JPH0329626Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0329626Y2 JPH0329626Y2 JP1986016777U JP1677786U JPH0329626Y2 JP H0329626 Y2 JPH0329626 Y2 JP H0329626Y2 JP 1986016777 U JP1986016777 U JP 1986016777U JP 1677786 U JP1677786 U JP 1677786U JP H0329626 Y2 JPH0329626 Y2 JP H0329626Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damping force
- chamber
- piston
- valve
- flow path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 58
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 44
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 44
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 16
- 230000035939 shock Effects 0.000 claims description 16
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims description 11
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 15
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 7
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004049 embossing Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、油圧緩衝器に関し、特に、ピストン
ロツド内に配設されたコントロールバルブを回動
操作することによつて発生減衰力を調整し得るよ
うにした油圧緩衝器の改良に関する。
ロツド内に配設されたコントロールバルブを回動
操作することによつて発生減衰力を調整し得るよ
うにした油圧緩衝器の改良に関する。
ピストンロツド内に配設されたコントロールバ
ルブを回動操作することによつて発生減衰力を調
整し得るようにした油圧緩衝器としては、従来か
ら種々の提案がなされている。
ルブを回動操作することによつて発生減衰力を調
整し得るようにした油圧緩衝器としては、従来か
ら種々の提案がなされている。
例えば、第2図に示す油圧緩衝器は、本願出願
人が伸側および圧側の減衰力を独立に変更し得る
ものとして先に提案したものであるが、シリンダ
1内に収装されたピストン部2は、シリンダ1内
を伸側室Aと圧側室Bとに区画形成するものであ
り、ピストン部2には、伸側減衰バルブ2aおよ
び圧側減衰バルブ2bを有しており、ピストン部
2がシリンダ1内を摺動するときには、上記各側
の減衰バルブ2a,2bによつて所定の大きさの
伸側あるいは圧側の減衰力が発生されるとしてい
る。
人が伸側および圧側の減衰力を独立に変更し得る
ものとして先に提案したものであるが、シリンダ
1内に収装されたピストン部2は、シリンダ1内
を伸側室Aと圧側室Bとに区画形成するものであ
り、ピストン部2には、伸側減衰バルブ2aおよ
び圧側減衰バルブ2bを有しており、ピストン部
2がシリンダ1内を摺動するときには、上記各側
の減衰バルブ2a,2bによつて所定の大きさの
伸側あるいは圧側の減衰力が発生されるとしてい
る。
また、ピストン部2を下端部に連結させるピス
トンロツド3内には、伸側室Aと圧側室Bとの連
通を可とし得る側路Lが形成されており、当該側
路Lは、ピストンロツド3の半径方向に穿設され
てそれぞれ伸側室Aに開口するように配設された
上下二段の連通孔3a,3bとそれぞれ連通し得
るように形成されている。
トンロツド3内には、伸側室Aと圧側室Bとの連
通を可とし得る側路Lが形成されており、当該側
路Lは、ピストンロツド3の半径方向に穿設され
てそれぞれ伸側室Aに開口するように配設された
上下二段の連通孔3a,3bとそれぞれ連通し得
るように形成されている。
一方、ピストンロツド3内、即ち、側路L中に
は、コントロールバルブ4が回動可能に収装され
ており、当該コントロールバルブ4には、上下二
段にそれぞれ径の異なるポート4aおよび4b,
4cを有している。そして、コントロールバルブ
4が回動されると上下二段のそれぞれ径の異なる
ポート4aおよび4b,4cが前記上下二段の連
通孔3a,3bにそれぞれ選択的に対向して、ピ
ストン部2で発生する減衰力を調整するとするも
のである。
は、コントロールバルブ4が回動可能に収装され
ており、当該コントロールバルブ4には、上下二
段にそれぞれ径の異なるポート4aおよび4b,
4cを有している。そして、コントロールバルブ
4が回動されると上下二段のそれぞれ径の異なる
ポート4aおよび4b,4cが前記上下二段の連
通孔3a,3bにそれぞれ選択的に対向して、ピ
ストン部2で発生する減衰力を調整するとするも
のである。
そして特に、上記提案にあつては、下段の連通
孔3bを伸側室A側から閉塞する伸側流れを阻止
する伸側チエツク弁5を有するとして、連通孔3
bが一方向性の流路となるように、即ち、ピスト
ン部2の伸側行程時には下段の連通孔3bが利用
されることがないようにして当該連通孔3bを圧
側流れを可とする圧側流路とするとし、圧側の減
衰力を伸側の減衰力とは独立して調整し得るよう
にしている。
