の同一量を用い実施例14a)
と同様にする。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び塩
化ベンジルによるアルキル化 テトラヒドロフラン60ml中バレロニトリル
16.6g(0.2モル)及び塩化ベンジル25.3g
(0.2モル)を用い、実施例2b)と同様にする。 上記により2―n―プロピル―α―ベンジル
―アセトニトリルを52.8%の収率で得る。 実施例 17 バレロニトリルからの4―メチル―2―n―プ
ロピル―ペンタンニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―アミレ
ート(2:1)錯塩の製造 試薬及び希釈剤の同一量を用い実施例14a)
と同様にする。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び臭
化イソブチルによるアルキル化 バレロニトリル16.6g(0.2モル)及び臭化
イソブチル2.4g(0.2モル)を用い、実施例
2b)と同様にする。 上記により4―メチル―2―n―プロピル―
ペンタンニトリルを63%の収率で得る。 実施例 18 アセトニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―ブチレ
ート(2:1)錯塩の製造 テトラヒドロフラン500ml中のナトリウムア
ミド164g(4.2モル)及びテトラヒドロフラン
700ml中のt―ブタノール103.6g(1.4モル)
を用い実施例1a)と同様にする。 b) アセトニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルによるアルキル化 実施1b)の方法を用いる。テトラヒドロフ
ラン600mlにとかしたアセトニトリル41g(1
モル)及び臭化n―プロピル246g(2モル)
の混合物を用いて反応を行ない、混合物を0℃
に冷却する。錯塩懸濁液の添加を90〜120分で
終了し、混合物の温度を上記操作の間0〜5℃
に保持する。次いで温度を10℃に戻し、混合物
を同温度で撹拌及び窒素雰囲気下に1時間保持
する。 反応媒体を撹拌下水400ml及びエチルエーテ
ル400ml混液中に徐々に投入して加水分解反応
させる。水層をデカンテーシヨンし、有機層を
真空濃縮する。 上記によりジ―n―プロピルアセトニトリル
を83.7%の収率で得る。 実施例 19 アセトニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―ブチレ
ート(2:1)錯塩の製造 テトラヒドロフラン80ml中ナトリウムアミド
8.2g(0.21モル)及びt―ブタノール5.2g
(0.07モル)を用い、実施例2a)と同様にする。 b) アセトニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルによるアルキル化 テトラヒドロフラン70mlに溶解したアセトニ
トリル4.1g(0.1モル)及び臭化n―プロピル
24.6g(0.2モル)を用い、実施例13b)と同様
にする。錯塩混合物を−10℃に冷却し、次いで
同温度下にアセトニトリル及び臭化n―プロピ
ル混合物を用いて40分間ゆつくり処理する。反
応媒体を前述した各実施例と同様に処理する。 上記により、ジ―n―プロピルアセトニトリ
ルを収率62.8%で得る。 実施例 20 アセトニトリルからのジベンジルアセトニトリ
ルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―アミレ
ート(2:1)錯塩の製造 試薬及び希釈剤の同一量を用い実施例14a)
と同様にする。 b) アセトニトリルカルバニオンの形成及び塩
化ベンジルによるアルキル化 アセトニトリル4.1g(0.1モル)及び塩化ベ
ンジル25.3g(0.2モル)をテトラヒドロフラ
ン30mlに溶かした液を用い実施例18b)と同様
にする。 上記によりジベンジルアセトニトリルを75.3
%の収率で得る。 実施例 21 アセトニトリルからのジイソブチルアセトニト
リルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―アミレ
ート(2:1)錯塩の製造 試薬及び希釈剤の同一量を用い、実施例
14a)と同様にする。 b) アセトニトリルカルバニオンの形成及び臭
化イソブチルによるアルキル化 アセトニトリル4.1g(0.1モル)及び臭化イ
ソブチル27.4g(0.2モル)をテトラヒドロフ
ラン30mlにとかした液を用い、実施例18b)と
同様にする。 上記によりジイソブチルアセトニトリルを45
%の収率で得る。 実施例 22 アセトニトリルからのトリ―n―プロピルアセ
トニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―ブチレ
ート(2:1)錯塩の製造 テトラヒドロフラン40ml中ナトリウムアミド
17.55g(0.45モル)及びt―ブタノール11.10
g(0.15モル)を用い、実施例2a)と同様にす
る。 b) アセトニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルによるアルキル化 上記a)で作成した錯塩混合物に、アセトニ
トリル4.1g(0.1モル)及び臭化n―プロピル
40.59g(0.33モル)を加える。上記操作(25
分で終了)の間、温度を8〜26℃に保持する。
添加操作終了後、混合物を更に室温下に60分間
撹拌する。引き続き前記各実施例と同一操作を
行なう。 上記によりトリ―n―プロピルアセトニトリ
