JPH0754923Y2 - 端子装置 - Google Patents
端子装置Info
- Publication number
- JPH0754923Y2 JPH0754923Y2 JP9006889U JP9006889U JPH0754923Y2 JP H0754923 Y2 JPH0754923 Y2 JP H0754923Y2 JP 9006889 U JP9006889 U JP 9006889U JP 9006889 U JP9006889 U JP 9006889U JP H0754923 Y2 JPH0754923 Y2 JP H0754923Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- terminal plate
- piece
- screw
- mounting surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば回路遮断器や電磁接触器等の電気機器
に装備される端子装置に関する。
に装備される端子装置に関する。
この種の端子装置として、例えば特開昭62−98521号公
報に記載のものがある。
報に記載のものがある。
このものは、第3図に示す如く、へ字型に折曲した端子
板11の一片12にネジ孔13を設けると共に他片14に引掛部
15を形成し、この端子板11を他片14先端より器体16に挿
入して器体16に設けた載置面17に載置し、この載置面17
に対向して器体16に設けられた保持面18にて端子板11の
他片14を覆うと共にこの保持面18に形成した引掛片19を
端子板11の引掛部15の一片12側の端面に係合させて端子
板11を器体16に装備し、端子板11のネジ孔13に端子ネジ
20を螺合させて器体16の載置面17に形成した開口21に端
子ネジ20の先端を嵌入させている。
板11の一片12にネジ孔13を設けると共に他片14に引掛部
15を形成し、この端子板11を他片14先端より器体16に挿
入して器体16に設けた載置面17に載置し、この載置面17
に対向して器体16に設けられた保持面18にて端子板11の
他片14を覆うと共にこの保持面18に形成した引掛片19を
端子板11の引掛部15の一片12側の端面に係合させて端子
板11を器体16に装備し、端子板11のネジ孔13に端子ネジ
20を螺合させて器体16の載置面17に形成した開口21に端
子ネジ20の先端を嵌入させている。
このものは、端子板11をへ字型に折曲することにより、
端子ネジ20が、器体16に設けた載置面17に対して傾斜し
て螺合操作出来る関係から、載置面17の上方に近接、若
しくは位置して装備された他の物品に、その螺合操作が
妨害されることがなくなる利点がある。
端子ネジ20が、器体16に設けた載置面17に対して傾斜し
て螺合操作出来る関係から、載置面17の上方に近接、若
しくは位置して装備された他の物品に、その螺合操作が
妨害されることがなくなる利点がある。
また、端子板11に螺方した端子ネジ20の先端を器体16の
開口21に嵌入させたので、端子ネジ20の螺合によって端
子板11の抜止めが可能となる利点がある。
開口21に嵌入させたので、端子ネジ20の螺合によって端
子板11の抜止めが可能となる利点がある。
しかして、上記した端子装置にあっては、保持面18と載
置面17との間に端子板11を挿入するための空間が存在す
ることから、端子板11の一片12に載置面17方向の力が加
わると、へ字型の端子板11が平らになる方向に変形する
こととなり、この端子板11の変形は、端子板11の引掛部
15及び器体16の引掛片19の係合の開放を誘因していた。
置面17との間に端子板11を挿入するための空間が存在す
ることから、端子板11の一片12に載置面17方向の力が加
わると、へ字型の端子板11が平らになる方向に変形する
こととなり、この端子板11の変形は、端子板11の引掛部
15及び器体16の引掛片19の係合の開放を誘因していた。
したがって、端子ネジ20が螺合されていない状態や、端
子ネジ20が端子板11に螺合されていても端子ネジ20の先
端が器体16の開口21に位置していない状態にあっては、
端子板11の器体16からの抜止めは端子板11の引掛部15及
び器体16の引掛片19の係合に頼らせている関係から、端
子ネジ20の螺子合操作時に加わる押圧力や接続電線の引
張力等の影響を受けて、端子板11が器体16から抜け外れ
る恐れがあった。
子ネジ20が端子板11に螺合されていても端子ネジ20の先
端が器体16の開口21に位置していない状態にあっては、
端子板11の器体16からの抜止めは端子板11の引掛部15及
び器体16の引掛片19の係合に頼らせている関係から、端
子ネジ20の螺子合操作時に加わる押圧力や接続電線の引
張力等の影響を受けて、端子板11が器体16から抜け外れ
る恐れがあった。
本考案は、かかる事由に鑑みてなしたもので、その目的
とするところは、端子板が器体から抜け外れにくい端子
装置の提供にある。
とするところは、端子板が器体から抜け外れにくい端子
装置の提供にある。
かかる課題を解決するために、器体の載置面に、端子板
の挿入方向に伴って器体の保持面側に傾斜する傾斜面を
設け、この傾斜面に端子板の他片を載置してなるもので
ある。
の挿入方向に伴って器体の保持面側に傾斜する傾斜面を