孔3bを伸側室A側から閉塞する伸側流れを阻止
する伸側チエツク弁5を有するとして、連通孔3
bが一方向性の流路となるように、即ち、ピスト
ン部2の伸側行程時には下段の連通孔3bが利用
されることがないようにして当該連通孔3bを圧
側流れを可とする圧側流路とするとし、圧側の減
衰力を伸側の減衰力とは独立して調整し得るよう
にしている。
しかしながら、前記した本願出願人の先の提案
にあつては、伸側流れを阻止するチエツク弁5
は、ピストンロツド3の外周側に断面C字状の板
バネで形成されているので、その内周側の密着性
を得るためには精密な寸法管理が要求されること
となり、その管理が不充分であるときには、隙間
が形成されることとなり、チエツク弁機能が充分
発揮されなくなる危惧がある。
にあつては、伸側流れを阻止するチエツク弁5
は、ピストンロツド3の外周側に断面C字状の板
バネで形成されているので、その内周側の密着性
を得るためには精密な寸法管理が要求されること
となり、その管理が不充分であるときには、隙間
が形成されることとなり、チエツク弁機能が充分
発揮されなくなる危惧がある。
また、前記した本願出願人の先の提案にあつて
は、ピストンロツド3に穿設された上段の連通孔
3aがコントロールバルブ4の上段のポート4a
に対向しているときには、伸側および圧側の両行
程時に側路Lが常に連通状態になり、従つて、ピ
ストン部2で発生される減衰力の調整に際して
は、上記ポート4aの設定如何によつて高目ある
いは低目のいずれか一方の減衰力調整に限定され
ることとなり、特に、伸側の減衰力を高低広範囲
に亘つて調整できなくなる不都合がある。
は、ピストンロツド3に穿設された上段の連通孔
3aがコントロールバルブ4の上段のポート4a
に対向しているときには、伸側および圧側の両行
程時に側路Lが常に連通状態になり、従つて、ピ
ストン部2で発生される減衰力の調整に際して
は、上記ポート4aの設定如何によつて高目ある
いは低目のいずれか一方の減衰力調整に限定され
ることとなり、特に、伸側の減衰力を高低広範囲
に亘つて調整できなくなる不都合がある。
さらに、前記した本願出願人の先の提案によれ
ば、所謂ピストン速度が中高速にある時に、これ
に適合するような伸側の低い減衰力発生に調整す
ることができない不都合もある。
ば、所謂ピストン速度が中高速にある時に、これ
に適合するような伸側の低い減衰力発生に調整す
ることができない不都合もある。
そこで本考案は、前記した事情に鑑みて、チエ
ツク弁が充分に機能すると共に、広範囲に亘つて
伸側の減衰力調整が可とされ、かつ、ピストン速
度が中高速域にあるときにおける好ましい伸側の
減衰力発生を可とするようにした油圧緩衝器を新
たに提供することを目的とする。
ツク弁が充分に機能すると共に、広範囲に亘つて
伸側の減衰力調整が可とされ、かつ、ピストン速
度が中高速域にあるときにおける好ましい伸側の
減衰力発生を可とするようにした油圧緩衝器を新
たに提供することを目的とする。
上記した問題点を解決するために、本考案の構
成を、ピストン部によつてシリンダ内に区画形成
された伸側室と圧側室との連通を可とする側路を
ピストンロツド内に形成してなると共に、当該側
路中にピストン部の摺動時に発生する伸側及び圧
側の各減衰力をそれぞれ高低調整し得るコントロ
ールバルブを回動可能に有してなる油圧緩衝器に
おいて、コントロールバルブが伸側減衰力を高減
衰力に調整するときに圧側減衰力を低減衰力に調
整し得ると共に伸側減衰力を低減衰力に調整する
ときに圧側減衰力を高減衰力に調整し得るように
設定されてなる一方で、上記コントロールバルブ
内には圧側流れを阻止する圧側チエツク弁が配設
されてなると共に、側路には上記圧側チエツク弁
で阻止された圧側流れを伸側室に向けて流通させ
る圧側流路が接続されてなり、当該圧側流路はオ
リフイスを介して上記伸側室と連通されてなり、
かつ、上記圧側流路の端部には当該圧側流路を介
しての圧側流れで作動する圧側バルブが隣接され
てなり、上記側路はその圧側室側端がピストンロ
ツドの下端に螺着のピストンナツト内に形成の油
室に連通されてなると共に、該油室には上記側路
を介しての伸側流れを阻止する伸側チエツク弁が
配設されてなる一方で、上記ピストンナツトには
上記伸側チエツク弁で阻止された伸側流れを圧側
室に向けて流通させる伸側流路が形成されてな
り、かつ、当該伸側流路はオリフイスを介して上
記圧側室と連通されてなると共に、上記伸側流路
の端部には当該伸側流路を介しての伸側流れで作
動する伸側バルブが隣接されてなることを特徴と
するとしたものである。
成を、ピストン部によつてシリンダ内に区画形成
された伸側室と圧側室との連通を可とする側路を
ピストンロツド内に形成してなると共に、当該側
路中にピストン部の摺動時に発生する伸側及び圧
側の各減衰力をそれぞれ高低調整し得るコントロ
ールバルブを回動可能に有してなる油圧緩衝器に
おいて、コントロールバルブが伸側減衰力を高減
衰力に調整するときに圧側減衰力を低減衰力に調
整し得ると共に伸側減衰力を低減衰力に調整する
ときに圧側減衰力を高減衰力に調整し得るように
設定されてなる一方で、上記コントロールバルブ
内には圧側流れを阻止する圧側チエツク弁が配設
されてなると共に、側路には上記圧側チエツク弁
で阻止された圧側流れを伸側室に向けて流通させ
る圧側流路が接続されてなり、当該圧側流路はオ
リフイスを介して上記伸側室と連通されてなり、
かつ、上記圧側流路の端部には当該圧側流路を介
しての圧側流れで作動する圧側バルブが隣接され
てなり、上記側路はその圧側室側端がピストンロ
ツドの下端に螺着のピストンナツト内に形成の油
室に連通されてなると共に、該油室には上記側路
を介しての伸側流れを阻止する伸側チエツク弁が
配設されてなる一方で、上記ピストンナツトには
上記伸側チエツク弁で阻止された伸側流れを圧側
室に向けて流通させる伸側流路が形成されてな
り、かつ、当該伸側流路はオリフイスを介して上