ルを収率66%で得る。 実施例 23 ジ―n―プロピルアセトニトリルからのトリ―
n―プロピルアセトニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―ブチレ
ート(2:1)錯塩の製造 テトラヒドロフラン100ml中ナトリウムアミ
ド8.2g(0.21モル)及びt―ブタノール5.2g
(0.07モル)を用い、実施例2a)と同様にする。 b) ジ―n―プロピルアセトニトリルカルバニ
オンの形成及び臭化n―プロピルによるアルキ
ル化 上記a)で作成した錯塩混合物を20±2℃に
保持し、これにジ―n―プロピルアセトニトリ
ル12.5g(0.1モル)及び臭化n―プロピル16
g(0.13モル)を加える。添加を5分で終了す
る。混合物を撹拌し、温度を20〜30℃に40分間
保持する。その後ゆつくりと温度を24℃に戻
す。前記各実施例と同様にして加水分解を行な
う。 上記によりトリ―n―プロピルアセトニトリ
ルを94.5%の収率で得る。 実施例 24 酢酸からのジ―n―プロピル酢酸の製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―ブチレ
ート(2:1)錯塩の製造 窒素雰囲気に保持したフラスコ中で、ナトリ
ウムアミド23.4g(0.6モル)をテトラヒドロ
フラン60mlに懸濁させる。その後テトラヒドロ
フラン10mlにとかしたt―ブタノール14.8g
(0.2モル)の溶液を媒体に加える。温度は55℃
に上昇する。媒体を同温度下に90分保持し、次
いで室温に戻す。 b) 酢酸カルバニオンの形成及び臭化n―プロ
ピルによるアルキル化 窒素雰囲気に保持したフラスコ中に、50%―
水素化ナトリウムの鉱油液4.8g(0.1モル)及
びテトラヒドロフラン60mlを入れる。その後テ
トラヒドロフラン10mlにとかした酢酸6g
(0.1モル)を滴下する。温度は55〜60℃に上昇
する。ゲル状態で得られる酢酸ナトリウムを2
時間撹拌する。その後上記a)で得た錯塩を20
℃下に一度に添加する。混合物を1時間50℃に
加熱し次いで臭化n―プロピル24.6g(0.2モ
ル)を、温度を50〜55℃に保持しつつ添加す
る。添加操作終了後温度は60℃に達する。反応
媒体の温度を次いで55℃に1時間保持する。そ
の後混合物を20℃で8時間保持する。 混合物を水の添加により加水分解し、水層を
デカンテーシヨンする。この層を濃塩酸添加に
より酸性化後反応媒体をエチルエーテルで数回
抽出する。エーテル層を水洗し、乾燥後エーテ
ルを留去する。 上記によりジ―n―プロピル酢酸18.6及び吉
草酸45%の混合物が得られる。 実施例 25 吉草酸からのジ―n―プロピル酢酸の製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―ブチレ
ート(2:1)錯塩の製造 テトラヒドロフラン80ml中ナトリウムアミド
11.7g(0.3モル)及びt―ブタノール7.4g
(0.1モル)を用い、実施例24a)と同様にする。 b) 吉草酸カルバニオンの形成及び臭化n―プ
ロピルによるアルキル化 鉱油中の50%水素化ナトリウム4.8g(0.1モ
ル)、テトラヒドロフラン60ml及び吉草酸10.2
g(0.1モル)を用いる以外は、酢酸ナトリウ
ムについての実施例24b)と同様にして、吉草
酸ナトリウムを得る。その後臭化n―プロピル
18.45g(0.15モル)を加え、反応媒体を窒素
雰囲気に60℃に加熱する。上記混合物に撹拌下
錯塩を80分を要し徐々に加える。 滴下漏斗をテトラヒドロフラン20mlで洗浄す
る。 反応媒体を60℃で更に90分保持し、20℃下に
8時間放置する。加水分解後は、実施例24b)
記載の操作を繰り返す。 上記により混合物を理論量で得る。該混合物
は吉草酸83.3%及びジ―n―プロピル酢酸16.7
%から成る。 実施例 26 吉草酸からのジ―n―プロピル酢酸の製造 a) リチウムアミド/リチウムt―アミレート
(2:1)錯塩の製造 −40〜−45℃下、触媒としての硝酸第2鉄結
晶数個の存在下にリチウム1g(0.15モル)を
液体アンモニア200mlに溶解して、リチウムア
ミドを製造する。反応終了後、アンモニアを除
去し、窒素雰囲気下に該反応媒体に、t―アミ
ルアルコール8.8g(0.1モル)のテトラヒドロ
フラン30ml溶液を加えて錯塩を製造する。混合
物を55〜60℃で2時間加熱する。 b) 吉草酸カルバニオンの形成及び臭化n―プ
ロピルによるアルキル化 窒素雰囲気下、ブチルリチウムの15%ヘキサ
ン溶液33ml(0.055モル)を、吉草酸5.1g
(0.05モル)のテトラヒドロフラン30ml溶液中
に添加して吉草酸リチウムを得る。混合物を60
℃で1時間加熱する。次いで錯塩を吉草酸リチ
ウム懸濁液中に加え、混合物を60℃で1時間加
熱する。その後臭化n―プロピル9.25g
(0.075モル)を1時間を要して添加し、混合物
を60℃で90分加熱する。混合物を次いで実施例
24b)の後半と同様に処理する。 上記により収率72.5%で混合物を得る。これ
はジ―n―プロピル酢酸21.5%及び吉草酸51%
から成る。 実施例 27 吉草酸からのジ―n―プロピル酢酸の製造 a) リチウムジエチルアミド/リチウムt―ブ
チレート(2:1)錯塩の製造 ベンゼン54ml及びヘキサメチルリン酸トリア
ミド54ml中のt―ブタノール13.2g(0.15モ
ル)及びジエチルアミド21.9g(0.3モル)混
合物に、リチウム3.2g(0.46モル)を加える。
反応混合物を撹拌下25〜30℃下に5時間保持す
る。 b) 吉草酸カルバニオンの形成及び臭化n―プ
