JPH01316535A - 液力式振動減衰器の減衰弁 - Google Patents

液力式振動減衰器の減衰弁

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JPH01316535A
JPH01316535A JP1097689A JP9768989A JPH01316535A JP H01316535 A JPH01316535 A JP H01316535A JP 1097689 A JP1097689 A JP 1097689A JP 9768989 A JP9768989 A JP 9768989A JP H01316535 A JPH01316535 A JP H01316535A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は速度に関連する、急上昇するプログレッシブな
減衰力を有する液力式振動減衰器の減衰弁であって、該
減衰弁がピストンロッドに結合されて弁体を形成するピ
ストンを有し、該ピストンが液体を充填されたシリンダ
内室を2つの作業室に分割しており、これら2つの作業
扉が該減衰弁を介して互いに接続しており、かつ各作業
室に所属する減衰弁が弁体と一緒に中心で固定された少
なくとも1つのばね弾性的な弁板を有しており、この弁
板が弁体に設けた通過孔と協働している形式のものに関
する。
〔従来の技術〕
振動減衰器のための速度依存型の弁装置は西ドイツ国特
許第2721933号明刻書に基づいて公仰であシ、′
この場合流体の貫流量が所定量全上回ると減衰力が飛躍
的に増大するか、または流体の貫流が阻止される。この
ことのために、閉じた環状室が設けられておシ、この環
状室は作業ピストンに密に圧着された中間板と支持板と
によって仕切られておシ、両板間に弁板が締付けられて
電ハる。この弁板は休止状態では中間板の札止に位置し
ていて、ぎストン速度が所定値を上回ると中間板に当接
し、この中間板に設けられた孔を遮蔽することによって
環状室からの流体の流出を遮断し、これによシロツク作
用が得られる。この弁装置の欠点はこの装置がピストン
のたんに1運動方向でしか有効でなく、また精密に製造
された多数の部分からなることである。したがって費用
のかかる製作および組立てが必要である。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の課題は著しく累進的な減衰力を生ぜしめると共
に減衰弁の構造および組立てが簡単であって、かつこの
構造が減衰力のわずかなばらつきで長寿命を有するよう
な液力式振動減衰器のための減衰弁を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決するために本発明の構成では冒頭で述べ
た形式の減衰弁において、振動減衰器の休止状態でばね
弾性的な弁板が弁体の通過孔と共に開いた流路を形成し
ており、この開いた流路はピストン速度が所定値を越え
たさいに前記弁゛細板が通過孔に載着することによって
閉鎖され、弁に無関係な常に開いている通過部だけが有
効となるようにした。
〔発明の作用ならびに効果〕
このように構成すると、減衰弁と弁体とによって形成さ
れ九弁装置の構造および組立ては極めて簡単となり、し
かもそれと同時に減衰力のわずかなばらつきで長寿命が
保証される。
振動減衰器の休止状態における開いた流′路は、弁板に
作用する支持エレメントが、前記弁板を開いた弁位置へ
押圧するように配置されることによシ簡単に形成される
。不発明の1構成では支持エレメントが弁体の盲孔に配
置されたコイルばねに、C多形成されている。
本発明の特に有利な構成では支持エレメントが弁体の貫
通孔に配置された円筒ピンによ多形成されており、これ
らの円筒ビンが弁体の両側に配置された弁板に同時に作
用している。この場合に前記円筒ピンは弁体の厚さよシ
も若干長く形成されており、従って弁体の両側に位置す
る弁板は休止状態では弁体から持ち上げられている。ピ
ストン速度が所定値を上回ると、弁板のばね力は流体圧
力によって凌駕され、弁板は通過孔に圧着され、これに
よシ減衰力の極めて強いプログレッシブな上昇が開始さ
れる。
構成および組立ての一層の単純化は本発明の1構成にお
いて、弁体が凸状に形成された端面を有していることに
xh得られる。このような構造では弁細板のための支持
エレメントが不要となる。
本発明の構成によυ弁体のそれぞれの通過孔が両流れ方
向において有効であることにより、構造の極めて簡単な
弁体が形成される。この場合この弁体がぎストンロッド
と強固に結合されたピストンを形成すると有利である。
〔実施例〕
次に本発明を図面に示された実施例につき詳説する。
第1図および第2図に示された振動減衰器では、シリン
ダ1の内室がピストンロッド3と結合された弁体2によ
シ減衰液を元填された作業呈4および5に分割されてい
る。弁体2はピストンを形成していてかつ通過孔6を備
えており、これらの通過孔を介して両作業室4お工び5
は互いに接続している。作業室5は底部弁7を介して補
償室8に接続されており、この場合弾性の隔壁が液体充
填物とガス充填物と全分離している。弁体2の両側には
弁板9および10が配置されていて、弁体2と共にピス
トンロッド3に同心的に固定されている。弁体2はそれ
ぞれ120°だけずらされて配置された6つの通過孔6
を有し、さらにこれらの通過孔の間に6つの孔を有して
おり、これらの孔には円筒ピン11が軸方向に摺動可能
に配置されている。これらの円筒ざン11は弁体2の厚
さよりも若干長く、従って弁板9ならびに弁板10には
これらの円筒ピン11によって負荷が加えられ、これに
よシピストン端面から持ち上げられている。このように
して、この振動減衰器の休止状態では開いた流路が形成
されている。ピストンロッド3がたとえばシリンダ1か
ら走出するさい、ピストン速度が所定のぎストン速度を
越えたときにはじめて、上側の弁板9が減衰液の流動力
によって弁体2の端面に押圧される。この場合、戻しば
ねとして円筒ピン11を介して上側の弁板9に作用して
いる下側の弁板10は一層開かれる。弁板9の前記位置
では常に開いている通過部12だけが有効に働き、達成
可能な減衰力を決定する。同様のことはピストンロッド
3がシリンダ1内へ走入するさいにも云え、この場合に
は下側の弁板10が弁体2の所定速度から上でこの弁体
2の端面に当接し、以後は常に開いている通過部13だ
けが減衰力全決定する。
第1図および第2図に示された減衰弁の実施例は、上側
の弁板9のプレロードと、下側の弁板10のプレロード
とがほぼ等しり、シたがって、弁体2の走出及び走入の
両運動方向において、これらの両弁板9および10が弁
体全周にわたって分配された6つの円筒ピン11によっ
てほぼ等しい流路開口を形成する場合に特に適している
。減衰弁が開いている場合、弁体2に設けられた通過孔
6は減衰器の伸縮両行程において減衰液を通す。通過孔
6が閉じられると、たとえばこれらの通過孔の1つは常
に開いている通過部12若しくは13と連通ずることが
できる。弁板が通過孔6を閉じている場合、この常に開
いている通過部の流路横断面が小となればなるほど減衰
力上昇は急となる。
第6図には極めて簡単なもう1つの実施例が示されてい
て、この場合ピストンを形成する弁体2は弁板9および
10と一緒にピストンロッド3に同心的に固く結合され
ている。この弁体2は凸面の上側端面14ならびに同じ
く凸面の下側端面15を有している。上側の弁板9も、
下側の弁板10も平らに構成されているので、通過孔6
は減衰器の休止状態では弁板9および10から解放され
ている。ぎストンロッド走出方向における弁体2の速度
が所定速度を越えると、上側の弁板9はこの弁板に作用
する流体圧力にニジ凸面の上側端面14に当接し、これ
により通過孔6を閉じる。この場合、常に開いている通
過部12だけが、減衰作用を決定する。
同様のことはぎストンロッド走入方向における作用形式
にも云え、この場合には下側の弁板10が弁体2の凸面
の下側端面15に当接し、かつ常に開いている通過部1
3だけが有効となる。凸面の端面14および15に適宜
な形状を与えζしくは弁板9または10の曲げこわさ金
具ならせることにより、走出方向または走入方向で異な
る減衰力曲線を得ることは容易に可能である。
第4図にはこの工うな形式の振動減衰器の減衰力特性曲
線が示されている。縦軸は減衰力全庁し、横軸はぎスト
ン速度を示す。所定速度に到達するまでの極めて平らな
減衰力曲線は特性曲線区分16で示されている。所定速
度において減衰弁は流路を閉じ、常に開いている通過部
だけが有効となシ、これによシ特性曲線区分17で示さ
れているような急上昇するプログレッシブな減衰力曲線
が生じる。このような形式の振動減衰器は自動二輪車の
フロントサスペンションのダンパとしての使用に特に適
している。
第1図〜第6図に示した実施例においては弁板9および
10のプレロード若しくは曲げこわさを適宜設定するこ
とにより、任意の所望のピストン速度から上で急上昇す
るプログレッシブな減衰力が生じるようにすることがで
きる。その用 場合、プログレッシブな減衰作業の所期の利用に必要で
あれば単数の弁板の代わりに複数の弁板全配置すること
も問題なく可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例における振動減衰器の縦断面図、第
2図は第1図に示された弁体の拡大断面図、第6図は第
2実施例における凸面に構成された端面を有する弁体の
断面図、第4図は本発明による減衰弁の減衰力をピスト
ン速度との関係で示す減衰力特性曲線図である。 1・・・シリンダ、2・・・弁体、3・・・ピストン速
度ド、4,5・・・作業室、6・・・通過孔、7・・・
底部弁、8・・・補償!、9.10・・・弁板、11・
・・円筒ビン、12.13・・・通過部、14.15・
・・端面、16゜17・・・特性曲線区分。 9.10・弁板 11・・・円筒ピン 14.15・端面