記圧側室と連通されてなると共に、上記伸側流路
の端部には当該伸側流路を介しての伸側流れで作
動する伸側バルブが隣接されてなることを特徴と
するとしたものである。
以下、図示した実施例に基づいて本考案を説明
する。
する。
第1図に示すように、本考案の一実施例に係る
油圧緩衝器は、シリンダ1内に収装されたピスト
ン部2を下端に有するピストンロツド3内にはコ
ントロールバルブ4を有してなると共に、当該コ
ントロールバルブ4内には圧側流れを阻止する圧
側チエツク弁を有してなり、かつ、上記ピストン
部2をピストンロツド3に固着するピストンナツ
ト30に配設された伸側バルブ7と、上記ピスト
ンナツト30内に配設された伸側流れを阻止する
伸側チエツク弁5と、上記ピストンナツト30の
肉厚部を貫通するように形成されたオリフイス8
を有してなる。
油圧緩衝器は、シリンダ1内に収装されたピスト
ン部2を下端に有するピストンロツド3内にはコ
ントロールバルブ4を有してなると共に、当該コ
ントロールバルブ4内には圧側流れを阻止する圧
側チエツク弁を有してなり、かつ、上記ピストン
部2をピストンロツド3に固着するピストンナツ
ト30に配設された伸側バルブ7と、上記ピスト
ンナツト30内に配設された伸側流れを阻止する
伸側チエツク弁5と、上記ピストンナツト30の
肉厚部を貫通するように形成されたオリフイス8
を有してなる。
上記シリンダ1内は、ピストン部2によつて伸
側室Aと圧側室Bとに区画形成されており、当該
伸側室Aと圧側室Bとは、ピストン本体20の伸
側ポート20aと圧側ポート20bとを介して連
通し得るように形成されている。そして、伸側ポ
ート20aの下端開口には伸側減衰バルブ21が
配設されており、圧側ポート20bの上端開口に
は圧側減衰バルブ22が配設されている。
側室Aと圧側室Bとに区画形成されており、当該
伸側室Aと圧側室Bとは、ピストン本体20の伸
側ポート20aと圧側ポート20bとを介して連
通し得るように形成されている。そして、伸側ポ
ート20aの下端開口には伸側減衰バルブ21が
配設されており、圧側ポート20bの上端開口に
は圧側減衰バルブ22が配設されている。
従つて、ピストン部2がシリンダ1内を上昇す
る伸側行程時には、伸側室A内の作動油が伸側ポ
ート20a内に流入すると共に、伸側減衰バルブ
21を開放させて圧側室B内に流入することとな
り、その際に、所定の伸側減衰力の発生を可とす
る。
る伸側行程時には、伸側室A内の作動油が伸側ポ
ート20a内に流入すると共に、伸側減衰バルブ
21を開放させて圧側室B内に流入することとな
り、その際に、所定の伸側減衰力の発生を可とす
る。
また、ピストン部2がシリンダ1内を下降する
圧側行程時には、圧側室B内の作動油が圧側ポー
ト20b内に流入すると共に、圧側減衰バルブ2
2を開放させて伸側室A内に流入することとな
り、その際に、所定の圧側減衰力の発生を可とす
る。
圧側行程時には、圧側室B内の作動油が圧側ポー
ト20b内に流入すると共に、圧側減衰バルブ2
2を開放させて伸側室A内に流入することとな
り、その際に、所定の圧側減衰力の発生を可とす
る。
一方、ピストンロツド3内には、伸側室Aと圧
側室Bとの連通を可とする側路Lが形成されてい
る。即ち、側路Lの下端側は、ピストンロツド3
の下端外周に螺装されたピストンナツト30内の
油室30c内に開口していると共に、上記側路L
の上端側は、ピストンロツド3の伸側室A内に位
置決められる部位にあつて、ピストンロツド3の
半径方向に穿設された上下二段の連通孔3a,3
bを介して、伸側室Aと連通し得るように形成さ
れている。
側室Bとの連通を可とする側路Lが形成されてい
る。即ち、側路Lの下端側は、ピストンロツド3
の下端外周に螺装されたピストンナツト30内の
油室30c内に開口していると共に、上記側路L
の上端側は、ピストンロツド3の伸側室A内に位
置決められる部位にあつて、ピストンロツド3の
半径方向に穿設された上下二段の連通孔3a,3
bを介して、伸側室Aと連通し得るように形成さ
れている。
上記上段の連通孔3aは、その伸側室A側の開
口を直接伸側室Aに開口することとしているが、
上記下段の連通孔3bは、ピストンロツド3に介
装されたシート部材31に穿設されているポート
31aに一旦連通され当該ポート31aの開口が
伸側室A側に開口し得るように形成されているこ
とによつて、当該下段の連通孔3bの開口を伸側
室A側に開口し得るように形成されている。
口を直接伸側室Aに開口することとしているが、
上記下段の連通孔3bは、ピストンロツド3に介
装されたシート部材31に穿設されているポート
31aに一旦連通され当該ポート31aの開口が
伸側室A側に開口し得るように形成されているこ
とによつて、当該下段の連通孔3bの開口を伸側
室A側に開口し得るように形成されている。
上記コントロールバルブ4は、ピストンロツド
3内の側路L中に回動自在なように配設されてい
るものであつて、当該コントロールバルブ4は、
前記上下二段の連通孔3a,3bにそれぞれ対向
し得るように形成された径の異なるポート4a,
4bを上下二段に有している。そして、上記上下
二段のポート4a,4bは平面位置関係でコント
ロールバルブ4の回動方向に90度の角度で互いに
ズレて形成されており、コントロールバルブ4の
回動操作によつて、上段のポート4aのみが上段
の連通孔3aと対向し、あるいは、下段のポート
4bのみが下段の連通孔3bと対向することが可
能となるように形成されている。
3内の側路L中に回動自在なように配設されてい
るものであつて、当該コントロールバルブ4は、
前記上下二段の連通孔3a,3bにそれぞれ対向
し得るように形成された径の異なるポート4a,
4bを上下二段に有している。そして、上記上下
二段のポート4a,4bは平面位置関係でコント
ロールバルブ4の回動方向に90度の角度で互いに
ズレて形成されており、コントロールバルブ4の