ロピルによるアルキル化 得られる吉草酸リチウムを、テトラヒドロフ
ランを留去して分離する以外は、実施例26b)
と同様にして、テトラヒドロフラン中で吉草酸
リチウムを製造する。 ヘキサン90ml及びトルエン90ml混液中に、吉
草酸リチウム16.2g(0.15モル)を懸濁させ
る。上記a)で作成した錯塩を上記媒体中に反
応媒体の温度を20℃に保持しつつ加える。錯塩
添加操作終了後、混合物の温度は1時間で36℃
に上昇する。 次いで臭化n―プロピル27.54g(0.22モル)
を加える。媒体の温度は50℃に上昇する。混合
物を次いで50〜57℃下に8時間保持する。その
後媒体を−5℃に冷却し、温度を0℃以下に保
持しつつ濃塩酸100mlを加える。 溶媒を減圧下40℃を越えない温度下に除去
し、残渣を水75mlの添加により希釈する。混合
物をエチルエーテル250mlで4度抽出する。エ
ーテル層を集め、エーテル溶液を水洗する。こ
の溶液を硫酸ナトリウムで乾燥し、エーテルを
減圧留去する。 上記によりジ―n―プロピル酢酸を35.8%の
収率で得る。また50.7%の吉草酸を得る。 実施例 28 吉草酸t―ブチルからのジ―n―プロピル酢酸
t―ブチルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―アミレ
ート(2:1)錯塩の製造 ナトリウムアミド6g(0.155モル)のテト
ラヒドロフラン25ml溶液及びt―アミルアルコ
ール3.1g(0.035モル)のテトラヒドロフラン
10ml溶液を用い、実施例2a)と同様にする。 b) 吉草酸t―ブチルのカルバニオンの形成及
び臭化n―プロピルによるアルキル化 上記a)で得た混合物を−10℃に冷却し、吉
草酸t―ブチル7.9g(0.05モル)のテトラヒ
ドロフラン10ml溶液を徐々に加える。添加終了
後撹拌を−10℃下に更に60分続ける。 次いで−10℃下に臭化n―プロピル7.4g
(0.06モル)及びヘキサメチルリン酸トリアミ
ド9g(0.05モル)を加える。 混合物を約−10℃下に1時間撹拌する。水を
添加して加水分解後、エーテル抽出する。エー
テル層を乾燥し、エーテルを留去する。 上記によりジ―n―プロピル酢酸t―ブチル
を49.5%の収率で得る。 実施例 29 N,N―ジエチルバレロアミドからのN,N―
ジエチル ジ―n―プロピルアセトアミドの製
造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―アミレ
ート(2:1)錯塩の製造 テトラヒドロフラン50ml中ナトリウムアミド
8.2g(0.21モル)及びt―アミルアルコール
6.16g(0.07モル)を用い、実施例2a)と同様
にする。 b) N,N―ジエチルバレロアミドのカルバニ
オンの形成及び臭化n―プロピルによるアルキ
ル化 テトラヒドロフラン20ml中N,N―ジエチル
バレロアミド15.7g(0.1モル)及び臭化n―
プロピル12.3g(0.1モル)の混合物を2℃に
冷却する。この媒体に錯塩混合物を撹拌下温度
が20℃を越えないように加える。 同温度下更に撹拌を90分続け、以後前記各実
施例と同様にして加水分解反応を行なう。 上記により、N,N―ジエチル ジ―n―プ
ロピルアセトアミドを27.75%の収率で得る。
未反応N,N―ジエチルバレロアミド46.75%
を回収する。 実施例 30 N,N―ジエチルバレロアミドからのN,N―
ジエチル ジ―n―プロピルアセトアミドの製
造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―アミレ
ート(2:1)錯塩の製造 テトラヒドロフラン5mlを用い実施例28a)
と同様にする。 b) N,N―ジエチルバレロアミドのカルバニ
オンの形成及び臭化n―プロピルによるアルキ
ル化 窒素雰囲気下、イソプロピルエーテル15mlに
溶かしたN,N―ジエチルバレロアミド15.7g
(0.1モル)の溶液中に20℃下に錯塩混合物を滴
下する。混合物を室温下に1時間撹拌し、次い
でイソプロピルエーテル15mlに溶かした臭化n
―プロピル12.3g(0.1モル)を添加する。 撹拌を45分間続け、媒体を加水分解する。前
記各実施例と同様にして目的物を分離する。 上記によりN,N―ジエチル ジ―n―プロ
ピルアセトアミドを収率34.9%で得、また未反
応N,N―ジエチルバレロアミド55%を回収す
る。 実施例 31 アセトニトリルからのバレロニトリルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウム2―エトキ
シ―エチレート(2:1)錯塩の製造 完全に乾燥した500mlフラスコ中にナトリウ
ムアミド62.5g及びジイソプロピルエーテル
145g(200ml)を入れる。 室温、撹拌及び窒素雰囲気下に、2―エトキ
シ―エタノール48.02g及びジイソプロピルエ
ーテル72.5g(100ml)の溶液を、媒体温度を
45〜50℃に保持しつつ滴下する。 媒体を撹拌及び不活性雰囲気下に更に3時間
60℃に保持し、次いで室温下に8時間保持す
る。 b) アセトニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルによるアルキル化 完全に乾燥した1フラスコ内にアセトニト
リル53.3g、臭化n―プロピル123.0g及びジ
イソプロピルエーテル289.5g(400ml)を入れ
る。媒体を室温下に撹拌し、窒素雰囲気に保
つ。錯塩懸濁液を500ml―滴下漏斗に移し、撹
拌をつづける。錯塩の入つていたフラスコをジ
イソプロピルエーテル72.5g(100ml)で洗浄