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、速度に関連する、急上昇するプログレッシブな減衰
    力を有する液力式振動減衰器の減衰弁であつて、該減衰
    弁がピストンロッドに結合されて弁体を形成するピスト
    ンを有し、該ピストンが液体を充填されたシリンダ内室
    を2つの作業室に分割しており、これら2つの作業室が
    該減衰弁を介して互いに接続しており、かつ各作業室に
    所属する各減衰弁が弁体と一緒に中心で固定された少な
    くとも1つのばね弾性的な弁板を有しており、この弁板
    が弁体に設けた通過孔と協働している形式のものにおい
    て、振動減衰器の休止状態でばね弾性的な弁板(9、1
    0)が弁体の通過孔(6)と共に開いた流路を形成して
    おり、この開いた流路はピストン速度が所定値を越えた
    さいに前記弁板(9、10)が通過孔(6)に載着する
    ことによつて閉鎖され、弁に無関係な常に開いている通
    過部(12、13)だけが有効となることを特徴とする
    、液力式振動減衰器の減衰弁。 2、弁板(9、10)に作用する支持エレメントが配置
    されており、該支持エレメントが振動減衰器の休止状態
    で前記弁板(9、10)を開いた弁位置へ押圧する、請
    求項1記載の減衰弁。 3、支持エレメントが弁体(2)の盲孔内に配置された
    コイルばねにより形成されている、請求項1または2記
    載の減衰弁。 4、支持エレメントが弁体(2)の貫通孔に配置された
    円筒ピン(11)により形成されており、該円筒ピンが
    弁体(2)の両側に配置された弁板(9、10)に同時
    に作用する、請求項1または2記載の減衰弁。 5、弁体(2)が凸状に構成された端面(14、15)
    を有している、請求項1記載の減衰弁。 6、弁体(2)に設けた各通過孔(6)が両流れ方向に
    おいて有効である、請求項1から5までのいずれか1項
    記載の減衰弁。
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