回動操作によつて、上段のポート4aのみが上段
の連通孔3aと対向し、あるいは、下段のポート
4bのみが下段の連通孔3bと対向することが可
能となるように形成されている。
なお、本実施例にあつては、上段のポート4a
の方が下段のポート4bより小径とされており、
また、コントロールバルブ4には、ピストンロツ
ド3の軸芯部を挿通するコントロールロツド40
が連結されており、当該コントロールロツド40
の回動操作によつてコントロールバルブ4が回動
されるように形成されている。
の方が下段のポート4bより小径とされており、
また、コントロールバルブ4には、ピストンロツ
ド3の軸芯部を挿通するコントロールロツド40
が連結されており、当該コントロールロツド40
の回動操作によつてコントロールバルブ4が回動
されるように形成されている。
従つて、コントロールバルブ4が回動操作され
て、上段のポート4aが上段の連通孔3aと対向
されるように選択されることとなると、伸側室A
は小径のポート4aを介して側路L、即ち、圧側
室Bと連通し得ることとなり、上記回動位置より
90度の角度でコントロールバルブ4が回動操作さ
れることとなると、下段のポート4bが下段の連
通孔3bと対向されることとなり、伸側室Aは大
径のポート4bを介して側路L、即ち、圧側室B
と連通し得ることとなる。
て、上段のポート4aが上段の連通孔3aと対向
されるように選択されることとなると、伸側室A
は小径のポート4aを介して側路L、即ち、圧側
室Bと連通し得ることとなり、上記回動位置より
90度の角度でコントロールバルブ4が回動操作さ
れることとなると、下段のポート4bが下段の連
通孔3bと対向されることとなり、伸側室Aは大
径のポート4bを介して側路L、即ち、圧側室B
と連通し得ることとなる。
上記コントロールバルブ4内には、圧側流れを
阻止する圧側チエツク弁6が配設されており、当
該チエツク弁6は、ノンリタンバルブ60と、ノ
ンリタンスプリング61とを有してなる。そし
て、上記ノンリタンバルブ60は、コントロール
バルブ4内に上記側路Lと連通する通路lを形成
し、かつシート部材となるように配設されたスペ
ーサ62の下端開口を下方から閉塞するように配
設されている。そしてまた、上記ノンリタンスプ
リング61は、上記ノンリタンバルブ60を上記
スペーサ62の下端開口に向けて背後側から附勢
するように配設されている。
阻止する圧側チエツク弁6が配設されており、当
該チエツク弁6は、ノンリタンバルブ60と、ノ
ンリタンスプリング61とを有してなる。そし
て、上記ノンリタンバルブ60は、コントロール
バルブ4内に上記側路Lと連通する通路lを形成
し、かつシート部材となるように配設されたスペ
ーサ62の下端開口を下方から閉塞するように配
設されている。そしてまた、上記ノンリタンスプ
リング61は、上記ノンリタンバルブ60を上記
スペーサ62の下端開口に向けて背後側から附勢
するように配設されている。
なお、上記コントロールバルブ4は、ピストン
ロツド3内にあつて上端側にはワツシヤ41が当
接され、下端側には上記側路L内に圧入されたス
トツパ42が近隣されている。
ロツド3内にあつて上端側にはワツシヤ41が当
接され、下端側には上記側路L内に圧入されたス
トツパ42が近隣されている。
またなお、本実施例にあつて、上記ノンリタン
バルブ60は、その周縁に切り欠き部60aを有
しているとするが、当該切り欠き部60aはその
形成が省略されるものであつても良い。また、上
記ノンリタンスプリング61は、その後端がコン
トロールバルブ4の下端に圧入されたストツパ6
3の上端に係止されている。
バルブ60は、その周縁に切り欠き部60aを有
しているとするが、当該切り欠き部60aはその
形成が省略されるものであつても良い。また、上
記ノンリタンスプリング61は、その後端がコン
トロールバルブ4の下端に圧入されたストツパ6
3の上端に係止されている。
従つて、上記圧側チエツク弁6は、ピストン部
2の圧側行程時にはスペーサ62の下端開口を閉
塞して側路Lと通路lとの連通を遮断すると共
に、ピストン部2の伸側行程時にはその開放を可
として側路Lと通路lとを連通状態にするように
機能する。
2の圧側行程時にはスペーサ62の下端開口を閉
塞して側路Lと通路lとの連通を遮断すると共
に、ピストン部2の伸側行程時にはその開放を可
として側路Lと通路lとを連通状態にするように
機能する。
次に、本実施例にあつては、前記したピストン
ロツド3の外周に介装されるシート部材31のポ
ート31a下端開口にはリーフバルブ32が配設
されていると共に、上記ポート31aを形成する
シート部材31の肉厚部を貫通するように形成さ
れたオリフイス31bを有しているとする。な
お、当該オリフイス31bの外側端は、伸側室A
を区画形成するシリンダ1の内周壁に対向するよ
うに開口している。
ロツド3の外周に介装されるシート部材31のポ
ート31a下端開口にはリーフバルブ32が配設
されていると共に、上記ポート31aを形成する
シート部材31の肉厚部を貫通するように形成さ
れたオリフイス31bを有しているとする。な
お、当該オリフイス31bの外側端は、伸側室A
を区画形成するシリンダ1の内周壁に対向するよ
うに開口している。
即ち、シート部材31の下端面には、内周側固
定となるようにリーフバルブ32が配設され、当
該リーフバルブ32の外周側上面には、上記シー
ト部材31に穿設されているポート31aの下端
開口が対向している。そして、上記リーフバルブ
32は、その背面側からスプリング32aで附勢
され、その外周端上面が対向するシート部材31
の下端のシート部31c下面に当接されることと
なるように形成されている。なお、上記リーフバ
ルブ32は、前記ピストン部2における主たる圧
側減衰バルブ22より小なく減衰力の発生を可と
するものである。
定となるようにリーフバルブ32が配設され、当
該リーフバルブ32の外周側上面には、上記シー