し、該エーテルを滴下漏斗内容物に加える。錯
塩懸濁液を次いで、内温を30〜35℃に保持しつ
つ反応媒体中に分割添加する。この操作を30分
続ける。 媒体を次いで30分放置後0〜5℃に冷却す
る。該温度で蒸留水160gを徐々に添加しなが
ら加水分解を行ない、水層を15分を要してデカ
ンテーシヨンする。有機層を蒸留水65g、36%
―塩酸47g及び各125gの蒸留水で3回順次洗
浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶
媒を常圧蒸留する。カラムのヘツドは73±1℃
に達する。 上記により粗製油63.5gが分離され、目的物
88.2%が滴定される。 バレロニトリル収率:67.5% 上記と同様の方法により、適当な原料から下
記化合物を得る。 <化合物> 臭化ベンジルからヒドロケイヒ酸ニトリル 粗製物適定値62.1% 収率:64.8% 臭化イソブチルからイソカプロン酸ニトリル 粗製物滴定値81.3% 収率:35.5% 臭化アリルから4―ペンテン酸ニトリル 粗製物滴定値58% 収率:53.7% 実施例 32 アセトニトリルからのジイソブチルアセトニト
リルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウム 2―エト
キシ―エチレート(2:1)錯塩の製造 ジイソプロピルエーテル181g(250ml)にと
かしたナトリウムアミド66.3g及びジイソプロ
ピルエーテル54.5g(75ml)にとかした2―エ
トキシ―エタノール51gを用い、実施例30a)
と同様にする。 b) アセトニトリルカルバニオンの形成及び臭
化イソブチルによるアルキル化 アセトニトリル20.5g、臭化イソブチル137
g及びジイソプロピルエーテル325.5g(450
ml)をフラスコに入れる。30±2℃下に反応を
行ない、錯塩の導入を40分で終了する。反応及
び分離操作は実施例30b)と同様にする。 上記により粗製油59.75gを分離し、これは
滴定値76.4%である。 ジイソブチルアセトニトリル収率:60% 上記方法に従い臭化アリルからジアリルアセ
トニトリルを得る。粗製物滴定値は39.2%であ
り、ジアリルアセトニトリル収率は30.7%であ
る。 実施例 33 アセトニトリルからのジベンジルアセトニトリ
ルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウムt―アミレ
ート(2:1)錯塩の製造 完全に乾燥した500mlフラスコ中に粉末状ナ
トリウムアミド81.9g(2.1モル)及び乾燥テ
トラヒドロフラン88.8g(100ml)を入れる。
室温、撹拌及び窒素雰囲気下に、t―アミルア
ルコール61.6g(0.7モル)及び乾燥テトラヒ
ドロフラン44.4g(50ml)の溶液を、温度を45
〜50℃に保持しつつ滴下する。媒体を60℃で90
分次いで室温下に1時間放置する。 b) アセトニトリルカルバニオンの形成及び塩
化ベンジルによるアルキル化 完全に乾燥した1フラスコに乾燥アセトニ
トリル20.5g(0.5モル)、塩化ベンジル126.5g
(1モル)及び乾燥テトラヒドロフラン266.4g
(300ml)を入れる。 媒体を窒素雰囲気下に撹拌し、錯塩懸濁液導
入操作の間内温を10/15℃に保持する。 上記操作を90分で終了し、その後媒体を15℃
下に1時間保持し、次いで蒸留水400g及びエ
チルエーテル285.6g(400ml)混液を添加して
温度15℃以下で加水分解する。水層をデカンテ
ーシヨンし、有機層を水70g及び36%塩酸50g
及び120gの水で3回順次洗浄する。媒体を硫
酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を常圧下に留去す
る。カラムのヘツドは80℃に達する。 上記により、粗製油115gを得る。滴定値
63.6%。ジベンジルアセトニトリル収率:66.2
%。 実施例 34 バレロニトリルからの2―エチル―バレロニト
リルの製造 a) ナトリウムアミド/ナトリウム 2―エト
キシ―エチレート(2:1)錯塩の製造 実施例31a)に従う。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び臭
化エチルによるアルキル化 アルキル化を28〜30℃下に行ない、反応媒体
を加水分解に先立ち室温下に1時間放置する以
外は、実施例31b)と同様にする。 上記により粗製油114g、滴定値77.7%で目
的物を得る。2―エチル―バレロニトリル収
率:80% 下記操作条件を採用する以外は上記と同様に
して各化合物を得る。 <化合物> 2―アリル―バレロニトリル 錯塩添加操作時間:40分 アルキル化温度:30〜35℃ 粗製油滴定値 :60.8% 収 率 :61.3% 2―イソブチル―バレロニトリル 錯塩添加操作時間:27分 アルキル化温度 :35〜38℃ 粗製油滴定値 :97.3% 収 率 :72.7% 沸 点 :190℃又は 99〜101℃/20mmHg n20 D=1.4199 I.R分析 :C≡N 2245cm-1 2―ベンジル―バレロニトリル 錯塩添加操作時間:45分 アルキル化温度 :30〜35℃ 粗製油滴定値 :98.9% 収 率 :62.5% 沸 点 :85〜86℃/0.2mmHg n20 D=1.5048 I.R.分析 :C≡N 2245cm-1 2―ドデシル―バレロニトリル 錯塩添加操作時間:20分 アルキル化温度 :45〜50℃ 粗製油滴定値 :99.5% 収 率 :52.4% 沸 点 :140℃/0.4mmHg
