JPH0348431Y2 - - Google Patents

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JPH0348431Y2
JPH0348431Y2 JP1272387U JP1272387U JPH0348431Y2 JP H0348431 Y2 JPH0348431 Y2 JP H0348431Y2 JP 1272387 U JP1272387 U JP 1272387U JP 1272387 U JP1272387 U JP 1272387U JP H0348431 Y2 JPH0348431 Y2 JP H0348431Y2
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valve
leaf valve
piston
lower leaf
peripheral end
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シヨツクアブソーバに関し、特に、
チエツク弁が積層構造とされてなるリーフバルブ
を有するシヨツクアブソーバの改良に関する。
〔従来の技術〕
チエツク弁が積層構造とされてなるリーフバル
ブを有するシヨツクアブソーバとしては、従来か
ら種々のものが提案されているが、例えば、第4
図に示すようなシヨツクアブソーバのシリンダ1
内のピストン部2においては、そのピストン本体
20の上端シート面に、内周端固定・外周端自由
に定着されたチエツク弁21としての重層された
リーフバルブL1,L2を有してなる。
そして、上記した下方のリーフバルブL1およ
び上方のリーフバルブL2は、第5図に示すよう
に形成されている。
即ち、下方のリーフバルブL1は、外周端の一
部に切り欠き孔l1を有すると共に、内周端寄りの
肉厚部に穿設された複数の周方向の開口l2を有
し、上方のリーフバルブL2は、上記開口l2に対向
する開口l3をその内周端寄りの肉厚部に有してい
る。
従つて、ピストン部2がシリンダ1内を上昇す
る伸側行程でピストン速度の低速域では、第4図
中矢印aで示すように、上方油室A内からの作動
油が下方のリーフバルブL1の切り欠き孔l1を介し
てピストン本体20の外側ポート20a内に流入
し、かつ、当該外側ポート20a内に流入した作
動油が下方油室B内に流出することになる。
また、上記伸側行程でピストン速度の中高速域
では、第4図中矢印bで示すように、上方油室A
内からの作動油が上方のリーフバルブL2の開口l3
および下方のリーフバルブL1の開口l2を介してピ
ストン本体20の内側ポート20b内に流入し、
かつ、当該内側ポート20b内に流入した作動油
が伸側バルブ22を開放して下方油室B内に流入
することになる。
そして、ピストン部2がシリンダ1内を下降す
る圧側行程では、下方油室B内からの作動油がピ
ストン本体20の外側ポート20a内に流入する
と共に、チエツク弁21、即ち、下方のリーフバ
ルブL1および上方のリーフバルブL2の外周端を
同時に上昇させるようにしてこれを開放し、上方
油室A内に流入することになる。
その結果、伸側行程のピストン速度の低速域で
は、所望のオリフイス特性の減衰力発生が可とさ
れ、かつ、ピストン速度の中高速域では、所望の
バルブ特性およびポート特性の減衰力発生が可と
され、さらに、圧側行程では、上記チエツク弁2
1が所謂吸い込み弁として機能することになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記した従来の提案にあつて
は、チエツク弁21の外周端側がシート面に離接
を繰り返しているときに、第6図に示すように、
下方のリーフバルブL1の外周端側と上方のリー
フバルブL2の外周端側との間に異物oが挾まれ
ることがあると、下方のリーフバルブL1が永久
変形されたり、破断されたりすることになる不都
合がある。
即ち、下方のリーフバルブL1と上方のリーフ
バルブL2の外周端側間に異物oが挾まれること
になると、両リーフバルブL1,L2の所謂密着状
態が得られなくなり、その結果、伸側行程時の上
方油室A側の高圧が、第6図中矢印Pで示すよう
に、下方のリーフバルブL1の外周側上面、即ち、
外周側背面に作用することになる。
そして、当該加圧状態が長期に亘つて繰り返さ
れることになると、第6図中に破線図で示すよう
に、下方のリーフバルブL1の開口端縁l4が破断さ
れたり、あるいは、外周端側の肉厚部l5が撓みに
よつて永久変形されたりすることになる不都合が
ある。
そこで本考案は、前記した事情に鑑みて、下方
のリーフバルブと上方のリーフバルブとの間に異
物を挾み込むようなことがあつても、下方のリー
フバルブに破断や永久変形を招来させることがな
いようにしたチエツク弁構造のシヨツクアブソー
バを新たに提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
前記した問題点を解決するために、本考案に係
るシヨツクアブソーバの構成を、内周端固定で外
周端自由となるなるようにシート面に隣接される
下方のリーフバルブと、内周端固定で外周端自由
となるように上記下方のリーフバルブの背面に隣
接される上方のリーフバルブとからなるチエツク
弁を有してなるシヨツクアブソーバにおいて、シ
ート面には外側溝と内側溝とを有してなると共