ト部材31に穿設されているポート31aの下端
開口が対向している。そして、上記リーフバルブ
32は、その背面側からスプリング32aで附勢
され、その外周端上面が対向するシート部材31
の下端のシート部31c下面に当接されることと
なるように形成されている。なお、上記リーフバ
ルブ32は、前記ピストン部2における主たる圧
側減衰バルブ22より小なく減衰力の発生を可と
するものである。
また、上記オリフイス31bは、シート部材3
1内ポート31aと伸側室Aとの連通を可とする
ように形成されているものであり、ピストン部2
がシリンダ1内を下降する圧側行程時であつてし
かもピストン速度が高速域にあるときに、ポート
31a内の作動油が当該オリフイス31bを介し
て伸側室A内に流出することを可とするものであ
る。即ち、当該オリフイス31bは、前記したリ
ーフバルブ32よりも低い減衰力の発生を可とす
るものである。
1内ポート31aと伸側室Aとの連通を可とする
ように形成されているものであり、ピストン部2
がシリンダ1内を下降する圧側行程時であつてし
かもピストン速度が高速域にあるときに、ポート
31a内の作動油が当該オリフイス31bを介し
て伸側室A内に流出することを可とするものであ
る。即ち、当該オリフイス31bは、前記したリ
ーフバルブ32よりも低い減衰力の発生を可とす
るものである。
なお、上記オリフイス31bは、本実施例にあ
つてはシート部材31の肉厚部を貫通するように
形成されているとするが、これに代えて、シート
部材31におけるシート部31cに打刻オリフイ
スとして形成されているとしてもよく、また、前
記リーフバルブ32に穿設されているとしてもよ
い。
つてはシート部材31の肉厚部を貫通するように
形成されているとするが、これに代えて、シート
部材31におけるシート部31cに打刻オリフイ
スとして形成されているとしてもよく、また、前
記リーフバルブ32に穿設されているとしてもよ
い。
次に、本考案にあつては、ピストンナツト30
内には、前記側路Lを介しての伸側流れを阻止す
る伸側チエツク弁5が配設されていると共に、上
記ピストンナツト30には伸側バルブ7が配設さ
れ、かつ、上記ピストンナツト30にはオリフイ
ス8が形成されている。
内には、前記側路Lを介しての伸側流れを阻止す
る伸側チエツク弁5が配設されていると共に、上
記ピストンナツト30には伸側バルブ7が配設さ
れ、かつ、上記ピストンナツト30にはオリフイ
ス8が形成されている。
即ち、伸側チエツク弁5は、前記側路Lを構成
するピストンロツド3の下端開口を圧側室B側か
ら閉塞するように配設されているもので、ピスト
ンナツト30の下端内部にカシメ固着されたシー
ト部材50のシート部50a上面に配設されたノ
ンリタンバルブ51と、上記シート部材50と共
に上記ピストンナツト30の下端内部にカシメ固
着されたキヤツプ部材52に上端が係止され下端
が上記ノンリタンバルブ51に当接されたノンリ
タンスプリング53とを有してなる。
するピストンロツド3の下端開口を圧側室B側か
ら閉塞するように配設されているもので、ピスト
ンナツト30の下端内部にカシメ固着されたシー
ト部材50のシート部50a上面に配設されたノ
ンリタンバルブ51と、上記シート部材50と共
に上記ピストンナツト30の下端内部にカシメ固
着されたキヤツプ部材52に上端が係止され下端
が上記ノンリタンバルブ51に当接されたノンリ
タンスプリング53とを有してなる。
上記シート部材50には、ポート50bが形成
されていると共に、上記キヤツプ部材52には開
口52aが形成されており、上記ピストンナツト
30内の油室30a内の作動油が当該チエツク弁
5を介して圧側室B内へ流入することを阻止す
る、即ち、伸側流れを阻止すると共に、圧側室B
内の作動油が当該チエツク弁5を開放してピスト
ンナツト30内の油室30a内、即ち、ピストン
ロツド3内の側路L側へ流入することを可とする
ように形成されている。
されていると共に、上記キヤツプ部材52には開
口52aが形成されており、上記ピストンナツト
30内の油室30a内の作動油が当該チエツク弁
5を介して圧側室B内へ流入することを阻止す
る、即ち、伸側流れを阻止すると共に、圧側室B
内の作動油が当該チエツク弁5を開放してピスト
ンナツト30内の油室30a内、即ち、ピストン
ロツド3内の側路L側へ流入することを可とする
ように形成されている。
上記ピストンナツト30には、その肉厚部を貫
通するようにポート30bが形成されている。当
該ポート30bの内側端は、ピストンナツト30
内に開口し、外側端はピストンナツト30の外
部、即ち、圧側室Bに開口している。そして、当
該圧側室B側への開口部位には伸側バルブ7が配
設されている。なお、当該伸側バルブ7は、内周
端固定となるように、上記ピストンナツト30の
外周に介装されている。
通するようにポート30bが形成されている。当
該ポート30bの内側端は、ピストンナツト30
内に開口し、外側端はピストンナツト30の外
部、即ち、圧側室Bに開口している。そして、当
該圧側室B側への開口部位には伸側バルブ7が配
設されている。なお、当該伸側バルブ7は、内周
端固定となるように、上記ピストンナツト30の
外周に介装されている。
上記ピストンナツト30には、その肉厚部を貫
通するようにオリフイス8が形成されている。当
該オリフイス8は、ピストンナツト30内の油室
30aと外部たる圧側室Bとの連通を可とするよ
うに配設されている。そして、当該オリフイス8
は、その外側端が圧側室Bを区画形成するシリン
ダ1の内周壁に対向するように開口している。
通するようにオリフイス8が形成されている。当
該オリフイス8は、ピストンナツト30内の油室
30aと外部たる圧側室Bとの連通を可とするよ
うに配設されている。そして、当該オリフイス8
は、その外側端が圧側室Bを区画形成するシリン
ダ1の内周壁に対向するように開口している。
なお、上記オリフイス8は、本実施例にあつて