又は :127℃/0.15mmHg n24 D=1.4425 I.R.分析 :C≡N 2245cm-1及び 2195cm-1 2―プロパルギル―バレロニトリル 錯塩添加操作時間:30分 アルキル化温度 :30〜35℃ 粗製油滴定値 :34.5% 収 率 :31.2% n20 D=1.4152 I.R.分析(フイルム):≡CH 3280cm-1 C≡N 2240cm-1 C≡C 2120cm-1 実施例 35 ジ―n―プロピルアセトニトリルからのα―ベ
ンジル ジ―n―プロピルアセトニトリルの製
造 a) ナトリウムアミド/ナトリウム2―エトキ
シ―エチレート(2:1)錯塩の製造 完全に乾燥した250mlフラスコに、ナトリウ
ムアミド8.2g及びテトラヒドロフラン66.6g
(75ml)を入れる。室温、撹拌及び窒素雰囲気
下にテトラヒドロフラン22.2g(25ml)に2―
エトキシ―エタノール6.3gをとかした液を、
40〜45℃の温度を保持しつつ滴下する。媒体を
55/60℃に加熱し、同温度で2時間保持する。
その後混合物を室温に戻す。 b) ジ―n―プロピルアセトニリルのカルバニ
オンの形成及び塩化ベンジルによるアルキル化 上記a)で得た錯塩懸濁液中に、5分間で塩
化ベンジル16.5g及びジ―n―プロピルアセト
ニトリル12.5g混合物を加える。 反応は発熱であり、添加終了後発熱は約45分
続く。混合物を次いで室温に戻し、同温度を1
時間保つ。その後混合物を0〜5℃に冷却し、
次いで蒸留水50gを添加し、温度20℃以下に保
ちつつ加水分解を行なう。デカンテーシヨン
後、溶媒を減圧留去する。濃縮物をエチルエー
テル107g(150ml)中にとり出す。エーテル層
を各25gの10%塩酸で2回、各25gの蒸留水で
3回順次洗浄する。硫酸ナトリウム上で乾燥
後、エーテルを常圧次いで減圧下(mmHg)
に留去する。 上記により粗製油24.6g(滴定値95.8%)を
得る。該油を次いで減圧下に精留する。 α―ベンジル ジ―n―プロピルアセトニトリ
ル収率:75.9% 沸 点 :108℃/0.5mmHg n21D=1.5071 I.R.分析 :C≡N 2240cm-1 上記と同様にして下記各化合物を得る。 <化合物> α―エチル ジ―n―プロピルアセトニトリル 粗製油滴定値:99.3% 収 率 :51.5% 沸 点 :56℃/1.7mmHg又は 49℃/0.8mmHg n27 D=1.4288 I.R.分析:C≡N 2240cm-1 α―アリル ジ―n―プロピルアセトニトリル 粗製油滴定値:100% 収 率 :61.5% 沸 点 :74℃/1.6mmHg n22 D=1.4419 α―イソブチル ジ―n―プロピルアセトニト
リル 粗製油滴定値:98.2% 収 率 :62.5% 沸 点 :74〜75℃/1.6mmHg n21 D=1.4378 I.R.分析:C≡N 2240cm-1 実施例 36 バレロニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造(錯塩がニトリル/ハライド混
合物に添加され、全溶媒量は6.4倍容量である) a) ナトリウムアミド/ナトリウム 2―エト
キシ―エチレート(2:1)錯塩の製造 コンデンサー、撹拌器、温度計、窒素導入口
付等圧滴下漏斗を備えた100mlフラスコ内に、
ナトリウムアミド12.9g(0.3307モル)及び次
いでトルエン40mlを導入する。媒体を窒素雰囲
気下に撹拌する。滴下漏斗より更に2―エトキ
シ―エタノール9.9g(0.110モル)とトルエン
10mlとの混合物を加える。媒体を60〜65℃下90
分間加熱し、次いで窒素雰囲気下に4〜5時間
撹拌する。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルによるアルキル化 撹拌器、温度計、コンデンサー及び窒素導入
口付等圧滴下漏斗を備えた250mlフラスコ中に、
バレロニトリル16.6g即ち20.8ml(0.2モル)、
臭化n―プロピル24.6g即ち18.2ml(0.2モル)
及びトルエン90mlを入れ、次いで錯塩を等圧滴
下漏斗に移し、100mlフラスコをトルエン10ml
で洗浄する。全装置を次いで窒素雰囲気とし、
錯塩を撹拌して均一な媒体を得る。反応媒体も
また撹拌し、35℃に予備加熱し、錯塩懸濁液を
分割添加する。温度は徐々に45℃に上昇し、45
±3℃を水浴上で保持する。添加操作は約1時
間を要する。窒素雰囲気下撹拌を30分間続け、
媒体を室温に戻す。窒素雰囲気下に保持したま
ま媒体を+5〜+10℃に冷却し、次いで水40〜
50mlを加えゆつくり加水分解反応させる。有機
層をデカンテーシヨンにより分離し、20%(容
量)塩酸60ml次いで各60mlの水で4回夫々洗浄
する。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、
過する。 上記によりジ―n―プロピルアセトニトリル
を83.82%の収率で得、またバレロニトリル
5.95%及びトリ―n―プロピルアセトニトリル
2.47%を得る。 下記条件を採用する以外は上記と同様にし
て、ジ―n―プロピルアセトニトリルを得る。
【表】 ……バレロニトリル
**……ジ−n−プロピルアセトニトリ

比較例 1 バレロニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造(1.652当量のナトリウムアミ
ド使用) a) 塩基:ナトリウムアミドの製造 150mlフラスコ内に、ベンゼン40mlと共に撹
拌しつつ、ナトリウムアミド12.9g(0.3307モ
ル)を導入した。窒素雰囲気下で室温にて4時