に、下方のリーフバルブは内周端側に上記内側溝
に対する開口を有し、かつ、その外周端側に外側
溝と対向する小孔を形成してなり、上方のリーフ
バルブはその内周端側に下方のリーフバルブの開
口に対向する開口を有してなることを特徴とした
ものである。
〔作 用〕
下方のリーフバルブの外周端側肉厚部と上方の
リーフバルブの外周端側肉厚部との間に異物が挾
持されて、下方のリーフバルブの背面側に高圧が
作用し得る状態になつても、当該高圧が下方のリ
ーフバルブの外周端側肉厚部に穿設されている小
孔を介してシート面に形成されている外側溝内に
解放されることになり、上記小孔が所謂圧抜き孔
として作用することになる。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基いて、本考案を説明
する。
第1図に示すように、本考案の一実施例に係る
シヨツクアブソーバは、シリンダ1内の摺動自在
に収装されたピストン部2をピストンロツド3の
下端部に固着してなると共に、上記シリンダ1の
下端内部にはベースバルブ部4を有してなる。
そして、シリンダ1内は上記ピストン部2によ
つて上方油室Aと下方油室Bとに区画され、上記
シリンダ1の外方にはアウターチユーブ10を配
設して上記シリンダ1との間にリザーバ室Cを形
成するとしている。
上記ピストン部2は、上記ピストンロツド3の
下端インロー部3aに挿通されたピストン本体2
0と、当該ピストン本体20の上端に配設された
チエツク弁21と、上記ピストン本体20の下端
側に配設された減衰バルブ22とを有してなる。
上記ピストン本体20は、その肉厚を軸線方向
に貫通する外側ポート20aと内側ポート20b
とを有してなり、その外周面にはシールリング2
3とピストンリング24とを有している。
上記ピストン本体20の上端面は、シート面と
されていて、当該シート面の外周側には外側溝2
0cが穿設され、内周側には内側溝20dが穿設
されている。
そして、上記外側溝20cには、前記外側ポー
ト20aの上端が開口し、上記内側溝20dに
は、前記内側ポート20bの上端が開口してい
る。
前記チエツク弁21は、内周端固定で外周端自
由となるように形成されているものであつて、本
考案にあつては、下方のリーフバルブL1と上方
のリーフバルブL2との積層構造とされている。
そして、下方のリーフバルブL1は、前記下方
のシート面に隣接され、上方のリーフバルブL2
が上記下方のリーフバルブL1の背面に隣接され
るとしている。
なお、上記チエツク弁21の外周端は、上方の
バルブストツパ25にその基端側が定着されたノ
ンリタンスプリング26によつて下方に向けて初
期荷重が附与されている。
また、上記チエツク弁21を構成する下方のリ
ーフバルブL1と上方のリーフバルブL2とは、本
考案にあつて、以下のように形成されている。
即ち、第2図に示すように、下方のリーフバル
ブL1は、その外周端の一部に切り欠き孔l1を有す
ると共に、その内周側肉厚部に開口l2を有してお
り、上記切り欠き孔l1は、前記シート面の外側溝
20cに開口し、上記開口l2は前記内側溝20d
に対向する。
また、上方のリーフバルブL2は、その内周側
肉厚部に開口l3を有しており、当該開口l3は下方
のリーフバルブL1の前記開口l2に対向する。
そして、特に、本考案にあつては、前記下方の
リーフバルブL1の外周側肉厚部には、前記外側
溝20cに対向する小孔l6が穿設されている。
上記小孔l6は、本実施例にあつては、二つ形成
されているとし、前記切り欠き孔l1を含めて相互
の角度位置が略120度となるように位置決められ
ている。
なお、上記切り欠き孔l1が対角線方向に二箇所
形成されているときには、当該二つの切り欠き孔
l1と二つの小孔l6との相互角度がそれぞれ90度と
なるように設定することが好ましい。
前記減衰バルブ22は、第1図に示すように、
前記ピストン本体20の内側ポート20bの下端
開口を閉塞するように配設されているもので、リ
ーフバルブ22aと、当該リーフバルブ22aを
バツクアツプする弁体22bと、当該弁体22b
を上昇方向に附勢するスプリング22cとを有し
てなる。
そして、上記スプリング22cの下端は、前記
ピストンロツド3の下端螺条部3bに螺条された
ピストンナツト27に係止されるとしている。
従つて、ピストン部2がシリンダ1内を上昇す
る伸側行程時でピストン速度の低速域では、上方
油室A内からの作動油は、チエツク弁21たる下
方のリーフバルブL1の外周端切り欠き孔l1を介し
てピストン本体20の外側ポート20a内に流入
すると共に下方油室B内に流出することになる。
そして、上記切り欠き孔l1を作動油が通過する
ときに所望のオリフイス特性の減衰力が発生され
る。
次に、上記伸側行程でピストン速度の中高速域
では、上方油室A内からの作動油は、チエツク弁
21たる上方のリーフバルブL2の開口l3および下
方のリーフバルブL1の開口l2を介してピストン本
体20の内側ポート20b内に流入し、かつ、当
該内側ポート20b内に流入した作動油は、弁体
22bをスプリング22cの附勢力に打ち勝つて
下方に押し下げるようにし、このとき、リーフバ
ルブ22aとピストン本体20の下端面との間に
形成される隙間を介して、下方油室B内に流入す
ることになる。
そして、上記作動油の流れで、所望のバルブ特