設け、この傾斜面に端子板の他片を載置してなるもので
ある。
このものによれば、端子ネジの螺合操作時に加わる押圧
力や接続電線の引張力等の影響を受けてへ字型の端子板
が平らになる方向に変形しても、他片が器体の保持面側
に移行するので、より端子板の引掛部及び器体の引掛片
の係合が図れ、端子板の器体からの抜け外れが少なくな
る。
力や接続電線の引張力等の影響を受けてへ字型の端子板
が平らになる方向に変形しても、他片が器体の保持面側
に移行するので、より端子板の引掛部及び器体の引掛片
の係合が図れ、端子板の器体からの抜け外れが少なくな
る。
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に基づいて
説明する。この一実施例は、電磁接触器のコイル端末部
に使用した端子装置を示す。
説明する。この一実施例は、電磁接触器のコイル端末部
に使用した端子装置を示す。
コイル端末用端子板1は、平板をへ字型に折曲して、一
片1aと他片1bを形成している。
片1aと他片1bを形成している。
この端子板1の一片1aには、略中央にネジ孔2を形成
し、先端にネジ孔2のネジ有効長を確保するためのネジ
孔下縁1cを隠蔽して接続電線の誤挿入防止を行う段ち突
起1dを形成している。
し、先端にネジ孔2のネジ有効長を確保するためのネジ
孔下縁1cを隠蔽して接続電線の誤挿入防止を行う段ち突
起1dを形成している。
さらに、この端子板1の他片1bには、略中央に押圧して
押圧形成された引掛部1eを形成し、先端に位置決め突起
1fを形成すると共に、側辺にコイルの端末を巻回して接
続する接続突起1gを形成している。
押圧形成された引掛部1eを形成し、先端に位置決め突起
1fを形成すると共に、側辺にコイルの端末を巻回して接
続する接続突起1gを形成している。
尚、引掛部1eは、実施例では押圧して押出形成した突起
としたが、開口孔としてもよい。
としたが、開口孔としてもよい。
さらに、この端子板1は、コイル巻枠と一体成形された
器体3に端子板1の他片1b先端より挿入して装備され
る。
器体3に端子板1の他片1b先端より挿入して装備され
る。
この器体3は、挿入深部に傾斜面3aを連続して設けた載
置面3bと、この載置面3bに対向すると共に載置面3b側へ
の引掛片3cを形成した保持面3dとを形成している。
置面3bと、この載置面3bに対向すると共に載置面3b側へ
の引掛片3cを形成した保持面3dとを形成している。
この載置面3bに設けた傾斜面3aは、端子板の挿入方向に
伴って前記器体の保持面側に傾斜している。
伴って前記器体の保持面側に傾斜している。
この載置面3b及び保持面3dは、挿入先端に位置した開口
4を形成する奥隔壁3eと、側辺に位置した側隔壁3fとに
より連結された上下隔壁3g、3hに設けられており、この
載置面3bには挿入前部に端子板1のネジ孔下縁1cの挿通
溝5を設けた受け突起3i及び開口6を設けている。
4を形成する奥隔壁3eと、側辺に位置した側隔壁3fとに
より連結された上下隔壁3g、3hに設けられており、この
載置面3bには挿入前部に端子板1のネジ孔下縁1cの挿通
溝5を設けた受け突起3i及び開口6を設けている。
しかして、この器体3の載置面3bに、端子板1の他片1b
先端が、位置決め突起1fを奥隔壁3eの開口4に挿通した
状態で、傾斜面3aに当接すると共に、端子板1の一片1a
先端が、段ち突起1dが挿通溝5に嵌入した状態で、受け
突起3iに当接して、端子板1が載置される。
先端が、位置決め突起1fを奥隔壁3eの開口4に挿通した
状態で、傾斜面3aに当接すると共に、端子板1の一片1a
先端が、段ち突起1dが挿通溝5に嵌入した状態で、受け
突起3iに当接して、端子板1が載置される。
このとき、端子板1のネジ孔2と器体3の開口6とは連
通する。
通する。
また、器体3の保持面3dにより端子板1の他片1bを覆う
と共に、端子板1の引掛部1eを、器体3の引掛片3cの一
片1a側の端面に係合して、端子板1が器体3に抜止め装
備されている。
と共に、端子板1の引掛部1eを、器体3の引掛片3cの一
片1a側の端面に係合して、端子板1が器体3に抜止め装
備されている。
尚、この器体3への端子板1の装備の仕方は、端子板1
を器体3の挿入前方より挿入される場合と、一端側面側
より端子板1を器体3に嵌入した後に挿入される場合と
がある。
を器体3の挿入前方より挿入される場合と、一端側面側
より端子板1を器体3に嵌入した後に挿入される場合と
がある。
さらに、端子板1のネジ孔2には、端子ネジ7が螺合さ
れ、端子ネジ7の螺合先端が器体3の開口6に位置する
こととなる。この端子ネジ7は、端子板1が器体3に装
着された後に装備される。
れ、端子ネジ7の螺合先端が器体3の開口6に位置する
こととなる。この端子ネジ7は、端子板1が器体3に装
着された後に装備される。
この端子ネジ7の螺合により、接続電線は端子ネジ7の
当金7aと端子板1の一片1aとの間に締付されて、電気的
接続される。
当金7aと端子板1の一片1aとの間に締付されて、電気的
接続される。
しかして、端子板1の一片1aに、載置面3b方向の力が加
わった場合には、へ字型の端子板1が平らになる方向に
変形するものの、この端子板1の変形に伴って、端子板
1の他片1b先端が傾斜面3aを滑り上がり他片1bが保持面
