JPH0135517Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電気機器の取付装置に関し、特に取
付レールに取り付ける可動取付片の構造に係る。

１は電気機器で、ケース１ａ内に電気部品等が
収納されてあり、ケース１ａの下部両側には取付
装置２の係合片２ｃ，２ｃに設けられたフツク部
２ｄ，２ｄと係合する係合段部１ｂ，１ｂが設け
られてあり、ケース１ａの底部には可動取付片３
の一部が嵌入する凹所１ｃが設けられている。

取付装置２は基台２ａの一方の端側付近に方形
状の貫孔２ｂが形成してあり、この貫孔２ｂの周
縁の一部分に基台より可動取付片３が垂設してあ
り、基台２ａの両側には先端にフツク部２ｄ，２
ｄを有する係合片２ｃ，２ｃが設けられてあり、
基台２ａ底部には貫孔２ｂのある端側と反対の端
側に固定取付片２ｅが形成されてあり、中央部に
はがたつき防止片２ｆ，２ｆが設けられている。

可動取付片３は両側に切欠部３ｂ，３ｂを有す
る水平片３ａと下部に取付部３ｄを有する垂直片
３ｃとで形成してあり、貫孔２ｂ内においてを垂
直片３ｃが貫孔２ｂの側壁に対してすきまを有す
るように位置し、下部の取付部３ｄが基台２ａの
底面より露呈するようにして基台２ａより一体形
成してある。また、垂直片３ｃの取付部３ｄはド
ライバー等の嵌入用凹所３ｅ有する部分３ｆとフ
ツク部３ｇとで形成されている。

そして、略〓状の取付レール４の一方の水平片
４ａに取付装置２の固定取付片２ｅを係合させる
とともに他方の水平片４ａに可動取付片３の取付
部３ｄを当接させ可動取付片３の弾性に抗して押
圧して水平片４ａに可動取付片３の取付部３ｄを
係合させて電気機器１を取付レール４に取り付け
ており、がた防止片２ｆ，２ｆは取付レール４の
垂直片４ｂ，４ｂに当接してがたつきを防止して
いる。

また、取付装置２を取付レール４から取り外す
場合はドライバーの先端を可動取付片３の取付部
３ｄの凹所３ｅに嵌入し、てこの原理を利用して
手前にドライバーを傾倒させて取り外すが、この
場合可動取付片３の一端側に不都合な応力が加わ
ることが多々あり可動取付片３を破損させるおそ
れを有しているが、本願の場合、可動取付片３の
水平片３ａの両側に切欠部３ｂ，３ｂを設けてい
るので切欠部３ｂ，３ｂにより不都合な応力が解
消される。

以上、上述したように、基台２ａに貫孔２ｂを
設け、両側に切欠部３ｂ，３ｂを有する水平片３
ａと下部に取付部３ｄを有する垂直片３ｃとで形
成した可動取付片３を、貫孔２ｂ内に垂直片３ｃ
が位置し取付部３ｄが基台２ａより露呈するよう
にして基台２ａより一体形成するだけで、取付装
置２の取り外す場合における不都合な応力による
可動取付片の破損を防止することができるという
実用的効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案にかかる一実施例の分解斜視
図、第２図は同じく一部断面の正面図、第３図は
この考案に係る取付装置の一部断面の斜視図であ
る。 １……電気機器、１ａ……ケース、１ｂ……係
合段部、２……取付装置、２ａ……基台、２ｂ…
…貫孔、２ｃ……係合片、２ｅ……固定取付片、
３……可動取付片、３ａ……水平片、３ｂ……切
欠部、３ｃ……垂直片、３ｄ……取付部、４……
取付レール、４ａ，４ａ……水平片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ケース下部両側に係合段部を有する電気機器
   と、両側に切欠部を設けた水平片と下部に取付部
   を有する垂直片とで形成した可動取付片を、両端
   側に係合片を有する基台の端部付近に設けた貫孔
   内に前記垂直片が位置し前記取付部が前記基台底
   面より露呈するようにして前記基台より形成し前
   記取付部と対向して前記基台底部に固定取付片を
   形成した取付装置と、略〓状の取付レールとから
   なり、前記電気機器の係合段部と前記取付装置の
   係合片とをそれぞれ係合させるとともに前記取付
   レールの両側の水平片と前記取付装置の固定取付
   片及び前記可動取付片の取付部とをそれぞれ係合
   させて前記電気機器を前記取付レールに取り付け
   ることを特徴とした電気機器の取付装置。