は、ピストンナツト30の肉厚部を貫通するよう
に形成されているが、これに代えて、前記チエツ
ク弁5のノンリタンバルブ51に形成されている
としてもよく、また、前記伸側バルブ7をシート
するピストンナツト30のシート部30cに打刻
オリフイスとして形成されているものであつても
よい。
は、ピストンナツト30の肉厚部を貫通するよう
に形成されているが、これに代えて、前記チエツ
ク弁5のノンリタンバルブ51に形成されている
としてもよく、また、前記伸側バルブ7をシート
するピストンナツト30のシート部30cに打刻
オリフイスとして形成されているものであつても
よい。
上記のように形成された本考案に係る油圧緩衝
器の作動について少しく説明する。
器の作動について少しく説明する。
先ず、側路L中にはコントロールバルブ4内で
の圧側流れを阻止する圧側チエツク弁6が配設さ
れ、ピストンナツト30内には伸側流れを阻止す
る伸側チエツク弁6が配設されている。
の圧側流れを阻止する圧側チエツク弁6が配設さ
れ、ピストンナツト30内には伸側流れを阻止す
る伸側チエツク弁6が配設されている。
従つて、ピストン部2がシリンダ1内を上昇す
る伸側行程時には、側路Lを介しての伸側室A内
からの伸側流れは、ピストンナツト30内の油室
30aにおよび、ポート30bおよび伸側バルブ
7を介して圧側室B内に流入することになり、ピ
ストン部2がシリンダ1内を下降する圧側行程時
には、側路Lを介しての圧側室B内からの圧側流
れは、コントロールバルブ4の下段の連通孔3
b、シート部材31のポート31aおよびリーフ
バルブ32を介して伸側室A内に流入することに
なる。
る伸側行程時には、側路Lを介しての伸側室A内
からの伸側流れは、ピストンナツト30内の油室
30aにおよび、ポート30bおよび伸側バルブ
7を介して圧側室B内に流入することになり、ピ
ストン部2がシリンダ1内を下降する圧側行程時
には、側路Lを介しての圧側室B内からの圧側流
れは、コントロールバルブ4の下段の連通孔3
b、シート部材31のポート31aおよびリーフ
バルブ32を介して伸側室A内に流入することに
なる。
以上のような条件下で、先ず、第1図に示す状
態からピストン部2がシリンダ1内を下降するこ
ととなると、圧側室B内の作動油は、ピストン部
2の圧側ポート20bおよび圧側減衰バルブ22
を介して伸側室A内に流入する。即ち、第1図に
示す状態では、コントロールバルブ4における下
段のポート4bは、ピストンロツド3の下段の連
通孔3bに対向していないので、側路Lを介して
の作動油の流通はない。
態からピストン部2がシリンダ1内を下降するこ
ととなると、圧側室B内の作動油は、ピストン部
2の圧側ポート20bおよび圧側減衰バルブ22
を介して伸側室A内に流入する。即ち、第1図に
示す状態では、コントロールバルブ4における下
段のポート4bは、ピストンロツド3の下段の連
通孔3bに対向していないので、側路Lを介して
の作動油の流通はない。
次に、上記圧側行程時に、コントロールバルブ
4が回動操作されて、圧側流路たるシート部材3
1のポート31aにおける圧側流れが可とされる
こととなると、圧側室B内の作動油の一部は、チ
エツク弁5を介して側路L中に流入し、かつ、上
記ポート31a及びリーフバルブ32を介しての
作動油の流れが生じ、前記した圧側の減衰力より
低い減衰力に調整されることとなる。
4が回動操作されて、圧側流路たるシート部材3
1のポート31aにおける圧側流れが可とされる
こととなると、圧側室B内の作動油の一部は、チ
エツク弁5を介して側路L中に流入し、かつ、上
記ポート31a及びリーフバルブ32を介しての
作動油の流れが生じ、前記した圧側の減衰力より
低い減衰力に調整されることとなる。
さらに、上記ポート31aを作動油を流通する
ときに、ピストン速度が高速域であるとシート部
材31に穿設されたオリフイス31bを介して伸
側室A内への作動油の流入が招来される。即ち、
上記した低い減衰力発生より、さらに低い減衰力
に調整されることとなる。
ときに、ピストン速度が高速域であるとシート部
材31に穿設されたオリフイス31bを介して伸
側室A内への作動油の流入が招来される。即ち、
上記した低い減衰力発生より、さらに低い減衰力
に調整されることとなる。
上記に代えて、第1図に示す状態から、ピスト
ン部2がシリンダ1内を上昇することとなると、
伸側室A内の作動油は、ピストン部2の伸側ポー
ト20aおよび伸側減衰バルブ21を介して圧側
室B内に流入すると共に、ピストンロツド3の上
段の連通孔3a、コントロールバルブ4の上段の
ポート4a、通路lおよび開放されたチエツク弁
6を介して側路L内に流入し、かつ、伸側流路た
るピストンナツト30に開穿のポート30b及び
伸側バルブ7を介しての伸側流れが生じることと
なる。
ン部2がシリンダ1内を上昇することとなると、
伸側室A内の作動油は、ピストン部2の伸側ポー
ト20aおよび伸側減衰バルブ21を介して圧側
室B内に流入すると共に、ピストンロツド3の上
段の連通孔3a、コントロールバルブ4の上段の
ポート4a、通路lおよび開放されたチエツク弁
6を介して側路L内に流入し、かつ、伸側流路た
るピストンナツト30に開穿のポート30b及び
伸側バルブ7を介しての伸側流れが生じることと
なる。
次に、上記ポート30bを介しての作動油の流
れがあるときに、ピストン速度が高速域にあると
きは、ピストンナツト30に穿設したオリフイス
8を作動油が通過することとなり、上記した減衰
力発生より低い減衰力発生に調整されることとな
る。
れがあるときに、ピストン速度が高速域にあると
きは、ピストンナツト30に穿設したオリフイス
8を作動油が通過することとなり、上記した減衰
力発生より低い減衰力発生に調整されることとな
る。
さらに、第1図に示す状態からコントロールバ
ルブ4が回動操作されて、ピストンロツド3の上
段の連通孔3aとコントロールバルブ4の上段の