間撹拌した。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルによるアルキル化 錯塩の代わりに上記a)で得られた塩基を添
加する以外は実施例36と同様にして、バレロニ
トリル16.6g(0.2モル)、臭化n―プロピル
24.6g(0.2モル)及び溶媒としてベンゼンを
用いて実施した。 得られた化合物の収率は以下の通りであつ
た。 ジ―n―プロピルアセトニトリル 66.3% バレロニトリル 0.2% トリ―n―プロピルアセトニトリル 7.5% 比較例 2 バレロニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造(0.55当量のナトリウム 2―
エトキシ―エチレート使用) a) 塩基:ナトリウム 2―エトキシエチレー
トの製造 マグネチツク スターラー、温度計、窒素導
入口付滴下漏斗を備えた250mlフラスコ内にナ
トリウムアミド4.3g(0.110モル)及びベンゼ
ン40mlを導入した。媒体を撹拌し、60℃に加熱
した。窒素雰囲気下に、60℃に保温しつつ、2
―エトキシエチレート9.9gを加えた。60℃で
30分間撹拌し、得られた反応混液を室温に戻し
た。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び臭
化n―プロピルによるアルキル化 上記a)で得られた塩基を添加する以外は実
施例36と同様にして、バレロニトリル16.6g
(0.2モル)、臭化n―プロピル24.6g(0.2モル)
及び溶媒としてベンゼンを用いて実施した。 得られた化合物の収率は以下の通りであつ
た。 ジ―n―プロピルアセトニトリル 0.7% バレロニトリル 90.5% トリ―n―プロピルアセトニトリル − 実施例36を比較例1及び2と比較すると、ナ
トリウムアミドとナトリウム 2―エトキシエ
チレートとの錯塩(実施例36)を用いることに
より、目的とするジ―n―プロピルアセトニト
リルを82.45%という高収率で得ることができ
るが、一方、ナトリウムアミド(比較例1)及
びナトリウム 2―エトキシエチレート(比較
例2)をそれぞれ単独で用いる場合は、目的と
するジ―n―プロピルアセトニトリルの収率
は、比較例1及び2においてそれぞれ66.3%及
び0.7%と大きく低下する。 実施例 37 バレロニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造(ニトリル/ハライド混合物を
錯塩に添加) A 錯塩を全溶媒(6.4容量倍)に懸濁 a) ナトリウムアミド/ナトリウム 2―エ
トキシ―エチレート(2:1)錯塩の製造 撹拌器、コンデンサー、温度計及び窒素導
入口付等圧滴下漏斗を備えた250mlフラスコ
にナトリウムアミド12・9g(0.3307モル)
及び乾燥ジイソプロピルエーテル100mlを入
れ、窒素雰囲気下に撹拌し、次いで2―エト
キシ―エタノール9.9g(0.110モル)のジイ
ソプロピルエーテル60ml液を添加する。媒体
を60℃で90分加熱し、室温下4〜5時間撹拌
を続ける。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び
臭化n―プロピルによるアルキル化 上記で得た錯塩懸濁液に、バレロニトリル
16.6g即ち20.8ml(0.2モル)及び臭化n―プ
ロピル24.6g即ち18.2ml(0.2モル)を、水浴
(約10℃)を用い温度を20〜25℃に保持しつ
つ滴下する。滴下は25分を要する。媒体を25
℃下更に30分窒素雰囲気下に撹拌し、次いで
+5℃に冷却する。水50mlでゆつくり加水分
解後、混合物をデカンテーシヨンし、20%
(容量)塩酸60ml次いで蒸留水各60mlで4回
夫々洗浄する。乾燥後有機層を常圧濃縮す
る。 上記により粗製ジ―n―プロピルアセトニ
トリル23.9gを得る。ジ―n―プロピルアセ
トニトリルの収率は、78.2%であり、これと
共にバレロニトリル8.8%及びトリ―n―プ
ロピルアセトニトリル5.7%を得る。 下記条件を採用する以外上記と同様にし
て、ジ―n―プロピルアセトニトリルを得
る。
【表】 B 3容量倍溶媒中のニトリル及び3.6容量倍溶
媒中の錯塩使用 a) ナトリウムアミド/ナトリウム 2―エ
トキシ―エチレート(2:1)錯塩の製造 撹拌器、コンデンサー、温度計及び窒素導
入口付等圧滴下漏斗を備えた250mlフラスコ
にナトリウムアミド12.9g(0.3307モル)及
び次いでジイソプロピルエーテル60mlを入
れ、窒素雰囲気下に撹拌し、次いで2―エト
キシ―エタノール9.9g(0.110モル)をジイ
ソプロピルエーテル15mlで希釈した液を滴下
する。媒体を60℃で90分加熱し、次いで室温
下5時間撹拌し、その後ジイソプロピルエー
テル15mlを加える。 b) バレロニトリルカルバニオンの形成及び
臭化n―プロピルによるアルキル化 上記で得た錯塩に、ジイソプロピルエーテ
ル75mlにとかしたバレロニトリル16.6g
(0.2モル)及び臭化n―プロピル24.6g(0.2
モル)混合物を25℃下に加える。この操作は
30±2℃下に25分を要して行なわれ、温度は
水浴を用いて保持される。媒体を30℃下更に
30分撹拌し、5℃に冷却し、水50mlでゆつく
り加水分解する。デカンテーシヨン後媒体を
20%(容量)塩酸60ml次いで蒸留水各60mlで
4回夫々洗浄する。有機層を乾燥し常圧濃縮
する。 上記により粗製ジ―n―プロピルアセトニ
トリル29.9gを得る。ジ―n―プロピルアセ
トニトリルの収率は、74.75%であり、これ
と共にバレロニトリル9%及びトリ―n―プ