3dに近接することにより、これに伴って、端子板1の引
掛部1eと器体3の引掛片3cとの係合が確実なものとな
る。
わった場合には、へ字型の端子板1が平らになる方向に
変形するものの、この端子板1の変形に伴って、端子板
1の他片1b先端が傾斜面3aを滑り上がり他片1bが保持面
3dに近接することにより、これに伴って、端子板1の引
掛部1eと器体3の引掛片3cとの係合が確実なものとな
る。
したがって、端子ネジ7が螺合されていない状態や、端
子ネジ7が端子板1に螺合されていても端子ネジ7の先
端が器体3の開口6に位置していない状態にあっても、
端子板1の器体3からの抜止めを行えるものとなる。
子ネジ7が端子板1に螺合されていても端子ネジ7の先
端が器体3の開口6に位置していない状態にあっても、
端子板1の器体3からの抜止めを行えるものとなる。
尚、一実施例では、電磁接触器のコイル端末部に適用し
た端子装置で示したが、勿論、回路遮断器やその他の電
気機器にも使用が可能である。
た端子装置で示したが、勿論、回路遮断器やその他の電
気機器にも使用が可能である。
本考案の端子装置は、器体の載置面に、端子板の挿入方
向に伴って器体の保持面側に傾斜する傾斜面を設け、こ
の傾斜面に端子板の他片を載置したので、端子ネジの螺
合操作時に加わる押圧力や接続電線の引張力等の影響を
受けてへ字型の端子板が平らになる方向に変形しても、
他片が器体の保持面側に移行するから、より端子板の引
掛部及び器体の引掛片の係合が図れ、端子板の器体から
の抜け外れが少なく出来る。
向に伴って器体の保持面側に傾斜する傾斜面を設け、こ
の傾斜面に端子板の他片を載置したので、端子ネジの螺
合操作時に加わる押圧力や接続電線の引張力等の影響を
受けてへ字型の端子板が平らになる方向に変形しても、
他片が器体の保持面側に移行するから、より端子板の引
掛部及び器体の引掛片の係合が図れ、端子板の器体から
の抜け外れが少なく出来る。
第1図は、本考案端子装置の一実施例を示す断面図 第2図は、第1図の分解斜視図、 第3図は、従来の端子装置を示す断面図である。 1……端子板、1a……一片、1b……他片、1e……引掛
部、2……ネジ孔、3……器体、3a……傾斜面、3b……
載置面、3c……引掛片、3d……保持面、6……開口、7
……端子ネジ。
部、2……ネジ孔、3……器体、3a……傾斜面、3b……
載置面、3c……引掛片、3d……保持面、6……開口、7
……端子ネジ。
Claims (1)
- 【請求項1】へ字型に折曲した一片にネジ孔を設けると
共に他片に引掛部を形成した端子板と、この端子板を他
片の先端より挿入して載置すると共に前記端子板のネジ
孔に連通した開口を形成する載置面及びこの載置面に対
向して前記端子板の他片を覆い且つ前記引掛部の一片側
の端面に係合する引掛片を形成した保持面を有する器体
と、前記端子板のネジ孔に螺合して前記器体の開口に嵌
まる端子ネジとで構成した端子装置に於いて、前記器体
の載置面に、前記端子板の挿入方向に伴って前記器体の
保持面側に傾斜する傾斜面を設け、この傾斜面に前記端
子板の他片を載置したことを特徴とする端子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9006889U JPH0754923Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 端子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9006889U JPH0754923Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 端子装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0330355U JPH0330355U (ja) | 1991-03-26 |
JPH0754923Y2 true JPH0754923Y2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=31639612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9006889U Expired - Lifetime JPH0754923Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 端子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754923Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4842019B2 (ja) * | 2006-05-31 | 2011-12-21 | 積水化学工業株式会社 | 配管接続構造 |
-
1989
- 1989-07-31 JP JP9006889U patent/JPH0754923Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0330355U (ja) | 1991-03-26 |
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