性あるいはポート特性の減衰力発生が可とされ
る。
更に、ピストン部2がシリンダ1内を下降する
圧側行程時には、下方油室B内からの作動油がピ
ストン本体の外側ポート20a内に流入すると共
に、当該外側ポート20a内に流入した作動油が
前記チエツク弁21の外周端を上方に撓ませ、そ
こに形成される隙間を介して、上方油室A内に流
入されることになり、上記チエツク弁21が所謂
吸い込み弁として機能することになる。
上記したチエツク弁21の作動は、所謂順調に
作動しているときであつて、第3図に示すよう
に、下方のリーフバルブL1の外周端側肉厚部と
上方のリーフバルブL2の外周端側肉厚部との間
に異物oが挾まれ、しかも、このときピストン部
2がシリンダ1内を上昇する伸側行程にあると、
上記両者間、即ち、下方のリーフバルブL1の背
面側には高圧を生じることになる危惧がある。
しかし、本考案にあつては、下方のリーフバル
ブL1の外周端側肉厚部に小孔l6が穿設されている
ので、上記高圧は、上記小孔l6を介して下方のピ
ストン本体20の上端面に形成されている外側溝
20c内に解放されることになる。
なお、本実施例にあつては、シリンダ1内の下
端内部に配設されているベースバルブ部4にあつ
ても、前記したと同様に、バルブデイスク40の
上端シート面に配設されるチエツク弁41は、下
方のリーフバルブL1と、上方のリーフバルブL2
とを有してなる。
そして、下方のリーフバルブL1は、前記した
ピストン部2における下方のリーフバルブL1
同様に切り欠き孔l1、開口l2、小孔l6を有するよ
うに構成され、上方のリーフバルブL2は、前記
したピストン部2における上方のリーフバルブ
L2と同様に開口l3を有するように構成されている
こと勿論である。
従つて、ベースバルブ部4においても、前記し
た上下のリーフバルブL1,L2間における異物の
介在により発生される危惧のある高圧の解放が可
とされることになる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、シート面に隣接
される下方のリーフバルブと、当該下方のリーフ
バルブの背面に隣接される上方のリーフバルブと
の間に異物が挾まれることになつて、両者間に形
成される隙間内に高圧が生り得ることになつて
も、当該高圧が下方のリーフバルブに穿設されて
いる小孔を介して低圧側に解放されることになる
ので、上記高圧によつて下方のリーフバルブが破
断されたり、永久変形されたりする不都合がなく
なり、シヨツクアブソーバの耐久性を向上し得る
ことになる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るシヨツクアブ
ソーバを部分的に示す縦断面図、第2図はチエツ
ク弁たる下方および上方のリーフバルブを示す平
面図、第3図はチエツク弁たる上下のリーフバル
ブの作動状態を拡大して示す部分断面図、第4図
は従来例としてのシヨツクアブソーバを部分的に
示す一部断面正面図、第5図は従来例のチエツク
弁としての上下のリーフバルブを第2図と同様に
示す図、第6図は従来例のチエツク弁たる上下の
リーフバルブの作動状態を第3図と同様に示す図
である。 1……シリンダ、2……ピストン部、3……ピ
ストンロツド、4……ベースバルブ部、20……
ピストン本体、21,41……チエツク弁、22
……減衰バルブ、40……バルブデイスク、A…
…上方油室、B……下方油室、L1……下方のリ
ーフバルブ、L2……上方のリーフバルブ、l1……
切り欠き孔、l2,l3……開口、l6……小孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内周端固定で外周端自由となるようにシート
    面に隣接される下方のリーフバルブと、内周端
    固定で外周端自由となるように上記下方のリー
    フバルブの背面に隣接される上方のリーフバル
    ブとからなるチエツク弁を有してなるシヨツク
    アブソーバにおいて、シート面には外側溝と内
    側溝とを有してなると共に、下方のリーフバル
    ブは内周端側に上記内側溝に対する開口を有
    し、かつ、その外周端側に外側溝と対向する小
    孔を形成してなり、上方のリーフバルブはその
    内周端側に下方のリーフバルブの開口に対向す
    る開口を有してなることを特徴とするシヨツク
    アブソーバ。 (2) シート面がシリンダ内ピストン部におけるピ
    ストン本体の上端に形成されてなる実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のシヨツクアブソー
    バ。 (3) シート面がシリンダ内ベースバルブ部におけ
    るバルブデスクの上端に形成されてなる実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のシヨツクアブソ
    ーバ。
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JP2010002004A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Showa Corp 油圧緩衝器のチェックバルブ構造

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