ロピルアセトニトリル6.44%を得る。 下記条件下、上記と同様にして、ジ―n―
プロピルアセトニトリルを得る。
【表】 実施例 38 アセトニトリルからのジ―n―プロピルアセト
ニトリルの製造 A アセトニトリル/臭化n―プロピル混合物へ
の錯塩の添加―全溶媒10.8倍容量 a) ナトリウムアミド/ナトリウム 2―エ
トキシ―エチレート(2:1)錯塩の製造 撹拌器、コンデンサー、温度計及び窒素導
入口付等圧滴下漏斗を備えた100mlフラスコ
にナトリウムアミド12.9g(0.3307モル)及
びトルエン40mlを入れる。混合物を窒素雰囲
気下に撹拌し、次いで2―エトキシ―エタノ
ール9.9g(0.110モル)のトルエン20ml溶液
を添加する。媒体を60〜65℃で90分加熱し、
窒素雰囲気下4〜5時間撹拌を続ける。 b) アセトニトリルカルバニオンの形成及び
臭化n―プロピルによるアルキル化 コンデンサー、撹拌器、温度計及び窒素導
入口付等圧滴下漏斗を備えた250mlフラスコ
に乾燥アセトニトリル4.1g(0.1モル)、臭
化n―プロピル24.6g(0.2モル)及びトル
エン85mlを入れる。 得られた錯塩を等圧滴下漏斗に移し、100
mlフラスコを15mlトルエンで洗浄する。次い
で全装置を窒素雰囲気とし、錯塩を撹拌して
均一な媒体とする。反応混合物を次いで撹拌
及び35℃に予備加熱する。その後錯塩懸濁液
を分割添加し、氷水浴を用いて温度は40〜45
℃に保持しておく。添加操作は22分を要し、
その後温度を45℃に保持する。反応媒体を次
いで室温に戻し、30分撹拌を続ける。窒素雰
囲気下+5℃に冷却後、媒体を水40〜50mlで
ゆつくり加水分解させる。混合物をデカンテ
ーシヨンし、有機層を20%(容量)塩酸60
ml、及び次いで各60mlの水で4回洗浄する。
有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、過す
る。 上記によりジ―n―プロピルアセトニトリ
ルを65.9%の収率で、またバレロニトリル
25.9%及びトリ―n―プロピルアセトニトリ
ル3%を得る。 上記と同様にして、ジ―n―プロピルアセ
トニトリルを得る。
【表】 B アセトニトリル/臭化n―プロピル混合物の
錯塩への添加―全溶媒:18.6容量倍 a) ナトリウムアミド/ナトリウム 2―エ
トキシ―エチレート(2:1)錯塩の製造 コンデンサー、撹拌器、温度計及び窒素導
入口付等圧滴下漏斗を備えた250mlフラスコ
に、ナトリウムアミド12.9g及びジイソプロ
ピルエーテル100mlを入れ、混合物を窒素雰
囲気下撹拌し、2―エトキシ―エタノール
9.9g(0.110モル)のジイソプロピルエーテ
ル60ml溶液を添加する。媒体を次いで60℃で
90分間加熱し、撹拌及び窒素雰囲気を更に4
〜5時間保持する。 b) アセトニトリルカルバニオンの形成及び
臭化n―プロピルによるアルキル化 前記で得た錯塩を15℃に冷却し、アセトニ
トリル4.1g(0.1モル)及び臭化n―プロピ
ル24.6g(0.2モル)の溶液を滴下漏斗より
急速に添加する。この添加操作を15〜26℃下
10分で行ない、該温度は水浴で保持してお
く。滴下漏斗をジイソプロピルエーテル10ml
で洗浄し、反応媒体を25℃下に20分撹拌す
る。+5℃に冷却後、混合物を水50mlを用い
てゆつくり加水分解後デカンテーシヨンす
る。有機層を20%(容量)塩酸及び各60mlの
蒸留水で4回順次洗浄する。硫酸ナトリウム
で乾燥後、有機層を常圧濃縮する。 上記により粗製ジ―n―プロピルアセトニ
トリル11.75gを得る。ジ―n―プロピルア
セトニトリルの収率は65.2%であり、同時に
バレロニトリル16%及びトリ―n―プロピル
アセトニトリル7.3%を得る。 下記条件下、上記と同様にしてジ―n―プ
ロピルアセトニトリルを得る。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 〔式中、Zは、ニトリル基、遊離のカルボン酸
    基、炭素数1〜5の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
    キル基でエステル化されたカルボン酸及び一般式 〔式中Rは炭素数1〜3の直鎖状アルキル基を示
    す〕 で表わされる第3級アミド基から選ばれる安定な
    官能基;R1は水素原子又は炭素数1〜6の直鎖
    状もしくは分枝鎖状アルキル基;R2は炭素数1
    〜12の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル基、アル
    キル部分の炭素数が1〜4のアラルキル基又はシ
    クロアルキル基;mは1又は2を示す。〕 で表わされる化合物を、アルカリ金属アミドとア
    ルカリ金属アルコラートとの混合物を無水有機溶
    媒に懸濁させてなる錯塩と反応させて一時的にカ
    ルバニオンを得る第一工程、及び次いで上記カル
    バニオンを、無水有機溶媒中、一般式 R2X 〔〕 〔式中R2は上記に同じ。Xはハロゲン原子を示
    す。〕 で表わされるアルキルハライドと反応させる第二
    工程を含むことを特徴とする一般式 〔式中、Z、及びR2は前記に同じ;R1′は炭素数
    1〜6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル基又は
    R2で定義される基を示し、nは0又は1を示す。
    但し、nが0である場合、2つのR2及びR1′は同
    一であつても異なつていても良く、n=1である
    場合、R1′及びR2は同一であつても異なつていて