ポート4aとの対向が阻止されて側路Lを介して
の伸側室A内の作動油の圧側室B内への流通は阻
止されることとなり、伸側室A内の作動油は、専
ら、ピストン部2の伸側ポート20aおよび伸側
減衰バルブ21を介してのみ圧側室B内に流入す
ることとなる。そして、その際には、減衰力は最
も高いものとなる。
ルブ4が回動操作されて、ピストンロツド3の上
段の連通孔3aとコントロールバルブ4の上段の
ポート4aとの対向が阻止されて側路Lを介して
の伸側室A内の作動油の圧側室B内への流通は阻
止されることとなり、伸側室A内の作動油は、専
ら、ピストン部2の伸側ポート20aおよび伸側
減衰バルブ21を介してのみ圧側室B内に流入す
ることとなる。そして、その際には、減衰力は最
も高いものとなる。
即ち、本考案にあつては、コントロールバルブ
4のポート4a,4bのうち、上段のポート4a
は、伸側行程時のみに利用され、下段のポート4
bは、圧側行程時のみ利用されることとなり、伸
側、圧側それぞれ独立に減衰力を調整し得ると共
に、伸側および圧側の各調整巾を大きく採れるこ
ととなる。
4のポート4a,4bのうち、上段のポート4a
は、伸側行程時のみに利用され、下段のポート4
bは、圧側行程時のみ利用されることとなり、伸
側、圧側それぞれ独立に減衰力を調整し得ると共
に、伸側および圧側の各調整巾を大きく採れるこ
ととなる。
以上のように、本考案によれば、ピストンロツ
ド内およびピストンナツト内に配設されたチエツ
ク弁がノンリタンバルブからなるので、所謂チエ
ツク弁機能が充分に発揮されることとなり、その
信頼性が得易くなる利点がある。
ド内およびピストンナツト内に配設されたチエツ
ク弁がノンリタンバルブからなるので、所謂チエ
ツク弁機能が充分に発揮されることとなり、その
信頼性が得易くなる利点がある。
また本考案によれば、伸側および圧側の各減衰
力をそれぞれ独立に調整することが可能となり、
しかも、その場合にその調整巾を大きく採ること
が可能となる利点があり、特に、伸側行程時にピ
ストン速度が高速域にあつてもこれに最適なよう
に、極めて低い減衰力の発生を可とし得ることと
なる利点がある。
力をそれぞれ独立に調整することが可能となり、
しかも、その場合にその調整巾を大きく採ること
が可能となる利点があり、特に、伸側行程時にピ
ストン速度が高速域にあつてもこれに最適なよう
に、極めて低い減衰力の発生を可とし得ることと
なる利点がある。
さらに本考案によれば、コントロールバルブ内
にチエツク弁を設けた所謂ユニツト化が可能とな
り、所望の減衰力調整部分の組立性改良を図るこ
とが可能となる利点もある。
にチエツク弁を設けた所謂ユニツト化が可能とな
り、所望の減衰力調整部分の組立性改良を図るこ
とが可能となる利点もある。
そしてさらに、本考案によれば、側路と連通し
圧側流路に連通するオリフイスがその外側端を伸
側室を区画形成するシリンダの内周壁に対向する
ように開口すると共に、側路と連通し伸側流路に
連通するオリフイスがその外側端を圧側室を区画
形成するシリンダの内周壁に対向するように開口
するとしているので、当該各オリフイスを介して
各側室に作動油が流出する際の流体音発生を抑制
し易くなる効果もある。
圧側流路に連通するオリフイスがその外側端を伸
側室を区画形成するシリンダの内周壁に対向する
ように開口すると共に、側路と連通し伸側流路に
連通するオリフイスがその外側端を圧側室を区画
形成するシリンダの内周壁に対向するように開口
するとしているので、当該各オリフイスを介して
各側室に作動油が流出する際の流体音発生を抑制
し易くなる効果もある。
第1図は本考案の一実施例に係る油圧緩衝器を
部分的に示す縦断面図、第2図は従来例としての
油圧緩衝器を第1図と同様に示す縦断面図であ
る。 1……シリンダ、2……ピストン部、3……ピ
ストンロツド、3a,3b……連通孔、4……コ
ントロールロツド、4a,4b……ポート、5,
6……チエツク弁、7……リーフバルブ、8……
オリフイス、30……ピストンナツト、30a…
…油室、30b……ポート、31……シート部
材、31a……ポート、31b……オリフイス、
32……リーフバルブ、51……ノンリタンバル
ブ、53……ノンリタンスプリング、60……ノ
ンリタンバルブ、61……ノンリタンスプリン
グ、A……伸側室、B……圧側室、L……側路、
l……通路。
部分的に示す縦断面図、第2図は従来例としての
油圧緩衝器を第1図と同様に示す縦断面図であ
る。 1……シリンダ、2……ピストン部、3……ピ
ストンロツド、3a,3b……連通孔、4……コ
ントロールロツド、4a,4b……ポート、5,
6……チエツク弁、7……リーフバルブ、8……
オリフイス、30……ピストンナツト、30a…
…油室、30b……ポート、31……シート部
材、31a……ポート、31b……オリフイス、
32……リーフバルブ、51……ノンリタンバル
ブ、53……ノンリタンスプリング、60……ノ
ンリタンバルブ、61……ノンリタンスプリン
グ、A……伸側室、B……圧側室、L……側路、
l……通路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ピストン部によつてシリンダ内に区画形成さ
れた伸側室と圧側室との連通を可とする側路を
ピストンロツド内に形成してなると共に、当該
側路中にピストン部の摺動時に発生する伸側及
び圧側の各減衰力をそれぞれ高低調整し得るコ
ントロールバルブを回動可能に有してなる油圧
緩衝器において、コントロールバルブが伸側減
衰力を高減衰力に調整するときに圧側減衰力を
低減衰力に調整し得ると共に伸側減衰力を低減
衰力に調整するときに圧側減衰力を高減衰力に
調整し得るように設定されてなる一方で、上記
コントロールバルブ内には圧側流れを阻止する
圧側チエツク弁が配設されてなると共に、側路
には上記圧側チエツク弁で阻止された圧側流れ
を伸側室に向けて流通させる圧側流路が接続さ
れてなり、当該圧側流路はオリフイスを介して
上記伸側室と連通されてなり、かつ、上記圧側
流路の端部には当該圧側流路を介しての圧側流
れで作動する圧側バルブが隣接されてなり、上
記側路はその圧側室側端がピストンロツドの下
端に螺着のピストンナツト内に形成の油室に連
通されてなると共に、該油室には上記側路を介
しての伸側流れを阻止する伸側チエツク弁が配
設されてなる一方で、上記ピストンナツトには
上記伸側チエツク弁で阻止された伸側流れを圧
側室に向けて流通させる伸側流路が形成されて
なり、かつ、当該伸側流路はオリフイスを介し
て上記圧側室と連通されてなると共に、上記伸
側流路の端部には当該伸側流路を介しての伸側
流れで作動する伸側バルブが隣接されてなるこ
とを特徴とする油圧緩衝器。 (2) 圧側チエツク弁がコントロールバルブ内通路
の開口を閉塞するように配設されたノンリタン
バルブと、当該ノンリタンバルブを附勢するノ
ンリタンスプリングと、からなる実用新案登録
請求の範囲第1項記載の油圧緩衝器。 (3) 伸側流路と圧側室との連通を可とするオリフ
イスがリーフバルブを隣接させるピストンナツ
トにおけるシート部に打刻オリフイスとして形
成されてなる実用新案登録請求の範囲第1項記
載の油圧緩衝器。 (4) 伸側流路と圧側室との連通を可とするオリフ
イスがピストンナツト内に配設された伸側チエ
ツク弁部分に形成されてなる実用新案登録請求
の範囲第1項記載の油圧緩衝器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986016777U JPH0329626Y2 (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986016777U JPH0329626Y2 (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62130241U JPS62130241U (ja) | 1987-08-17 |
JPH0329626Y2 true JPH0329626Y2 (ja) | 1991-06-24 |
Family
ID=30808940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986016777U Expired JPH0329626Y2 (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0329626Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60139937A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-24 | Showa Mfg Co Ltd | 減衰力可変ダンパ− |
-
1986
- 1986-02-07 JP JP1986016777U patent/JPH0329626Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60139937A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-24 | Showa Mfg Co Ltd | 減衰力可変ダンパ− |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62130241U (ja) | 1987-08-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5404973A (en) | Damping force control type hydraulic shock absorber | |
JP2694465B2 (ja) | 油圧緩衝器 | |
JPS6224846Y2 (ja) | ||
JP4081589B2 (ja) | 減衰力調整式油圧緩衝器 | |
US4356898A (en) | Valve assembly and reduced harshness shock absorber embodying the same | |
US5226512A (en) | Variable damping force shock absorber with variable orifice for adjusting damping characteristics | |
US4800994A (en) | Hydraulic damper of adjustable damping force type | |
US5409090A (en) | Damping force control type hydraulic shock absorber | |
JPH0329626Y2 (ja) | ||
JP3066994B2 (ja) | 減衰力調整式ショックアブソーバ | |
JP4048507B2 (ja) | 減衰力調整式油圧緩衝器 | |
JPH0331869Y2 (ja) | ||
JP3988092B2 (ja) | 減衰力調整式油圧緩衝器 | |
JPH0828620A (ja) | 油圧緩衝器 | |
JPH023060B2 (ja) | ||
JP2517796Y2 (ja) | 液圧緩衝器 | |
JPH0439479Y2 (ja) | ||
JPH0244115Y2 (ja) | ||
JPH02217637A (ja) | 減衰力可変型液圧緩衝器 | |
JPH0353080Y2 (ja) | ||
JP2594756Y2 (ja) | 周波数感応型緩衝器 | |
JP3151751B2 (ja) | 減衰力調整式油圧緩衝器のピストン | |
JPH0516421Y2 (ja) | ||
JPH043140Y2 (ja) | ||
JPH03129137A (ja) | 減衰力可変型液圧緩衝器 |