    もよい。〕 で表わされる化合物の製造方法。 2 一般式〔〕で表わされる原料化合物として
    m=2である化合物が用いられ、連続する第一工
    程及び第二工程からなる工程対が繰り返され、且
    つ各工程対の第二工程において、一般式〔〕の
    化合物に導入される置換基と対応するアルキルハ
    ライドが使用され、かくして上記化合物〔〕に
    二つの置換基が導入される特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。 3 一般式〔〕で表わされる原料化合物として
    m=2である化合物が用いられ、連続する第一工
    程及び第二工程からなる工程対が単回行われて、
    一般式〔〕の化合物に二つの同一置換基が導入
    され、試薬の使用割合は、反応系において二つの
    カルバニオンが連続して形成され且つかなり過剰
    のアルキルハライドが存在するものである特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。 4 錯塩懸濁液が一般式〔〕の化合物の溶液及
    びアルキルハライドの溶液に0〜72℃好ましくは
    10〜20℃で添加される特許請求の範囲第1項乃至
    第3項のいずれかに記載の方法。 5 一般式〔〕の化合物の溶液及びアルキルハ
    ライドの溶液が、錯塩懸濁液中に温度−10〜+20
    ℃で添加される特許請求の範囲第1項乃至第3項
    のいずれかに記載の方法。 6 無水有機溶媒がテトラヒドロフラン又はジイ
    ソプロピルエーテルである特許請求の範囲第1項
    乃至第5項のいずれかに記載の方法。 7 一般式〔〕の化合物がアセトニトリルであ
    り且つ得られる一般式〔〕の化合物がジ―n―
    イソプロピルアセトニトリルである特許請求の範
    囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の方法。 8 一般式〔〕の化合物がバレロニトリルであ
    り、得られる一般式〔〕の化合物がジ―n―プ
    ロピルアセトニトリルである特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。 9 一般式〔〕の化合物が酢酸であり、得られ
    る一般式〔〕の化合物がジ―n―プロピル酢酸
    である特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれ
    かに記載の方法。 10 一般式〔〕の化合物が吉草酸であり、得
    られる一般式〔〕の化合物がジ―n―プロピル
    酢酸である特許請求の範囲第1項に記載の方法。 11 ジ―n―プロピルアセトニトリルからトリ
    ―n―プロピルアセトニトリルを得る特許請求の
    範囲第1項に記載の方法。 12 アルキルハライドが塩化アルキル又は臭化
    アルキルである特許請求の範囲第1項乃至第11
    項のいずれかに記載の方法。 13 アルカリ金属アミドとアルカリ金属アルコ
    ラートとの混合物が下記式 MNR4/R5OM′ 〔式中R4はH2、(C2H52又は(イソ―C3H72を、
    R5は炭素数1〜7の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
    ルキル基或はC2H5―O―CH2―CH2―又はCH3
    ―O―CH2―CH2―を、M及びM′は同一又は相
    異なつて、リチウム、ナトリウム及びカリウムか
    ら選ばれるアルカリ金属を示す。〕 で表わされるものに相当する特許請求の範囲第1
    項乃至第12項のいずれかに記載の方法。 14 アルカリ金属アミドとアルカリ金属アルコ
    ラートの混合物が、ナトリウムアミド/ナトリウ
    ムt―ブチレート、ナトリウムアミド/ナトリウ
    ムイソプロピレート、ナトリウムアミド/ナトリ
    ウムn―プロピレート、ナトリウムアミド/ナト
    リウム2―エトキシ―エチレート、ナトリウムア
    ミド/ナトリウムt―アミレート、ナトリウムア
    ミド/カリウムt―ブチレート、リチウムアミ
    ド/カリウムt―ブチレート、リチウムジエチル
    アミド/リチウムt―アミレート及びリチウムア
    ミド/リチウムt―アミレートから選択される特
    許請求の範囲第13項に記載の方法。 15 アルカリ金属アミドとアルカリ金属アルコ
    ラートとの比が2:1、3:1又は5:1である
    特許請求の範囲第13項又は第14項に記載の方
    法。
JP17306380A 1979-12-07 1980-12-08 Alkylation Granted JPS56127323A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR7930039A FR2470758A1 (fr) 1979-12-07 1979-12-07 Procede pour la fixation de groupes alkyles sur une chaine carbonee portant un groupe fonctionnel

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56127323A JPS56127323A (en) 1981-10-06
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